JPH069657Y2 - 杭菌性を有する素材 - Google Patents
杭菌性を有する素材Info
- Publication number
- JPH069657Y2 JPH069657Y2 JP13054688U JP13054688U JPH069657Y2 JP H069657 Y2 JPH069657 Y2 JP H069657Y2 JP 13054688 U JP13054688 U JP 13054688U JP 13054688 U JP13054688 U JP 13054688U JP H069657 Y2 JPH069657 Y2 JP H069657Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibacterial
- antibacterial agent
- organic
- inorganic
- agent
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、包装用資材、ラベル、建装材、その他生活資
材等に使用する素材に関し、特にカビ等の発生し易い物
や場所等に用いるのに好適な、抗菌性を有する素材に関
する。
材等に使用する素材に関し、特にカビ等の発生し易い物
や場所等に用いるのに好適な、抗菌性を有する素材に関
する。
<従来の技術> 従来、例えば壁紙や、シャンプーボトルあるいは台所洗
剤ボトル、あるいはそのラベルなど、カビが発生し易い
物に対する防カビ性を付与する方法としては、有機系抗
菌剤を混合ないし塗布する方法が一般的であった。近年
では、ゼオライトの金属を特定金属で置換してなる抗菌
性ゼオライトが開発され、無機系抗菌剤としての作用効
果が期待されている。
剤ボトル、あるいはそのラベルなど、カビが発生し易い
物に対する防カビ性を付与する方法としては、有機系抗
菌剤を混合ないし塗布する方法が一般的であった。近年
では、ゼオライトの金属を特定金属で置換してなる抗菌
性ゼオライトが開発され、無機系抗菌剤としての作用効
果が期待されている。
<考案が解決しようとする課題> ところで、有機系抗菌剤は一般的にその効用持続期間が
1〜2ヵ月程度である。このため、有機系抗菌剤を適用
した例えばラベル等を長期間保存した後使用した場合
や、詰替用シャンプーボトルなど長期間使用するものの
ラベル等などは、その使用期間が終了する前にカビ等が
発生してしまうことがあった。これを防ぐには、抗菌剤
を多量に適用すればよいが、この有機系抗菌剤は人体に
とっても無害ではなく、過量の使用はできない。
1〜2ヵ月程度である。このため、有機系抗菌剤を適用
した例えばラベル等を長期間保存した後使用した場合
や、詰替用シャンプーボトルなど長期間使用するものの
ラベル等などは、その使用期間が終了する前にカビ等が
発生してしまうことがあった。これを防ぐには、抗菌剤
を多量に適用すればよいが、この有機系抗菌剤は人体に
とっても無害ではなく、過量の使用はできない。
一方、抗菌性ゼオライトは人体に対しての毒性はきわめ
て低いが、本発明者らの検討によれば、カビ等に対する
抗菌性の即効力に乏しく、そのまま使用したのでは十分
な抗菌性が得られないことが判明した。
て低いが、本発明者らの検討によれば、カビ等に対する
抗菌性の即効力に乏しく、そのまま使用したのでは十分
な抗菌性が得られないことが判明した。
そこで本考案は、長期間の保存や使用に際しても、十分
な抗菌性が発揮され、カビの発生等がない、抗菌性を有
する素材を提供するものである。
な抗菌性が発揮され、カビの発生等がない、抗菌性を有
する素材を提供するものである。
<課題を解決するための手段> すなわち、本考案は、素材の表面に有機系抗菌剤と無機
系抗菌剤が接着性バインダーに混合されてなる抗菌層が
設けられた素材であって、無機系抗菌剤が、ゼオライト
のイオン交換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛から選
ばれる少なくとも一種の金属で置換して得られる抗菌性
ゼオライトである、抗菌性を有する素材である。
系抗菌剤が接着性バインダーに混合されてなる抗菌層が
設けられた素材であって、無機系抗菌剤が、ゼオライト
のイオン交換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛から選
ばれる少なくとも一種の金属で置換して得られる抗菌性
ゼオライトである、抗菌性を有する素材である。
<作用> 本考案において、抗菌層を有する接着性バインダーは、
有機系抗菌剤と無機系抗菌剤とを混合分散し、基材にこ
れらを固着させるためのものである。そして、この抗菌
層の両抗菌剤がカビ等の菌に作用し、その相互作用によ
ってきわめて長期の抗菌性を発揮する。
有機系抗菌剤と無機系抗菌剤とを混合分散し、基材にこ
れらを固着させるためのものである。そして、この抗菌
層の両抗菌剤がカビ等の菌に作用し、その相互作用によ
ってきわめて長期の抗菌性を発揮する。
<実施例> 次に、図面を参照しながら本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。
まず、本考案で用いる基材(1)は、紙、合成紙、プラス
チックフィルム、不織布、金属箔、あるいはこれらの積
層品、さらにはプラスチックの成型品等が任意に使用で
きる。
チックフィルム、不織布、金属箔、あるいはこれらの積
層品、さらにはプラスチックの成型品等が任意に使用で
きる。
基材(1)の表面には、抗菌層(2)を設ける。抗菌層(2)
は、オレフィン系、スチレン系、アクリル系樹脂等を主
成分とする接着性バインダー(5)中に、有機系抗菌剤(3)
と無機系抗菌剤(4)を所定量混合してなる。
は、オレフィン系、スチレン系、アクリル系樹脂等を主
成分とする接着性バインダー(5)中に、有機系抗菌剤(3)
と無機系抗菌剤(4)を所定量混合してなる。
本考案でいう有機系抗菌剤(3)とは、防腐剤、防カビ
剤、抗性物質等である。
剤、抗性物質等である。
また、無機系抗菌剤(4)とは、ゼオライトのイオン交換
可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛から選ばれる少なく
とも一種の金属で置換して得られるものであり、特開昭
60-181002号公報、特開昭60-100504号公報等に示される
ものが使用できる。
可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛から選ばれる少なく
とも一種の金属で置換して得られるものであり、特開昭
60-181002号公報、特開昭60-100504号公報等に示される
ものが使用できる。
接着性バインダー(5)中に混合する有機系抗菌剤(3)の量
は、使用する基材(1)や抗菌剤の種類によって異なる
が、基材(1)が紙等の場合には、有機系抗菌剤(3)が基材
(1)中に浸透していくことも考えられるため、基材(1)の
重量に対して0.2〜0.5重量%程度が適当である。また、
無機系抗菌剤(4)の混合量は、基材(1)の表面積に対して
0.1〜0.2g/m2程度あればよい。
は、使用する基材(1)や抗菌剤の種類によって異なる
が、基材(1)が紙等の場合には、有機系抗菌剤(3)が基材
(1)中に浸透していくことも考えられるため、基材(1)の
重量に対して0.2〜0.5重量%程度が適当である。また、
無機系抗菌剤(4)の混合量は、基材(1)の表面積に対して
0.1〜0.2g/m2程度あればよい。
抗菌層(2)の形成方法は、適当な溶剤を加えた接着性バ
インダー(5)に有機系抗菌剤(3)および無機系抗菌剤(4)
を所定量混合、攪拌した後、スプレー塗装、印刷等の方
法により可能である。
インダー(5)に有機系抗菌剤(3)および無機系抗菌剤(4)
を所定量混合、攪拌した後、スプレー塗装、印刷等の方
法により可能である。
次に、本考案の抗カビ性試験結果を示す。
基材とてキャストコート紙(ミラーコート、神崎製紙
(株)製、84.9g/m2)を用い、有機系抗菌剤としてベ
ンズイミダゾール系化合物と含窒素硫黄系化合物の配合
剤(コートサイド55D、武田薬品(株)製)、無機系抗
菌剤として銀系抗菌製ゼオライト(ゼオミック、(株)
品川燃料製)、接着性バインダーとしニトロセルロース
系樹脂を主成分とするインキ(PSエポOPワニス、東洋イ
ンキ製造(株)製)をそれぞれ用いた。接着製バインダ
ー1kg中に有機系抗菌剤および無機系抗菌剤をそれぞれ
40g、20g混合し、基材に、版深度35μ、グラビア印
刷法にて、有機系抗菌剤が基材の重量に対して0.2重量
%、無機系抗菌剤が表面積比約0.1g/m2となるように
コーティングし、本考案による抗菌性を有する素材(実
施例)を得た。比較例として上記実施例と同様の材料を
用い、抗菌剤を含まないもの(比較例1)、有機系抗菌
剤のみを含むもの(比較例2)、無機系抗菌剤のみを含
むもの(比較例3)をそれぞれ作成した(表1参照)。
(株)製、84.9g/m2)を用い、有機系抗菌剤としてベ
ンズイミダゾール系化合物と含窒素硫黄系化合物の配合
剤(コートサイド55D、武田薬品(株)製)、無機系抗
菌剤として銀系抗菌製ゼオライト(ゼオミック、(株)
品川燃料製)、接着性バインダーとしニトロセルロース
系樹脂を主成分とするインキ(PSエポOPワニス、東洋イ
ンキ製造(株)製)をそれぞれ用いた。接着製バインダ
ー1kg中に有機系抗菌剤および無機系抗菌剤をそれぞれ
40g、20g混合し、基材に、版深度35μ、グラビア印
刷法にて、有機系抗菌剤が基材の重量に対して0.2重量
%、無機系抗菌剤が表面積比約0.1g/m2となるように
コーティングし、本考案による抗菌性を有する素材(実
施例)を得た。比較例として上記実施例と同様の材料を
用い、抗菌剤を含まないもの(比較例1)、有機系抗菌
剤のみを含むもの(比較例2)、無機系抗菌剤のみを含
むもの(比較例3)をそれぞれ作成した(表1参照)。
上述の試験サンプルを、ASTM-G21に規定する方法に準拠
し(29℃、85%RH)、試験を行なった。
し(29℃、85%RH)、試験を行なった。
使用菌種は、黒カビ(Aspergillus niger IAM 2020)、お
よび青カビ(Penicillium citrinum IAM 7316)である。
なお、試験は、試験サンプル作成後の保存期間(室内放
置)を変えて行なった。結果を表2、表3に示す。
よび青カビ(Penicillium citrinum IAM 7316)である。
なお、試験は、試験サンプル作成後の保存期間(室内放
置)を変えて行なった。結果を表2、表3に示す。
上記結果からわかるように、有機系抗菌剤のみを混合し
たものは、保存期間4ヶ月以上のものは培養期間1週間
でカビの発生が認められ、無機系抗菌剤のみのものは、
保存期間にかかわらず、黒カビについては培養期間3週
間目から、青カビについては培養期間2週間目からそれ
ぞれカビの発生が認められた。これに対し、本考案のも
のはいずれもカビの発生が認められなかった。
たものは、保存期間4ヶ月以上のものは培養期間1週間
でカビの発生が認められ、無機系抗菌剤のみのものは、
保存期間にかかわらず、黒カビについては培養期間3週
間目から、青カビについては培養期間2週間目からそれ
ぞれカビの発生が認められた。これに対し、本考案のも
のはいずれもカビの発生が認められなかった。
<考案の効果> 本考案による抗菌性を有する素材は、以上述べたように
有機系抗菌剤および無機系抗菌剤を併用することによ
り、それぞれ単独の場合に比べて著しく長期間抗菌性を
示すものであり、長時間にわたり保存や使用する物等に
好適に用いることができる。
有機系抗菌剤および無機系抗菌剤を併用することによ
り、それぞれ単独の場合に比べて著しく長期間抗菌性を
示すものであり、長時間にわたり保存や使用する物等に
好適に用いることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す断面説明図である。 (1)……基材、(2)……抗菌層、 (3)……有機系抗菌剤、(4)……無機系抗菌剤 (5)……接着性バインダー
Claims (1)
- 【請求項1】基材の表面に、有機系抗菌剤と無機系抗菌
剤が接着性バインダーに混合されてなる抗菌層が設けら
れた素材であって、無機系抗菌剤が、ゼオライトのイオ
ン交換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛から選ばれる
少なくとも一種の金属で置換して得られる抗菌性ゼオラ
イトである、抗菌性を有する素材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13054688U JPH069657Y2 (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | 杭菌性を有する素材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13054688U JPH069657Y2 (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | 杭菌性を有する素材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0251552U JPH0251552U (ja) | 1990-04-11 |
| JPH069657Y2 true JPH069657Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31385812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13054688U Expired - Lifetime JPH069657Y2 (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | 杭菌性を有する素材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069657Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001048710A (ja) * | 1999-08-02 | 2001-02-20 | Manabu Hayase | 抗菌防虫性粘着テープ、タックシールと両面テープ |
-
1988
- 1988-10-05 JP JP13054688U patent/JPH069657Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0251552U (ja) | 1990-04-11 |
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