JPH0694045B2 - 巻取り装置リールからのコイル抜き取り異常の検出方法 - Google Patents

巻取り装置リールからのコイル抜き取り異常の検出方法

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JPH0694045B2
JPH0694045B2 JP62329742A JP32974287A JPH0694045B2 JP H0694045 B2 JPH0694045 B2 JP H0694045B2 JP 62329742 A JP62329742 A JP 62329742A JP 32974287 A JP32974287 A JP 32974287A JP H0694045 B2 JPH0694045 B2 JP H0694045B2
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博之 小川
晴正 村本
幸夫 井田
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、帯状体をコイルに巻き取る巻取り装置のリー
ルからコイルカーにより巻き取られたコイルを抜き取る
際のコイルの抜き取り異常の検出方法に関する。
<従来の技術> 従来は、巻取り装置により巻き取られたコイルをリール
からコイルカーにより抜き出す場合、正しく抜き取られ
たことを確認するには、オペレータが監視判断するしか
なく、ラインを自動化する上での障害となっていた。
このため、従来は、巻取り装置のリールが見える位置に
運転室を設置したり、工業用テレビ等を設置してオペレ
ータが監視していた。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、このようにオペレータによる監視に依存
しているとどうしても見落しが生じやすく、またコイル
の抜き取り作業の省力化、無人化を進める上での大きな
障害になっていた。
第3図は、巻取り装置のリールから、コイルカーを用い
てコイルを抜き出す作業の手順を示す説明図である。
第3図において、1は巻取り装置本体、2はリール、3
はコイル、4はコイルカー、5は昇降式コイル受台、8
はコイルカー4の車輪である。第3図(a)はコイル3
を抜き出す前の巻取り装置本体1とコイルカー4の関係
を示す側面図で、第3図(b)は同じく正面図である。
まず、第3図(c)のように、コイルカー4をコイル3
の軸方向中心の直下に停止させ、コイル受台5を上昇さ
せコイル3を載せる。第3図(d)はこの状態における
巻取り装置本体1の正面図である。次に第3図(e)、
(f)のように、コイルカー4を巻取り装置本体1の反
対方向に走行させ、コイル3をリール2より抜き出す。
リール2はその径を縮小することにより、コイル3の抜
出しを容易にできるように構成されているが、リール径
の収縮代を大きくとることが難しく、コイル3の内面と
リール2の表面が接触することにより両者の間に摩擦力
が生じ、コイル3の正常な抜き取りを妨げることがあ
る。
このような場合の典型的なトラブルを第4図に示す。
第4図(a)は、コイル3がリール2にひっかかり、コ
イルカー4のみが移動した状態を示したものである。第
4図(b)は、コイル3がリール2の先端部にひっかか
り落下した状態を示したもので、このような場合には、
単にコイルを損傷させるのみならず、製鉄業のように重
量が何十tonもあるようなコイルを扱っていると、重大
な災害や設備破損の事故につながる恐れがある。またコ
イル3の内面とリール2表面との間の摩擦力及びコイル
3の外面とコイルカー4のコイル受台5との間の摩擦力
がコイル3の各層間の摩擦力より大きくなると、第4図
(c)、(d)に示すように、コイルの内面側が幅方向
外側へ引き出されたような形になり、ハンドリングでき
なくなったり後処理が困難になる。このような問題はゴ
ムスリーブを取付けたリールを使用した場合に特に生じ
やすい。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解消し、帯
状体の巻取り装置のリールからコイルカーによりコイル
を抜き取る際の、抜き取り異常の有無を自動的に検知す
るとともに、この抜き取り異常信号をコイルカー走行制
御装置に出力することにより、コイル抜き取り異常状態
を最小限に止めることができ、コイル抜き取り作業を自
動化可能ならしめるコイル抜き取り異常の検出方法を提
供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、帯状体の巻取り装置リールからコイルカーに
よってコイルを抜き取る際の抜き取り異常を検出する方
法であって、前記リールのコイル抜き取り側方向の延長
上の空間でリールの軸線にほぼ直角な位置XSにコイル
検出器を設けるとともに、前記コイルカーがコイルを載
荷して前記リールのコイル抜き取り方向へ移動するとき
の実際のコイルカー中心位置Xを時々刻々検出して、下
記(1),(2)式を用いてコイルの最初の側端が検出
さ X1=XS−1/2W ……(1) X2=XS+1/2W ……(2) ここで、Wはコイル幅 れるべきコイルカーの中心位置X1とコイルの他の側端が
検出されるべきコイルカーの中心位置X2とを求め、前記
コイルカーの中心位置Xが下記(3)式の範囲において
前記コイル検出器からの検出信 X1<X<X2 ……(3) 号がないとき、または下記(4)式の範囲において検出
信号があるときは、コイルの抜き取り異常と判 X≧X2 ……(4) 定することを特徴とする巻取り装置リールからのコイル
抜き取り異常の検出方法である。
<作 用> 本発明によれば、コイル検出器の設置位置XSを基準に
して、コイルを載荷したコイルカーがコイル抜き取り方
向へ移動するときの位置Xを時々刻々検出して、上記し
た(3),(4)式で規定されたXの範囲におけるコイ
ル検出器からの信号の有無によってコイルの異常状態を
検出するようにしたので、人手によることなく自動的に
判定することが可能である。
<実施例> 以下に、本発明に係る抜き取り異常検出装置の実施例に
ついて図面を参照して詳しく説明する。第1図は、本発
明の一実施例を示すブロック図である。
この図において、1は巻取り装置本体、2はリール、3
はコイル、4はコイルカー、5はコイルカーの昇降式コ
イル受台である。6は投光器、7は受光器であり、投光
器6と受光器7は、光軸がリール2のコイル抜き取り側
への延長上の空間において、リール2の端部近辺をリー
ル2の軸にほぼ直交するように配置されている。
8はコイルカー5の車輪で、この車輪8の軸の端部に
は、パルス発信器9が連結されており、車輪8の回転を
検出してパルス信号を発信する。パルス発信器9から発
信されるパルス信号はコイルカー位置演算手段11に送ら
れ、このコイルカー位置演算手段11によって適宜設定さ
れた原点0からのコイルカーの中心(すなわち、コイル
カー上のコイル受台5の中心にコイル3が載荷されたと
きは、コイル3の幅方向中心)までの距離Xが演算され
て、コイル抜き取り異常演算判定手段14に入力される。
12は、前記原点0から前記投光器6と受光器7からなる
コイル検出器までの水平距離XSを予め演算判定手段14
に手動設定入力するためのコイル検出器位置手動入力設
定手段である。13は、コイル3の幅Wを演算判定手段14
に手動入力するためのコイル幅手動入力設定手段であ
る。なお、コイル幅Wはプロセスコンピューター10等よ
り自動入力してもよい。
15は、演算判定手段14から出力されるコイル抜き取り異
常検知信号にもとづき、コイル抜き取り異常警報を表示
するコイル抜き取り異常警報出力表示手段である。
つぎに、このように構成された本発明装置の動作につい
て説明する。
まず、前出第3図に示した従来と同じ手順により、コイ
ル3の抜き取りを行う。すなわち、コイルカー4を巻取
り装置1のリール2に巻き取られたコイル3の幅方向中
心直下まで移動させてから停止させ、第3図(c)に示
すようにコイル受台5を上昇させてコイル受台の中心に
コイル3を載荷させる。
つぎにリール2を縮径させ、コイル3の内面とリール2
の外面との間に隙間を作った後、第3図(e)のよう
に、コイルカー4を巻取り装置本体1と反対方向に移動
させてコイル3をリール2から抜き取る。
このコイルカー4の移動中にパルス発信器9でコイルカ
ー車輪8の回転を検出し、コイルカー位置検出演算手段
11により、コイルカー4の中心位置Xを時々刻々検出す
る。一方コイル検出器の位置XSを手動入力設定手段13
により演算判定手段14に入力し、またコイル3の幅Wを
手動入力設定手段13により演算判定手段14に手動入力す
るか、あるいはプロセスコンピューター10から自動入力
しておく。
さらに、コイル抜き取りが正常に行われた場合に前記投
光器6からの光がコイル3によって遮えぎられ始め、コ
イル3の側端が検出されるべきコイルカーの中心位置X1
と、コイルの他の側端が投光器6からの光の通過位置を
過ぎて、受光器7により再び透過光が検出され始めるべ
きコイルカー4の中心位置X2とを下記(1),(2)式
により求める。
X1=XS−1/2W ……(1) X2=XS+1/2W ……(2) 一方、実際にコイル検出器(受光器7)がコイル3を検
出しているコイルカー4の中心位置Xと前記X1,X2とを
演算判定手段14において比較し、 の3条件がそろえば、正常なコイル抜き取りが行われた
と判定し、 X1<X<X2でコイル検知信号なし、もしくは、 X≧X2でコイル検知信号あり、 の場合は、が第4図(a)または第4図(b)、が
第4図(c)のようなコイル抜き取り異常が発生してい
ると判定する。
コイル抜き取り異常が発生したと判定した場合には、演
算判定手段14からコイル抜き取り異常信号がコイル抜き
取り異常警報出力表示手段15に送られ、警報を出力表示
する。警報の出力表示とともに作業員が手動操作によ
り、コイルカーを停止するようにしてもよいが、前記演
算判定手段14によりコイル抜き取り異常信号をコイルカ
ー制御装置16に送り、コイルカーを自動停止させるよう
にしておけば、前出第4図(b)に示すようなコイルの
落下損傷事故や、前出第4図(c)、(d)のような異
常の程度を軽減できる。そのためには、投光器6から受
光器7への光線がリール2の自由端の先端に出来る限り
近い位置を通るよう、投光器6と受光器7の位置を設定
することが望ましい。
なお、上記した実施例では、投光器6と受光器7をリー
ル2の延長上の両側に相対向して配置してあるが、コイ
ルが光線をよく反射する材料の場合は、投光器6と受光
器7を同じ側に配置して、コイルからの反射光の有無に
よりコイルを検出するようにしてもよいし、投光器6と
受光器7の代りに、超音波発信器と超音波受信器を用い
て超音波のコイルによる遮えぎり又は反射を検知してコ
イルを検知するようにしてもよいし、指向性のよいエネ
ルギー波を発信および受信するものなら何であってもよ
い。
第2図は、本発明に係る別の実施例の装置の構成を示し
たものである。この図に示した装置は、前記した第1図
の投光器6と受光器7からなるコイル検出器の代わり
に、リール2の自由端延長上の空間のリール2の自由端
にできるだけ近い位置で、その中心軸がリール2の軸に
ほぼ直交するようにテレビカメラ17を設けて、コイルを
撮像し、これを受像器18を介して画像処理装置19に送
り、画像処理によりコイルを検出するようにしたもの
で、それ以外は前出第1図の装置と同じ構成となってお
り、同様の作用により、リール抜き取り異常を検知して
警報出力表示を行うようになっている。
<発明の効果> 以上説明したように本発明によれば、巻取り装置のリー
ルからコイルカーによりコイルを抜き取る際の、コイル
内面とリール外面との摩擦力によるコイルの抜き取り異
常を自動的に速く確実に検出することができ、これによ
ってコイルの抜き取り異常の程度を軽減し、コイルのリ
ールからの落下等による損傷や設備の損傷を防止するこ
とができる。
また、本発明のコイルの抜き取り異常検知信号により、
コイルカー走行制御装置を介してコイルカーの自動停止
を行うようにすれば、上記の効果のほかに、コイル抜き
取り作業の監視や操作員の省力化を図ることができるか
ら、コイル抜き取り作業の自動化や無人化が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
本発明の他の実施例を示すブロック図、第3図は巻取り
装置のリールからコイルカーによりコイルを抜き取る作
業の手順の説明図、第4図は巻取り装置のリールからコ
イルカーによりコイルを巻き取る際の異常例の説明図で
ある。 1……巻取り装置本体、2……リール、 3……コイル、4……コイルカー、 5……昇降式コイル受台、 6……投光器(信号波発信器)、 7……受光器(信号波受信器)、 8……コイルカー車輪、 9……パルス発信器、 10……プロセスコンピュータ、 11……コイルカー位置演算手段、 12……コイル検出器位置手動入力設定手段、 13……コイル幅手動入力設定手段、 14……演算判定手段、 15……コイル抜き取り異常警報出力表示手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−132708(JP,U) 特公 昭53−16382(JP,B2) 特公 昭52−17512(JP,B2) 特公 昭56−49649(JP,B2) 実公 昭59−14008(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状体の巻取り装置リールからコイルカー
    によってコイルを抜き取る際の抜き取り異常を検出する
    方法であって、前記リールのコイル抜き取り側方向の延
    長上の空間でリールの軸線にほぼ直角な位置XSにコイ
    ル検出器を設けるとともに、前記コイルカーがコイルを
    載荷して前記リールのコイル抜き取り方向へ移動すると
    きの実際のコイルカー中心位置Xを時々刻々検出して、
    下記(1),(2)式を用いてコイルの最初の側端が検
    出されるべきコイルカーの中心位置X1とコイルの他の側
    端が検出されるべきコイルカーの中心位置X2とを求め、
    前記コイルカーの中心位置Xが下記(3)式の範囲にお
    いて前記コイル検出器からの検出信号がないとき、また
    は下記(4)式の範囲において検出信号があるときは、
    コイルの抜き取り異常と判定することを特徴とする巻取
    り装置リールからのコイル抜き取り異常の検出方法。 記 X1=XS−1/2W ……(1) X2=XS+1/2W ……(2) X1<X<X2 ……(3) X≧X2 ……(4) ここで、Wはコイル幅である。
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