JPH0696813B2 - 自動車内装資材用芯サヤ嵩高加工糸 - Google Patents
自動車内装資材用芯サヤ嵩高加工糸Info
- Publication number
- JPH0696813B2 JPH0696813B2 JP61223791A JP22379186A JPH0696813B2 JP H0696813 B2 JPH0696813 B2 JP H0696813B2 JP 61223791 A JP61223791 A JP 61223791A JP 22379186 A JP22379186 A JP 22379186A JP H0696813 B2 JPH0696813 B2 JP H0696813B2
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- core
- decorative
- core yarn
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は従来にない機能を有する流体かく乱処理による
芯サヤ2層構造嵩高加工糸(タスラン糸)に関する。更
に詳しくは、カーシートなどの自動車内装資材用として
十分な耐久性を有し、かつタスラン糸として見た目に色
の濃淡差の小さい、いわゆるイラツキがない染色性の良
好なタスラン糸に関する。
芯サヤ2層構造嵩高加工糸(タスラン糸)に関する。更
に詳しくは、カーシートなどの自動車内装資材用として
十分な耐久性を有し、かつタスラン糸として見た目に色
の濃淡差の小さい、いわゆるイラツキがない染色性の良
好なタスラン糸に関する。
[従来の技術] 従来からなる2本以上の糸条を流体噴射流によってかく
乱加工し、ループ、アーチやタルミを形成して、嵩高加
工糸とするいわゆるタスラン糸は繊維メーカでは良く知
られている。このタスラン糸加工により得られる糸は、
例えば嵩高感がありながらスパンライクであるなど通常
の仮撚加工糸とは異なる独特の風合を有しているため、
種々の用途に使用されている。特に近年カーシートに代
表される自動車内装資材用途においても従来の塩化ビニ
ールからなるレザーから急速な勢いでファブリック化が
進んでいる。こうした動きの中でスパンライクな風合を
有するタスラン加工糸をカーシートに代表される自動車
内装資材用に展開していこうという試みがなされてい
る。
乱加工し、ループ、アーチやタルミを形成して、嵩高加
工糸とするいわゆるタスラン糸は繊維メーカでは良く知
られている。このタスラン糸加工により得られる糸は、
例えば嵩高感がありながらスパンライクであるなど通常
の仮撚加工糸とは異なる独特の風合を有しているため、
種々の用途に使用されている。特に近年カーシートに代
表される自動車内装資材用途においても従来の塩化ビニ
ールからなるレザーから急速な勢いでファブリック化が
進んでいる。こうした動きの中でスパンライクな風合を
有するタスラン加工糸をカーシートに代表される自動車
内装資材用に展開していこうという試みがなされてい
る。
自動車内装資材にタスラン糸を使用する際には耐光性に
優れたポリエステル繊維が素材として使用されるが、従
来公知のポリエステルタスラン加工糸は衣料用途に設計
されたものであり、そのためそれをそのまま自動車内装
材に適用しても糸の強力が不足し、布帛の耐久性に問題
がある。タスラン加工糸は一般的には芯糸に対して飾り
糸をオーバーフィード下で供給して芯糸の周囲に飾り糸
が巻き付く様な糸構造を採用しているので、タスラン糸
としての強力は基本的には芯糸の強力によりほぼ一義的
に決定される。従って、タスラン糸としての強力を上昇
させるためには芯糸の強力の上昇を図れば良い。芯糸の
強力を向上させる具体的手段としてはデニールアップと
高強度化が挙げられるが、前者の方法は昨今の軽量化指
向と逆行するもので採用しがたい。一方、後者の方法で
は一般的には芯糸となる原糸の製造時の延伸倍率を上げ
て高強度化を達するが、この方法ではタスラン糸の強力
は一応満足できるが、芯糸と飾り糸間の染着性差が大き
くなり、タスラン糸を染色した時、芯糸や白っぽく見え
る、いわゆるイラツキによる製品品位を低下させるとい
う新たな問題が生ずる。
優れたポリエステル繊維が素材として使用されるが、従
来公知のポリエステルタスラン加工糸は衣料用途に設計
されたものであり、そのためそれをそのまま自動車内装
材に適用しても糸の強力が不足し、布帛の耐久性に問題
がある。タスラン加工糸は一般的には芯糸に対して飾り
糸をオーバーフィード下で供給して芯糸の周囲に飾り糸
が巻き付く様な糸構造を採用しているので、タスラン糸
としての強力は基本的には芯糸の強力によりほぼ一義的
に決定される。従って、タスラン糸としての強力を上昇
させるためには芯糸の強力の上昇を図れば良い。芯糸の
強力を向上させる具体的手段としてはデニールアップと
高強度化が挙げられるが、前者の方法は昨今の軽量化指
向と逆行するもので採用しがたい。一方、後者の方法で
は一般的には芯糸となる原糸の製造時の延伸倍率を上げ
て高強度化を達するが、この方法ではタスラン糸の強力
は一応満足できるが、芯糸と飾り糸間の染着性差が大き
くなり、タスラン糸を染色した時、芯糸や白っぽく見え
る、いわゆるイラツキによる製品品位を低下させるとい
う新たな問題が生ずる。
一方、特開昭61−132651号公報には、自動車内装資材用
として捲縮糸に対して普通糸をオーバーフィードしてタ
スラン加工する方法が開示されている。該方法では捲縮
加工糸が芯糸となるため糸強力が不足して耐久性に劣
る。
として捲縮糸に対して普通糸をオーバーフィードしてタ
スラン加工する方法が開示されている。該方法では捲縮
加工糸が芯糸となるため糸強力が不足して耐久性に劣
る。
また、特開昭62−104939号公報には自動車内装資材用と
して、ポリエステル半延伸糸に対して普通糸をオーバー
フィードさせ、タスラン加工する方法が開示されている
が、該方法においてもポリエステル半延伸糸が芯糸とな
るため糸強力が不足し、耐久性に問題がある。
して、ポリエステル半延伸糸に対して普通糸をオーバー
フィードさせ、タスラン加工する方法が開示されている
が、該方法においてもポリエステル半延伸糸が芯糸とな
るため糸強力が不足し、耐久性に問題がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、前記従来技術の問題を解決し、自動車
内装材に用いても十分な耐久性を有し、かつタスラン糸
として見た目に色の濃淡差の小さい、いわゆるイラツキ
がない染着性の良好なタスラン糸を提供することにあ
る。
内装材に用いても十分な耐久性を有し、かつタスラン糸
として見た目に色の濃淡差の小さい、いわゆるイラツキ
がない染着性の良好なタスラン糸を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 前記した本発明の目的は、ポリエステル繊維からなる芯
糸の周囲にポリエステル繊維からなる飾り糸がループ、
アーチやタルミを形成するように巻き付いた嵩高加工糸
であり、芯糸の強度(T)が5.51g/D以上、芯糸の極限
粘度が0.65以上0.90以下、芯糸の染着性(L値)が24以
下で、かつ下記のごとく定義される芯糸と飾り糸との染
着性差ΔLが下式を満足する自動車内装資材用芯サヤ嵩
高加工糸によって達成できる。
糸の周囲にポリエステル繊維からなる飾り糸がループ、
アーチやタルミを形成するように巻き付いた嵩高加工糸
であり、芯糸の強度(T)が5.51g/D以上、芯糸の極限
粘度が0.65以上0.90以下、芯糸の染着性(L値)が24以
下で、かつ下記のごとく定義される芯糸と飾り糸との染
着性差ΔLが下式を満足する自動車内装資材用芯サヤ嵩
高加工糸によって達成できる。
0.04≦ΔL≦0.22 但し、ΔLは芯糸のL値(Ls)と飾り糸のL値(Lk)か
ら下式で求めた値 ΔL=(Lk−Ls)/Lk 以下本発明について、より詳細に説明する。
ら下式で求めた値 ΔL=(Lk−Ls)/Lk 以下本発明について、より詳細に説明する。
本発明の芯糸と飾り糸からなるタスラン糸はポリエステ
ル繊維により構成されている必要がある。ポリエステル
繊維以外の素材を使用すると耐光性に問題があり、特に
カーシートなどに使用すると耐久性が不十分である。こ
こでいうポリエステル繊維とはエチレンテレフタレート
を主たる繰り返し単位とするポリエステルであるが、必
要に応じて10モル%以下の第3成分を添加共重合したポ
リエステルであっても良い。さらに飾り糸に使用される
ポリエステル繊維が異形断面糸であると独特の光沢が得
られ、好ましい。異形断面糸とは丸以外の断面形状を指
すが、光沢感から(外接円直径)/(内接円直径)で定
義される異形度が1.4〜2.0の三角断面糸や偏平率1.5〜
4.0の偏平断面が特に好ましい。
ル繊維により構成されている必要がある。ポリエステル
繊維以外の素材を使用すると耐光性に問題があり、特に
カーシートなどに使用すると耐久性が不十分である。こ
こでいうポリエステル繊維とはエチレンテレフタレート
を主たる繰り返し単位とするポリエステルであるが、必
要に応じて10モル%以下の第3成分を添加共重合したポ
リエステルであっても良い。さらに飾り糸に使用される
ポリエステル繊維が異形断面糸であると独特の光沢が得
られ、好ましい。異形断面糸とは丸以外の断面形状を指
すが、光沢感から(外接円直径)/(内接円直径)で定
義される異形度が1.4〜2.0の三角断面糸や偏平率1.5〜
4.0の偏平断面が特に好ましい。
本発明のタスラン糸を構成する芯糸は強度を5.51g/D以
上にする必要がある。芯糸の強度が5.51g/D未満では、
タスラン糸の耐久性が不十分でカーシートなどの自動車
内装資材用に使用できない。かかる観点から芯糸の強度
は5.81g/D以上が好ましい。
上にする必要がある。芯糸の強度が5.51g/D未満では、
タスラン糸の耐久性が不十分でカーシートなどの自動車
内装資材用に使用できない。かかる観点から芯糸の強度
は5.81g/D以上が好ましい。
さらに本発明のタスラン糸に使用する芯糸は極限粘度
(IV)を0.65〜0.90とする必要がある。IVが0.65未満で
芯糸の強度を5.51g/D以上とするためには芯糸の分子配
向を高くする必要があるが、芯糸の染着性が低下し、ま
た濃色染めでは染料を多く必要としコスト的に問題とな
る。又IVが0.90を越えると粘度が高すぎて通常の紡糸機
では安定に製糸できない。かかる観点から、より好まし
いIVの範囲は0.70〜0.80である。
(IV)を0.65〜0.90とする必要がある。IVが0.65未満で
芯糸の強度を5.51g/D以上とするためには芯糸の分子配
向を高くする必要があるが、芯糸の染着性が低下し、ま
た濃色染めでは染料を多く必要としコスト的に問題とな
る。又IVが0.90を越えると粘度が高すぎて通常の紡糸機
では安定に製糸できない。かかる観点から、より好まし
いIVの範囲は0.70〜0.80である。
さらに本発明のタスラン糸は前記した本発明の要件に加
え、芯糸と飾り糸の染着性差を特定化する必要がある。
構成される芯糸と飾り糸の間に染着性差が存在すると、
例えば染色後に芯糸が白っぽく見える、いわゆるイラツ
キにより製品品位の低下を招くという問題が生ずる。従
って芯糸と染着性差の少ない飾り糸を組合せる必要があ
る。
え、芯糸と飾り糸の染着性差を特定化する必要がある。
構成される芯糸と飾り糸の間に染着性差が存在すると、
例えば染色後に芯糸が白っぽく見える、いわゆるイラツ
キにより製品品位の低下を招くという問題が生ずる。従
って芯糸と染着性差の少ない飾り糸を組合せる必要があ
る。
この様に芯糸と飾り糸の組合せについて種々検討した結
果、芯糸と飾り糸のL値の差ΔL=(Lk−Ls)/Lkを特
定化することにより、タスラン糸の染色後の品位を良好
にできることを見出した。すなわち、本発明者らの検討
の結果、本発明の目的を達成するためにはΔLを0.04〜
0.22の範囲となる様な芯糸と飾り糸を組合せる必要があ
ることがわかった。ここで、染色後の糸が濃いほどL値
は小さい値となるが、ΔLが0.04より小さいと芯糸が飾
り糸に対して薄く白っぽく見え、製品品位が低下する。
果、芯糸と飾り糸のL値の差ΔL=(Lk−Ls)/Lkを特
定化することにより、タスラン糸の染色後の品位を良好
にできることを見出した。すなわち、本発明者らの検討
の結果、本発明の目的を達成するためにはΔLを0.04〜
0.22の範囲となる様な芯糸と飾り糸を組合せる必要があ
ることがわかった。ここで、染色後の糸が濃いほどL値
は小さい値となるが、ΔLが0.04より小さいと芯糸が飾
り糸に対して薄く白っぽく見え、製品品位が低下する。
一方、ΔLが0.22を越えると飾り糸が芯糸に対して薄
く、白っぽく見え、いわゆるイラツキによって品位が低
下する。従って、ΔLが0.04〜0.22である芯糸と飾り糸
とを組合せる必要がある。
く、白っぽく見え、いわゆるイラツキによって品位が低
下する。従って、ΔLが0.04〜0.22である芯糸と飾り糸
とを組合せる必要がある。
本発明のタスラン糸は、上述の通り強度が5.51g/D以
上、IVが0.65〜0.90のポリエステル繊維を芯糸として用
いる。
上、IVが0.65〜0.90のポリエステル繊維を芯糸として用
いる。
かかる芯糸は例えば次のようにして製造することができ
る。
る。
IVが0.7〜1.0のポリエステルテレフタレートを295℃で
溶融し、直径0.3mmの吐出孔から吐出し、除冷しつつ150
0m/minで巻き取り、Δnが5×10-3〜15×10-3の未延伸
糸を得る。得られた未延伸糸をホットローラで86℃に余
熱しつつ引続いて、延伸温度70〜110℃、延伸倍率3.0倍
程度以下で延伸し、しかる後に処理温度180〜240℃でリ
ラックス率0〜20%の範囲で定長又は弛緩熱処理するこ
とにより得る。なお、芯糸のポリエステル繊維の複屈折
(Δn)を170×10-3以下とすると、さらに良好な品位
のタスラン糸が得られる。
溶融し、直径0.3mmの吐出孔から吐出し、除冷しつつ150
0m/minで巻き取り、Δnが5×10-3〜15×10-3の未延伸
糸を得る。得られた未延伸糸をホットローラで86℃に余
熱しつつ引続いて、延伸温度70〜110℃、延伸倍率3.0倍
程度以下で延伸し、しかる後に処理温度180〜240℃でリ
ラックス率0〜20%の範囲で定長又は弛緩熱処理するこ
とにより得る。なお、芯糸のポリエステル繊維の複屈折
(Δn)を170×10-3以下とすると、さらに良好な品位
のタスラン糸が得られる。
一方、ΔLが0.04〜0.22の飾り糸は、具体的には本発明
の実施例で使用した、ポリエステルセミダル丸断面糸15
0−48−200(東レ(株)製)、150−36−S915(東レ
(株)製)および250−48−300(東レ(株)製)などを
使用することができる。なお、飾り糸は、異形度1.4〜
2.0の三角断面や偏平率1.5〜4.0の偏平断面糸を使用す
ると独特な光沢が得られ、より好ましい。
の実施例で使用した、ポリエステルセミダル丸断面糸15
0−48−200(東レ(株)製)、150−36−S915(東レ
(株)製)および250−48−300(東レ(株)製)などを
使用することができる。なお、飾り糸は、異形度1.4〜
2.0の三角断面や偏平率1.5〜4.0の偏平断面糸を使用す
ると独特な光沢が得られ、より好ましい。
前記した芯糸に対し飾り糸を混繊するに際しては、ΔL
が0.04〜0.22の飾り糸をオーバーフィード率70〜200%
で供給しつつ、流体乱流ノズルを用いて、圧空比2〜6k
g/cm2で加工を行なうことで本発明のタスラン糸を得
る。
が0.04〜0.22の飾り糸をオーバーフィード率70〜200%
で供給しつつ、流体乱流ノズルを用いて、圧空比2〜6k
g/cm2で加工を行なうことで本発明のタスラン糸を得
る。
[実施例] 以下本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。なお
実施例中の物性は次の様にして測定した。
実施例中の物性は次の様にして測定した。
A.極限粘度(IV) 温度25℃においてオルソークロロフェノール(以下OCP
とする)10mlに対し試料0.8gを溶解し、オスワルド粘度
計を用いて相対粘度(ηγ)から下式により求める。
とする)10mlに対し試料0.8gを溶解し、オスワルド粘度
計を用いて相対粘度(ηγ)から下式により求める。
ηγ=η/ηo=(t×d)/(t0×d0) IV=0.0242ηγ+0.2634 B.強力、強度 東洋ボールウイング社製テンシロン引張り試験機UTM−
3型を用いて試料長200mm、伸長速度100mm/分でS−S
曲線より強力を求めた。また、強度は強力を繊度で徐し
て求めた。
3型を用いて試料長200mm、伸長速度100mm/分でS−S
曲線より強力を求めた。また、強度は強力を繊度で徐し
て求めた。
C.芯糸と飾り糸との染着性差(ΔL) (a)芯サヤ複合嵩高加工糸をかせ状にするか、又は
(b)その芯糸用原糸(s)と飾り糸用原糸(k)を重
量比35:65となる様に各々かせ状にとり同浴で、染料と
してナガセ製ND Auto Blue No.1を用いて浴比1:200、濃
度7%owfで130℃で40分間染色した後ハイドロサルファ
イド2.1g、及びNaOH 0.5gを1の水に溶解した溶液で
80℃で20分間還元洗浄を行なう。こうして染色された芯
糸及び飾り糸のL値(LsとLk)を(a)の場合は芯糸と
飾り糸を分離して各々かせ状とし、また(b)の場合に
は各かせについてスガ試験機(株)製SM−カラーコンピ
ューターを用いOD方式で測定し、下式によりΔLを算出
する。
(b)その芯糸用原糸(s)と飾り糸用原糸(k)を重
量比35:65となる様に各々かせ状にとり同浴で、染料と
してナガセ製ND Auto Blue No.1を用いて浴比1:200、濃
度7%owfで130℃で40分間染色した後ハイドロサルファ
イド2.1g、及びNaOH 0.5gを1の水に溶解した溶液で
80℃で20分間還元洗浄を行なう。こうして染色された芯
糸及び飾り糸のL値(LsとLk)を(a)の場合は芯糸と
飾り糸を分離して各々かせ状とし、また(b)の場合に
は各かせについてスガ試験機(株)製SM−カラーコンピ
ューターを用いOD方式で測定し、下式によりΔLを算出
する。
ΔL=(Lk−Ls)/Lk D.非イラツキ性 飾り糸と芯糸からなるタスラン加工糸を筒編みし、前記
C項の染色条件で染色する。染色後のサンプルを10人の
パネラーで評価し、イラツキなしと判定した人が8人以
上を〇、イラツキありと判定した人が3人以上を×とし
た。
C項の染色条件で染色する。染色後のサンプルを10人の
パネラーで評価し、イラツキなしと判定した人が8人以
上を〇、イラツキありと判定した人が3人以上を×とし
た。
実施例1 飾り糸として(A)ポリエステルセミダル丸断面糸150
−48−200(東レ(株)製)、(B)150−36−S915(東
レ(株)製)“シルック”及び(C)250−48−300(東
レ(株)製)を使い、一方芯糸としてはIVの異なるポリ
エチレンテレフタレートチップを溶融紡糸し、紡糸/延
伸/熱処理条件を適宜コントロールして表1に示した品
種、物性のマルチフィラメントを用いた。表1に芯糸と
飾り糸のΔLを併記した。表1のポリエステル繊維を芯
糸として、やはり表1に示した飾り糸を第1図に示した
加工工程で加工処理した。
−48−200(東レ(株)製)、(B)150−36−S915(東
レ(株)製)“シルック”及び(C)250−48−300(東
レ(株)製)を使い、一方芯糸としてはIVの異なるポリ
エチレンテレフタレートチップを溶融紡糸し、紡糸/延
伸/熱処理条件を適宜コントロールして表1に示した品
種、物性のマルチフィラメントを用いた。表1に芯糸と
飾り糸のΔLを併記した。表1のポリエステル繊維を芯
糸として、やはり表1に示した飾り糸を第1図に示した
加工工程で加工処理した。
すなわち、ポリエステルマルチフィラメント糸からなる
芯糸1および飾り糸2を用い、飾り糸を芯糸に対しオー
バーフィード率100%で供給し、それぞれのテンサー
3、4を介し、供給ローラー5、6に供給する。次い
で、それぞれの糸を供給ローラー5、6と引取りローラ
ー10との間で異なる過剰供給状態で流体乱流ノズル9に
て圧空圧5kg/cm2、糸速60m/分にてタスラン加工を行な
い、混繊しつつ、ループや絡みを形成させた後にワイン
ダー11にて巻取り、タスラン加工糸を得た。このタスラ
ン糸をかせ状にし、ナガセ製ND Auto Blue No.1を用い
て浴比1:200、染料濃度7%owf、染色濃度130℃にて40
分間染色し、飾り糸と芯糸の染着性差を目視判定すると
ともに染色後のタスラン糸の強力を測定し、かつ耐久性
を判定した。こられの結果を合わせて表1に示す。
芯糸1および飾り糸2を用い、飾り糸を芯糸に対しオー
バーフィード率100%で供給し、それぞれのテンサー
3、4を介し、供給ローラー5、6に供給する。次い
で、それぞれの糸を供給ローラー5、6と引取りローラ
ー10との間で異なる過剰供給状態で流体乱流ノズル9に
て圧空圧5kg/cm2、糸速60m/分にてタスラン加工を行な
い、混繊しつつ、ループや絡みを形成させた後にワイン
ダー11にて巻取り、タスラン加工糸を得た。このタスラ
ン糸をかせ状にし、ナガセ製ND Auto Blue No.1を用い
て浴比1:200、染料濃度7%owf、染色濃度130℃にて40
分間染色し、飾り糸と芯糸の染着性差を目視判定すると
ともに染色後のタスラン糸の強力を測定し、かつ耐久性
を判定した。こられの結果を合わせて表1に示す。
表1に示した通りIVが0.65未満のNo.1は非イラツキ性が
不良であった。No.3は強度が低く耐久性が不良であっ
た。ΔLが小さいNo.4,6はイラツキが認められた。飾り
糸を変更したNo.6はΔLが小さすぎて非イラツキが不良
で、No.8は逆にΔLが大きすぎてイラツキが認められ
た。No.9はIVが高すぎたため溶融紡糸性が不良で目的と
する糸が得られなかった。また、No.14は芯糸のL値が
大きく、イラツキが認められた。本発明の水準であるN
o.2、5、7、10、11、12、および13はイラツキがな
く、強度も十分で耐久性も良好であった。
不良であった。No.3は強度が低く耐久性が不良であっ
た。ΔLが小さいNo.4,6はイラツキが認められた。飾り
糸を変更したNo.6はΔLが小さすぎて非イラツキが不良
で、No.8は逆にΔLが大きすぎてイラツキが認められ
た。No.9はIVが高すぎたため溶融紡糸性が不良で目的と
する糸が得られなかった。また、No.14は芯糸のL値が
大きく、イラツキが認められた。本発明の水準であるN
o.2、5、7、10、11、12、および13はイラツキがな
く、強度も十分で耐久性も良好であった。
[発明の効果] 本発明で芯サヤ嵩高糸を構成するポリエステル繊維の芯
糸のIV、強度を特定化し、かつ芯糸と染色性差が特定範
囲内の飾り糸を組み合わせることにより、はじめて十分
な強力を有し、耐久性に優れ、かつタスラン糸として見
た目に色の濃淡差の小さい、いわゆるイラツキがない、
染色性の良好な品位に優れたタスラン糸が得られる。本
発明のタスラン糸は、耐光性に優れ、かつ長時間使用し
ても良好な機械的性質を保持するという耐久性に優れ、
イラツキのない染色性の良好な、品位に優れたファショ
ン性を有するために、特に自動車内装資材用に適用する
と、その効果が大きい。
糸のIV、強度を特定化し、かつ芯糸と染色性差が特定範
囲内の飾り糸を組み合わせることにより、はじめて十分
な強力を有し、耐久性に優れ、かつタスラン糸として見
た目に色の濃淡差の小さい、いわゆるイラツキがない、
染色性の良好な品位に優れたタスラン糸が得られる。本
発明のタスラン糸は、耐光性に優れ、かつ長時間使用し
ても良好な機械的性質を保持するという耐久性に優れ、
イラツキのない染色性の良好な、品位に優れたファショ
ン性を有するために、特に自動車内装資材用に適用する
と、その効果が大きい。
第1図は本発明の芯サヤ嵩高加工糸を製造するための好
ましい製造工程を示す概略図である。 1:芯糸 2:飾り糸 3、4:テンサー 5、6:給糸ローラー 7、8:水分付与装置 9:流体乱流ノズル(タスランノズル) 10:引取りローラー 11:ワインダー
ましい製造工程を示す概略図である。 1:芯糸 2:飾り糸 3、4:テンサー 5、6:給糸ローラー 7、8:水分付与装置 9:流体乱流ノズル(タスランノズル) 10:引取りローラー 11:ワインダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−132651(JP,A) 特開 昭60−88120(JP,A) 特開 昭56−20606(JP,A) 特開 昭54−38952(JP,A) 特開 昭62−104939(JP,A) 特公 昭50−34663(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】ポリエステル繊維からなる芯糸の周囲にポ
リエステル繊維からなる飾り糸がループ、アーチやタル
ミを形成するように巻き付いた嵩高加工糸であり、芯糸
の強度(T)が5.51g/D以上、芯糸の極限粘度が0.65以
上0.90以下、芯糸の染着性(L値)が24以下で、かつ下
記のごとく定義される芯糸と飾り糸との染着性差ΔLが
下式を満足する自動車内装資材用芯サヤ嵩高加工糸。 0.04≦ΔL≦0.22 但し、ΔLは芯糸のL値(Ls)と飾り糸のL値(Lk)か
ら下式で求めた値 ΔL=(Lk−Ls)/Lk
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61223791A JPH0696813B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 自動車内装資材用芯サヤ嵩高加工糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61223791A JPH0696813B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 自動車内装資材用芯サヤ嵩高加工糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6385132A JPS6385132A (ja) | 1988-04-15 |
| JPH0696813B2 true JPH0696813B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=16803767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61223791A Expired - Fee Related JPH0696813B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 自動車内装資材用芯サヤ嵩高加工糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0696813B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS5620606A (en) * | 1979-07-23 | 1981-02-26 | Toray Ind Inc | Production of high-tensile synthetic fiber |
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-
1986
- 1986-09-24 JP JP61223791A patent/JPH0696813B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6385132A (ja) | 1988-04-15 |
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