JPH0693938A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JPH0693938A JPH0693938A JP24672692A JP24672692A JPH0693938A JP H0693938 A JPH0693938 A JP H0693938A JP 24672692 A JP24672692 A JP 24672692A JP 24672692 A JP24672692 A JP 24672692A JP H0693938 A JPH0693938 A JP H0693938A
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- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 噴射量の精度の悪化を阻止すると共に、2次
噴射現象の発生を阻止する。 【構成】 ニードル4が上昇する際にその容積が減少す
る第1の圧力室24aおよびニードル4が下降する際に
その容積が減少する第2の圧力室24bを形成する。ま
た第1の圧力室24aと背圧室20とを第1の絞り通路
25aによって連通すると共に第2の圧力室24bと燃
料溜まり16とを第2の絞り通路25bによって連通す
る。ニードル4が上昇を開始すると第1の圧力室24a
の容積が減少すると共に第1の絞り通路25aの流体抵
抗が増大する。その結果第1の圧力室24a内には正圧
が生じニードル4に下向きの力を作用する。したがって
ニードル4の上昇速度が低下せしめられる。一方ニード
ル4が下降を開始すると第2の圧力室24b内に正圧が
生じニードル4に上向きの力を作用する。したがってニ
ードル4の下降速度が低下せしめられる。
噴射現象の発生を阻止する。 【構成】 ニードル4が上昇する際にその容積が減少す
る第1の圧力室24aおよびニードル4が下降する際に
その容積が減少する第2の圧力室24bを形成する。ま
た第1の圧力室24aと背圧室20とを第1の絞り通路
25aによって連通すると共に第2の圧力室24bと燃
料溜まり16とを第2の絞り通路25bによって連通す
る。ニードル4が上昇を開始すると第1の圧力室24a
の容積が減少すると共に第1の絞り通路25aの流体抵
抗が増大する。その結果第1の圧力室24a内には正圧
が生じニードル4に下向きの力を作用する。したがって
ニードル4の上昇速度が低下せしめられる。一方ニード
ル4が下降を開始すると第2の圧力室24b内に正圧が
生じニードル4に上向きの力を作用する。したがってニ
ードル4の下降速度が低下せしめられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ニードルの頂面上に背圧室を形成すると
共に背圧室を圧力制御室に連結し、燃料で満たされた圧
力制御室の容積をアクチュエータにより制御して圧力制
御室の容積が増大せしめられたときにはニードルが上昇
してノズル口を開口すると共にこのときニードルがニー
ドルリフト規制面に当接してニードルの最大リフト量が
規制され、圧力制御室の容積が減少せしめられたときに
はニードルが閉弁方向に付勢されてノズル口を閉鎖する
燃料噴射弁が公知である(特開昭60−1369号公報
参照)。
共に背圧室を圧力制御室に連結し、燃料で満たされた圧
力制御室の容積をアクチュエータにより制御して圧力制
御室の容積が増大せしめられたときにはニードルが上昇
してノズル口を開口すると共にこのときニードルがニー
ドルリフト規制面に当接してニードルの最大リフト量が
規制され、圧力制御室の容積が減少せしめられたときに
はニードルが閉弁方向に付勢されてノズル口を閉鎖する
燃料噴射弁が公知である(特開昭60−1369号公報
参照)。
【0003】この燃料噴射弁では圧力制御室の容積が増
大せしめられてニードルの頂面に作用する燃料圧が低下
せしめられるとニードルが上昇し、その結果ニードルが
ノズル口を開口するので燃料噴射が開始される。次いで
圧力制御室の容積が減少せしめられると今度はニードル
の頂面に作用する燃料圧、すなわち背圧室内の燃料圧が
上昇せしめられる。その結果ニードルが閉弁方向に付勢
されてノズル口を閉鎖し、したがって燃料噴射が停止せ
しめられる。
大せしめられてニードルの頂面に作用する燃料圧が低下
せしめられるとニードルが上昇し、その結果ニードルが
ノズル口を開口するので燃料噴射が開始される。次いで
圧力制御室の容積が減少せしめられると今度はニードル
の頂面に作用する燃料圧、すなわち背圧室内の燃料圧が
上昇せしめられる。その結果ニードルが閉弁方向に付勢
されてノズル口を閉鎖し、したがって燃料噴射が停止せ
しめられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの燃料噴射
弁では燃料噴射を開始すべく圧力制御室の容積が増大せ
しめられてもニードルがただちに上昇せず、したがって
背圧室内の燃料圧が急激に低下する。その結果ニードル
が高速度で開弁方向に付勢されることになる。しかしな
がらこのようにニードルが高速度で開弁方向に付勢され
るとニードルが高速度でニードルリフト規制面に衝突す
るために衝突作用の反力によりニードルはニードルリフ
ト規制面においてはね返りを生じるようになる。ところ
がこのようにニードルがはね返りを生じると、特に噴射
期間が短い場合には、ニードルがはね返りを生じている
間にニードルの閉弁動作が開始される。この場合、ニー
ドルがはね返りにより下降している間にニードルの閉弁
動作が開始されるとニードルの閉弁時期が予定している
時期よりも早まり、これに対してニードルがはね返りし
た後再び上昇を開始している間にニードルの閉弁動作が
開始されるとニードルの閉弁時期が予定している時期よ
りも遅くなる。すなわち、ニードルがはね返りを生じる
とニードルの閉弁時期が予定している時期に対してずれ
ることとなり、したがって噴射量が正規の噴射量に対し
てずれるという問題がある。
弁では燃料噴射を開始すべく圧力制御室の容積が増大せ
しめられてもニードルがただちに上昇せず、したがって
背圧室内の燃料圧が急激に低下する。その結果ニードル
が高速度で開弁方向に付勢されることになる。しかしな
がらこのようにニードルが高速度で開弁方向に付勢され
るとニードルが高速度でニードルリフト規制面に衝突す
るために衝突作用の反力によりニードルはニードルリフ
ト規制面においてはね返りを生じるようになる。ところ
がこのようにニードルがはね返りを生じると、特に噴射
期間が短い場合には、ニードルがはね返りを生じている
間にニードルの閉弁動作が開始される。この場合、ニー
ドルがはね返りにより下降している間にニードルの閉弁
動作が開始されるとニードルの閉弁時期が予定している
時期よりも早まり、これに対してニードルがはね返りし
た後再び上昇を開始している間にニードルの閉弁動作が
開始されるとニードルの閉弁時期が予定している時期よ
りも遅くなる。すなわち、ニードルがはね返りを生じる
とニードルの閉弁時期が予定している時期に対してずれ
ることとなり、したがって噴射量が正規の噴射量に対し
てずれるという問題がある。
【0005】さらにこの燃料噴射弁では燃料噴射を停止
すべく圧力制御室の容積が減少せしめられてもニードル
がただちに下降せず、したがって背圧室内の燃料圧が急
激に上昇する。その結果背圧室内の燃料圧が高圧となる
ためにニードルが高速度で閉弁方向に付勢されることに
なる。しかしながらこのようにニードルが高速度で閉弁
方向に付勢されるとニードルが高速度で弁座に衝突する
ために衝突作用の反力によりニードルは閉弁した後に再
び開弁し、その結果好ましくない、いわゆる2次噴射現
象を生じることになる。
すべく圧力制御室の容積が減少せしめられてもニードル
がただちに下降せず、したがって背圧室内の燃料圧が急
激に上昇する。その結果背圧室内の燃料圧が高圧となる
ためにニードルが高速度で閉弁方向に付勢されることに
なる。しかしながらこのようにニードルが高速度で閉弁
方向に付勢されるとニードルが高速度で弁座に衝突する
ために衝突作用の反力によりニードルは閉弁した後に再
び開弁し、その結果好ましくない、いわゆる2次噴射現
象を生じることになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに本発明によれば、ニードルの外周面に形成した上向
きの環状面とニードル挿入孔の内周面に形成した下向き
の環状面間に圧力室を形成して該圧力室と背圧室とを絞
り通路により連通せしめ、ニードルの上昇に伴い該圧力
室の容積が減少したとき該絞り通路の流体抵抗が増大し
該圧力室内の圧力を上昇せしめてニードルに下向きの力
を作用するようになっている。
めに本発明によれば、ニードルの外周面に形成した上向
きの環状面とニードル挿入孔の内周面に形成した下向き
の環状面間に圧力室を形成して該圧力室と背圧室とを絞
り通路により連通せしめ、ニードルの上昇に伴い該圧力
室の容積が減少したとき該絞り通路の流体抵抗が増大し
該圧力室内の圧力を上昇せしめてニードルに下向きの力
を作用するようになっている。
【0007】また本発明によれば前記問題点を解決する
ために、ニードルの外周面に形成した下向きの環状面と
ニードル挿入孔の内周面に形成した上向きの環状面間に
圧力室を形成して該圧力室と燃料溜まりとを絞り通路に
より連通せしめ、ニードルの下降に伴い該圧力室の容積
が減少した際に該絞り通路の流体抵抗が増大し該圧力室
内の圧力を上昇せしめてニードルに上向きの力を作用す
るようになっている。
ために、ニードルの外周面に形成した下向きの環状面と
ニードル挿入孔の内周面に形成した上向きの環状面間に
圧力室を形成して該圧力室と燃料溜まりとを絞り通路に
より連通せしめ、ニードルの下降に伴い該圧力室の容積
が減少した際に該絞り通路の流体抵抗が増大し該圧力室
内の圧力を上昇せしめてニードルに上向きの力を作用す
るようになっている。
【0008】さらに本発明によれば前記問題点を解決す
るために、ニードルの外周面に形成した上向きの環状面
とニードル挿入孔の内周面に形成した下向きの環状面間
に第1の圧力室を形成して該第1の圧力室と背圧室とを
第1の絞り通路により連通せしめ、ニードルの上昇に伴
い該第1の圧力室の容積が減少したとき該第1の絞り通
路の流体抵抗が増大し該第1の圧力室内の圧力を上昇せ
しめてニードルに下向きの力を作用すると共に、ニード
ルの外周面に形成した下向きの環状面とニードル挿入孔
の内周面に形成した上向きの環状面間に第2の圧力室を
形成して該第2の圧力室と燃料溜まりとを第2の絞り通
路により連通せしめ、ニードルの下降に伴い該第2の圧
力室の容積が減少した際に該第2の絞り通路の流体抵抗
が増大し該第2の圧力室内の圧力を上昇せしめてニード
ルに上向きの力を作用するようになっている。
るために、ニードルの外周面に形成した上向きの環状面
とニードル挿入孔の内周面に形成した下向きの環状面間
に第1の圧力室を形成して該第1の圧力室と背圧室とを
第1の絞り通路により連通せしめ、ニードルの上昇に伴
い該第1の圧力室の容積が減少したとき該第1の絞り通
路の流体抵抗が増大し該第1の圧力室内の圧力を上昇せ
しめてニードルに下向きの力を作用すると共に、ニード
ルの外周面に形成した下向きの環状面とニードル挿入孔
の内周面に形成した上向きの環状面間に第2の圧力室を
形成して該第2の圧力室と燃料溜まりとを第2の絞り通
路により連通せしめ、ニードルの下降に伴い該第2の圧
力室の容積が減少した際に該第2の絞り通路の流体抵抗
が増大し該第2の圧力室内の圧力を上昇せしめてニード
ルに上向きの力を作用するようになっている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明では、圧力制御室の容積
が増大せしめられて背圧室内の燃料圧が低下するとニー
ドルが上昇する。ニードルが上昇すると圧力室の容積が
減少すると共に絞り通路の流体抵抗が増大し、したがっ
て圧力室内には一時的に大きな正圧が発生する。この正
圧によりニードルの上向きの環状面に下向きの力が作用
し、その結果ニードルの上昇速度が低下せしめられる。
が増大せしめられて背圧室内の燃料圧が低下するとニー
ドルが上昇する。ニードルが上昇すると圧力室の容積が
減少すると共に絞り通路の流体抵抗が増大し、したがっ
て圧力室内には一時的に大きな正圧が発生する。この正
圧によりニードルの上向きの環状面に下向きの力が作用
し、その結果ニードルの上昇速度が低下せしめられる。
【0010】請求項2に記載の発明では、圧力制御室の
容積が減少せしめられて背圧室内の燃料圧が上昇すると
ニードルが下降する。ニードルが下降すると圧力室の容
積が減少すると共に絞り通路の流体抵抗が増大し、した
がって圧力室内には一時的に大きな正圧が発生する。こ
の正圧によりニードルの下向きの環状面に上向きの力が
作用し、その結果ニードルの下降速度が低下せしめられ
る。
容積が減少せしめられて背圧室内の燃料圧が上昇すると
ニードルが下降する。ニードルが下降すると圧力室の容
積が減少すると共に絞り通路の流体抵抗が増大し、した
がって圧力室内には一時的に大きな正圧が発生する。こ
の正圧によりニードルの下向きの環状面に上向きの力が
作用し、その結果ニードルの下降速度が低下せしめられ
る。
【0011】請求項3に記載の発明では、ニードルが上
昇するときに第1の圧力室内に一時的に発生する正圧に
よってニードルに下向きの力が作用しその結果ニードル
の上昇速度が低下せしめられるのに加えて、ニードルが
下降するときに第2の圧力室内に一時的に発生する正圧
によってニードルに上向きの力が作用しその結果ニード
ルの下降速度が低下せしめられる。
昇するときに第1の圧力室内に一時的に発生する正圧に
よってニードルに下向きの力が作用しその結果ニードル
の上昇速度が低下せしめられるのに加えて、ニードルが
下降するときに第2の圧力室内に一時的に発生する正圧
によってニードルに上向きの力が作用しその結果ニード
ルの下降速度が低下せしめられる。
【0012】
【実施例】図1を参照すると、1は燃料噴射弁ハウジン
グ、2はその先端部にノズル口3を備えたノズルホル
ダ、4はノズルホルダ2内に配置されたニードル、5は
ハウジング1内に嵌着されたピストンホルダ、6はピス
トンホルダ5のピストン挿入孔7内に摺動可能に挿入さ
れたピストン、8はディスク状圧電素子板の積層体から
なる圧電素子、9は圧電素子8を案内するためのスリー
ブ、10は圧電素子ホルダをそれぞれ示す。
グ、2はその先端部にノズル口3を備えたノズルホル
ダ、4はノズルホルダ2内に配置されたニードル、5は
ハウジング1内に嵌着されたピストンホルダ、6はピス
トンホルダ5のピストン挿入孔7内に摺動可能に挿入さ
れたピストン、8はディスク状圧電素子板の積層体から
なる圧電素子、9は圧電素子8を案内するためのスリー
ブ、10は圧電素子ホルダをそれぞれ示す。
【0013】ピストンホルダ5および圧電素子ホルダ1
0はハウジング1に螺着されたリテーナ11によってハ
ウジング1内の正規の位置に固定される。ピストンホル
ダ5とノズルホルダ2間に配置された中間部材5aおよ
びノズルホルダ2はハウジング1に螺着されたリテーナ
12によってハウジング1内の正規の位置に固定され
る。ピストンホルダ5内に形成されたピストン挿入孔7
内にはピストン6の下端面により画定された圧力制御室
13が形成される。また、ニードル4の円錐状受圧面1
5周りには燃料溜まり16が形成される。この燃料溜ま
り16は一方ではノズル口3に連結され、他方では燃料
供給口18に連結される。
0はハウジング1に螺着されたリテーナ11によってハ
ウジング1内の正規の位置に固定される。ピストンホル
ダ5とノズルホルダ2間に配置された中間部材5aおよ
びノズルホルダ2はハウジング1に螺着されたリテーナ
12によってハウジング1内の正規の位置に固定され
る。ピストンホルダ5内に形成されたピストン挿入孔7
内にはピストン6の下端面により画定された圧力制御室
13が形成される。また、ニードル4の円錐状受圧面1
5周りには燃料溜まり16が形成される。この燃料溜ま
り16は一方ではノズル口3に連結され、他方では燃料
供給口18に連結される。
【0014】図2を参照すると、ニードル4の頂面19
上には背圧室20が形成される。背圧室20の頂面の中
央部には上方に延びる燃料孔22が形成され、背圧室2
0は燃料孔22を介して圧力制御室13に連結される。
ニードル4の頂部には円柱状の拡大頭部23が一体形成
されており、この拡大頭部23はノズルホルダ2、中間
部材5aおよびピストンホルダ5内周面で画定されたニ
ードル挿入孔2a内に摺動可能に挿入される。また、ニ
ードル挿入孔2a内周面にはニードルリフト規制面21
が形成され、図2(B)に示すように、ニードル4がニ
ードルリフト規制面21に当接してニードル4の最大の
リフト量が規制される。本実施例においてニードルリフ
ト規制面21は中間部材5aの底面によって形成され
る。
上には背圧室20が形成される。背圧室20の頂面の中
央部には上方に延びる燃料孔22が形成され、背圧室2
0は燃料孔22を介して圧力制御室13に連結される。
ニードル4の頂部には円柱状の拡大頭部23が一体形成
されており、この拡大頭部23はノズルホルダ2、中間
部材5aおよびピストンホルダ5内周面で画定されたニ
ードル挿入孔2a内に摺動可能に挿入される。また、ニ
ードル挿入孔2a内周面にはニードルリフト規制面21
が形成され、図2(B)に示すように、ニードル4がニ
ードルリフト規制面21に当接してニードル4の最大の
リフト量が規制される。本実施例においてニードルリフ
ト規制面21は中間部材5aの底面によって形成され
る。
【0015】ニードル4の拡大頭部23の外周面には上
向きの環状面26が形成され、またニードル挿入孔2a
内周面にはニードル4の上向きの環状面26に対向しか
つニードルリフト規制面21を形成する下向きの環状面
27が形成される。したがってニードル4の上向きの環
状面26とニードル挿入孔2aの下向きの環状面27間
に、ニードル4が上昇した際にその容積が減少する圧力
室24が形成される。
向きの環状面26が形成され、またニードル挿入孔2a
内周面にはニードル4の上向きの環状面26に対向しか
つニードルリフト規制面21を形成する下向きの環状面
27が形成される。したがってニードル4の上向きの環
状面26とニードル挿入孔2aの下向きの環状面27間
に、ニードル4が上昇した際にその容積が減少する圧力
室24が形成される。
【0016】一方、背圧室20と圧力室24間に位置す
るニードル4とニードル挿入孔2a間には環状の間隙2
5が形成され、この間隙25は背圧室20と圧力室24
とを連通する絞り通路を形成している。したがって燃料
溜まり16から拡大頭部23の外周面とニードル挿入孔
2a内周面間の間隙を介して圧力室24内に供給された
高圧燃料の一部が、絞り通路25を介して背圧室20内
に供給される。
るニードル4とニードル挿入孔2a間には環状の間隙2
5が形成され、この間隙25は背圧室20と圧力室24
とを連通する絞り通路を形成している。したがって燃料
溜まり16から拡大頭部23の外周面とニードル挿入孔
2a内周面間の間隙を介して圧力室24内に供給された
高圧燃料の一部が、絞り通路25を介して背圧室20内
に供給される。
【0017】本実施例では絞り通路25の背圧室20側
に可変絞り30が形成される。この可変絞り30は、ニ
ードル4の頂面19によって形成される上向きの絞り面
28とニードル挿入孔2a内に形成された下向きの絞り
面29とによって形成される。ニードル4が上昇すると
ニードルの絞り面28とニードル挿入孔2aの絞り面2
9間の距離が減少して可変絞り30の絞りの度合いが大
きくなり、その結果可変絞り30の流体抵抗が増大せし
められる。
に可変絞り30が形成される。この可変絞り30は、ニ
ードル4の頂面19によって形成される上向きの絞り面
28とニードル挿入孔2a内に形成された下向きの絞り
面29とによって形成される。ニードル4が上昇すると
ニードルの絞り面28とニードル挿入孔2aの絞り面2
9間の距離が減少して可変絞り30の絞りの度合いが大
きくなり、その結果可変絞り30の流体抵抗が増大せし
められる。
【0018】図3にはニードル4のリフト量Xに対する
絞り通路25の流体抵抗Cの変化を示す。本実施例にお
ける絞り通路25の流体抵抗特性曲線はC1で表され、
すなわちニードル4の上昇につれて絞り通路25の流体
抵抗Cが増加する。なおこの図では流体抵抗特性曲線C
1は直線的に表されているが、絞り通路25の可変絞り
30の形状を変更することによってさまざまな曲線で表
される。
絞り通路25の流体抵抗Cの変化を示す。本実施例にお
ける絞り通路25の流体抵抗特性曲線はC1で表され、
すなわちニードル4の上昇につれて絞り通路25の流体
抵抗Cが増加する。なおこの図では流体抵抗特性曲線C
1は直線的に表されているが、絞り通路25の可変絞り
30の形状を変更することによってさまざまな曲線で表
される。
【0019】さらに背圧室20内の背圧室頂面とニード
ル4の頂面19間には圧縮ばね31が配置される。この
圧縮ばね31はそのばね力によってニードル4を閉弁方
向に付勢し、特に閉弁時偶然にノズル口3が開口するの
を阻止している。
ル4の頂面19間には圧縮ばね31が配置される。この
圧縮ばね31はそのばね力によってニードル4を閉弁方
向に付勢し、特に閉弁時偶然にノズル口3が開口するの
を阻止している。
【0020】圧電素子8に充電された電荷が放電されて
圧電素子8が軸線方向に収縮するとピストン6が上昇せ
しめられる。ピストン6が上昇せしめられてもニードル
4はただちには上昇せず、したがってこのとき圧力制御
室13および燃料孔22内の燃料圧が急激に低下する。
さらにこのときニードル4の頂面19に加わる燃料圧が
低下し、ニードル4は受圧面15に加わる燃料圧によっ
て上昇せしめられる。その結果ニードル4がノズル口3
を開口することにより燃料噴射が開始される。
圧電素子8が軸線方向に収縮するとピストン6が上昇せ
しめられる。ピストン6が上昇せしめられてもニードル
4はただちには上昇せず、したがってこのとき圧力制御
室13および燃料孔22内の燃料圧が急激に低下する。
さらにこのときニードル4の頂面19に加わる燃料圧が
低下し、ニードル4は受圧面15に加わる燃料圧によっ
て上昇せしめられる。その結果ニードル4がノズル口3
を開口することにより燃料噴射が開始される。
【0021】ニードル4が上昇を開始すると、圧力室2
4の容積が減少すると共に圧力室24内の燃料が絞り通
路25を介して背圧室20内に流出する。このニードル
4の上昇に伴いニードル4の絞り面28とニードル挿入
孔2aの絞り面29間の距離が減少して、絞り通路25
の可変絞り30の流体抵抗が増大する。このため圧力室
24内の燃料が背圧室20に流出しにくくなり圧力室2
4内には正圧が発生する。その結果ニードル4の上向き
の環状面26に下向きの力が作用するようになり、した
がってニードル4の上昇速度が低下せしめられる。次い
でニードル4は、図2(B)に示されるように、ニード
ルリフト規制面21に当接してその最大のリフト量が規
制されるが、可変絞り30の流体抵抗はニードル4の上
昇動作の終了間際において最も大きくなるので、このと
き圧力室24内には最も大きな正圧が生じしたがってニ
ードル4に最も大きな下向きの力が作用するようにな
る。このためニードル4がニードルリフト規制面21に
衝突する際のニードル4の速度が低下せしめられ、した
がってニードル4がニードルリフト規制面ではね返るの
を阻止できる。このようにして、ニードル4が上昇を開
始する際の大きな立上り速度を確保しながら、しかもニ
ードル4がニードルリフト規制面21に衝突する際には
小さな衝突速度を達成することができる。その結果噴射
量の精度の悪化が阻止できる。
4の容積が減少すると共に圧力室24内の燃料が絞り通
路25を介して背圧室20内に流出する。このニードル
4の上昇に伴いニードル4の絞り面28とニードル挿入
孔2aの絞り面29間の距離が減少して、絞り通路25
の可変絞り30の流体抵抗が増大する。このため圧力室
24内の燃料が背圧室20に流出しにくくなり圧力室2
4内には正圧が発生する。その結果ニードル4の上向き
の環状面26に下向きの力が作用するようになり、した
がってニードル4の上昇速度が低下せしめられる。次い
でニードル4は、図2(B)に示されるように、ニード
ルリフト規制面21に当接してその最大のリフト量が規
制されるが、可変絞り30の流体抵抗はニードル4の上
昇動作の終了間際において最も大きくなるので、このと
き圧力室24内には最も大きな正圧が生じしたがってニ
ードル4に最も大きな下向きの力が作用するようにな
る。このためニードル4がニードルリフト規制面21に
衝突する際のニードル4の速度が低下せしめられ、した
がってニードル4がニードルリフト規制面ではね返るの
を阻止できる。このようにして、ニードル4が上昇を開
始する際の大きな立上り速度を確保しながら、しかもニ
ードル4がニードルリフト規制面21に衝突する際には
小さな衝突速度を達成することができる。その結果噴射
量の精度の悪化が阻止できる。
【0022】一方図2(A)を参照すると、圧電素子8
に電荷が充電されて圧電素子8が軸線方向に伸長すると
ピストン6が下降せしめられ、その結果圧力制御室13
の容積が減少せしめられる。圧力制御室13の容積が減
少せしめられてもニードル4はただちに下降せず、した
がって圧力制御室13および燃料孔22内の燃料圧が上
昇する。その結果ニードル4は閉弁方向に付勢され、し
たがってニードル4が下降を開始する。
に電荷が充電されて圧電素子8が軸線方向に伸長すると
ピストン6が下降せしめられ、その結果圧力制御室13
の容積が減少せしめられる。圧力制御室13の容積が減
少せしめられてもニードル4はただちに下降せず、した
がって圧力制御室13および燃料孔22内の燃料圧が上
昇する。その結果ニードル4は閉弁方向に付勢され、し
たがってニードル4が下降を開始する。
【0023】ニードル4が下降を開始すると、圧力室2
4の容積が増大しまたこのとき絞り通路25の流体抵抗
は比較的大きいので、圧力室24内には一時的に負圧が
発生する。このためニードル4の上向きの環状面26に
上向きの力が作用し、したがってニードル4の下降速度
が低下せしめられる。次いで圧力室24には背圧室20
内の燃料が絞り通路25を介して流入し、それに伴いニ
ードル4が下降する。その結果、ニードル4が弁座に当
接するときの速度が遅くなるためにニードル4が弁座で
はね返ることがなくなり、したがって好ましくない、い
わゆる2次噴射現象が生じるのを阻止できる。
4の容積が増大しまたこのとき絞り通路25の流体抵抗
は比較的大きいので、圧力室24内には一時的に負圧が
発生する。このためニードル4の上向きの環状面26に
上向きの力が作用し、したがってニードル4の下降速度
が低下せしめられる。次いで圧力室24には背圧室20
内の燃料が絞り通路25を介して流入し、それに伴いニ
ードル4が下降する。その結果、ニードル4が弁座に当
接するときの速度が遅くなるためにニードル4が弁座で
はね返ることがなくなり、したがって好ましくない、い
わゆる2次噴射現象が生じるのを阻止できる。
【0024】ニードル4が弁座に当接して燃料噴射が停
止せしめられても背圧室20内の燃料は絞り通路25を
通って圧力室24内に流出し、その結果背圧室20内の
燃料圧と圧力室24内の燃料圧とはほぼ等しくなる。
止せしめられても背圧室20内の燃料は絞り通路25を
通って圧力室24内に流出し、その結果背圧室20内の
燃料圧と圧力室24内の燃料圧とはほぼ等しくなる。
【0025】図4に別の実施例を示す。なお、図4
(A)は閉弁時を示しており、図4(B)は開弁時を示
している。
(A)は閉弁時を示しており、図4(B)は開弁時を示
している。
【0026】この実施例では、ニードル4の拡大頭部2
3の外周面に下向きの環状面26が形成されまたニード
ル挿入孔2a内周面にニードル4の下向きの環状面26
に対向する上向きの環状面27が形成される。したがっ
てニードル4の下向きの環状面26とニードル挿入孔2
aの上向きの環状面27間に、ニードル4が下降した際
にその容積が減少する圧力室24が形成される。
3の外周面に下向きの環状面26が形成されまたニード
ル挿入孔2a内周面にニードル4の下向きの環状面26
に対向する上向きの環状面27が形成される。したがっ
てニードル4の下向きの環状面26とニードル挿入孔2
aの上向きの環状面27間に、ニードル4が下降した際
にその容積が減少する圧力室24が形成される。
【0027】一方、燃料溜まり16と圧力室24間に位
置するニードル4とニードル挿入孔2a間には環状の間
隙25が形成され、この間隙25は燃料溜まり16と圧
力室24とを連通する絞り通路を形成している。したが
って燃料は燃料溜まり16から絞り通路25を介して圧
力室24内に供給され、また拡大頭部23外周面とニー
ドル挿入孔2a内周面間の間隙を介して背圧室20内に
供給される。
置するニードル4とニードル挿入孔2a間には環状の間
隙25が形成され、この間隙25は燃料溜まり16と圧
力室24とを連通する絞り通路を形成している。したが
って燃料は燃料溜まり16から絞り通路25を介して圧
力室24内に供給され、また拡大頭部23外周面とニー
ドル挿入孔2a内周面間の間隙を介して背圧室20内に
供給される。
【0028】本実施例では絞り通路25の燃料溜まり1
6側に可変絞り30が形成される。この可変絞り30
は、拡大頭部23に形成された下向きの絞り面28とニ
ードル挿入孔2a内に形成された上向きの絞り面29と
によって形成される。ニードル4が下降するとニードル
の絞り面28とニードル挿入孔2aの絞り面29間の距
離が減少して可変絞り30の絞りの度合いが大きくな
り、その結果可変絞り30の流体抵抗が増大せしめられ
る。
6側に可変絞り30が形成される。この可変絞り30
は、拡大頭部23に形成された下向きの絞り面28とニ
ードル挿入孔2a内に形成された上向きの絞り面29と
によって形成される。ニードル4が下降するとニードル
の絞り面28とニードル挿入孔2aの絞り面29間の距
離が減少して可変絞り30の絞りの度合いが大きくな
り、その結果可変絞り30の流体抵抗が増大せしめられ
る。
【0029】本実施例における絞り通路25の流体抵抗
特性曲線は図3のC2で表され、すなわちニードル4の
下降につれて絞り通路25の流体抵抗Cが増加する。な
おこの図でも流体抵抗特性曲線C2は直線的に表されて
いるが、絞り通路25の可変絞り30の形状を変更する
ことによってさまざまな曲線で表される。
特性曲線は図3のC2で表され、すなわちニードル4の
下降につれて絞り通路25の流体抵抗Cが増加する。な
おこの図でも流体抵抗特性曲線C2は直線的に表されて
いるが、絞り通路25の可変絞り30の形状を変更する
ことによってさまざまな曲線で表される。
【0030】燃料噴射を停止すべくピストン6が下降せ
しめられしたがってニードル4が下降を開始すると、圧
力室24の容積が減少すると共に圧力室24内の燃料が
絞り通路25を介して燃料溜まり16内に流出する。こ
のニードル4の下降に伴いニードル4の絞り面28とニ
ードル挿入孔2aの絞り面29間の距離が減少して、絞
り通路25の可変絞り30の流体抵抗が増大する。この
ため圧力室24内の燃料が燃料溜まり16に流出しにく
くなり圧力室24内には正圧が発生する。その結果ニー
ドル4の下向きの環状面26に上向きの力が作用するよ
うになり、したがってニードル4の下降速度が低下せし
められる。次いでニードル4が弁座に当接して燃料噴射
が停止されるが、可変絞り30の流体抵抗はニードル4
の下降動作の終了間際において最も大きくなるので、こ
のとき圧力室24内には最も大きな正圧が生じしたがっ
てニードル4に最も大きな上向きの力が作用するように
なる。その結果ニードル4が弁座に当接する際のニード
ル4の速度が低下せしめられるためにニードル4が弁座
ではね返ることがなくなり、したがって2次噴射現象が
生じるのを阻止できる。
しめられしたがってニードル4が下降を開始すると、圧
力室24の容積が減少すると共に圧力室24内の燃料が
絞り通路25を介して燃料溜まり16内に流出する。こ
のニードル4の下降に伴いニードル4の絞り面28とニ
ードル挿入孔2aの絞り面29間の距離が減少して、絞
り通路25の可変絞り30の流体抵抗が増大する。この
ため圧力室24内の燃料が燃料溜まり16に流出しにく
くなり圧力室24内には正圧が発生する。その結果ニー
ドル4の下向きの環状面26に上向きの力が作用するよ
うになり、したがってニードル4の下降速度が低下せし
められる。次いでニードル4が弁座に当接して燃料噴射
が停止されるが、可変絞り30の流体抵抗はニードル4
の下降動作の終了間際において最も大きくなるので、こ
のとき圧力室24内には最も大きな正圧が生じしたがっ
てニードル4に最も大きな上向きの力が作用するように
なる。その結果ニードル4が弁座に当接する際のニード
ル4の速度が低下せしめられるためにニードル4が弁座
ではね返ることがなくなり、したがって2次噴射現象が
生じるのを阻止できる。
【0031】一方、燃料噴射を開始すべくピストン6が
上昇せしめられしたがってニードル4が上昇を開始する
と、圧力室24の容積が増大しまたこのとき絞り通路2
5の流体抵抗は比較的大きいので、圧力室24内には一
時的に負圧が発生する。このためニードル4の下向きの
環状面26に下向きの力が作用し、したがってニードル
4の上昇速度が低下せしめられる。次いで圧力室24に
は燃料溜まり16内の燃料が絞り通路25を介して流入
し、それに伴いニードル4が上昇する。その結果、ニー
ドル4がニードルリフト規制面21に衝突するときの速
度が遅くなるためにニードル4がニードルリフト規制面
21ではね返ることがなくなり、したがって噴射量の精
度の悪化を阻止できる。
上昇せしめられしたがってニードル4が上昇を開始する
と、圧力室24の容積が増大しまたこのとき絞り通路2
5の流体抵抗は比較的大きいので、圧力室24内には一
時的に負圧が発生する。このためニードル4の下向きの
環状面26に下向きの力が作用し、したがってニードル
4の上昇速度が低下せしめられる。次いで圧力室24に
は燃料溜まり16内の燃料が絞り通路25を介して流入
し、それに伴いニードル4が上昇する。その結果、ニー
ドル4がニードルリフト規制面21に衝突するときの速
度が遅くなるためにニードル4がニードルリフト規制面
21ではね返ることがなくなり、したがって噴射量の精
度の悪化を阻止できる。
【0032】ニードル4がニードルリフト規制面21に
当接してニードル4の開弁動作が終了しても燃料溜まり
16内の燃料は絞り通路25を通って圧力室24内に流
出し、その結果燃料溜まり16内の燃料圧と圧力室24
内の燃料圧とはほぼ等しくなる。
当接してニードル4の開弁動作が終了しても燃料溜まり
16内の燃料は絞り通路25を通って圧力室24内に流
出し、その結果燃料溜まり16内の燃料圧と圧力室24
内の燃料圧とはほぼ等しくなる。
【0033】図5にさらに別の実施例を示す。なお、図
5(A)は閉弁時を示しており、図5(B)は開弁時を
示している。
5(A)は閉弁時を示しており、図5(B)は開弁時を
示している。
【0034】この実施例では、ニードル4の拡大頭部2
3の外周面に上向きの環状面26aが形成されると共に
下向きの環状面26bが形成される。また、ニードル挿
入孔2a内周面にはニードル4の上向きの環状面26a
に対向する下向きの環状面27aが形成されると共にニ
ードル4の下向きの環状面26bに対向する上向きの環
状面27bが形成される。したがってニードル4の上向
きの環状面26aとニードル挿入孔2aの下向きの環状
面27a間にニードル4が上昇した際にその容積が減少
する第1の圧力室24aが形成されると共に、ニードル
4の下向きの環状面26bとニードル挿入孔2aの上向
きの環状面27b間にニードル4が下降した際にその容
積が減少する第2の圧力室24bが形成される。
3の外周面に上向きの環状面26aが形成されると共に
下向きの環状面26bが形成される。また、ニードル挿
入孔2a内周面にはニードル4の上向きの環状面26a
に対向する下向きの環状面27aが形成されると共にニ
ードル4の下向きの環状面26bに対向する上向きの環
状面27bが形成される。したがってニードル4の上向
きの環状面26aとニードル挿入孔2aの下向きの環状
面27a間にニードル4が上昇した際にその容積が減少
する第1の圧力室24aが形成されると共に、ニードル
4の下向きの環状面26bとニードル挿入孔2aの上向
きの環状面27b間にニードル4が下降した際にその容
積が減少する第2の圧力室24bが形成される。
【0035】一方、背圧室20と第1の圧力室24a間
に位置するニードル4とニードル挿入孔2a間には環状
の第1の間隙25aが形成され、この第1の間隙25a
は背圧室20と第1の圧力室24aとを連通する第1の
絞り通路を形成している。また燃料溜まり16と第2の
圧力室24b間に位置するニードル4およびニードル挿
入孔2a間には環状の第2の間隙25bが形成され、こ
の第2の間隙25bは燃料溜まり16と第2の圧力室2
4bとを連通する第2の絞り通路を形成している。した
がって燃料は燃料溜まり16から第2の絞り通路25b
を介して第2の圧力室24b内に供給され、第2の圧力
室24bから拡大頭部23外周面とニードル挿入孔2a
内周面間の間隙を介して第1の圧力室24aに供給さ
れ、さらに第1の圧力室24aから第1の絞り通路25
aを介して背圧室20内に供給される。
に位置するニードル4とニードル挿入孔2a間には環状
の第1の間隙25aが形成され、この第1の間隙25a
は背圧室20と第1の圧力室24aとを連通する第1の
絞り通路を形成している。また燃料溜まり16と第2の
圧力室24b間に位置するニードル4およびニードル挿
入孔2a間には環状の第2の間隙25bが形成され、こ
の第2の間隙25bは燃料溜まり16と第2の圧力室2
4bとを連通する第2の絞り通路を形成している。した
がって燃料は燃料溜まり16から第2の絞り通路25b
を介して第2の圧力室24b内に供給され、第2の圧力
室24bから拡大頭部23外周面とニードル挿入孔2a
内周面間の間隙を介して第1の圧力室24aに供給さ
れ、さらに第1の圧力室24aから第1の絞り通路25
aを介して背圧室20内に供給される。
【0036】本実施例では第1の絞り通路25aの背圧
室20側に第1の可変絞り30aが形成されると共に第
2の絞り通路25bの燃料溜まり16側に第2の可変絞
り30bが形成される。第1の可変絞り30aはニード
ル4の頂面19によって形成される上向きの絞り面28
aとニードル挿入孔2a内に形成された下向きの絞り面
29aとによって形成され、ニードル4が上昇するとニ
ードル4の上向きの絞り面28aとニードル挿入孔2a
の下向きの絞り面29a間の距離が減少して第1の可変
絞り30aの流体抵抗が増大せしめられる。一方、第2
の可変絞り30bはニードル4に形成された下向きの絞
り面28bとニードル挿入孔2aに形成された上向きの
絞り面29bとによって形成され、ニードル4が下降す
るとニードルの下向きの絞り面28bとニードル挿入孔
2aの上向きの絞り面29b間の距離が減少して第2の
可変絞り30bの流体抵抗が増大せしめられる。
室20側に第1の可変絞り30aが形成されると共に第
2の絞り通路25bの燃料溜まり16側に第2の可変絞
り30bが形成される。第1の可変絞り30aはニード
ル4の頂面19によって形成される上向きの絞り面28
aとニードル挿入孔2a内に形成された下向きの絞り面
29aとによって形成され、ニードル4が上昇するとニ
ードル4の上向きの絞り面28aとニードル挿入孔2a
の下向きの絞り面29a間の距離が減少して第1の可変
絞り30aの流体抵抗が増大せしめられる。一方、第2
の可変絞り30bはニードル4に形成された下向きの絞
り面28bとニードル挿入孔2aに形成された上向きの
絞り面29bとによって形成され、ニードル4が下降す
るとニードルの下向きの絞り面28bとニードル挿入孔
2aの上向きの絞り面29b間の距離が減少して第2の
可変絞り30bの流体抵抗が増大せしめられる。
【0037】本実施例における第1の絞り通路25aお
よび第2の絞り通路25bの流体抵抗特性曲線は図3の
C1およびC2でそれぞれ表され、すなわちニードル4
の上昇につれて第1の絞り通路25aの流体抵抗Cが増
加し、またニードル4の下降につれて第2の絞り通路2
5bの流体抵抗Cが増加する。
よび第2の絞り通路25bの流体抵抗特性曲線は図3の
C1およびC2でそれぞれ表され、すなわちニードル4
の上昇につれて第1の絞り通路25aの流体抵抗Cが増
加し、またニードル4の下降につれて第2の絞り通路2
5bの流体抵抗Cが増加する。
【0038】燃料噴射を開始すべくピストン6が上昇せ
しめられしたがってニードル4が上昇を開始すると、第
1の圧力室24aの容積が減少すると共に第1の圧力室
24a内の燃料が第1の絞り通路25aを介して背圧室
20内に流出する。このニードル4の上昇に伴いニード
ル4の上向きの絞り面28aとニードル挿入孔2aの下
向きの絞り面29a間の距離が減少して、第1の可変絞
り30aの流体抵抗が増大する。このため第1の圧力室
24a内の燃料が背圧室20に流出しにくくなり第1の
圧力室24a内には正圧が発生する。その結果ニードル
4の上向きの環状面26aに下向きの力が作用するよう
になり、したがってニードル4の上昇速度が低下せしめ
られる。次いでニードル4は、図5(B)に示されるよ
うに、ニードルリフト規制面21に当接してその最大の
リフト量が規制されるが、第1の可変絞り30aの流体
抵抗はニードル4の上昇動作の終了間際において最も大
きくなるので、このとき第1の圧力室24a内には最も
大きな正圧が生じしたがってニードル4に最も大きな下
向きの力が作用するようになる。このためニードル4が
ニードルリフト規制面21に衝突する際のニードル4の
速度が低下せしめられ、したがってニードル4がニード
ルリフト規制面21ではね返るのを阻止できる。その結
果噴射量の精度の悪化が阻止できる。
しめられしたがってニードル4が上昇を開始すると、第
1の圧力室24aの容積が減少すると共に第1の圧力室
24a内の燃料が第1の絞り通路25aを介して背圧室
20内に流出する。このニードル4の上昇に伴いニード
ル4の上向きの絞り面28aとニードル挿入孔2aの下
向きの絞り面29a間の距離が減少して、第1の可変絞
り30aの流体抵抗が増大する。このため第1の圧力室
24a内の燃料が背圧室20に流出しにくくなり第1の
圧力室24a内には正圧が発生する。その結果ニードル
4の上向きの環状面26aに下向きの力が作用するよう
になり、したがってニードル4の上昇速度が低下せしめ
られる。次いでニードル4は、図5(B)に示されるよ
うに、ニードルリフト規制面21に当接してその最大の
リフト量が規制されるが、第1の可変絞り30aの流体
抵抗はニードル4の上昇動作の終了間際において最も大
きくなるので、このとき第1の圧力室24a内には最も
大きな正圧が生じしたがってニードル4に最も大きな下
向きの力が作用するようになる。このためニードル4が
ニードルリフト規制面21に衝突する際のニードル4の
速度が低下せしめられ、したがってニードル4がニード
ルリフト規制面21ではね返るのを阻止できる。その結
果噴射量の精度の悪化が阻止できる。
【0039】一方、燃料噴射を停止すべくピストン6が
下降せしめられしたがってニードル4が下降を開始する
と、第2の圧力室24bの容積が減少すると共に第2の
圧力室24b内の燃料が第2の絞り通路25bを介して
燃料溜まり16内に流出する。このニードル4の下降に
伴いニードル4の下向きの絞り面28bとニードル挿入
孔2aの上向きの絞り面29b間の距離が減少して、第
2の可変絞り30bの流体抵抗が増大する。このため第
2の圧力室24b内の燃料が燃料溜まり16に流出しに
くくなり第2の圧力室24b内には正圧が発生する。そ
の結果ニードル4の下向きの環状面26bに上向きの力
が作用するようになり、したがってニードル4の下降速
度が低下せしめられる。次いでニードル4が弁座に当接
して燃料噴射が停止されるが、第2の可変絞り30bの
流体抵抗はニードル4の下降動作の終了間際において最
も大きくなるので、このとき第2の圧力室24b内には
最も大きな正圧が生じしたがってニードル4に最も大き
な上向きの力が作用するようになる。その結果ニードル
4が弁座に当接する際のニードル4の速度が低下せしめ
られるためにニードル4が弁座ではね返ることがなくな
り、したがって2次噴射現象が生じるのを阻止できる。
下降せしめられしたがってニードル4が下降を開始する
と、第2の圧力室24bの容積が減少すると共に第2の
圧力室24b内の燃料が第2の絞り通路25bを介して
燃料溜まり16内に流出する。このニードル4の下降に
伴いニードル4の下向きの絞り面28bとニードル挿入
孔2aの上向きの絞り面29b間の距離が減少して、第
2の可変絞り30bの流体抵抗が増大する。このため第
2の圧力室24b内の燃料が燃料溜まり16に流出しに
くくなり第2の圧力室24b内には正圧が発生する。そ
の結果ニードル4の下向きの環状面26bに上向きの力
が作用するようになり、したがってニードル4の下降速
度が低下せしめられる。次いでニードル4が弁座に当接
して燃料噴射が停止されるが、第2の可変絞り30bの
流体抵抗はニードル4の下降動作の終了間際において最
も大きくなるので、このとき第2の圧力室24b内には
最も大きな正圧が生じしたがってニードル4に最も大き
な上向きの力が作用するようになる。その結果ニードル
4が弁座に当接する際のニードル4の速度が低下せしめ
られるためにニードル4が弁座ではね返ることがなくな
り、したがって2次噴射現象が生じるのを阻止できる。
【0040】
【発明の効果】燃料噴射時にニードルの開弁速度を遅く
して噴射量の精度の悪化を阻止できると共に、燃料停止
時にニードルの閉弁速度を遅くして2次噴射現象が生じ
るのを阻止できる。
して噴射量の精度の悪化を阻止できると共に、燃料停止
時にニードルの閉弁速度を遅くして2次噴射現象が生じ
るのを阻止できる。
【図1】燃料噴射弁の側面断面図である。
【図2】図1に示す燃料噴射弁のA部の拡大側面断面図
である。
である。
【図3】図1に示す燃料噴射弁におけるニードルのリフ
ト量に対する絞り通路の流体抵抗の変化を示す図であ
る。
ト量に対する絞り通路の流体抵抗の変化を示す図であ
る。
【図4】別の実施例を示す燃料噴射弁の一部の拡大側面
断面図である。
断面図である。
【図5】さらに別の実施例を示す燃料噴射弁の一部の拡
大側面断面図である。
大側面断面図である。
2a…ニードル挿入孔 4…ニードル 6…ピストン 8…圧電素子 13…圧力制御室 20…背圧室 24…圧力室 25…絞り通路 30…可変絞り
Claims (3)
- 【請求項1】 ニードルの頂面上に背圧室を形成すると
共に背圧室を圧力制御室に連結し、燃料で満たされた圧
力制御室の容積をアクチュエータにより制御して圧力制
御室の容積が増大せしめられたときにはニードルが上昇
してノズル口を開口すると共にこのときニードルがニー
ドルリフト規制面に当接してニードルの最大リフト量が
規制され、圧力制御室の容積が減少せしめられたときに
はニードルが閉弁方向に付勢されてノズル口を閉鎖する
燃料噴射弁において、ニードルの外周面に形成した上向
きの環状面とニードル挿入孔の内周面に形成した下向き
の環状面間に圧力室を形成して該圧力室と背圧室とを絞
り通路により連通せしめ、ニードルの上昇に伴い該圧力
室の容積が減少したとき該絞り通路の流体抵抗が増大し
該圧力室内の圧力を上昇せしめてニードルに下向きの力
を作用するようにした燃料噴射弁。 - 【請求項2】 ニードルの頂面上に背圧室を形成すると
共に背圧室を圧力制御室に連結し、燃料で満たされた圧
力制御室の容積をアクチュエータにより制御して圧力制
御室の容積が増大せしめられたときにはニードルが上昇
してノズル口を開口すると共にこのときニードルがニー
ドルリフト規制面に当接してニードルの最大リフト量が
規制され、圧力制御室の容積が減少せしめられたときに
はニードルが閉弁方向に付勢されてノズル口を閉鎖する
燃料噴射弁において、ニードルの外周面に形成した下向
きの環状面とニードル挿入孔の内周面に形成した上向き
の環状面間に圧力室を形成して該圧力室と燃料溜まりと
を絞り通路により連通せしめ、ニードルの下降に伴い該
圧力室の容積が減少した際に該絞り通路の流体抵抗が増
大し該圧力室内の圧力を上昇せしめてニードルに上向き
の力を作用するようにした燃料噴射弁。 - 【請求項3】 ニードルの頂面上に背圧室を形成すると
共に背圧室を圧力制御室に連結し、燃料で満たされた圧
力制御室の容積をアクチュエータにより制御して圧力制
御室の容積が増大せしめられたときにはニードルが上昇
してノズル口を開口すると共にこのときニードルがニー
ドルリフト規制面に当接してニードルの最大リフト量が
規制され、圧力制御室の容積が減少せしめられたときに
はニードルが閉弁方向に付勢されてノズル口を閉鎖する
燃料噴射弁において、ニードルの外周面に形成した上向
きの環状面とニードル挿入孔の内周面に形成した下向き
の環状面間に第1の圧力室を形成して該第1の圧力室と
背圧室とを第1の絞り通路により連通せしめ、ニードル
の上昇に伴い該第1の圧力室の容積が減少したとき該第
1の絞り通路の流体抵抗が増大し該第1の圧力室内の圧
力を上昇せしめてニードルに下向きの力を作用すると共
に、ニードルの外周面に形成した下向きの環状面とニー
ドル挿入孔の内周面に形成した上向きの環状面間に第2
の圧力室を形成して該第2の圧力室と燃料溜まりとを第
2の絞り通路により連通せしめ、ニードルの下降に伴い
該第2の圧力室の容積が減少した際に該第2の絞り通路
の流体抵抗が増大し該第2の圧力室内の圧力を上昇せし
めてニードルに上向きの力を作用するようにした燃料噴
射弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04246726A JP3099546B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04246726A JP3099546B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 燃料噴射弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0693938A true JPH0693938A (ja) | 1994-04-05 |
| JP3099546B2 JP3099546B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=17152736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04246726A Expired - Fee Related JP3099546B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3099546B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003512565A (ja) * | 1999-10-21 | 2003-04-02 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 液圧式に制御される制御スプールを備えた高圧燃料インジェクタ |
| JP2010223195A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Denso Corp | 燃料噴射弁 |
| KR101530086B1 (ko) * | 2014-01-08 | 2015-06-18 | 국립대학법인 울산과학기술대학교 산학협력단 | 아동용 놀이 기구 |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP04246726A patent/JP3099546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003512565A (ja) * | 1999-10-21 | 2003-04-02 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 液圧式に制御される制御スプールを備えた高圧燃料インジェクタ |
| JP2010223195A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Denso Corp | 燃料噴射弁 |
| KR101530086B1 (ko) * | 2014-01-08 | 2015-06-18 | 국립대학법인 울산과학기술대학교 산학협력단 | 아동용 놀이 기구 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3099546B2 (ja) | 2000-10-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |