JPH069627A - ベンゾピラン体 - Google Patents

ベンゾピラン体

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Publication number
JPH069627A
JPH069627A JP26496491A JP26496491A JPH069627A JP H069627 A JPH069627 A JP H069627A JP 26496491 A JP26496491 A JP 26496491A JP 26496491 A JP26496491 A JP 26496491A JP H069627 A JPH069627 A JP H069627A
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JP
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compound
group
formula
bond
reaction
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Application number
JP26496491A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Hashimoto
俊彦 橋本
Hidekazu Masuko
英一 増子
Hiroyuki Koike
博之 小池
Toshio Sada
登志夫 佐田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH069627A publication Critical patent/JPH069627A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】下記式(I) [式中、R1 はC1 〜C3 ペルフルオロアルキル、R2
は、下記式(II) (式中、R4 はH、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 ア
ルコキシ、ハロゲン、OH、ニトロ)又は下記式(II
I) (式中、R5 はH、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 ア
ルコキシ、ハロゲン)R3 は、点線を含む結合が単結合
の時、OH又は−O−NO2 を示し、点線を含む結合が二
重結合の時、Hを示し、点線を含む結合は、単結合又は
二重結合。]を有するベンゾピラン体及びその薬理上許
容される塩。 【効果】狭心症、心臓不全等の心疾患、高血圧症等の循
環器系疾患に対して、すぐれた予防・治療効果を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、狭心症、心臓不全など
の心疾患、高血圧症等の循環器系疾患に対して、すぐれ
た予防・治療効果を有するベンゾピラン体及びその薬理
上許容しうる塩に関する。
【0002】
【従来の技術】大動脈等の平滑筋に対して弛緩作用を有
する薬剤は、血圧低下をもたらし、高血圧症等の優れた
予防・治療薬として有用である。
【0003】このような作用を有する化合物としては、
例えば、6−シアノ−3、4−ジヒドロ−2、2−ジメ
チル−4−(2−オキソ−1−ピロリジニル)−2H−
1−ベンゾピラン−3−オ−ル(化合物A)や3、4−
ジヒドロ−2、2−ジメチル−6−トリフルオロメチル
スルホニル−4−(−2−オキソ−1−ピロリジニル)
−2H−ベンゾピラン−3−オール(化合物B)等が知
られている[例えば、ジャーナル・オブ・メディシナル
ケミストリー、29巻、2194頁(1986):J.
Med.Chem.,29,2194(1986)、特
開平2−72171号公報等]。
【0004】
【化5】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの化合
物は、活性、持続性の点で、必ずしも十分とは言えず、
特に持続性の改善が要望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、長年にわ
たり、ベンゾピラン誘導体を合成し、それらの薬理作用
を検討とした。その結果、ベンゾピラン環の4及び6位
にそれぞれ、1−オキソイソインドリノ等及びペルフル
オロアルキルスルホニルのような特異な置換基を有する
化合物が強い活性を有するばかりでなく、その持続性に
おいても極めてすぐれていることを見出し、本発明を完
成した。
【0007】本発明は、一般式
【0008】
【化6】
【0009】を有するベンゾピラン誘導体及びその薬理
上許容しうる塩に関する。
【0010】上記式中、R1 は、炭素数1乃至3個のペ
ルフルオロアルキル基を示し、R2は式
【0011】
【化7】
【0012】基(式中、R4 は水素原子、炭素数1乃至
4個のアルキル基、炭素数1乃至4個のアルコキシ基、
ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、シアノ基、水酸
基又はニトロ基を示す。)又は、式
【0013】
【化8】
【0014】基(式中、R5 は水素原子、炭素数1乃至
4個のアルキル基、炭素数1乃至4個のアルコキシ基、
ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、シアノ基又はニ
トロ基を示す。)を示し、R3 は点線を含む結合が単結
合の場合には、水酸基又はニトロオキシ(−O−NO
2 )を示し、点線を含む結合が二重結合の場合には水素
原子を示し、点線を含む結合は、単結合又は二重結合を
示す。但し、R1 がトリフルオロメチル基であり、R2
が式
【0015】
【化9】
【0016】であり、点線を含む結合が単結合であり、
R3 が水酸基であり、R4 が水素原子である化合物を除
く。
【0017】R1 が示す炭素数1乃至3個のペルフルオ
ロアルキル基としては、例えば、トリフルオロメチル、
ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル基又は
ヘプタフルオロイソプロピル基があげられ、好適には、
トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基であ
り、さらに好適には、トリフルオロメチル基である。
【0018】R4 及びR5 の炭素数1乃至4個のアルキ
ル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル基などがあげられ、好適には、メチ
ル基である。
【0019】R4 及びR5 の炭素数1乃至4個のアルコ
キシ基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ基があげられ、好適に
は、メトキシ基である。
【0020】R4 及びR5 のハロゲン原子としては、フ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素原子があげられ、好適には、
フッ素、塩素原子であり、さらに好適には、フッ素であ
る。本発明の前記一般式(I)を有する化合物の薬理上
許容しうる塩は、例えば、化合物(I)が酸性である場
合には、ナトリウム塩、カリウム塩のようなアルカリ金
属塩をあげることができる。
【0021】また、本発明の化合物(I)には、点線を
含む結合が単結合の場合には、立体異性体および光学異
性体が存在するが、これらの立体異性体、光学異性体お
よびラセミ体は、いずれも前記一般式(I)で表わした
本発明の化合物に包含されるものであり、好適には、
3、4−トランス体であり、特に好適には(3S、4
R)体である。
【0022】化合物(I)において、好適には、 (1)R1 がトリフルオロメチル又はトリフルオロエチ
ル基である化合物。
【0023】(2)R1 がトリフルオロメチル又はトリ
フルオロエチル基であり、R2 が式
【0024】
【化10】
【0025】基(式中、R4 は、水素原子、メチル基、
メトキシ基、ハロゲン原子(特にフッ素、塩素)、トリ
フルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基である。)であ
るか又は式
【0026】
【化11】
【0027】基(式中、R4 は、水素原子、メチル基、
メトキシ基、ハロゲン原子(特にフッ素、塩素)、トリ
フルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基である。)であ
る化合物。
【0028】(3)R1 がトリフルオロメチル又はトリ
フルオロエチル基であり、R2 が式
【0029】
【化12】
【0030】基(式中、R4 は、フッ素、塩素、ニトロ
基である。)であるか又は式
【0031】
【化13】
【0032】基(式中、R5 は、水素原子、フッ素、ニ
トロ基である。)である化合物。
【0033】(4)R1 がトリフルオロメチル又はトリ
フルオロエチル基であり、R2 が式
【0034】
【化14】
【0035】基(式中、R4 は、フッ素、ニトロ基であ
る。)であるか又は式
【0036】
【化15】
【0037】基(式中、R5 は、水素原子である。)で
ある化合物。
【0038】(5)R1 がトリフルオロメチル又はトリ
フルオロエチル基であり、R2 が式
【0039】
【化16】
【0040】基(式中、R4 は、水素原子である。)で
あり、R3 がニトロオキシ基かつ点線を含む結合が単結
合又はR3 が水素原子かつ点線を含む結合が二重結合で
ある化合物。 (6)R1 がトリフルオロメチル又はトリフルオロエチ
ル基であり、R2 が式
【0041】
【化17】
【0042】基(式中、R4 は、フッ素、塩素、ニトロ
基である。)であり、R3 が水酸基若しくはニトロオキ
シ基かつ点線を含む結合が単結合又はR3 が水素原子か
つ点線を含む結合が二重結合である化合物。 (7)R1 がトリフルオロメチル又はトリフルオロエチ
ル基であり、R2 が式
【0043】
【化18】
【0044】基(式中、R5 は、水素原子である。)で
あり、R3 がニトロオキシ基かつ点線を含む結合が単結
合である化合物。また、化合物(I)の好適な化合物と
しては、以下に具体的に例示するものをあげることがで
きる。
【0045】(8)R1 がトリフルオロメチル基であ
り、R2 が式
【0046】
【化19】
【0047】基(式中、R4 は、フッ素、塩素、ニトロ
基である。)であり、R3 が水酸基若しくはニトロオキ
シ基かつ点線を含む結合が単結合又はR3 が水素原子か
つ点線を含む結合が二重結合である化合物。 (9)R1 がトリフルオロメチル基であり、R2 が式
【0048】
【化20】
【0049】基(式中、R4 は、フッ素である。)であ
り、R3 が水酸基かつ点線を含む結合が単結合である化
合物。
【0050】表中、Oidは、1−オキソインドリン−
2−イルを示し、dOpは、1、2−ジヒドロ−1−オ
キソ−1−ピリジルを示す。
【0051】
【化21】
【0052】
【表1】
【0053】
【化22】
【0054】
【表2】 上記例示化合物のうち、好適な化合物としては、1−
2、1−5、1−6、1−9、1−13、1−15、1
−16、1−20、1−21、1−22、1−23、2
−1、2−2、および2−19があげられ、さらに好適
には、1−5、1−9、1−13、1−15、1−1
6、および2−1があげられる。
【0055】本発明の化合物(I)は、以下の方法に従
って容易に製造することができる。
【0056】
【化23】
【0057】
【化24】
【0058】
【化25】
【0059】上記式中、R1 、R2 、R4 及びR5 は前
述したものと同意義を示し、R7 はハロゲン原子(好適
には、臭素、塩素又はヨウ素原子)を示し、R6 、
R8 a、R8 b及びR8 cは同一又は異なって、炭素数1乃至
4個のアルキル基を示す。
【0060】A法は、化合物(I)において、R2 が式
【0061】
【化26】
【0062】基(式中、R4 は前述したものと同意義を
示す。)であり、R3 は水酸基であり、点線を含む結合
が単結合である化合物(Ia)及びR3 が水素原子であ
り、点線を含む結合が二重結合である(I’a)を製造
する方法である。
【0063】A法第1工程は、化合物(I)において、
R2 は水酸基であり、点線を含む結合が単結合である化
合物(Ia)を製造する工程で、一般式(II)を有す
るアルコール体を、一般式(III)を有するホルミル
エステル体又は一般式(III’)を有するハロエステ
ル体とを反応させることによって達成される。
【0064】化合物(II)と化合物(III)との反
応は、好適には、不活性溶剤中、還元剤の存在下に行わ
れる。
【0065】使用される還元剤としては、例えば、シア
ン化水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウ
ム、シアン化水素化ホウ素亜鉛、水素化ホウ素亜鉛等の
水素化ホウ素化合物があげられ、好適にはシアン化水素
化ホウ素ナトリウムまたはシアン化水素化ホウ素亜鉛で
ある。また、シアン化水素化ホウ素亜鉛はシアン化水素
化ホウ素ナトリウムと塩化亜鉛から反応中にて調製され
得る。
【0066】使用される不活性溶剤としては、反応に関
与しなければ特に制限されないが、例えばメタノール、
エタノールのようなアルコール類、酢酸、プロピオン酸
のような有機カルボン酸類、酢酸エチルのようなエステ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン
類、水又はそれらの混合物があげられ、好適には、アル
コール類(特にメタノール)である。
【0067】反応温度は、通常0乃至150℃であり、
好適には室温乃至100℃である。反応時間は、反応温
度によって異なるが、通常1乃至72時間であり、好適
には1乃至36時間である。
【0068】化合物(II)と化合物(III’)の反
応は、好適には、不活性溶剤中、塩基の存在下に行われ
る。
【0069】使用される塩基としては、例えば、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸リチウムのようなアルカ
リ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
のようなアルカリ金属炭酸水素塩、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物、トリエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミンのような第3
級アミンなどがあげられ、好適には、アルカリ金属炭酸
塩または第3級アミンである。
【0070】使用される不活性溶剤としては、反応に関
与しなければ特に制限されないが、例えば、アセトニト
リルのようなニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類、エーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなア
ミド類などがあげられ、好適には、ニトリル類である。
【0071】反応温度は、通常0乃至200℃であり、
好適には室温乃至170℃である。反応時間は、反応温
度によって異なるが、通常1乃至48時間であり、好適
には1乃至10時間である。反応終了後、本反応の目的
化合物は、常法に従って反応混合物から採取される。例
えば、反応混合物から溶剤を留去することあるいは、反
応混合物を水にあけ、水不混和性有機溶剤で抽出し、乾
燥した後、溶剤を留去することによって得ることができ
る。さらに必要に応じて、常法、例えば、カラムクロマ
トグラフィー法、再結晶法などにより精製することもで
きる。
【0072】A法第2工程は、化合物(I)において、
点線を含む結合が二重結合で、R3が水素原子である化
合物(I’a)を製造する工程で、アルコール体(I
a)を、不活性溶剤中、塩基と処理することによって達
成される。
【0073】使用される塩基としては、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸
化物、ソーダタルク(メルクCat.No1567),
水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金
属水素化物などがあげられ、好適にはソーダタルクであ
る。
【0074】使用される不活性溶剤としては、反応に関
与しなければ特に制限されないが、好適には、エーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランのようなエーテル
類、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなア
ミド類があげられ、特に好適には、エーテル類である。
反応温度は、通常、室温乃至180℃であり、好適には
50乃至150℃である。反応時間は、反応温度によっ
て異なるが、通常5分間乃至2時間であり、好適には1
0分間乃至1時間である。
【0075】反応終了後、本反応の目的化合物は、常法
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物から溶剤を留去することあるいは、反応混合物を水に
あけ、水不混和性有機溶剤で抽出し、乾燥した後、溶剤
を留去することによって得ることができる。さらに必要
に応じて、常法、例えば、カラムクロマトグラフィー
法、再結晶法などにより精製することもできる。
【0076】B法は、化合物(I)においてR2 が式
【0077】
【化27】
【0078】基(式中、R5 は前述したものと同意義を
示す。)であり、R3 は水酸基であり、点線を含む結合
が単結合である化合物(Ib)及びR3 が水素原子であ
り、点線を含む結合が二重結合である(I’b)を製造
する方法である。B法第3工程は、化合物(I)におい
て、R3 が水酸基であり、点線を含む結合が単結合であ
る化合物(Ib)を製造する工程で、一般式(IV)を
有するエポキシ体を、一般式(V)を有するシリルエー
テル体または一般式(V’)を有するピリドン体と反応
させることにより達成される。
【0079】化合物(IV)と化合物(V)の反応は、
好適には、不活性溶剤中、脱シリル化剤の存在下に行な
われる。
【0080】使用される脱シリル化剤としては、例え
ば、テトラブチルアンモニウムフルオリド、三フッ化ホ
ウ素などがあげられ、好適にはテトラブチルアンモニウ
ムフルオリドである。
【0081】使用される不活性溶剤としては、反応に関
与しなければ特に制限されないが、例えば、エーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフランのようなエーテル類、
ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素
類、ペンタン、ヘキサンのような炭化水素類があげら
れ、好適にはエーテル類である。
【0082】反応温度は、通常0乃至50℃であり、好
適には室温付近である。
【0083】反応時間は、反応温度等によって異なる
が、通常10乃至96時間であり、好適には12乃至8
0時間である。化合物(IV)と化合物(V’)の反応
は、好適には、不活性溶剤中、塩基の存在下に行なわれ
る。
【0084】使用される塩基としては、例えば、ピリジ
ン、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジンの
ようなアミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウムの
ようなアルカリ金属水素化物、ナトリウムメトキシド、
ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウム
t−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド、水
酸化ベンジルトリメチルアンモニウム、水酸化テトラブ
チルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウムの
ような水酸化第4級アンモニウム塩、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸
塩などがあげられ、好適には、アルカリ金属水素化物
(特に水素化ナトリウム)、水酸化第4級アンモニウム
塩(特に、水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム)、
アミン類(特にピリジン)である。
【0085】使用される不活性溶剤としては、反応に関
与しなければ特に制限されないが、例えば、塩基として
アルカリ金属水素化物を用いる場合には、エーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなア
ミド類、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類
を、塩基として、アルカリ金属アルコキシド、アミン類
または水酸化第4級アンモニウム塩を用いる場合は、メ
タノール、エタノール、プロパノールのようなアルコー
ル類を、さらに炭酸塩を塩基として用いる場合は、アセ
トン、メチルエチルケトンのようなケトン類又はメタノ
ール、エタノール、プロパノールのようなアルコール類
をあげることができるが、好適には、アルカリ金属水素
化物を用いる場合には、アミド類(特にジメチルホルム
アミド)又はスルホキシド類(特にジメチルスルホキシ
ド)であり、他の塩基を用いる場合には、アルコール類
(特にメタノール、エタノール)である。
【0086】反応温度は、通常0乃至150℃であり、
好適には0乃至50℃である。
【0087】反応時間は、反応温度等によって異なる
が、通常30分間乃至48時間であり、好適には1乃至
30時間である。
【0088】反応終了後、本反応の目的化合物は、常法
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物から溶剤を留去することあるいは、反応混合物を水に
あけ、水不混和性有機溶剤で抽出し、乾燥した後、溶剤
を留去することによって得ることができる。さらに必要
に応じて、常法、例えば、カラムクロマトグラフィー
法、再結晶法などにより精製することもできる。B法第
4工程は、化合物(I)において、R3 が水素原子であ
り、点線を含む結合が二重結合である化合物(I’b)
を製造する工程で、前記A法第2工程と同様に行なうこ
とができる。
【0089】C法は、化合物(I)において、R2 がニ
トロオキシ基(−ONO2 )であり、点線を含む結合が
単結合である化合物(Ic)を製造する方法である。
【0090】C法第5工程は、一般式(I’)を有する
アルコール体を、不活性溶剤中、硝酸エステル化剤と反
応させることによって達成される。
【0091】使用される硝酸エステル化剤としては、例
えば、ニトロニウムテトラフルオロボーレート(NO2
BF4 )、ニトロニウムヘキサフルオロホスフェート
(NO2 PF6 )、ニトロニウムトリフルオロメタンス
ルホネート(NO2 CF3 SO3 )のようなニトロニウ
ム塩や硝酸などがあげられ、好適にはニトロニウム塩で
ある。
【0092】使用される不活性溶剤としては、ジクロロ
メタン、ジクロロエタン、四塩化炭素、クロロホルムの
ようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、ジオキサン、
ジメトキシエタン、テトラヒドロフランのようなエーテ
ル類、ヘキサン、ヘプタンなどのような炭化水素類など
があげられ、好適にはハロゲン化炭化水素類である。反
応温度は、通常0乃至100℃であり、好適には10乃
至50℃である。反応時間は、反応温度等によって異な
るが、通常10分間乃至10時間であり、好適には20
分間乃至3時間である。反応終了後、本反応の目的化合
物は、常法に従って反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物から溶剤を留去することあるいは、反応
混合物を水にあけ、水不混和性有機溶剤で抽出し、乾燥
した後、溶剤を留去することによって得ることができ
る。さらに必要に応じて、常法、例えば、カラムクロマ
トグラフィー法、再結晶法などにより精製することもで
きる。化合物(I)において、点線を含む結合が単結合
の場合の光学活性体は、化合物(II)の光学活性体を
使用することによって製造される。化合物(II)の光
学活性体は、そのラセミ体から、常法、例えば、化合物
(II)のラセミ体を光学活性なカルボン酸(例えば
(+)または(−)酒石酸、(+)または(−)ジベン
ゾイル酸、(−)リンゴ酸、(−)マンデル酸等)やス
ルホン酸(例えばカンファースルホン酸)と処理して、
得られた塩を再結晶することによって、製造することが
できる。
【0093】又、化合物(I)の薬理上許容される塩
は、常法、例えば、相当する化合物を、不活性溶剤中
(例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エーテル
等)、所望のアルカリ(例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等)、有機アミン(例えば、トリエチルアミ
ン、ピリジン等)と処理して、溶剤を留去することによ
って製造することができる。
【0094】A法乃至B法の原料化合物(II)および
(IV)は、以下の方法によって製造することができ
る。
【0095】
【化28】
【0096】
【化29】
【0097】
【化30】
【0098】上記式中、R1 は、前述したものと同意義
を示し、R9 は、炭素数1乃至4個のアルキル部とアリ
ール部からなるアラルキル基(好適には、ベンジル、メ
トキシベンジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチ
ル基等)を示す。
【0099】D法は、前記化合物(II)および(I
V)を製造する方法である。
【0100】D法第6工程は、一般式(VII)を有す
る化合物を製造する工程で、一般式(VI)を有する化
合物を、不活性溶剤中(例えば、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類、エーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランのようなエーテル
類等)、アルカリ金属水素化物(例えば、水素化ナトリ
ウム)と処理して、アルカリ金属塩にした後、一般式 R9 −X’ (XVIII) (式中、R9 は、前述したものと同意義を示し、X’は
ハロゲン原子を示す。) を有する化合物と、0℃乃至室温で、30分間乃至5時
間反応させることにより行なわれる。
【0101】D法第7工程は、一般式(VIII)を有
する化合物を製造する工程で、化合物(VII)を、不
活性溶剤中(例えば、メタノール、エタノールのような
アルコール類)を、塩基(例えば、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩)の存在下、一
般式
【0102】
【化31】
【0103】(式中、X’は前述したものと同意義を示
す。)を有する化合物と、50℃乃至100℃で、10
時間乃至60時間反応させることにより行なわれる。ま
た、必要に応じて、ヨウ素化合物(例えば、ヨウ化カリ
ウム、ヨウ化ナトリウム等)の共存下に反応を行なうこ
ともできる。
【0104】D法第8工程は、一般式(IX)を有する
ピラン体を製造する工程で、不活性溶剤(例えば、トル
エン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類)中、化合物(VIII)を、
100乃至200℃で、1乃至5時間処理することによ
って行なわれる。
【0105】D法第9工程は、一般式(X)を有するメ
ルカプト体を製造する工程で、不活性溶剤(例えば、含
水酢酸のような含水有機カルボン酸類等中、水銀塩(例
えば、トリフルオロ酢酸第二水銀塩、酢酸第二水銀塩
等)と、0乃至50℃で、30分間乃至2時間反応さ
せ、水銀塩とした後、不活性溶剤(例えば、テトラヒド
ロフランのようなエーテル類、メタノールのようなアル
コール類又はそれらの混合溶剤など)中、硫化水素又は
その前駆体(例えば、硫化ナトリウム−塩酸等)と、0
乃至50℃で、10分間乃至1時間反応させることによ
って行なわれる。
【0106】また、前段の反応では、必要に応じて、ア
ニソールのようなカチオン安定剤を共存させることもで
きる。
【0107】D法第10工程、一般式(XI)を有する
化合物を製造する工程で、化合物(X)を、不活性溶剤
(例えば、ジメチルホルムアミドのようなアミド類、テ
トラヒドロフランのようなエーテル類等)中、塩基(例
えば、水素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化
物、カリウムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アル
コキシド、トリエチルアミンのような有機アミン等)の
存在下、一般式 R1 −X’ (XX) (式中R1 及びX’は、前述したものと同意義を示
す。) を有する化合物と、0℃乃至50℃で、2時間乃至10
時間反応させることによって行われる。また、化合物
(XX)において、R1 がトリフルオロメチル基である
化合物との反応は、不活性溶剤(例えば、液体アンモニ
ア、少量のアンモニアを含むジメチルホルムアミド類の
ようなアミド類等)中、紫外線(例えば、低圧水銀ラン
プによる紫外線等)を照射しながら、−78℃乃至+2
0℃で、1時間乃至10時間反応を行うことによって達
成される。
【0108】D法第11工程は、化合物(IV)を製造
する工程で、化合物(XI)を、不活性溶剤(例えば、
メチレンクロリド、ジクロロエタンのようなハロゲン化
炭化水素類等)中、酸化剤(例えば、m−クロロ過安息
香酸、過酢酸、過酸化水素のような過酸化物)と、0℃
乃至50℃で、30分間乃至3時間反応させることによ
って行われる。本反応において、酸化剤の量を、化合物
(XI)に対して、約3当量以上使用することによっ
て、目的化合物(IV)が製造される。
【0109】D法は第12工程は、化合物(II)を製
造する工程で、化合物(IV)を含水アンモニア又はア
ンモニアのエタノール溶液と、0℃乃至50℃で、10
時間乃至5日間反応させることによって行われる。
【0110】E法は、D法第10工程で得られる化合物
(XI)を別途に製造する方法である。
【0111】E法第13工程は、一般式(XII)を有
するスルフィド体を製造する工程で、化合物(VI)を
化合物(XX)と、前記D法第10工程の反応と同様に
反応させることによって行われる。
【0112】E法第14工程は、一般式(XIII)を
有する化合物を製造する工程で、化合物(XII)を化
合物(XIX)と、前記D法第7工程の反応と同様に反
応させることによって行われる。
【0113】E法第15工程は、化合物(XI)を製造
する工程で、化合物(XIII)を前記D法第8工程と
同様に反応させることによって行われる。
【0114】F法は、化合物(IV)を別途に製造する
方法である。
【0115】F法第16工程は、一般式(XV)を有す
る化合物を製造する工程で、一般式(XIV)を有する
化合物を、不活性溶剤(例えば、ジクロロメタンのよう
なハロゲン化炭化水素類、ニトロメタン、ニトロベンゼ
ンのようなニトロ化炭化水素類等)中、ルイス酸(例え
ば、酸化アルミニウム、塩化第2鉄等)の存在下、一般
式 R1 SO2 −X’ (XXI) (式中、R1 及びX’は、前述したものと同意義を示
す。) を有する化合物と、0℃乃至50℃で、30分間乃至2
4時間反応させることによって行われる。
【0116】F法第17工程は、一般式(XVI)を有
する化合物を製造する工程で、化合物(XV)を、不活
性溶剤(例えば、メタノール、含水エタノール、エーテ
ル、テトラヒドロフラン等)中、還元剤(例えば、水素
化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム等)
と、0乃至40℃で、0.5時間乃至3時間反応させる
ことによって行われる。
【0117】F法第18工程は、一般式(XVII)を
有する化合物を製造する工程で、化合物(XVI)を、
不活性溶剤(例えば、ピリジン、ベンゼン等)中、脱水
剤(例えばピリジン−オキシ塩化リン、ピリジン−塩化
チオニル、p−トルエンスルホン酸等)と、−10℃乃
至150℃で、0.5時間乃至3時間反応させることに
よって行われる。
【0118】F法第19工程は、化合物(IV)を製造
する工程で、化合物(XVII)を前記D法第11工程
と同様に反応させ、酸化することによって行われる。
【0119】各反応終了後、各反応の目的化合物は、常
法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応混
合物から溶剤を留去することあるいは、反応混合物を水
にあけ、水不混和性有機溶剤で抽出し、乾燥した後、溶
剤を留去することによって得ることができる。更に、必
要に応じて、常法、例えば、カラムクロマトグラフィー
法、再結晶法等により精製することもできる。
【0120】
【発明の効果】本発明の前記一般式(I)を有する化合
物は、以下の試験例に示すようにすぐれた血管弛緩作用
を有し、 (1)高血圧、うっ血性心臓不全、狭心症 (2)可逆性気道の閉塞症、喘息 (3)消化性潰瘍、及び (4)局部的脱毛症、及び (5)排尿障害 特に(1)の疾患の治療、予防薬として極めて有用であ
る。
【0121】試験例1血管弛緩作用 ラットを放血致死後、すばやく胸部大動脈を摘出し、結
合組織や脂肪組織を取り除いた後、ラセン標本を作製し
て、マグヌス管に懸垂した。標本が安定した後、フェニ
レンフィリン(1×10-6M)で収縮させ、定常状態に
達した後、試験化合物を累積投与し、弛緩反応を観察し
た。弛緩反応が最大に達した後、パパベリン10-4Mを
投与して、その弛緩反応を100%として、各用量(mo
l/1)の弛緩値(%)を測定し、30%弛緩値を示す試験
化合物濃度(IC30 mol/1) を求めた。
【0122】各試験について、クロマカリン[(±)−
6−シアン−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−ト
ランス−4−(2−オキソ−1−ピロリジニル)−2H
−ベンゾピラン−3−オール]を標準サンプルとして用
い、それとの相対活性を表1に示した。
【0123】 表1 血管弛緩作用 ────────────────────── 試験化合物 相対活性 ────────────────────── 実施例1の化合物 17 実施例6の化合物 61 実施例12の化合物 48 実施例13の化合物 64 クロマカリン 1 化合物B 9.6 ────────────────────── 又、化合物(I)は、自然発生高血圧ラットを用いたin
vivo の経口投与降圧作用試験において、強い降圧作用
とともに、すぐれた持続性を示した。
【0124】化合物(1)およびその薬理上許容される
塩類を高血圧等の治療、予防剤として用いる場合、それ
自体あるいは適宜の薬理学的に許容される担体、賦形
剤、希釈剤等と混合し、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル
剤、注射剤、吸入剤等の医薬組成物として経口的または
非経口的に投与することができる。投与量は対象疾患の
状態、投与方法により異なるが、経口投与では通常1回
量0.1 〜500mg、とりわけ約0.2 〜100mg程度が、
静脈内投与では1回量約0.02〜100mg、とりわけ約0.
1 〜30mg程度が好ましく、これらの薬用量を症状に応
じて1日1回乃至2回投与するのが望ましい。
【0125】以下に実施例、参考例を示して本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定さ
れるものではない。
【0126】
【実施例】
(実施例1)トランス−3,4−ジヒドロ−4−(1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−1−ピリジル)−2,2−ジメチル−6
−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−ベンゾピ
ラン−3−オール 3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−ベ
ンゾピラン(1.00g)の無水テトラヒドロフラン(以下
THFという。)溶液(1.2 ml)に2−トリメチルシリ
ルオキシピリジン(1.63g)を加えた。氷冷して、窒素
気流下、テトラブチルアンモニウムフルオライド(2.54
g)の無水THF溶液を注射器を用い加え、室温で72
時間攪拌した後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。水、5%塩酸、重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、酢酸エチ
ル−シクロヘキサン(2:1)で溶出される分画より5
03mgの標記化合物を約1:1の回転異性体混合物とし
て得た。
【0127】融点 219〜220℃ NMR スペクトル(DMSO-d6) δ:1.24(3/2H,s),1.32(3/2H,
s),1.47(3/2H,s),1.52(3/2H,s),4.02-4.13(1/2H,m),4.3
8-4.47(1/2H,m),5.07(1/2H,d,J=10Hz),5.95(1H,d,J=6H
z),6.55(1/2H,d,J=10Hz),6.1-6.4(2H,m),7.0-7.9(5H,m) IRスペクトル(KBrνmax cm-1):3270,1663,1580 (実施例2)トランス−3,4−ジヒドロ−4−(1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−1−ピリジル)−2,2−ジメチル−6
−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−ベンゾピ
ラン−3−オール 水素化ナトリウム(48mg、55%ミネラルオイル分散
物)の無水ジメチルスルホキサイド懸濁液に2−ヒドロ
キシピリジン(105mg)を加え,室温で、15分間攪
拌した。窒素気流下、室温にて3,4−エポキシ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−トリフルオロメ
チルスルホニル−2H−1−ベンゾピラン(309mg)
を加え、24時間室温で攪拌した後、水にあけ、酢酸エ
チルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーを用い、精製し、酢酸
エチル−シクロヘキサン(3:1)で溶出される分画よ
り95mgの標記化合物を得た。
【0128】本化合物のNMRスペクトル及びIRスペ
クトルは、実施例1のそれらと一致した。
【0129】(実施例3)2,2−ジメチル−4−(1−オキソイソインドリン−
2−イル)−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H
−1−ベンゾピラン 参考例13で得たトランス−3,4−ジヒドロ−2,2
−ジメチル−4−(1−オキソイソインドリン−2−イ
ル)−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−
ベンゾピラン−3−オール(200mg)のジオキサン溶
液(6ml)にソーダタルク(Merck Art 1567, 200mg)を
加え、140℃の油浴中、30分間加熱攪拌した。冷却
した後、不溶物を濾去し、溶媒を留去した。残渣を塩化
メチレン(20ml)に溶かして、水、飽和食塩水で洗浄
した。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。得
られた油状物を酢酸エチルから再結晶して、標記化合物
(81mg)を得た。
【0130】融点 110〜115℃ NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.61(6H,s),4.65(2H,s),5.8
9(1H,s),7.07(1H,d,J=8Hz),7.5-7.7(4H,m),7.82(1H,d-
d,J=2,8Hz),7.94(1H,d,J=8Hz) IRスペクトル(KBrνmax cm-1):1690 マススペクトル(m/e):423(M+) (実施例4)トランス−6−ヘプタフルオロプロピルスルホニル−
3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1−オキ
ソイソインドリン−2−イル)−2H−1−ベンゾピラ
ン−3−オール トランス−4−アミノ−6−ヘプタフルオロプロピルス
ルホニル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H
−1−ベンゾピラン−3−オール(400mg)、2−ホ
ルミル安息香酸メチル(156mg)、水素化シアン硼素
ナトリウム(65mg)及び塩化亜鉛(142mg)を用
い、参考例13と同様に反応して、356mgの標記化合
物を得た。
【0131】融点 241〜249℃ NMR スペクトル(DMSO-d6) δ:1.32(3H,s),1.54(3H,s),
3.9-4.2(2H,m),4.59(1H,d,J=17Hz),5.32(1H,bs),5.98(1
H,d,J=6Hz),7.24(1H,d,J=9Hz),7.37(1H,bs),7.5-7.7(3
H,m),7.80(1H,d,J=7Hz),7.89(1H,d-d,J=2,9Hz) IRスペクトル(KBrνmax cm-1):3478,1667 マススペクトル(m/e):541(M+) (実施例5)6−ヘプタフルオロプロピルスルホニル−2,2−ジメ
チル−4−(1−オキソイソインドリン−2−イル)−
2H−1−ベンゾピラン トランス−6−ヘプタフルオロプロピルスルホニル−
3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1−オキ
ソイソインドリン−2−イル)−2H−1−ベンゾピラ
ン−3−オール(100mg)及びソーダタルク(100
mg)を用いて、実施例3と同様に反応して、30mgの標
記化合物を得た。
【0132】融点 164〜166℃ NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.61(6H,s),4.64(2H,s),5.8
9(1H,s),7.07(1H,d,J=9Hz),7.5-7.7(4H,m),7.82(1H,d-
d,J=2,9Hz),7.95(1H,d,J=7Hz) IRスペクトル(KBrνmax cm-1):1686 マススペクトル(m/e):523(M+) (実施例6)4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル)
−2,2−ジメチル−6−トリフルオロメチルスルホニ
ル−2H−1−ベンゾピラン 実施例1で得たトランス−3,4−ジヒドロ−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル)−
2,2−ジメチル−6−トリフルオロメチルスルホニル
−2H−1−ベンゾピラン−3−オール(406mg)と
ソーダタルク(MerckArt 1657, 406mg)を用い、実施例
3と同様の反応を行うことにより、124mgの標記化合
物を得た。
【0133】融点 214〜215℃ NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.60(3H,s),1.67(3H,s),5.8
6(1H,s),6.28(1H,d-t,J=1,7Hz),6.66(1H,d,J=9Hz),7.06
(1H,d,J=9Hz),7.15(1H,d-d,J=2,7Hz),7.27(1H,d,J=2H
z),7.46(1H,m),7.82(1H,d-d,J=2,9Hz) マススペクトル(m/e):385(M+) (実施例7)トランス−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1−オキソイソインドリン−2−イル)−6−トリフ
ルオロメチルスルホニル−2H−1−ベンゾピラン−3
−イルナイトラート トランス−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1−オキソイソインドリン−2−イル)−6−トリフ
ルオロメチルスルホニル−2H−1−ベンゾピラン−3
−オール(参考例13の化合物、300mg)を塩化メチ
レン(5ml)に溶解し、ニトロニウムテトラフルオロボ
ーレート(116mg)を加え、室温で1.5 時間攪拌し
た。反応液に水(20ml)と塩化メチレン(15ml)を
加え抽出した後、抽出液を水および飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−シクロ
ヘキサン=1:4)を用い精製し、88mgの標記化合物
を結晶として得た。
【0134】融点 189.5 〜190℃ NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.48(3H,s),1.61(3H,s),4.0
6(1H,d,J=17Hz),4.33(1H,d,J=17Hz),5.54(1H,d,J=10H
z),5.92(1H,d,J=10Hz),7.17(1H,d,J=9Hz),7.4-7.6(4H,
m),7.8-8.0(2H,m) マススペクトル(m/e):440(M+-NO2),423(M+-HNO3) (実施例8)トランス−3,4−ジヒドロ−4−(1,2−ジヒドロ
−3−メチル−2−オキソ−1−ピリジル)−2,2−
ジメチル−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−
1−ベンゾピラン−3−オール 3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−ベ
ンゾピラン(200mg)の無水テトラヒドロフラン溶液
(0.2ml )に2−トリメチルシリルオキシピリジン(4
41mg)を加えた。氷冷、窒素気流下、テトラブチルア
ンモニウムフルオライド(509mg)の無水THF溶液
を加え、室温で5日間撹拌後、実施例1と同様に処理
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用い精製
し、酢酸エチル−シクロヘキサン(1:2)で溶出され
る分画より135mgの標記化合物を得た。
【0135】融点215−216℃ NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.41(3H,s),1.58(3H,s),1.
0-2,2(1H,br),2.24(3H,s),3.88(1H,d,J=10Hz),6.19(1H,
t,J=7Hz),6.48(1H,d,J=10Hz),6.71(1H,d,J=7Hz),7.14(1
H,d,J=9Hz),7.28(1H,d,J=7Hz),7.46(1H,bs),7.87(1H,d-
d,J=2,9Hz) IRスペクトル(νmax kBrcm-1) :3324,1652,1590,1361 マススペクトル(m/e) :418(M++1) (実施例9)トランス−3,4−ジヒドロ−4−(1,2−ジヒドロ
−3−メトキシ−2−オキソ−1−ピリジル)−2,2
−ジメチル−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H
−1−ベンゾピラン−3−オール 水素化ナトリウム(38mg,55%ミネラルオイル分散
物)のジメチルスルホキサイド懸濁液(3ml)に3−メ
トキシ−2−(1H)−ピリドン(98mg)を加え、室
温で0.5 時間撹拌した。窒素気流下、室温にて3,4−
エポキシ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−
トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−ベンゾピラ
ン(200mg)のジメチルスルホキサイド溶液(1.5 m
l)を加え、4日間室温で撹拌した後、実施例2と同様
な方法で処理した。シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーを用い精製し、酢酸エチル−シクロヘキサン(1:
2)で溶出される分画より16mgの標記化合物を得た。
【0136】融点223−225℃ NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.42(3H,s),1.58(3H,s),3.
75(1H,d,J=5Hz),3.88(1H,d-d,J=5.10Hz),3.90(3H,s),6.
20(1H,t,J=7Hz),6.43(1H,d-d,J=1.5,7Hz),6.50(1H,d,J=
10Hz),6.69(1H,d-d,J=1.5,7Hz),7.13(1H,d,J=9Hz),7.45
(1H,bs),7.86(1H,d-d,J=2.9Hz) IRスペクトル(νmax kBrcm-1) :3312,1655,1603,1371 マススペクトル(m/e) :433(M+) (実施例10)トランス−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(6−ニトロ−1−オキソイソインドリン−2−イル)
−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−ベン
ゾピラン−3−オール トランス−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1
−ベンゾピラン−3−オール(0.326 g)と2−ホルミ
ル−5−ニトロ安息香酸メチル(0.224 g)のn−プロ
パノール溶液(3.3 ml)に塩化亜鉛(0.164 g)と水素
化シアノ硼素ナトリウム(0.075 g)のn−プロパノー
ル溶液(3.3 ml)を加え、140℃の油浴中、1.5 時間
加熱し、反応溶液を還流させた。酢酸エチル(150m
l)で反応液を希釈し、1N塩酸、水、飽和重曹水、飽
和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去
した。残渣を酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶し
て、0.424 gの標記化合物を得た。
【0137】融点264−266℃ NMR スペクトル(DMSO-d6) δ:1.34(3H,s),1.54(3H,s),
3.86-4.24(1H,m),4.26(1H,d,J=20Hz),4.84(1H,d,J=20H
z),5.38(1H,d,J=10Hz),5.86-6,16(1H,m),7.14(1H,d,J=1
0Hz),7.46-7,60(1H,m),7.80-8.14(2H,m),8,44-8.74(2H,
m) IRスペクトル(νmax kBrcm-1) :3300,1680 マススペクトル(m/e) :487(M++1) 元素分析(%)C20H17F3N2O7S として 計算値:C,49.38 ;H,3.52;N,5.76;F,11.72 ;S,6.59 実測値:C,49.78 ;H,3.84;N,5.38;F,11.69 ;S,6.74 (実施例11)トランス−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(7−ニトロ−1−オキソイソインドリン−2−イル)
−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−ベン
ゾピラン−3−オール トランス−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1
−ベンゾピラン−3−オール(0.326 g)と2−ホルミ
ル−6−ニトロ安息香酸メチル(0.224 g)、塩化亜鉛
(0.164 g)と水素化シアノ硼素ナトリウム(0.075
g)を用い、実施例10と同様に反応、処理を行い、0.
391 gの標記化合物を得た。
【0138】融点283−284℃ NMR スペクトル(DMSO-d6) δ:1.34(3H,s),1.54(3H,s),
3.46(1H,bs),4.02(1H,d,J=10Hz),4.22(1H,d,J=18Hz),4.
76(1H,d,J=18Hz),5.34(1H,d,J=10Hz),7.29(1H,d,J=8H
z),7.46-7,62(1H,m),7.76-8.02(4H,m) IRスペクトル(νmax kBrcm-1) :3440,1670 マススペクトル(m/e) :486(M+) 元素分析(%)C20H17F3N2O7S として 計算値:C,49.39 ;H,3.52;N,5.76;F,11.72 ;S,6.59 実測値:C,49.43 ;H,3.50;N,5.78;F,11.59 ;S,6.58 (実施例12)トランス−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(4−ニトロ−1−オキソイソインドリン−2−イル)
−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−ベン
ゾピラン−3−オール 2−ブロモメチル−3−ニトロ安息香酸エチル(0.367
g)のジメチルホルムアミド溶液(7.4 ml)にトランス
−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−
6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1ベンゾピ
ラン−3−オール(0.362 g)とトリエチルアミン(0.
30ml)を加え、窒素気流下、100℃で1時間撹拌し、
更に溶媒還流下(152℃)、1時間撹拌した。希塩酸
の中に反応液を加え、酢酸エチルで抽出し、水、飽和重
曹水、飽和食塩水で洗浄、芒硝で乾燥した。残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィーで精製し、酢酸エチル−シク
ロヘキサン−THF(1:1:1)で溶出される分画か
ら得た生成物をさらにTHF−n−ヘキサンから再結晶
することにより、0.295 gの標記化合物を得た。
【0139】融点292−295℃ NMR スペクトル(DMSO-d6) δ:1.34(3H,s),1.54(3H,s),
4.14(1H,dd,J=6,10Hz),4.58(1H,d,J=18Hz),5.18(1H,d,J
=18Hz),5.38(1H,d,J=10Hz),5.92(1H,d,J=6Hz),7.22(1H,
d,J=8Hz),7.48-7.64(1H,m),7.74-8.06(2H,m),8,28(1H,
d,J=8Hz),8.54(1H,dd,J=2,8Hz) IRスペクトル(νmax kBrcm-1) :3460,1676 マススペクトル(m/e) :468(M+-18) 元素分析(%)C20H17F3N2O7S として 計算値:C,49.39 ;H,3.52;N,5.76;F,11.72 ;S,6.59 実測値:C,49.49 ;H,3.69;N,5.72;F,11.69 ;S,6.58 (実施例13)トランス−4−(4−フルオロ−1−オキソイソインド
リン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−オール 2−ブロモメチル−3−フルオロ安息香酸メチル(0.27
2 g)、トランス−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−
2,2−ジメチル−6−トリフルオロメチルスルホニル
−2H−1−ベンゾピラン−3−オール(0.326 g)、
トリエチルアミン(0.15ml)を用い、実施例12と同様
の反応、処理を行った。シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーを用いる精製で、シクロヘキサン−酢酸エチル
(1:1)で溶出される分画の生成物を、酢酸エチル−
n−ヘキサンから再結晶を行い、0.294 gの標記化合物
を得た。
【0140】融点259−261℃ NMR スペクトル(DMSO-d6) δ:1.34(3H,s),1.54(3H,s),
4.08(1H,d,J=10Hz),4.16(1H,d,J=18Hz),4.76(1H,d,J=18
Hz),5.36(1H,d,J=10Hz),5.90(1H,bs),7.20(1H,d,J=8H
z),7.36-8.02(5H,m) IRスペクトル(νmax kBrcm-1) :3460,1670 マススペクトル(m/e) :460(M+1) 元素分析(%)C20H17F4NO5Sとして 計算値:C,52.29 ;H,3.73;N,3.05;F,16.54 ;S,6.98 実測値:C,52.29 ;H,3.88;N,3.05;F,16.81 ;S,7.30 (参考例1)4−ヘプタフルオロプロピルチオフェノール 水素化ナトリウム(55%ミネラルオイル分散物2.40
g)のジメチルホルムアミド懸濁液(64ml)に窒素気
流中、氷冷下、4−ヒドロキシチオフェノール(3.1
6g)を加え15分間攪拌後、ヘプタフルオロプロピル
−1−ヨーダイド(3.6 ml)を加え、室温で5時間攪拌
した。反応混合物を希塩酸中にあけ、酢酸エチルで抽出
し、抽出液を水、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄した
後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶剤:シクロヘキサン/酢酸エチル=
1/1)で精製し、3.40gの標記化合物を得た。 NMR スペクトル(CDCl3) δ:5.87(1H,bs),6.85(2H,d,J=9
Hz),7.52(2H,d,J=9Hz)マススペクトル(m/e):294(M+) 。
【0141】(参考例2)6−ヘプタフルオロプロピルチオ−2,2−ジメチル−
2H−1−ベンゾピラン 苛性ソーダ(0.72g)の水溶液(10.8ml)に、参考例1
で得たフェノール体(3.40g)のジオキサン(11ml)
溶液、3−クロロ−3−メチル−1−ブチン(1.85g)
及び40%水酸化トリメチルベンジルアンモニウム水溶
液(2.50g)を加え、15時間還流させた。反応混合物
を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、抽出液を希水酸化ナ
トリウム水溶液、水、希塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄
し、芒硝上で乾燥した。溶媒を留去し、3.81gの油状物
を得た。これをジクロロベンゼン(16ml)に溶解し、
窒素気流中、2時間還流した。溶媒を留去後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶剤:シクロ
ヘキサン)で精製し、1.67gの標記化合物を得た。 NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.42(6H,s),5.64(1H,d,J=10
Hz),6.30(1H,d,J=10Hz) 7.20-7.46(2H,m),6.78(1H,d,J=
9Hz)。
【0142】(参考例3)3,4−エポキシ−6−ヘプタフルオロプロピルスルホ
ニル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1
−ベンゾピラン 6−ヘプタフルオロプロピルチオ−2,2−ジメチル−
2H−1−ベンゾピラン(1.65g)の塩化メチレン(3
3ml)溶液に氷冷下、85%m−クロロ過安息香(2.79
g)を加え、室温で1.5 時間攪拌した。反応混合物を酢
酸エチルで希釈し、1規定苛性ソーダ水溶液、水及び飽
和食塩水で順次洗浄し、芒硝で乾燥した。溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶剤:シクロヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製
し、標記化合物1.21gを得た。 NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.32(3H,s),1.60(3H,s),3.6
6(1H,d,J=4Hz),3.98(1H,d,J=4Hz),7.00(1H,d,J=8Hz),7.
90(1H,d-d,J=8,2Hz),8.05(1H,d,J=2Hz) IRスペクトル(KBrνmax cm-1):1330,1100 マススペクトル(m/e):408(M+) 。
【0143】(参考例4)トランス−4−アミノ−6−ヘプタフルオロプロピルス
ルホニル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H
−1−ベンゾピラン−3−オール 3,4−エポキシ−6−ヘプタフルオロプロピルスルホ
ニル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1
−ベンゾピラン−3−オール(1.086 g)のエタノール
(30ml)溶液に28%アンモニア水(30ml)を加
え、室温で3日間放置した。反応混合物を水にあけ、塩
化メチレンで抽出し、抽出液を水洗し、芒硝で乾燥し
た。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶剤:シクロヘキサン/酢酸エチル=1
/1)で精製し、更に酢酸エチル−へキサンで再結晶し
て、標記化合物(0.796 g) を得た。 融点 176〜177℃ NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.26(3H,s),1.54(3H,s),1.8
0-2.50(3H,m),3.34(1H,d,J=10Hz),3.74(1H,d,J=10Hz),
6.98(1H,d,J=8Hz),7.80(1H,d-d,J=8,2Hz),8.12(1H,d,J=
2Hz) IRスペクトル(KBrνmax cm-1):3140 マススペクトル(m/e):426(M++1) 元素分析(%) C14H14F7NO4Sとして 計算値:C,39.54;H,3.32;N,3.29;F,31.27,S,7.54 実測値:C,39.85;H,3.51;N,3.26;F,31.23,S,7.33。
【0144】(参考例5)6−(4−メトキシベンジルチオ)−2,2−ジメチル
−2H−1−ベンゾピラン 55%水素化ナトリウム−ミネラルオイル分散物(38.4
0 g)のジメチルホルムアミド(380ml)懸濁液に、
氷冷下、窒素気流中、p−ヒドロキシチオフェノール
(50.47 g)のテトラヒドロフラン溶液(250ml)を
加え、0.5 時間撹拌し、次いでp−メトキシベンジルク
ロライド(54.2ml)のテトラヒドロフラン(120ml)
溶液を滴下し、1時間撹拌した。反応混合物に氷冷下で
酢酸を加え、中和した後、水中にあけ、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を水と食塩水で洗浄し、芒硝で乾燥した
後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶剤:シクロヘキサン/テトラヒドロ
フラン=1/3)で精製し、さらにテトラヒドロフラン
−ヘキサンから再結晶を行い、88.99 gの4−(4−メ
トキシベンジルチオ)フェノールを得た(IRスペクト
ル(νmax cm-1)3380,1450,1250)。これをメチルエチ
ルケトン( 900m1)に溶かし、3−クロロ−3−メチル
−1−ブチン(73.84 g)のメタノール溶液(225m
l)、沃化カリウム(11.95 g)及び炭酸カリウム(99.
50 g)を加え、窒素気流中、40時間還流させた。反
応混合物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩
水で洗浄し、芒酸で乾燥した後、溶剤を留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶剤:シ
クロヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製し、67.68
gの油状のエーテル体を得た。これをo−ジクロロベン
ゼン(340ml)に溶かし、窒素気流中2時間加熱還流
した。反応混合物から、溶媒を留去して得た残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶剤:シクロヘ
キサン/酢酸エチル=20/1)で精製し、更にヘキサ
ンから再結晶を行い、標記化合物48.74 gを結晶として
得た。 融点 58〜59℃ NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.38(6H,s),3.72(3H,s),3.
90(2H,s),5.56(1H,d,J=10Hz),6.22(1H,d,J=10Hz),6.58-
7.28(7H,m) マススペクトル(m/e) ;312(M+) 元素分析(%) C19H20O2S として 計算値:C,73.04,H,6.45;S,10.26 実測値:C,73.33,H,6.49;S,10.39。
【0145】(参考例6)6−メルカプト−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾ
ピラン 6−(4−メトキシベンジルチオ)−2,2−ジメチル
−2H−1−ベンゾピラン(0.313 g)を80%酢酸
(12ml)に加熱溶解させ、アニソール(0.12ml)とト
リフルオロ酢酸第2水銀(0.512 g)を加え、40℃で
1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、抽
出液を水、重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、芒硝で乾燥
した後、溶剤を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶剤:シクロヘキサン/酢酸エチ
ル=5/1)で精製し、さらにヘキサン−酢酸エチルを
用い再沈殿を行い、標記化合物の水銀塩0.283 gを結晶
として得た。 NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.40(6H,s),5.58(1H,d,J=1
0Hz),6.20(1H,d,J=10Hz),6.60(1H,d,J=8Hz),7.02-7.28
(2H,m) マススペクトル(m/e) ;584(M++1) 次いで上記の水銀酸(2.33g)をテトラヒドロフラン
(46ml)とメタノール(46ml)の溶液に溶かし、硫
化ナトリウム・9水和物(4.80g)の水溶液(48ml)
を滴下し、さらに氷冷下、濃塩酸(4.0ml )を加え、室
温で0.5 時間撹拌した。反応混合物中の不溶物を活性炭
を用いて濾去し、濾液を酢酸エチルで抽出した。抽出液
を水、重曹水及び飽和食塩水て洗浄し、芒硝で乾燥した
後、溶媒を留去し、1.47gの油状の標記化合物を得た。 NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.42(6H,s),3.28(1H,s),5.
58(1H,d,J=10Hz),6.22(1H,d,J=10Hz),6.64(1H,d-d,J=8,
2Hz),6.92-7.30(2H,m) マススペクトル(m/e) ;192(M+) 。
【0146】(参考例7)2,2−ジメチル−6−トリフルオロメチルチオ−2H
−1−ベンゾピラン 窒素気流中、−60℃にて液体アンモニア(30ml)中
に6−メルカプト−2,2−ジメチル−2H−1−ベン
ゾピラン(1.45g)を懸濁させ、トリフルオロメチルヨ
ーダイド(8.23g)を加え、まず−65℃で2時間、さ
らに−25℃で2時間低圧水銀ランプを照射した。反応
混合物を酢酸エチルで希釈し、希塩酸、水、重曹水及び
飽和食塩水で順次洗浄し、芒硝で乾燥後溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶剤:シクロヘキサン/クロロホルム/酢酸エチル=2
0/2/1)で精製し、1.17gの油状の標記化合物を得
た。 NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.46(6H,s),5.62(1H,d,J=1
0Hz),6.28(1H,d,J=10Hz),6.76(1H,d,J=8Hz),7.20-7.46
(2H,m) マススペクトル(m/e) ;260(M+) 。
【0147】(参考例8)3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1−ベ
ンゾピラン 参考例3と同様にして2,2−ジメチル−6−トリフル
オロメチルチオ−2H−1−ベンゾピラン(1.15g)と
70%メタクロロ過安息香酸(4.59g)を用いて反応を
行い、0.74gの標記化合物を油状物として得た。 NMR スペクトル(CDC13) δ:1.32(3H,s),1.60(3H,s),3.5
6(1H,d,J=4Hz),4.00(1H,d,J=4Hz),7.02(1H,d,J=8,2Hz),
7.92(1H,dd,J=8.2Hz),8.06(1H,d,J=2Hz) マススペクトル(m/e):308(M+) 。
【0148】(参考例9)トランス−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1
−ベンゾビラン−3−オール・塩酸塩 参考例4と同様に、3,4−エポキシ−3,4−ジヒド
ロ−2,2−ジメチル−6−トリフルオロメチルスルホ
ニル−2H−1−ベンゾピラン(0.68g)と28%アン
モニア水を用いて反応を行い、0.55gの標記化合物を結
晶として得た。 融点 256〜259℃ NMR スペクトル(DMSO-d6) δ:1.22(3H,s),1.50(3H,s),
3.78(1H,d,J=10Hz),4.16-5.26(2H,m),7.20(1H,d,J=8H
z),7.98(1H,d-d,J=8,2Hz),8.26(1H,d,J=2Hz),9.04(3H,b
s) IRスペクトル(KBRνmax cm-1):3330,1360 マススペクトル(m/e):326(M++1) 元素分析(%) C12H15ClF3NO4Sとして 計算値:C,39.84;H,4.18;N,3.87,Cl,9.80;F,15.75;S,8.8
6 実測値:C,40.05;H,4.41:N,3.89 Cl,9.98;F,15.76;S,8.79 。
【0149】(参考例10)2,2−ジメチル−6−ペンタフルオロエチルチオ−2
H−1−ベンゾピラン 水素化ナトリウム(55%ミネラルオイル分散物、0.36
6 g)のジメチルホルムアミド懸濁液(15ml)を氷冷
し、窒素気流下、参考例6で得たチオール化合物(1.46
3 g)のジメチルホルムアミド溶液(15ml)を滴下し
た。15分間撹拌した後、ペルフルオロエチルヨーダイド
(5.53g)を加え、氷冷下で1時間、さらに室温で2時
間撹拌した。反応液を希塩酸(150ml )の中にあけ酢酸
エチルで抽出し、水、重曹水及び飽和食塩水で順次洗浄
し、芒硝で乾燥した。溶媒を留去した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:シクロヘキ
サン/酢酸エチル=20/1)で精製して、標記化合物
1.935gを油状物として得た。 NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.40(6H,s),5.64(1H,d,J=10
Hz),6.30(1H,d,J=10Hz),6.78(1H,d,J=8Hz),7.24(1H,d,J
=2Hz),7.38(1H,d-d,J=8,2Hz) マススペクトル(m/e):310(M+) 。
【0150】(参考例11)3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−6−ペンタフルオロエチルスルホニル−2H−1−
ベンゾピラン 参考例10で得た化合物(1.87g)とm−クロロ過安息香
酸(5.35g)を用い、参考例3と同様の反応を行い、標記
化合物(1.70g)を油状物として得た。 NMR スペクトル(CDCl3) δ:1.34(3H,s),1.62(3H,s),3.5
6(1H,d,J=4Hz),4.00(1H,d,J=4Hz),7.02(1H,d,J=8Hz),8.
92(1H,d-d,J=8,2Hz),9.06(1H,d,J=2Hz) マススペクトル(m/e):358(M+) 。
【0151】(参考例12)トランス−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−6−ペンタフルオロエチル−2H−1−ベンゾ
ビラン−3−オール・塩酸塩 参考例4と同様にして、3,4−エポキシ−3,4−ジ
ヒドロ−2,2−ジメチル−6−ペンタフルオロチルス
ルホニル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール(参考
例11の化合物:0.247g)とアンモニア水を反応させ、
標記化合物0.245gを結晶として得た。 融点 250〜252℃ NMR スペクトル(DMSO-d6) δ:1.28(3H,s),1.48(3H,s),
3.62-3.92(1H,m),4.36(1H,d,J=10Hz),6.46-6.70(1H,m),
7.20(1H,d,J=8Hz),7.94(1H,d-d,J=8,2Hz),8.58(1H,d,J=
2Hz),8.98(3H,bs) IRスペクトル(KBr νmaxcm-1 ) :3230,3020,2940,122
0,1120 マススペクトル(m/e):374(M++1) (参考例13)トランス−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1−オキソイソインドリン−2−イル)−6−トリフ
ルオロメチルスルホニル−2H−1−ベンゾピラン−3
−オール トランス−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−6−トリフルオロメチルスルホニル−2H−1
−ベンゾピラン−3−オール(0.40g)と2−ホルミル
安息香酸メチル(0.20g)のメタノール溶液(6ml)
に、塩化亜鉛(0.18g)と水素化シアノ硼素ナトリウム
(0.083 g)のメタノール溶液(3ml)を加え、室温で
1時間攪拌した後、50℃で24時間攪拌した。氷冷下
に飽和重曹水を加え、メタノールを留去した後、更に水
を加え、塩化メチレンで抽出した。抽出液を水、飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去
した。残渣を酢酸エチルから再結晶して、0.34gの標記
化合物を得た。
【0152】融点 279〜281℃ NMR スペクトル(DMSO-d6) δ:1.35(3H,s),1.56(3H,s),
3.98(1H,d-d,J=6,11Hz),4.08(1H,d,J=17Hz),4.60(1H,d,
J=17Hz),5.43(1H,d,J=11Hz),5.89(1H,d,J=6Hz),7.17(1
H,d,J=9Hz),7.4-8.1(6H,m) IRスペクトル(KBrνmax cm-1):3473,1671 マススペクトル(m/e):441(M+) 元素分析(%) C20H18F3NO5Sとして 計算値:C,54.42;H,4.11;N,3.17 実測値:C,54.50;H,4.31;N,2.88
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐田 登志夫 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1 は炭素数1乃至3個のペルフルオロアルキ
    ル基を示し、R2 は式 【化2】 基(式中、R4 は水素原子、炭素数1乃至4個のアルキ
    ル基、炭素数1乃至4個のアルコキシ基、ハロゲン原
    子、トリフルオロメチル基、シアノ基、水酸基又はニト
    ロ基を示す。)又は式 【化3】 基(式中、R5 は水素原子、炭素数1乃至4個のアルキ
    ル基、炭素数1乃至4個のアルコキシ基、ハロゲン原
    子、トリフルオロメチル基、シアノ基又はニトロ基を示
    す。)を示し、 R3 は、点線を含む結合が単結合の場合には、水酸基又
    はニトロオキシ(−O−NO2 )を示し、点線を含む結
    合が二重結合の場合には水素原子を示し、点線を含む結
    合は、単結合又は二重結合を示す。但し、R1 がトリフ
    ルオロメチル基であり、R2 が式 【化4】 であり、点線を含む結合が単結合であり、R3 が水酸基
    であり、R4 が水素原子である化合物を除く。]を有す
    るベンゾピラン体及びその薬理上許容しうる塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182671A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Tokuyama Corp 硝酸エステルの製造方法

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