JPH05185131A - 継目無ステンレス鋼管の製造方法 - Google Patents
継目無ステンレス鋼管の製造方法Info
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- JPH05185131A JPH05185131A JP2182392A JP2182392A JPH05185131A JP H05185131 A JPH05185131 A JP H05185131A JP 2182392 A JP2182392 A JP 2182392A JP 2182392 A JP2182392 A JP 2182392A JP H05185131 A JPH05185131 A JP H05185131A
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- JP
- Japan
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- elongator
- hollow shell
- stainless steel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 二重穿孔方式のプラグミル圧延法による継目
無ステンレス鋼管の製造において、エロンゲータでのホ
ローシェルの延伸圧延での内面カブレ疵を防止する。 【構成】 C:0.2%以下、Ni:6.0%以上、C
r:16.0%以上を含み、さらに必要に応じてMo≧
1.0%、Ti≧0.1%、Nb:≧0.1%のうちの
1種以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物か
らなるオーステナイト系ステンレス鋼から継目無管を製
造する方法において、穿孔機により穿孔されたホローシ
ェル1の内面に、エロンゲータでの延伸圧延中、プラグ
4の先端から冷却水を噴射して内面全体を冷却し、加工
熱による内面温度の上昇を抑制して内面カブレ疵を防止
する。 【効果】 エロンゲータでのホローシェル内面カブレ疵
発生による歩留低下や、製管能率、稼働率の低下を抑制
できる。
無ステンレス鋼管の製造において、エロンゲータでのホ
ローシェルの延伸圧延での内面カブレ疵を防止する。 【構成】 C:0.2%以下、Ni:6.0%以上、C
r:16.0%以上を含み、さらに必要に応じてMo≧
1.0%、Ti≧0.1%、Nb:≧0.1%のうちの
1種以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物か
らなるオーステナイト系ステンレス鋼から継目無管を製
造する方法において、穿孔機により穿孔されたホローシ
ェル1の内面に、エロンゲータでの延伸圧延中、プラグ
4の先端から冷却水を噴射して内面全体を冷却し、加工
熱による内面温度の上昇を抑制して内面カブレ疵を防止
する。 【効果】 エロンゲータでのホローシェル内面カブレ疵
発生による歩留低下や、製管能率、稼働率の低下を抑制
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マンネスマン・プラ
グミル方式による継目無ステンレス鋼管の製造方法に関
する。
グミル方式による継目無ステンレス鋼管の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】プラグミル圧延法では、穿孔機が負担す
る加工量が大きく、所定外径以上の製品を製造する場合
は、過酷な薄肉穿孔を避けるためエロンゲータを設置し
た二重穿孔方式が採用されている。上記二重穿孔方式の
エロンゲータでの圧延においては、ピアサーにより穿孔
されたホローシェルを延伸圧延するのであるが、材質に
よってはホローシェル内面にピット疵やカブレ疵が発生
する場合がある。ホローシェル内面へのピット疵の発生
は、エロンゲータでの延伸圧延において穿孔材を冷却し
てその硬度を上げ、すなわち、変形抵抗を大きくするこ
とによってピット疵発生を抑制できる。また、実際に硬
い材質、例えばステンレス鋼、Cr−Mo鋼等の穿孔材
ではピット疵の発生が極めて少ないことが確認されてい
る(特開昭58−168405号公報)。
る加工量が大きく、所定外径以上の製品を製造する場合
は、過酷な薄肉穿孔を避けるためエロンゲータを設置し
た二重穿孔方式が採用されている。上記二重穿孔方式の
エロンゲータでの圧延においては、ピアサーにより穿孔
されたホローシェルを延伸圧延するのであるが、材質に
よってはホローシェル内面にピット疵やカブレ疵が発生
する場合がある。ホローシェル内面へのピット疵の発生
は、エロンゲータでの延伸圧延において穿孔材を冷却し
てその硬度を上げ、すなわち、変形抵抗を大きくするこ
とによってピット疵発生を抑制できる。また、実際に硬
い材質、例えばステンレス鋼、Cr−Mo鋼等の穿孔材
ではピット疵の発生が極めて少ないことが確認されてい
る(特開昭58−168405号公報)。
【0003】マンネスマン・プラグミル方式による継目
無鋼管の製造において、内面に付着したスケールに起因
するプラグミルやリーラミルでの内面疵を防止する方法
としては、圧延ロールとプラグの間で素管を圧延するに
際し、該素管内に冷却水と潤滑剤を同時に噴射する継目
無金属管の製造において、冷却水を素管内面の周方向の
全域にほぼ均等に噴射すると共に、潤滑剤を素管内面の
周方向の全域にほぼ均等に噴射する方法(特開昭63−
154207号公報)、圧延前にプラグ内に潤滑剤を注
入し、圧延開始と共にマンドレルバー内に配管された冷
却水と前記潤滑剤とを混合させ、この混合物をプラグ先
端部に設けられた孔から素管内面に噴射させながら圧延
を行う方法(特開昭63−188407号公報)等が提
案されている。
無鋼管の製造において、内面に付着したスケールに起因
するプラグミルやリーラミルでの内面疵を防止する方法
としては、圧延ロールとプラグの間で素管を圧延するに
際し、該素管内に冷却水と潤滑剤を同時に噴射する継目
無金属管の製造において、冷却水を素管内面の周方向の
全域にほぼ均等に噴射すると共に、潤滑剤を素管内面の
周方向の全域にほぼ均等に噴射する方法(特開昭63−
154207号公報)、圧延前にプラグ内に潤滑剤を注
入し、圧延開始と共にマンドレルバー内に配管された冷
却水と前記潤滑剤とを混合させ、この混合物をプラグ先
端部に設けられた孔から素管内面に噴射させながら圧延
を行う方法(特開昭63−188407号公報)等が提
案されている。
【0004】一方、特開昭58−168405号公報に
開示のとおり、オーステナイト系ステンレス鋼のような
高合金鋼は、難加工性、高変形抵抗のため、エロンゲー
タでの延伸圧延において内面の一部がプラグによりえぐ
り取られた後、再び穿孔材内面にプリントされて生じる
ピット疵の発生が極めて少ないことが知られている。し
かしながら、ステンレス鋼は、表1に示すとおり、エロ
ンゲータでの加工時の発熱が大きく、普通鋼に比較して
管内面にカブレ疵が発生し易い。特にMoを含有するS
US316系のステンレス鋼は、その傾向が顕著であ
り、SUS304系に比較して変形抵抗が大きく、かつ
低融点であることから、エロンゲータでの拡管圧延にお
いて結晶粒界が溶融し、そこを起点として圧延時に粒界
溶融状のカブレ疵が多発する傾向にある。
開示のとおり、オーステナイト系ステンレス鋼のような
高合金鋼は、難加工性、高変形抵抗のため、エロンゲー
タでの延伸圧延において内面の一部がプラグによりえぐ
り取られた後、再び穿孔材内面にプリントされて生じる
ピット疵の発生が極めて少ないことが知られている。し
かしながら、ステンレス鋼は、表1に示すとおり、エロ
ンゲータでの加工時の発熱が大きく、普通鋼に比較して
管内面にカブレ疵が発生し易い。特にMoを含有するS
US316系のステンレス鋼は、その傾向が顕著であ
り、SUS304系に比較して変形抵抗が大きく、かつ
低融点であることから、エロンゲータでの拡管圧延にお
いて結晶粒界が溶融し、そこを起点として圧延時に粒界
溶融状のカブレ疵が多発する傾向にある。
【0005】
【表1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記、特開昭63−1
542075号公報に開示の方法は、プラグミル、リー
ラミルにおいて、冷却水を素管内面に噴射して生成して
いるスケールを冷却させて脆化し、さらに崩壊させて圧
延時における管内面への噛み込みを防止すると共に、潤
滑剤噴射口から噴射される潤滑剤をプラグと管内面に供
給して、プラグと管内面とを効果的に潤滑し、これによ
り素管内面スケールの存在に起因する内面疵の発生を防
止するものである。また、特開昭63−188407号
公報に開示の方法は、リーリングにおける管内面冷却、
デスケーリングおよび内面潤滑を同時に行うことによっ
て、管内面のスケールに起因する内面疵を防止すると共
に、マンドレルバーの構造を簡略化するものである。
542075号公報に開示の方法は、プラグミル、リー
ラミルにおいて、冷却水を素管内面に噴射して生成して
いるスケールを冷却させて脆化し、さらに崩壊させて圧
延時における管内面への噛み込みを防止すると共に、潤
滑剤噴射口から噴射される潤滑剤をプラグと管内面に供
給して、プラグと管内面とを効果的に潤滑し、これによ
り素管内面スケールの存在に起因する内面疵の発生を防
止するものである。また、特開昭63−188407号
公報に開示の方法は、リーリングにおける管内面冷却、
デスケーリングおよび内面潤滑を同時に行うことによっ
て、管内面のスケールに起因する内面疵を防止すると共
に、マンドレルバーの構造を簡略化するものである。
【0007】また、特開昭58−168405号公報に
開示のとおり、炭素鋼等に対する内面ピット疵対策とし
てデスケーリングを目的とし、付随効果としてプラグの
冷却効果による寿命延長を図るもので、硬い材質、例え
ばステンレス鋼やCr−Mo鋼は、エロンゲータにおけ
る拡管圧延においてピット疵の発生が極めて少ないと記
載されている。一方、工具による機械疵は、低温になる
ほど変形抵抗が大となるため発生し易いと考えられてお
り、一般に高合金鋼の圧延において、特にホローシェル
内面を水冷するというは、従来の考え方からすれば常識
外ということができる。
開示のとおり、炭素鋼等に対する内面ピット疵対策とし
てデスケーリングを目的とし、付随効果としてプラグの
冷却効果による寿命延長を図るもので、硬い材質、例え
ばステンレス鋼やCr−Mo鋼は、エロンゲータにおけ
る拡管圧延においてピット疵の発生が極めて少ないと記
載されている。一方、工具による機械疵は、低温になる
ほど変形抵抗が大となるため発生し易いと考えられてお
り、一般に高合金鋼の圧延において、特にホローシェル
内面を水冷するというは、従来の考え方からすれば常識
外ということができる。
【0008】この発明の目的は、二重穿孔方式のプラグ
ミル圧延法による継目無ステンレス鋼管の製造におい
て、エロンゲータでのホローシェルの延伸圧延における
内面カブレ疵の発生を防止できる方法を提供することに
ある。
ミル圧延法による継目無ステンレス鋼管の製造におい
て、エロンゲータでのホローシェルの延伸圧延における
内面カブレ疵の発生を防止できる方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意試験研究を重ねた。その結果、エロン
ゲータでのステンレス鋼ホローシェルの延伸圧延におけ
る内面カブレ疵の発生は、エロンゲータでの加工度の大
きい薄肉品ほどカブレ疵が発生し易い。しかし薄肉品ほ
どエロンゲータでの延伸圧延前後の内面温度が低いとい
うデータが得られた。この結果を基にホローシェル内面
のある1点のエロンゲータでの延伸圧延前後における温
度履歴は、図3のように推定される。したがって、エロ
ンゲータでの加工度が大きく、表面温度上昇の大きい薄
肉品についても、延伸圧延中のホローシェル内面の温度
上昇を抑制できれば、内面カブレ疵も防止できると考
え、プラグ先端部から冷却水を噴射して冷却したとこ
ろ、エロンゲータでの延伸圧延後の内面温度が低下し、
カブレ疵の発生が防止できることを確認し、この発明に
到達した。
を達成すべく鋭意試験研究を重ねた。その結果、エロン
ゲータでのステンレス鋼ホローシェルの延伸圧延におけ
る内面カブレ疵の発生は、エロンゲータでの加工度の大
きい薄肉品ほどカブレ疵が発生し易い。しかし薄肉品ほ
どエロンゲータでの延伸圧延前後の内面温度が低いとい
うデータが得られた。この結果を基にホローシェル内面
のある1点のエロンゲータでの延伸圧延前後における温
度履歴は、図3のように推定される。したがって、エロ
ンゲータでの加工度が大きく、表面温度上昇の大きい薄
肉品についても、延伸圧延中のホローシェル内面の温度
上昇を抑制できれば、内面カブレ疵も防止できると考
え、プラグ先端部から冷却水を噴射して冷却したとこ
ろ、エロンゲータでの延伸圧延後の内面温度が低下し、
カブレ疵の発生が防止できることを確認し、この発明に
到達した。
【0010】すなわちこの発明は、C:0.2%以下、
Ni:6.0%以上、Cr:16.0%以上を含有し、
残部がFeと不可避的不純物からなるオーステナイト系
ステンレス鋼から継目無管を製造する方法において、ピ
アサーで穿孔されたホローシェルを傾斜ロール式エロン
ゲータで延伸圧延中に、プラグ先端より冷却水を噴射す
るのである。
Ni:6.0%以上、Cr:16.0%以上を含有し、
残部がFeと不可避的不純物からなるオーステナイト系
ステンレス鋼から継目無管を製造する方法において、ピ
アサーで穿孔されたホローシェルを傾斜ロール式エロン
ゲータで延伸圧延中に、プラグ先端より冷却水を噴射す
るのである。
【0011】また、C:0.2%以下、Ni:6.0%
以上、Cr:16.0%以上を含有し、さらにMo:
1.0%以上、Ti:0.1%以上、Nb:0.1%以
上のうちの1種または2種以上を含み、残部がFeと不
可避的不純物からなるオーステナイト系ステンレス鋼か
ら継目無管を製造する方法において、ピアサーで穿孔さ
れたホローシェルを傾斜ロール式エロンゲータで延伸圧
延中に、プラグ先端より冷却水を噴射するのである。
以上、Cr:16.0%以上を含有し、さらにMo:
1.0%以上、Ti:0.1%以上、Nb:0.1%以
上のうちの1種または2種以上を含み、残部がFeと不
可避的不純物からなるオーステナイト系ステンレス鋼か
ら継目無管を製造する方法において、ピアサーで穿孔さ
れたホローシェルを傾斜ロール式エロンゲータで延伸圧
延中に、プラグ先端より冷却水を噴射するのである。
【0012】
【作用】この発明においては、オーステナイト系ステン
レス鋼のピアサーで穿孔されたホローシェルを、傾斜ロ
ール式エロンゲータで延伸圧延中にプラグ先端より冷却
水を噴射するから、延伸圧延において温度が上昇して
も、ホローシェル内面温度を1300℃以下に抑制する
ことができ、内面温度上昇による結晶粒界の溶融が防止
されてカブレ疵の発生を防止することができる。特に、
Mo、Ti、Nbのうちの一種または2種以上が添加さ
れたSUS316系、SUS317系、SUS321系
およびSUS347系のオーステナイト系ステンレス鋼
は、これら元素の添加によって高温強度が上昇し、延伸
圧延における変形抵抗が大となり、加工熱が発生し易く
なっているので、特に効果的である。
レス鋼のピアサーで穿孔されたホローシェルを、傾斜ロ
ール式エロンゲータで延伸圧延中にプラグ先端より冷却
水を噴射するから、延伸圧延において温度が上昇して
も、ホローシェル内面温度を1300℃以下に抑制する
ことができ、内面温度上昇による結晶粒界の溶融が防止
されてカブレ疵の発生を防止することができる。特に、
Mo、Ti、Nbのうちの一種または2種以上が添加さ
れたSUS316系、SUS317系、SUS321系
およびSUS347系のオーステナイト系ステンレス鋼
は、これら元素の添加によって高温強度が上昇し、延伸
圧延における変形抵抗が大となり、加工熱が発生し易く
なっているので、特に効果的である。
【0013】
実施例1 以下にこの発明方法の詳細を実施の一例を示す図面に基
いて説明する。図1はこの発明方法を実施する装置の要
部拡大側断面図、図2は図1のA−A視図である。図1
において、1はピアサーで穿孔されたオーステナイト系
ステンレス鋼のホローシェル、2はホローシェル1を延
伸圧延するエロンゲータの傾斜ロール、3はエロンゲー
タのプラグバーで、プラグバー3の先端にはプラグ4が
装着されている。プラグバー3の中心には冷却水通路5
が形成され、冷却水通路5はプラグ4の冷却水噴射孔6
に連通する通路7と通じており、エロンゲータでの延伸
圧延中、冷却水通路5から冷却水を供給し、プラグ4の
通路7を介して冷却水噴出孔6からホローシェル1の内
面に冷却水が噴射できるよう構成する。
いて説明する。図1はこの発明方法を実施する装置の要
部拡大側断面図、図2は図1のA−A視図である。図1
において、1はピアサーで穿孔されたオーステナイト系
ステンレス鋼のホローシェル、2はホローシェル1を延
伸圧延するエロンゲータの傾斜ロール、3はエロンゲー
タのプラグバーで、プラグバー3の先端にはプラグ4が
装着されている。プラグバー3の中心には冷却水通路5
が形成され、冷却水通路5はプラグ4の冷却水噴射孔6
に連通する通路7と通じており、エロンゲータでの延伸
圧延中、冷却水通路5から冷却水を供給し、プラグ4の
通路7を介して冷却水噴出孔6からホローシェル1の内
面に冷却水が噴射できるよう構成する。
【0014】上記のとおり構成したから、ピアサーで穿
孔されたホローシェル1をエロンゲータの傾斜ロール2
とプラグ4で延伸圧延するに際し、冷却水通路5から冷
却水を供給し、プラグ4の通路7を介して冷却水噴出孔
6からホローシェル1の内面に冷却水を噴射し、ホロー
シェル1の内面を冷却水により冷却するのである。この
冷却水によるホローシェル1内面の冷却によって、変形
抵抗の大きく、高温強度の高いオーステナイト系ステン
レス鋼の結晶粒界の溶融温度である1300℃以下に保
持され、結晶粒界の溶融部を起点とするカブレ疵の発生
を防止することができる。
孔されたホローシェル1をエロンゲータの傾斜ロール2
とプラグ4で延伸圧延するに際し、冷却水通路5から冷
却水を供給し、プラグ4の通路7を介して冷却水噴出孔
6からホローシェル1の内面に冷却水を噴射し、ホロー
シェル1の内面を冷却水により冷却するのである。この
冷却水によるホローシェル1内面の冷却によって、変形
抵抗の大きく、高温強度の高いオーステナイト系ステン
レス鋼の結晶粒界の溶融温度である1300℃以下に保
持され、結晶粒界の溶融部を起点とするカブレ疵の発生
を防止することができる。
【0015】実施例2 上記実施例1の装置を使用し、表2に示す成分組成のS
US316系のオーステナイト系ステンレス鋼のピアサ
ーで穿孔した直径240mm、肉厚27mm、長さ50
10mmの外面温度1180℃のホローシェルを、傾斜
ロール式のエロンゲータにおいて、傾斜角度6.0°、
延伸比1.96で延伸圧延し、直径278mm、肉厚1
1mm、長さ9810mmとなし、ついでプラグミル、
サイザー、リーラにより直径267.4mm、肉厚9.
3mm、長さ12000mmの成品に仕上げた。この場
合において、エロンゲータでのホローシェル内面への冷
却水噴射による水冷テストを実施した。水冷方式は、プ
ラグ先端に直径8mmの冷却水噴射孔を4個穿孔し、プ
ラグバーの冷却水通路から20kg/cm2で冷却水を
噴射してホローシェル内面を冷却した。また、比較のた
め、冷却水を噴射しない場合について同様に延伸圧延を
実施した。そしてエロンゲータ出口におけるホローシェ
ル内面温度を測定すると共に、内面カブレ疵の発生状況
を目視観察した。その結果を図2に示す。
US316系のオーステナイト系ステンレス鋼のピアサ
ーで穿孔した直径240mm、肉厚27mm、長さ50
10mmの外面温度1180℃のホローシェルを、傾斜
ロール式のエロンゲータにおいて、傾斜角度6.0°、
延伸比1.96で延伸圧延し、直径278mm、肉厚1
1mm、長さ9810mmとなし、ついでプラグミル、
サイザー、リーラにより直径267.4mm、肉厚9.
3mm、長さ12000mmの成品に仕上げた。この場
合において、エロンゲータでのホローシェル内面への冷
却水噴射による水冷テストを実施した。水冷方式は、プ
ラグ先端に直径8mmの冷却水噴射孔を4個穿孔し、プ
ラグバーの冷却水通路から20kg/cm2で冷却水を
噴射してホローシェル内面を冷却した。また、比較のた
め、冷却水を噴射しない場合について同様に延伸圧延を
実施した。そしてエロンゲータ出口におけるホローシェ
ル内面温度を測定すると共に、内面カブレ疵の発生状況
を目視観察した。その結果を図2に示す。
【0016】
【表2】
【0017】図3に示すとおり、エロンゲータでの延伸
圧延中のホローシェル内面を水冷することによって、エ
ロンゲータ出口でのホローシェル内面温度が低下し、内
面カブレ疵の発生が皆無となっている。これに対しエロ
ンゲータでの延伸圧延中ホローシェル内面を水冷しなか
った場合は、エロンゲータ出口でのホローシェル内面温
度の低下が少なく、1250℃以上の場合はいずれも内
面カブレ疵が発生している。このことは、圧延中のホロ
ーシェル内面温度が低下していると考えられ、図3の推
定が正しかったものと思われる。
圧延中のホローシェル内面を水冷することによって、エ
ロンゲータ出口でのホローシェル内面温度が低下し、内
面カブレ疵の発生が皆無となっている。これに対しエロ
ンゲータでの延伸圧延中ホローシェル内面を水冷しなか
った場合は、エロンゲータ出口でのホローシェル内面温
度の低下が少なく、1250℃以上の場合はいずれも内
面カブレ疵が発生している。このことは、圧延中のホロ
ーシェル内面温度が低下していると考えられ、図3の推
定が正しかったものと思われる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明方法によれ
ば、エロンゲータでのホローシェルの延伸圧延中に、ホ
ローシェル内面全面にわたり冷却水を噴射して冷却する
ことによって、エロンゲータでの内面カブレ疵の発生を
防止することができ、高価なステンレス鋼の内面不良に
よる歩留低下や、製管能率、稼働率の低下を抑制でき
る。
ば、エロンゲータでのホローシェルの延伸圧延中に、ホ
ローシェル内面全面にわたり冷却水を噴射して冷却する
ことによって、エロンゲータでの内面カブレ疵の発生を
防止することができ、高価なステンレス鋼の内面不良に
よる歩留低下や、製管能率、稼働率の低下を抑制でき
る。
【図1】この発明方法を実施する装置の配置を示す全体
側面図である。
側面図である。
【図2】実施例2におけるエロンゲータ出口のホローシ
ェル内面温度と冷却水噴射の有無とカブレ疵の発生状況
を示すグラフである。
ェル内面温度と冷却水噴射の有無とカブレ疵の発生状況
を示すグラフである。
【図3】エロンゲータでのホローシェルの延伸圧延時の
内面温度推移の推定のグラフである。
内面温度推移の推定のグラフである。
1 ホローシェル 2 傾斜ロール 3 プラグバー 4 プラグ 5 冷却水通路 6 冷却水噴射孔 7 通路
Claims (2)
- 【請求項1】 C:0.2%以下、Ni:6.0%以
上、Cr:17.0%以上を含有し、残部がFeと不可
避的不純物からなるオーステナイト系ステンレス鋼から
継目無管を製造する方法において、ピアサーで穿孔され
たホローシェルを傾斜ロール式エロンゲータで延伸圧延
中に、プラグ先端より冷却水を噴射することを特徴とす
る継目無ステンレス鋼管の製造方法。 - 【請求項2】 C:0.2%以下、Ni:6.0%以
上、Cr:17.0%以上を含有し、さらにMo:1.
0%以上、Ti:0.1%以上、Nb:0.1%以上の
うちの1種または2種以上を含み、残部がFeと不可避
的不純物からなるオーステナイト系ステンレス鋼から継
目無管を製造する方法において、ピアサーで穿孔された
ホローシェルを傾斜ロール式エロンゲータで延伸圧延中
に、プラグ先端より冷却水を噴射することを特徴とする
継目無ステンレス鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2182392A JPH05185131A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 継目無ステンレス鋼管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2182392A JPH05185131A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 継目無ステンレス鋼管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05185131A true JPH05185131A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=12065788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2182392A Pending JPH05185131A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 継目無ステンレス鋼管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05185131A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103639204A (zh) * | 2013-12-24 | 2014-03-19 | 湖州华祥不锈钢管有限公司 | 一种冷轧工艺用的芯棒 |
| RU2509616C1 (ru) * | 2012-07-02 | 2014-03-20 | Открытое акционерное общество "Синарский трубный завод" (ОАО "СинТЗ") | Способ смазки внутренней поверхности гильзы-трубы |
| CN104384191A (zh) * | 2014-10-17 | 2015-03-04 | 天津钢管集团股份有限公司 | P92铁素体耐热钢无缝钢管的穿孔热轧生产方法 |
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1992
- 1992-01-10 JP JP2182392A patent/JPH05185131A/ja active Pending
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