JPH0693357A - 電子部品用部材 - Google Patents

電子部品用部材

Info

Publication number
JPH0693357A
JPH0693357A JP4245073A JP24507392A JPH0693357A JP H0693357 A JPH0693357 A JP H0693357A JP 4245073 A JP4245073 A JP 4245073A JP 24507392 A JP24507392 A JP 24507392A JP H0693357 A JPH0693357 A JP H0693357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
weight
base material
total amount
lead frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4245073A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Nakamura
新一 中村
Hirofumi Omori
廣文 大森
Shiro Takeno
史郎 竹野
Yoko Takeuchi
曜子 竹内
Mitsuhiro Tomita
充裕 富田
Yoshinori Fujimori
良経 藤森
Nobuaki Nakajima
信昭 中島
Yoshikazu Oda
好和 織田
Tatsuya Hatanaka
達也 畠中
Yukiko Nishiyama
友紀子 西山
Hiroshi Endo
博 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4245073A priority Critical patent/JPH0693357A/ja
Publication of JPH0693357A publication Critical patent/JPH0693357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10WGENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10W72/00Interconnections or connectors in packages
    • H10W72/50Bond wires
    • H10W72/551Materials of bond wires
    • H10W72/552Materials of bond wires comprising metals or metalloids, e.g. silver
    • H10W72/5522Materials of bond wires comprising metals or metalloids, e.g. silver comprising gold [Au]
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10WGENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10W90/00Package configurations
    • H10W90/701Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts
    • H10W90/751Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bond wires
    • H10W90/756Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bond wires between a chip and a stacked lead frame, conducting package substrate or heat sink

Landscapes

  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】強度性、硬度性、ボンディング性や半田耐候性
等の特性を良好にし、信頼性を向上させた電子部品用部
材を提供することにある。 【構成】この電子部品用部材は、Tiが1.5重量%以
下、Crが1.5重量%以下、Zrが1重量%以下、S
iとGeの少なくとも一方が1.4重量%以下で、Ti
+Cr+Zr+Si+Geの合計量が0.2〜4.0重
量%であり、残部がCuおよび不可避の不純物からなる
基体材料を構成し、この基体材料のマトリックス中に存
在する析出物のTi,Cr,Zr,Si,GeおよびC
uの元素の合計量が1.5重量%以下に形成したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置等のリード
フレームやリード線に用いられる電子部品用部材に係
り、特にボンディング性や半田付け性等の特性を改良
し、信頼性を高めた電子部品用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置において、高出力化、
多機能化等の特性要求のみならず、生産性の向上と低価
格化が要求されている。このような要求を満足するもの
として、樹脂モールドによるパッケージ型電子部品が注
目されている。
【0003】この種の半導体装置に用いられる電子部品
の1つに、銅合金材料製のリードフレームが挙げられ
る。このリードフレームは、半導体装置に求められる先
の要求を満たすために、電気的特性に優れてているこ
と、化学的安定性が良好なこと、機械的特性が充分であ
ることが必要である。
【0004】電子部品の中でもとりわけICは、各種電
子・電気機器において重要な役割を果している。このI
Cは通常、蓋体もしくはリードフレーム上にICチップ
をマウントし、このチップと外部端子であるリードフレ
ームとをワイヤボンディングし、最後にプラスチックま
たはプラスチックでこれらをパッケージングすることに
より製造される。
【0005】また、上記IC部品に用いられるリードフ
レームは、その脚部がパッケージの外部に導出されて、
ICソケットなどに挿入されたり、回路基板の導体部と
半田付けされたりするため、各種の特性が要求される。
すなわち、強度、折返し曲げ特性、半田耐候性などが強
く要求される。さらに、パッケージ内部において、IC
チップとのワイヤボンディング性が要求される。
【0006】そのため、これらの特性の比較的良好なT
i−Cr−Zr−Cu合金やCr−Zr−Cu合金など
を電子部品用材料に用いることが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子部品用部材
に用いられるCu合金は、組立工程におけるボンディン
グ性やめっき性、半田付け性等の信頼性が必ずしも充分
でないという問題があった。
【0008】また、電子部品用部材としてのリードフレ
ームは、放熱性が高く要求されるIC用に開発されたも
のであるために、製品によっては強度が不足および不充
分なものか発生し、リードフレーム自体の変形による歩
留り低下という問題があった。
【0009】近年、電子機器・電子部品の軽量化、薄型
化、小型化が進み、リードフレームにおいても薄型化が
要求されている。このような要求に応えるべく、薄くて
(例えば0.15mm)、かつ、高い強度を持つリードフ
レームが開発されている。このリードフレームの素材と
しては、高強度合金、例えばリン青銅が使用されてい
る。
【0010】しかしながら、リン青銅合金からなるリー
ドフレームは、ワイヤボンディング性、半田耐候性を確
保するためにリードフレーム表面にめっき被覆層を設け
なければならない。このため、リードフレームの製造に
おいて、めっき工程が必須工程として付加される。した
がって、めっき被覆層を設けるが故に、リードフレーム
に不良品が発生し易く歩留りの低下を招き、コストも高
くなるという問題がある。
【0011】その問題を解決する方法として、本発明者
らは、Ti−Cr−Zr−Cu合金製リードフレーム
(特開昭62−2559号)を開発した。しかしなが
ら、このリードフレームは強度に関連する硬さは、ビッ
カース硬さHv170レベルであり、未だ不満足であっ
て、組立工程における信頼性が充分でないという問題が
あった。
【0012】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、ボンディング性や半田付け性等の特性を良好
にして信頼性を向上させた電子部品用部材を提供するこ
とを目的とする。
【0013】本発明の他の目的は、高い強度と繰返し曲
げ特性に優れ、かつめっき被覆層を必要とせずワイヤボ
ンディング性や半田耐候性に優れた電子部品用部材を提
供することにある。
【0014】本発明の別の目的は、半導体装置に用いら
れるリードフレームやリード線に適した電子部品用部材
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子部品用
部材は、上述した課題を解決するために、請求項1に記
載したように、Tiが1.5重量%以下、Crが1.5
重量%以下、Zrが1重量%以下、SiとGeの少なく
とも一方が1.4重量%以下で、Ti+Cr+Zr+S
i+Geの合計量が0.2〜4.0重量%であり、残部
がCuおよび不可避の不純物からなる基体材料を構成
し、この基体材料のマトリックス中に存在する析出物の
Ti,Cr,Zr,Si,GeおよびCuの元素の合計
量が1.5重量%以下に形成したものである。好ましく
は0.05〜0.9重量%である。
【0016】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る電子部品用部材は、請求項2に記載したよう
に、Tiが1.5重量%以下、Crが1.5重量%以
下、Zrが1重量%以下、SiとGeの少なくとも一方が
1.4重量%以下で、Ti+Cr+Zr+Si+Geの合
計量が0.2〜4.0重量%であり、残部がCuおよび
不可避の不純物からなる基体材料を構成し、この基体材
料のマトリックス中に存在する析出物を析出させる一
方、上記基体材料のマトリックス中に固溶するTi,C
r,Zr,SiおよびGeの合計量が1.0重量%以下
に形成したものである。好ましくは合計量が0.02〜
0.7重量%である。
【0017】さらに、本発明に係る電子部品用部材は、
上述した目的および別の目的を達成するために、請求項
3に記載したように、Crが1.5重量%以下、Zrが
1.0重量%以下、Siが1.0重量%以下で、Cr+
Zr+Siの合計量が0.05〜2.8重量%であり、
残部がCuおよび不可避の不純物からなる基体材料を構
成し、この基体材料のマトリックス中に存在する析出物
のCr,Zr,SiおよびCu元素の合計量が1.0重
量%以下に形成したものである。好ましくは合計量は
0.02〜0.5重量%である。
【0018】さらにまた、上述した目的や別の目的を達
成するために、本発明に係る電子部品用部材は、請求項
4に記載したように、Crが1.5重量%以下、Zrが
1.0重量%以下、Siが1.0重量%以下で、Cr+
Zr+Siの合計量が0.05〜2.8重量%であり、
残部がCuおよび不可避の不純物からなる基体材料を構
成し、この基体材料のマトリックス中に存在するCr,
Zr,SiおよびCu元素の合計量が1.0重量%以下
に形成する。好ましくは0.02〜0.7重量%に形成
するとともに、前記基体材料は基体部表面に表面部を形
成し、この表面部はCu濃度が基体部のCu濃度より高
く、かつCr+Zr+Siの濃度は基体部より低くした
ものである。
【0019】
【作用】請求項1および請求項2に記載の電子部品用部
材においては、基体材料を構成する添加元素のTi,C
r,Zr,Si,Geは、良好な部材強度を得るために
用いられ、基体材料に含まれるTi,Cr,Zr,S
i,Geの含有量が請求項1または請求項2の範囲より
不足すると、硬さ、耐繰返し曲げ、高温強度等の機械的
強度が不充分となり、上記範囲を超えると機械的強度は
向上するものの、導電率が極端に低下するだけでなく、
Cu合金製造の熱間加工性が低下するので、電子部品用
部材への加工が困難となり、生産性の低下を招く。
【0020】したがって、請求項1および請求項2に記
載の電子部品用部材では、部材表面にめっき被覆層を形
成することなく、硬度性や強度性、繰返し曲げ特性に優
れ、ワイヤボンディング性、半田耐候性等の特性が良好
で、信頼性を向上させることができる。
【0021】また、請求項3および請求項4に記載の電
子部品用部材では、基体材料を構成する添加元素のC
r,Zr,Siは、良好な部材強度を得るために用いら
れ、Cr,ZrおよびSiの含有量が請求項3および請求
項4記載の範囲より不足すると、硬さ、耐繰返し曲げ、
高温強度等の機械的強度が不足し、一方、上記範囲を超
えると加工性が劣化する。
【0022】さらに、基体材料のマトリックス中の析出
物のCr,Zr,SiおよびCu元素の析出量が1.0
重量%以下としたのは、基体材料中の析出物の元素量と
機械的強度、導電性の関連性や、母相固溶元素量と機械
的強度、導電性の関連性より求めたものである。
【0023】基体材料の残部(母材)である母相を形成
するCuは、導電性に優れ、耐酸化性が良好なものであ
る。
【0024】また、請求項4に記載したように、基体材
料の表面部を基体部よりCu濃度が高く、またCr+Z
r+Siの元素濃度を小さくすることにより、表面の耐
酸化性を向上させることができる。
【0025】このように形成された電子部品用部材はリ
ードフレームやリード線などの電子部品に用いられ、ト
ランジスタやIC等のベレータ組立に使用される。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係る電子部品用部材の一実施
例について添付図面を参照して説明する。
【0027】本発明の電子部品用部材は、リードフレー
ムのリード線を対象としたものであり、純度99.9%
のCu(銅)、純度99.9%のTi(チタン)、純度
99.9%のCr(クロム)、純度99.9%のZr
(ジルコニウム)、純度99.9%のSi(シリコン)
および純度99.9%のGe(ゲルマニウム)を高周波
溶解し、Ti−Cr−Zr−Si−Ge−Cu合金製基
体のインゴット(基体材料)を作成した。
【0028】その際、Ti−Cr−Zr−Si−Ge−
Cu合金製基体のインゴットは、添加元素として加えら
れるTi,Cr,Zr,Si,Geの添加量が重量%
(wt%)で次の組成を有するように配慮した。
【0029】添加元素であるTiは1.5wt%以下、
Crは1.5wt%以下、Zrは1.0wt%以下、S
iおよびGeの少なくとも一方が1.4wt%以下で、
Ti+Cr+Zr+Si+Geの合計量が0.2〜4w
t%を満足し、母材としての残部がCuおよび不可避の
不純物で基体材料(インゴット)を構成した。このと
き、基体材料のマトリックス中に存在する析出物のT
i,Cr,Zr,Si,GeおよびCu元素の合計量が
1.5wt%以下であること、または、基体材料中に固
溶するTi,Cr,Zr,SiおよびGe元素の合計量
が1.0wt%以下であることが望ましい。
【0030】添加元素のTi,Cr,Zr,Si,Ge
はリードフレーム等の電子部品用部材に良好な強度を付
与するために使用される。基体材料に添加されるTi,
Cr,Zr,Si,Geが上記範囲より不足すると、硬
度性、強度性、耐繰返し曲げ、高温強度等の機械的強度
などが不充分となり、また、上記範囲を超えると、機械
的強度が向上するものの、導電率が極端に低下し、Cu
合金製造のための熱間加工性が低下する。
【0031】添加元素の特に好ましい範囲は、Ti+C
r+Zr+Si+Geの合計量が0.3〜2.5wt%
を満足し、残部がCuおよび不可避の不純物からなる基
体材料において、基体材料のマトリックス中に存在する
析出物のTi,Cr,Zr,Si,GeおよびCu元素
の合計量が1.5wt%以下、あるいは基体材料中に固
溶するTi,Cr,Zr,SiおよびGeの合計量が
1.0wt%以下であることである。
【0032】次に、Ti−Cr−Zr−Si−Ge−C
u合金製基体のインゴットを例えば900℃(700℃
〜950℃)にて1時間加熱した後、この温度で熱間圧
延で板厚15mmとした後、950℃×2時間の水冷の溶
体化処理を施した。その後、粗圧延により、板厚2mmの
合金の金属板を作成する一方、475℃×1時間の焼鈍
処理をして、表面酸化物などを除き、冷間圧延加工を繰
り返し、200mm幅、0.15mm厚の素板を得た。この
素板を、所定のリードフレーム形状にプレス加工するこ
とにより、電子部品用部材としてリードフレームの形状
に成型し、洗浄などを行なった後、図1に示すリードフ
レーム1を完成した。なお、得られたリードフレーム1
には、めっき処理を施さなかった。
【0033】得られたリードフレーム1にICペレット
をマウントし、このペレットとリードフレームとを約2
60℃の温度でAuボンディングした。ここで、ボンデ
ィング性試験を行なった。ボンディング性試験はICパ
ッケージを樹脂モールドするときと同様の加熱条件(1
75℃、8時間)をリードフレーム、Auワイヤに与え
た後、Auワイヤの破断試験を実施することにより行な
われる。この破断試験は、Auワイヤで接続されたペレ
ットとリードフレームとを相互に反対方向に、強制的に
強伸させる引張試験であり、ワイヤとリードフレームと
の接続部においてAuワイヤがリードフレームから剥離
した場合を不良とし、Auワイヤ自身が破断した場合を
良と判断することにより行なった。
【0034】その後、ワイヤボンディングされたICチ
ップとリードフレームに樹脂モールドを施した後、パッ
ケージの外部に露出しているリードフレームの一部を切
断して脚部を形成した。
【0035】次に、上記脚部を脱脂し、酸によって洗浄
した後、脚部を260℃以上の温度で溶融している半田
浴(ここではPbが37wt%、Snが63wt%のも
のを使用)に約5秒間浸漬して半田付けを行なった。
【0036】上記脚部に半田付けされたICパッケージ
を、大気中、150℃で300時間加熱した後、半田耐
候製試験を行なった。そして、半田耐候製の良否の判定
は、比較材として純銅を用い、それぞれの半田層の密着
製を接合強度および折曲げ試験で比較評価し、純銅と同
等のものを良とすることにより行なった。
【0037】リードフレームの強度試験として以下のよ
うな試験を行なった。まず、リードフレームとして、脚
部を角度90°に折り曲げて再び元に戻すという繰返し
曲げが5回以上可能となるように熱処理された合金を用
いた。そして、繰返し曲げを5回行なったとき、リード
フレームの曲げ部をビッカース硬さ(Hv)を測定し
て、その時の硬さHvが170以上の値を示したときを
良とし、170未満の場合を不良とした。また、このと
き、放熱製などの目安となる導電率(%.IACS)も
示す。
【0038】なお、繰返し曲げ回数と硬さとの関係を、
実施例と99.9%の純銅比較例の場合について、図2
に示した。図2において直線2は実施例7、直線3は比
較例の場合をそれぞれ示す。以上の結果を表1に示し
た。なお、それぞれの試験において良と判定された場合
については、表1では総合評価を○と表示した。同様に
不良の場合は×と表示した。
【0039】
【表1】 なお、比較例として、SiおよびGeの重量の少ない合
金について、実施例と同様なリードフレームを製造し、
同様の試験を行なった。
【0040】次に、本発明の電子部品用部材の他の実施
例を説明する。
【0041】この実施例の電子部品用部材は、表2のN
o.1〜No.4の組成となるように、純度99.9%のCu
(銅)、純度99.9%のCr(クロム)、純度99.
9%のZr(ジルコニウム)および純度99.9%のS
i(シリコン)をそれぞれ用意Cu,Cr,Zr,Si
の各金属を高周波電解し、Cr−Zr−Si−Cu合金
製基体のインゴット(基体材料)を製造した。その際、
Cr−Zr−Si−Cu合金製基体のインゴットは、添
加元素として加えられるCr,Zr,Siの添加量が重
量パーセント(wt%)で次の組成を有するように配慮
した。
【0042】添加元素であるCrは1.5wt%以下、
Zrは1.0wt%以下、Siは1.0wt%以下でか
つCr+Zr+Siの合計量は0.05〜2.8wt%
を満足する範囲の組成物とした。添加元素のCr,Z
r,Siはリードフレーム等の電子部品用部材に良好な
機械的強度を付与するために添加される。Cr,Zr,
Siの添加元素が上記範囲より不足すると、硬度性、耐
繰返し曲げ、高温強度等の機械的強度が不足することが
判明し(表2のNo.5の試料参照)、一方、上記範囲を超
えると、加工性が劣化することが分った。
【0043】次に、Cr−Zr−Si−Cu合金製基体
のインゴットを、例えば950℃にて1時間加熱した後
鍛造し、この鍛造物に熱間圧延を繰り返して例えば2mm
厚の金属板を製造した。
【0044】そして、この金属板から表面酸化物などを
取り除いて冷間圧延し、例えば1mm厚の金属板とした。
その後、この金属板を例えば850℃〜900℃で加熱
し、熱処理を施した。
【0045】この熱処理間後、表面酸化物を取り除い
て、さらに金属板に冷間圧延を施して30mm幅、0.2
5mm厚の薄肉金属板を形成する。この薄肉金属板を所定
のリードフレーム形状に例えばプレス加工により加工
し、リードフレーム形状に成形した。
【0046】次に、この成形体の表面を例えば希塩酸に
よりエッチング処理し、成形体である基体材料の表面か
らCr,Zr,Si成分を除去するエッチング処理を施
し、電子部品用部材として図1に示すリードフレーム1
を形成した。
【0047】成形体の表面をエッチング処理する代り
に、成形体である基体材料の表面に直接めっきやスパッ
タ等の公知の成膜技術を用いて、Cuの濃度が基体部よ
り高い膜を形成して表面部を構成するとよい。
【0048】すなわち、成形体である基体材料は、基体
部表面に直接あるいは成膜技術により表面部が形成さ
れ、この表面部のCuのとは基体部より高く形成され、
結果的にCr,Zr,Siの濃度は基体部より低く構成
される。
【0049】このようにして製造された電子部品用部材
であるリードフレーム1(図1参照)を半導体チップ4
等と接続することにより、図2に示されるIC5や図3
に示される半導体装置6が構成される。
【0050】次に、このようにして製造された電子部品
用部材であるリードフレームの電気的、化学的、機械的
特性を評価した。
【0051】具体的には、リードフレームの導電率、硬
さ(ビッカース硬度Hv)、耐繰返し曲げ、直接ボンデ
ィング性、半田付け性、半田耐候性、めっき性を評価し
た。その評価結果を表2に示す。表2のNo.1〜No.4の試
料は本発明の実施例を示す。No.5〜No.8の試料は同様に
作成された比較例のCu合金である。
【0052】
【表2】 この評価結果によると、リードフレーム1の基体材料の
マトリックス中に存在する析出物のCr,Zr,Si,
Cu元素の合計量が表1のNo.1〜No.4の試料に示すよう
にほぼ1wt%を超えると、直接ボンディング性、半田
付け性、半田耐候性、めっき性が不良となることが分っ
た。。また、基体材料のマトリックス中に固溶するC
r,Zr,Si元素の量がほぼ1wt%を超えると、直
接ボンディング性や半田付け性、半田耐候性、めっき性
が劣ることが分った。
【0053】基体材料のマトリックス中の析出物のC
r,Zr,SiおよびCu元素の合計量が1.0wt%
以下の範囲、または、基体材料のマトリックス中に固溶
するCr,Zr,Siの元素の合計量が1wt%以下の範
囲としたのは、基体材料中の析出物の元素量と機械的強
度、導電性の関連性、または母相固溶元素量と機械的強
度、導電性の関連性より定めたものである。
【0054】また、基体材料の残部である母相を形成す
るCuは導電性に優れ、耐酸化性が良好なものである。
さらに、Cuには不可避の不純物が含まれていてもよ
い。
【0055】さらに、基体材料は、基体部を覆うように
表面部が形成されており、表面部は基体部よりもCuの
濃度が高くなっており、Cr,ZrおよびSiの元素濃
度を相対的に基体部よりも小さくすることにより、表面
の耐酸化性を向上させることができる。表面部の厚さと
しては、リードフレームの強度を損わない範囲であれば
よく、0.1〜2.0μm以内が適当である。また、基
体部から表面部の最表面にかけて、傾斜的にCuが増加
していても、Cuの単層が形成されていてもよい。
【0056】表2に示される評価結果を参照すると、N
o.1〜No.4の電子部品用部材は、導電率、硬さ、耐繰返
し曲げ、直接ボンディング性、半田付け性、半田耐候
性、めっき性が良好であることが分る。また、No.5〜N
o.8の比較例のうち、No.5,6,7は組成、析出物の組成、
母相の固溶組成が限定した範囲から外れるもの、No.8は
成型後に表面処理を施さなかったものである。
【0057】No.5については硬さが不足し、No.6〜No.8
については、直接ボンディング性、半田付け性、半田耐
候性、めっき性が好ましくないことが分った。
【0058】また、この実施例により形成された電子部
品用部材としてのリードフレームの1つについて、X線
マイクロアナライザ(EPMA)により表面処理部およ
び処理後(本発明)の表面より1.2μm深さまでの母
相であるCuと添加元素であるCr,Zr,Siの重量
比を求めた結果を表3に示す。この結果より、表面処理
により、表面部のCr,Zr,Siが線状に除かれ、残
ったCuから表面層が形成されていることが分った。
【0059】
【表3】 さらに、オージェ電子分光法(AES)によりリードフ
レームの深さ方向分析を行なった結果、図5に示すよう
に表面処理を施したものについては、内部の基体部から
表面部にかけてCr,Zr,Siの原子比が減少してお
り、反対にCuの原子比は基体部より表面部の方が増加
していることが分った。一方、図6に示すように表面処
理を施さなかったものについては、内部から表面にかけ
てTi,Cr,ZrおよびCu原子比が変化していない
ことが分る。
【0060】なお、本発明の一実施例では、電子部品用
部材としてリードフレームについて説明したが、リード
フレーム以外にリード線などの他の電子部品であっても
よく、また、リードフレームの形状などは種々の形状が
考えられ、図1に示すものに限定されない。
【0061】
【発明の効果】請求項1および請求項2に記載の電子部
品用部材においては、Tiが1.5重量%以下、Crが
1.5重量%以下、Zrが1重量%以下、SiとGeの
少なくとも一方が1.4重量%以下で、Ti+Cr+Z
r+Si+Geの合計量が0.2〜4.0重量%であ
り、残部がCuおよび不可避の不純物からなる基体材料
を構成し、この基体材料のマトリックス中に存在する析
出物のTi,Cr,Zr,Si,GeおよびCuの元素
の合計量が1.5重量%以下に形成したり、また、基体
材料のマトリックス中に固溶するTi,Cr,Zr,S
iおよびGeの合計量が1.0重量%以下に形成したの
で、高強度であって繰返し曲げ特性に優れ、また、めっ
き被覆層を形成しなくても、ワイヤボンディング性なら
びに半田耐候性に優れている。したがって、本発明の電
子部品用部材は、薄肉化しても、製造段階における部材
の変形による歩留り低下を防止するきとがてき、生産
性、また信頼性の高い電子部品用部材を提供することが
できる。
【0062】また、請求項3に記載の電子部品用部材に
おいては、Crが1.5重量%以下、Zrが1.0重量
%以下、Siが1.0重量%以下で、Cr+Zr+Si
の合計量が0.05〜2.8重量%であり、残部がCu
および不可避の不純物からなる基体材料を構成し、この
基体材料のマトリックス中に存在する析出物のCr,Z
r,SiおよびCu元素の合計量が1.0重量%以下に
形成したので、繰返し曲げ性やボンディング性、半田付
け性、半田耐候性、めっき性などの特性が良好で、信頼
性を向上させることができる。
【0063】また、請求項4に記載の電子部品用部材に
おいては、Crが1.5重量%以下、Zrが1.0重量
%以下、Siが1.0重量%以下で、Cr+Zr+Si
の合計量が0.05〜2.8重量%であり、残部がCu
および不可避の不純物からなる基体材料を構成し、この
基体材料のマトリックス中に存在するCr,Zr,Siお
よびCu元素の合計量が1.0重量%以下に形成すると
ともに、前記基体材料は基体部表面に表面部を形成し、
この表面部はCu濃度が基体部のCu濃度より高く、か
つCr+Zr+Siの濃度は基体部より低くすることに
より、ボンディング性や半田付け性、半田耐候性、めっ
き性などとともに表面特性が改善され、信頼性がより高
い電子部品用部材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品用部材をリードフレームに適
用した図。
【図2】リードフレームの繰返し曲げ回数と硬さの関係
を示す図。
【図3】リードフレームを備えた半導体装置の内部を示
す図。
【図4】リードフレームを備えた半導体装置の断面を示
す図。
【図5】本発明により製造される電子部品用部材につい
て、部材の深さ方向の分析を行なった図。
【図6】電子部品用部材に表面処理を施さなかったとき
の部材深さ方向の分析図。
【符号の説明】
1 リードフレーム(電子部品用部材) 4 半導体チップ 5 IC 6 半導体装置
フロントページの続き (72)発明者 竹内 曜子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 富田 充裕 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 藤森 良経 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 中島 信昭 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 織田 好和 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 畠中 達也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 西山 友紀子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 遠藤 博 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 東 芝リサーチコンサルディング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Tiが1.5重量%以下、Crが1.5
    重量%以下、Zrが1重量%以下、SiとGeの少なく
    とも一方が1.4重量%以下で、Ti+Cr+Zr+S
    i+Geの合計量が0.2〜4.0重量%であり、残部
    がCuおよび不可避の不純物からなる基体材料を構成
    し、この基体材料のマトリックス中に存在する析出物の
    Ti,Cr,Zr,Si,GeおよびCuの元素の合計
    量が1.5重量%以下に形成したことを特徴とする電子
    部品用部材。
  2. 【請求項2】 Tiが1.5重量%以下、Crが1.5
    重量%以下、Zrが1重量%以下、SiとGeの少なく
    とも一方が1.4重量%以下で、Ti+Cr+Zr+S
    i+Geの合計量が0.2〜4.0重量%であり、残部
    がCuおよび不可避の不純物からなる基体材料を構成
    し、この基体材料のマトリックス中に存在する析出物を
    析出させる一方、上記基体材料のマトリックス中に固溶
    するTi,Cr,Zr,SiおよびGeの合計量が1.
    0重量%以下に形成したことを特徴とする電子部品用部
    材。
  3. 【請求項3】 Crが1.5重量%以下、Zrが1.0
    重量%以下、Siが1.0重量%以下で、Cr+Zr+
    Siの合計量が0.05〜2.8重量%であり、残部が
    Cuおよび不可避の不純物からなる基体材料を構成し、
    この基体材料のマトリックス中に存在する析出物のC
    r,Zr,SiおよびCu元素の合計量が1.0重量%
    以下に形成したことを特徴とする電子部品用部材。
  4. 【請求項4】 Crが1.5重量%以下、Zrが1.0
    重量%以下、Siが1.0重量%以下で、Cr+Zr+
    Siの合計量が0.05〜2.8重量%であり、残部が
    Cuおよび不可避の不純物からなる基体材料を構成し、
    この基体材料のマトリックス中に存在するCr,Zr,
    SiおよびCu元素の合計量が1.0重量%以下に形成
    するとともに、前記基体材料は基体部表面に表面部を形
    成し、この表面部はCu濃度が基体部のCu濃度より高
    く、かつCr+Zr+Siの濃度は基体部より低くした
    ことを特徴とする電子部品用部材。
JP4245073A 1992-09-14 1992-09-14 電子部品用部材 Pending JPH0693357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4245073A JPH0693357A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 電子部品用部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4245073A JPH0693357A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 電子部品用部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0693357A true JPH0693357A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17128198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4245073A Pending JPH0693357A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 電子部品用部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0693357A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024048761A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048756A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048760A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048763A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048755A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048757A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048759A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048762A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048758A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024048761A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048756A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048760A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048763A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048755A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048757A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048759A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048762A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機
JP2024048758A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 サミー株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5334346A (en) Copper alloys for electrical and electronic parts
JPH08111484A (ja) リードフレーム
JPS63130739A (ja) 半導体機器リ−ド材又は導電性ばね材用高力高導電銅合金
JPS61183426A (ja) 高力高導電性耐熱銅合金
KR950013290B1 (ko) 전자 전기기기 도전부품용 재료
KR950013291B1 (ko) 전자 전기기기 도전부품용 재료
JP2003197827A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US5205878A (en) Copper-based electric and electronic parts having high strength and high electric conductivity
JPH11256255A (ja) 剪断加工性に優れる高強度、高導電性銅合金
JPH07331363A (ja) 高力高導電性銅合金
JPH09157775A (ja) 電子機器用銅合金
WO1998010105A1 (en) Copper alloy for electronic devices
GB2287716A (en) Copper alloy suited for electrical components and having high strength and high electric conductivity
JPH06172896A (ja) 高力高導電性銅合金
JP2537301B2 (ja) 電子部品の製造方法
JPH0682713B2 (ja) 半導体リ−ド用テ−プ
US20050173498A1 (en) Brazing filler metal, assembly method for semiconductor device using same, and semiconductor device
JPH0230727A (ja) 半導体機器リード材又は導電性ばね材用高力高導電銅合金
JPS6218614B2 (ja)
JPH06184676A (ja) 高力高導電性銅合金
JPH1136028A (ja) 半導体装置用リードフレーム
JPH0788552B2 (ja) 電子電気機器導電部品用板材
JP2519400B2 (ja) 電子部品用リ―ド端子
JPS63312935A (ja) 半導体リ−ドフレ−ム用銅合金材料
JPH0669076B2 (ja) リ−ドフレ−ム