JPH0694683A - 非破壊検査方法及び装置 - Google Patents
非破壊検査方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0694683A JPH0694683A JP4271051A JP27105192A JPH0694683A JP H0694683 A JPH0694683 A JP H0694683A JP 4271051 A JP4271051 A JP 4271051A JP 27105192 A JP27105192 A JP 27105192A JP H0694683 A JPH0694683 A JP H0694683A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、例えば金型鋳造で鋳造された複雑
形状の鋳造品の内部欠陥や内部組織を迅速に判定出来る
量産対応型の非破壊検査装置に関する。 【構成】 金型で鋳造した球状黒鉛鋳鉄製の素材Wを焼
鈍処理した後の非破壊検査において、素材Wを治具ベー
ス11に位置決めし検査部27にセットした後、内部欠
陥の探傷と、チル組織の消失確認と、球状化率の測定の
各検査を同時に行う。そして内部欠陥の探傷は素材Wの
複雑形状部や最終凝固部Aに対する超音波エコーによっ
て検査し、チル組織の消失確認は素材Wの薄肉部Cに対
する超音波音速によって検査し、球状化率の測定は素材
Wの厚肉部に対する超音波音速によって検査し、これら
検査結果から鋳造品質を自動で総合判断する。
形状の鋳造品の内部欠陥や内部組織を迅速に判定出来る
量産対応型の非破壊検査装置に関する。 【構成】 金型で鋳造した球状黒鉛鋳鉄製の素材Wを焼
鈍処理した後の非破壊検査において、素材Wを治具ベー
ス11に位置決めし検査部27にセットした後、内部欠
陥の探傷と、チル組織の消失確認と、球状化率の測定の
各検査を同時に行う。そして内部欠陥の探傷は素材Wの
複雑形状部や最終凝固部Aに対する超音波エコーによっ
て検査し、チル組織の消失確認は素材Wの薄肉部Cに対
する超音波音速によって検査し、球状化率の測定は素材
Wの厚肉部に対する超音波音速によって検査し、これら
検査結果から鋳造品質を自動で総合判断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば金型鋳造で鋳造
された複雑形状の鋳造品の内部欠陥や内部組織を迅速に
判定出来る量産対応型の非破壊検査装置に関する。
された複雑形状の鋳造品の内部欠陥や内部組織を迅速に
判定出来る量産対応型の非破壊検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳造品の内部欠陥を超音波で判定
するような方法は、例えば特開昭57―146159号
等において周知であり、又、鋳造品の内部組織を超音波
で判定することも文献等によって公知である。ところ
で、本出願人は金型鋳造で例えば球状黒鉛鋳鉄製の鋳造
品を鋳造する際に、表層が凝固し内部が未凝固の段階で
型開きするという鋳造法を開示しているが、かかる熱伝
導率の高い金型で鋳造すると鋳造品に不可避的にチル組
織が生じることになり、靱性、加工性等の要求される製
品の場合は、通常熱処理によってチル組織をフェライト
化するようにしている。そして、かかる熱処理の終えた
鋳造品は、加工工程に送られる前に鋳巣、ガス欠陥等の
内部欠陥はないか、或いは熱処理によってチル組織が消
失したか否か、黒鉛の球状化率は所望のものになってい
るか否か等の材質検査が上述の超音波検査、或いは検鏡
等、又は必要に応じて抜き取りによる透過X線検査、破
壊検査等によって検査されていた。
するような方法は、例えば特開昭57―146159号
等において周知であり、又、鋳造品の内部組織を超音波
で判定することも文献等によって公知である。ところ
で、本出願人は金型鋳造で例えば球状黒鉛鋳鉄製の鋳造
品を鋳造する際に、表層が凝固し内部が未凝固の段階で
型開きするという鋳造法を開示しているが、かかる熱伝
導率の高い金型で鋳造すると鋳造品に不可避的にチル組
織が生じることになり、靱性、加工性等の要求される製
品の場合は、通常熱処理によってチル組織をフェライト
化するようにしている。そして、かかる熱処理の終えた
鋳造品は、加工工程に送られる前に鋳巣、ガス欠陥等の
内部欠陥はないか、或いは熱処理によってチル組織が消
失したか否か、黒鉛の球状化率は所望のものになってい
るか否か等の材質検査が上述の超音波検査、或いは検鏡
等、又は必要に応じて抜き取りによる透過X線検査、破
壊検査等によって検査されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
場合は例えば引け巣、ガス欠陥等の内部欠陥の検査、チ
ル組織の消失、球状化率等の組織検査等を別個に行って
いたため検査に時間を要し、特に抜き取り検査等にあっ
ては労力も必要とされることから検査効率が良くないと
いう問題があった。一方、上記のような表層が凝固し内
部が未凝固の段階で型開きするという鋳造法の場合は、
1ショット溶湯管理のためロット管理が難しく抜き取り
検査だけでは検査の信頼性に欠け、組織状態を非破壊検
査によって全数検査することが望まれていた。
場合は例えば引け巣、ガス欠陥等の内部欠陥の検査、チ
ル組織の消失、球状化率等の組織検査等を別個に行って
いたため検査に時間を要し、特に抜き取り検査等にあっ
ては労力も必要とされることから検査効率が良くないと
いう問題があった。一方、上記のような表層が凝固し内
部が未凝固の段階で型開きするという鋳造法の場合は、
1ショット溶湯管理のためロット管理が難しく抜き取り
検査だけでは検査の信頼性に欠け、組織状態を非破壊検
査によって全数検査することが望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は金型で鋳造した複雑形状の鋳造品の熱処理
後の検査において、熱処理の終えた鋳造品を治具ベース
に位置決めし検査部にセットした後、この鋳造品の内部
欠陥と内部組織を同時に超音波で検査するようにした。
すなわち、鋳造品の複雑形状部や最終凝固部に向けて超
音波を発信して超音波エコーによって内部欠陥を検査す
るとともに、鋳造品の厚肉部と薄肉部に向けて超音波を
発信して超音波音速によって内部組織を検査し、これら
検査結果から鋳造品質を自動で総合判断するようにし
た。又この際、鋳造品の被測定部に水を噴き付けて気泡
等を除去するようにした。又、非破壊検査装置として、
検査部に設けられた水槽と、鋳造品を位置決め固定する
治具ベースと、この治具ベースを前記水槽に水没させる
ことの出来る昇降手段と、前記治具ベースに設けられ鋳
造品の内部欠陥を超音波の反射波の測定によって探傷す
る超音波探傷装置と、該治具ベースに設けられ鋳造品の
内部組織を超音波の透過波の測定によって判定する超音
波音速測定装置と、これら装置の測定値に基づいて鋳造
品質を判定する自動判定装置とを設け、前記超音波測定
装置には、鋳造品の球状化率を判定するための送受信一
対の探触子と、鋳造品の基地組織を判定するための送受
信一対の探触子を設けた。
め、本発明は金型で鋳造した複雑形状の鋳造品の熱処理
後の検査において、熱処理の終えた鋳造品を治具ベース
に位置決めし検査部にセットした後、この鋳造品の内部
欠陥と内部組織を同時に超音波で検査するようにした。
すなわち、鋳造品の複雑形状部や最終凝固部に向けて超
音波を発信して超音波エコーによって内部欠陥を検査す
るとともに、鋳造品の厚肉部と薄肉部に向けて超音波を
発信して超音波音速によって内部組織を検査し、これら
検査結果から鋳造品質を自動で総合判断するようにし
た。又この際、鋳造品の被測定部に水を噴き付けて気泡
等を除去するようにした。又、非破壊検査装置として、
検査部に設けられた水槽と、鋳造品を位置決め固定する
治具ベースと、この治具ベースを前記水槽に水没させる
ことの出来る昇降手段と、前記治具ベースに設けられ鋳
造品の内部欠陥を超音波の反射波の測定によって探傷す
る超音波探傷装置と、該治具ベースに設けられ鋳造品の
内部組織を超音波の透過波の測定によって判定する超音
波音速測定装置と、これら装置の測定値に基づいて鋳造
品質を判定する自動判定装置とを設け、前記超音波測定
装置には、鋳造品の球状化率を判定するための送受信一
対の探触子と、鋳造品の基地組織を判定するための送受
信一対の探触子を設けた。
【0005】
【作用】金型で鋳造された鋳造品に引け巣、ガス欠陥等
が発生しやすい複雑形状部や最終凝固部に超音波を発信
して内部欠陥を傷エコーによって探傷し、同時に鋳造時
に凝固速度の遅い肉厚部に超音波を発信して透過波の音
速を測定することで球状化率を判定するとともに、鋳造
時にチル化しやすい薄肉部に超音波を発信して透過波の
音速を測定することでチル組織の消失を判定する。この
際、球状化率と音速の関係は既に知られているところで
あり、冷却が遅いと球状化率が低くなるため製品のうち
で一番凝固速度の遅い肉厚部の球状化率を測定して判断
する。一方、チル組織はフェライトに較べてヤング率が
高く、密度は低いことから音速による判別が可能であ
り、一番チル化しやすい薄肉部のチルの消失が確認され
れば鋳造品全体にチルが存在しないことが判明するた
め、製品の薄肉部を測定する。又この際、音速測定に誤
差の生じやすい鋳造品表面に水を噴き付けて気泡等を除
去すれば検査精度が高まる。そして、これらの測定結果
を自動判定装置によって判定すれば、全数の検査を至短
時間で行うことが出来、検査の信頼性が向上する。
が発生しやすい複雑形状部や最終凝固部に超音波を発信
して内部欠陥を傷エコーによって探傷し、同時に鋳造時
に凝固速度の遅い肉厚部に超音波を発信して透過波の音
速を測定することで球状化率を判定するとともに、鋳造
時にチル化しやすい薄肉部に超音波を発信して透過波の
音速を測定することでチル組織の消失を判定する。この
際、球状化率と音速の関係は既に知られているところで
あり、冷却が遅いと球状化率が低くなるため製品のうち
で一番凝固速度の遅い肉厚部の球状化率を測定して判断
する。一方、チル組織はフェライトに較べてヤング率が
高く、密度は低いことから音速による判別が可能であ
り、一番チル化しやすい薄肉部のチルの消失が確認され
れば鋳造品全体にチルが存在しないことが判明するた
め、製品の薄肉部を測定する。又この際、音速測定に誤
差の生じやすい鋳造品表面に水を噴き付けて気泡等を除
去すれば検査精度が高まる。そして、これらの測定結果
を自動判定装置によって判定すれば、全数の検査を至短
時間で行うことが出来、検査の信頼性が向上する。
【0006】
【実施例】本発明の非破壊検査方法及び装置の実施例に
ついて添付した図面に基づき説明する。図1は本発明の
非破壊検査の流れを示すフローチャート、図2は装置の
全体構成図、図3は装置の要部の正面図、図4は同側面
図である。
ついて添付した図面に基づき説明する。図1は本発明の
非破壊検査の流れを示すフローチャート、図2は装置の
全体構成図、図3は装置の要部の正面図、図4は同側面
図である。
【0007】本発明の非破壊検査方法及び装置は、例え
ば銅金型によって鋳造された球状黒鉛鋳鉄製のステアリ
ングナックルを熱処理した後、内部欠陥と内部組織につ
いて全数インラインで検査し自動で良否を判定するよう
な装置として構成され、このステアリングナックルは、
前述のように金型内で表層のみが凝固して内部が未凝固
の段階で型開きして取り出すいわゆるQCプロセスとよ
ばれる鋳造法によって鋳造される。
ば銅金型によって鋳造された球状黒鉛鋳鉄製のステアリ
ングナックルを熱処理した後、内部欠陥と内部組織につ
いて全数インラインで検査し自動で良否を判定するよう
な装置として構成され、このステアリングナックルは、
前述のように金型内で表層のみが凝固して内部が未凝固
の段階で型開きして取り出すいわゆるQCプロセスとよ
ばれる鋳造法によって鋳造される。
【0008】すなわち、かかる方法で鋳造された鋳放し
材はチル組織を有しているため基地組織をフェライト化
する必要があり、前記熱処理の方法としては、例えば9
00℃から950℃で約15分間保持して徐冷するよう
な焼鈍処理とし、チルを消失させるようにしている。
材はチル組織を有しているため基地組織をフェライト化
する必要があり、前記熱処理の方法としては、例えば9
00℃から950℃で約15分間保持して徐冷するよう
な焼鈍処理とし、チルを消失させるようにしている。
【0009】しかしながら、このような焼鈍処理の時に
熱処理炉に異常が生じたりしてチル組織が消失しなかっ
たような事態が発生すると、爾後の加工工程で不具合が
発生したりする。
熱処理炉に異常が生じたりしてチル組織が消失しなかっ
たような事態が発生すると、爾後の加工工程で不具合が
発生したりする。
【0010】一方、上記のQCプロセスによる鋳造法で
は定量出湯炉で1モールド分の溶湯を切出し、1モール
ドごとに球状化処理をおこなっており、この際、球状黒
鉛鋳鉄の黒鉛の球状化は、金型鋳造の場合は砂型鋳造に
較べて球状化剤への依存率が低く、例えばMg残留量が
0.01wt%以下程度でも充分に黒鉛を球状化する。
又、この黒鉛の球状化は金型の急冷凝固に依存する割合
が大きいともいわれている。
は定量出湯炉で1モールド分の溶湯を切出し、1モール
ドごとに球状化処理をおこなっており、この際、球状黒
鉛鋳鉄の黒鉛の球状化は、金型鋳造の場合は砂型鋳造に
較べて球状化剤への依存率が低く、例えばMg残留量が
0.01wt%以下程度でも充分に黒鉛を球状化する。
又、この黒鉛の球状化は金型の急冷凝固に依存する割合
が大きいともいわれている。
【0011】従って、金型温度が上昇して急冷凝固に異
常が生じたり、1モールドごと行う球状化処理に異常が
生じたりすると、黒鉛の球状化率が変化することとな
る。
常が生じたり、1モールドごと行う球状化処理に異常が
生じたりすると、黒鉛の球状化率が変化することとな
る。
【0012】そこで、本発明の非破壊検査は、上記のよ
うな鋳造品からのチルの消失、黒鉛の球状化率等の内部
組織を超音波で検査し、同時に引け巣、ガス欠陥等の鋳
造内部欠陥をインラインで検査出来るようにしたもので
あり、例えば鋳造品の実施例として示すステアリングナ
ックルの場合、図7にしめすような箇所を測定するよう
にしている。
うな鋳造品からのチルの消失、黒鉛の球状化率等の内部
組織を超音波で検査し、同時に引け巣、ガス欠陥等の鋳
造内部欠陥をインラインで検査出来るようにしたもので
あり、例えば鋳造品の実施例として示すステアリングナ
ックルの場合、図7にしめすような箇所を測定するよう
にしている。
【0013】すなわち、このステアリングナックルWの
Aで示す4箇所は鋳巣、ガス欠陥等の生じやすい製品の
最終凝固部や複雑形状部であって内部欠陥を測定するポ
イントであり、Bで示す1箇所は凝固速度が遅い肉厚部
であって球状化率を測定するポイントであり、Cで示す
1箇所は鋳造時にチル化しやすい薄肉部であってチル組
織を測定するポイントであり、前記BのポイントとAの
1ポイントを同じポイントにしている。
Aで示す4箇所は鋳巣、ガス欠陥等の生じやすい製品の
最終凝固部や複雑形状部であって内部欠陥を測定するポ
イントであり、Bで示す1箇所は凝固速度が遅い肉厚部
であって球状化率を測定するポイントであり、Cで示す
1箇所は鋳造時にチル化しやすい薄肉部であってチル組
織を測定するポイントであり、前記BのポイントとAの
1ポイントを同じポイントにしている。
【0014】本発明の非破壊検査装置は、図2に示すよ
うに、超音波探傷設備1と、超音波探傷装置兼自動判定
装置2と、超音波音速測定装置3を備え、この超音波探
傷装置兼自動判定装置2と、超音波音速測定装置3に
は、夫々判定用モニタ−2a、音速表示用モニター3a
が設けられている。
うに、超音波探傷設備1と、超音波探傷装置兼自動判定
装置2と、超音波音速測定装置3を備え、この超音波探
傷装置兼自動判定装置2と、超音波音速測定装置3に
は、夫々判定用モニタ−2a、音速表示用モニター3a
が設けられている。
【0015】非破壊検査設備1は、図3、図4に示すよ
うに、ベースフレーム4に立設されるコラム5と、この
コラム5前面のガイドレール6にリニアガイド7aを係
合せしめた昇降サドル7と、この昇降サドル7を昇降駆
動する昇降シリンダユニット8を備え、コラム5下方の
前面には、前記ベースフレーム4に取り付けられた探傷
水槽9が設けられるとともに、この探傷水槽9の位置が
検査部27として構成されている。
うに、ベースフレーム4に立設されるコラム5と、この
コラム5前面のガイドレール6にリニアガイド7aを係
合せしめた昇降サドル7と、この昇降サドル7を昇降駆
動する昇降シリンダユニット8を備え、コラム5下方の
前面には、前記ベースフレーム4に取り付けられた探傷
水槽9が設けられるとともに、この探傷水槽9の位置が
検査部27として構成されている。
【0016】そして、この探傷水槽9の中には探傷水1
0が貯溜され、前記昇降サドル7の下方から張り出して
設けられた一対の治具ベース11を、この探傷水10の
中に水没可能にするとともに、探傷水10の給排を行わ
せるための循環ポンプユニット12を設けている。
0が貯溜され、前記昇降サドル7の下方から張り出して
設けられた一対の治具ベース11を、この探傷水10の
中に水没可能にするとともに、探傷水10の給排を行わ
せるための循環ポンプユニット12を設けている。
【0017】又、各治具ベース11には、夫々左右一対
のステアリングナックルWを位置決め固定するための各
ワーククランプ用シリンダ13と、NDプローブを回転
させるNDプローブ回転用ハイロータ14を設けてい
る。尚、図中、15は配線・配管用ダクトであり、16
は光電式安全装置である。
のステアリングナックルWを位置決め固定するための各
ワーククランプ用シリンダ13と、NDプローブを回転
させるNDプローブ回転用ハイロータ14を設けてい
る。尚、図中、15は配線・配管用ダクトであり、16
は光電式安全装置である。
【0018】治具ベース11について図5、図6に基づ
き更に詳述する。図5は位置決めしたステアリングナッ
クルWの平面図、図6は同側面図である。
き更に詳述する。図5は位置決めしたステアリングナッ
クルWの平面図、図6は同側面図である。
【0019】治具ベース11には、ステアリングナック
ルWの先端部と基端部をガイドする位置決めガイド17
とガイドポスト18を設けている。そして、前記ワーク
クランプ用シリンダ13はステアリングナックルWの片
側側面部を対面する突き当て基準19に向けて押圧可能
とされており、ステアリングナックルWは一端側がガイ
ドポスト18に挿通支持され、他端側がこのワーククラ
ンプ用シリンダ13と突き当て基準19によってクラン
プされる。
ルWの先端部と基端部をガイドする位置決めガイド17
とガイドポスト18を設けている。そして、前記ワーク
クランプ用シリンダ13はステアリングナックルWの片
側側面部を対面する突き当て基準19に向けて押圧可能
とされており、ステアリングナックルWは一端側がガイ
ドポスト18に挿通支持され、他端側がこのワーククラ
ンプ用シリンダ13と突き当て基準19によってクラン
プされる。
【0020】そして、この治具ベース11の位置決め基
準は、次工程の加工時での位置決め基準と同一としてお
り、不良ワークの早期発見、排除を可能としている。つ
まり、ステアリングナックルWに鋳バリがあったり、曲
りが生じている時は治具ベース11に取り付けられない
ことになり、鋳バリの場合はバリを除去すれば良品にな
るものの、金型に損傷の恐れがあることから金型をチェ
ックし、曲りの場合は完全な不良品となるためその原因
を調査する必要がある。そして、かかる不具合は従来で
あれば加工工程に投入されるまでは判明しなかったもの
である。
準は、次工程の加工時での位置決め基準と同一としてお
り、不良ワークの早期発見、排除を可能としている。つ
まり、ステアリングナックルWに鋳バリがあったり、曲
りが生じている時は治具ベース11に取り付けられない
ことになり、鋳バリの場合はバリを除去すれば良品にな
るものの、金型に損傷の恐れがあることから金型をチェ
ックし、曲りの場合は完全な不良品となるためその原因
を調査する必要がある。そして、かかる不具合は従来で
あれば加工工程に投入されるまでは判明しなかったもの
である。
【0021】又、この治具ベース11には、4個の内部
欠陥探傷用のプローブ20〜23と、球状化率測定用の
送受信一対のプローブ24a、24bと、チル組織消失
確認用の送受信一対のプローブ25a、25bを設けて
おり、このうちステアリングナックルWの着脱時に干渉
する所定箇所のプローブを前記NDプローブ回転用ハイ
ロータ14によって可動式とし、他のプローブを固定式
にしている。
欠陥探傷用のプローブ20〜23と、球状化率測定用の
送受信一対のプローブ24a、24bと、チル組織消失
確認用の送受信一対のプローブ25a、25bを設けて
おり、このうちステアリングナックルWの着脱時に干渉
する所定箇所のプローブを前記NDプローブ回転用ハイ
ロータ14によって可動式とし、他のプローブを固定式
にしている。
【0022】そして、4個の内部欠陥探傷用のプローブ
20〜23を図7のAのポイントに望ませ、球状化率測
定用の一対のプローブ24a、24bをBのポイントに
望ませ、チル組織消失確認用の一対のプローブ25a、
25bをCのポイントに望ませている。
20〜23を図7のAのポイントに望ませ、球状化率測
定用の一対のプローブ24a、24bをBのポイントに
望ませ、チル組織消失確認用の一対のプローブ25a、
25bをCのポイントに望ませている。
【0023】因みに、内部欠陥探傷用のプローブ20〜
23は超音波パルスを発信して、内部に傷がある時は傷
エコーとして反射し、傷に当らなかったパルスは底面エ
コーとして反射するのを夫々受信し探傷するものであ
り、内部組織判定用のプローブ24a・24b、25a
・25bは、夫々24a、25aから発信した超音波ビ
ームを24b、25bで受信して透過ビームの透過時間
から音速を求めこれによって内部組織を判定するもので
ある。
23は超音波パルスを発信して、内部に傷がある時は傷
エコーとして反射し、傷に当らなかったパルスは底面エ
コーとして反射するのを夫々受信し探傷するものであ
り、内部組織判定用のプローブ24a・24b、25a
・25bは、夫々24a、25aから発信した超音波ビ
ームを24b、25bで受信して透過ビームの透過時間
から音速を求めこれによって内部組織を判定するもので
ある。
【0024】そして、特にかかる内部組織の超音波音速
による測定は、鋳造品の表面が金型鋳造によって高寸法
精度化、高面精度化されているのを有効に活用している
ものであるが、より一層検査精度を上げるため、前記ス
テアリングナックルWのB、Cのポイントの平面度を高
め、しかも表裏面は平行面としている。
による測定は、鋳造品の表面が金型鋳造によって高寸法
精度化、高面精度化されているのを有効に活用している
ものであるが、より一層検査精度を上げるため、前記ス
テアリングナックルWのB、Cのポイントの平面度を高
め、しかも表裏面は平行面としている。
【0025】ところで、かかる超音波による検査には、
ステアリングナックルWを水没させた際に測定ポイント
に気泡等が付着すると測定誤差を生じることとなる。そ
こで、本案では図6に示すように、測定ポイントに対し
てノズル26から探傷水を噴き付け、気泡を除去して濡
れ性を向上させるようにしている。つまり、循環ポンプ
で水を吸上げ、ノズル26から噴出させて探傷水を循環
させる。
ステアリングナックルWを水没させた際に測定ポイント
に気泡等が付着すると測定誤差を生じることとなる。そ
こで、本案では図6に示すように、測定ポイントに対し
てノズル26から探傷水を噴き付け、気泡を除去して濡
れ性を向上させるようにしている。つまり、循環ポンプ
で水を吸上げ、ノズル26から噴出させて探傷水を循環
させる。
【0026】又、超音波ビームの透過時間には探傷水の
透過時間も加味する必要があるため、水温による変化も
補正するようにしている。
透過時間も加味する必要があるため、水温による変化も
補正するようにしている。
【0027】以上のような超音波探傷設備1は、合計1
2ヶ所の検査箇所を同時に測定することが出来、測定結
果を自動判別装置2によって自動判定するとともに、6
万個の測定結果を保存出来るようにしている。
2ヶ所の検査箇所を同時に測定することが出来、測定結
果を自動判別装置2によって自動判定するとともに、6
万個の測定結果を保存出来るようにしている。
【0028】次に、図1に基づいて検査方法について説
明する。
明する。
【0029】まず、左右のステアリングナックルWを治
具ベース11にセットした後、昇降シリンダユニット8
を作動させて治具ベース11を水没させる。
具ベース11にセットした後、昇降シリンダユニット8
を作動させて治具ベース11を水没させる。
【0030】そして、可動式のプローブを測定位置に移
動させ、測定表面にノズル26から探傷水を噴き付け、
気泡を除去した後測定を開始する。つまり、既述の要領
でプローブ20〜23によって内部欠陥を探傷し、プロ
ーブ24a・24b、25a・25bによる音速測定の
結果を自動判定装置2に送る。
動させ、測定表面にノズル26から探傷水を噴き付け、
気泡を除去した後測定を開始する。つまり、既述の要領
でプローブ20〜23によって内部欠陥を探傷し、プロ
ーブ24a・24b、25a・25bによる音速測定の
結果を自動判定装置2に送る。
【0031】そして自動判定装置2で内部欠陥の有無、
球状化率とチルの消失の有無等の総合判定がなされ、不
良品であるとそのまま警報が発せられて不良の箇所と内
容を即座に知ることが出来る。
球状化率とチルの消失の有無等の総合判定がなされ、不
良品であるとそのまま警報が発せられて不良の箇所と内
容を即座に知ることが出来る。
【0032】因みに、かかる1サイクルのサイクルタイ
ムは約45秒であり、インラインで全数を検査すること
の出来る量産対応型の装置である。
ムは約45秒であり、インラインで全数を検査すること
の出来る量産対応型の装置である。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の非破壊検査方法及
び装置は、同一の装置で鋳造品の内部欠陥、内部組織を
同時に検査し、これを自動判定するようにしたため、検
査効率が向上し、生産性の向上に寄与する。又、かかる
検査方法はインラインで全数を検査出来ることから、検
査精度が高まり、結果的に鋳造品の品質を高めることが
出来る。
び装置は、同一の装置で鋳造品の内部欠陥、内部組織を
同時に検査し、これを自動判定するようにしたため、検
査効率が向上し、生産性の向上に寄与する。又、かかる
検査方法はインラインで全数を検査出来ることから、検
査精度が高まり、結果的に鋳造品の品質を高めることが
出来る。
【図1】本発明の非破壊検査の流れを示すフローチャー
ト
ト
【図2】非破壊検査装置の全体構成図
【図3】超音波探傷設備の要部の正面図
【図4】同側面図
【図5】治具ベースに位置決めしたステアリングナック
ルの平面図
ルの平面図
【図6】同側面図
【図7】鋳造品としてのステアリングナックルの斜視図
1 超音波探傷設備 2 超音波探傷装置兼自動判定装置 3 超音波音速測定装置 7 昇降サドル 9 探傷水槽 11 治具ベース 20、21、22、23 内部欠陥探傷用プローブ 24a、24b 球状化率測定用プローブ 25a、25b チル組織消失確認用プローブ 27 検査部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 正明 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 大沼 俊明 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 金型で鋳造した複雑形状の鋳造品を熱処
理し、内部欠陥や内部組織を超音波で検査するようにし
た非破壊検査方法において、この方法は、熱処理の終え
た鋳造品を治具ベースに位置決めし検査部の水槽中にセ
ットする工程と、この鋳造品の複雑形状部や最終凝固部
に向けて超音波を発信し超音波エコーによって内部欠陥
を検査するとともに、該鋳造品の厚肉部と薄肉部に向け
て超音波を発信し超音波音速によって内部組織を検査す
る工程と、これら検査結果から鋳造品質を自動で総合判
断する工程からなることを特徴とする非破壊検査方法。 - 【請求項2】 前記位置決めした鋳造品を検査部の水槽
中にセットする際、鋳造品の被測定部に水を噴き付けて
空気、泡等を除去することを特徴とする請求項1に記載
の非破壊検査方法。 - 【請求項3】 鋳造品の内部欠陥や内部組織を超音波に
よって検査するようにした非破壊検査装置において、こ
の装置は、検査部に設けられた水槽と、鋳造品を位置決
め固定する治具ベースと、この治具ベースを前記水槽に
水没させることの出来る昇降手段と、前記治具ベースに
設けられ鋳造品の内部欠陥を超音波の反射波の測定によ
って探傷する超音波探傷装置と、該治具ベースに設けら
れ鋳造品の内部組織を超音波の透過波の測定によって判
定する超音波音速測定装置と、これら装置の測定値に基
づいて鋳造品質を判定する自動判定装置とを備え、前記
超音波測定装置は、鋳造品の球状化率を判定するための
送受信一対の探触子と、鋳造品の基地組織を判定するた
めの送受信一対の探触子を備えたことを特徴とする非破
壊検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4271051A JPH0694683A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 非破壊検査方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4271051A JPH0694683A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 非破壊検査方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0694683A true JPH0694683A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17494723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4271051A Withdrawn JPH0694683A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 非破壊検査方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0694683A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006030787A1 (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-23 | Nsk Ltd. | 転がり軸受の超音波探傷方法および欠陥検出方法 |
| CN118425460A (zh) * | 2024-07-03 | 2024-08-02 | 湖南长达检测股份有限公司 | 一种用于检测金属材料的无损检测传感器 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP4271051A patent/JPH0694683A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006030787A1 (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-23 | Nsk Ltd. | 転がり軸受の超音波探傷方法および欠陥検出方法 |
| CN118425460A (zh) * | 2024-07-03 | 2024-08-02 | 湖南长达检测股份有限公司 | 一种用于检测金属材料的无损检测传感器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |