JPH0693218A - インク、これを用いたインクジェット記録方法及び係るインクを用いたインクジェット記録用機器 - Google Patents
インク、これを用いたインクジェット記録方法及び係るインクを用いたインクジェット記録用機器Info
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- JPH0693218A JPH0693218A JP18486893A JP18486893A JPH0693218A JP H0693218 A JPH0693218 A JP H0693218A JP 18486893 A JP18486893 A JP 18486893A JP 18486893 A JP18486893 A JP 18486893A JP H0693218 A JPH0693218 A JP H0693218A
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Abstract
着性、OD、印字品位)信頼性(固着特性、初期吐出特
性)及び吐出性能(吐出安定性、吐出速度、周波数応答
性、ヘッド寿命)の全てに優れたインク、該インクを用
いた高速記録を可能とするインクジェット記録方法及
び、係るインクを用いたインクジェット記録用機器を提
供する。 【構成】 インク中のキレート試薬濃度が、0.01
〜50ppmの範囲であるインク、並びに、該インクの
液滴を被記録材に吐出付与して記録を行なうインクジェ
ット記録方法、及びインクを収容したインク収容部、該
インクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を具
備した記録ユニット、インクを収容するインク収容部を
具備したインクカートリッジ、及び上記の記録ユニット
を具備したインクジェット記録装置が提供される。
Description
を用いたインクジェット記録方法、及びインクジェット
記録用機器に関し、特に該インクに熱エネルギーを作用
させてインクの液滴を形成する、いわゆるバブルジェッ
ト記録に用いられるインクジェット記録用インク、イン
クジェット記録方法、インクジェット記録ユニット、イ
ンクカートリッジ、及びインクジェット記録装置に関す
る。
方式が案出されているが、その中でも例えば特開昭54
−51837号公報などに記載されているいわゆるバブ
ルジェット記録方法は高密度マルチノズルが非常に簡単
な構成であるため、高画質の画像が高速で、かつ非常に
安いコストで得られ、しかも特別なコート層などを有し
ない普通紙にも印字できるという特徴を有している。
た液体が、急激な体積の増大を伴う状態変化を起し、そ
の状態変化に基づく作用力によって記録ヘッド部先端の
オリフィスより液滴が吐出、飛翔して被記録材に付着し
て記録が行なわれるものである。
この記録方法で高画質・高速記録という特徴を常に信頼
性良く実現するには、インクやヘッドに関する多大な技
術が必要となる。バブルジェットタイプのインクジェッ
ト記録において、普通紙にも印字可能なインクとして必
要な性能は、大別して、主に印字性能、信頼性、及び吐
出性能である。
要なものは下記の5項目である。 (1)定着性:記録紙に印字されたインクが見掛け上乾
燥し、指で擦っても指や紙が汚れなくなる迄の時間で判
断する。この時間の短いものが好ましい。 (2)OD:記録紙に印字された記録画像の反射濃度。
一般的には染料が紙の中の方迄浸透せず、表面に残る割
合が大きいと高ODになるので好ましい。 (3)印字品位:印字された記録ドットが真円に近いほ
ど、印字品位は優れており、従来のインクでは普通紙に
印字すると、紙の繊維の影響でギザギザのあるドットと
なる。 (4)固着特性:インクジェット記録用ヘッド内におい
て、インクが蒸発固化(目詰り)する性質。固化し難い
ものが好ましい。 (5)初期吐出特性:印字休止中にノズル先端から水が
蒸発し、インクが増粘したときの最初の数発の吐出性。
吐出方向が斜めになったり、不吐出になったりすること
がある。
能と、(4)〜(5)の信頼性とに大きく類別される。
これらの特性は互いに相反する性質が多いため、全ての
性能を満足するインクを作ることは困難である。
を重視すれば、蒸発し易いインクが優れたインクの条件
であるのに対し、固着特性を重視して考えると全く逆転
して蒸発し難いインクが優れたインクの条件となり、大
きな矛盾が生じる。
がある。定着性を良くするためには記録紙へのインクの
浸透性を良くすればいいが、そうするとインクは紙の深
さ方向へ沈んでしまうことになる。インクが紙の中の方
迄浸透してしまうと、紙表面の繊維が光を散乱させるた
めODを低下させることとなる。
が生じる。即ち、記録紙へのインクの浸透性を良くすれ
ば定着性は向上する。ところが、紙は不均一構造(凹凸
や繊維)であるために浸透距離に大小がある。浸透し易
いインクを使うと、この浸透距離の差は更に大きくなっ
てしまい、ドットは真円にならず、ギザギザのあるドッ
トとなる。
ット記録には、吐出性能として主に次の4点が求められ
る。 (1)吐出安定性:オリフィスから吐出するインク滴の
大きさ、速度、方向が常に均一であり、ばらつきがない
ことが好ましい。 (2)吐出速度:オリフィスから吐出するインク滴の速
度。一般的には吐出速度は大きい方が好ましく、通常は
3〜20m/s程度である。 (3)周波数応答性:インク滴が吐出した後、吐出した
分のインクが補給される時間が短い程、周波数応答性が
高く好ましい。 (4)ヘッドの寿命:大量の記録を行なうことにより、
記録ヘッドのヒーターが破壊され、吐出不能になった
り、また、ヒーター面に堆積物(いわゆるコゲ)が溜る
ことにより、ヒーターの熱エネルギーがインクに有効に
伝わらないなどの不具合が生じ、その結果、吐出安定
性、吐出速度、周波数応答性の吐出性能が劣化したり吐
出量が変化する場合がある。ヘッド寿命は初期の吐出性
能を維持できる迄の吐出パルス数で表わされる。
良は従来より行なわれている。例えば、インク中の重金
属の含有量を一定濃度以下にすることによって、ヘッド
の寿命が向上することが、特開昭61−113668号
公報(Fe≦4ppm)、同61−113669号公報
(Fe+Si≦9ppm)、同61−113671号公
報(2価金属≦20ppm)、同61−113673号
公報(P≦2ppm)などに明示されている。
4号公報に開示されているように、インク中に被膜形成
手段として使用される物質を包含せることによってヒー
ター面に被膜を形成させ、気泡の発生、消滅時のショッ
ク(キャビテーション)を和らげるという提案もある。
この提案の中の被膜形成手段としては有機金属キレート
化合物、有機酸金属塩、含金染料などの含金化合物が使
われている。これらの提案によりヘッドの寿命は格段に
向上するが、それでもまだ不充分であり、さらなる寿命
の向上が求められていた。
の普通紙対応型バルブジェット記録に必要な性能である
印字性能(定着性、OD、印字品位)、信頼性(固着特
性、初期吐出特性)、及び吐出性能(吐出安定性、吐出
速度、周波数応答性、ヘッド寿命)の全ての性能に優れ
たインクジェット記録用インク、高速記録を可能とする
インクジェット記録方法及び、かかるインクを用いたイ
ンクジェット記録用機器を提供することにある。
発明によって達成される。即ち本発明は、記録剤及び、
これを溶解又は、分散する液媒体を含むインクにおい
て、該インクがキレート試薬をインク全重量に対して
0.01〜50ppm含有することを特徴とするインク
である。
て記録を行なうインクジェット記録方法において、該イ
ンクが、記録剤及び、これを溶解又は、分散する液媒体
を含有し、且つキレート試薬をインク全重量に対して
0.01〜50ppm含有することを特徴とするインク
ジェット記録方法である。
び、該インクをインク滴として吐出させるためのヘッド
部を具備するインクジェット記録ユニット、並びに前記
インクを収容するインク収容部を具備するインクジェッ
ト記録ユニットのインクカートリッジ及び前記インクを
収容するインク収容部と、該インクをインク滴として吐
出させるためのヘッド部を有する記録ユニットを具備す
るインクジェット記録装置である。
態様をあげて本発明を詳しく説明する。本発明のインク
は、インク中にキレート試薬を0.01〜50ppm含
有させることを主な特徴とする。
染料中の金属イオンに起因する目詰まりを防止するため
に、係る金属をマスキングする目的でインク中に、キレ
ート試薬を加えることがなされていた(特開昭51−8
5804及び同58−89667参照)。
に用いると、却ってヘッドの寿命が低減してしまった。
そこで、本発明者らは、ヘッドの寿命とインク中に含有
されるキレート試薬との関係を検討し、インク中に含ま
れるキレート試薬の量を0.01〜50ppmとするこ
とにより、印字性能、信頼性、及び吐出性能全てに優れ
た、特にヘッドの寿命が長く、吐出安定性に優れた記録
が可能となることを知見し、本発明を完成するに到っ
た。
ンジアミン四酢酸(EDTA)をインク中に濃度を変化
させて含有させ、パルス数を変えてヘッドの耐久試験を
行い、ヒーターの表面をSEMで観察した結果、EDT
A濃度が高い(100ppm超)時、ヒーターの表面層
(図3,16−a)が徐々に侵食され膜厚が薄くなり、
次第に下層(図3,16−b)が完全に見える迄に至
り、最終的にはヒーターが断線するに到った。
合は、ヒーターの表面層が薄くなったり、断線したりす
るようなことは全く観察されなかった。以上のことか
ら、インク中にキレート試薬がある濃度以上含有される
と、係るキレート試薬が気泡の発生・消滅時にヒーター
の表面を侵食し、ヒーターを断線させてヘッドの寿命を
低減させるものと思われる。
とヒーター断線パルス、ヘッドの寿命との関係(2×1
09 パルスで終了している)を示す。図からインク中の
EDTA濃度が100ppmを超えると、ヒーター断線
が4×108 パルス以下で起きてしまい、ヘッド寿命が
大幅に短縮されることが判る。
が低過ぎる場合(0.001ppm未満)は、ヒーター
断線に関しては上記のように問題はないものの、今度は
長期記録においてはヘッドの吐出性能の劣化が起こり初
期の吐出性能を維持できず、ヘッド寿命が短縮されるこ
とを知見した。
繰り返し行なわれると、たとえインク中の重金属などの
不純物が一定濃度以下であっても、染料の種類や濃度の
違いによってコゲが発生し、特にODの高いインクを作
ろうとすると染料濃度は高くなり、よりコゲやすくなっ
てしまうためと思われる。
ヒーターの熱エネルギーがインクに有効に伝わらないた
め、吐出エネルギーが不足し吐出濃度、吐出量が不足す
るなどの不具合が生じ、ヒーター断線が起きる前にヘッ
ドの寿命が尽きてしまう。
ppm〜50ppm程度加えたインクは、ヒーター断線
の問題もなく、またヘッドの吐出性能の劣化もなくヘッ
ドの寿命は大幅に長くなった。この領域において、ヘッ
ドの吐出性能の劣化を生じない理由は明らかではない
が、大量の記録により多少のコゲがヒーター面に付着し
ても、微量に含有されるEDTAの侵食作用によって適
度にコゲが侵食されることにより、ヒーター面にコゲが
大量に付着することがなく、ヒーター面は常に滑らかな
状態にあるからと推測される。
は、本発明の効果が得られさえすればよく特に限定され
るものではないが、好ましくはエチレンジアミン四酢酸
(EDTA)、トランス−1,2−シクロヘキサンジア
ミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジ
アミン二酢酸(EDDA)、ジオキサオクタンジアミン
四酢酸(GEDTA)、N−(2−ヒドロキシエチル)
エチレンジアミン三酢酸(HEPTA)、N−(2−ヒ
ドロキシエチル)イミノ二酢酸(HIDA)、ニトリロ
三酢酸(NTA)、トリエチレンテトラミン六酢酸(T
THA)、グリシン、ジヒドロキシエチルグリシン及び
それらの塩(例えばEDTA・4Na)などがあげられ
る。
量は、インク全重量に対して0.01〜50ppmであ
り、好ましくは0.01〜10ppm、更には、0.0
1〜4ppmが好ましい。
的には原子吸光光度法(Kunkel,R.,et a
l.:Anal.Chem.45,1465(197
3))により、Cu(II)−キレート試薬の銅イオンを原
子吸光光度法で定量するのが微量のキレート試薬の定量
法として好ましいため、この方法による定量値を本発明
で言うところのキレート試薬濃度とする。また、測定の
ばらつきが問題となる程の低濃度の場合は、インクを濃
縮してから測定すること等も可能である。
に少なくとも記録剤とこれを溶解、又は分散する液媒体
を含有する。記録剤としては染料又は顔料を必要に応じ
て使い分けるが、本発明では好ましくは、水溶性染料が
用いられる。
染料などあらゆる水溶性染料を用いることができる。染
料の濃度は通常はインク全重量に対して0.1〜10重
量%の範囲から適宜選択される。
は、水と水溶性有機溶剤を併用することが好ましい。水
溶性有機溶剤としては、インクジェット記録用インクに
一般的に用いられている水溶性有機溶剤が使用される。
つまり、それ自身の蒸気圧が低くインク中の水分の蒸発
速度を減速させると共に、染料などの溶解性も持ち合せ
ていることで固着特性向上剤としての効果もあるものが
好ましい。
は、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミドなどのアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール
などのケトン又はケトンアルコール類;テトラヒドロフ
ラン、ジオキサンなどのエーテル類;N−メチル−2−
ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン、2−ピロリドンなどの含窒素複素環式ケトン類;ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなど
のポリアルキレングリコール類;エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチ
レングリコール、1,2,3−ヘキサントリオール、チ
オジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレング
リコールなどのアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含
むアルキレングリコール類;グリセリン、エチレングリ
コールメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリ
コールメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレング
リコールモノメチル(又はエチル)エーテルなどの多価
アルコールの低級アルキルエーテル類などがあげられ
る。
6、好ましくは60〜95、より好ましくは73〜94
重量%の範囲で使用される。40重量%より少ないと粘
度が高くなる、滲み易くなる、定着性が劣るなどの問題
が生じ、また96重量%よりも多いと、蒸発成分が多過
ぎて固着特性が悪化する。また、固着特性を向上させる
ために、蒸発抑制効果のあるもの、染料の溶解度を向上
させるもの、粘度上昇を抑制するものなど、従来使用さ
れていた水溶性有機溶剤とは異なる固着防止剤を使用し
てもよい。
エチルアミンなどのトリエチルアミンの塩、塩酸トリエ
タノールアミンなどのトリエタノールアミンの塩、トル
エンスルホンアミドの誘導体などが用いられる。これら
の固着防止剤は、インク中のインク全重量に対して0.
1〜30重量%の範囲で適宜選択して使用することが好
ましい。
り、水以外の構成成分(溶剤など)の量を極端に少なく
しても、目詰りを起こさずに高信頼性を保つことができ
る。また、インク中の水分量が多いので、記録物のイン
クが蒸発し易くなって、OD、定着性、印字品位などの
普通紙記録性能に有利に働く。また、尿素などは粘度上
昇を抑制する効果があるので初期吐出特性にも優位性を
発揮する。
剤を使用することがある。このような溶剤を使用したイ
ンクは、記録紙に印字された場合の乾燥性が非常に優れ
る。このような効果が期待できる溶剤としては、好まし
くはメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルア
ルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチ
ルアルコール、イソブチルアルコールなどの炭素数1〜
4のアルキルアルコール類;シクロヘキサノールなどの
環状アルキルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミドなどのアミド類;アセトン、ジアセ
トンアルコールなどのケトン又はケトンアルコール類;
テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;N
−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノンなどの含窒素複素環式ケトン類;グリセ
リン;脂肪酸アルキロールアミド、チオジグリコール、
N−アシル−スルコシネートなどが用いられる。
ルなどのアルコール類は比較的沸点が低いものが多いの
で、インクに熱エネルギーを作用させて吐出させる記録
方法における吐出エネルギー源である発泡の促進剤とな
り、吐出速度を大きくする効果もある。
用することも可能である。界面活性剤は、インク全重量
に対して通常0.01〜0.5重量%、好ましくは0.
01〜0.2重量%の範囲で使用される。
℃において0.7〜12cP、好ましくは1〜5cPで
あるものが良い。この範囲外のインクはインクジェット
記録において吐出安定性がやや悪く、特に12cPを越
えるインクは、その粘度抵抗により被記録材への浸透が
遅く定着性においても不利になるからである。
25℃において26〜60dyne/cmであるものが
良い。表面張力が26dyne/cm未満のインクでは
液滴が吐出したあと、メニスカスを引き戻そうとする力
が弱いか、或いは逆にメニスカスが突出した際に、引き
戻す力が弱いため、泡を抱き込んだり、オリフィス部が
濡れてしまい、ヨレの原因となったりすることがある。
また、60dyne/cmを越える表面張力のインクで
は濡れ性が悪く、ヘッドのノズル壁などに対してインク
が濡れず、気泡として残留してしまうことがある。
って、普通紙対応型バルブジェット記録に用いられるイ
ンクとして、特にヘッド寿命に優れ、かつ、OD、定着
性、印字品位、固着特性、初期吐出特性、吐出安定性、
吐出速度、周波数応答性の性能に優れたインクの提供が
可能になる。
より液滴を吐出させて記録を行なうインクジェット記録
方法にとりわけ好適に用いられるが、一般の筆記具用と
しても使用できることは言う迄もない。
好適な方法及び装置としては、記録ヘッドの室内のイン
クに記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該熱エネ
ルギーにより液滴を発生させる方法及び装置があげられ
る。
2,3及び4に示す。ヘッド13はインクを通す溝14
を有するガラス、セラミックス又はプラスチック板など
と、感熱記録に用いられる発熱ヘッド15(図ではヘッ
ドが示されているが、これに限定されるものではない)
とを接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン
などで形成される保護膜16、アルミニウム電極17−
1及び17−2、ニクロムなどで形成される発熱抵抗体
層18、蓄熱層19、アルミナなどの放熱性の良い基板
20より成っている。
2迄来ており、不図示の圧力によりメニスカス23を形
成している。今、電極17−1,17−2に電気信号が
加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に
発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生し、
その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が吐出
し、オリフィス22より記録小滴24となり、被記録材
25に向かって飛翔する。図4には図2に示すヘッドを
多数並べたマルチヘッドの外観図を示す。該マルチヘッ
ドはマルチ溝26を有するガラス板27と、図2に説明
したものと同様な発熱ヘッド28を密着して製作されて
いる。
3の断面図であり、図3は図2のA−B線での切断面で
ある。図5に、かかるヘッドを組み込んだインクジェッ
ト記録装置の1例を示す。図5において、61はワイピ
ング部材としてのブレードであり、その一端はブレード
保持部材によって保持されて固定端となり、カンチレバ
ーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによる記録
領域に隣接した位置に配設される。
中に突出した形態で保持される。62はキャップであ
り、ブレード61に隣接するホームポジションに配設さ
れ、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して吐出
口面と当接し、キャッピングを行う構成を具備する。更
に63はブレード61に隣接して配設されるインク吸収
体であり、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動経路
中に突出した形態で保持される。上記ブレード61、キ
ャップ62、吸収体63によって吐出回復部64が構成
され、ブレード61及び吸収体63によってインク吐出
口面の水分、塵埃などの除去が行われる。
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行う記録ヘッドであり、66はこの記録ヘ
ッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行うための
キャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と摺
動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68に
よって駆動されるベルト69と接続(不図示)してい
る。これによりキャリッジ66はガイド軸67に沿って
移動が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及び
その隣接した領域の移動が可能となる。
あり、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロ
ーラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口
面と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行す
るにつれて排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙され
る。
録終了などでホームポジションに戻る際、ヘッド回復部
64のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退
避しているが、ブレード61は移動経路中に突出してい
る。この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピング
される。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に
当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録
ヘッドの移動経路中に突出する様に移動する。
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は、上記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。上記の記録ヘッドのホーム
ポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ばかり
でなく、記録ヘッドが記録のために記録領域を移動する
間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジション
へ移動し、この移動に伴って上記ワイピングが行われ
る。
ば、チューブを介して供給されるインクを収容したイン
クカートリッジの一例を示す図である。ここで40は供
給用インクを収納したインク収納部、例えば、インク袋
であり、その先端にはゴム製の栓42が設けられてい
る。この栓42に針(不図示)を挿入することにより、
インク袋40中のインクをヘッドに供給可能ならしめ
る。44は廃インクを受容するインク吸収体である。イ
ンク収容部としては、インクとの接液面がポリオレフィ
ン、特にポリエチレンで形成されているのが本発明にと
って好ましい。
置としては、上記の如きヘッドとインクカートリッジと
が別体となったものに限らず、図7に示す如きそれらが
一体になったものにも好適に用いられる。
て、この中にはインクを収容したインク収容部、例え
ば、インク吸収体が収納されており、かかるインク吸収
体中のインクが複数のオリフィスを有するヘッド部71
からインク滴として吐出される構成になっている。イン
ク吸収体の材料としては、ポリウレタンを用いることが
本発明にとって好ましい。72は、記録ユニット内部を
大気に連通させるための大気連通口である。この記録ユ
ニット70は、図5に示す記録ヘッドに代えて用いられ
るものであって、キャリッジ66に対し着脱自在になっ
ている。
更に具体的に説明するが、本発明がこれらのみに限定さ
れるものではない。尚、文中、部又は%の表示は特に指
定のない限り重量基準である。
す各成分をビーカーにて混合し、25℃にて4時間攪拌
した。この混合物をポアサイズ0.22μmのメンブラ
ンフィルターで加圧濾過したものを本発明のインクとし
た。
によりインクを吐出させるキヤノンバブルジェットプリ
ンターBJC−820J(解像度360DPI,インク
吐出量45pl)で、普通紙(キヤノン製PPC用紙S
K)印字を行ない、定着性、OD、印字品位、固着特
性、吐出安定性、吐出速度、周波数応答性、初期吐出特
製、ヘッドの寿命の評価を行なって、インクの粘度、表
面張力を判定した。これらの結果を表1に示す。
字した後、10,20,30,40,50及び60秒後
に濾紙(東洋濾紙製No.2:商標名)で擦り、印字部
が汚れなくなる迄の秒数を基にして判定した。(20±
5℃、50±10%RHにて測定) 〇:15秒以内 △:16〜30秒 ×:31秒以上。
字物を常温常湿で24時間以上放置し、その印字部をマ
クベス濃度計(RD918)にて測定して、そのOD値
で判定した。
の後ドットレベルでの滲みや、エッジのシャープさを2
5℃、60%RHの環境条件にて評価した。
て英数文字を印字した後、プリントを停止し、キャップ
を施して30日間放置(放置条件:60℃,10±5%
RH)した後、再び英数文字を印字して初期の印字状態
が再現できる迄の回復操作回数で判定した。
性評価 キヤノン製インクジェット記録用ヘッド評価装置(液滴
の吐出の状況をストロボで同期発光し、顕微鏡テレビカ
メラで観測する装置)を用いて、プリンターで印字する
ヘッド駆動条件と同じ条件で各種インクの吐出速度のば
らつき、吐出速度、周波数応答性を測定してそれぞれ判
定した。
その標準偏差を判定した。
その平均値を求めて判定した。
せ、徐々に周波数を上げてゆき、吐出形状が主滴の存在
しない剣状の不安定な吐出になったところの周波数を測
定し判定した。
キャップ非装着状態を保ち、再度吐出させたときの最初
の数発のインク滴の吐出の様子を見て、吐出状態が良好
でいられる時間で判定した。
パルスおきに吐出安定性、吐出速度、周波数応答性の評
価を行ない、連続吐出を行なう前のこれらの評価結果と
異なる性能(〇〜×のランク)に変わったときのパルス
数をヘッド寿命とし、そのパルス数で判定した。
用して、25℃において粘度を測定した。
して、25℃において表面張力を測定した。
ッドの信頼性が向上し、高速乾燥性、高記録濃度、高印
字品位を長期間に亘って達成することのできるインク、
これを用いたインクジェット記録方法及び係るインクを
用いたインクジェット記録用機器を提供することができ
る。
の寿命の関係を示す図。
図。
図。
ドの外観斜視図。
記録ユニットを示す斜視図。
Claims (23)
- 【請求項1】 記録剤及び、これを溶解又は、分散する
液媒体を含むインクにおいて、該インクがキレート試薬
をインク全重量に対して0.01乃至50ppm含有す
ることを特徴とするインク。 - 【請求項2】 前記キレート試薬の含有量が、インク全
重量に対して0.01乃至10ppmである請求項1記
載のインク。 - 【請求項3】 前記キレート試薬の含有量が、インク全
重量に対して0.01乃至4ppmである請求項1記載
のインク。 - 【請求項4】 前記キレート試薬が、エチレンジアミン
四酢酸(EDTA)である請求項1記載のインク。 - 【請求項5】 前記インクが、インクジェット記録用の
ものである請求項1記載のインク。 - 【請求項6】 前記インクが、該インクに熱エネルギー
を作用させてインク滴を吐出させる方法に用いるもので
ある請求項1記載のインク。 - 【請求項7】 前記インクの粘度が、25℃において1
至5cPの範囲である請求項1記載のインク。 - 【請求項8】 前記インクの粘度が、25℃において
0.7乃乃至2cPの範囲である請求項1記載のイン
ク。 - 【請求項9】 前記インクの表面張力が、25℃におい
て26乃至60dyne/cmの範囲である請求項1記
載のインク。 - 【請求項10】 前記インクの水の含有量が、インク全
重量に対して40乃至96重量%の範囲である請求項1
記載のインク。 - 【請求項11】 前記インクの水の含有量が、インク全
重量に対して60乃至95重量%の範囲である請求項1
記載のインク。 - 【請求項12】 前記インクの水の含有量が、インク全
重量に対して73乃至94重量%の範囲である請求項1
記載のインク。 - 【請求項13】 インクをインク滴として吐出させて記
録を行なうインクジェット記録方法において、該インク
が、記録剤及び、これを溶解又は、分散する液媒体を含
有し、且つキレート試薬をインク全重量に対して0.0
1乃至50ppm含有することを特徴とするインクジェ
ット記録方法。 - 【請求項14】 前記キレート試薬が、エチレンジアミ
ン四酢酸(EDTA)である請求項13記載のインクジ
ェット記録方法。 - 【請求項15】 前記記録方法が、前記インクに熱エネ
ルギーを作用させてインク滴を吐出させる方法である請
求項13記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項16】 インクを収容するインク収容部及び、
該インクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を
具備するインクジェット記録ユニットにおいて、該イン
クが請求項1乃至12の何れかに記載のものであること
を特徴とするインクジェット記録ユニット。 - 【請求項17】 前記ヘッド部が、インクに熱エネルギ
ーを作用させてインク滴を吐出させるヘッド有するもの
でる請求項16記載のインクジェット記録ユニット。 - 【請求項18】 前記インクを収容するインク収容部を
具備するインクジェット記録ユニットのインクカートリ
ッジにおいて、該インクが請求項1乃至12の何れかに
記載のものであることを特徴とするインクカートリッ
ジ。 - 【請求項19】 前記インクを収容するインク収容部
と、該インクをインク滴として吐出させるためのヘッド
部を有する記録ユニットを具備するインクジェット記録
装置において、該インクが請求項1乃至12の何れかに
記載のものであることを特徴とするインクジェット記録
装置。 - 【請求項20】 前記ヘッド部が、インクに熱エネルギ
ーを作用させてインク滴を吐出させるヘッドを有するも
のである請求項19記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項21】 前記インクを収容するインク収容部を
具備するインクカートリッジと、該インクをインク滴と
して吐出させるための記録ヘッドを具備するインクジェ
ット記録装置において、該インクが請求項1乃至12の
何れかに記載のものであることを特徴とするインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項22】 前記インクカートリッジが、該インク
カートリッジに収容したインクを前記記録ヘッドに供給
するインク供給部を有するものである請求項21記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項23】 前記記録ヘッドが、インクに熱エネル
ギーを作用させてインク滴を吐出させるヘッドを有する
ものである請求項21又は22に記載のインクジェット
記録装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP18486893A JP3880074B2 (ja) | 1992-07-31 | 1993-07-27 | インク、これを用いたインクジェット記録方法、係るインクを用いたインクジェット記録用機器及びヒーター表面へのコゲ付着低減方法 |
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|---|---|---|---|
| JP20492092 | 1992-07-31 | ||
| JP4-204920 | 1992-07-31 | ||
| JP18486893A JP3880074B2 (ja) | 1992-07-31 | 1993-07-27 | インク、これを用いたインクジェット記録方法、係るインクを用いたインクジェット記録用機器及びヒーター表面へのコゲ付着低減方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0693218A true JPH0693218A (ja) | 1994-04-05 |
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Family
ID=26502760
Family Applications (1)
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3880074B2 (ja) | 2007-02-14 |
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