JPH0692813A - 防蟻剤 - Google Patents

防蟻剤

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JPH0692813A
JPH0692813A JP24335892A JP24335892A JPH0692813A JP H0692813 A JPH0692813 A JP H0692813A JP 24335892 A JP24335892 A JP 24335892A JP 24335892 A JP24335892 A JP 24335892A JP H0692813 A JPH0692813 A JP H0692813A
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borosilicate glass
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JP24335892A
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Toshiyuki Onishi
敏行 大西
Koichi Yamamoto
幸一 山本
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Ishizuka Glass Co Ltd
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Ishizuka Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全性が高く、白蟻の生存環境において長期
間にわたり徐々に薬効成分を放出して白蟻の食害を防止
できる防蟻剤を提供する。 【構成】 酸化硼素とシリカを基本とした硼珪酸系硝子
を粒径が1〜150 μm の微粒子とし、またその20℃の純
水中におけるB2O3の溶出速度を10mg/g/Hr 〜5000mg/g/H
r としたもの。表面に防水剤をコーティングしたり、蟻
誘因物質やバインダーを配合することにより、効果を高
めることができる。また硝子屑を利用して製造できるの
で、従来品よりも安価である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白蟻の予防、駆除、土
壌処理等に使用される防蟻剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防蟻剤としては、従来からクロルデンに
代表される有機塩素系薬剤や、ディルドリンに代表され
る有機燐系薬剤が使用されてきた。このうちクロルデン
等の有機塩素系薬剤は人体に大きな影響がないので十分
な処理ができ、その効果を10年間保証されていたが、地
下水や土壌に浸入して汚染するおそれがあるために、使
用中止となっている。またディルドリンのような有機燐
系薬剤は、その効果を5年間保証されているが、分解し
易く、実質は効果の持続時間が5年よりも短く、加えて
毒性も疑われている。一方、無機系防蟻剤としては亜砒
酸や硼酸化合物が用いられているが、亜砒酸は猛毒であ
って人体への影響が懸念され、硼酸化合物は易溶性のた
めに雨水等によって流出してしまうという欠点があっ
た。よって粉剤で長期持続・安全なものが今なお望まれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解消して、安全性が高く、白蟻の生存環境に
おいて長期間にわたり徐々に薬効成分を放出して白蟻の
食害を防止することができ、しかも従来の防蟻剤よりも
安価に製造することができる防蟻剤を提供するためにな
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の防蟻剤は、酸化硼素とシリカを基
本とした硼珪酸系硝子からなる粒径が1〜150 μm の微
粒子であり、その20℃の純水中におけるB2O3の溶出速度
が10mg/g/Hr 〜5000mg/g/Hr であることを特徴とするも
のである。
【0005】上記のように、本発明の防蟻剤は硼珪酸系
硝子の微粒子からなるものである。硼珪酸系硝子は、B2
O3とSiO2を主成分とする硝子の総称であるが、本発明で
は、B2O3 40〜80モル%、SiO2 10〜40モル%、アルカ
リ酸化物 0 〜20モル%、アルカリ土類酸化物 0 〜20
モル%、Al2O3 0〜10モル%の組成の硼珪酸系硝子が好
ましい。ここでB2O3が40モル%より少ないと有効成分で
あるB2O3の溶出量が不足し、80モル%よりも多いとB2O3
が流出し易く、また水分で固まり易くなる。SiO2が10モ
ル%よりも少ないと流出し易くなり、逆に40モル%より
多いとB2O3の溶出量が不足する。アルカリ酸化物は20モ
ル%よりも多いと水分で固まり白蟻の巣に運ばれにくく
なる。アルカリ土類酸化物とAl2O3 は、これよりも多い
とB2O3の溶出量が不足して効果が低下する。
【0006】本発明の防蟻剤は、上記のような硼珪酸系
硝子を粒径が1〜150 μm の微粒子として使用する。こ
こで粒径が1μm よりも小さくなると固まり易く、150
μmよりも大きくなると白蟻が口にくわえて巣に運ぶこ
とが困難となるため、巣を全滅させることが難しくな
る。
【0007】本発明の防蟻剤は、白蟻の生存環境におい
て硼珪酸系硝子の微粒子から徐々に溶出するB2O3を有効
成分とするものである。本発明においては、B2O3の溶出
速度を10mg/g/Hr 〜5000mg/g/Hr としている。このB2O3
の溶出速度は粒径が1〜150μm の硼珪酸系硝子微粒子
を20℃の純水中に浸漬し、硝子1g当たり1時間当りの
B2O3の溶出量(mg)で表示した。溶出速度がこれより少な
いと効力が不足し、これよりも多いと固まり易く巣に運
ばれなくなる。また本発明では、白蟻の最も活動し易い
温度30℃、湿度90%における硝子の平衡水分吸収率を10
%以下としておくことが好ましい。平衡水分吸収率が10
%を越えると固まり易くなる。
【0008】硼珪酸系硝子の組成のうちのB2O3とアルカ
リ酸化物の含有率の高いものは、水分による固化を防止
するために、シランカップリング剤、固形パラフィン、
液体パラフィン、金属せっけん、シリコーンオイル等を
微粒子の表面にコーティングしておくことが好ましい。
【0009】なお、この硼珪酸系硝子自体には白蟻誘因
作用はないので、松脂抽出成分や、β−ピネン、テレピ
ン油、アビエチレン酸等を配合することが好ましい。更
に本発明の防蟻剤を木材等へ施工する場合には、単に散
布するだけでは剥離してしまい易い。そこで、PVA 糊、
CMC 糊、ウレタンエマルジョン塗料、アクリルエマルジ
ョン塗料等をバインダーとして少量配合することが好ま
しい。
【0010】本発明の硼珪酸系硝子は、壜ガラス等とし
て大量に使用されているソーダライム硝子の屑硝子(カ
レット)に、B2O3やNa2B4O7 のような硼酸成分や硼石成
分を混合溶融することによっても製造することができ
る。この方法を取ればコストダウンを図ることができる
のみならず、カレットの再利用を図ることができるため
環境保全の観点からも好ましいこととなる。特に、ソー
ダライム硝子のうちでも異着色硝子の混合物や異種硝子
組成物の混合物は硝子原料としての再利用が難しいため
にガラス業界が処理に困っているものであるが、本発明
の原料として使用すればその有効利用が図れることとな
る。
【0011】
【作用】本発明の防蟻剤は、硼珪酸系硝子の微粉末であ
るから水で流出するおそれがなく、また人体に対する安
全性が高い。更に防蟻成分であるB2O3を長期間にわたっ
て徐々に溶出させることができるので、数年以上白蟻の
食害を防止することができる。本発明の防蟻剤を摂取し
た白蟻は体調の悪化を自覚すると帰巣本能によって巣に
戻ったうえで仰向けに転倒死するが、他の白蟻はそこへ
至るまでに当該白蟻についた防蟻剤を清掃本能により除
去し食する。また当該白蟻自身の排泄物や死骸も食する
ので、これらを食した白蟻がまた死ぬこととなり、巣の
全体を死滅させることが期待される。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。 〔実施例1〕直径90mm、深さ15mmのシャーレ内にティッ
シュペーパー1gを広げ、1mLの水を含浸させた。この
シャーレの四隅に以下に述べる9種類の薬剤を置き、ま
た職蟻26匹と兵蟻2匹のイエシロアリを入れて、25℃の
暗室内に放置して経時的に死亡率を見た。なお、乾燥に
よる死を防止するために、2日毎に0.5mL の水を補充し
た。
【0013】使用した薬剤は次の通りである。またその
結果は表1の通りである。 ブランク 硼珪酸硝子粉末(平均粒径15μm)、硼素溶出速度0.
1mg/g/Hr未満 SiO2 80 モル%、B2O3 10 モル%、Na2O 5 モル%、Ca
O 5モル% 防蟻剤A(平均粒径15μm)、硼素溶出速度67 mg/g/
Hr B2O3 60 モル%、SiO2 20 モル%、Na2O 10 モル%、Ca
O 10モル% 防蟻剤B(平均粒径260 μm)、硼素溶出速度 4mg/g
/Hr B2O3 60 モル%、SiO2 20 モル%、Na2O 10 モル%、Ca
O 10モル% 防蟻剤C(平均粒径15μm 、防水加工品) 、硼素溶
出速度2800mg/g/Hr B2O3 70 モル%、SiO2 20 モル%、Na2O 10 モル%の硼
珪酸硝子をボールミルで湿式粉砕し、その49.9部にエー
テル49.9部、エタノール0.1 部、γ−グリシドキシプロ
ピルメトキシシラン0.1 部を加えて防水処理したもの。 防蟻剤D 硼素溶出速度6700mg/g/Hr 防蟻剤Cと同一粒度、同一組成で防水処理のないもの。 防蟻剤E(平均粒径15μm 、誘因剤処理)、硼素溶
出速度42mg/g/Hr 防蟻剤Aに、ベンゼンに溶かしたβ−ピネンを4000ppm
加えて製剤化したもの。 防蟻剤F(平均粒径15μm )、硼素溶出速度20mg/g
/Hr Na2B4O7 2重量部を溶融し、ソーダライムカレット1重
量部を徐々に混合溶融し、粉砕したもの。 硼酸(平均粒径60μm )、B2O3溶出速度9300mg/g/H
r
【0014】
【表1】
【0015】〔実施例2〕実施例1の防蟻剤Aと硼酸を
各々水性ペイント(アクリルエマルジョン)の希釈液1/
100 に20%混合し、赤松片に約10g/m2塗布し、風乾し
た。そして日本木材保存協会規格第11号の耐蟻性試験を
実施し、3週間後の死亡率を求めた。なお、耐候操作は
30秒水浸漬、40℃20時間放置を10回繰り返した。その結
果、防蟻剤Aは耐候操作の有無にかかわらず100 %の死
亡率となったが、硼酸は耐候操作なしのとき100 %、耐
候操作ありのとき64%であった。また、赤松片の重量減
少率(食害)は未処理は4%、防蟻剤Aは耐候操作の有
無にかかわらず0.4 %、硼酸は耐候操作なしのとき0.3
%、耐候操作ありのとき1.2 %であった。
【0016】〔実施例3〕実施例1の防蟻剤Aの1に対
して、β−ピネンを0.001 含むベンゼン溶液0.01をスプ
レードライヤー方式で配合した。これを街路樹のイエシ
ロアリの巣の周囲に500g散布し、二箇月後に観察したと
ころ、巣の活動が大幅に低下していることが確認され
た。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の防蟻剤
は硼珪酸系硝子の微粒子からなるものであるから安全性
が高く、白蟻の生存環境において長期間にわたり除々に
薬効成分を放出して白蟻の食害を十分に防止することが
できる。しかも本発明の防蟻剤はソーダライム硝子屑を
利用して、従来の防蟻剤よりも安価に製造することがで
きる利点もある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明の硼珪酸系硝子は、壜ガラス等とし
て大量に使用されているソーダライム硝子の屑硝子(カ
レット)に、B2O3やNa2B4O7 のような硼酸成分や硼
分を混合溶融することによっても製造することができ
る。この方法を取ればコストダウンを図ることができる
のみならず、カレットの再利用を図ることができるため
環境保全の観点からも好ましいこととなる。特に、ソー
ダライム硝子のうちでも異着色硝子の混合物や異種硝子
組成物の混合物は硝子原料としての再利用が難しいため
にガラス業界が処理に困っているものであるが、本発明
の原料として使用すればその有効利用が図れることとな
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化硼素とシリカを基本とした硼珪酸系
    硝子からなる粒径が1〜150 μm の微粒子であり、その
    20℃の純水中におけるB2O3の溶出速度が10mg/g/Hr 〜50
    00mg/g/Hr であることを特徴とする防蟻剤。
  2. 【請求項2】 表面に防水剤をコーティングしたことを
    特徴とする請求項1記載の防蟻剤。
  3. 【請求項3】 蟻誘因物質を配合したことを特徴とする
    請求項1記載の防蟻剤。
  4. 【請求項4】 バインダーを配合したことを特徴とする
    請求項1記載の防蟻剤。
  5. 【請求項5】 ソーダライム硝子屑に硼酸や硼石の成分
    を混合溶融して硼珪酸系硝子としたことを特徴とする請
    求項1記載の防蟻剤。
JP24335892A 1992-09-11 1992-09-11 防蟻剤 Expired - Lifetime JPH0694414B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005053839A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Aqua Science:Kk 抗菌・抗カビ効果を有するシロアリ防除剤
JP2005200351A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Panahome Corp 防蟻剤とその製造方法
US8637218B2 (en) 2011-09-14 2014-01-28 Ricoh Company, Ltd. Carrier for developing electrostatic latent image and developer

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US8637218B2 (en) 2011-09-14 2014-01-28 Ricoh Company, Ltd. Carrier for developing electrostatic latent image and developer

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