JPH0696601B2 - 新規な多糖物質lk−100及びその製造法並びに抗腫瘍剤 - Google Patents
新規な多糖物質lk−100及びその製造法並びに抗腫瘍剤Info
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- JPH0696601B2 JPH0696601B2 JP20268186A JP20268186A JPH0696601B2 JP H0696601 B2 JPH0696601 B2 JP H0696601B2 JP 20268186 A JP20268186 A JP 20268186A JP 20268186 A JP20268186 A JP 20268186A JP H0696601 B2 JPH0696601 B2 JP H0696601B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な多糖物質LK−100とこれを有効成分とす
る抗腫瘍剤に関するものである。
る抗腫瘍剤に関するものである。
(発明の背景及び従来技術) 従来、多糖物質の生理作用はきのこ類の多糖物質を中心
に数多く研究されているが、最近になって乳酸菌の産生
する多糖物質についても抗腫瘍作用が数例報告されてい
る(公開特許公報(A)昭58−204001、Agric.Biol.Che
m.47(7)1623〜1625.1983).発明者は、醗酵乳・乳
酸菌飲料の食餌効果の研究を進める中で、ある種の乳酸
桿菌が多糖物質を産生していることを見い出し、単離す
ることに成功した。本多糖物質LK−100は従来しられて
いない新規な多糖物質であることを確認し、その生理作
用を調べたところ顕著な抗腫瘍活性を有していることを
見い出し、本発明を完成したものである。
に数多く研究されているが、最近になって乳酸菌の産生
する多糖物質についても抗腫瘍作用が数例報告されてい
る(公開特許公報(A)昭58−204001、Agric.Biol.Che
m.47(7)1623〜1625.1983).発明者は、醗酵乳・乳
酸菌飲料の食餌効果の研究を進める中で、ある種の乳酸
桿菌が多糖物質を産生していることを見い出し、単離す
ることに成功した。本多糖物質LK−100は従来しられて
いない新規な多糖物質であることを確認し、その生理作
用を調べたところ顕著な抗腫瘍活性を有していることを
見い出し、本発明を完成したものである。
(発明の目的) 本発明の目的は、ラクトバチルス属に属する微生物の培
養物より新規な多糖物質LK−100を分離・採取すること
にある。
養物より新規な多糖物質LK−100を分離・採取すること
にある。
又、本発明の目的は新規な多糖物質LK−100を有効成分
とする抗腫瘍剤を提供することにある。
とする抗腫瘍剤を提供することにある。
(発明の構成) <微生物> 本発明において用いる微生物は、新規な多糖物質LK−10
0生産能を有するものであり、ラクトバチルス属に属す
る菌種である。その一例として、ラクトバチルス・スピ
ーシーズ・グリコ1569(Lactobacillus sp.Glico1569)
は上記の特性を有し、本発明の多糖物質LK−100を有利
に生産するものであり、本発明に有効に利用し得るもの
である。前記ラクトバチルス・スピーシーズ・グリコ15
69(以下「1569株」という)は、工業技術院微生物工業
技術研究所へ寄託されており、その受託番号は、微工研
菌寄第8887号(FERM P−8887)である。
0生産能を有するものであり、ラクトバチルス属に属す
る菌種である。その一例として、ラクトバチルス・スピ
ーシーズ・グリコ1569(Lactobacillus sp.Glico1569)
は上記の特性を有し、本発明の多糖物質LK−100を有利
に生産するものであり、本発明に有効に利用し得るもの
である。前記ラクトバチルス・スピーシーズ・グリコ15
69(以下「1569株」という)は、工業技術院微生物工業
技術研究所へ寄託されており、その受託番号は、微工研
菌寄第8887号(FERM P−8887)である。
1569株は、次ぎの菌学的性質を有する。なお、菌学的性
質の試験及び分類は、バージェイズ マニュアル オブ
デターミネイティブ バクテリオロジィー8版(Berg
ey's Manual of Determinative Bacteriology 8th E
d,)及び光岡の方法(臨床検査、18,1163,1974)に従っ
た。
質の試験及び分類は、バージェイズ マニュアル オブ
デターミネイティブ バクテリオロジィー8版(Berg
ey's Manual of Determinative Bacteriology 8th E
d,)及び光岡の方法(臨床検査、18,1163,1974)に従っ
た。
(1) 形態学的性質 MRS寒天平板上に、二酸化炭素置換した嫌気条件下で、
湿潤コロニーを形成する。グラム染色陽性の桿状菌で、
運動性、胞子形成能がない。
湿潤コロニーを形成する。グラム染色陽性の桿状菌で、
運動性、胞子形成能がない。
(2) 生理学的性質 カタラーゼの生成 − 牛乳からの酸生成 − 乳酸 DL 15℃における生育 + 45℃における生育 − アルギニンからアンモニアの産生 + グルコースからのガスの産生 + グルコン酸からのガスの産生 + 糖の資化性 アミグダリン − アラビノース + ヒロビオース − エスクリン − フルクトース + ガラクトース + グルコース + グルコン酸 + ラクトース + マルトース + マンニトール − マンノース − メレジトース − メリビオース + ラフィノース − ラムノース − リボース + サリシン − ソルビトール − シュークロース − トレハロース − キシロース − 以上の微生物の菌学的諸性質を前記文献の分類方法に従
って検索するとラクトバチルス属(Lactobacillus)に
属する乳酸桿菌であった。
って検索するとラクトバチルス属(Lactobacillus)に
属する乳酸桿菌であった。
<培養条件> 多糖物質LK−100は、LK−100生産菌を培養した後、培養
物の液体区分及び菌体区分から分離採取することができ
る。培養培地としては、乳酸菌用の培地であればどのよ
うな培地でもよいが、脱脂乳、ホエー等を含有する乳性
原料による培地が好ましい。培養条件として、二酸化炭
素置換下の嫌気培養が有利であるが、好気的な静置培養
でも充分培養可能である。培養温度は15〜35℃が好まし
い。また、培地のpHは6.0〜6.5の弱酸性が好ましい。培
養期間は好気培養か嫌気培養か、培地の組成、培養温度
等の諸条件により変動するが、一般的には3〜5日程度
でよく、培養終了後に目的の多糖物質LK−100は、培養
物中に蓄積されるのである。
物の液体区分及び菌体区分から分離採取することができ
る。培養培地としては、乳酸菌用の培地であればどのよ
うな培地でもよいが、脱脂乳、ホエー等を含有する乳性
原料による培地が好ましい。培養条件として、二酸化炭
素置換下の嫌気培養が有利であるが、好気的な静置培養
でも充分培養可能である。培養温度は15〜35℃が好まし
い。また、培地のpHは6.0〜6.5の弱酸性が好ましい。培
養期間は好気培養か嫌気培養か、培地の組成、培養温度
等の諸条件により変動するが、一般的には3〜5日程度
でよく、培養終了後に目的の多糖物質LK−100は、培養
物中に蓄積されるのである。
<分離、精製> 培養により、産生、蓄積されたLK−100は、次の処理工
程で分離、精製される。
程で分離、精製される。
多糖物質LK−100生産菌の培養物から、遠心分離に
より液体区分及び菌体区分が得られる。
より液体区分及び菌体区分が得られる。
液体区分にエチルアルコール、アセトン等の有機溶媒を
添加し、沈殿物を得る。一方、菌体区分は熱水抽出を行
い、次いで遠心分離にて抽出上澄液を得て、この上澄液
に有機溶媒を添加し、沈殿物を得る。このように液体区
分、菌体区分より得られた沈殿物を熱水にて再溶解さ
せ、同様にエチルアルコール、アセトン等の有機溶媒を
添加し、再沈殿させる。
添加し、沈殿物を得る。一方、菌体区分は熱水抽出を行
い、次いで遠心分離にて抽出上澄液を得て、この上澄液
に有機溶媒を添加し、沈殿物を得る。このように液体区
分、菌体区分より得られた沈殿物を熱水にて再溶解さ
せ、同様にエチルアルコール、アセトン等の有機溶媒を
添加し、再沈殿させる。
再沈殿させた沈殿物質をイオン交換水(蒸留水でも
可)に溶解したのち、陰イオン交換樹脂を充填したカラ
ムに注加し、負荷する。更にイオン交換水をカラムに長
し、陰イオン交換樹脂に吸着されない通過液区分を回収
し、これを透折膜(ユニオンカーバイト社製)を用い
て、イオン交換水に対して透折する。透折内液を減圧下
で凍結乾燥したものが所望とする精製された、多糖物質
LK−100である。
可)に溶解したのち、陰イオン交換樹脂を充填したカラ
ムに注加し、負荷する。更にイオン交換水をカラムに長
し、陰イオン交換樹脂に吸着されない通過液区分を回収
し、これを透折膜(ユニオンカーバイト社製)を用い
て、イオン交換水に対して透折する。透折内液を減圧下
で凍結乾燥したものが所望とする精製された、多糖物質
LK−100である。
かくして得られた多糖物質LK−100は以下のとおりの理
化学的性質を有する新規物質である。
化学的性質を有する新規物質である。
<LK−100の理化学的性質> 元素分折値 C: 38.46% H: 6.35% N: 0.04% O: 55.15% 分子量 セファロース2B(ファルマシア・ヘァインケミカルズ社
製)によるゲル濾過法にて測定した。カラムサイズ1.5
×95cm:流速0.3ml/min:フラクション1.5ml:試料3mgを負
荷:展開剤0.1モル塩化ナトリウム溶液の条件により本
物質はゲル粒子外部容積(Void Volume)に分画され
る。
製)によるゲル濾過法にて測定した。カラムサイズ1.5
×95cm:流速0.3ml/min:フラクション1.5ml:試料3mgを負
荷:展開剤0.1モル塩化ナトリウム溶液の条件により本
物質はゲル粒子外部容積(Void Volume)に分画され
る。
比施光度 [α▲]25 D▼=+72.5゜ (C=0.5%) 融点 本物質は230℃付近から変色がはじまり、260℃付近で溶
解しはじめ、280℃付近で黒褐色に分解する。
解しはじめ、280℃付近で黒褐色に分解する。
赤外部吸収スペクトル(KBr法) 第1図に示す通りである。
溶剤に対する溶解度 水に可溶、メタノール、エタノール、アセトン、エーテ
ルに不溶。
ルに不溶。
呈色反応 i.モーリッシュ反応 + ii.アンスロン反応 + iii.システイン−硫酸反応 − iv.アニリン−塩酸反応 − v.カルバゾール−硫酸反応 − vi.エルソン−モルガン反応 − vii.ニンヒドリン反応 − 塩基性、酸性、中性の別 本物質の0.5%水溶液のpHは5.0付近である。
物質の色 本物質の凍結乾燥物は、白色繊維状である。
構成糖の種類及び組成比 試料3mgに0.5N硫酸1mlを加えて100℃にて14時間加水分
解し、炭酸バリウムで中和後濾過し、その瀘液に含まれ
る糖をアルジトールアセテートの形に変えた後、ガスク
ロマトグラフィーによって分析した。
解し、炭酸バリウムで中和後濾過し、その瀘液に含まれ
る糖をアルジトールアセテートの形に変えた後、ガスク
ロマトグラフィーによって分析した。
ガスクロマトグラフィーの条件 カラム: 3% Silar 10C on Uniport B (100〜200メッシュ)ガラスカラム (0.3×200cm) カラム温度: 200℃→220℃(2℃/min) キャリヤーガス: 窒素、50ml/min その結果グルコースとガラクトースが検出され、その比
率はグルコース:ガラクトース=1:0.8であった。
率はグルコース:ガラクトース=1:0.8であった。
本発明の制癌剤の製剤形態としては、例えば、注射剤、
点滴剤、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤あるいは坐剤
などがあげられる。それらの製剤の調整は、通常の方法
に従って行うことができる。又、当該技術分野で通常用
いられる補薬、例えば安定剤などを適宜配合したりある
いは皮膜を施していてもよい。
点滴剤、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤あるいは坐剤
などがあげられる。それらの製剤の調整は、通常の方法
に従って行うことができる。又、当該技術分野で通常用
いられる補薬、例えば安定剤などを適宜配合したりある
いは皮膜を施していてもよい。
本発明の制癌剤の投与方法としては、例えば静脈内注
射、皮下注射、経口投与あるいは直腸投与などがあげら
れる。本発明の薬剤の投与量は、患者の年令、体重、疾
患の程度投与方法によっても異なるが、通常成人におい
て1日当りLK−100を0.1〜15g投与することが好まし
い。これらの用量を一度にあるいは適宜の回数に分けて
投薬を行う。又、LK−100を各種食品、特に醗酵乳、乳
酸菌飲料、医療食あるいは医薬品に添加してもよい。
射、皮下注射、経口投与あるいは直腸投与などがあげら
れる。本発明の薬剤の投与量は、患者の年令、体重、疾
患の程度投与方法によっても異なるが、通常成人におい
て1日当りLK−100を0.1〜15g投与することが好まし
い。これらの用量を一度にあるいは適宜の回数に分けて
投薬を行う。又、LK−100を各種食品、特に醗酵乳、乳
酸菌飲料、医療食あるいは医薬品に添加してもよい。
以下、本発明を実施例、製剤例及び試験例によって更に
詳述する。
詳述する。
実施例 <LK−100の分離精製例> ホエー培地 ホエー 100ml (組 成) ペプトン 1.0g 肉エキス 1.0g 酵母エキス 0.5g ツゥイーン80 0.1ml リン酸二カリウム 0.2g 酢酸ナトリウム 0.5g クエン酸アンモニウム 0.2g 硫酸マグネシウム 0.02g 硫酸マンガン 0.005g pH 6.4g ホエー培地(組成)10に、多糖物質LK−100生産菌156
9株[微工研菌寄第8887号,(FERM P−8887)]を接種
し32℃にて4日間二酸化炭素下で静置培養し、培養終了
後pHを6.0に調節し、90℃にて30分間の加熱処理をし
た。この加熱処理で菌体に付着している多糖物質LK−10
0を培養液区分に抽出することができた。
9株[微工研菌寄第8887号,(FERM P−8887)]を接種
し32℃にて4日間二酸化炭素下で静置培養し、培養終了
後pHを6.0に調節し、90℃にて30分間の加熱処理をし
た。この加熱処理で菌体に付着している多糖物質LK−10
0を培養液区分に抽出することができた。
加熱処理後、遠心分離(10,000rpm、15分)にて培養上
澄液9580mlを得た。この上澄液を分子量100万の限外濾
過膜(ミリポア社製)にて脱塩濃縮し、濃縮液300mlを
得た。この濃縮液にエチルアルコールを最終濃度として
45%(v/v)となる様に添加した。本操作により、沈殿
物質が認められる様になり、この沈殿物質を遠心分離
(10,000rpm、5分)にて回収し、沈殿物質1.18gを得
た。
澄液9580mlを得た。この上澄液を分子量100万の限外濾
過膜(ミリポア社製)にて脱塩濃縮し、濃縮液300mlを
得た。この濃縮液にエチルアルコールを最終濃度として
45%(v/v)となる様に添加した。本操作により、沈殿
物質が認められる様になり、この沈殿物質を遠心分離
(10,000rpm、5分)にて回収し、沈殿物質1.18gを得
た。
この沈殿物質をイオン交換水に加熱溶解させ、不溶物質
を遠心分離(10,000rpm、15分)し除去した。本操作を
3回繰り返すことによって1.12gの粗精製多糖物質が得
られた。ここに得られた粗精製物をイオン交換水に加熱
溶解し、Cl−型に負荷したジエチルアミノエチルセファ
デックス(DEAE−Sephadex)を充填したカラムに注加し
た。イオン交換水を流し、DEAE−セファデックスに非吸
着性物質を含む通過液区分を回収した。
を遠心分離(10,000rpm、15分)し除去した。本操作を
3回繰り返すことによって1.12gの粗精製多糖物質が得
られた。ここに得られた粗精製物をイオン交換水に加熱
溶解し、Cl−型に負荷したジエチルアミノエチルセファ
デックス(DEAE−Sephadex)を充填したカラムに注加し
た。イオン交換水を流し、DEAE−セファデックスに非吸
着性物質を含む通過液区分を回収した。
これを濃縮しイオン交換水に対して、透折膜を用いて10
℃にて3日間透折した。透折後、透折内液を減圧下で凍
結乾燥して白色繊維状の多糖物質LK−100の凍結乾燥標
品0.52gを得た。収率は52mg/培養液1000mlであった。
℃にて3日間透折した。透折後、透折内液を減圧下で凍
結乾燥して白色繊維状の多糖物質LK−100の凍結乾燥標
品0.52gを得た。収率は52mg/培養液1000mlであった。
製剤例1(注射・点滴剤) LK−100 500mgを含有するように粉末ぶどう糖5gを加え
てバイヤルに無菌的に分配し、密封し、窒素、ヘリウム
等の不活性ガスを封入し、冷暗所に保存した。使用前に
滅菌生理食塩水100mlを添加して静脈内注射剤とした。
てバイヤルに無菌的に分配し、密封し、窒素、ヘリウム
等の不活性ガスを封入し、冷暗所に保存した。使用前に
滅菌生理食塩水100mlを添加して静脈内注射剤とした。
製剤例2(錠 剤) [A] LK−100 25 g 乳 糖 300 g ヒドロキシプロピルセルロース 1.8g ステアリン酸マグネシウム 6.0g [B] 酢酸フタル酸セルロース 18g ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート 18g [A]の成分を各々とり、よく混合した。それを直接に
加圧するか又は、更によく練合した後、押し出し型製粒
機のスクリーンを通して顆粒成型を行い、充分によく乾
燥したものを加圧して錠剤を製造した。
加圧するか又は、更によく練合した後、押し出し型製粒
機のスクリーンを通して顆粒成型を行い、充分によく乾
燥したものを加圧して錠剤を製造した。
次に成型された錠剤によく溶解させた[B]の基剤を被
覆して腸溶剤錠剤500錠を得た。
覆して腸溶剤錠剤500錠を得た。
製剤例3(顆粒剤) [A] LK−100 50g 乳 糖 500g [B] ヒドロキシプロピルセルロース 20g エタノール 250g [A]の成分を各々とり、よく混合し、真空練合機に入
れて脱気する。次に窒素ガスで置換後[B]の成分を加
え充分ねり合わせる。これを押し出し型製粒機のスクリ
ーンを通して顆粒成型を行って顆粒剤510gを得た。
れて脱気する。次に窒素ガスで置換後[B]の成分を加
え充分ねり合わせる。これを押し出し型製粒機のスクリ
ーンを通して顆粒成型を行って顆粒剤510gを得た。
試験例1 ddY系6週齢の雄性マウスを用い、一群7匹で試験し
た。予めddY系雌性マウスで7日毎に移植、継代してい
るザルコーマ180(Sarcoma 180)をマウス腹水に移植
6日後に採取し、2.5×107cells/mlの濃度になる様に滅
菌生理食塩水で稀釈し、その稀釈液0.2mlをマウスの肩
胛骨間に皮下注射した。
た。予めddY系雌性マウスで7日毎に移植、継代してい
るザルコーマ180(Sarcoma 180)をマウス腹水に移植
6日後に採取し、2.5×107cells/mlの濃度になる様に滅
菌生理食塩水で稀釈し、その稀釈液0.2mlをマウスの肩
胛骨間に皮下注射した。
移植翌日より1日1回連続20日間、対照群には生理食塩
水を試験群には生理食塩水に溶解した実施例で得た多糖
物質LK−100を腹腔内に投与した。投与量は100mg/kg及
び250mg/kgの2段階とした。多糖物質LK−100最終投与
翌日に腫瘍を切除しその重量を測定した。腫瘍細胞増殖
抑制率は以下の式に従って求めた。
水を試験群には生理食塩水に溶解した実施例で得た多糖
物質LK−100を腹腔内に投与した。投与量は100mg/kg及
び250mg/kgの2段階とした。多糖物質LK−100最終投与
翌日に腫瘍を切除しその重量を測定した。腫瘍細胞増殖
抑制率は以下の式に従って求めた。
結果を表−1に示した。
試験例2 ddY系6週齢の雄性マウスを用い、一群7匹で試験し
た。予めddY系雌性マウスで7日毎に移植、継代してい
るザルコーマ180(Sarcoma 180)をマウス腹水に移植
6日後に採取し、2.5×107cells/mlの濃度になる様に滅
菌生理食遠水で稀釈し、その稀釈液0.2mlをマウスの肩
胛骨間に皮下注射した。
た。予めddY系雌性マウスで7日毎に移植、継代してい
るザルコーマ180(Sarcoma 180)をマウス腹水に移植
6日後に採取し、2.5×107cells/mlの濃度になる様に滅
菌生理食遠水で稀釈し、その稀釈液0.2mlをマウスの肩
胛骨間に皮下注射した。
移植翌日より、1日1回連続20日間、試験群には3.0%
の濃度に生理食塩水に溶解した多糖物質LK−100溶液0.1
mlを、ゾンデにより直接胃へ強制的に投与した。同様の
方法で対照群には生理食塩水0.1mlを投与した。多糖物
質LK−100最終投与翌日に腫瘍を切除し、その重量を測
定した。腫瘍細胞増殖抑制率は試験例1の式に従って求
めた。
の濃度に生理食塩水に溶解した多糖物質LK−100溶液0.1
mlを、ゾンデにより直接胃へ強制的に投与した。同様の
方法で対照群には生理食塩水0.1mlを投与した。多糖物
質LK−100最終投与翌日に腫瘍を切除し、その重量を測
定した。腫瘍細胞増殖抑制率は試験例1の式に従って求
めた。
結果を表−2に示した。
(発明の効果) 本発明の多糖物質LK−100は優れた抗腫瘍活性を示す。
又、多糖物質LK−100は毒性が極めて低く、ヒトや動物
に副作用のない抗腫瘍剤を提供するものである。
又、多糖物質LK−100は毒性が極めて低く、ヒトや動物
に副作用のない抗腫瘍剤を提供するものである。
第1図は、本発明の多糖物質LK−100の赤外部吸収スペ
クトル図を示す図面である。
クトル図を示す図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沼 清 東京都昭島市大神町967−1 暁寮 審査官 弘實 謙二
Claims (6)
- 【請求項1】次の理化学的性質を有する多糖物質LK−10
0 元素分析値 C : 38.46% H : 6.35% N : 0.04% O : 55.15% 分子量 高分子のため測定できない。 比施光度 [α▲]25 D▼+72.5゜ (C=0.5%) 融点 本物質は230℃付近から変色がはじまり、260℃付近で溶
解しはじめ、280℃付近で黒褐色に分解する。 赤外部吸収スペクトル(KBr) 第1図に示す通りである。 溶剤に対する溶解度 水に可溶、メタノール、エタノール、アセトン、エーテ
ルに不溶。 呈色反応 i.モーリッシュ反応 + ii.アンスロン反応 + iii.システイン−硫黄反応 − iv.アニリン−塩酸反応 − v.カルバゾール−硫酸反応 − vi.エルソン−モルガン反応 − vii.ニンヒドリン反応 − 塩基性、酸性、中性の別 本物質の0.5%水溶液のpHは、5.0付近である。 物質の色 本物質の凍結乾燥物は、白色繊維状である。 構成糖の種類及び組成比 グルコース:ガラクトース=1:0.8である。 - 【請求項2】ラクトバチルス(Lactobacillus)属に属
する多糖物質LK−100生産菌を培養し、その培養物より
多糖物質LK−100を分離・採取することを特徴とする多
糖物質LK−100の製造法。 - 【請求項3】ラクトバチルス属に属する多糖物質LK−10
0生産菌が、ラクトバチルス・スピーシーズ・グリコ156
9(Lactobacillus sp.Glico 1569)である特許請求の
範囲第2項記載の製造法。 - 【請求項4】多糖物質LK−100を有効成分とする抗腫瘍
剤。 - 【請求項5】経口投与形態である特許請求範囲第4項記
載の抗腫瘍剤。 - 【請求項6】非経口投与形態である特許請求範囲第4項
記載の抗腫瘍剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20268186A JPH0696601B2 (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 新規な多糖物質lk−100及びその製造法並びに抗腫瘍剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20268186A JPH0696601B2 (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 新規な多糖物質lk−100及びその製造法並びに抗腫瘍剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6361002A JPS6361002A (ja) | 1988-03-17 |
| JPH0696601B2 true JPH0696601B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=16461389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20268186A Expired - Lifetime JPH0696601B2 (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 新規な多糖物質lk−100及びその製造法並びに抗腫瘍剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0696601B2 (ja) |
-
1986
- 1986-08-30 JP JP20268186A patent/JPH0696601B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6361002A (ja) | 1988-03-17 |
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