JPH0695622B2 - 圧電共振装置 - Google Patents
圧電共振装置Info
- Publication number
- JPH0695622B2 JPH0695622B2 JP32725488A JP32725488A JPH0695622B2 JP H0695622 B2 JPH0695622 B2 JP H0695622B2 JP 32725488 A JP32725488 A JP 32725488A JP 32725488 A JP32725488 A JP 32725488A JP H0695622 B2 JPH0695622 B2 JP H0695622B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- electrodes
- piezoelectric
- resonance device
- piezoelectric resonance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、厚み縦振動モードの高調波を利用したエネル
ギ閉込め型の圧電共振装置に関し、特にエネルギ閉込め
のための電極構造が改良されたものに関する。
ギ閉込め型の圧電共振装置に関し、特にエネルギ閉込め
のための電極構造が改良されたものに関する。
従来より、PZT系圧電セラミックスを用いた厚み縦振動
モードを利用したエネルギ閉込め型の圧電振動子が知ら
れている。この種のエネルギ閉込め型の圧電振動子は、
圧電セラミック板の両面に、該圧電セラミック板より小
さな面積の電極を形成することにより構成されている。
モードを利用したエネルギ閉込め型の圧電振動子が知ら
れている。この種のエネルギ閉込め型の圧電振動子は、
圧電セラミック板の両面に、該圧電セラミック板より小
さな面積の電極を形成することにより構成されている。
また、圧電セラミックスとしては、PZT系のように実効
ポアソン比が1/3以上の材料を用いていた。これは、実
効ポアソン比が1/3未満の材料を用いた場合には、厚み
縦振動の周波数低下型エネルギ閉込めができなかったか
らである。
ポアソン比が1/3以上の材料を用いていた。これは、実
効ポアソン比が1/3未満の材料を用いた場合には、厚み
縦振動の周波数低下型エネルギ閉込めができなかったか
らである。
他方、より高周波域で使用し得る圧電共振装置が要求さ
れている。そこで、厚み縦振動の2次高周波を利用する
ことにより高周波域で使用可能とした構造が、本願発明
者により提案されている(特願昭62-235948号(特開平1
-117409号))。
れている。そこで、厚み縦振動の2次高周波を利用する
ことにより高周波域で使用可能とした構造が、本願発明
者により提案されている(特願昭62-235948号(特開平1
-117409号))。
この未だ公知ではない先行技術の構造を、第2図及び第
3図を参照して説明する。第2図に示すように、2枚の
PZT系圧電材料よりなるセラミックグリーンシート1,2を
用意する。セラミックグリーンシート1の上面には、エ
ネルギ閉込め型の電極となる部分3及び接続導電部とな
る部分4に電極ペーストを塗布する(以下、本明細書に
おいては、電極となる電極ペーストが塗布された部分及
び接続導電部となる部分に付した参照番号と同一参照番
号を、完成後の電極及び接続導電部にも付与することと
する)。
3図を参照して説明する。第2図に示すように、2枚の
PZT系圧電材料よりなるセラミックグリーンシート1,2を
用意する。セラミックグリーンシート1の上面には、エ
ネルギ閉込め型の電極となる部分3及び接続導電部とな
る部分4に電極ペーストを塗布する(以下、本明細書に
おいては、電極となる電極ペーストが塗布された部分及
び接続導電部となる部分に付した参照番号と同一参照番
号を、完成後の電極及び接続導電部にも付与することと
する)。
セラミックグリーンシート2の上面にも、電極ペースト
を電極部分5及び接続導電部となる部分6に塗布する。
さらに、セラミックグリーンシート2の下面にも、電極
ペーストを塗布し、電極となる部分7及び接続導電部と
なる部分8を形成する。
を電極部分5及び接続導電部となる部分6に塗布する。
さらに、セラミックグリーンシート2の下面にも、電極
ペーストを塗布し、電極となる部分7及び接続導電部と
なる部分8を形成する。
次に、セラミックグリーンシート1及び2を積層し、一
体焼成することにより、第3図に示す圧電共振装置を得
る。
体焼成することにより、第3図に示す圧電共振装置を得
る。
第3図を参照して、焼結体10中では、圧電セラミック層
1,2(セラミックグリーンシートと同一参照番号を付す
る)を介して、エネルギ閉込めのための電極3,5及び5,7
が重なり合っている。この重なり合っている領域Aに厚
み縦振動の2次高調波が閉込められる。
1,2(セラミックグリーンシートと同一参照番号を付す
る)を介して、エネルギ閉込めのための電極3,5及び5,7
が重なり合っている。この重なり合っている領域Aに厚
み縦振動の2次高調波が閉込められる。
すなわち、圧電材料層1あるいは2の厚みに対応して共
振周波数が決まるので、従来の単板型の圧電共振装置に
比べてより高い周波数に、厚み縦振動の最初の応答が現
れることになる。よって、この構造によれば、より高周
波域で使用可能な圧電共振装置を実現することができ
る。
振周波数が決まるので、従来の単板型の圧電共振装置に
比べてより高い周波数に、厚み縦振動の最初の応答が現
れることになる。よって、この構造によれば、より高周
波域で使用可能な圧電共振装置を実現することができ
る。
第3図の圧電共振装置を製造するに際しては、電極3,5,
7が正確に重なり合うように形成されなければならな
い。すなわち、電極3,5,7間に位置ずれが生じた場合に
は、共振特性に大きなばらつきが生じる。しかしなが
ら、このような電極間の位置ずれを防止することは難し
く、従って量産された圧電共振装置の特性を測定し、そ
の特性によって選別するという煩雑な作業が強いられ
る。
7が正確に重なり合うように形成されなければならな
い。すなわち、電極3,5,7間に位置ずれが生じた場合に
は、共振特性に大きなばらつきが生じる。しかしなが
ら、このような電極間の位置ずれを防止することは難し
く、従って量産された圧電共振装置の特性を測定し、そ
の特性によって選別するという煩雑な作業が強いられ
る。
他方、上記の特性のばらつきを解消するために、第4図
に示すような構造を採用することも考えられる。ここで
は、セラミックグリーンシート2の上面に全面電極5aを
形成することにより、上下の電極3,7との間の位置ずれ
による影響が防止れる。
に示すような構造を採用することも考えられる。ここで
は、セラミックグリーンシート2の上面に全面電極5aを
形成することにより、上下の電極3,7との間の位置ずれ
による影響が防止れる。
しかしながら、全面電極5aと、上下の接続導電部4,8と
の間で生じる浮遊容量により、共振周波数−反共振周波
数の間の周波数領域においてスプリアスモードが励振さ
れることになり、発振子等に応用した場合、発振停止等
の不良が生じる原因となっていた。さらに、この浮遊容
量により容量が大きくなるため、反共振周波数が低下
し、共振周波数−反共振周波数間の周波数領域の狭域化
が生じ、フイルタ等に応用した場合、設計通りの通過帯
域が得られないという問題があった。
の間で生じる浮遊容量により、共振周波数−反共振周波
数の間の周波数領域においてスプリアスモードが励振さ
れることになり、発振子等に応用した場合、発振停止等
の不良が生じる原因となっていた。さらに、この浮遊容
量により容量が大きくなるため、反共振周波数が低下
し、共振周波数−反共振周波数間の周波数領域の狭域化
が生じ、フイルタ等に応用した場合、設計通りの通過帯
域が得られないという問題があった。
よって、本発明の目的は、厚み縦振動の高調波に重畳す
るスプリアス振動を効果的に抑制することができ、かつ
エネルギ閉込めのための電極の位置ずれによる特性のば
らつきが効果的に低減される構造を備えた圧電共振装置
を提供することにある。
るスプリアス振動を効果的に抑制することができ、かつ
エネルギ閉込めのための電極の位置ずれによる特性のば
らつきが効果的に低減される構造を備えた圧電共振装置
を提供することにある。
本発明は、厚み縦振動モードの高調波を利用したエネル
ギ閉込め型圧電共振装置であって、分極処理された圧電
材料よりなる本体と、この本体の厚み方向において圧電
材料層を介して重なり合うように配置された3以上の電
極とを備えるものにおいて、少なくとも1の電極が、そ
の上下に配置されたエネルギ閉込めのための電極を含む
領域に形成されており、かつ相互に電気的に接続されて
いない複数の線状の電極部により構成されていることを
特徴とするものである。
ギ閉込め型圧電共振装置であって、分極処理された圧電
材料よりなる本体と、この本体の厚み方向において圧電
材料層を介して重なり合うように配置された3以上の電
極とを備えるものにおいて、少なくとも1の電極が、そ
の上下に配置されたエネルギ閉込めのための電極を含む
領域に形成されており、かつ相互に電気的に接続されて
いない複数の線状の電極部により構成されていることを
特徴とするものである。
少なくとも1の電極が、その上下に配置されたエネルギ
閉込めのための電極を含む領域に形成された複数の線状
電極部により構成されているので、上下の電極形成位置
が若干ずれたとしても、複数の線状電極部の構成されて
いる領域内に包含されている限り、特性のばらつきは生
じ難い。
閉込めのための電極を含む領域に形成された複数の線状
電極部により構成されているので、上下の電極形成位置
が若干ずれたとしても、複数の線状電極部の構成されて
いる領域内に包含されている限り、特性のばらつきは生
じ難い。
しかも、複数の線状電極部は相互に電気的に接続されて
いないので、上下に位置する接続導電部と各線状電極部
との間に形成される容量は、電極間において直列に挿入
されることになる。従って、圧電共振装置の全体の容量
が効果的に小さくされる。よって、接続導電部と電極と
の間の浮遊容量に基づくスプリアスの発生を効果的に抑
制することができる。
いないので、上下に位置する接続導電部と各線状電極部
との間に形成される容量は、電極間において直列に挿入
されることになる。従って、圧電共振装置の全体の容量
が効果的に小さくされる。よって、接続導電部と電極と
の間の浮遊容量に基づくスプリアスの発生を効果的に抑
制することができる。
まず、第1図を参照しつつ、本発明の一実施例の圧電共
振装置の製造工程を説明する。
振装置の製造工程を説明する。
2枚のPZT等の圧電材料よりなるセラミックグリーンシ
ート11,12を用意する。一方のセラミックグリーンシー
ト11の上面では、エネルギ閉込めのための電極となる部
分13及び接続導電部を構成する部分14に電極ペーストを
塗布する。
ート11,12を用意する。一方のセラミックグリーンシー
ト11の上面では、エネルギ閉込めのための電極となる部
分13及び接続導電部を構成する部分14に電極ペーストを
塗布する。
他方、セラミックグリーンシート12の上面にには、セラ
ミックグリーンシート11,12を重ね合わせた際に電極13
が厚み方向において包含される領域に複数の線状電極15
a〜15jを形成するために、線状に電極ペーストを塗布す
る。さらに、セラミックグリーンシート12の下面には、
エネルギ閉込めのための電極となる部分17及び接続導電
部を形成する部分18に電極ペーストを塗布する。
ミックグリーンシート11,12を重ね合わせた際に電極13
が厚み方向において包含される領域に複数の線状電極15
a〜15jを形成するために、線状に電極ペーストを塗布す
る。さらに、セラミックグリーンシート12の下面には、
エネルギ閉込めのための電極となる部分17及び接続導電
部を形成する部分18に電極ペーストを塗布する。
セラミックグリーンシート11,12を図示の状態のまま重
ね合わせ、厚み方向に圧着した後焼成し、所定の分極処
理(後述)を施すことにより、第5図及び第6図に示す
圧電共振装置を得ることができる。
ね合わせ、厚み方向に圧着した後焼成し、所定の分極処
理(後述)を施すことにより、第5図及び第6図に示す
圧電共振装置を得ることができる。
分極処理は、焼結体の端面に露出している帯状電極15a
〜15j側に+の電位を、上下の電極13,17に−の電位を与
えることにより行う。結果、図示の矢印の方向に、すな
わち2層の圧電セラミック層が厚み方向において互いに
逆向きに分極処理される。
〜15j側に+の電位を、上下の電極13,17に−の電位を与
えることにより行う。結果、図示の矢印の方向に、すな
わち2層の圧電セラミック層が厚み方向において互いに
逆向きに分極処理される。
分極処理後、複数の線状電極15a〜15jを相互に電気的に
接続しない状態とし、すなわち端面の分極処理にあたり
連結していた場合には、端面を研磨すること等により、
相互の電気的接続を解く。
接続しない状態とし、すなわち端面の分極処理にあたり
連結していた場合には、端面を研磨すること等により、
相互の電気的接続を解く。
駆動に際しては、接続導電部14より、電極13に+または
−の何れか一方の電位を、電極17に接続されている接続
導電部18に他方の電位を周期的に印加することにより、
共振させることができる。この構造においても、第3図
の例と同様に、厚み縦振動モードの2次高調波が大きく
励振されるため、該2次高調波を利用することができ、
従ってより高周波域で使用し得る圧電共振装置を得るこ
とができる。
−の何れか一方の電位を、電極17に接続されている接続
導電部18に他方の電位を周期的に印加することにより、
共振させることができる。この構造においても、第3図
の例と同様に、厚み縦振動モードの2次高調波が大きく
励振されるため、該2次高調波を利用することができ、
従ってより高周波域で使用し得る圧電共振装置を得るこ
とができる。
第5図及び第6図に示した実施例のインピーダンス−周
波数特性を第7図に実線で示す。比較のために、同一材
料を用いて同一の大きさに形成した第4図の構造例にお
けるインピーダンス−周波数特性を第7図に破線で示
す。
波数特性を第7図に実線で示す。比較のために、同一材
料を用いて同一の大きさに形成した第4図の構造例にお
けるインピーダンス−周波数特性を第7図に破線で示
す。
第7図から明らかなように、第4図の構造例では、反共
振周波数−周波数領域においてスプリアスモードに基づ
く波形分割が生じているのに対し、本実施例ではこのよ
うな波形分割が生じていず、従ってスプリアスモードの
発生が効果的に抑制されていることがわかる。
振周波数−周波数領域においてスプリアスモードに基づ
く波形分割が生じているのに対し、本実施例ではこのよ
うな波形分割が生じていず、従ってスプリアスモードの
発生が効果的に抑制されていることがわかる。
のみならず、共振−反共振周波数間の周波数帯域幅につ
いても、本実施例においては拡げられることがわかる。
これは、第4図の構造例では内部電極5aと上下の接続導
電部との間に浮遊容量が発生し、該浮遊容量によりスプ
リアスモードが励振されること、並びに該浮遊容量が重
なり合っている電極間の容量に並列に加わるため、電極
間の総容量が大きくなるためである。
いても、本実施例においては拡げられることがわかる。
これは、第4図の構造例では内部電極5aと上下の接続導
電部との間に浮遊容量が発生し、該浮遊容量によりスプ
リアスモードが励振されること、並びに該浮遊容量が重
なり合っている電極間の容量に並列に加わるため、電極
間の総容量が大きくなるためである。
これに対して、本実施例では、内部電極が線状の電極部
15a〜15jで構成されているので、上下の接続導電部14,1
8との間に浮遊容量が生じるが、この浮遊容量は各線状
電極部15a〜15jにおいて個別に形成されており、かつ電
極間においては直列に挿入されることになる。従って、
接続導電部14,18との間の容量の寄与が小さくなるた
め、スプリアスレベルが低減され、かつ共振−反共振周
波数間の周波数帯域幅が拡げられていることによると考
えられる。
15a〜15jで構成されているので、上下の接続導電部14,1
8との間に浮遊容量が生じるが、この浮遊容量は各線状
電極部15a〜15jにおいて個別に形成されており、かつ電
極間においては直列に挿入されることになる。従って、
接続導電部14,18との間の容量の寄与が小さくなるた
め、スプリアスレベルが低減され、かつ共振−反共振周
波数間の周波数帯域幅が拡げられていることによると考
えられる。
さらに、上記製造工程の説明からも明らかなように、本
実施例では、複数の線状電極部15a〜15jは、上下に重な
り合う電極13,17を含む領域に形成されている。従っ
て、線状電極部15a〜15jに対して、電極13,17を形成す
る位置が若干ずれたとしても、線状電極部15a〜15jの形
成されている領域内に含まれている限り特性のばらつき
は生じ難い。よって、第2図に示した構造例のような特
性のばらつきが生じないため、特性に応じて煩雑な選別
作業を行う必要もない。
実施例では、複数の線状電極部15a〜15jは、上下に重な
り合う電極13,17を含む領域に形成されている。従っ
て、線状電極部15a〜15jに対して、電極13,17を形成す
る位置が若干ずれたとしても、線状電極部15a〜15jの形
成されている領域内に含まれている限り特性のばらつき
は生じ難い。よって、第2図に示した構造例のような特
性のばらつきが生じないため、特性に応じて煩雑な選別
作業を行う必要もない。
第8図及び第9図を参照して、本発明のより好ましい実
施例を説明する。第8図に示すように、焼結体20の内部
に複数の線状電極25が形成されている。ここまでは、第
5図の構造と同様である。異なるのは、分極に先立っ
て、焼結体20の上面及び下面に全面電極23a,27aを形成
し、その状態で分極処理を行うことにある。すなわち、
全面電極23a,27aに−の電位を与え、各線状電極部25に
+の電位を印加することにより図示の矢印で示すよう
に、焼結体20内の広い範囲に渡り分極処理することがで
きる。
施例を説明する。第8図に示すように、焼結体20の内部
に複数の線状電極25が形成されている。ここまでは、第
5図の構造と同様である。異なるのは、分極に先立っ
て、焼結体20の上面及び下面に全面電極23a,27aを形成
し、その状態で分極処理を行うことにある。すなわち、
全面電極23a,27aに−の電位を与え、各線状電極部25に
+の電位を印加することにより図示の矢印で示すよう
に、焼結体20内の広い範囲に渡り分極処理することがで
きる。
しかる後、全面電極23a,25aをエッチングし、エネルギ
閉込めのための電極及び接続導電部を形成する。すなわ
ち、第9図(a)に示すように、焼結体20の上面におい
ては、円形の電極23および接続導電部24を形成する。下
面側においても、同様に電極部及び接続導電部を形成す
る。
閉込めのための電極及び接続導電部を形成する。すなわ
ち、第9図(a)に示すように、焼結体20の上面におい
ては、円形の電極23および接続導電部24を形成する。下
面側においても、同様に電極部及び接続導電部を形成す
る。
このようにして得られた実施例を第9図(b)に示す。
第9図(b)から明らかなように、本実施例では、上面
及び下面に形成された電極23,27間の焼結体中、すなわ
ち矢印Bで示す領域にエネルギが閉込められているが、
その周囲の領域においても焼結体が分極処理されてい
る。よって、より完全なエネルギ閉込めが可能とされて
いる。
第9図(b)から明らかなように、本実施例では、上面
及び下面に形成された電極23,27間の焼結体中、すなわ
ち矢印Bで示す領域にエネルギが閉込められているが、
その周囲の領域においても焼結体が分極処理されてい
る。よって、より完全なエネルギ閉込めが可能とされて
いる。
なお、第8図の焼結体では全面電極23a,27aを形成する
際しては、セラミックグリーンシートの状態で全面に電
極ペーストを塗布してもよく、あるいは焼結体20を得た
後に全面に電極ペーストを印刷・焼付けることによって
もよい。また、この実施例においても、駆動に先立っ
て、線上電極部25間の電気的な接続は解いておく必要が
あることは言うまでもない。
際しては、セラミックグリーンシートの状態で全面に電
極ペーストを塗布してもよく、あるいは焼結体20を得た
後に全面に電極ペーストを印刷・焼付けることによって
もよい。また、この実施例においても、駆動に先立っ
て、線上電極部25間の電気的な接続は解いておく必要が
あることは言うまでもない。
上述してきた実施例では、3層の電極のうち、中央に位
置する電極が線状の電極部15a〜15j,25で構成されてい
たが、本発明は、4以上の電極が重なり合うように配置
された圧電共振装置でも適用することができる。その場
合においても、少なくとも1の電極を、複数の線状電極
部により構成されておりさえすれば、本発明と同様の効
果を奏することができる。すなわち、線状電極部により
構成されている電極の上下に位置するエネルギ閉込めの
ための電極形成位置の許容量を高めることができ、かつ
その部分におけるスプリアス振動を効果的に抑制するこ
とができるのである。
置する電極が線状の電極部15a〜15j,25で構成されてい
たが、本発明は、4以上の電極が重なり合うように配置
された圧電共振装置でも適用することができる。その場
合においても、少なくとも1の電極を、複数の線状電極
部により構成されておりさえすれば、本発明と同様の効
果を奏することができる。すなわち、線状電極部により
構成されている電極の上下に位置するエネルギ閉込めの
ための電極形成位置の許容量を高めることができ、かつ
その部分におけるスプリアス振動を効果的に抑制するこ
とができるのである。
以上のように、本発明では、エネルギ閉込めのための1
の電極が、相互に電気的に接続されていない複数の線状
電極部によって構成されているので、該線状電極部に圧
電セラミック層を介して重なり合う電極の形成位置の許
容度が大きくされている。従って、特性のばらつきの少
ない圧電共振装置を得ることができるので、特性に応じ
た煩雑な選別作業を解消することができる。
の電極が、相互に電気的に接続されていない複数の線状
電極部によって構成されているので、該線状電極部に圧
電セラミック層を介して重なり合う電極の形成位置の許
容度が大きくされている。従って、特性のばらつきの少
ない圧電共振装置を得ることができるので、特性に応じ
た煩雑な選別作業を解消することができる。
のみならず、上下に重なり合うように配置された接続導
電部との間の浮遊容量が、各線状電極部ごとに、電極間
において直列に挿入される形態となるため、スプリアス
振動を効果的に抑制することができ、かつ全体としての
浮遊容量が小さくなるため、反共振抵抗の低下を防止す
ることができ、共振−反共振周波数間の周波数帯域幅の
狭帯化を防止することができ、従って、安定な共振特性
の圧電共振装置を実現することが可能となり、例えば発
振子に応用した場合には、発振停止等の事故の生じ難い
信頼性に優れた発振回路を構成することが可能となる。
電部との間の浮遊容量が、各線状電極部ごとに、電極間
において直列に挿入される形態となるため、スプリアス
振動を効果的に抑制することができ、かつ全体としての
浮遊容量が小さくなるため、反共振抵抗の低下を防止す
ることができ、共振−反共振周波数間の周波数帯域幅の
狭帯化を防止することができ、従って、安定な共振特性
の圧電共振装置を実現することが可能となり、例えば発
振子に応用した場合には、発振停止等の事故の生じ難い
信頼性に優れた発振回路を構成することが可能となる。
第1図は本発明の一実施例を製造する工程を説明するた
めの斜視図、第2図は本発明を成す契機となった圧電共
振装置を得る工程を説明するための分解斜視図、第3図
は第2図の工程を経て得られる圧電共振装置の断面図、
第4図は従来の圧電共振装置の他の例を説明するための
断面図、第5図は第1図の工程で得られた実施例の圧電
共振装置の断面図であり、第1図のV−V線に沿う部分
に相当する断面図であり、第6図は第1図のVI−VI線に
沿う部分に相当する実施例の断面図であり、第7図は実
施例及び比較例のインピーダンス−周波数特性を示す
図、第8図は本発明の他の実施例における分極処理を説
明するための断面図、第9図(a),(b)は、本発明
の他の実施例の平面図及び断面図である。 図において、10は本体、13,17は電極、15a〜15hは線状
電極部、23,27は電極、25a〜25hは線状電極部を示す。
めの斜視図、第2図は本発明を成す契機となった圧電共
振装置を得る工程を説明するための分解斜視図、第3図
は第2図の工程を経て得られる圧電共振装置の断面図、
第4図は従来の圧電共振装置の他の例を説明するための
断面図、第5図は第1図の工程で得られた実施例の圧電
共振装置の断面図であり、第1図のV−V線に沿う部分
に相当する断面図であり、第6図は第1図のVI−VI線に
沿う部分に相当する実施例の断面図であり、第7図は実
施例及び比較例のインピーダンス−周波数特性を示す
図、第8図は本発明の他の実施例における分極処理を説
明するための断面図、第9図(a),(b)は、本発明
の他の実施例の平面図及び断面図である。 図において、10は本体、13,17は電極、15a〜15hは線状
電極部、23,27は電極、25a〜25hは線状電極部を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】厚み縦振動モードの高調波を利用したエネ
ルギ閉込め型の圧電共振装置であって、 分極処理された圧電材料よりなる板状の本体と、 前記本体の厚み方向において圧電材料層を介して重なり
合うように配置された少なくとも3個の電極とを備え、 少なくとも1の前記電極が、その上下に配置された電極
を含む領域に形成されており、かつ相互に電気的に接続
されていない複数の線状電極部により構成されているこ
とを特徴とする圧電共振装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32725488A JPH0695622B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 圧電共振装置 |
| US07/454,362 US5045744A (en) | 1988-12-23 | 1989-12-21 | Energy-trapping-by-frequency-lowering-type piezoelectric-resonance device |
| DE3942623A DE3942623A1 (de) | 1988-12-23 | 1989-12-22 | Piezoelektrische resonanzeinrichtung und verfahren zu ihrer herstellung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32725488A JPH0695622B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 圧電共振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02171012A JPH02171012A (ja) | 1990-07-02 |
| JPH0695622B2 true JPH0695622B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=18197056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32725488A Expired - Lifetime JPH0695622B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 圧電共振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0695622B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP32725488A patent/JPH0695622B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02171012A (ja) | 1990-07-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2790180B2 (ja) | 電歪共振装置 | |
| JP2790177B2 (ja) | 電歪共振素子 | |
| US5045744A (en) | Energy-trapping-by-frequency-lowering-type piezoelectric-resonance device | |
| JPH0535607B2 (ja) | ||
| JPS6340491B2 (ja) | ||
| JP3262049B2 (ja) | 圧電共振子およびそれを用いた電子部品 | |
| EP0809356A2 (en) | Piezoelectric component | |
| EP0907240B1 (en) | Method of manufacturing piezoelectric resonator | |
| JPH0695622B2 (ja) | 圧電共振装置 | |
| JPH0691411B2 (ja) | 電歪共振装置 | |
| JPH0779221B2 (ja) | チップ型圧電素子 | |
| US6466106B1 (en) | Piezoelectric filter device with a ground electrode that is not centered in the thickness direction of the filter | |
| JPH10215140A (ja) | 圧電共振子およびそれを用いた電子部品 | |
| JP3271538B2 (ja) | 圧電共振子およびそれを用いた電子部品 | |
| JPH0752819B2 (ja) | 圧電共振装置 | |
| JP3378163B2 (ja) | 圧電部品 | |
| JPH0677555A (ja) | 積層型圧電素子の製造方法 | |
| JP3729059B2 (ja) | 圧電部品の製造方法 | |
| JPH0323700Y2 (ja) | ||
| JPH01176111A (ja) | 電歪共振素子 | |
| JP3262021B2 (ja) | 圧電共振子およびそれを用いた電子部品 | |
| JP2002368570A (ja) | 厚み縦圧電共振子 | |
| JPH07105685B2 (ja) | 圧電共振装置の製造方法 | |
| JPH0418713B2 (ja) | ||
| JP2001057515A (ja) | 厚み縦圧電共振子及び圧電共振部品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071124 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081124 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124 |