JPH0693019B2 - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JPH0693019B2
JPH0693019B2 JP1304188A JP30418889A JPH0693019B2 JP H0693019 B2 JPH0693019 B2 JP H0693019B2 JP 1304188 A JP1304188 A JP 1304188A JP 30418889 A JP30418889 A JP 30418889A JP H0693019 B2 JPH0693019 B2 JP H0693019B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、アンテナを回転させながら順次異なる方向に
レーダ探知信号を発射することにより、各方向から帰来
するエコー信号を受信し、このエコー信号を一旦画像メ
モリに書き込んで記憶した後、それを読み出して表示器
に供給し、その表示面にレーダアンテナの周囲状況を表
示するレーダ装置に係り、特に、海面反射などの不要波
を除去するスキャン相関処理を正しく行えるように改良
したものに関する。
<従来の技術> 従来のレーダ装置を第7図に示して説明する。即ち、受
信器1は、レーダアンテナ(図示せず)の回転によって
順次異なる方向に発射される探知パルス信号に起因して
各方位から帰来する1ビームのエコー信号を受信して検
波増幅する。この受信器1からの1ビームの受信信号は
A/D変換部2でA/D変換され、時系列的にバッファメモリ
3に一旦記憶される。このバッファメモリ3から供給さ
れる受信信号(エコーデータ)は、ライトデータ作成部
4により画像表示用のデータに変換される。
ライトデータ作成部4は、海面反射などの不要反射波を
除去するためレーダアンテナにより捕捉されるエコー信
号につきスキャン相関と称される処理を行う。このスキ
ャン相関処理は、例えば特開昭62−223681号公報に開示
されるように、アンテナ回転10周分の受信信号を用いて
1周分のデータを作成するための処理であって、簡単に
説明すると、まず、第1周目の受信信号と第2周目の受
信信号とを比較し、ある定められた規則でもって比較結
果データを作成し、次に、前記比較結果データと第3周
目の受信信号とで比較し、新たな比較結果データを作成
し、以下、順次前記同様の処理を繰り返すとことによ
り、海面反射などの不要波による画像を除去するのであ
る。つまり、このスキャン相関を行うには、バッファメ
モリ3から与えられる現在の受信信号と、既にフレーム
メモリ6に書き込んである過去の受信信号とを用いる。
ライトデータ作成部4からの出力データは、ライトアド
レス発生部5により発生される書き込みアドレスでフレ
ームメモリ6に書き込まれる。フレームメモリ6に書き
込まれたデータは、リードアドレス発生部7から発生さ
れるラスタスキャン方式に従う読み出しアドレスに基づ
いて読み出される。この読み出されたデータは、図示し
ないCRTなどの表示器に画像表示される。
ライトアドレス発生部5では、アンテナ方位、自船の針
路及び指定される表示モードなどに基づいて直交座標
(X,Y)からなる書き込みアドレスを発生するもので、
極座標−直交座標変換を行う。この変換は、次式に基づ
いて行われる。
X=Xc+Rsinθ Y=Yc+Rcosθ (但し、HU表示の場合、θ=θA、NU表示の場合、θ=
θA+θG、CU表示の場合、θ=θA+θG−θCとな
る。) Xc,Ycはフレームメモリ上の自船位置アドレス、Rは自
船位置からの距離、θはY軸(フレームメモリ)からの
スイープ方向の角度、θAは船首方向を基準としたアン
テナ相対角度、θGは自船の針路、θCは設定コースで
ある。
なお、上記レーダ装置において、表示器への表示のため
の読み出しをラスタスキャン方式とする場合にライトア
ドレス発生部5は極座標から直交座標へと座標変換を行
うように構成するが、スパイラルスキャン方式とする場
合はライトアドレス発生部5で前述の座標変換を行う必
要がない。
以上説明した従来のレーダ装置では、モード設定部(図
示せず)によって、ノースアップモード(以下、NUモー
ドと略称する),ヘッドアップモード(以下、HUモード
と略称する),コースアップモード(以下、CUモードと
略称する)といった三つの表示モードを選択できる。
NUモードは、第4図に示すように、表示画面の直上
に常に北に指す。この場合、固定ブイなどの固定物標の
画像は船首の向きに関係なく常に一定方向に表示される
が、船首の向きを北とすると、船首線は実線矢印で示す
方向に、また、船首の向きを東に変えると、船首線が破
線矢印で示す方向にそれぞれ表示される。
HUモードは、第5図に示すように、表示画面の直上
が常に船首を指す。この場合、船首線は船首の向きに関
係なく常に表示画面の直上を指すように表示されるが、
船首の向きを北にすると、固定ブイなどの固定画像がA1
方向に、また、船首の向きを東に変えると、前記固定画
像はA2方向に表示される。
CUモードは、第6図に示すように、表示画面の直上
が常に予め設定した船の予定進行コースを指す。この場
合、固定ブイなどの固定物標の画像は船首の向きに関係
なく常に一定方向に表示されるが、船首の向きを北にす
ると、船首線は仮想線で示す方向に、また、船首の向き
を東に変えると、船首線が破線矢印で示す方向にそれぞ
れ表示される。
このように、NUモードおよびCUモードでは、固定物標が
表示画面上の固定方向に表示されて船首線が向きに応じ
て表示画面の異なる方向に表示され、また、HUモードで
は、船首線が表示画面上の固定方向に表示されて固定物
標が船首の向きに応じて表示画面の異なる方向に表示さ
れる。
ところで、前述の〜では、自船が停止しているかま
たは移動していても移動量を無視できる状況を前提に説
明しているが、自船が移動している状況では、自船位置
が特定位置(例えば図の中心)に固定して表示され、自
船の移動に応じて相対的に固定物標が移動するように表
示されるようになる。このような表示は、相対運動モー
ド(以下、RMモードと略称する)と呼ばれている。この
うち、RM・HUモードでは、オペレータから見る実際の景
色と表示画面とが一致し、画面にあたかもオペレータが
乗っている景色が表示されるといったことから比較的多
用される。
<発明が解決しようとする課題> ところで、スキャン相関処理は、バッファメモリ3から
与えられる現在の受信信号と、既にフレームメモリ6に
書き込んである過去の受信信号とを用いる関係上、RM・
NUモード、RM・CUモードの場合では正しく行えるもの
の、比較的多用されるRM・HUモードの場合では、正しく
行えなくなる。
つまり、RM・NUモード,RM・CUモードでは、自船が停止
している場合に表示を行うときに、船首線方向が絶えず
変動することによりフレームメモリ6へのアンテナ回転
1周分の書き込みデータが時々刻々と更新されても固定
物標を示すデータが必ずフレームメモリ6上の同じ位置
に書き込まれるために、固定物標の表示位置が画面上で
不動となり、島やブイなどの固定物標と海面反射波など
とを識別できるようになる。
しかし、RM・HUモードでは、自船が停止している場合に
おいて船の回頭によりその船首線方向が絶えず変動する
と、アンテナにより捕捉されるエコー信号をフレームメ
モリ6に書き込む際に、固定物標を示す信号でもアンテ
ナ1回転毎にフレームメモリ6上の異なる位置に変わっ
て書き込まれるために、固定物標の表示位置が画面上で
時々刻々と変化してしまい、島やブイなどの固定物標と
海面反射波などとを識別できなくなる。
このような理由から、RM・HUモードおよびRM・CUモード
の場合ではスキャン相関処理を正しく行えるものの、RM
・HUモードの場合ではスキャン相関処理が正しく行なえ
なくなってしまうのである。
本発明はこのような事情に鑑みて創案されたもので、主
たる目的は、全ての表示モードにおいて、たとえ船首線
が絶えず変動する状況でも、スキャン相関処理を正しく
行えるようにすることである。
本発明の他の目的は、全ての表示モードにおいて、たと
えば船首線が絶えず変動する状況でも、スキャン相関処
理を正しく行えるようにすることを比較的簡単な構成で
もって実行することである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。
本発明のレーダ装置は、移動物体に装備され、順次異な
る方向に探知信号を発射し、この探知信号に起因するエ
コー信号を受信し、表示器に広範囲方向の周囲状況を表
示するものにおいて、エコー信号を受信する受信部と、
下記相関手段から出力される信号を、所定方位を基準と
して定まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記
憶する第1メモリと、前記受信部から出力される現在の
受信信号と前記第1メモリから読み出される過去の受信
信号とを相関処理することにより、海面反射波などの不
要波を除去した画像表示用の信号を得る相関手段と、こ
の相関手段から出力される信号を、設定された表示モー
ドで定まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記
憶する第2メモリと、この第2メモリから読み出される
信号を表示する表示器とを具備することに特徴を有す
る。
本発明のレーダ装置は、移動物体に装備され、順次異な
る方向に探知信号を発射し、この探知信号に起因するエ
コー信号を受信し、表示器に広範囲方向の周囲状況を表
示するものにおいて、エコー信号を受信する受信部と、
受信部から送出される受信信号を一旦記憶するバッファ
メモリと、下記相関手段から出力される信号を、所定方
位を基準として定まるアドレスで指定される記憶素子に
それぞれ記憶する第1メモリと、前記バッファメモリか
ら出力される現在の受信信号と前記第1メモリから読み
出される過去の受信信号とを相関処理することにより、
海面反射波などの不要波を除去した画像表示用の信号を
得る相関手段と、この相関手段から出力される信号を、
設定された表示モードで定まるアドレスで指定される記
憶素子にそれぞれ記憶する第2メモリと、この第2メモ
リから読み出される信号を表示する表示器とを具備する
ことに特徴を有する。
本発明のレーダ装置は、移動物体に装備され、順次異な
る方向に探知信号を発射し、この探知信号に起因するエ
コー信号を受信し、表示器に広範囲方向の周囲状況を表
示するものにおいて、ジャイロコンパスと、アンテナ方
位検出部と、ヘッドアップモードを指定する表示モード
設定部と、アンテナ回路によるアンテナ方位別の1ビー
ム分のエコー信号を受信する受信部と、受信部から出力
される所定方位での1ビーム分の受信信号を一旦記憶す
るバッファメモリと、バッファメモリから出力される現
在の受信信号と下記処理メモリから読み出される過去の
受信信号とを相関処理することにより、海面反射波など
の不要波を除去した画像表示用の信号を作成するライト
データ作成部と、ライトデータ作成部で作成された信号
を記憶するフレームメモリと、このフレームメモリと別
個に設けられて、前記ライトデータ作成部で作成された
信号を記憶する処理メモリと、前記ジャイロコンパス,
前記アンテナ方位検出部及び表示モード設定部からの信
号に基づいて、前記フレームメモリに対して表示モード
で定まる書き込みアドレスを発生する第1ライトアドレ
ス発生部と、前記ジャイロコンパス及びアンテナ方位検
出部からの信号に基づいて、前記処理メモリに対して所
定方位を基準として定まる書き込みアドレスを発生する
第2ライトアドレス発生部と、前記フレームメモリに対
して読み出しアドレスを与えるリードアドレス発生部
と、前記フレームメモリから読み出された信号を画像表
示する表示器とを具備することに特徴を有する。
なお、前記の第1メモリは、相対運動・ノースアップモ
ードまたは相対運動・コースアップモードで定まるアド
レスで指定される記憶素子にそれぞれ記憶するようにで
きる。また、前記の第2メモリは、相対運動・ヘッドア
ップモードで定まるアドレスで指定される記憶素子に記
憶するようにできる。
<作用> 本発明のレーダ装置では、相関手段から出力される信号
を第1メモリに対して所定方位例えば北を基準として定
まるアドレスに記憶するから、たとえ針路を変更(回
頭)してもその影響を受けず、受信部またはバッファメ
モリから出力される現在の受信信号と第1メモリから出
力される過去の受信信号とにおける固定物標を表すデー
タは対応するアドレスに書き込まれることになる。その
ため、仮に、前記第1メモリからの過去信号において固
定物標を表すデータが存在するにもかかわらず、受信部
またはバッファメモリからの現在信号において前記固定
物標を表すデータと対応するデータが存在しなければ、
第1メモリにおける固定物標を示すデータは海面反射な
どによる不要波であると考えられる。したがって、相関
手段で両受信信号を相関処理すれば、不要波のデータを
除去した必要な反射波のみのデータを得ることができる
ようになる。
また、相関手段から出力される信号は、第2メモリに、
指定される表示モードで定まるアドレス位置に書き込ま
れるので、この第2メモリから出力される信号で表示器
には指定の表示モードでの表示がなされる。分かり易く
言えば、第2メモリに書き込むデータは、第1メモリに
書き込むデータと方向な異なるけれども同じ内容のもの
を単に回転した内容になる。
また、本発明のレーダ装置では、受信部またはバッファ
メモリからの出力データは、常に所定方位を基準として
定まる書き込みアドレス例えばRM・NUモードまたはRM・
CUモードに従った書き込みアドレスで処理メモリに対し
て書き込まれる。それとは別に、該処理メモリに書き込
まれたデータは、適宜、指定される表示モード、アンテ
ナ方位、針路に基づいて第2ライトアドレス発生部で発
生される書き込みアドレスでフレームメモリに書き込ま
れる。分かり易く言えば、フレームメモリに書き込むデ
ータは、処理メモリに書き込むデータと方向が異なるけ
れども同じ内容のものを単に回転した内容になる。
そこで、仮に、表示モードとしてRM・HUモードが指定さ
れた場合、処理メモリについてはRM・NUモードまたはRM
・CUモードで定まるデータが書き込まれる一方で、フレ
ームメモリにはRM・HUモードで定まる書き込みアドレス
でデータが書き込まれる。したがって、処理メモリに書
き込まれる過去の受信信号とバッファメモリから与えら
れる現在の受信信号と用いてスキャン相関処理を行うよ
うにすれば、RM・HUモードでもスキャン相関処理が正し
く行えることになる。しかも、従来例と対比すると、処
理メモリと第2ライトアドレス発生部とを増やした構成
で済む。
<実施例> 以下、本発明の詳細を第1図ないし第3図に示す実施例
に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例に係り、第1図
はレーダ装置の構成ブロック、第2図は処理メモリのデ
ータマップ、第3図はフレームメモリのデータマップを
示している。これらの図において、従来例の第7図に示
した符号と同一の符号は、同一の部品,部分等を指す。
受信器1、A/D変換部2、バッファメモリ3については
従来例で説明したものとほぼ同じであるから、その詳細
な説明は省略する。
ライトデータ作成部4(請求の範囲に記載の相関手段に
相当)は、バッファメモリ3から与えられる現在の受信
信号と、処理メモリ8(請求の範囲に記載の第1メモリ
に相当)から読み出される過去の受信信号とを用いてス
キャン相関処理を行い、画像表示用のデータに変換す
る。
ライトデータ作成部4からの出力データは、第2ライト
アドレス発生部9により発生される書き込みアドレスで
処理メモリ8に書き込まれるとともに、第1ライトアド
レス発生部5(従来例の第7図のライトアドレス発生部
に相当)により発生される書き込みアドレスでフレーム
メモリ6(請求の範囲に記載の第2メモリに相当)に書
き込まれる。フレームメモリ6に書き込まれたデータ
は、リードアドレス発生部7から発生されるラスタスキ
ャン方式に従う読み出しアドレスに基づいて読み出され
る。この読み出されたデータは、図示しないCRTなどの
表示器に画像表示される。
第1ライトアドレス発生部5では、アンテナ方位、自船
の針路および指定される表示モードなどに基づいて直交
座標(X,Y)からなる書き込みアドレスを発生するもの
で、前述のように極座標−直交座標交換を行い、アドレ
ス信号をフレームメモリ6に与える。
処理メモリ8は、ライトデータ作成部4の出力信号を、
第2ライトアドレス発生部9から与えられる書き込みア
ドレス信号に基づいて常にRM・NUモードまたRM・CUモー
ドで定まるアドレスで指定される記憶素子に書き込む。
一方、フレームメモリ6は、ライトデータ作成部4の出
力信号を、第1ライトアドレス発生部5から与えられる
書き込みアドレス信号に基づいてその時々において設定
される表示モードにより定まるアドレスで指定される記
憶素子に書き込む。
つまり、処理メモリ8に対する第2ライトアドレス発生
部9は、常にRM・NUモードまたはRM・CUモードの表示モ
ードで定まる書き込みアドレスを発生するように構成さ
れている。一方のフレームメモリ6に対する第1ライト
アドレス発生部5は従来例のライトアドレス発生部と同
一のもので、前述の第2ライトアドレス発生部9と異な
る点は、指定される表示モード(RM・NUモード,RM・HU
モード,RM・CUモードのいずれか)で定かる書き込みア
ドレスを発生するように構成されている点である。
具体的に、例えば針路θG=90゜、アンテナ方位θA=
90゜、表示モードとしてRM・HUモードを指定した場合に
は、処理メモリ8のデータマップは第2図に示すよう
に、また、フレームメモリ6のデータマップは第3図に
示すようになる。つまり、例えば表示モードとしてRM・
HUモードの場合は、フレームメモリ6に書き込む角度θ
は、処理メモリ8に書き込む角度から針路θGを引いた
ものになる。また、処理メモリ8の書込み開始アドレス
は自船の移動とともにメモリ上を変化させるが、フレー
ムメモリ6の書き込み開始アドレスは固定となる。この
点を除けば、処理メモリ8に書き込むデータとフレーム
メモリ6に書き込むデータとは全く同じで、書き込む際
に処理メモリ8の内容を回転させてフレームメモリ6に
書き込むようにしているだけである。
なお、処理メモリ8は、RM・NUモードまたはRM・CUモー
ドが設定される場合には、それぞれ北または船が進行す
る方位で定まるアドレスに対応する記憶素子に書き込む
が、これら以外の所定の方位を定め、この方位を基準と
して定まる記憶素子にエコー信号を書き込んでもよい。
次に、動作を説明する。
ライトデータ作成部4において、バッファメモリ3から
与えられる現在の受信信号と処理メモリ8の過去の受信
信号とによりスキャン相関処理を行って作成した画像表
示用のデータを、順次、処理メモリ8に第2ライトアド
レス発生部9から発生されるRM・NUモードまたはRM・CU
モードで定まる書き込みアドレスで書き込む。
続いて、前記処理メモリ8に書き込んだデータについて
第1ライトアドレス発生部5から発生される指定の表示
モード(RM・NUモード,RM・HUモード,RM・CUモードのい
ずれか)で定まる書き込みアドレスでフレームメモリ6
に書き込む。このフレームメモリ6に書き込まれたデー
タは、リードアドレス発生部7から発生される読み出し
アドレスに従って読み出されてから、図示しない表示器
に画像表示される。この表示器の画面上にはフレームメ
モリ6のデータマップそのままの映像が表示されること
になる。
つまり、表示モードとしてRM・HUモードを指定している
場合、処理メモリ8に対しては常にRM・NUモードまたは
RM・CUモードで定まる書き込みアドレスでデータを書き
込むからたとえ船首線が絶えず変動する状況でも、処理
メモリ8の過去信号とバッファメモリ3の現在信号との
対応が正確にとれることになり、スキャン相関処理が正
しく行えるようになる。ちなみに、他船などの移動物標
の移動速度が高速であったりかつ探知レンジが極端に小
さい場合を除けば、移動物標を表す新旧のエコーデータ
は重なる部分が生じるのに対して、海面反射などの不要
波はアンテナが1回転する毎(例えば2〜3秒毎)に関
連のない位置に出没するために不要波の新旧のエコーデ
ータが重なる確率が低いので、スキャン相関処理におい
て移動している移動物標と海面反射などの不要波との識
別が適正に行えるのであり、スキャン相関処理によって
移動物標が除去されるようなことはない。
なお、上述した実施例では、表示器への表示のための読
み出しをラスタスキャン方式とし、第1ライトアドレス
発生部および第2ライトアドレス発生部は共に極座標か
ら直交座標への座標変換を行ない得られたアドレス信号
をフレームメモリおよび処理メモリへ与えるようにした
例を挙げているが、表示器への表示のための読み出しを
スパイラルスキャン方式として実施することも可能であ
る。このスパイラルスキャン方式とする場合でも、第2
ライトアドレス発生部に極座標のアドレス信号を発生さ
せ、第1ライトアドレス発生部および第2ライトアドレ
ス発生部は共に極座標から直交座標への座標変換を行う
必要はない。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明のレーダ装置では、RM・HU
モード、RM・NUモード、RM・CUモードの全ての表示モー
ドにおいて、たとえ船首線が絶えず変動する状況でも、
スキャン相関処理を正しく行うことができ、海面反射な
どの不要波を的確に除去して鮮明な周囲状況画像を表示
できるようになる。
また、本発明のレーダ装置では、従来例の構成に加えて
処理メモリとそれに対する第2ライトアドレス発生部を
設けるだけの簡単な構成でもって、RM・HUモード、RM・
NUモード、RM・CUモードの全ての表示モードにおいて、
たとえ船首線が絶えず変動する状況でも、スキャン相関
処理を正しく行うことができ、海面反射などの不要波を
的確に除去して鮮明な周囲状況画像を表示できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例に係り、第1図
はレーダ装置の構成ブロック図、第2図は処理メモリの
データマップ図、第3図はフレームメモリのデータマッ
プ図である。 また、第4図ないし第7図は従来例に係り、第4図はNU
モードでの表示画像を示す模式図、第5図はHUモードで
の表示画像を示す模式図、第6図はCUモードでの表示画
像を示す模式図、第7図はレーダ装置の構成ブロック図
である。 1……受信器、2……A/D変換部、3……バッファメモ
リ、4……ライトデータ作成部(相関手段)、5……第
1ライトアドレス発生部、6……フレームメモリ(第2
メモリ)、7……リードアドレス発生部、8……処理メ
モリ(第1メモリ)、9……第2ライトアドレス発生
部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動物体に装備され、順次異なる方向に探
    知信号を発射し、この探知信号に起因するエコー信号を
    受信し、表示器に広範囲方向の周囲状況を表示するレー
    ダ装置において、 エコー信号を受信する受信部と、 下記相関手段から出力される信号を、所定方位を基準と
    して定まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記
    憶する第1メモリと、 前記受信部から出力される現在の受信信号と前記第1メ
    モリから読み出される過去の受信信号とを相関処理する
    ことにより、海面反射波などの不要波を除去した画像表
    示用の信号を得る相関手段と、 この相関手段から出力される信号を、設定された表示モ
    ードで定まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ
    記憶する第2メモリと、 この第2メモリから読み出される信号を表示する表示器
    とを具備する、ことを特徴とするレーダ装置。
  2. 【請求項2】移動物体に装備され、順次異なる方向に探
    知信号を発射し、この探知信号に起因するエコー信号を
    受信し、表示器に広範囲方向の周囲状況を表示するレー
    ダ装置において、 エコー信号を受信する受信部と、 受信部から送出される受信信号を一旦記憶するバッファ
    メモリと、 下記相関手段から出力される信号を、所定方位を基準と
    して定まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記
    憶する第1メモリと、 前記バッファメモリから出力される現在の受信信号と前
    記第1メモリから読み出される過去の受信信号とを相関
    処理することにより、海面反射波などの不要波を除去し
    た画像表示用の信号を得る相関手段と、 この相関手段から出力される信号を、設定された表示モ
    ードで定まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ
    記憶する第2メモリと、 この第2メモリから読み出される信号を表示する表示器
    とを具備する、ことを特徴とするレーダ装置。
  3. 【請求項3】前記第1メモリが、相対運動・ノースアッ
    プモードまたは相対運動・コースアップモードで定まる
    アドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記憶するもの
    である、請求の範囲1または2のいずれかに記載のレー
    ダ装置。
  4. 【請求項4】前記第2メモリが、相対運動・ヘッドアッ
    プモードで定まるアドレスで指定される記憶素子にそれ
    ぞれ記憶するものである、請求の範囲1または2のいず
    れかに記載のレーダ装置。
  5. 【請求項5】移動物体に装備され、順次異なる方向に探
    知信号を発射し、この探知信号に起因するエコー信号を
    受信し、表示器に広範囲方向の周囲状況を表示するレー
    ダ装置において、 ジャイロコンパスと、アンテナ方位検出部と、 相対運動・ヘッドアップモードを指定する表示モード設
    定部と、 アンテナ回転によるアンテナ方位別の1ビーム分のエコ
    ー信号を受信する受信部と、 受信部から出力される所定方位での1ビーム分の受信信
    号を一旦記憶するバッファメモリと、 バッファメモリから出力される現在の受信信号と下記処
    理メモリから読み出される過去の受信信号とを相関処理
    することにより、海面反射波などの不要波を除去した画
    像表示用の信号を作成するライトデータ作成部と、 ライトデータ作成部で作成された信号を記憶するフレー
    ムメモリと、 このフレームメモリと別個に設けられて、前記ライトデ
    ータ作成部で作成された信号を記憶する処理メモリと、 前記ジャイロコンパス,前記アンテナ方位検出部及び表
    示モード設定部からの信号に基づいて、前記フレームメ
    モリに対して表示モードで定まる書き込みアドレスを発
    生する第1ライトアドレス発生部と、 前記ジャイロコンパス及びアンテナ方位検出部からの出
    力信号に基づいて、前記処理メモリに対して所定方位を
    基準として定まる書き込みアドレスを発生する第2ライ
    トアドレス発生部と、 前記フレームメモリに対して読み出しアドレスを与える
    リードアドレス発生部と、 前記フレームメモリから読み出された信号を画像表示す
    る表示器とを具備する、ことを特徴とするレーダ装置。
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