JPH0694702B2 - プレストレストコンクリ−トの定着具 - Google Patents
プレストレストコンクリ−トの定着具Info
- Publication number
- JPH0694702B2 JPH0694702B2 JP60205119A JP20511985A JPH0694702B2 JP H0694702 B2 JPH0694702 B2 JP H0694702B2 JP 60205119 A JP60205119 A JP 60205119A JP 20511985 A JP20511985 A JP 20511985A JP H0694702 B2 JPH0694702 B2 JP H0694702B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- corrosion
- fixing
- prestressed concrete
- resistant metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプレストレストコンクリートの定着具に関する
ものであり、特に耐久性を大幅に高めるよう改良された
該定着具に関する。
ものであり、特に耐久性を大幅に高めるよう改良された
該定着具に関する。
[従来の技術] プレストレストコンクリートは、周知の如く、圧縮荷重
をかけてあるコンクリート製品である。
をかけてあるコンクリート製品である。
この圧縮荷重をかける方法として、長手方向に貫通孔を
設けられたコンクリート体の該貫通孔に鋼などの線材を
挿通し、この線材を緊張せしめた後、線材の両端をコン
クリート体の両端に、定着具を用いて定着させる方法が
ある。この定着具としては多数の種類のものがある。
設けられたコンクリート体の該貫通孔に鋼などの線材を
挿通し、この線材を緊張せしめた後、線材の両端をコン
クリート体の両端に、定着具を用いて定着させる方法が
ある。この定着具としては多数の種類のものがある。
第1図は定着具の一例を示す平面図、第2図は第1図II
−II線に沿う断面図である。符号1は外側コーンを示
し、テーパ形状の内孔を有している。符号2はこの内孔
に嵌合する切頭円錐形状の内側コーンであり、等径の中
心孔を有している。この内側コーン2は、3個に分割さ
れて楔2a、2b、2cとされている。線材3は、内側コーン
2の中心孔に挿通され、その抜け出しは、楔2a、2b、2c
の締め付け力により防止され、これにより線材の定着が
行なわれる。
−II線に沿う断面図である。符号1は外側コーンを示
し、テーパ形状の内孔を有している。符号2はこの内孔
に嵌合する切頭円錐形状の内側コーンであり、等径の中
心孔を有している。この内側コーン2は、3個に分割さ
れて楔2a、2b、2cとされている。線材3は、内側コーン
2の中心孔に挿通され、その抜け出しは、楔2a、2b、2c
の締め付け力により防止され、これにより線材の定着が
行なわれる。
第3図は、7本の線材を挿通して定着する定着具の内側
コーンを示す平面図である。この定着具においては、内
側コーンは6個に分割され、6個の楔4a〜4fが形成さ
れ、各楔の隣設面に線材挿通用の溝5が設けられてい
る。線材はこれら溝5及び内側コーンの中心孔に挿通さ
れて定着される。
コーンを示す平面図である。この定着具においては、内
側コーンは6個に分割され、6個の楔4a〜4fが形成さ
れ、各楔の隣設面に線材挿通用の溝5が設けられてい
る。線材はこれら溝5及び内側コーンの中心孔に挿通さ
れて定着される。
その他にも、Hochtief、Bilfinger、Held u.Franke、Mo
raudi、Bauwensなど種々の定着具が知られている。
raudi、Bauwensなど種々の定着具が知られている。
このように定着具の構造ないし構成には、極めて多数種
類のものが知られているが、高い強度を必要とするとこ
ろから材質的には、鋼が広く用いられている。
類のものが知られているが、高い強度を必要とするとこ
ろから材質的には、鋼が広く用いられている。
[発明が解決しようとする問題点] 鋼製の定着具は、通常の使用環境下においては、相当の
耐久性を有しているのであるが、腐食性の強い環境下で
は錆を発生させ、それ自身の強度低下が生じると共に、
錆の発生により、周囲のコンクリートの劣化が進行す
る。(例えば、錆の発生時には体積膨張が伴うから、こ
れによってコンクリートに細かなクラックが生じたりす
る。) そのため、例えば海洋構造物あるいは海岸の近くの構造
物に、従来のプレストレストコンクリートを用いると、
比較的早期にプレストレスが低下する弊害が生じ易かっ
た。
耐久性を有しているのであるが、腐食性の強い環境下で
は錆を発生させ、それ自身の強度低下が生じると共に、
錆の発生により、周囲のコンクリートの劣化が進行す
る。(例えば、錆の発生時には体積膨張が伴うから、こ
れによってコンクリートに細かなクラックが生じたりす
る。) そのため、例えば海洋構造物あるいは海岸の近くの構造
物に、従来のプレストレストコンクリートを用いると、
比較的早期にプレストレスが低下する弊害が生じ易かっ
た。
かかる対策として、定着具をステンレス鋼製とすること
もあり、相応の耐久性の向上が実現されているが、やは
り、塩害等の強い環境下での耐食性は不十分である。
もあり、相応の耐久性の向上が実現されているが、やは
り、塩害等の強い環境下での耐食性は不十分である。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本発明のプレストレストコンクリートの定着具は、その
表面にTiN又はTiCセラミックのコーティングを施すと共
に、該セラミックコーティングの下層に耐食金属のTiコ
ーティングを施し、定着具の耐食性を高め、その耐久性
を大幅に改善するようにしたものである。
表面にTiN又はTiCセラミックのコーティングを施すと共
に、該セラミックコーティングの下層に耐食金属のTiコ
ーティングを施し、定着具の耐食性を高め、その耐久性
を大幅に改善するようにしたものである。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
本発明においてコーティングに用いるセラミックは、密
着性、耐摩耗性、耐腐食性等の点において最も好適であ
ることから、TiN又はTiCとする。
着性、耐摩耗性、耐腐食性等の点において最も好適であ
ることから、TiN又はTiCとする。
TiN又はTiCをコーティングする場合、その厚みは大きい
程耐食性が向上するのであるが、コーティング処理コス
トの増大あるいは過度にコーティングが厚くなるとクラ
ックが入るおそれがあることなどから、実用的には10μ
mとりわけ5μm以下とするのが好ましい。また、Ti
N、TiCの場合、十分な耐食性を確保するために、少なく
とも0.5μm以上とりわけ1μm以上のコーティング厚
さとするのが好ましい。
程耐食性が向上するのであるが、コーティング処理コス
トの増大あるいは過度にコーティングが厚くなるとクラ
ックが入るおそれがあることなどから、実用的には10μ
mとりわけ5μm以下とするのが好ましい。また、Ti
N、TiCの場合、十分な耐食性を確保するために、少なく
とも0.5μm以上とりわけ1μm以上のコーティング厚
さとするのが好ましい。
本発明においては、セラミックコーティングの下層に耐
食金属のコーティングを施す。即ち、セラミックコーテ
ィングは入念なコーティング処理を施せば問題はない
が、もし、ピンホールが生じた場合、塩分、各種イオン
等の腐食性成分がこのピンホールを通過して、定着具母
材表面に到達し、該母材の腐食を発生させるおそれがあ
る。しかしながら、セラミックコーティングの下層に、
耐食金属のコーティング層を施すことにより、仮にセラ
ミックコーティングにピンホールが存在し、腐食性成分
が通過してきても、それ以上の内部への浸透を食い止
め、母材腐食を一層確実に防止することが可能となる。
食金属のコーティングを施す。即ち、セラミックコーテ
ィングは入念なコーティング処理を施せば問題はない
が、もし、ピンホールが生じた場合、塩分、各種イオン
等の腐食性成分がこのピンホールを通過して、定着具母
材表面に到達し、該母材の腐食を発生させるおそれがあ
る。しかしながら、セラミックコーティングの下層に、
耐食金属のコーティング層を施すことにより、仮にセラ
ミックコーティングにピンホールが存在し、腐食性成分
が通過してきても、それ以上の内部への浸透を食い止
め、母材腐食を一層確実に防止することが可能となる。
このような耐食金属としては、セラミックコーティング
をTiN又はTiCとすることから、Tiを用いる。
をTiN又はTiCとすることから、Tiを用いる。
耐食金属のコーティング厚さとしては、0.1〜10μm、
とりわけ0.5〜3.0μm程度が好適である。
とりわけ0.5〜3.0μm程度が好適である。
本発明において、セラミック、あるいは耐食金属のコー
ティングは、気相めっき法と通称されるイオンプレーテ
ィング法やスパッタリング法などにより容易に形成する
ことができる。なお、イオンプレーティングの中でも、
HCD法(ホーローカソードディスチャージ法)を用い、2
0〜40%の高いイオン化率とするのが好ましい。
ティングは、気相めっき法と通称されるイオンプレーテ
ィング法やスパッタリング法などにより容易に形成する
ことができる。なお、イオンプレーティングの中でも、
HCD法(ホーローカソードディスチャージ法)を用い、2
0〜40%の高いイオン化率とするのが好ましい。
なお、叙上のコーティングが施される定着具の母材は、
コーティングを施すことができる材質のものであれば、
従来から定着具に用いられてきたいずれのものでも良
い。
コーティングを施すことができる材質のものであれば、
従来から定着具に用いられてきたいずれのものでも良
い。
本発明は、図面に示した構成の定着具及び前述のHochti
ef、Bilfinger等の定着具の他、各種の定着具に適用で
きる。
ef、Bilfinger等の定着具の他、各種の定着具に適用で
きる。
[実施例] 第1、2図に示す構成の普通鋼製の定着具の表面に、イ
オンプレーティング法によって、厚さ1.0μmのTiコー
ティングを施し、さらにその上に、2μmのTiNをコー
ティングした。この定着具を35℃の5wt%の食塩溶液中
に500hr浸漬したが、錆は何ら発生しなかった。
オンプレーティング法によって、厚さ1.0μmのTiコー
ティングを施し、さらにその上に、2μmのTiNをコー
ティングした。この定着具を35℃の5wt%の食塩溶液中
に500hr浸漬したが、錆は何ら発生しなかった。
一方、上記コーティングを施してないステンレス鋼製の
定着具を同様の浸漬処理を行ったところ、全表面が酸化
を受けていることが認められた。
定着具を同様の浸漬処理を行ったところ、全表面が酸化
を受けていることが認められた。
[効果] 以上の通り、本発明の定着具は耐食性のセラミックコー
ティングを施したものであり、著しく耐久性が高い。し
かもTiN又はTiCセラミックコーティングの下層に耐食金
属のTiコーティングを施してあるため、耐食性は一段と
高いものとなっている。また、従来品の上に薄いコーテ
ィングを施すことにより製造でき、寸法精度も良い。
ティングを施したものであり、著しく耐久性が高い。し
かもTiN又はTiCセラミックコーティングの下層に耐食金
属のTiコーティングを施してあるため、耐食性は一段と
高いものとなっている。また、従来品の上に薄いコーテ
ィングを施すことにより製造でき、寸法精度も良い。
従って、海洋構造物や海岸の近くに設置される構造物な
ど、腐食性の強い環境下においても、長期にわたって安
定して使用し得る。
ど、腐食性の強い環境下においても、長期にわたって安
定して使用し得る。
第1図ないし第4図の各図は定着具の構成説明図であ
る。 1…外側コーン、2…内側コーン、 3…線材。
る。 1…外側コーン、2…内側コーン、 3…線材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−178122(JP,A) 特開 昭51−52907(JP,A) 特開 昭50−74533(JP,A) 実開 昭54−174211(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】表面に耐食性を有するセラミックコーティ
ングを施すと共に、該セラミックコーティングの下層に
耐食金属のコーティングを施したプレストレスコンクリ
ートの定着具であって、該セラミックコーティングがTi
N又はTiCよりなり、該耐食金属のコーティングがTiより
なることを特徴とするプレストレスコンクリートの定着
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60205119A JPH0694702B2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | プレストレストコンクリ−トの定着具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60205119A JPH0694702B2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | プレストレストコンクリ−トの定着具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6263748A JPS6263748A (ja) | 1987-03-20 |
| JPH0694702B2 true JPH0694702B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=16501733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60205119A Expired - Lifetime JPH0694702B2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | プレストレストコンクリ−トの定着具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0694702B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0681178U (ja) * | 1993-04-21 | 1994-11-15 | 株式会社晴茂登製作所 | 折畳み式台箱 |
| JP2024017202A (ja) * | 2022-07-27 | 2024-02-08 | 住友電気工業株式会社 | 定着具、pc構造体 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5074533A (ja) * | 1973-10-30 | 1975-06-19 | ||
| JPS5152907A (en) * | 1974-11-05 | 1976-05-11 | Mitsubishi Metal Corp | Taishoku taimamoseikoshitsugokinzairyo |
| JPS54174211U (ja) * | 1978-05-29 | 1979-12-08 | ||
| JPS59178122A (ja) * | 1983-03-29 | 1984-10-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 押出し加工用耐摩部品 |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP60205119A patent/JPH0694702B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6263748A (ja) | 1987-03-20 |
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