JPH0691004A - 医療用チューブおよびその製造方法 - Google Patents

医療用チューブおよびその製造方法

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JPH0691004A
JPH0691004A JP4244523A JP24452392A JPH0691004A JP H0691004 A JPH0691004 A JP H0691004A JP 4244523 A JP4244523 A JP 4244523A JP 24452392 A JP24452392 A JP 24452392A JP H0691004 A JPH0691004 A JP H0691004A
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JP
Japan
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tube
reinforcing body
cut
medical
reinforcing
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JP4244523A
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English (en)
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Tadashi Kozai
正 香西
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Terumo Corp
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 目的は、作業性がよく、品質上の問題が発生
することなく、設備的に簡略できる先端が柔軟な医療用
チューブおよびその製造方法を提供することにある。 [構成] 医療用チューブ1は、チューブ本体10と、
チューブ本体10と相溶性がなく、チューブ本体10に
埋め込まれた螺旋状のプラスチック製補強体20とから
なる医療用チューブ1であって、医療用チューブ1の先
端部分100には補強体20がないことを特徴としてい
る。その製造方法としては、チューブ本体10と相溶性
のないプラスチック製の補強体20を螺旋状に埋め込ん
だチューブを成形し、所定長に切断した後、チューブ端
部18より補強体20を一部分引き出して切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用チューブおよび
その製造方法、例えば、気管内チューブなどのシャフト
部分に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用チューブには、チューブ自身の潰
れを防止するために補強体が埋め込まれているものがあ
るが、その補強体としてはステンレス線や剛性の高いプ
ラスチックが代表的なものとして挙げられる。そしてそ
のような補強体はチューブの壁内に螺旋状に埋め込まれ
ている。ただし、医療用チューブとしては、安全性の問
題から少なくとも患者の体内に入って行く先端の部分数
センチには、上述した補強体は無いほうが望ましい。
【0003】従来より、補強体入りチューブの製造方法
としては、ディッピング法、連続被覆法などが紹介され
ているが、これらの場合チューブ端部に補強体無しの部
分を作る方法としては、ディッピング法の場合は、螺
旋状補強体の長さを予め調整すること、連続被覆法の
場合は、成形・定寸カット後に補強体無しのチューブを
端部に接合する方法(特公昭60−15339号参照)
と、内層成形後に断続的に補強体を巻き付ける工程を
行う方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術には次のような問題点がある。すなわち、ディッ
ピング法は、補強体無しの部分を作るのは容易である
が、作業性が悪くコスト高となる。連続被覆後に補強
体無しチューブを後付けする方法では、成形後に端部へ
の後付けという工程が余分に入り、またその接着部分の
外れなど品質上の問題が発生する可能性がある。内層
チューブ成形後に補強体巻き工程を断続的に行う方法
は、断続的に巻いていくということ自体が非常に困難で
あり、巻始めの補強体の固定等、設備的に複雑になる虞
れがある。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、作業性がよく、品質上
の問題が発生することなく、設備的に簡略できる医療用
チューブとその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、チューブ本
体と、該チューブ本体と相溶性がなく、該チューブ本体
に埋め込まれた螺旋状のプラスチック製補強体とからな
る医療用チューブであって、該医療用チューブの先端部
分には該補強体がないことを特徴とする医療用チューブ
により達成される。
【0007】また、チューブ本体と相溶性のないプラス
チック製の補強体を螺旋状に埋め込んだチューブを成形
し、所定長に切断した後、該チューブ端部より該補強体
を一部分引き出して切断することを特徴とする医療用チ
ューブの製造方法により達成される。
【0008】また、チューブ本体と相溶性のないプラス
チック製の補強体を螺旋状に埋め込んだチューブを成形
し、所定長に切断した後、該チューブ端部より所定長の
箇所で該補強体を切断して、チューブ端部より切断され
た補強体を引き出すことを特徴とする医療用チューブの
製造方法により達成される。
【0009】
【作用】本発明の医療用チューブは、チューブ本体と、
該チューブ本体と相溶性がなく、該チューブ本体に埋め
込まれた螺旋状のプラスチック製補強体とからなる医療
用チューブであって、該医療用チューブの先端部分には
該補強体がないので、補強体がない部分が螺旋状の空間
となり、先端が柔軟になり、気管などの管状器官に挿入
・留置する際に安全である。また、先端柔軟部分がその
他の部分と一体的に形成されているので、品質上の問題
がなくなる。すなわち補強体無しチューブを後付けする
ことがなく接着部分の外れを確認する必要もなく、使用
時にも補強体無しチューブの外れという危険性もない。
【0010】また、本発明の医療用チューブの製造方法
は、チューブ本体と相溶性のないプラスチック製の補強
体を螺旋状に埋め込んだチューブを成形し、所定長に切
断した後、該チューブ端部より該補強体を一部分引き出
して切断するので、補強体のない成形物を後付けする工
程や補強体の断続巻きのような特殊な技術を使わずに、
先端に補強体無しの部分が得られる。
【0011】以下、本発明の作用を第1図乃至第3図を
参照して詳細に説明する。第1図は本発明の医療用チュ
ーブの製造方法によって製造した医療用チューブの一部
断面図であり、第2図は,本発明の製造方法の説明図、
第3図は参考例としての説明図である。なお、補強体を
螺旋状に埋め込んだチューブを成形し、所定長に切断す
る工程までは、第1図の医療用チューブによって説明す
る。
【0012】本発明の医療用チューブ1は、チューブ本
体10と、チューブ本体10と相溶性がなく、チューブ
本体10に埋め込まれた螺旋状のプラスチック製補強体
20とからなる医療用チューブ1であって、医療用チュ
ーブ1の先端部分100には補強体20がないことを特
徴としている。
【0013】最初に、心材に外装された内層チューブ1
2に螺旋状に補強体20を巻き付け、その後に巻き付け
られた補強体20全体を覆うように外層14を被覆する
工程からなる。外層14は押出成形によって被覆しても
よいし、ディッピングによっても可能である。
【0014】内層チューブ12の材質としては、軟質塩
化ビニル樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体、ポリウ
レタン、シリコーンゴム、ポリアミドエラストマー、軟
質フッ素樹脂などが使用できる。被覆する外層14に
は、内層チューブ12と同様の材料が好ましい。
【0015】内層12と外層14を併せたチューブ本体
の肉厚や外径、ルーメン径は医療用チューブの用途によ
って様々に異なるが、気管内チューブの場合、肉厚は、
1.0〜3.0mm程度であり、直径は、5.0〜1
5.0mm程度、ルーメン径は4.0〜10.0mm程
度である。
【0016】内層12と外層14の材料を同じに選択す
ると相溶性があり、両層が剥離する事なく補強体20の
位置を固定することができる。
【0017】補強体20は断面形状が円形もしくは楕円
形であり、その直径(平均直径)は0.5〜1.0mm
程度、特に0.5〜0.8mm程度とするのが好まし
い。補強体20の形成ピッチは、1.0〜15.0mm
程度、特に1.5〜5.0mm程度とするのが好まし
い。
【0018】補強体20の材質をしては、十分な補強効
果が得られる程度の剛性を有するプラスチックであれば
よく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のような
ポリエステル、ポリエチレン、ポリプピレンのようなポ
リオレフィン、硬質ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリ
スチレン、熱可塑性ポリウレタン、ポリカーボネート、
ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート
(PMMA)、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリ
オキシメチレン、高張力ポリビニルアルコール、フッ素
樹脂、ポリフッ化ビニリデン、エチレンー酢酸ビニルケ
ン化物、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエ
ーテルケトン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニ
レンスルフィド、液晶ポリアリレート、液晶ポリエステ
ルカーボネート、液晶ポリアゾメチン、液晶ポリエステ
ルアミドのような液晶ポリマー単体、またはこれらを含
むポリマーアロイが挙げられる。この内前述した内層1
2および外層14と補強体20と相溶性がない組み合わ
せとしては、内層・外層:軟質塩化ビニル樹脂ー補強
体:PET、内層・外層:軟質塩化ビニル樹脂−補強
体:ナイロン、内層:軟質塩化ビニル樹脂外層:ポリウ
レタン−補強体:PETなどが例示できる。
【0019】次に、外層14を被覆したチューブを所定
長に切断する工程に進む。これも医療用チューブの用途
によって切断長は異なるが、気管内チューブの場合は2
0〜50cm程度である。内層外層補強体共にプラスチ
ックを使用しているので切断は容易であり連続的に成形
するのに適している。気管内チューブの場合は斜めに切
断する。
【0020】次に、補強体の存在しない部分(先端部1
00)を作る方法として第2図に示す方法と第3図に示
す方法とがある。第2図に示す方法は切断面端部から補
強体20を引き出して、それを切断する方法であり、第
3図に示す方法は外層14表面から補強体20を切断
(もしくは切断しやすいように切り目を入れる)して端
部から引き抜く方法である。
【0021】第2図の方法から説明すると、チューブ本
体10の切断端部18には補強体20の端部22があ
り、第2図(b)のように端部22を所定長引き出して
切断具30で切断する。このときチューブ本体と補強体
20は相溶性がない材質を使用しているので比較的簡単
に引き出すことが可能であり、また補強体20の切断も
プラスチックであるので容易である。補強体20の伸び
とチューブ本体10のしなりによって端部22をペンチ
等で固定して引き出すことができる。切断した後は補強
体20の伸びとチューブ本体10のしなりはもとに戻っ
て、補強体20の切断部は元の位置へ戻り補強体10の
存在しない先端部100が形成される。
【0022】第3図の方法は、予め補強体10の存在し
ない距離の補強体20をカッター32でチューブ本体1
0表面から切断もしくは切断しやすいように傷を付けて
おく(第3図(a))。次に補強体10の端部22をペ
ンチ等で固定し、補強体10を引きずり出すことによっ
て(第3図(b))、補強体の存在しない先端部100
が形成される。
【0023】
【実施例】
(実施例1)外径9.0mm内径8.0mmの軟質塩化
ビニル樹脂チューブ表面に、直径0.7mmのポリエス
テル製糸をピッチ2.0mmで連続的に巻き付け、その
後、押し出し成形機により、内層と同じ樹脂を外層に被
覆し、長さ400mmで定寸カットを行った。それは外
径12.0mm内径8.0mm長さ400mmのポリエ
ステル糸補強体入りチューブであった。その後、チュー
ブ切断面よりペンチで補強体を30mm引き出し切断し
て、チューブ端に約3.0mmの補強体の存在しない部
分を形成した。さらに、その部分を先端加工型により熱
加工することにより、チューブ端部のエッジを取り、先
端がアールでさらに補強体突出の可能性の無い医療用チ
ューブが得られた。
【0024】(実施例2)ポリエステル糸補強体入りチ
ューブを得るまでは実施例1と同じであり、その後、チ
ューブ断面より30mmの部分で超音波カッター(島田
理化社製、UCT−100)により補強体を切断し、チ
ューブ切断面からそのカット部分までの補強体をペンチ
で引き抜き、チューブ端に約3.0mmの補強体の存在
しない部分を形成した。さらに、その部分を先端加工型
により熱加工することにより、チューブ端部のエッジを
取り、先端がアールでさらに補強体突出の可能性の無い
医療用チューブが得られた。
【0025】(実施例3,4)補強体をナイロン6(実
施例3)、ナイロン66(実施例4)にした以外は実施
例1と同じ。
【0026】(比較例1)外径9.0mm内径8.0m
mの軟質塩化ビニル樹脂チューブ表面に、直径0.5m
mのSUS線をピッチ2.0mmで連続的に巻き付け、
その後、押し出し成形機により、内層と同じ樹脂を外層
に被覆し、長さ400mmで定寸カットを行った。それ
は外径12.0mm内径8.0mm長さ400mmのS
US線補強体入りチューブであった。さらに、チューブ
断面を先端加工型により熱加工することにより、チュー
ブ端部のエッジを取った。
【0027】(比較例2)SUS線補強体入りチューブ
を得るまでは比較例1と同じ。その後チューブ断面によ
り30mmの部分で超音波カッターにより補強体をカッ
トしようとしたが切断は不可能であった。
【0028】上記、実施例1〜4、比較例1のチューブ
を用いて、気管モデルに挿入実験したところ、実施例1
〜4については問題無く挿入できたが、比較例1に関し
ては挿入途中でSUS線補強体のチューブ端からの著し
い突出が見られた。
【0029】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の医療用
チューブは、チューブ本体と、該チューブ本体と相溶性
がなく、該チューブ本体に埋め込まれた螺旋状のプラス
チック製補強体とからなる医療用チューブであって、該
医療用チューブの先端部分には該補強体がないので、補
強体がない部分が螺旋状の空間となり、先端が柔軟にな
り、気管などの管状器官に挿入・留置する際に安全であ
る。また、先端柔軟部分がその他の部分と一体的に形成
されているので、品質上の問題がなくなる。すなわち補
強体無しチューブを後付けすることがなく接着部分の外
れを確認する必要もなく、使用時にも補強体無しチュー
ブの外れという危険性もない。
【0030】股、本発明の医療用チューブの製造方法
は、チューブ本体と相溶性のないプラスチック製の補強
体を螺旋状に埋め込んだチューブを成形し、所定長に切
断した後、該チューブ端部より該補強体を一部分引き出
して切断することを特徴とするので、作業性がよく、品
質上の問題が発生することなく、設備的に簡略できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療用チューブを示す一部断面図であ
る。
【図2】本発明の製造方法の概略を示す図である。
【図3】本発明に関連する製造方法の概略を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 医療用チューブ 10 チューブ本体 12 内層チューブ 14 外層 18 切断端部 20 補強体 100 先端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブ本体と、該チューブ本体と相溶性
    がなく、該チューブ本体に埋め込まれた螺旋状のプラス
    チック製補強体とからなる医療用チューブであって、該
    医療用チューブの先端部分には該補強体がないことを特
    徴とする医療用チューブ。
  2. 【請求項2】チューブ本体と相溶性のないプラスチック
    製の補強体を螺旋状に埋め込んだチューブを成形し、所
    定長に切断した後、該チューブ端部より該補強体を一部
    分引き出して切断することを特徴とする医療用チューブ
    の製造方法。
JP4244523A 1992-09-14 1992-09-14 医療用チューブおよびその製造方法 Pending JPH0691004A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150120950A (ko) * 2012-12-18 2015-10-28 드루몬드 사이언티픽 컴퍼니 체외 수정을 제어하기 위한 방법 및 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150120950A (ko) * 2012-12-18 2015-10-28 드루몬드 사이언티픽 컴퍼니 체외 수정을 제어하기 위한 방법 및 장치

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