JPH0691100B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0691100B2
JPH0691100B2 JP63143629A JP14362988A JPH0691100B2 JP H0691100 B2 JPH0691100 B2 JP H0691100B2 JP 63143629 A JP63143629 A JP 63143629A JP 14362988 A JP14362988 A JP 14362988A JP H0691100 B2 JPH0691100 B2 JP H0691100B2
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正高 加藤
喜久雄 渡辺
健明 岡部
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工業技術院長
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体素子の高信頼性技術に係り、特に外部環
境による素子劣化を防止するために好適な半導体装置に
関する。
[従来の技術] 従来の装置は、特願昭58-124697に記載のように、バイ
ポーラトランジスタのベース表面全面に、不純物濃度が
1018cm-3以上でベースと同一導電形の高濃度不純物層を
設けることにより、素子表面における再結合電流の増加
を防ぎ、高湿度・高温度等の劣悪な環境条件下における
経時変化による素子特性の劣化を防止していた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術は、バイポーラトランジスタのベース表面
全面に、1018cm-3以上という高濃度な不純物領域を形成
していたため、ベース・コレクタ接合が、素子表面で高
不純物濃度接合となり、ベース・コレクタ耐圧が低下す
るという問題点があった。さらに、耐圧低下を防止しよ
うとすれば、ベース・コレクタ間に、不純物濃度の低い
領域を形成することが必要となり、素子面積の増大や、
製造工程の増加をまねいていた。
本発明の目的は、単に素子表面の不純物高濃度化を図る
のではなく、高温度、湿度や電離性放射線環境下におけ
る素子劣化の原因となるシリコン/シリコン酸化膜界面
の界面準位の増加を防止し、かつ、界面準位の影響を受
けにくい素子構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、バイポーラトランジスタの活性領域表面全
面に、例えばイオン打込み法により表面酸化膜を通して
As,P,B等の不純物を表面酸化膜内およびシリコン基板表
面に注入させ、その不純物プロファイルを第1図に示す
ように、素子表面酸化膜中に1019cm-3以上のピーク濃度
を有し、さらに、シリコン/シリコン酸化膜界面では、
1018cm-3以下に濃度が減少するように形成することによ
り、達成される。
[作用] 経時変化による素子劣化の中でも、電離性放射線環境
は、特に素子を早く劣化させる。電離性放射線による素
子劣化は以下のようにして生じる。すなわち、放射線が
半導体素子に照射されると、素子表面酸化膜中に電子・
正孔対が発生し、その中でも、移動度の低い正孔がとり
残される。残存した正孔が、酸化膜中のトラップに捕獲
され正の固定電荷を形成したり、シリコン/シリコン酸
化膜界面に捕獲され界面準位を形成したりする。このた
め、バイポーラトランジスタでは、界面準位を通して再
結合電流が流れ、電流増幅率(電流利得)の低下が生じ
る。この傾向は、素子表面からシリコン基板方向に電界
の加わる領域において顕著であり、素子分離領域におい
ては、寄生MOSトランジスタの反転等によりリーク電流
の増加も問題となる。
したがって、半導体素子の耐放射線性を高めるために
は、酸化膜中において残存する正孔数を減少させること
が必要となる。そこで、第1図に示すような不純物プロ
ファイルを、シリコン/シリコン酸化膜構造に持たせる
ことにより、素子表面酸化膜中に正孔に対する再結合中
心を多数形成し、放射線照射によって発生・残存する正
孔の数の低減化を図ることが可能となる。これによりシ
リコン/シリコン酸化膜界面に形成される界面準位や酸
化膜中の正の固定電荷形成を抑えることができる。ま
た、シリコン基板側に不純物を拡散させることによって
素子表面の不純物濃度が高くなり、再結合電流の原因と
なる少数キャリアに対してエネルギー障壁が高くなるた
め、再結合電流そのものの低減化が可能となる。
[実施例] 以下、本発明の第1の実施例を第2図により説明する。
第2図は、横型pnpトランジスタの断面構造を示した図
である。n形エピタキシャル層3内に、p形エミッタ領
域5およびp形コレクタ領域6を形成し、p形領域5,6
を除くn形エピタキシャル層3の表面に、Asイオンの打
込みによるn+形領域7を成した。このとき、第2図のA
A′におけるAsイオンの打込みによるn形領域のプロフ
ァイルは、第1図に示すように設定した。すなわち、n
形エピタキシャル層表面酸化膜8中に不純物濃度のピー
クを有し、その値は、1019cm-3以上である。さらに、n
形エピタキシャル層3の表面にn+形領域7を有し、その
表面濃度は1018cm-3以下であり、この値は、p形エミツ
タ領域5およびp形コレクタ領域6の表面濃度より低
く、その深さは表面より0.3μm以下となっている。こ
のAsイオンの打込み領域をホトマスク・レジスト等を用
いてn形エピタキシャル層3表面の一部に制限すること
も可能であるが、第2図に示すような酸化膜分離構造の
場合には、ウェハ全面にAsイオンを打ち込むこともでき
る。この場合には、500nm以上の膜厚を有するシリコン
酸化膜4の中にAsイオンが止まるようにAsイオン打込み
エネルギーが制御されているため、p形チャネルストッ
パー領域7の表面不純物濃度の低下は生じない。
従来、横型pnpトランジスタのベース表面に形成されて
いた表面高濃度層は、高濃度リンケイ酸ガラス膜(PS
G)の堆積及び拡散工程または、不純物濃度のピーク値
がシリコン基板内にあるようなAsイオン打込みにより形
成されていた。このため、0.3μmを越える深い領域ま
で不純物高濃度層が形成されてしまい、素子形成時の電
流増幅率低下をまねいていた。この点、本発明では、0.
3μm以下の表面近傍にのみ不純物高濃度層を形成する
ことが可能となり、バイポーラ素子の微細化時において
も、素子形成時の電流増幅率低下をまねくことなく、耐
放射線性を向上させることが可能となった。
本発明の第2の実施例を第3図により説明する。第3図
は、npnトランジスタの断面構造図を示している。p形
領域14をベースとし、n+形領域15をエミッタ、n形エピ
タキシャル層3をコレクタとして、縦形のnpnトランジ
スタを形成した。さらに、第1図に示すようなプロファ
イルを有するように、Asイオンのイオン打込みを行いn
形エピタキシャル層3の表面酸化膜8中に1019cm-3以上
のピーク濃度を有し、n形エピタキシャル層3の表面に
おいて、不純物濃度が1018cm-3以下となる高濃度層7を
形成した。本実施例ではAsイオン打込みをウェハーの全
面にわたって行っているが、特にショトキーバリアダイ
オード等を形成する工程を含む場合には、ホトマスク及
びレジスト等を用いて、Asイオン打込み領域を限定する
ことができる。
本発明によれば、不純物高濃度層7の濃度が1018cm-3
下に抑えられているため、ベース・コレクタ間の耐圧低
下をまねくことなく、放射線照射によるコレクタ・ベー
ス間リーク電流の増加を防ぐことができる。
第4図に、本発明の第3の実施例を示す。第4図は、バ
イポーラ型集積回路の素子分離領域の断面構造を示して
いる。シリコン基板1上に、500nm以上の膜厚を有する
シリコン酸化膜4が形成されている。上記素子分離領域
に、酸化膜4を形成後ボロンをイオン種としてイオン打
込み10を行い、酸化膜4中にピーク値1019cm-3以上を有
し、シリコン/シリコン酸化膜界面で1018cm-3以下とな
るように、ボロンのプロファイルを形成した。これによ
り、素子分離領域中に、正孔に対する再結合中心を多数
形成することができ、正の固定電荷蓄積を防止し、寄生
MOSトランジスタのしきい値電圧低下を防止するととも
に、同一イオン打込み工程により、チャネルストッパ
(ガードリング)領域9を形成することができる。本実
施例は、バイポーラ素子分離領域のみならず、微細化さ
れたCMOSプロセスの素子分離領域についても適用が可能
である。
第5図は、100nmの熱酸化膜にAsを用いてイオン打込み
を行った結果を示している。酸化膜中のAsイオンのピー
ク濃度は、□印で約1016cm-3,▽印で約1020cm-3であ
り、ピーク濃度を1019cm-3以上とすることにより○印の
Asイオン打込みなしに比べて界面準位密度の増加を20%
以下に抑えることが可能となった。第6図には膜厚が55
0nmの熱酸化膜にPを用いて酸化膜中に約1020cm-3のピ
ークを持つようにイオン打込みを行った結果を示す。酸
化膜中の固定電荷量についても、酸化膜中にピークを持
つようにイオン打込みを行うことにより、放射線による
増加量を50%以下に抑える効果のあることが明らかとな
った。
[発明の効果] 本発明によれば、半導体素子表面の酸化膜中に再結合中
心などを多数形成し、さらに、同一プロセスによりシリ
コン基板表面に高濃度不純物層を形成することができる
ので、電離性放射線環境や経時変化などによりシリコン
/シリコン酸化膜界面に形成される界面準位の増加を抑
え、素子劣化を防止するという効果がある。具体的に
は、素子の表面酸化膜の厚さが100nm以下の場合にはAs
(ヒ素)イオンを、また100nmを越える場合にはB(ボ
ロン)またはP(リン)イオンを用いて、1015cm-2程度
のドーズ量でイオン打込みを行うことにより、酸化膜中
のピーク濃度が1019cm-3以上の高濃度プロファイルを得
ることができ、素子劣化が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に用いた不純物プロファイル
を示す項、第2図は、本発明の第1の実施例を示すpnp
トランジスタの断面構造図、第3図は、本発明の第2の
実施例を示すnpnトランジスタの断面構造図、第4図
は、本発明の第3の実施例を示す、素子分離領域の断面
構造図、第5図は界面準位密度の変化を示した図、第6
図は固定電荷量の変化を示した図である。 1……p形シリコン基板、2……n+形埋込層、3……n
形エピタキシャル層、4・8……表面酸化膜、5……p
形エミッタ層、6……p形コレクタ層、7……n+形高濃
度層、9……p形チャネルストッパ層、10……イオン打
込みによる不純物打込み領域、11……保護膜、12……電
極、13……n+形高濃度層、14……p形ベース層、15……
n+形エミッタ層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n形シリコン層と該シリコン層の中に設け
    られたバイポーラトランジスタと、上記n形シリコン層
    上に設けられたシリコン酸化膜とを有し、不純物として
    ヒ素(As),ボロン(B)またはリン(P)を用い、上
    記シリコン酸化膜中に1×1019cm-3以上の最大不純物濃
    度を有し、上記シリコン層と上記シリコン酸化膜との界
    面において1×1018cm-3以下の不純物濃度を有する不純
    物プロファイルを形成し、かつ上記n形シリコン層表面
    に高濃度不純物層を有することを特徴とする半導体装
    置。
JP63143629A 1988-06-13 1988-06-13 半導体装置 Expired - Lifetime JPH0691100B2 (ja)

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JPH021932A JPH021932A (ja) 1990-01-08
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