JPH0692127A - 車両の振動低減装置 - Google Patents

車両の振動低減装置

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JPH0692127A
JPH0692127A JP24308192A JP24308192A JPH0692127A JP H0692127 A JPH0692127 A JP H0692127A JP 24308192 A JP24308192 A JP 24308192A JP 24308192 A JP24308192 A JP 24308192A JP H0692127 A JPH0692127 A JP H0692127A
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signal
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Shin Takehara
伸 竹原
Naoki Ikeda
直樹 池田
Hiroshi Somai
浩史 仙井
Norihiko Nakao
憲彦 中尾
Chiaki Mitsufuji
千明 三藤
Shingo Harada
真悟 原田
Yutaka Tsukahara
裕 塚原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体に伝達される路面振動とは逆位相で同振
幅の加振力を発して車両振動を低減するサスマウントに
対し、サスペンション装置の緩衝特性に応じて最適な振
動低減動作を行わせる。 【構成】 アクティブサスペンション装置を備えた車両
のサスマウント11に対し、アクティブサスペンション
装置のバネ定数及び減衰力の変化に伴う車両の伝達特性
の変化に応じてリファレンス信号Rを変更して、サスマ
ウント11に出力される加振信号Aを補正して迅速且つ
正確な振動低減制御を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の振動低減装置に
関し、特に、サスペンション装置と車体部材との間に配
設されたサスマウント部材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平3−28440
6号公報に開示されているように、サスペンション装置
の上端部をサスマウント部材を介して車体フレーム等に
連結すると共に、このサスマウント部材を、車体フレー
ムに対して加振力を与えることができるような構成とし
ておき、車輪からサスペンション装置を介して車体フレ
ームに入力される路面振動に対して、逆位相で且つ同振
幅の振動を、サスマウント部材によって車体フレームに
付与するようにして、車体に発生する振動を低減するよ
うにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、アク
ティブサスペンションや減衰力が段階的に切換えられる
ような緩衝特性が可変とされたサスペンション装置が開
発されており、このようなサスペンション装置を有する
車両に関しては、上述した路面から車体に伝達される振
動状態が、サスペンション装置の緩衝特性の変化に伴っ
て変化することになる。つまり、このサスペンション装
置の緩衝特性によって、同じ路面上を走行した場合でも
車両に発生する振動状態が変化することになる。
【0004】従って、このようなサスペンション装置を
備えた車両に対して上述したようなサスマウント部材を
採用した場合、サスペンション装置の緩衝特性が変化し
て車体の振動状態が変化した際、この緩衝特性の変化に
対する追従性が十分ではなく、振動を迅速且つ効果的に
低減することはできず、十分な振動低減機能を発揮させ
ることができないばかりでなく、逆に、加振力によって
車体振動を増幅させてしまう虞れもあった。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、このような緩衝特性が変化するサス
ペンション装置に設けられるサスマウント部材に対し
て、サスペンショ装置の緩衝特性が変化したような場合
であっても、路面振動を迅速且つ確実に低減することが
できる構成を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、緩衝特性が可変なサスペンション装置を
備えた車両に対し、加振力を発生するサスマウント部材
に、前記緩衝特性の変化に応じて加振状態を変化させる
ようにした。具体的に請求項1記載の発明は、図1に示
すように、緩衝特性が可変とされたサスペンション装置
と車体部材との間に配設され加振力を発生するように構
成されたアクチュエータ11と、振動源から前記サスペ
ンション装置を経て車体部材に伝達される振動とは逆位
相且つ同振幅の加振力がアクチュエータ11から発せら
れるように、該アクチュエータ11に駆動信号を送信す
る制御手段31とを備えた車両の振動低減装置を前提と
している。そして、前記制御手段31に、前記サスペン
ション装置3の緩衝特性に基いて前記駆動信号を補正す
る駆動信号補正手段36を設けるような構成としてい
る。
【0007】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の車両の振動低減装置において、車体部材の振動を検出
して振動信号を発する振動センサを備えさせ、制御手段
に、前記車体部材の振動伝達特性に応じた伝達関数を有
するデジタルフィルタを備えさせる。また、該制御手段
を、サスペンション装置を経て車体部材に伝達される振
動の振動源から発せられる振動に基くリファレンス信号
を受け、該リファレンス信号に基いて、車体部材に伝達
される振動とは逆位相且つ同振幅の加振力がアクチュエ
ータから発せられるような駆動信号を作成すると共に、
前記デジタルフィルタの伝達関数及び前記振動センサか
らの振動信号に基いて前記作成した駆動信号をフィード
バック補正し、該フィードバック補正した駆動信号を前
記アクチュエータに送信することによって該アクチュエ
ータに加振力を発生させて車体部材に伝達される振動を
低減するような構成とする。そして、駆動信号補正手段
が、前記デジタルフィルタの伝達関数を、サスペンショ
ン装置の緩衝特性に基いて変更して駆動信号を補正する
ような構成としている。
【0008】請求項3記載の発明は、前記請求項1記載
の車両の振動低減装置において、車体部材の振動を検出
して振動信号を発する振動センサを備えさせ、制御手段
に、前記振動センサからの振動信号が入力されて該振動
信号に収束係数を乗算する収束係数乗算回路を備えさせ
る。また、該制御手段を、サスペンション装置を経て車
体部材に伝達される振動の振動源から発せられる振動に
基くリファレンス信号を受け、該リファレンス信号に基
いて、車体部材に伝達される振動とは逆位相且つ同振幅
の加振力がアクチュエータから発せられるような駆動信
号を作成すると共に、前記振動センサからの振動信号に
基いて前記作成した駆動信号をフィードバック補正し、
該フィードバック補正した駆動信号を前記アクチュエー
タに送信することによって該アクチュエータに加振力を
発生させて車体部材に伝達される振動を低減するような
構成とする。そして、駆動信号補正手段が、前記収束係
数乗算回路において乗算される収束係数をサスペンショ
ン装置の緩衝特性に基いて変更して駆動信号を補正する
ような構成としている。
【0009】請求項4記載の発明は、前記請求項3記載
の車両の振動低減装置において、駆動信号補正手段が、
サスペンション装置の減衰力が所定値以上になったと
き、収束係数乗算回路において乗算される収束係数を所
定値以下に小さくするような構成としている。
【0010】請求項5記載の発明は、図2に示すよう
に、緩衝特性が可変とされたサスペンション装置と車体
部材との間に配設され加振力を発生するように構成され
たアクチュエータ11と、振動源から前記サスペンショ
ン装置を経て車体部材に伝達される振動とは逆位相且つ
同振幅の加振力がアクチュエータ11から発せられるよ
うに、該アクチュエータ11に駆動信号を送信する制御
手段31とを備えた車両の振動低減装置を前提としてい
る。そして、前記制御手段31に、前記サスペンション
装置3の緩衝特性に基いて前記駆動信号のアクチュエー
タ11への送信及び送信停止を切換える駆動信号送信手
段41を設けるような構成としている。
【0011】請求項6記載の発明は、前記請求項5記載
の車両の振動低減装置において、駆動信号送信手段が、
サスペンション装置の減衰力が所定値以上になったと
き、駆動信号のアクチュエータへの送信を停止するよう
な構成としている。
【0012】
【作用】上記の構成により本発明では以下に述べるよう
な作用が得られる。請求項1記載の発明では、振動源か
らサスペンション装置を経て車体部材に振動が伝達され
る状況において、制御手段は、サスペンション装置と車
体部材との間に配設されたアクチュエータに駆動信号を
送信し、この駆動信号によってアクチュエータは、前記
振動とは逆位相且つ同振幅の加振力を発して車体部材に
伝達される振動を低減することになる。そして、サスペ
ンション装置の緩衝特性が変更された場合、駆動信号補
正手段が、この変更された緩衝特性に基いてアクチュエ
ータに送信される駆動信号を補正する。これにより、ア
クチュエータは、サスペンション装置の緩衝特性の変更
に追従した加振力を発生して、迅速に振動を低減する。
【0013】請求項2記載の発明では、サスペンション
装置を経て車体部材に伝達される振動の振動源から発せ
られる振動に基くリファレンス信号及び車体部材の振動
を検出する振動センサの振動信号を制御手段が受け、該
制御手段は、前記リファレンス信号に基いて、車体部材
に伝達される振動とは逆位相且つ同振幅の加振力がアク
チュエータから発せられるような駆動信号を作成する。
また、デジタルフィルタの伝達関数及び前記振動センサ
の振動信号に基いて前記作成した駆動信号がフィードバ
ック補正され、この補正された駆動信号が前記アクチュ
エータに送信されることによって該アクチュエータが加
振力を発して車体部材に伝達される振動を低減する。そ
して、この際、駆動信号補正手段によって、デジタルフ
ィルタの伝達関数が、サスペンション装置の緩衝特性に
基いて変更される。従って、アクチュエータがサスペン
ション装置の制御状態に応じた最適な振動低減動作を行
うことになり、車体部材に伝達される振動が効率良く低
減される。
【0014】請求項3及び4記載の発明では、サスペン
ション装置の緩衝特性が変更された場合、駆動信号補正
手段が、この変更された緩衝特性に基いて収束係数乗算
回路において乗算される収束係数を変更し、これによっ
てアクチュエータに送信される駆動信号が補正される。
そして、特に、請求項4記載の発明では、サスペンショ
ン装置の減衰力が所定値以上になったとき、収束係数を
所定値以下に小さくすることにより、駆動信号の過大振
動に対する追従性を低下させて制御の安定性を良好に確
保するようにしている。つまり、ここで設定される収束
係数の所定値は、駆動信号の振動に対する追従性が十分
に小さくなる程度の値となっている。
【0015】請求項5及び6記載の発明では、サスペン
ション装置の緩衝特性に基いて駆動信号送信手段が、駆
動信号のアクチュエータへの送信及び送信停止を切換え
る。そして、特に、請求項6記載の発明では、サスペン
ション装置の減衰力が所定値以上になったとき、駆動信
号のアクチュエータへの送信を停止することにより、車
体にサスペンション装置からの振動が伝達され易い状況
において振動低減制御を行わず、運転者に車両の走行状
態を知らしめることによって走行安定性を確保するよう
にしている。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の第1実施例を図3以下の
図面に基いて説明する。図3において、1は車体、2,
2は本発明でいう振動源の1つである前後の各車輪であ
って、該車輪2は、サスペンション装置3を介して車体
に連結されている。また、このサスペンション装置3
は、緩衝特性が可変とされた所謂アクティブサスペンシ
ョン装置であって、例えば路面状況などに応じて、減衰
力やバネ定数が変化されてその緩衝特性が変化されるよ
うになっている。また、4は、前記車体1のボンネット
1a下方のエンジンルーム1b内に配置されたエンジン
である。
【0017】次に、前記サスペンション装置3及びその
周辺構造について説明する。図4に示すように、このサ
スペンション装置3は、本発明でいう振動源の1つであ
って、前記車輪2に連結されるナックルアーム5と、該
ナックルアーム5の上端部を支持するアッパアーム6
と、前記ナックルアーム5の下端部を支持するロアアー
ム7と、このロアアーム7に対して下端部が連結される
と共に、上端部が本発明でいう車体部材としての車体フ
レーム8(具体的には、サスタワーアッパ)に連結され
たショックアブソーバ9とを備えている。
【0018】また、前記ロアアーム7とショックアブソ
ーバ9との連結部の近傍には振動センサ10が取付けら
れている。この振動センサ10は上下方向の加速度を検
出する加速度センサで成っており、ロアアーム7を介し
てショックアブソーバ9に伝達される上下方向の振動、
つまり路面振動を検知するようになっている。
【0019】そして、このサスペンション装置3の上端
部には、該サスペンション装置3と車体フレーム8とを
連結する本発明でいうアクチュエータとしてのサスマウ
ント11が配設されている。このサスマウント11の構
成について説明すると、図5に示すように、サスマウン
ト11は、前記サスペンション装置3の上端部に形成さ
れたボルト部分3aが締結される底板11aを備えてい
る。つまり、この底板11aの中央部にボルト挿入用の
孔が形成されており、この孔に前記ボルト部分3aが挿
入され、その上方からナットNが螺着されることによっ
てサスペンション装置3の上端部に本サスマウント11
が取付けられている。また、このサスマウント11にお
ける前記ナットNに近接した外周側には円筒状を呈して
上方に延びる円筒部11bが形成されており、この円筒
部11bの下端部が前記底板11aの上面に溶着されて
いる。また、この円筒部11bの上端には、該上端から
水平方向外側に向って延びる上板11cが一体形成され
ている。そして、前記円筒部11bの外周面における上
下方向中央部よりも僅かに下側位置には、前記車体フレ
ーム8が溶着されている。これにより、前記底板11
a、円筒部11b及び上板11cによって形成された空
間は、前記車体フレーム8によって上下に区画されてい
る。そして、この上下に区画された空間のうち上側空間
にはゴム部材11dが充填されている一方、下側空間に
は、ゴム部材11eと、多数枚の圧電素子11f,11
f,…が積層されて成る圧電アクチュエータ11gとが
配設されている。この圧電アクチュエータ11gは、通
電すると、各圧電素子11f,11f間に所定の圧力が
発生して、夫々の間隔を大きくするような力が働くよう
になっており、また、通電を停止すると、この力が解除
されて各圧電素子11f,11f間が元の状態に戻るよ
うになっている。そして、このような動作を交互に繰り
返すことによって、前記車体フレーム8と底板11aと
の間隔が変化し、結果として加振力が発生されるような
構成とされている。
【0020】また、図3に示すように、前記振動センサ
10の検出信号はコントローラ12に入力され、該コン
トローラ12により、前記振動センサ10で検出される
上下加速度信号等に基いて上記サスマウント11を加振
制御して車体フレーム8に伝達される路面振動等を低減
するような構成とされている。
【0021】また、図3における13は車輪に近接して
配設されて該車輪の回転速度を検出する車輪速センサで
あって、14は車速を検出する車速センサであり、夫々
の信号は前記コントローラ12に入力されるようになっ
ている。
【0022】次に、上記コントローラ12における車両
振動の低減制御のブロック構成を図6に基いて説明す
る。同図において、15は前記振動センサ10によって
検出された路面振動に基いてこの路面振動の周期を測定
する路面振動周期測定回路、16は該路面振動周期測定
回路15にて測定された路面振動周期に基いて路面振動
に関連するリファレンス信号R1を発生するリファレン
ス信号発生器である。また、17は車体フレーム8に配
設されて該車体フレーム8の振動を検出する本発明でい
う振動センサとしての加速度センサ18からの振動信号
としての加速度信号を設定ゲインG2で増幅する増幅
器、19は該増幅器17で増幅された加速度信号の低周
波成分を濾波するローパスフィルタ、20は該ローパス
フィルタ19で濾波された加速度信号をアナログ値から
デジタル値に変換するA/D変換器、21は該A/D変
換器20からの加速度信号Sを入力し、該加速度信号S
に基いて上記サスマウント11を加振制御する駆動信号
としての加振信号Aを生成する加振信号生成器である。
更に、22は該加振信号生成器21にて生成される加振
信号Aをデジタル値からアナログ値に変換するD/A変
換器、23は該D/A変換器22からの加振信号の低周
波成分を濾波するローパスフィルタ、24は該ローパス
フィルタ23で濾波された加振信号を設定ゲインG1で
増幅する増幅器であって、該増幅器24で増幅された加
振信号は上記サスマウント11に出力される。また、2
5は前記車輪速センサ13からの信号に基いて車輪回転
数の周期を測定する車輪速周期測定回路、26は該車輪
速周期測定回路25にて測定された車輪速周期に基いて
車輪速に関連するリファレンス信号R2を発生するリフ
ァレンス信号発生器であって、このリファレンス信号R
2が前記加振信号生成器21に送信されるようになって
いる。また、前記加振信号生成器21には、前記車速セ
ンサ14からの車速信号も入力されるようになってい
る。
【0023】そして、上記加振信号生成器21は、その
加振信号の生成のアルゴリズムとして、最小二乗法(L
east Mean Square Method(=
LMS))の適応アルゴリズムが用いられる。この最小
二乗法の適応アルゴリズムを用いた加振信号生成器21
の内部構成を図7に示す。同図において、27は、該加
振信号生成器21から加振信号Aを出力した後、この加
振信号Aによりサスマウント11が加振制御され、その
結果車両振動に変化があり、この車両振動の変化が加速
度センサ18で検出されてその加速度信号Sが加振信号
生成器21に入力されるまでの伝達関数Hをモデル化し
たデジタルフィルタ、28は加速度センサ18からの加
速度信号Sに収束係数αを乗算する回路、29は前記リ
ファレンス信号Rを伝達特性Hを有するデジタルフィル
タ27を通過させた出力と、前記加速度信号Sに収束係
数αを乗算した結果を掛け合せて適応フィルタ30の係
数更新量を算出する乗算器、30は該乗算器29の出力
毎にその出力値に基いてフィルタ係数が逐次更新され、
その更新後のフィルタ係数に基いてリファレンス信号と
は逆位相で同振幅の加振信号Aを出力する前記適応フィ
ルタである。よって、加振信号生成器21により、加速
度センサ18からの加速度信号Sを受け、該加速度信号
S及び収束係数に基いて適応フィルタ30のフィルタ係
数を更新して加振信号Aを適宜調整し、該加振信号Aで
サスマウント11を駆動制御して、車体に発生している
振動に対して逆位相で同振幅の振動を与えて車両の振動
を低減するようにした制御手段31を構成している。
【0024】そして、本例の特徴とする構成として、前
記加振信号生成器21にはリファレンス信号選択手段3
2、補正フィルタ33及びフィルタ係数調整機構35が
備えられている。リファレンス信号選択手段32は、前
記車速センサ14からの車速信号、エンジン回転数信
号、路面振動に基いたリファレンス信号R1、車輪速に
基いたリファレンス信号R2の夫々が入力されるように
なっており、車速に応じて上記2つのリファレンス信号
R1,R2のうち片側を選択するようになっている(詳
しくは後述する)。また、補正フィルタ33は、前記選
択されたリファレンス信号が入力されるようになってい
ると共に、予め設定されたフィルタ係数に基いて前記選
択されたリファレンス信号を補正するようになってい
る。そして、フィルタ係数調整機構35は、上述したサ
スペンション装置3の緩衝特性の変化に基いて前記補正
フィルタ33のフィルタ係数を変更するものであって、
サスペション装置3の緩衝特性を変更させるサスペンシ
ョン特性変更手段34からのバネ定数信号及び減衰力信
号が入力されており、このバネ定数信号及び減衰力信号
に基いて補正フィルタ33のフィルタ係数を変更するよ
うになっている。このようにして、前記補正フィルタ3
3及びフィルタ係数調整機構35によって本発明でいう
駆動信号補正手段36が構成されている。
【0025】次に、前記コントローラ12における加振
信号の生成動作の手順について図8のフローチャートに
基いて説明する。先ず、スタートして、ステップS1に
おいて、車速及びエンジン回転数の読込みを行う。具体
的には、前記車速センサ14からの出力信号によって車
速を認識すると共に、エンジン4の点火信号に基いてエ
ンジン回転数を認識するようになっている。その後、ス
テップS2に移って、前記ステップS1において読込ま
れた車速が0よりも大きいか、つまり、車両が走行状態
であるか否かが判定される。そして、このステップS2
において車速が0よりも大きいYESの場合には、ステ
ップS3に移って、前記ステップS1において読込まれ
たエンジン回転数がアイドル回転数よりも大きいか否か
が判定される。そして、このステップS3においてエン
ジン回転数がアイドル回転数よりも大きいYESの場合
には、ステップS4に移って、走行時における車輪の変
形に伴う振動が車体振動と共振するような車速域(一般
にシェイク発生車速領域と呼ばれている)であるか否か
が判定される。具体的には、例えば車速が80〜120
km/hの範囲内であるか否かを判定するようにしている。
そして、このステップS4において共振車速域であるY
ESの場合には、車輪の変形によって発生する振動が大
きくなる状況であるので、ステップS5に移って前記リ
ファレンス信号選択手段32により車輪速に基いたリフ
ァレンス信号R2を選択する一方、このステップS4に
おいて共振車速域でないNOの場合には、路面からの振
動が大きくなる状況であるので、ステップS6に移って
前記リファレンス信号選択手段32により路面振動に基
いたリファレンス信号R1を選択するようになってい
る。そして、このようにしてリファレンス信号選択手段
32により選択されたリファレンス信号が補正フィルタ
33に送信されることになる。
【0026】その後、ステップS7に移って、図9に示
すメモリマップに基いて補正フィルタ33のフィルタ係
数F´を変更する。このメモリマップについて説明する
と、サスペンション装置3のバネ定数及び減衰力に応じ
てフィルタ係数F´を設定するものであって、例えば、
バネ定数が大きく且つ減衰力が大きい時にはフィルタ係
数をF´HHに設定し、バネ定数が小さく且つ減衰力が小
さい時にはフィルタ係数をF´SSに設定して、この設定
されたフィルタ係数に基いて補正フィルタ33によって
リファレンス信号が補正されるようになっている。つま
り、サスペンション装置3の緩衝特性の変化に伴うバネ
定数及び減衰力の変化によって変化する車両の振動発生
状態に応じたリファレンス信号が得られることになる。
【0027】このようにしてサスペンション装置3の緩
衝特性に応じたリファレンス信号が生成された後、ステ
ップS8に移って、上述したような適応フィルタ30に
よる加振信号の生成が行われ、サスマウント11の加振
制御が行われることになる。つまり、ここで生成される
加振信号は、前記リファレンス信号の補正に伴い、サス
ペンション装置の緩衝特性に応じて補正されていること
になる。一方、前記ステップS2またはステップS3に
おいてNOに判定された場合には、振動が小さいかまた
は全く無い状態であるのでステップS9に移って加振制
御をOFF状態にしてリターンされる。
【0028】このように、本例の構成によれば、サスペ
ンション装置3の緩衝特性の変化に応じて補正フィルタ
33のフィルタ係数F´を変更して加振信号を補正する
ようにしていることで、サスペンション装置3の状態に
応じて、サスマウント11に最適な低減動作を行わせる
ことができ、車体に伝達される路面振動を迅速且つ効率
良く低減することができ、その結果、車両の静粛性が向
上する。
【0029】尚、本例では、サスマウント11に圧電ア
クチュエータ11gを配設し、この圧電アクチュエータ
11gによって加振力を発生させるような構成とした
が、本発明は、これに限らず、電磁コイル及び加振板を
備え、電磁コイルへの通電による電磁力によって加振板
を往復動させて加振力を発生させるような構成としても
よい。
【0030】(第2実施例)次に、請求項2記載の発明
に係る第2実施例について説明する。上述した第1実施
例では、補正フィルタ33によってリファレンス信号
を、サスペンション装置3の緩衝特性に応じて補正する
ようにしたが、本例では、それに変えてデジタルフィル
タ27の伝達関数Hを、サスペンション装置3の緩衝特
性に応じて変更するようにした例である。
【0031】図10に示すように、本例ではデジタルフ
ィルタ27の伝達関数を変更するための伝達特性調整機
構37が備えられている。また、この伝達特性調整機構
37には、上述したサスペンション装置3の制御を行う
ためのサスペンション特性変更手段34からのバネ定数
信号及び減衰力信号が入力されるようになっている。そ
して、前記伝達特性調整機構37は、このサスペンショ
ン特性変更手段34からの信号に基いてデジタルフィル
タ27の伝達関数Hを変更するような構成とされてい
る。これにより、サスペンション特性変更手段34及び
伝達特性調整機構37によって本発明でいう駆動信号補
正手段38が構成されている。
【0032】従って、本例におけるデジタルフィルタ2
7の伝達関数変更動作としては、前記サスペンション特
性変更手段34から出力されるバネ定数信号及び減衰力
信号によってサスペンション装置3の緩衝特性が検出さ
れ、これに基いて図11に示すメモリマップによって伝
達関数Hを設定する際の係数ベクトルhを算出する。こ
のメモリマップについて説明すると、サスペンション装
置3のバネ定数及び減衰力に応じて前記係数ベクトルh
を設定するものであって、例えば、バネ定数が大きく且
つ減衰力が大きい時には係数ベクトルをhHHに設定し、
バネ定数が小さく且つ減衰力が小さい時には係数ベクト
ルをhSSに設定して、この設定された係数ベクトルhに
基いてデジタルフィルタ27の伝達関数Hが設定される
ようになっている。つまり、サスペンション装置3の緩
衝特性の変化に伴うバネ定数及び減衰力の変化によって
変化する振動の伝達特性に応じた伝達関数が設定される
ことになる。
【0033】このように、本例の構成によれば、サスペ
ンション装置3の緩衝特性の変化に応じてデジタルフィ
ルタ27の伝達関数を変更して加振信号を補正するよう
にしていることで、上述した第1実施例と同様に、サス
ペンション装置3の状態に応じてエンジンマウント3に
最適な低減動作を行わせることができ、車体の振動を迅
速且つ効率良く低減することができ、その結果、車両の
静粛性が向上する。
【0034】(第3実施例)次に、請求項3及び4記載
の発明に係る第3実施例について説明する。本例は、収
束係数乗算回路28において乗算される収束係数αを、
サスペンション装置3の緩衝特性に応じて変更するよう
にした例である。
【0035】図12に示すように、加振信号生成器21
には収束係数調整機構39が備えられており、収束係数
乗算回路28において乗算される収束係数αは、サスペ
ンション特性変更手段34からのバネ定数信号及び減衰
力信号に基いて収束係数調整機構39によって変更され
るような構成とされている。つまり、この収束係数調整
機構39が本発明でいう駆動信号補正手段40として機
能するようになっている。
【0036】そして、この収束係数の算出動作として
は、前記サスペンション特性変更手段34から出力され
るバネ定数信号及び減衰力信号によってサスペンション
装置3の緩衝特性が検出され、これに基いて、前記収束
係数調整機構39により、図13に示すメモリマップに
よって収束係数αを算出する。このメモリマップについ
て説明すると、サスペンション装置3のバネ定数及び減
衰力に応じて収束係数を設定するものであって、例え
ば、バネ定数が大きく且つ減衰力が大きい時には収束係
数をαHHに設定し、バネ定数が小さく且つ減衰力が小さ
い時には収束係数をαSSに設定して、この設定された収
束係数αに基いて収束係数乗算回路28において乗算さ
れる収束係数が設定されるようになっている。つまり、
サスペンション装置3の緩衝特性の変化に伴うバネ定数
及び減衰力の変化によって変化する車両の伝達特性に応
じた収束係数が設定されることになる。また、この収束
係数の値の傾向としては、サスペンション装置3の減衰
力が所定値よりも大きくなると、それに伴って収束係数
を所定値以下に小さく設定するようにしている。これ
は、減衰力が所定値よりも大きくなった場合に、過大な
路面振動が入力された場合には、この振動が車体側に伝
達されて車体振動も大きくなることになり、このような
状況において収束係数が大きく設定されていると、加振
信号がこの過大振動に追従することになって制御の安定
性が乱されることになってしまう。このため、制御の安
定性を良好に確保するために、サスペンション装置3の
減衰力が所定値よりも大きくなると、収束係数を所定値
以下に小さく設定するようにしている。つまり、ここで
設定される収束係数の所定値は、加振信号の振動に対す
る追従性が十分に小さくなる程度の値とされている。
【0037】(第4実施例)次に、請求項5及び6記載
の発明に係る第4実施例について説明する。本例は、サ
スペンション装置3の緩衝特性に応じてサスマウントに
よる加振制御のON/OFFを切換えるようにした例である。
【0038】図14に示すように、加振信号生成器21
には、リファレンス信号の適応フィルタ30への送信及
び送信停止の切換えが可能な本発明でいう駆動信号送信
手段としての切換えスイッチ機構41が備えられてい
る。また、この切換えスイッチ機構41にはサスペンシ
ョン特性変更手段34からの減衰力信号及びバネ定数信
号が入力されるようになっている。つまり、サスペンシ
ョン装置3の緩衝特性に基いて切換えスイッチ機構41
が切換えられることによって振動低減制御のON/OFF切換
えが行われるようになっている。
【0039】そして、具体的な動作としては、サスペン
ション特性変更手段34からの減衰力信号及びバネ定数
信号に基いて、減衰力及びバネ定数が共に所定値を越え
ている状態にあっては、前記切換えスイッチ機構41を
OFF 状態にしてサスマウント11による振動低減制御を
行わないようにして省エネルギ性を向上させると共に、
減衰力及びバネ定数のうち少なくとも一方が所定値以下
である場合には、前記切換えスイッチ機構41をON状態
にしてサスマウント11による振動低減制御を行うよう
にしている。これにより、減衰力及びバネ定数が共に高
い状態、つまり、路面振動等が車体に伝達され易い状況
にあっては振動低減制御を行わず、運転者に車両の走行
状態を知らしめることによって走行安定性を確保するよ
うにしている。
【0040】尚、上述した各実施例では、加速度センサ
18を車体フレーム8に配設するようにしたが、その他
にフロアパネル、ドアインナパネル、ステアリング、シ
フトノブ等種々の振動発生部に配設するようにしてもよ
い。また、本発明は、アクティブサスペンション装置を
備えた車両に限らず、減衰力が段階的に切換えられるよ
うに構成されたサスペンション装置を備えた車両に対し
ても適用することができる。また、上述した各実施例で
は、2種類のリファレンス信号R1,R2を車速等に応
じて選択するようにしていたが、本発明はこれに限ら
ず、路面振動周期に基いたリファレンス信号のみを使用
するようにしてもよい。更に、請求項1,5,6記載の
発明にあっては、所謂最適手法を利用した振動低減装置
に限るものではない。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、制御手段に、サスペンション装置の緩
衝特性に基いて駆動信号を補正する駆動信号補正手段を
設けるような構成としたために、アクチュエータに、サ
スペンション装置の緩衝特性の変更に追従した加振力を
発生させることができ、サスペンション装置から車体部
材に伝達される振動を迅速且つ確実に低減することがで
きる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、所謂最適化
手法を用いた振動低減装置に対し、デジタルフィルタの
伝達関数を、サスペンション装置の緩衝特性に基いて変
更するような構成としたために、アクチュエータに、サ
スペンション装置の制御状態に応じた最適な振動低減動
作を行わせることができることになり、車体部材に伝達
される振動を効率良く低減することができる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、駆動信号補
正手段が、サスペンション装置の緩衝特性に基いて、収
束係数乗算回路において乗算される収束係数を変更して
駆動信号を補正するような構成としたために、この収束
係数を変更するのみで駆動信号をサスペンション装置の
緩衝特性に応じて補正することができる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、サスペンシ
ョン装置の減衰力が所定値以上になったとき、駆動信号
補正手段が収束係数を所定値以下に小さくするような構
成としたために、駆動信号の過大振動に対する追従性を
低下させることにより制御の安定性を良好に確保するこ
とができる。
【0045】請求項5記載の発明では、制御手段に、サ
スペンション装置の緩衝特性に基いて駆動信号のアクチ
ュエータへの送信及び送信停止を切換える駆動信号送信
手段を設けるような構成として、振動低減制御を必要と
しない場合に制御を行わないようにしたために省エネル
ギ性を向上することができる。
【0046】請求項6記載の発明では、サスペンション
装置の減衰力が所定値以上になったとき、駆動信号のア
クチュエータへの送信を停止するような構成としたため
に、車体にサスペンション装置からの振動が伝達され易
い状況において振動低減制御を行わないようにし、運転
者に車両の走行状態を知らしめることができるようにし
たことにより走行安定性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】請求項5記載の発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】車両の全体概略構成を示す図である。
【図4】サスペンション装置を示す図である。
【図5】サスマウントの周辺部を示す縦断面図である。
【図6】加振制御のブロック構成を示す図である。
【図7】第1実施例におけるLMSの適応アルゴリズム
を用いた加振信号生成器の構成を示す図である。
【図8】コントローラにおける加振制御動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図9】サスペンション装置の緩衝特性に応じたフィル
タ係数を設定するためのメモリマップを示す図である。
【図10】第2実施例におけるLMSの適応アルゴリズ
ムを用いた加振信号生成器の構成を示す図である。
【図11】サスペンション装置の緩衝特性に応じた係数
ベクトルを設定するためのメモリマップを示す図であ
る。
【図12】第3実施例におけるLMSの適応アルゴリズ
ムを用いた加振信号生成器の構成を示す図である。
【図13】サスペンション装置の緩衝特性に応じた収束
係数を設定するためのメモリマップを示す図である。
【図14】第4実施例におけるLMSの適応アルゴリズ
ムを用いた加振信号生成器の構成を示す図である。
【符号の説明】
2 車輪(振動源) 3 サスペンション装置(振動源) 8 車体フレーム(車体部材) 11 サスマウント(アクチュエータ) 18 加速度センサ(振動センサ) 27 デジタルフィルタ 28 収束係数乗算回路 31 制御手段 36,38,40 駆動信号補正手段 41 切換えスイッチ機構(駆動信号送信
手段)
フロントページの続き (72)発明者 中尾 憲彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 三藤 千明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 原田 真悟 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 塚原 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衝特性が可変とされたサスペンション
    装置と車体部材との間に配設され加振力を発生するよう
    に構成されたアクチュエータと、振動源から前記サスペ
    ンション装置を経て車体部材に伝達される振動とは逆位
    相且つ同振幅の加振力がアクチュエータから発せられる
    ように、該アクチュエータに駆動信号を送信する制御手
    段とを備えた車両の振動低減装置において、 前記制御手段には前記サスペンション装置の緩衝特性に
    基いて前記駆動信号を補正する駆動信号補正手段が設け
    られていることを特徴とする車両の振動低減装置。
  2. 【請求項2】 車体部材の振動を検出して振動信号を発
    する振動センサが備えられ、制御手段には前記車体部材
    の振動伝達特性に応じた伝達関数を有するデジタルフィ
    ルタが備えられており、 該制御手段は、サスペンション装置を経て車体部材に伝
    達される振動の振動源から発せられる振動に基くリファ
    レンス信号を受け、該リファレンス信号に基いて、車体
    部材に伝達される振動とは逆位相且つ同振幅の加振力が
    アクチュエータから発せられるような駆動信号を作成す
    ると共に、前記デジタルフィルタの伝達関数及び前記振
    動センサからの振動信号に基いて前記作成した駆動信号
    をフィードバック補正し、該フィードバック補正した駆
    動信号を前記アクチュエータに送信することによって該
    アクチュエータに加振力を発生させて車体部材に伝達さ
    れる振動を低減するように構成されており、 駆動信号補正手段は、前記デジタルフィルタの伝達関数
    を、サスペンション装置の緩衝特性に基いて変更して駆
    動信号を補正するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の車両の振動低減装置。
  3. 【請求項3】 車体部材の振動を検出して振動信号を発
    する振動センサが備えられ、制御手段には前記振動セン
    サからの振動信号が入力されて該振動信号に収束係数を
    乗算する収束係数乗算回路が備えられており、 該制御手段は、サスペンション装置を経て車体部材に伝
    達される振動の振動源から発せられる振動に基くリファ
    レンス信号を受け、該リファレンス信号に基いて、車体
    部材に伝達される振動とは逆位相且つ同振幅の加振力が
    アクチュエータから発せられるような駆動信号を作成す
    ると共に、前記振動センサからの振動信号に基いて前記
    作成した駆動信号をフィードバック補正し、該フィード
    バック補正した駆動信号を前記アクチュエータに送信す
    ることによって該アクチュエータに加振力を発生させて
    車体部材に伝達される振動を低減するように構成されて
    おり、 駆動信号補正手段は、前記収束係数乗算回路に
    おいて乗算される収束係数を、サスペンション装置の緩
    衝特性に基いて変更して駆動信号を補正するように構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の車両の振動
    低減装置。
  4. 【請求項4】 駆動信号補正手段は、サスペンション装
    置の減衰力が所定値以上になったとき、収束係数乗算回
    路において乗算される収束係数を所定値以下に小さくす
    るように構成されていることを特徴とする請求項3記載
    の車両の振動低減装置。
  5. 【請求項5】 緩衝特性が可変とされたサスペンション
    装置と車体部材との間に配設され加振力を発生するよう
    に構成されたアクチュエータと、振動源から前記サスペ
    ンション装置を経て車体部材に伝達される振動とは逆位
    相且つ同振幅の加振力がアクチュエータから発せられる
    ように、該アクチュエータに駆動信号を送信する制御手
    段とを備えた車両の振動低減装置において、 前記制御手段には前記サスペンション装置の緩衝特性に
    基いて前記駆動信号のアクチュエータへの送信及び送信
    停止を切換える駆動信号送信手段が設けられていること
    を特徴とする車両の振動低減装置。
  6. 【請求項6】 駆動信号送信手段は、サスペンション装
    置の減衰力が所定値以上になったとき、駆動信号のアク
    チュエータへの送信を停止するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の車両の振動低減装置。
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