JPH0697277B2 - 放射性廃イオン交換樹脂の処理方法 - Google Patents

放射性廃イオン交換樹脂の処理方法

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JPH0697277B2
JPH0697277B2 JP61101393A JP10139386A JPH0697277B2 JP H0697277 B2 JPH0697277 B2 JP H0697277B2 JP 61101393 A JP61101393 A JP 61101393A JP 10139386 A JP10139386 A JP 10139386A JP H0697277 B2 JPH0697277 B2 JP H0697277B2
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Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的
【産業上の利用分野】
本発明は、放射性廃イオン交換樹脂を赤外線の照射下に
酸化分解する処理方法に関する。
【従来の技術】
原子力発電所の廃棄物処理装置において発生する低レベ
ル放射性廃液は、蒸発濃縮を行なって濃縮廃液は固化処
理し、蒸発した水分は凝縮後イオン交換樹脂で処理して
再利用している。この復水処理に伴って発生する使用済
みの放射性廃イオン交換樹脂は、蓄積量をできるだけ減
らすために、放射性核種の拡散を避けて、無機化し減容
する必要がある。 このような廃樹脂の無機化減容処理方法には、いわゆる
湿式法と乾式法の二種がある。 湿式法としては、たとえば特開昭57−1446号公報に開示
されているように、鉄触媒の存在下で過酸化水素を用い
て廃樹脂を分解する方法がある。しかし、この方法は高
価なH2O2を大量に消費するために処理コストがかかるこ
とに加え、大量に発生する廃液の処理に多大のエネルギ
ーを必要とする。 一方、乾式法としては、第一段で廃樹脂を400〜500℃に
加熱して有機物を炭化し、第二段で酸化銅触媒を用いて
600〜700℃で第一段の分解生成物を酸化分解する、二段
プロセスが提案されている(特開昭60−35038号)。 この方法には、第一段の分解処理に伴って発生するイオ
ウ化合物が第二段の触媒を失活させるおそれがあること
と、第二段の分解処理に高温(電気炉加熱)を要すると
いう問題がある。 別法として、第一段で廃樹脂の交換基に金属触媒を吸着
させ、不活性雰囲気下に低温(350℃)で交換基の離脱
を行ない、離脱により生成した無機物(SOx,NOxなど)
をスクラバーで処理し、残渣を500〜700℃まで昇温して
酸化分解するというという方法が開示されている(特開
昭60−125600号)。この方法は、上記の方法と同様に二
段法で処理するため、装置が複雑かつ大型化する。この
ほか、硫酸−硝酸を用いて酸分解法(特開昭53−88500
号)、銅触媒を用いた高圧湿式酸化法(特開昭51−2873
9号)などが提案されたが、いずれも難点があり、実用
化に至っていない。
【発明が解決しようとする問題点】
本発明者らは、上記した従来技術の問題点を解決すべく
研究した結果、従来は廃樹脂のイオン交換基が離脱した
のちの高分子基体の熱分解には600℃以上の高温を与え
るエネルギーが必要とされていたものが、赤外線を照射
して光化学反応を利用することにより、500℃以下の比
較的低温で、一段で酸化分解できるという事実を見出し
た。 さらに本発明者らは、廃樹脂のイオン交換基に特定の金
属イオンを吸着させておいて上記の赤外線照射を行なう
ことにより、いっそう低温で酸化分解が起り、しかも発
熱が抑制され、H2Sの発生がなくなるという事実をも見
出した。 本発明の目的は、これらの知見を利用して、放射性廃イ
オン交換樹脂を、放射性核種の拡散の危険を避けながら
一段で酸化分解し、安全かつ低コストで処理する方法を
提供することにある。 発明の構成
【問題点を解決するための手段】
本発明の放射性廃イオン交換樹脂の処理方法は、放射性
廃イオン交換樹脂に、Fe,Cu,Co,NiおよびMnからえらん
だ金属のイオン1種または2種以上を吸着させて、イオ
ン交換基の少なくとも30%をこれらの金属で置換したも
のに対し、赤外線の照射下に酸素または空気を作用させ
ることにより、温度400〜500℃で酸化分解することを特
徴とする。「酸素または空気」は、それらの混合物すな
わち酸素富化空気であってもよい。しかし、空気で十分
である。廃イオン交換樹脂は、通常は湿った状態で処理
工程に回されるが、差し支えない。 図面を参照して上記の代表例を説明すれば、第1図にお
いて、1は廃樹脂を分解処理するための横型反応器であ
って、内部上方に赤外線照射装置2、長手方向に廃樹脂
移送用のベルトコンベア3が設けてある。反応器1の入
口側において、ホッパー4に貯留された廃樹脂は、送風
機5からの空気とともに一定量ずつコンベア3上にスク
リュー41により供給され、赤外線照射を受けつつ反応器
1の出口側に移行する。 廃樹脂は、赤外線の照射により、好ましくは400〜500℃
に加熱される。反応器内の処理時間は、処理温度や廃樹
脂の種類すなわちカチオン交換樹脂かアニオン交換樹脂
か、などの条件によって異なるが、反応器容積1あた
り、20〜30、好ましくは約25g乾燥樹脂/hrとなるよう
に、ベルトコンベア4の移送速度を調整する。酸素の供
給源として空気を使用する場合、その量は廃樹脂1kgあ
たり1〜4m3/分が適当である。処理時間は分解処理温
度を高めることにより短縮できるが、放射性核種の飛散
を防止するという観点からは、高くしない方が好まし
い。 廃樹脂は、ベルトコンベア4により反応器出口側に達す
るまでの間に、完全に酸化分解される。廃樹脂がNa型の
カチオン交換樹脂(代表的にはスチレンとジビニルベン
ゼンとの共重合体を高分子基体とし、これにイオン交換
基としてスルホン酸基を有するもの)の場合には、加熱
により、まず高分子基体から交換基が離脱する。スルホ
ン酸基(−SO3Na)は、約半分がNa2SO4に転化し、反応
器1の出口において残渣回収槽6に回収される。そのほ
かのイオウ化合物であるH2SとSOxのうち、H2Sは分解塔
7において吸着または分解され、SOxとともに循環回収
液槽9を備えたスクラバー8で、アルカリ洗浄水などに
より回収除去される。一方、高分子基体は、CO2,H2Oな
どに酸化分解生成され、生成した無害なガスはスクラバ
ー8の塔頂から排出される。 H2S分解塔7には、たとえばZnOを充填しておけば、 ZnO+H2S→ZnS+H2O (1) ZnS+3O2→ZnO+2SO2 (2) SO2+O22SO3 (3) の反応が連続的に起って、H2Sが分解される。この触媒
は、劣化のおそれがない。ZnOのほかに、酸化バナジウ
ム、チタン−モリブデン系複合酸化物触媒などを使用す
ることもできる。 廃樹脂がスルホン酸基の代りに第四級アンモニウム塩
(NR3OH)のような交換基を有するアニオン交換樹脂で
ある場合には、酸化分解によりNH3,NOxなどが生成す
る。これも上記酸化物触媒により酸化されるから、HNO3
またはNaNo3として回収すればよい。
【作用】
以下に、廃樹脂が赤外線照射により低温で分解する事実
を、実験データにもとづいて説明する。 第2図は、Na型カチオン交換樹脂IR−120B(Na)の空気
および窒素雰囲気中での示差熱分析の結果を示すグラフ
である。空気中では、390〜400℃において重量減少が約
80%に達し、交換基の離脱を示す発熱ピークと白煙の発
生が確認された。また、400〜720℃では、C−C、C−
H結合の開裂を示唆するピークが認められ、重量減少は
85%に達した。これに対し、窒素雰囲気中では、270〜4
20℃での重量減少は60%程度であり、交換基の離脱を示
唆する明確なピークが認められない。また、1000℃にお
いても、重量減少が73%と少ない。これは燃焼による酸
化分解が起らないためであろう。 第3図は、カチオン交換樹脂SK−1B(H)の示差熱分析
の結果を示す。空気中および窒素雰囲気中とも同様のピ
ークパターンを示し、400℃付近で交換基の急激な離脱
が起り、以降は徐々にC−C,C−Hの開裂が起る。この
ように、H型はNa型と異なり、窒素雰囲気中でも空気中
と同じ位置に発熱反応が起る。 アニオン交換樹脂IRA−400(Cl)の場合は、第4図に示
すように、カチオン樹脂とは際立って異なる現象がみら
れる。すなわち、カチオン交換樹脂と比較して発熱が大
きく、空気中および窒素雰囲気中でのピークパターンは
あまり変らず、重量減少が早く、650℃でほぼ一定とな
る。 別に、赤外線照射による効果を明らかにするため、第5
図に示すように、石英反応管10と赤外線電気炉11との間
にアルミナ管12を置いて、赤外線の直射を一部遮断する
実験装置を製作した。図において、13はブロア、14およ
び15は10%−H2O2を入れた吸収ビン、16がバッファー、
17はガスメータである。 この反応管10に、カチオン交換樹脂IR−120Bを20g(乾
燥基準で11.2g)を充填し、分解温度400℃、空気流量20
Nl/hr、分解時間6hrの条件で酸化分解処理したのち、反
応器のNo.2,4および6の部分における残渣を示差熱分析
にかけた。その結果を第6図に示す。 アルミナ管12で保護した部分(No.3〜No.6)の残渣は黒
色であり、チャートは第6図のNo.4およびNo.6にみると
おりであって、分解が進んでいないことを示した。ま
た、赤外線が照射された部分(No.2)の残渣は白色で、
それ以上の重量減少は認められず、完全に分解したこと
を示している。この白色残渣は水に易溶であって、X線
回析の結果、Na2SO4と同定された。なお、Na2SO3,NaHS
O3,NaHSO4・H2O,Na2S2O3の存在についても検討した
が、ピークパターンの類似したものは検出されなかっ
た。 以上の実験事実から、廃樹脂に赤外線を照射することに
より、低温度で分解処理できることが明らかとなった。 放射性核種として挙げられる60Co,137Cs,59Fe,90S
r、54Mnなどの、酸化物またはその塩であって本発明の
処理方法で用いる分解温度に最も近い融点をもつもの
は、Cs2O(融点490℃)である。ここでは代表としてNa2
SO4(融点884℃)をえらび、Naの廃ガス中への移行につ
いて検討したが、Na+は検出されなかった。すなわち、
分解処理の結果、H2O2吸収ビン14および15にはいずれも
Na+が認められず(ICP分析測定)、放射能核種の飛散ま
たは排ガスへの随伴は事実上無視できることが十分に推
認できる。 次に、放射性廃イオン交換樹脂の交換基に特定の金属イ
オンを吸着させて、赤外線照射下の酸化分解を行なう態
様を、やはり実験データにもとづいて説明する。 第12図は、Na型カチオン交換樹脂IR−120B(Na)に、Fe
またはCuのイオンを酸化分解反応の触媒として吸着させ
たものの熱天秤および示差熱分析の結果を示す、第2図
と同様なグラフである。図の熱天秤による重量変化にみ
るとおり、分解開始温度が無触媒のもの(405℃)にく
らべ、Feを吸着したもの(220℃)、Cuを吸着したもの
(270℃)と、130〜180℃低くなる。示差熱分析によれ
ば、無触媒では450℃と570℃付近に発熱のピークがみら
れるのに対し、Feを吸着したものは500℃にピークがあ
るだけであり、Cuを吸着したものはごく小さい。このこ
とから、これらの金属は発熱を小さくする効果があると
いえる。 触媒として吸着させる金属の種類による効果の差は、カ
チオン交換樹脂SKN−1(H)に種々の金属を吸着させ
たもの熱天秤測定から、つぎの順であることがわかっ
た。 (大)Fe−Cu−Co−Ni−Mn−H(小) 同じCuを吸着させた場合、分解開始温度は、IR−120B
(Na)の方が、SKN−1(H)より約30℃ほど近いこと
もわかった。 SKN−1樹脂に種々の金属イオンを吸着させたときの示
差熱分析の結果は、第13図AおよびBに示すとおりであ
って、Cuを使用したときは発熱がごくわずかであるこ
と、また発熱があっても分解が早いものほど発熱開始温
度が低い傾向にあることがわかる。 触媒とする金属の吸着量の影響は、第14図に示すとおり
であって、Naをおよそ30%以上CuやFeで置換したもの
は、熱分解開始温度が100%置換したものと大差ないこ
とが明らかになった。
【参考例1】 第5図に示す装置において、アルミナ管12を取り外し
て、表に示す各種の廃樹脂を反応管10に充填し(乾燥量
基準で11.2g)、赤外線照射下に、温度500℃、空気流量
60Nl/hr、反応時間6hrの条件で分解処理を行ない、イオ
ウの物質収支を求めた。その結果を第7図に示す。 イオウ量の分析は、分解残渣とガスとに分けて、次のよ
うに行なった。 (1)分解残渣は、高温燃焼後SO2に変換し、赤外線ス
ペクトルにより測定した。 (2)同じく分解残渣を水に溶解し、SO4 2-はイオンク
ロマトグラフィーで、またNa+はICPで、それぞれ測定し
た。 (3)残渣中、水不溶解分のイオウは、上記(1)のS
−上記(2)のSとして求められる。 (4)ガス中のイオウ分は、H2O2水吸収液に吸収された
ものをSO4 2-イオンクロマトグラフィーにより、未吸収
のものをH2Sとして検知管により、それぞれ測定した。 その結果によれば、カチオン樹脂+アニオン樹脂の混合
物の方が、H2S生成量が多い。これはアニオン樹脂から
発生する水素分に対応して濃度が高くなるからであろ
う。また、S分は約73%が離脱する(実験番号119参
照)。さらに、廃樹脂は湿潤状態で分解するとNa2SO4
生成しやすい傾向があり、H2Sの生成量が減少する。
【参考例2】 参考例1と同様に、廃樹脂としてIR−120Bを第5図に示
す反応管10に充填し、廃樹脂の分解に及ぼす温度および
時間などの影響を調べた。 分解温度と残渣の残存率との関係を、第8図のグラフに
示す。分解に及ぼす温度依存性は大きく、500℃におけ
る残存率は約30%に低下する。この値は、廃樹脂中のNa
がすべてNa2SO4に転化すると仮定した場合の計算値28.6
%とよく一致する。 分解温度と炭素、イオウおよび水素の除去率との関係を
第9図のグラフに示す。イオウの除去は、300℃付近か
ら急激に始まることがわかる。イオウの除去すなわち交
換基の離脱は、C−C結合の開裂前に進み、さらにベン
ゼン環の開裂には400〜500℃の温度を必要とすることが
わかる。反応時間1hr後の残渣は黒色であって、まだC
−C結合の開裂が進行していない(50%)ことを示す。
6時間後には白色(Na2SO4)となった。ただし、水素
は、1時間でほとんどがなくなっていた。 分解時間とNa2SO4に換算した-SO3Na残存率との関係を、
第10図のグラフに示す。分解率は反応後1時間で57%
(残存率の30%がNa2SO4として)であるが、6時間でほ
ぼ100%に達する。
【実施例】
第5図に示す装置を使用して、Feを交換容量の30%吸着
させたIR−120B樹脂10.4g(乾燥量基準)を、赤外線照
射下に、温度400℃、空気流量120Nl/hr、反応時間3時
間の条件で分解処理した。温度は反応管内の方が平均約
30℃、最高50℃高く、これは酸化反応による発熱と考え
られる。 この分解処理における元素分析結果はつぎのとおりであ
る。(単位g) この結果にもとづけば、廃樹脂を酸化分解することによ
り、その重量を約1/4に減少させることができる。 別に、イオウの物質収支をしらべた。その結果を第15図
に示す。分析法は、実施例1において記したとおりであ
る。 発明の効果 本発明の処理方法によれば、放射性廃イオン交換樹脂を
赤外線の照射により一段で酸化分解処理することができ
るから、その装置は第1図に示すようにきわめて簡素化
される。分解は400〜500℃の低温度で行なわれるから、
放射性核種の飛散がなく安全であり、反応器の材質の選
定や装置の運転、保守も容易であり、設備費および運転
費をあわせた処理コストを低く抑えることができる。 廃樹脂の分解処理による残渣は、Na型のカチオン交換樹
脂の場合はNa2SO4が主体であり、アニオン交換樹脂の場
合には実質上残渣がなく、ほとんどCO2,CO,H2Oに酸化分
解されるから、減容比を大にすることができる。他の分
解生成物であるSOxやNOxガスは容易に処理でき、放射能
核種の随伴による汚染の心配がなく、硫酸塩や硝酸塩の
形態で固定することができる。 金属イオンを吸着させ酸化分解反応の触媒として使用す
る好ましい態様によれば、いっそうの低温で速やかに反
応が進行する。この場合はH2Sの生成がないから、排ガ
スの処理は簡単である。 供給される廃樹脂は通常水を含んでいる(含水率50〜70
%)。樹脂中に水を含むことにより酸化分解時に起る発
熱反応が抑制される。即ち、次式に示す吸熱反応が起る
ものと考えられる。 C+H2O→Co+H2−31.4kcal/g.mol C+H2O→CO2+2H2−21.5kcal/g.mol
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の処理方法を実施するための装置の一
例を示す説明図である。 第2図、第3図および第4図は、それぞれ本発明の原理
を説明するための、各種廃樹脂の示差熱分析結果を示す
グラフである。 第5図は、本発明の完成に使用した実験装置の説明図で
ある。 第6図は、やはり本発明の原理を説明するための、廃樹
脂の赤外線照射下における分解残渣の示差熱分析の結果
を示すグラフである。 第7図は、本発明の参考例における、イオン交換樹脂中
のイオウの物質収支を示す系統図とデータである。 第8図ないし第12図は、いずれも本発明の参考例のデー
タを示すものであって、第8図は分解温度と残渣の残存
率との関係、第9図は分解温度と炭素、イオウおよび水
素の除去率との関係、第10図は分解時間と炭素および水
素の除去率との関係、そして第11図は分解時間と-SO3Na
(Na2SO4換算)の残存率との関係を示すグラフである。 第12図は、本発明の原理を説明するための、金属イオン
を吸着した廃樹脂の示差熱分析結果を示す、第2図と同
様なグラフである。 第13図AおよびBは、廃樹脂に種々の金属イオンを吸着
させた場合の示差熱分析結果を示す、第6図に類似のグ
ラフである。 第14図は、廃樹脂の金属イオンの吸着量が熱分解開始温
度に及ぼす影響を示すグラフである。 第15図は、本発明の実施例における、イオン交換樹脂中
のイオウの物質収支を示す、第7図と同様な系統図であ
る。 1…反応器、2…赤外線照射装置 3…ベルトコンベア、4…ホッパー 5…送風機、6…残渣回収槽 7…H2S分解塔、8…スクラバー 9…循環回収液槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射性廃イオン交換樹脂に、Fe,Cu,Co,Ni
    およびMnからえらんだ金属のイオン1種または2種以上
    を吸着させて、イオン交換基の少なくとも30%をこれら
    の金属で置換したものに対し、赤外線の照射下に酸素ま
    たは空気を作用させることにより、温度400〜500℃で酸
    化分解することを特徴とする放射性廃イオン交換樹脂の
    処理方法。
  2. 【請求項2】放射性廃イオン交換樹脂1g(乾燥重量基
    準)に対し、1〜4l/minの割合で空気を流通させて実施
    する特許請求の範囲第1項の処理方法。
  3. 【請求項3】放射性廃イオン交換樹脂がスルホン酸型カ
    チオン交換樹脂であって、その末端基に含まれるイオウ
    の約半分をNa2SO4として回収し、残りをSOxに変換して
    アルカリで固定する工程を含む特許請求の範囲第1項の
    処理方法。
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