JPH0691319A - 外表面疵発生の少ない継目無鋼管圧延方法 - Google Patents
外表面疵発生の少ない継目無鋼管圧延方法Info
- Publication number
- JPH0691319A JPH0691319A JP4243801A JP24380192A JPH0691319A JP H0691319 A JPH0691319 A JP H0691319A JP 4243801 A JP4243801 A JP 4243801A JP 24380192 A JP24380192 A JP 24380192A JP H0691319 A JPH0691319 A JP H0691319A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolled
- guide
- steel pipe
- seamless steel
- rolling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 対向する一対の圧延ロールと拘束ガイドによ
る継目無鋼管の圧延工程において、ガイドの焼き付きを
軽減して、外表面疵発生の少ない継目無鋼管を得るため
の効果的な手段の提供。 【構成】 被圧延材がロールを離れた後ガイドに接触す
るまでに高圧の冷却水を外表面に吹き付けて、表層のみ
を瞬間的に温度を低下させながら圧延する。被圧延材の
表面を急冷する位置としては、できるだけ急冷層を表層
のみに限定する意味でガイドに接触し始める直前が望ま
しい。高圧の噴射水は、ガイドの幅以下の噴射水幕を鋼
管表面に垂直に当て、表層の500μm以内が被圧延材
内部の温度より50〜150℃程度低下していることが
望ましい。被圧延材と拘束ガイドとの接触界面での滑り
摩擦を容易にし、焼き付きやメタル、スケールの剥離を
抑制するとともに、拘束ガイドを冷却する効果もある。
る継目無鋼管の圧延工程において、ガイドの焼き付きを
軽減して、外表面疵発生の少ない継目無鋼管を得るため
の効果的な手段の提供。 【構成】 被圧延材がロールを離れた後ガイドに接触す
るまでに高圧の冷却水を外表面に吹き付けて、表層のみ
を瞬間的に温度を低下させながら圧延する。被圧延材の
表面を急冷する位置としては、できるだけ急冷層を表層
のみに限定する意味でガイドに接触し始める直前が望ま
しい。高圧の噴射水は、ガイドの幅以下の噴射水幕を鋼
管表面に垂直に当て、表層の500μm以内が被圧延材
内部の温度より50〜150℃程度低下していることが
望ましい。被圧延材と拘束ガイドとの接触界面での滑り
摩擦を容易にし、焼き付きやメタル、スケールの剥離を
抑制するとともに、拘束ガイドを冷却する効果もある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面疵の生成を低減せ
しめる継目無鋼管の圧延に関わる。
しめる継目無鋼管の圧延に関わる。
【0002】
【従来技術】継目無鋼管は、一般的には、中実の素材を
高温に加熱した後、穿孔、延伸、マンドレル圧延、サイ
ジングの主要工程を経て、連続的に中空形状に成形され
る。
高温に加熱した後、穿孔、延伸、マンドレル圧延、サイ
ジングの主要工程を経て、連続的に中空形状に成形され
る。
【0003】これらの工程のうち前段の穿孔と延伸過程
は、対向する一対のロールと一対の拘束ガイドによって
行われる様式が一般的である。
は、対向する一対のロールと一対の拘束ガイドによって
行われる様式が一般的である。
【0004】そして、この工程においては被圧延材の変
形抵抗はできるだけ小さいことが望ましいので、被圧延
材は極力高温に加熱された状態で圧延される。この加熱
された被圧延材の圧延時にはロールは常に冷却水がかけ
られ、ロール表面の温度上昇は低く抑えられているが、
拘束ガイドは無注水状態で行われ、しかも数十本から数
百本の鋼管を連続圧延する間、交換されることなく連続
使用される。
形抵抗はできるだけ小さいことが望ましいので、被圧延
材は極力高温に加熱された状態で圧延される。この加熱
された被圧延材の圧延時にはロールは常に冷却水がかけ
られ、ロール表面の温度上昇は低く抑えられているが、
拘束ガイドは無注水状態で行われ、しかも数十本から数
百本の鋼管を連続圧延する間、交換されることなく連続
使用される。
【0005】この工程中、拘束ガイドと被圧延材とは強
烈なすべり摩擦現象が起こっており、ガイドと被圧延材
表層との焼き付きが起こり易い。また、ガイドによる被
圧延材表層のスケールやメタルの削り取りないしは剥ぎ
取りが起こり易い。これらの現象が起こると、圧延後の
鋼管製品にへげ(ラップ)、飛び込み、ピットなどと称
される表面疵が生成される。へげ疵は表層でのメタルフ
ローの異常により折れ重なりが起こったり、剪断変形に
よる材料の割れによって生成し、飛び込みは剥離したメ
タルやスケールの破片が被圧延材の表面に不完全圧着す
ることで発生し、ピットは飛び込んだ付着物が圧着せず
に剥離した場合にできると考えられている。
烈なすべり摩擦現象が起こっており、ガイドと被圧延材
表層との焼き付きが起こり易い。また、ガイドによる被
圧延材表層のスケールやメタルの削り取りないしは剥ぎ
取りが起こり易い。これらの現象が起こると、圧延後の
鋼管製品にへげ(ラップ)、飛び込み、ピットなどと称
される表面疵が生成される。へげ疵は表層でのメタルフ
ローの異常により折れ重なりが起こったり、剪断変形に
よる材料の割れによって生成し、飛び込みは剥離したメ
タルやスケールの破片が被圧延材の表面に不完全圧着す
ることで発生し、ピットは飛び込んだ付着物が圧着せず
に剥離した場合にできると考えられている。
【0006】いずれにしても 従来の継目無鋼管圧延で
は、これらの圧延疵が大なり小なり慢性的に発生してい
る。疵はその程度に対応して、継目無鋼管製品の歩留り
低下や疵削除のための手入れを必要とし、製造コストの
上昇と物流錯綜、製造工期の長期化などの問題の大きな
要因となっている。また、疵が多発した場合には、拘束
ガイドの耐用寿命が低下するという問題も起こってお
り、鋼管製品の寸法精度の点でも劣化の方向に向かう。
は、これらの圧延疵が大なり小なり慢性的に発生してい
る。疵はその程度に対応して、継目無鋼管製品の歩留り
低下や疵削除のための手入れを必要とし、製造コストの
上昇と物流錯綜、製造工期の長期化などの問題の大きな
要因となっている。また、疵が多発した場合には、拘束
ガイドの耐用寿命が低下するという問題も起こってお
り、鋼管製品の寸法精度の点でも劣化の方向に向かう。
【0007】従来、これらガイドの焼き付きを軽減する
方策として、特開平1−148405号公報にはガイド
の摺動面を特定の組成とすること、特開平2−2248
08号公報には、ガイド面に焼き付き防止剤を供給する
こと等が提案されている。
方策として、特開平1−148405号公報にはガイド
の摺動面を特定の組成とすること、特開平2−2248
08号公報には、ガイド面に焼き付き防止剤を供給する
こと等が提案されている。
【0008】ところが、これらの対策は、穿孔、延伸の
工程でのガイドの焼き付きの原因そのものを除去するも
のではないので、その結果には自ずと限界がある。
工程でのガイドの焼き付きの原因そのものを除去するも
のではないので、その結果には自ずと限界がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、対向
する一対の圧延ロールと拘束ガイドによる継目無鋼管の
圧延工程において、ガイドの焼き付きを軽減して、外表
面疵発生の少ない継目無鋼管を得るための効果的な手段
を提供することにある。
する一対の圧延ロールと拘束ガイドによる継目無鋼管の
圧延工程において、ガイドの焼き付きを軽減して、外表
面疵発生の少ない継目無鋼管を得るための効果的な手段
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、高温の被圧延
材とガイドが接触していることが疵生成の主原因であ
り、そして疵防止のためにガイドと被圧延材との滑り摩
擦係数を低下させて焼き付きを防ぐのが有効な手段であ
るという知見に基づき、その具体的な手法として、被圧
延材の表層のみを急冷すれば良いことを見出した。
材とガイドが接触していることが疵生成の主原因であ
り、そして疵防止のためにガイドと被圧延材との滑り摩
擦係数を低下させて焼き付きを防ぐのが有効な手段であ
るという知見に基づき、その具体的な手法として、被圧
延材の表層のみを急冷すれば良いことを見出した。
【0011】すなわち、本発明は、対向する一対の圧延
ロールと拘束ガイドによる継目無鋼管の圧延工程におい
て、被圧延材がロールを離れた後ガイドに接触するまで
に高圧の冷却水を外表面に吹き付けて、表層のみを瞬間
的に温度を低下させながら圧延することを特徴とする。
ロールと拘束ガイドによる継目無鋼管の圧延工程におい
て、被圧延材がロールを離れた後ガイドに接触するまで
に高圧の冷却水を外表面に吹き付けて、表層のみを瞬間
的に温度を低下させながら圧延することを特徴とする。
【0012】被圧延材の表面を急冷する位置としてかな
り広い範囲が想定されるが、できるだけ急冷層を表層の
みに限定する意味で、ロールとガイドとの隙間が必要条
件であり、ガイドに接触し始める直前が望ましい。その
他の位置では、冷却部が大きくなり過ぎ、その後の圧延
での圧延反力が増すので通管性が悪くなる。
り広い範囲が想定されるが、できるだけ急冷層を表層の
みに限定する意味で、ロールとガイドとの隙間が必要条
件であり、ガイドに接触し始める直前が望ましい。その
他の位置では、冷却部が大きくなり過ぎ、その後の圧延
での圧延反力が増すので通管性が悪くなる。
【0013】冷却方法は同じ理由で高圧の噴射水とする
のがよい。水の圧力、流量は、とくに限定されないが、
ガイドの幅以下の噴射水幕を鋼管表面に垂直に当てるの
が望ましい。
のがよい。水の圧力、流量は、とくに限定されないが、
ガイドの幅以下の噴射水幕を鋼管表面に垂直に当てるの
が望ましい。
【0014】急冷の度合いとしては、表層の500μm
以内が被圧延材内部の温度(通常は約1000〜120
0℃)より50〜150℃程度低下していることが望ま
しい。
以内が被圧延材内部の温度(通常は約1000〜120
0℃)より50〜150℃程度低下していることが望ま
しい。
【0015】
【作用】被圧延材の表面のみを高圧の噴射水で急冷する
ことによって、被圧延材と拘束ガイドとの接触界面での
滑り摩擦を容易にし、焼き付きやメタル、スケールの剥
離を抑制することができる。
ことによって、被圧延材と拘束ガイドとの接触界面での
滑り摩擦を容易にし、焼き付きやメタル、スケールの剥
離を抑制することができる。
【0016】高圧の冷却水の外表面への吹き付けによっ
て、被圧延材を冷やすと同時に拘束ガイドを冷却する効
果もある。
て、被圧延材を冷やすと同時に拘束ガイドを冷却する効
果もある。
【0017】
【実施例】供試鋼に炭素鋼(0.13%C−0.2%S
i−1.2%Mn)、Cr−Mo系低合金鋼、および1
3%Cr鋼を使用し、継目無鋼管を圧延した。
i−1.2%Mn)、Cr−Mo系低合金鋼、および1
3%Cr鋼を使用し、継目無鋼管を圧延した。
【0018】鋼管の圧延サイズは仕上がり寸法で外径:
300mmφ,肉厚:llmm,長さ:11.5mの一
定条件とした。鋼管圧延は、工程順に穿孔機−延伸機−
プラグミル−磨管機−再熱炉−サイザーにより実施し、
本発明法は延伸圧延機に適用した。圧延本数は各水準毎
にそれぞれ5本づつとした。
300mmφ,肉厚:llmm,長さ:11.5mの一
定条件とした。鋼管圧延は、工程順に穿孔機−延伸機−
プラグミル−磨管機−再熱炉−サイザーにより実施し、
本発明法は延伸圧延機に適用した。圧延本数は各水準毎
にそれぞれ5本づつとした。
【0019】試験結果を従来法と比較して表1に示す。
【0020】
【表1】 結果の評価は、パイプ一本当たりの疵発生平均個数で行
ったが、本発明法の場合、いずれの鋼種でも外表面の疵
発生が従来法に比較して極端に減少することが明らかで
ある。一方 拘束ガイドの耐用寿命も格段に延びること
が確認された。
ったが、本発明法の場合、いずれの鋼種でも外表面の疵
発生が従来法に比較して極端に減少することが明らかで
ある。一方 拘束ガイドの耐用寿命も格段に延びること
が確認された。
【0021】
【発明の効果】本発明によって、継目無鋼管製品の外表
面疵の発生が激減する。このことは、製品の表面品質の
向上とともに、歩留りの向上や疵手入れ費用の削減に大
きく寄与する。
面疵の発生が激減する。このことは、製品の表面品質の
向上とともに、歩留りの向上や疵手入れ費用の削減に大
きく寄与する。
Claims (1)
- 【請求項1】 対向する一対の圧延ロールと拘束ガイド
による継目無鋼管の圧延工程において、被圧延材がロー
ルを離れた後ガイドに接触するまでに高圧の冷却水を外
表面に吹き付けて、表層のみを瞬間的に温度を低下させ
ながら圧延することを特徴とする外表面疵発生の少ない
継目無鋼管圧延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4243801A JPH0691319A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 外表面疵発生の少ない継目無鋼管圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4243801A JPH0691319A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 外表面疵発生の少ない継目無鋼管圧延方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0691319A true JPH0691319A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17109150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4243801A Pending JPH0691319A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 外表面疵発生の少ない継目無鋼管圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0691319A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6348424B1 (en) | 1998-11-11 | 2002-02-19 | Nec Corporation | Low-temperature calcined glass ceramic and a manufacturing process therefor |
| CN110508625A (zh) * | 2019-10-17 | 2019-11-29 | 东北大学 | 用于中小口径热轧无缝钢管的在线控制冷却装置及方法 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP4243801A patent/JPH0691319A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6348424B1 (en) | 1998-11-11 | 2002-02-19 | Nec Corporation | Low-temperature calcined glass ceramic and a manufacturing process therefor |
| CN110508625A (zh) * | 2019-10-17 | 2019-11-29 | 东北大学 | 用于中小口径热轧无缝钢管的在线控制冷却装置及方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102341193B (zh) | 顶头、穿孔轧机及采用该穿孔轧机的无缝管的制造方法 | |
| CN100574909C (zh) | 无缝管的制造方法 | |
| US20110023569A1 (en) | Method for Producing Seamless Pipe | |
| JPH0691319A (ja) | 外表面疵発生の少ない継目無鋼管圧延方法 | |
| JP4314884B2 (ja) | 熱間継目無管圧延用マンドレルバー | |
| JP3401118B2 (ja) | シーム疵のない厚鋼板の製造方法 | |
| JP2591386B2 (ja) | 熱間圧延用潤滑剤およびその潤滑剤を使用した管内面潤滑方法 | |
| JP2867910B2 (ja) | 継目無鋼管の浸炭防止方法 | |
| JP5076659B2 (ja) | 熱間圧延用Crメッキマンドレルバーの使用方法 | |
| JPH05269507A (ja) | クロム含有鉄基合金の継目無鋼管の製造方法 | |
| JPH05185131A (ja) | 継目無ステンレス鋼管の製造方法 | |
| JP5632624B2 (ja) | 条鋼の製造方法 | |
| JP4332991B2 (ja) | 熱間圧延設備 | |
| JP3163954B2 (ja) | 表面品質の優れた熱延鋼板の製造方法 | |
| DE102018117405A1 (de) | Verfahren zum Entzundern eines Kupferausgangsmaterials für ein Fertigen eines Kupferproduktes und Kupferprodukt | |
| EP1795274A1 (en) | METHOD FOR HOT WORKING OF Cr-CONTAINING STEEL | |
| KR20040093475A (ko) | 오스테나이트계 스테인레스강 얇은 띠형 주조편의 제조방법 | |
| JPH0966303A (ja) | 表面性状に優れた熱延鋼板の製造方法 | |
| JP3407704B2 (ja) | 高炭素継目無鋼管の製造方法 | |
| JPH05271781A (ja) | 冷間圧延用ステンレス予備処理鋼帯の製造方法及び装置 | |
| JP2001323324A (ja) | 表面性状の良好な熱延鋼板の製造方法 | |
| JP2768221B2 (ja) | 金属ストリップ用コイルグラインダー装置 | |
| JP3932567B2 (ja) | 継目無鋼管製造のためのエロンゲータ圧延用粒状潤滑剤及びエロンゲータ圧延法 | |
| JP2672392B2 (ja) | 薄スケール熱延鋼板の製造方法 | |
| JPH0452008A (ja) | ステンレス冷延鋼帯の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991112 |