JPH0694646A - 円形容器内面検査装置 - Google Patents

円形容器内面検査装置

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JPH0694646A
JPH0694646A JP24384392A JP24384392A JPH0694646A JP H0694646 A JPH0694646 A JP H0694646A JP 24384392 A JP24384392 A JP 24384392A JP 24384392 A JP24384392 A JP 24384392A JP H0694646 A JPH0694646 A JP H0694646A
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康晴 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビール缶などの円形容器側面のヘコミの検知能
力を高める。 【構成】図7(A)はビール缶容器102の内面を軸方
向から観測した濃淡画像を示し、103は口部高輝度
部,104は底部高輝度部である。同図(B)は容器1
02の断面を示し112はこの容器の側面部のヘコミで
ある。本発明では濃淡画像の容器側面に相当する領域を
LK,Lk’のようにリング状又は渦巻状のサーキュラ
走査線で順次走査し、このサーキュラ走査線上における
着目画素値P0とこの着目画素から所定画素間隔dだけ
離れた背景画素値P1との差の絶対値ΔP=|P0−P
1|をそのサーキュラ走査線の位置に対応する所定のし
きい値THPと比較し、ΔP>THPであればその着目
画素をヘコミ等の内面不良画素として検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばコンベアなどで搬
送されるビール缶などの円形容器内面を検査し、容器の
変形・異物・ゴミ・傷などを検出する画像処理装置とし
ての円形容器内面検査装置に関する。なお以下各図にお
いて同一の符号は同一もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】図2は一例としてビール用アルミ缶の容
器を上面より観測した場合の高輝度部の説明図で、同図
(A)は缶容器の上面(画像)図、同図(B)は側断面
図である。そして102は容器、101はこの容器10
2を上方から照らすリング状の照明器、103は口部の
高輝度部、104は底部の高輝度部である。このように
リング照明器101を用いて容器102の内面に光線を
照射することにより、容器内面の口部と底部に夫々10
3,104のような高輝度部が発生する。特に缶などの
ように容器内面に金属光沢のある場合は顕著である。
【0003】図3(B)は容器102の上面画像(図3
(A))に対する走査線Q−Q1上の濃度変化を示した
ものであるが、濃度変化の特徴よりW1〜W5の5つの
領域に分類される。第1の領域W1は口部高輝度部10
3であり、第2の領域W2は濃度変化が比較的小さい容
器側面上中部であり、第3の領域W3は図2で述べた照
明101による光線があまり届かないため、他の領域よ
り暗い容器側面下部であり、第4の領域W4は底部高輝
度部104であり、第5の領域W5は底部である。
【0004】従来はこれらの領域W1〜W5にそれぞれ
ウィンドウを設け、領域の光学的な特性に応じて黒汚れ
(黒点)や白汚れ(白点)の不良を検出するためのしき
い値を設定していた。不良検出の方法としては例えば対
象画像の走査によって得られたアナログのビデオ信号
(アナログ濃淡画像信号)をA/D変換してなる8ビッ
トなどの多値の濃淡画像信号を所定のしきい値で2値化
する方法や、前記のビデオ信号を微分して欠陥信号を抽
出する微分法などが知られている。この微分法の場合、
対象物の外形の輪郭部でも微分信号が出るが輪郭部では
微分によって正方向パルス,負方向パルスのいずれか一
方が発生するのに対し、微小欠陥部では正方向パルスと
負方向パルスが同時に発生することを利用して欠陥部を
抽出することができる。
【0005】即ちラスタ走査に基づくアナログ濃淡画像
信号を微分してなる信号P(X,Y)についての着目点
(座標値X=i,Y=j)における値P(i,j)と、
この着目点よりX方向走査線上の前,後に夫々所定の微
小のα画素,β画素だけ離れた点における値P(i−
α,j),P(i+β,j)との間に、 P(i,j)−P(i−α,j)>TH1 であっ
て且つ、 P(i+β,j)−P(i,j)>TH1 の関係
があれば、 (但しTH1は所定のしきい値(正値)とする)着目点
における不良検出のための二値化関数値PD(i,j)
=1としてこの着目点を黒レベル不良の点とし、それ以
外の場合はPD(i,j)=0としてこの着目点を正常
の点とするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし以上のような手
法は微小な黒点のような不良には有利であるものの容器
のヘコミの場合は局所的なコントラストが得られず検出
が困難であった。そこで本発明はこの問題を解消できる
円形容器内面検査装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに請求項1の円形容器内面検査装置は、軸対称の円形
容器(102など)の前記軸方向から(リング照明器1
01などを介し)この円形容器の内面側を照明したう
え、TVカメラを介しこの軸方向からこの円形容器の照
明面を撮像し、この撮像された画像を解析して前記円形
容器の変形や汚れを検査する円形容器内面検査装置にお
いて、前記円形容器の内面の画像を、この画像の中心を
中心とし、半径が1または所定の複数の画素間隔で1周
ごとに順次変化するリング状または渦巻状の走査線(L
など、以下サーキュラ走査線という)で順次走査し、こ
のサーキュラ走査線上の1または所定の複数の画素間隔
で並ぶ画素としての着目画素(P0など)の濃度と、こ
の着目画素からその前後いずれか所定の方向に所定の複
数画素(dなど)離れた背景画素(P1など)の濃度と
の濃度差の絶対値(ΔPなど)を当該のサーキュラ走査
線の位置に応じて定められたしきい値(THPなど)と
比較することを前記着目画素の各々について順次繰返
し、前記しきい値より大きい前記濃度差の絶対値が検出
されたときは容器内面不良であると判定する手段(不良
検出回路12など)を備えたものとする。
【0008】また請求項2の円形容器内面検査装置で
は、請求項1に記載の円形容器内面検査装置において、
前記しきい値は前記サーキュラ走査線の1回転ごとに
(走査線カウンタ22,しきい値テーブル27などを介
し)設定されるものであるようにする。また請求項3の
円形容器内面検査装置は、請求項1または請求項2に記
載の円形容器内面検査装置において、前記背景画素の濃
度を(平均化回路26などを介し)この背景画素を中心
とする所定の1次元または2次元の局部領域内の画素の
平均濃度とする。
【0009】
【作用】軸対称の円形容器(102など)の前記軸方向
から(リング照明器101などを介し)この円形容器の
内面側を照明したうえ、TVカメラを介し、この軸方向
からこの円形容器の照明面を撮像し、画像を解析する
際、容器内面の濃淡分布が図3に示したように、同心円
上に発生することに着目し、リング状または渦巻状のサ
ーキュラ走査線で容器内面を走査することにより濃淡変
化の小さい画素列を得、ヘコミが発生した場合は走査し
た画素列の濃淡変化として現れるため、走査画素列上の
着目画素の濃度P0とその前後方向いずれかにd画素離
れた背景画素の濃度P1とから濃度差の絶対値ΔPを ΔP=|P0−P1| として求め、他方、例えば図3に示すような各ウィンド
ウW1〜W5夫々にしきい値THPを与え、前記の濃度
差の絶対値ΔPとこのしきい値THPとを比較し、ΔP
がTHPより大であればその着目画素をヘコミ等の内面
不良画素として検出する。
【0010】但し前記しきい値THPはサーキュラ走査
線の位置に応じて、例えばこの走査線1回転ごとに設定
してもよい。また背景画素の濃度P1をこの画素を中心
とする一次元局部領域(つまり走査線上に連続するn画
素)または2次元局部領域(n画素×n画素の局部領
域)の画素の平均濃度としてもよい。
【0011】
【実施例】図1は本発明の1実施例としてのハードウェ
アのブロック図である。同図においてPOは図外のTV
カメラの画面をラスタ走査して得られるビデオ信号をA
/D変換してなる(例えば8bit)の濃淡画像信号、
1はこの多値濃淡画像信号POを入力し、多値画面デー
タとして記憶するフレームメモリ、3はこのフレームメ
モリに対するラスタアドレスを発生するラスタアドレス
発生器である。
【0012】4はリング状に画像走査を行うためにフレ
ームメモリ1に対してアドレス発生を行うサーキュラア
ドレス発生器、2は図3(B)に示したようなリング状
のウィンドウ別のマスクパターンが格納されているウィ
ンドウメモリ、5はこのウィンドウメモリ2に対し発生
器3と同様にラスタアドレスを発生するラスタアドレス
発生器、6は同じくこのウィンドウメモリ2に対し発生
器4と同様にリング状走査のためのアドレス発生を行う
サーキュラアドレス発生器である。そしてこれら発生器
3,5と4,6との切替によるラスタアドレスとサーキ
ュラアドレスの発生切替が可能である。
【0013】7はウィンドウゲート回路であり、多値濃
淡信号POまたはフレームメモリ1より読み出された画
像信号1aをウィンドウメモリ2からのマスクパターン
データでマスクし、指定されたウィンドウ領域のみの画
像信号POまたはフレームメモリ1から読み出された画
像信号1aを通過させる回路である。8は画像エッジ検
出回路で、画像のエッジ、具体的にはリング状の高輝度
部の外端(外周点)と内端(内周点)を検出する機能を
持ち、この場合、入力した画像信号を対象画像の位置検
出や円形性検査のための所定のしきい値で2値化したう
え、画像エッジとしてのこの2値化信号の立上り点の座
標と立下り点の座標とを自身内のメモリに格納する。9
はこの画像エッジ検出回路8によって検出された外周点
または内周点の座標値に対し円形性検査を行う回路であ
る。
【0014】10はフレームメモリ1のラスタ走査によ
ってフレームメモリ1から読出された画像信号1aをウ
ィンドウゲート回路7を介して入力し、差分などを用い
て黒点などの汚れ不良画素を検出するための不良検出回
路、11はこの検出された不良画素を集計して不良の判
定を行う不良検出判定回路である。12は後述のように
フレームメモリ1のリング状の走査によってフレームメ
モリ1から読み出された画像信号1aをウィンドウゲー
ト回路7を介して入力し、ヘコミ不良画素を検出するた
めの不良検出回路、13はこの検出された不良画素を集
計して不良の判定を行う不良検出判定回路である。また
19は円形度判定回路9,不良検出判定回路11および
13の判定結果を入力し総合的な判定を行う回路、20
はこの総合判定回路19の出力判定信号によって良否の
出力を行う出力回路である。
【0015】次に16はウィンドウゲート回路7を通過
した最新の多値画像信号POを用いて対象画像のX方向
投影回路パターンを求めるX投影回路、17は同じく対
象画像のY方向投影パターンを求めるY投影回路、18
はこの2つの投影回路16,17の出力データを用いて
他の容器画像と連接していない対象容器画像の領域のみ
を求める回路である。
【0016】即ち検査すべき円形容器が所定の位置を通
過すると、ストロボ発光またはシャッタによる露光制限
により容器上部より、静止化された被検査画像を取り込
む。この取り込み期間にX投影回路16,Y投影回路1
7に画像が送られ、投影の特徴を得る。固定2値画像の
投影算出の場合は、投影回路16,17は2値化の機能
を備える。
【0017】図4は容器の固定2値画像201を用いて
そのX方向投影量203とY方向投影量204より容器
の外接矩形(つまり斜線部の処理領域)を検出する方法
を示すが、容器が搬送路上を連接したりしながら移動し
てくる場合は、別途処理領域決定回路18によって連接
分離の処理を行って処理領域202を決定する。なおこ
の連接分離は例えば本出願人の先願になる特願平3−2
49946号に述べた処理によって行うことができる。
【0018】次に14,15は対象画像に対して正しい
位置にウィンドウを発生するための画像エッジ検出回
路,位置ズレ量決定回路である。図5はこの画像エッジ
検出回路14の動作の説明図である。即ちこのエッジ検
出回路14は前述した投影回路16,17と同期間に同
じく最新の多値濃淡画像信号POを入力してまず対象画
像の中心を検出しやすいように例えば底部高輝部につい
ての固定2値画像210を作る。但しこの場合に用いる
しきい値は前述の画像エッジ検出回路8の用いるしきい
値とは一般に異なる。
【0019】次にこの固定2値画像210についての所
定領域内のエッジ(この例では上端エッジ検査領域21
1内の上端エッジ、および左端エッジ検査領域212内
の左端エッジ)の夫々の座標、従って位置基準点213
の座標を検出する。位置ズレ量決定回路15は検出した
位置基準点213の座標と、予め設定されている基準座
標とを比較し、そのズレ、従って検出した現実の対象画
像の中心の位置と予め設定されているウィンドウの中心
の位置とのズレを検出する。
【0020】上述した不良検出回路12を除く画像エッ
ジ検出回路8,不良検出回路10,画像エッジ検出回路
14,X投影回路16,Y投影回路17の各処理はラス
タアドレス発生器3,5を用いて行われ、次にサーキュ
ラアドレス発生器4,6に切換えてサーキュラアドレス
を発生させ、不良検出回路12の動作が行われる。図6
はサーキュラアドレスの発生方法の説明図である。この
例では容器102の側面部、従って図3の口部高輝度部
103と底部高輝度部104の間の画像領域に対して1
または所定の複数画素の間隔(但しこの画素間隔は検出
するヘコミの大きさに応じて定められる)で同心のリン
グ状の走査線(サーキュラ走査線)L(L1〜Ln)を
発生させ、走査は各サーキュラ走査線Lごとに時計まわ
りで一周づつ、L1→L2…Lk…Lnの順にサーキュ
ラ走査線を切換えて行われる。サーキュラアドレスは図
10で後述するように、このようなサーキュラ走査線L
上の1または所定の複数画素の間隔で並ぶ画素のX,Y
座標を走査順に順次指定する形で発生する。
【0021】なおサーキュラ走査線としては上述の同心
円状の走査線に代わり、走査円の径が1周の間に順次変
化する(この場合漸減する)渦巻状の走査線を用いるこ
ともできる。図7は(A)は同図(B)に示す容器10
2の側面にヘコミ112がある場合の濃淡画像の例を示
し、この場合サーキュラ走査線の第k走査線Lk上の
A,B間、第k’走査線Lk’上のA’,B’間にヘコ
ミ112が存在している。なお上記走査線Lk,Lk’
上の点Q,Q’は夫々そのサーキュラ走査線上における
走査開始点を示す。
【0022】図8は図1のサーキュラ方式の不良検出回
路12の原理説明用の図で、同図のPLkは図7(A)
の第k走査線Lk上の画像データの濃淡変化の例を示
す。なお図8の横軸上のQ,A,Bの符号は夫々図7
(A)上の同符号に対応している。ここでP0は着目点
とその画素値、P1はこの着目点から所定の画素間隔d
だけ離れた背景点とその画素値である。
【0023】不良検出回路12は第k走査線Lkが含ま
れるウィンドウについて予め定められたしきい値THP
と、前記画素値P0,P1の差の絶対値 ΔP=|P0−P1| とを比較し、ΔP>THPであればその着目画素P0は
ヘコミ等の内面不良画素であると判別する。
【0024】図9は不良検出回路12の原理説明用の別
の図で、同図PLk’は図7(A)の第K’走査線L
k’上の画素データの濃淡変化の例を示す。なお図9の
横軸上のQ’,A’,B’の符号も夫々図7(A)の同
符号に対応している。図7(A)の第K’走査線Lk’
は底部高輝度部104の外周部に発生する光の当り難い
低輝度部分にあるが、この部分にヘコミが発生する場合
は、図9のようにヘコミにあたる部分が明るくなり、図
8で述べたと同様な画素の濃度差P0−P1の符号は図
8とは反転する。しかし不良検出回路12は図9の場合
にも図8の場合と同様に第K’走査線Lk’が含まれる
ウィンドウについて予め定められたしきい値THPと上
記濃度差の絶対値ΔP=|P0−P1|とを比較し、Δ
P>THPであれば当該着目画素P0はヘコミ等の内面
不良画素であると判別する。
【0025】図10は図1のサーキュラアドレス発生器
4および不良検出回路12の構成の実施例を示すブロッ
ク図である。サーキュラアドレス発生器4内のカウンタ
制御回路21は同発生器4内のXアドレスカウンタ2
3,Yアドレスカウンタ24を制御して夫々のカウンタ
23,24から図6で述べた走査線L1,L2,…,L
nの順に各走査対象画素のサーキュラアドレスとしての
Xアドレス,Yアドレスをフレームメモリ1に順次出力
させる。またこのサーキュラアドレス発生器4内には走
査線カウンタ22が設けられ、このカウンタ22の値は
走査1回転が終了するごとに+1される。
【0026】一方、不良検出回路12においては、フレ
ームメモリ1から上記のサーキュラアドレスによって読
出された濃淡画像信号(画素値)1aを順次、減算回路
29およびFiFo28に入力する。このFiFo28
は入力した画像信号1aに図8で述べた画素間隔dに相
当する画素分の遅延を行って減算回路29に出力する。
従って減算回路29は画像信号1aを直接、図8で述
べた着目点の画素値P0として、またFiFo28の出
力画素値を同じく図8で述べた着目点から画素間隔dだ
け離れた背景点の画素値P1として夫々入力し両者の差
P0−P1を求める。絶対値変換回路30はこの差P0
−P1の絶対値|P0−P1|=ΔPを求める。
【0027】ところで不良検出回路12内のしきい値テ
ーブル27は前述した走査線カウンタ22の出力をアド
レスとして(つまり各走査線L1,L2,…,Ln別
の)、しきい値THPを出力する。なおこの場合、しき
い値THPを、同一のウィンドウ内では等しい値に設定
してもよい。比較回路31は前記の濃度差絶対値ΔPと
しきい値THPとを比較し、ΔP>THPであるか否か
に応じて当該着目画素がヘコミ等の容器内面不良画素で
あるか否かを示す2値化信号を出力する。
【0028】図11は図10のFiFo28の出力画素
値P1に移動平均を施す平均化回路26の実施例を示
す。この回路26は図10のFiFo28と直列に(但
しこの例ではフレームメモリ1とFiFo28との間
に)設けられる。この平均化回路26は順次連続して入
力される4画素の移動平均を求める回路であり、この回
路26では入力された画像信号(画素値)1aは順次、
ラッチ32,33,34,35と移動していく間に、加
算器36にてラッチ32,33の画像データが、また加
算器37にてラッチ34,35の画像データが夫々加算
され、さらにその加算結果が加算器38にて加算されて
4画素の加算が完了し、さらにこの加算値に対しシフタ
39により右2ビットのシフトを行った(つまり該加算
値を4で除した)値が平均化出力として算出される。
【0029】図12は図1のフレームメモリ1およびラ
スタアドレス発生器3を除く回路の機能をCPU41が
ソフトウェアで果たす例を示している。この場合、特に
フレームメモリ1にアクセスするハードウェアとしての
サーキュラアドレス発生回路4,6が独立して存在しな
いため、CPU41の処理時間を短縮することが重要で
ある。このためにはサーキュラ走査線Lの間隔を適度に
拡げたり、この走査線L上の演算対象とする画素の間隔
を適度に拡げることが有効である。
【0030】図13はこのような短縮処理の例を示し、
最初にサーキュラ走査線L上にある着目画素P0のデー
タをリードし、次にP0よりd画素分だけ離れた背景画
素P1のデータをリードし、この両画素の濃度差絶対値
|P0−P1|を演算し、この濃度差絶対値と所定のし
きい値THPと比較を行い、着目画素P0の2値化を行
って良否を判定する。良である場合は、θだけ離れたP
0’に着目画素を移し同様の処理を行い、全周を終了す
ることにより、その走査線の処理を終了する。
【0031】不良検出判定回路13の良否の判定方法と
しては、1走査線あるいは、ある括まったサーキュラ走
査線を単位として不良画素の数を積算しておき、その不
良画素数を所定の面積しきい値と比較して最終的に容器
内面の良否を判定する。なお本発明で用いる背景画素P
1の画素値としては、図11で述べたようなこの背景画
素P1を中心にサーキュラ走査線L上に並ぶ(つまり1
次元の局部領域)の所定の複数画素の平均濃度を用いる
代わりに、この背景画素P1を中心とする所定の2次元
の局部領域(例えば(3画素)×(3画素)の領域な
ど)の画素の平均濃度を用いてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、円形容器の画像をリン
グ状または渦巻状のサーキュラ走査線で順次走査し、こ
の走査線上において所定間隔を持つ画素同士の濃度差を
求め、この濃度差の絶対値がこのサーキュラ走査線の位
置に応じて予め定められたしきい値を越えたとき、ヘコ
ミ等の容器内面不良と判別するようにしたので、コント
ラストの低い円形容器側面の局所的なヘコミを精度良く
検出できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのハードウェア構成を
示すブロック図
【図2】円形容器内面の高輝度部を示す図
【図3】円形容器内面の水平走査線上の濃度変化と従来
のウィンドウ分割の説明図
【図4】容器処理領域の決定方法の説明図
【図5】容器位置ズレ量の検出方法の説明図
【図6】本発明に基づくサーキュラアドレス発生方法の
説明図
【図7】ヘコミを持つ容器の画像の例を示す図
【図8】図1のサーキュラ方式の不良検出回路の原理説
明用の走査線上濃度変化の実施例を示す図
【図9】図1のサーキュラ方式の不良検出回路の原理説
明用の走査線上濃度変化の別の実施例を示す図
【図10】図1のサーキュラアドレス発生器およびサー
キュラ方式不良検出回路の構成の実施例を示す図
【図11】図10の背景画素値に移動平均を施す回路の
実施例を示す図
【図12】図1のサーキュラアドレス発生等をソフトウ
ェアで行う構成の実施例を示すブロック図
【図13】図12のCPUの処理の実施例の説明図
【符号の説明】
PO 多値濃淡画像信号 1a 多値濃淡画像信号 1 フレームメモリ 2 ウィンドウメモリ 3 ラスタアドレス発生器 4 サーキュラアドレス発生器 5 ラスタアドレス発生器 6 サーキュラアドレス発生器 7 ウィンドウゲート回路 8 画像エッジ検出回路 9 円形度判定回路 10 不良検出回路 11 不良検出判定回路 12 不良検出回路 13 不良検出判定回路 14 画像エッジ検出回路 15 位置ズレ量決定回路 16 X投影回路 17 Y投影回路 18 処理領域決定回路 19 総合判定回路 20 出力回路 21 カウンタ制御回路 22 走査線カウンタ 23 Xアドレス用カウンタ 24 Yアドレス用カウンタ 26 平均化回路 27 しきい値テーブル 28 FiFo 29 減算回路 30 絶対値変換回路 31 比較回路 32 ラッチ 33 ラッチ 34 ラッチ 35 ラッチ 36 加算器 37 加算器 38 加算器 39 シフタ 41 CPU L(L1〜Ln) サーキュラ走査線 P0 着目画素(値) P1 背景画素(値) d 画素間隔 ΔP 濃度差絶対値 THP しきい値 101 リング照明器 102 容器 103 口部高輝度部 104 底部高輝度部 112 ヘコミ 201 容器の固定2値化画像 202 処理領域 203 X方向投影量 204 Y方向投影量 210 容器の固定2値化画像 211 上端エッジ検査領域 212 左端エッジ検査領域 213 位置基準点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸対称の円形容器の前記軸方向からこの円
    形容器の内面側を照明したうえ、TVカメラを介しこの
    軸方向からこの円形容器の照明面を撮像し、この撮像さ
    れた画像を解析して前記円形容器の変形や汚れを検査す
    る円形容器内面検査装置において、 前記円形容器の内面の画像を、この画像の中心を中心と
    し、半径が1または所定の複数の画素間隔で1周ごとに
    順次変化するリング状または渦巻状の走査線(以下サー
    キュラ走査線という)で順次走査し、このサーキュラ走
    査線上の1または所定の複数の画素間隔で並ぶ画素とし
    ての着目画素の濃度と、この着目画素からその前後いず
    れか所定の方向に所定の複数画素離れた背景画素の濃度
    との濃度差の絶対値を当該のサーキュラ走査線の位置に
    応じて定められたしきい値と比較することを前記着目画
    素の各々について順次繰返し、 前記しきい値より大きい前記濃度差の絶対値が検出され
    たときは容器内面不良であると判定する手段を備えたこ
    とを特徴とする円形容器内面検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の円形容器内面検査装置に
    おいて、 前記しきい値は前記サーキュラ走査線の1回転ごとに設
    定されるものであることを特徴とする円形容器内面検査
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の円形容器
    内面検査装置において、 前記背景画素の濃度をこの背景画素を中心とする所定の
    1次元または2次元の局部領域内の画素の平均濃度とし
    たことを特徴とする円形容器内面検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000266685A (ja) * 1999-03-18 2000-09-29 Fujisawa Pharmaceut Co Ltd 物体の外観検査方法および外観検査装置
JP2006337074A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Nok Corp 外観検査装置
JP2018004616A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 ナノフォトン株式会社 観察対象物中にある粒状物の偏在検知方法
CN116188365A (zh) * 2022-12-02 2023-05-30 蓝思系统集成有限公司 纸杯的缺陷检测方法、装置、电子设备及存储介质
CN116188365B (en) * 2022-12-02 2026-05-15 蓝思系统集成有限公司 Paper cup defect detection method and device, electronic equipment and storage medium

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