JPH0697304B2 - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

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JPH0697304B2
JPH0697304B2 JP59121437A JP12143784A JPH0697304B2 JP H0697304 B2 JPH0697304 B2 JP H0697304B2 JP 59121437 A JP59121437 A JP 59121437A JP 12143784 A JP12143784 A JP 12143784A JP H0697304 B2 JPH0697304 B2 JP H0697304B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は顕微鏡、特に倒立型顕微鏡の構成の改良に関す
るものである。
従来技術 第7図は、従来の倒立型顕微鏡の基本構成と光学系を示
しているが、この図から明らかな如く、一般に倒立型顕
微鏡は、U字形本体の内部に結像光学系IFを配置し、本
体より立上り部の一方に標本を照明するための照明装置
IDが取付けられ、他方に標本を観察するための接眼レン
ズを含む観察鏡筒OTがそれぞれ取付けられている。そし
て、これらの両立上り部間に標本載置のためのステージ
が横架され、その下方に対物レンズを含むレボルバー部
が配置されている。対物レンズから接眼レンズに至る結
像光学系IFは、U字形本体の内部と観察鏡筒OTの内部に
亘つて一体的に構成されている。また観察鏡筒OTのみは
着脱可能で、写真撮影のための光路切換え機構を含む三
眼式の観察鏡筒と交換できる構造のものもある。これら
交換可能な観察鏡筒は、一般に対物レンズの射出瞳投影
像を含まないステージ面付近の位置で本体に対し着脱さ
れるようになつている。即ち、接眼レンズの射出瞳の位
置及び大きさには一定の制限があるため、対物レンズの
射出瞳投影像の位置を極端に接眼レンズ側によせること
は出来ず、ほぼ本体の立上り部A付近に配置されること
が多い。
従つて、かかる制約の中で対物レンズの射出瞳投影像を
利用する顕微鏡観察装置を設計する場合には、顕微鏡本
体内で側方へ光路を導くような光学的レイアウトが採用
される。この結果、顕微鏡は横方向へ大型化して利用し
得る机上スペースを減じてしまうばかりか、光路を側方
へ分割するため観察光の光量が減り、側方の光路の切換
え機構等のため全体的に構造が複雑化する等の諾問題が
あつた。また、側方へ導びかれる顕微鏡観察モジユール
を加える方式でシステムを構成するため、特定の観察に
適した専用顕微鏡としてのシステムが採用できない等ユ
ーザーにとつては不便なことが多かつた。
目 的 本発明は、上記の事情に鑑み、対物レンズの射出瞳投影
像を利用する顕微鏡観察においてシステム性に優れた顕
微鏡を提供することにある。
概 要 上記の目的は、本発明によれば、対物レンズから接眼レ
ンズに至る標本観察のための観察光学系を有する顕微鏡
において、前記対物レンズの射出瞳を顕微鏡本体の外部
に位置させ、該射出瞳を含む観察鏡筒を前記顕微鏡本体
に着脱可能に設けると共に、前記対物レンズの射出瞳投
影位置又はその近傍に各種の検鏡を構成する光学素子を
配置可能に構成することによって達成される。
実施例 次に第1図および第2図に基づき本発明を倒立型顕微鏡
に適用した場合の実施例について具体的に説明すれば、
1は顕微鏡本体、2は顕微鏡本体上に照明系を支持する
ための支柱、3は支柱2により支持されていて照明用ラ
ンプとコレクターレンズを含むランプハウス、4は支柱
2に取付けられたホルダーにより支持された照明光を集
光するためのコンデンサレンズ、5,5は顕微鏡本体1上
に一体的に形成されていて支持面5a,5aを有する一対の
脚部、6は両端縁部が脚部5,5の支持面5a,5a上にそれぞ
れ載置されたステージ、7は観察のためステージ6上に
載置された標本、8はレボルバーを介してステージ6の
下方に配置された対物レンズ、9,10はアフオーカル光学
系を形成する結像レンズ、11は結像レンズ10を通過した
光の一部を反射し残部を透過せしめ得るように構成され
た光学素子、12は光学素子11により反射された光を顕微
鏡本体に取付けられた図示しないカメラのフイルム面上
に結像させるための撮影レンズ、13は光学素子11を透過
した光を反射して水平方向へ導びくための反射鏡、14は
反射鏡13により反射された光の光路上に設置された焦点
鏡、15はリレーレンズ、16はリレーレンズ15を通過した
光を観察光路へ導びくための反射鏡、17は顕微鏡本体1
に一体的に形成されていて外周面に断面V形の環状溝17
aを有するレンズ枠、18,19はレンズ枠17により保持され
たリレーレンズ、20はレンズ枠17に取外し可能に嵌装さ
れた状態で顕微鏡本体1上に載置され内部に対物レンズ
5の射出瞳投影像位置Aとリレーレンズ19を通過した光
を斜め上方へ曲げるためのプリズム群21と接眼レンズ22
とを含む観察鏡筒、23は観察鏡筒20をレンズ枠17に固定
するため先端の円錐形部分が環状溝17a内へ進入し得る
ように観察鏡筒20に螺入されたクランプネジである。
本倒立型顕微鏡は上記の如く構成されているから、第1
図の状態で照明用ランプを点灯すれば、対物レンズ8,結
像レンズ9および10,光学素子11および反射鏡13を介し
て焦点鏡14上に標本7の中間像が形成され、この中間像
はリレーレンズ15,反射鏡16,リレーレンズ18および19,
プリズム群21を介して観察鏡筒20内のB位置すなわち接
眼レンズ22の前側焦点位置より若干後方に再度結像せし
められて、接眼レンズ22による虚像観察が行われる。
この説明で明らかなように、観察鏡筒20は脚部5とは独
立して顕微鏡本体1上に着脱自在に配置されているの
で、観察鏡筒20の着脱によりステージ6の支持状態に影
響を及ぼすようなことはない。第2図はクランプネジ23
を弛めて観察鏡筒20を顕微鏡本体1から取外した状態を
示している。第1図および第2図に示した実施例では、
観察鏡筒20は普通鏡筒であるので、コンデンサレンズ部
分と顕微鏡本体部分の所定位置に各種のモジユールを付
設するだけで、位相差観察,微分干渉観察,螢光観察を
行うことが出来ることは云うまでもない。なお、観察鏡
筒20は、上記の如き普通鏡筒に代えて立体視鏡筒の形で
適用することも出来る。
第3図及び第4図は観察鏡筒として立体視鏡筒を用いた
場合を示しているが、図中、24は対物レンズ5の射出瞳
投影像位置Aの近傍において光路内で選択的に挿入され
得るように観察鏡筒20に装架されていて全反射面部分24
a′と全透過面部分24a″とを含む面24aを有する光束分
割プリズム、25,25′はリレープリズム、26,26′は結像
レンズ、27,27′は眼幅調整プリズム、28,28′は接眼レ
ンズである。このように構成された立体視鏡筒20をクラ
ンプネジ23を用いて既述の如く顕微鏡本体1上に取付
け、光束分割プリズム24を図示位置にセツトして照明ラ
ンプを点灯すれば、標本7を照明した光は既述の如く進
んでリレーレンズ19を通過した後光束分割プリズム24に
入射するが、この内標本7の右眼視系光束Rは全反射面
24a′で反射せしめられた後、プリズム25′,結像レン
ズ26′,プリズム27′を通つて結像し、接眼レンズ28′
を介して観察が行われる。他方、標本7の左眼視系光束
Lは全透過面24a″を透過した後、プリズム25,結像レン
ズ26,プリズム27を通つて結像し、接眼レンズ28を介し
て観察が行われる。かくして左眼視系光束Lは観察者の
左眼により射出瞳29に示されるように観察され、他方、
右眼視系光束Rは観察者の右眼により射出瞳29′に示さ
れるように観察されて、立体像が観察される。この立体
視鏡筒を用いた観察では、標本7の二次元情報に加えて
その奥行き方向の情報をも得ることが出来ることにな
る。例えば、神経組織の分野でよく用いられるゴルジ標
本では、神経細胞の重なりを認識する必要があるが、従
来は、この認識のために標本の厚み方向にピント位置を
ずらしながら観察することにより行われるのが実情であ
つた。然しながら、本立体視鏡筒を用いれば、神経細胞
の重なり具合をつぶさに見ることができ、従来の如くピ
ントをずらしながらの標本像スケツチを行う必要がなく
極めて便利である。なお、螢光観察時の立体視も可能で
あり、従来方式では得られない新しい情報を得ることも
出来る。
更に、第5図及び第6図は観察鏡筒として位相差鏡筒を
用いる場合を示している。図中、30は対物レンズ5の射
出瞳投影像位置Aにおいて光路内へ選択されたフエーズ
プレート30aが挿入され得るように観察鏡筒20に摺動可
能に装架された位相差スライダーである。一般に位相差
検鏡においては、コンデンサレンズ4の入者瞳位置に配
置されたリングスリツトと、対物レンズ8の射出瞳位置
に配置されたフエーズプレートとの相互作用により標本
7の位相情報が濃淡像として検出されるわけであるが、
この位相差検鏡においては、対物レンズ系内にフエーズ
プレートを内蔵した位相差検鏡専用の対物レンズが必要
になる。一方、既述の如き明視野検鏡の場合には、上記
の如き位相差検鏡専用の対物レンズをそのまま用いると
フエーズプレートによる像の劣化があるため、フエーズ
プレートを内蔵しない対物レンズが必要となり、結局少
なくとも二種類の対物レンズを使い分けなければならな
かつた。これに対し、本発明による位相差鏡筒によれ
ば、位相差スライダー30を操作することにより対物レン
ズ8の射出瞳投影像位置Aにフエーズプレート30aを配
置することが出来るように構成されているから、明視野
用対物レンズで位相差検鏡を行うことができ、又位相差
スライダー30を操作して透孔30bを光路に整合させれ
ば、直ちに既述の如き明視野検鏡を行うことが出来る。
このように、本位相差鏡筒を用いれば、各倍率毎に複数
本の対物レンズを用意する必要がなく、極めて経済的な
実用性に富むシステムを提供できる結果となる。
更に、コンデンサレンズ4の入射瞳位置と対物レンズ5
の射出瞳投影像位置Aとにそれぞれ対応する開口スリツ
トを配置し得るように観察鏡筒20を構成すれば、変調コ
ントラスト鏡筒(ホフマン鏡筒)として用いることがで
き、位相物体の簡易な観察が可能となる。
発明の効果 上述の如く、本発明によれば、各種の観察鏡筒を用意し
てこれを顕微鏡本体に選択的に装着することにより、各
種の検鏡法に直ちに対応させることができ、システム性
とコストパフオーマンスに優れた顕微鏡を提供すること
ができる。又従来構造における如く着脱可能の鏡筒にス
テージの一端を直接固定する方式を採らず、専用のステ
ージ支持用の脚部を設けているので、鏡筒着脱時に不具
合を生じるようなことはなく、ステージは常に正しく保
持され得る。なお、実施例では本発明を倒立型顕微鏡に
適用した場合について記述したが、これに限定されな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う顕微鏡の一実施例を示す構成図、
第2図は観察鏡筒を取外した状態を示す第1図と同様の
構成図、第3図は立体視鏡筒の内部構成を示す説明図、
第4図は第3図において用いられる光分割プリズムの拡
大斜視図、第5図は本発明に従う位相差鏡筒の一部破断
正面図、第6図は第5図VI−VI線に沿う概略断面図、第
7図は従来の顕微鏡の一構成例を示す説明図である。 1……顕微鏡本体、8……対物レンズ、9,10……結像レ
ンズ、11……光分割光学素子、13,16……反射鏡、15,1
8,19……リレーレンズ、20……鏡筒、22……接眼レン
ズ、23……クランプネジ、A……対物レンズの射出瞳投
影像位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズから接眼レンズに至る標本観察
    のための観察光学系を有する顕微鏡において、 前記対物レンズの射出瞳を顕微鏡本体の外部に位置さ
    せ、該射出瞳を含む観察鏡筒を前記顕微鏡本体に着脱可
    能に設けると共に、前記対物レンズの射出瞳投影位置又
    はその近傍に各種の検鏡を構成する光学素子を配置可能
    にしたことを特徴とする顕微鏡。
JP59121437A 1984-06-13 1984-06-13 顕微鏡 Expired - Fee Related JPH0697304B2 (ja)

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