JPH069222Y2 - タイル張り用パネル - Google Patents

タイル張り用パネル

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JPH069222Y2
JPH069222Y2 JP3661288U JP3661288U JPH069222Y2 JP H069222 Y2 JPH069222 Y2 JP H069222Y2 JP 3661288 U JP3661288 U JP 3661288U JP 3661288 U JP3661288 U JP 3661288U JP H069222 Y2 JPH069222 Y2 JP H069222Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、タイル張り用パネルに関する。
[従来の技術] 小片状の薄板であるタイルは、壁面や床面、その他屋根
等に使用されている。このタイルの張り付け工事は、従
来次のような工程で行われている。
下地板を張る。
防水紙を貼る。
ラス(メタルラス ワイヤーラス)を張る。
第1回目のモルタルを塗る(粗ぬり)。
第2回目のモルタルを塗る(仕上塗り)。
これでモルタル下地が出来上がる。次に、 モルタル下地にモルタル接着剤を塗る。
タイルを張る。
目地を詰める。
タイルを拭き上げる。
このような工程で行われているタイルの張り付け工事
は、次のような問題点があった。
(a)上記したように多くの工程を経てタイルを張るた
めに手間と時間がかかる。しかもタイルを下地モルタル
に張ったときにタイルが垂れ落ちないように、モルタル
接着剤が或程度固まるまでタイルの下側を釘等で支える
ズレ防止の工事が必要である。
(b)タイル張り付け工事には、下地となるモルタルを
作らなければならない。モルタル作りの現場は砂やセメ
ントが散乱するためどうしても汚れてしまう。又ここで
作られたモルタルをタイルを張る現場に運搬する場合
に、作業者はモルタルや砂等が付着している靴や地下足
袋のまま廊下等を歩くため、廊下に養生を施していても
傷が付き、後での苦情の原因となっている。このためハ
ウスメーカー等ではタイルの使用を敬遠しがちである。
(c)モルタルを作るには当然水が必要である。このた
め寒い時期や寒冷地等、凍結するような所ではモルタル
中の水分が凍ってしまいタイル張り工事ができない。こ
のようにモルタル使用の場合は、工事が温度、天候、場
所に左右されるため予定通り円滑に進まず、工期も延長
しがちである。
(d)タイル張り工事では、タイルの目地割り工事が必
要であるが、この目地割り工事は、墨出し等手間の掛る
工事である。
(e)下地のモルタルに亀裂が生じた場合等は、タイル
も割れたり、また剥離する場合がある。
(f)タイル張り工事には熟練が必要で、タイル張り職
人か佐官等の専門職でないと無理であり、素人では殆ど
施工できない。しかし、人手不足の今日、職人の確保が
できにくい。
これらの問題を解決するために、シートに目地ガイドと
なる連続した突条を設けて、モルタル下地を不必要と
すること、タイルのずれ防止を図ること、等を可能に
したタイル張りシートが実開昭62−144337号に
提案されている。このタイル張りシートは、その目的を
達成するのには十分有効である。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、一般的にタイル間の目地部分は、接着面積が
狭小である為、目地材によっては剥離しやすいものがあ
る。上記タイル張りシートは、接着面積が狭小である目
地部分に、更に連続した突条を設けている為に、突条の
分だけ更に目地材の接着面積が狭くなり目地材が剥離し
やすいという問題がある。
[問題を解決するための手段] 本考案は、上記問題点を解決するもので、係合片の装着
穴が複数設けられたパネルと;該装着穴に装着したとき
パネル表面から突出する突出部を有する係合片と;を備
え、装着穴は張りつけられるタイルの略四隅に位置して
配設され、係合片の突出部の高さは、張りつけるタイル
の厚さよりも低く設定されているタイル張り用パネルで
ある。
パネルの素材には、木板,合成樹脂板,セメント板,ケ
イ酸カルシュウム板,石綿板,ゴム板,ガラス繊維板,
アルミニュウムやステンレス等の金属板,合成樹脂シー
ト等をあげることができる。また、これらを組合わせて
屋内や屋外或は防水性や防火性等、使用場所に適した性
質のものを作ることもできる。例えば、パネルに合成樹
脂板を使用すれば防水性及び耐食性等に優れ、石綿板を
使用すれば防火性或いは耐火性に優れ、金属板中磁性体
を使用すればタイルを磁着することもできる。また発泡
プラスチック板を使用すれば断熱性、遮音性に優れ、ゴ
ム板の場合は弾力性に優れる等の特徴を持たせることが
できる。
パネルの寸法や形状は限定しないが、60cm×240cm、90c
m×180cmのものが一般的である。又防水性を必要とする
箇所には、パネルの継目を「あいじゃくり」構造とする
こともできる。
パネルの表面には、タイルの目地割りに応じて任意数適
宜間隔をおいて装着穴が縦横方向に形成されている。装
着穴間に連続線または不連続線を設けて、線と装着穴と
で囲まれた目地割りとなる複数の区画を設けることもで
きる。タイルは現在10cm×10cm,15cm×15cm,20cm×20
cmの寸法のものがそのほとんどを占めている。このた
め、目地割りも上記寸法に応じて設けられる。なお、10
cm×10cm,15cm×15cmのものは、複数枚をシートに貼着
してあるので、目地割りもそれに対応させるのが好まし
い。
装着穴には、係合片が装着される。装着穴の形状は例え
ば円形,楕円形,長円形,四角形等の多角形に形成され
る。係合片の形状は、例えば装着穴に嵌合する形状に形
成され、表面に、「・」状、「−」状、「L」状、
「+」状等の突出部が形成してある。係合片の材質とし
ては、合成樹脂やゴム或いは金属等をあげることができ
る。
一般的な目地の寸法は、幅が2〜5mm、深さがタイルの
厚さである。突出部はタイルとタイルとの間にモルタル
等で化粧目地仕上げすることにより埋めるので、突出部
の先端の高さはタイルの高さより低く設定されている。
タイルは、通常タイル又はパネルに接着剤を塗布して張
られるが、両面粘着或いは接着シートを介して張ること
もできる。
パネルの厚さは任意であり、タイルを壁紙の代りに使用
する場合は、既に下地が設けられているためにパネルは
薄く形成することができる。また、新築の家等で下地を
新しく張る場合はやや厚目の板状に形成することもで
き、用途に応じて形成される。
[実施例] 本考案を図面に示した実施例を参照しながら更に詳細に
説明する。
第1図は本考案に係るタイル張り用パネルの一実施例を
示す斜視図、第2図は第1図のA部分拡大分解斜視図、
第3図は第1図のA部分拡大断面図である。
タイル張り用のパネル(1)は、長方形のベニヤ板を使用
し、表面(10)に防水膜を有している。本実施例では横幅
1800mm,縦幅900mmに形成している。パネル(1)には、横
方向に6箇所、縦方向に3箇所の装着穴(11)が等間隔に
配設してある(第2図、第3図に図示)。該装着穴(11)
は円形に形成してあり、係合片(2)が嵌着してある。
係合片(2)は、円盤状に形成された係合片本体(20)を有
している。係合片本体(20)には、中心から等距離に、か
つ90°の間隔を設けて四箇所に係合突起(21)が突設し
てある。本実施例では係合片突起(21)の高さは2mm,直
径0.8mmである。係合片(20)の厚さは、装着穴(11)の深
さと同じ2mmである。前記係合突起(21)は、パネルの表
面(10)から突出しているが、その頂部は張り付けられる
タイルの厚さよりも低くなっている。
なお、パネル(1)を複数枚密着して並設したとき、並設
したパネル(1)間の装着穴(11)の距離は、同一パネルの
装着穴(11)の距離と同じである。
第5図は係合片の他の実施例を示す正面図である。係合
片(2a)は、長円形に形成された係合片本体(20a)を備
え、係合片本体(20a)には、中心から等距離に、かつ9
0°の間隔を設けて四箇所に手長円形の係合突起(21a)
が突設してある。この場合は、装着穴(11)も嵌着できる
長円形に形成される。この実施例の場合は、係合片(2a)
が装着穴(11)内で回らないので、係合突起(21a)による
目地の設定が容易である。
第6図はタイル張り用パネルの他の実施例を示す斜視図
である。パネル(1a)に形成してある装着穴(11)間に線(1
2)が設けられ、線(12)と装着穴(11)とで囲まれた複数の
碁盤割り状の区画が設けられている。本実施例に係るパ
ネルは、線(12)が目地割りの指標となって係合片(2)の
装着作業及びタイル張り作業がやりやすい利点がある。
作用 タイル張りの一施工方法を説明する。
第4図に示すようにまず、タイルを張設する施工部にさ
ん木等を設けておき、任意の箇所に釘を打ち込んでパネ
ル(1)をさん木に固定していく。そして係合突起(21)が
タイルの目地方向になるようにして装着穴(11)に係合片
(2)を打ち込み嵌着する。
係合片(2)で囲まれた区画の右下隅等、一定の箇所を基
準とし、タイルT間が同一間隙を保つように各係合突起
(21)に沿ってタイルTを接着剤で張り付ける。
タイルTの間隙に係合突起(21)が見えないように目地材
(図示省略)を充填してタイル張り工事は終了する。
なお、本考案は図示の実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲の記載内において数々の変
形が可能である。
[考案の効果] 本考案は、上記構成を有するので次の効果を生じる。
(a)装着穴が縦横に形成されてタイルの目地割りに応
じた複数の区画が設けられている。このためタイルを張
る箇所のタイルの枚数や水道の蛇口の位置が事前にわか
り、タイル張り工事がやりやすい。
(b)係合片はパネルとは別体で、出荷段階だけでなく
工事段階でパネルに装着することができる。工事段階で
パネルに装着するようにすれば、輸送や保管段階で係合
片や突出部の破損等の心配をする必要がない。
(c)係合片を装着穴に装着したときパネル表面から突
出する突出部は、張りつけるタイルの高さよりも低く設
定されている。したがって目地に目地材を充填すると見
えなくなり見た目が良い。
また、目地のひび割れの原因にもならない。
(d)下地にモルタルを使用しないので水を必要としな
い。このため、寒い時期や寒冷地等凍結するような所で
もタイル張の工事ができ、天候に左右されないので、工
事日程を組むことが容易で、工事も円滑に進行する。ま
た、モルタル下地のひび割れによるタイルの割れや剥離
がない。
更には、モルタルを作り、これを運搬するときに生じる
廊下等の傷が発生せず、後での苦情の原因とならない。
このためタイルの使用が敬遠されずタイルの使用範囲の
拡大化が図れる。
(e)係合片で囲まれる目地割りに応じてタイルを張っ
てゆけば必然的に一定間隔にタイルを張ることができ
る。このため、目地割り作業が不必要となる。また突出
部によってタイルが支えられて垂れ落ちず、釘等で支え
る作業が不要となり、素人でも施工できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るタイル張り用パネルの一実施例を
示す斜視図、 第2図は第1図のA部分拡大分解斜視図、 第3図は第1図のA部分拡大断面図、 第4図はパネルにタイルを張りつけた施工状態を示す要
部正面図、 第5図は係合片の他の実施例を示す正面図、 第6図はタイル張り用パネルの他の実施例を示す斜視図
である。 (1):タイル張り用パネル (2):係合片 (11):装着穴 (21):係合突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】係合片の装着穴が複数設けられたパネル
    と; 該装着穴に装着したときパネル表面から突出する突出部
    を有する係合片と;を備え、 装着穴は張りつけられるタイルの略四隅に位置して配設
    され、 係合片の突出部の高さは、張りつけるタイルの厚さより
    も低く設定されていることを特徴とするタイル張り用パ
    ネル。
  2. 【請求項2】装着穴間に線が設けられて、線と装着穴と
    で囲まれた複数の区画が設けられている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のタイル張り用パネル。
JP3661288U 1988-03-21 1988-03-21 タイル張り用パネル Expired - Lifetime JPH069222Y2 (ja)

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JPH01148437U JPH01148437U (ja) 1989-10-13
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