JPH0696348A - 深夜電力利用自動販売機 - Google Patents

深夜電力利用自動販売機

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JPH0696348A
JPH0696348A JP24037892A JP24037892A JPH0696348A JP H0696348 A JPH0696348 A JP H0696348A JP 24037892 A JP24037892 A JP 24037892A JP 24037892 A JP24037892 A JP 24037892A JP H0696348 A JPH0696348 A JP H0696348A
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vending machine
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力需要の多い時間帯における電力消費量を
低減した深夜電力利用自動販売機を提供すること。 【構成】 電力需要の少ない深夜電力時間帯の電力を活
用すると共に、電力需要の多い時間帯における電力消費
量を低減するように、冷却装置、加熱装置及び庫内空気
の循環ファンを駆動制御して冷却庫及び加温庫内の温度
が所定温度となるように温度制御を行う。例えば、冷却
庫の温度制御では、深夜電力時間帯の庫内基準温度を標
準より低く設定し、正午から夕方にかけての電力需要の
多い時間帯には庫内基準温度を標準よりも高く設定する
と共に、深夜に蓄えられたエネルギーを用いて冷却装置
の運転率を低下させ消費電力量を低減させる。 【効果】 電力需要の多くなる昼間の時間帯における自
動販売機の電力消費量を従来よりも低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、深夜電力を利用した自
動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貯蔵商品を冷却或いは加温して販
売する自動販売機においては、例えばサーモスタット等
の温度検出器によって庫内の温度を検出し、この検出温
度と予め設定された基準庫内温度とを比較して、比較結
果に基づいて冷却装置或いは加熱装置を運転し、庫内を
冷却或いは加温していた。また、庫内の空気を循環させ
る送風器を備え、常時、送風器を駆動して庫内の温度を
均一に保っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、消費生活の水準
も高まり、各地に自動販売機が設置され、消費者は好み
の商品を時間と場所を問わず購入できるようになってい
る。また、缶入り清涼飲料水等においては、前述したよ
うに自動販売機内において冷却或いは加温され、消費者
の好む適温にて販売されている。また、自動販売機は戸
外にも多く設置されているので、自動販売機における電
力消費量も多くなり、自動販売機による総電力消費量
は、原子力発電所一基分とも言われている。
【0004】このため、年々電力需要が高まり、特に夏
季においては各家庭、オフィス、デパート等のほぼ全て
の空調装置及び冷却装置等が運転される時間帯には、消
費電力量が供給最大電力量を越えてしまうことがあり、
この際、一部の地域が停電になることもあった。
【0005】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、電力
需要の多い時間帯における電力消費量を低減した深夜電
力利用自動販売機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、庫内温度が予め設定された
基準庫内温度となるように庫内の温度制御を行い、深夜
電力を用いて前記庫内に貯蔵された商品の冷却を行う深
夜電力利用自動販売機において、深夜電力時間帯の基準
庫内温度を、深夜電力時間帯以外の基準庫内温度よりも
低い所定温度に設定し、該庫内基準温度に基づいて庫内
の温度制御を行う温度制御手段を設けた深夜電力利用自
動販売機を提案する。
【0007】また、請求項2では、庫内温度が予め設定
された基準庫内温度となるように庫内の温度制御を行
い、深夜電力を用いて前記庫内に貯蔵された商品の加熱
を行う深夜電力利用自動販売機において、深夜電力時間
帯の基準庫内温度を、深夜電力時間帯以外の基準庫内温
度よりも高い所定温度に設定し、該庫内基準温度に基づ
いて庫内の温度制御を行う温度制御手段を設けた深夜電
力利用自動販売機を提案する。
【0008】また、請求項3では、請求項1記載の深夜
電力利用自動販売機において、電力需要の多い時間帯を
設定する時間帯設定手段を設けると共に、前記温度制御
手段は、前記時間帯設定手段に設定された時間帯には、
前記基準庫内温度を通常よりも高い所定温度に設定して
庫内温度制御を行う深夜電力利用自動販売機を提案す
る。
【0009】また、請求項4では、請求項2記載の深夜
電力利用自動販売機において、電力需要の多い時間帯を
設定する時間帯設定手段を設けると共に、前記温度制御
手段は、前記時間帯設定手段に設定された時間帯には、
前記基準庫内温度を通常よりも低い所定温度に設定して
庫内温度制御を行う深夜電力利用自動販売機を提案す
る。
【0010】また、請求項5では、請求項3又は4記載
の深夜電力自動販売機において、外気温を検出する外気
温度検出手段と、前記外気温に対する冷却装置或いは加
熱装置の運転率を予め設定した運転制御テーブルを設け
ると共に、前記温度制御手段は、少なくとも前記時間帯
設定手段に設定された時間帯終了後から前記深夜電力時
間帯までの時間帯には、前記運転制御テーブルに基づい
て、前記冷却装置或いは加熱装置を運転する深夜電力利
用自動販売機を提案する。
【0011】さらに、請求項6では、請求項1、2、
3、4又は5記載の深夜電力利用自動販売機において、
庫内の空気を循環させる送風器を備え、前記深夜電力時
間帯には前記送風器を通常運転時よりも大風量運転し、
日中から夜にかけては前記送風器を弱風運転或いは停
止、又は弱風運転と停止を交互に行う送風器駆動制御手
段を設けた深夜電力利用自動販売機を提案する。
【0012】
【作用】本発明の請求項1によれば、温度制御手段によ
って深夜電力時間帯の基準庫内温度が、深夜電力時間帯
以外の基準庫内温度よりも低い所定温度に設定され、深
夜電力時間帯には庫内が通常よりも低温に冷却される。
これにより、庫内の貯蔵商品の温度も通常よりも低温に
冷やされるため、深夜電力時間帯が終了した後に商品が
通常の保存温度に達するまで、深夜電力時間帯に蓄えら
れたエネルギーによって庫内温度及び商品温度の上昇が
抑制される。
【0013】また、請求項2によれば、温度制御手段に
よって深夜電力時間帯の基準庫内温度が、深夜電力時間
帯以外の基準庫内温度よりも高い所定温度に設定され、
深夜電力時間帯には庫内が通常よりも高温に加温され
る。これにより、庫内の貯蔵商品の温度も通常よりも高
温に温められるため、深夜電力時間帯が終了した後に商
品が通常の保存温度に達するまで、深夜電力時間帯に蓄
えられたエネルギーによって庫内温度及び商品温度の低
下が抑制される。
【0014】また、請求項3によれば、時間帯設定手段
によって電力需要の多い時間帯が設定されると共に、該
時間帯設定手段に設定された時間帯には、温度制御手段
によって基準庫内温度が通常よりも高い所定温度に設定
され、この基準庫内温度に基づいて庫内の温度制御が行
われる。これにより、前記電力需要の多い時間帯には冷
却装置の運転率が低下され、深夜電力時間帯において蓄
えられたエネルギーによって庫内温度及び商品温度の上
昇が抑制される。
【0015】また、請求項4によれば、時間帯設定手段
によって電力需要の多い時間帯が設定されると共に、該
時間帯設定手段に設定された時間帯には、温度制御手段
によって基準庫内温度が通常よりも低い所定温度に設定
され、この基準庫内温度に基づいて庫内の温度制御が行
われる。これにより、前記電力需要の多い時間帯には加
熱装置の運転率が低下され、深夜電力時間帯において蓄
えられたエネルギーによって庫内温度及び商品温度の低
下が抑制される。
【0016】また、請求項5によれば、外気温検出手段
によって外気温が検出されると共に、該外気温に対する
冷却装置或いは加熱装置の運転率を予め設定した運転制
御テーブルが設けられる。さらに、前記温度制御手段に
よって、少なくとも前記時間帯設定手段に設定された時
間帯終了後から前記深夜電力時間帯までの時間帯には、
前記運転制御テーブルに基づいて、前記冷却装置或いは
加熱装置が運転される。これにより、外部からの商品補
充時における冷却装置或いは加熱装置の急激な運転率の
上昇が回避される。
【0017】さらに、請求項6によれば、送風器によっ
て庫内の空気が循環され、該送風器は送風器駆動制御手
段によって、前記深夜電力時間帯には通常運転時よりも
大風量運転され、日中から夜にかけては弱風運転或いは
停止、又は弱風運転と停止が交互に行われる。これによ
り、庫内空気の対流によって商品販売時に商品搬出口や
パッキング等から庫内に流入される外部空気の量が低減
される。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例を示す外観斜視図であ
る。図において、1は前面に内扉1a及び外扉1bを備
えた自動販売機本体(以下、本体と称する)で、断熱材
よりなる壁体2で囲まれ、その内部には冷却庫3と加温
庫4が備わり、これら冷却庫3と加温庫4との間は断熱
壁5によって仕切られている。
【0019】冷却庫3及び加温庫4のそれぞれには、複
数のサーペンタインコラム(以下、コラムと称する)6
が上下方向に延設されて商品収容部をなし、例えば缶入
りの清涼飲料水等の商品が積み重ねて収容されている。
各コラム6から送出された商品は多数の通気孔が形成さ
れたデリバリシュータ7によって外扉1bに形成された
商品取出口1cまで搬出される。また、内扉1aには商
品取出口1cに対向して外気流入防止用の搬出扉1dが
設けられている。さらに、冷却庫3及び加温庫4の下部
には機械室8が設けられ、後述する冷却装置、加熱装置
及び制御装置等が配設されている。
【0020】図2は冷却庫3の内部を示す側面断面図、
図3は加温庫4の内部を示す側面断面図、図4は庫内温
度制御に係わる構成を示す回路図である。図において、
11は冷却装置で、コンプレッサ111、コンプレッサ駆
動回路112、四方向切換え弁113、庫内熱交換器114、膨
張弁115、庫外熱交換器116、庫外熱交換器116を冷却す
るファン117及びファン117を駆動するファン駆動回路11
8から構成され、これらは周知のようにパイプによって
連結され冷凍回路が形成されている。また、庫内熱交換
器114は冷却庫3のデリバリシュータ7の下部に配置さ
れ、これ以外は機械室8内に配置されている。
【0021】12は加熱装置で、ヒータ121及びヒータ
駆動回路122によって構成され、ヒータ121は加温庫4内
のデリバリシュータ7の下部に配置され、ヒータ駆動回
路122は機械室8内に配置されている。
【0022】13a,13bは循環ファンで、一方の循
環ファン13aは冷却庫3内に配置され、他方の循環フ
ァン13bは加温庫4内に配置されている。14は循環
ファン駆動回路で、循環ファン13a,13bのそれぞ
れを駆動する。
【0023】15a,15b,15cは温度検出器で、
それぞれ外部の気温、冷却庫3内の温度、加温庫4内の
温度を検出できるように配置されている。16はタイマ
ーで、水晶発振器、ディジタルカウンタ等から構成さ
れ、標準時間を秒単位で表すディジタルデータを出力す
る。17はディップスイッチで、電力需要の多い時間帯
の開始時間並びに終了時間が設定される。18は温度制
御部で、周知のCPU等から構成され、温度検出器15
a〜15cの検出温度、タイマー16から出力される標
準時間、並びにディップスイッチ17の設定時間を読み
込み、これらに基づいて冷却装置11、加熱装置12及
び循環ファン駆動回路14の駆動制御を行い、冷却庫3
及び加温庫4内の温度が所定温度となるように温度制御
を行う。
【0024】次に、前述の構成よりなる本実施例の動
作、特に温度制御の動作を図5乃至図8に基づいて説明
する。ここで、図5は外気温度と冷却装置並びに加熱装
置の運転率の関係を示す図、図6乃至図9は温度制御フ
ローチャート、図10は冷却庫3内の温度制御における
各部の動作を説明するタイミング図、図11は加温庫4
内の温度制御における各部の動作を説明するタイミング
図である。本実施例では、電力需要の少ない深夜電力時
間帯の電力を活用すると共に、電力需要の多い時間帯に
おける電力消費量を低減するように、冷却装置11、加
熱装置12及び循環ファン13a,13bを駆動制御し
て冷却庫3及び加温庫4内の温度が所定温度となるよう
に温度制御を行っている。即ち、電力需要が多い時間帯
の開始時刻と終了時刻、例えば昼の12時30分から夕
方の18時までの間における電力消費量が多い場合に
は、開始時刻として12時30分が、また終了時刻とし
て18時が、予めディップスイッチ17に設定される。
また、深夜電力時間帯としては、現在は夜中の23時か
ら翌朝の7時までの8時間とされているので、これらの
時刻が予め温度制御部のプログラムに設定されている。
さらに、外部気温に対する冷却装置11並びに加熱装置
12の運転率が予め実験等によって求められ、運転制御
テーブルとして温度制御部18のプログラムに設定され
ている。この運転制御テーブルにおいては、図5に示す
ように外気温と運転率はほぼ比例関係にあり、外気温の
変動に対して必要最小限の電力消費により庫内温度が許
容温度範囲内に維持できるように外気温に対する運転率
が設定されている。以上のことにより、本実施例では、
電力需要の少ない深夜電力時間帯に庫内温度維持のため
のエネルギーをある程度蓄積して、昼間、特に電力需要
の多い時間帯の自動販売機における電力消費を削減して
いる。
【0025】本実施例の自動販売機を起動すると、温度
制御部18は、ディップスイッチ17に設定されている
電力需要の多い時間帯の開始時間tsと終了時間teを読
み込む(S1,S2)と共に、タイマー16から現在時
刻tnを読み込む(S3)。この後、現在時刻tnが深夜
電力時間帯にあるか否か、即ち現在時刻tnが深夜電力
時間帯の開始時刻tmsと終了時刻tmeの間にあるか否か
を判定する(S4)。この判定の結果、現在時刻tnが
深夜電力時間帯にあるときは後述するS20の処理に移
行し、現在時刻tnが深夜電力時間帯にないときは現在
時刻tnが電力需要の多い時間帯にあるか否か、即ち現
在時刻tnがディップスイッチ17に設定されている開
始時刻tsと終了時刻teの間にあるか否かを判定する
(S5)。
【0026】この判定の結果、現在時刻tnが電力需要
の多い時間帯にあるときは後述するS33の処理に移行
する。また、現在時刻tnが電力需要の多い時間帯にな
いときは現在時刻tnが夕方から夜にかけての時刻であ
るか否か、即ち時刻teと時刻tmsの間にあるか否かを
判定し(S6)、現在時刻tnが時刻teと時刻tmsの間
にあるときは後述するS46の処理に移行し、現在時刻
tnが時刻teと時刻tmsの間にないときは、現在時刻t
nが7時から昼にかけての間の時間帯にあるものとし
て、冷却庫3の基準庫内温度Tcを標準の基準冷却庫内
温度T11に、また加温庫4の基準庫内温度Thを標準の
基準加温庫内温度T12にそれぞれ設定する(S7,S
8)。さらに、冷却庫3及び加温庫4内の循環ファン1
3a,13bのそれぞれを標準風量運転で駆動する(S
9)と共に温度検出器15b,15cによって冷却庫3
並びに加温庫4内の温度T1、T2を検出する(S1
0,S11)。
【0027】次に、温度制御部18は、冷却庫3内の温
度T1が基準冷却庫内温度T11に所定の許容値ΔTを加
算した温度以上であるか否かを判定する(S12)。こ
の判定の結果、冷却庫3内の温度T1が温度(T11+Δ
T)以上であるときは冷却装置11を駆動した後(S1
3)、後述するS16の処理に移行する。
【0028】また、冷却庫3内の温度T1が温度(T11
+ΔT)以上でないときは、冷却庫3内の温度T1が基
準冷却庫内温度T11から許容値ΔTを減算した温度以下
であるか否かを判定する(S14)。この判定の結果、
冷却庫3内の温度T1が温度(T11−ΔT)以下でない
ときは後述するS16の処理に移行し、温度T1が温度
(T11−ΔT)以下であるときは冷却装置11を停止し
た後(S15)、加温庫4内の温度T2が基準加温庫内
温度T12から許容値ΔTを減算した温度以下であるか否
かを判定する(S16)。この判定の結果、加温庫4内
の温度T2が温度(T12−ΔT)以下であるときは加熱
装置12を駆動した後(S17)、前記S1の処理に移
行する。
【0029】また、加温庫4内の温度T2が温度(T12
−ΔT)以下でないときは、加温庫4内の温度T2が基
準加温庫内温度T12に許容値ΔTを加算した温度以上で
あるか否かを判定する(S18)。この判定の結果、加
温庫4内の温度T2が温度(T12+ΔT)以上でないと
きは前記S1の処理に移行し、温度T2が温度(T12+
ΔT)以上であるときは加熱装置12を停止した後(S
19)、前記S1の処理に移行する。
【0030】これにより、朝の7時から昼間での間は従
来と同様の設定で冷却装置11並びに加熱装置12が運
転されて、冷却庫3及び加温庫4内の温度は標準温度に
維持される。
【0031】前記S4の判定の結果、現在時刻tnが深
夜電力時間帯にあるときは温度制御部18は、現在時刻
tnが深夜電力時間帯の間の時刻であるものとして、冷
却庫3の基準庫内温度Tcを標準よりも低い所定の基準
冷却庫内温度T21に、また加温庫4の基準庫内温度Th
を標準よりも高い所定の基準加温庫内温度T22にそれぞ
れ設定する(S20,S21)。さらに、冷却庫3及び
加温庫4内の循環ファン13a,13bのそれぞれを大
風量運転で駆動する(S22)と共に、温度検出器15
b,15cによって冷却庫3並びに加温庫4内の温度T
1、T2を検出する(S23,S24)。
【0032】次に、温度制御部18は、冷却庫3内の温
度T1が基準冷却庫内温度T21に許容値ΔTを加算した
温度以上であるか否かを判定する(S25)。この判定
の結果、冷却庫3内の温度T1が温度(T21+ΔT)以
上であるときは冷却装置11を駆動した後(S26)、
後述するS29の処理に移行する。また、冷却庫3内の
温度T1が温度(T21+ΔT)以上でないときは、冷却
庫3内の温度T1が基準冷却庫内温度T21から許容値Δ
Tを減算した温度以下であるか否かを判定する(S2
7)。この判定の結果、冷却庫3内の温度T1が温度
(T21−ΔT)以下でないときは後述するS29の処理
に移行し、温度T1が温度(T21−ΔT)以下であると
きは冷却装置11を停止した後(S28)、加温庫4内
の温度T2が基準加温庫内温度T22から許容値ΔTを減
算した温度(T22−ΔT)以下であるか否かを判定する
(S29)。この判定の結果、加温庫4内の温度T2が
温度(T22−ΔT)以下であるときは加熱装置12を駆
動した後(S30)、前記S1の処理に移行する。
【0033】また、加温庫4内の温度T2が温度(T22
−ΔT)以下でないときは、加温庫4内の温度T2が基
準加温庫内温度T22に許容値ΔTを加算した温度以上で
あるか否かを判定する(S31)。この判定の結果、加
温庫4内の温度T2が温度(T22+ΔT)以上でないと
きは前記S1の処理に移行し、温度T2が温度(T22+
ΔT)以上であるときは加熱装置12を停止した後(S
32)、前記S1の処理に移行する。
【0034】これにより、電力需要の少ない深夜電力時
間帯においては、冷却庫3内の商品は、商品保存許容温
度範囲内でかつ標準温度よりも低い温度に冷やされると
共に、加温庫4内の商品は、商品保存許容温度範囲内で
かつ標準温度よりも高い温度に温められるので、深夜電
力時間帯終了後に冷却庫3並びに加温庫4内の商品を許
容温度範囲内に維持するに必要な熱エネルギーの一部が
庫内並びに商品自体に蓄えられる。
【0035】前記S5の判定の結果、現在時刻tnがデ
ィップスイッチ17に設定されている開始時刻tsと終
了時刻teの間、即ち電力需要の多い時間帯にあるとき
は温度制御部18は、冷却庫3の基準庫内温度Tcを標
準よりも高い所定の基準冷却庫内温度T31に、また加温
庫4の基準庫内温度Thを標準よりも低い所定の基準加
温庫内温度T32にそれぞれ設定する(S33,S3
4)。さらに、冷却庫3及び加温庫4内の循環ファン1
3a,13bのそれぞれを停止する(S35)と共に、
温度検出器15b,15cによって冷却庫3並びに加温
庫4内の温度T1、T2を検出する(S36,S3
7)。
【0036】次に、温度制御部18は、冷却庫3内の温
度T1が基準冷却庫内温度T31に許容値ΔTを加算した
温度以上であるか否かを判定する(S38)。この判定
の結果、冷却庫3内の温度T1が温度(T31+ΔT)以
上であるときは冷却装置11を駆動した後(S39)、
後述するS42の処理に移行する。また、冷却庫3内の
温度T1が温度(T31+ΔT)以上でないときは、冷却
庫3内の温度T1が基準冷却庫内温度T31から許容値Δ
Tを減算した温度(T31−ΔT)以下であるか否かを判
定する(S40)。この判定の結果、冷却庫3内の温度
T1が温度(T31−ΔT)以下でないときは後述するS
42の処理に移行し、温度T1が温度(T31−ΔT)以
下であるときは冷却装置11を停止する(S41)。
【0037】この後、温度制御部18は、加温庫4内の
温度T2が基準加温庫内温度T32から許容値ΔTを減算
した温度(T32−ΔT)以下であるか否かを判定する
(S42)。この判定の結果、加温庫4内の温度T2が
温度(T32−ΔT)以下であるときは加熱装置12を駆
動した後(S43)、前記S1の処理に移行する。ま
た、加温庫4内の温度T2が温度(T32−ΔT)以下で
ないときは、加温庫4内の温度T2が基準加温庫内温度
T32に許容値ΔTを加算した温度以上であるか否かを判
定する(S44)。この判定の結果、加温庫4内の温度
T2が温度(T32+ΔT)以上でないときは前記S1の
処理に移行し、温度T2が温度(T32+ΔT)以上であ
るときは加熱装置12を停止した後(S45)、前記S
1の処理に移行する。
【0038】これにより、夏季においては総消費電力が
発電所の供給量を上回るような電力需要の多い時間帯に
おいては、冷却装置11、加熱装置12及び循環ファン
13a,13bの運転率が低下されるので、自動販売機
における電力消費量を低減することができる。また、循
環ファン13a、13bを停止させたことにより、商品
販売時に商品取出口1cを介して外部から庫内に流入す
る外気の量を低減することができるため、商品販売によ
る庫内温度の変動、即ち冷却庫3内の温度の上昇、加温
庫4内の温度の低下を抑制でき、これによっても電力消
費を低減することができる。また、このとき循環ファン
13a、13bが停止されているので、庫内全体が均一
の温度にはならないが、コラム6の下方に位置し、庫内
熱交換器114或いはヒータ121に近い販売直前の商品が上
部の商品よりも冷却或いは加温されるので、通常と同様
の温度の商品を販売することができる。
【0039】前記S6の判定の結果、現在時刻tnが時
刻teと時刻tmsの間、即ち夕方から夜にかけての時間
帯にあるときは、温度制御部18は温度検出器によって
外気温度Texを検出し(S46)、運転制御テーブルに
基づいて検出した外気温度Texに対応する冷却装置11
及び加熱装置12の運転率を求める(S47)。この
後、求めた運転率に基づいて冷却装置11及び加熱装置
12の運転率を変更する(S48,S49)と共に、冷
却庫3及び加温庫4内の循環ファン13a,13bのを
弱風運転で駆動して(S50)、前記S1の処理に移行
する。
【0040】これにより、電力需要の多い時間帯に引き
続いて、冷却装置11、加熱装置12の運転率が必要最
小限とされるので、電力消費量を低減することができ
る。また、循環ファン13a、13bの送風量を標準よ
りも低下させたことにより、商品販売時に商品取出口1
cを介して外部から庫内に流入する外気の量を低減する
ことができるため、商品販売による庫内温度の変動、即
ち冷却庫3内の温度の上昇、加温庫4内の温度の低下を
抑制でき、これによっても電力消費を低減することがで
きる。
【0041】前述したように本実施例によれば、電力需
要の少ない深夜電力時間帯の電力を活用すると共に、電
力需要の多い時間帯における電力消費量を低減するよう
に、冷却装置11、加熱装置12及び循環ファン13
a,13bを駆動制御して冷却庫3及び加温庫4内の温
度が所定温度となるように温度制御を行っているので、
庫内の商品を許容温度範囲内に維持しながら電力需要の
多い時間帯における自動販売機の消費電力を低減するこ
とができる。
【0042】尚、本実施例における構成及び制御フロー
は一例でありこれに限定されることはない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、深夜電力時間帯には庫内の貯蔵商品の温度が通
常よりも低温に冷やされ、深夜電力時間帯が終了した後
に商品が通常の保存温度に達するまでに必要とする熱量
が増加されるので、電力需要の多くなる昼間の時間帯に
おける自動販売機の電力消費量を従来よりも低減するこ
とができる。
【0044】また、請求項2によれば、深夜電力時間帯
には庫内の貯蔵商品の温度が通常よりも高温に温めら
れ、深夜電力時間帯が終了した後に商品が通常の保存温
度に達するまでに放熱する熱量が増加されるので、電力
需要の多くなる昼間の時間帯における自動販売機の電力
消費量を従来よりも低減することができる。
【0045】また、請求項3によれば、上記の効果に加
えて、電力需要の多い時間帯には冷却装置の運転率が低
下され、深夜電力時間帯において蓄えられたエネルギー
によって庫内温度及び商品温度の上昇が抑制されるの
で、電力需要の多くなる昼間の時間帯における自動販売
機の電力消費量をさらに低減することができる。
【0046】また、請求項4によれば、上記の効果に加
えて、電力需要の多い時間帯には加熱装置の運転率が低
下され、深夜電力時間帯において蓄えられたエネルギー
によって庫内温度及び商品温度の低下が抑制されるの
で、電力需要の多くなる昼間の時間帯における自動販売
機の電力消費量をさらに低減することができる。
【0047】また、請求項5によれば、上記の効果に加
えて、外部からの商品補充時における冷却装置或いは加
熱装置の急激な運転率の上昇が回避されるので、電力需
要の多くなる昼間の時間帯における電力消費量をさらに
低減することができる。
【0048】さらに、請求項6によれば、上記の効果に
加えて、庫内空気の対流によって商品販売時に商品搬出
口から庫内に流入される外部空気の量が低減されるの
で、外部空気の流入による庫内温度の変動が低減され、
庫内温度変動に基づく冷却装置或いは加熱装置の運転率
の上昇が回避されて、電力消費量をさらに低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す外観斜視図
【図2】一実施例における冷却庫の内部を示す側面断面
図
【図3】一実施例における加温庫の内部を示す側面断面
図
【図4】一実施例における庫内温度制御に係わる構成を
示す回路図
【図5】一実施例における外気温度と冷却装置並びに加
熱装置の運転率の関係を示す図
【図6】一実施例における温度制御フローチャート
【図7】一実施例における温度制御フローチャート
【図8】一実施例における温度制御フローチャート
【図9】一実施例における温度制御フローチャート
【図10】一実施例における冷却庫内の温度制御におけ
る各部の動作を説明するタイミング図
【図11】一実施例における加温庫内の温度制御におけ
る各部の動作を説明するタイミング図
【符号の説明】
1…自動販売機本体、1a…内扉、1b…外扉、1c…
商品取出口、1d…搬出扉、2…壁体、3…冷却庫、4
…加温庫、5…断熱壁、6…サーペンタインコラム、7
…デリバリシュータ、8…機械室、11…冷却装置、11
1…コンプレッサ、112…コンプレッサ駆動回路、113…
四方切換え弁、114…庫内熱交換器、115…膨張弁、116
…庫外熱交換器、117…ファン、118…ファン駆動回路、
12…加熱装置、121…ヒータ、122…ヒータ駆動回路、
13a,13b…循環ファン、14…循環ファン駆動回
路、15a〜15c…温度検出器、16…タイマー、1
7…ディップスイッチ、18…温度制御部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内温度が予め設定された基準庫内温度
    となるように庫内の温度制御を行い、深夜電力を用いて
    前記庫内に貯蔵された商品の冷却を行う深夜電力利用自
    動販売機において、 深夜電力時間帯の基準庫内温度を、深夜電力時間帯以外
    の基準庫内温度よりも低い所定温度に設定し、該庫内基
    準温度に基づいて庫内の温度制御を行う温度制御手段を
    設けた、 ことを特徴とする深夜電力利用自動販売機。
  2. 【請求項2】 庫内温度が予め設定された基準庫内温度
    となるように庫内の温度制御を行い、深夜電力を用いて
    前記庫内に貯蔵された商品の加熱を行う深夜電力利用自
    動販売機において、 深夜電力時間帯の基準庫内温度を、深夜電力時間帯以外
    の基準庫内温度よりも高い所定温度に設定し、該庫内基
    準温度に基づいて庫内の温度制御を行う温度制御手段を
    設けた、 ことを特徴とする深夜電力利用自動販売機。
  3. 【請求項3】 電力需要の多い時間帯を設定する時間帯
    設定手段を設けると共に、前記温度制御手段は、前記時
    間帯設定手段に設定された時間帯には、前記基準庫内温
    度を通常よりも高い所定温度に設定して庫内温度制御を
    行うことを特徴とする請求項1記載の深夜電力利用自動
    販売機。
  4. 【請求項4】 電力需要の多い時間帯を設定する時間帯
    設定手段を設けると共に、前記温度制御手段は、前記時
    間帯設定手段に設定された時間帯には、前記基準庫内温
    度を通常よりも低い所定温度に設定して庫内温度制御を
    行うことを特徴とする請求項2記載の深夜電力利用自動
    販売機。
  5. 【請求項5】 外気温を検出する外気温度検出手段と、
    前記外気温に対する冷却装置或いは加熱装置の運転率を
    予め設定した運転制御テーブルを設けると共に、前記温
    度制御手段は、少なくとも前記時間帯設定手段に設定さ
    れた時間帯終了後から前記深夜電力時間帯までの時間帯
    には、前記運転制御テーブルに基づいて、前記冷却装置
    或いは加熱装置を運転することを特徴とする請求項3又
    は4記載の深夜電力利用自動販売機。
  6. 【請求項6】 庫内の空気を循環させる送風器を備え、
    前記深夜電力時間帯には前記送風器を通常運転時よりも
    大風量運転し、日中から夜にかけては前記送風器を弱風
    運転或いは停止、又は弱風運転と停止を交互に行う送風
    器駆動制御手段を設けたことを特徴とする請求項1、
    2、3、4又は5記載の深夜電力利用自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015230639A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 自動販売機の制御装置
CN106327686A (zh) * 2016-08-12 2017-01-11 互隆科技有限公司 快餐自助售货机储存柜

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