JPH0697460A - 多機能半導体デバイス - Google Patents
多機能半導体デバイスInfo
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- JPH0697460A JPH0697460A JP15456993A JP15456993A JPH0697460A JP H0697460 A JPH0697460 A JP H0697460A JP 15456993 A JP15456993 A JP 15456993A JP 15456993 A JP15456993 A JP 15456993A JP H0697460 A JPH0697460 A JP H0697460A
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Links
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Landscapes
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゲート電極17の下に2個の垂直積層チャネ
ル12,14を有する多機能半導体デバイスが提供され
る。 【構成】 チャネル12,14はワイド・バンドギャッ
プ・バッファ層11の上に形成されており、チャネル1
2,14はそれぞれソース電極21,22およびドレイ
ン電極23,24に結合されており、これらの電極はゲ
ート電極17をはさんで両側に対置する形で形成されて
いる。いちばん上部のチャネル14は、ワイド・バンド
ギャップ半導体材料のキャップ層16によってゲート電
極17から分離されている。チャネル12,14は障壁
層13によって互いに分離されており、各チャネルのバ
ンドギャップ・エネルギーよりも大きなバンドギャップ
・エネルギーを有する。
ル12,14を有する多機能半導体デバイスが提供され
る。 【構成】 チャネル12,14はワイド・バンドギャッ
プ・バッファ層11の上に形成されており、チャネル1
2,14はそれぞれソース電極21,22およびドレイ
ン電極23,24に結合されており、これらの電極はゲ
ート電極17をはさんで両側に対置する形で形成されて
いる。いちばん上部のチャネル14は、ワイド・バンド
ギャップ半導体材料のキャップ層16によってゲート電
極17から分離されている。チャネル12,14は障壁
層13によって互いに分離されており、各チャネルのバ
ンドギャップ・エネルギーよりも大きなバンドギャップ
・エネルギーを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に半導体デバイスに
関し、具体的には複数の垂直整合チャネルを有する電解
効果トランジスタに関する。
関し、具体的には複数の垂直整合チャネルを有する電解
効果トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】化合物半導体ベースのヘテロ構造デバイ
スは、シリコン・デバイスに比べて速度および電力に関
して重要な有利性をもたらすものと予想される。化合物
半導体ベースのHFET設計の大半は、化合物半導体材
料を用いたシリコン・ベース構造をほとんどコピーする
ことを目指している。この方式の一つの欠点は、化合物
半導体材料の有利な特性を充分に生かしきれておらず、
シリコン・ベースのものに比して、デバイスの最小形状
も改良されていないことである。その結果、ガリウム砒
素デバイスはシリコン・ベース・デバイスに比べて余り
小型化しておらず、従来のCMOS技術に対してコスト
競争力がない。化合物半導体材料を用いた真に小型で高
性能の相補的ヘテロ接合電解効果トランジスタ構造が必
要とされている。
スは、シリコン・デバイスに比べて速度および電力に関
して重要な有利性をもたらすものと予想される。化合物
半導体ベースのHFET設計の大半は、化合物半導体材
料を用いたシリコン・ベース構造をほとんどコピーする
ことを目指している。この方式の一つの欠点は、化合物
半導体材料の有利な特性を充分に生かしきれておらず、
シリコン・ベースのものに比して、デバイスの最小形状
も改良されていないことである。その結果、ガリウム砒
素デバイスはシリコン・ベース・デバイスに比べて余り
小型化しておらず、従来のCMOS技術に対してコスト
競争力がない。化合物半導体材料を用いた真に小型で高
性能の相補的ヘテロ接合電解効果トランジスタ構造が必
要とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の2進論理回路は
1個の出力を有するトランジスタをベースにしている。
基本的機能および複雑な機能を実行する回路を提供する
には、多くのトランジスタを相互接続しなければならな
い。各論理機能に対して相当数のトランジスタが必要な
ため、集積回路のコストが増大する。また多くのトラン
ジスタを相互接続するのは複雑で時間がかかり、論理回
路の費用をいっそう増大させる。複数の出力を提供し、
付加する構成要素の数を減らしても複雑な機能を実行で
きる半導体デバイスが必要とされている。
1個の出力を有するトランジスタをベースにしている。
基本的機能および複雑な機能を実行する回路を提供する
には、多くのトランジスタを相互接続しなければならな
い。各論理機能に対して相当数のトランジスタが必要な
ため、集積回路のコストが増大する。また多くのトラン
ジスタを相互接続するのは複雑で時間がかかり、論理回
路の費用をいっそう増大させる。複数の出力を提供し、
付加する構成要素の数を減らしても複雑な機能を実行で
きる半導体デバイスが必要とされている。
【0004】
【課題を解決するための手段】要約すると、本発明の利
点はゲート電極の下に2個の垂直積層チャネルを有する
多機能半導体デバイスによって達成する。このチャネル
はワイド・バンドギャップ・バッファ層の上に形成さ
れ、各チャネルはソース電極およびドレイン電極に結合
されており、これら電極はゲート電極をはさんで両側に
対置する形で形成される。いちばん上部のチャネルはワ
イド・バンドギャップ半導体材料のキャップ層によっ
て、ゲート電極から分離されて隔てられている。チャネ
ルは、各チャネルのバンドギャップ・エネルギーよりも
大きなバンドギャップ・エネルギーを持つ障壁層によっ
て、互いに分離されている。
点はゲート電極の下に2個の垂直積層チャネルを有する
多機能半導体デバイスによって達成する。このチャネル
はワイド・バンドギャップ・バッファ層の上に形成さ
れ、各チャネルはソース電極およびドレイン電極に結合
されており、これら電極はゲート電極をはさんで両側に
対置する形で形成される。いちばん上部のチャネルはワ
イド・バンドギャップ半導体材料のキャップ層によっ
て、ゲート電極から分離されて隔てられている。チャネ
ルは、各チャネルのバンドギャップ・エネルギーよりも
大きなバンドギャップ・エネルギーを持つ障壁層によっ
て、互いに分離されている。
【0005】
【実施例】量子井戸電解効果トランジスタの設計におけ
る主要な問題点は、ゲート電極の下部のチャネル領域の
構造である。このチャネル領域の性能がデバイス全体の
性能をほぼ決定する。図1は、本発明に基づく多機能半
導体デバイスのチャネル領域の断面図をごく単純化して
示したものである。図1に示すすべての材料層をはじ
め、結果として生じる本発明の実施例は実質的に単結晶
エピタキシャル生長層である。このために各エピタキシ
ャル層は、基調となる基板と結晶学的に適合性のある材
料によって構成される必要がある。そのため、個々の実
施例に関して後述する電子材料の制約のほかに、材料の
選択は水晶の特性によっても制限されることに注意され
たい。本発明のエピタキシャル層は、有機金属気相成長
法(MOCVD),分子線エピタキシ(MBE)または
原子層エピタキシ(ALE)などによって生長させても
よい。
る主要な問題点は、ゲート電極の下部のチャネル領域の
構造である。このチャネル領域の性能がデバイス全体の
性能をほぼ決定する。図1は、本発明に基づく多機能半
導体デバイスのチャネル領域の断面図をごく単純化して
示したものである。図1に示すすべての材料層をはじ
め、結果として生じる本発明の実施例は実質的に単結晶
エピタキシャル生長層である。このために各エピタキシ
ャル層は、基調となる基板と結晶学的に適合性のある材
料によって構成される必要がある。そのため、個々の実
施例に関して後述する電子材料の制約のほかに、材料の
選択は水晶の特性によっても制限されることに注意され
たい。本発明のエピタキシャル層は、有機金属気相成長
法(MOCVD),分子線エピタキシ(MBE)または
原子層エピタキシ(ALE)などによって生長させても
よい。
【0006】本発明は2個のNチャネルおよび2個の出
力を有する多機能デバイスに即して説明しているが、若
干変形を施せば多数の出力を備えられることを理解され
たい。これらの変形は当業者には容易に理解されるもの
であり、本発明の範囲内に包含されることを意図してい
る。
力を有する多機能デバイスに即して説明しているが、若
干変形を施せば多数の出力を備えられることを理解され
たい。これらの変形は当業者には容易に理解されるもの
であり、本発明の範囲内に包含されることを意図してい
る。
【0007】図1に示す実施例は、半導体結晶基板また
は半絶縁結晶基板10の上に形成されたワイド・バンド
ギャップ・バッファ層11によって構成され、この結晶
基板10は積層半導体構造を形成するのに適している。
バッファ層11はアンチモン・アルミニウム(ALS
b)などの材料によって構成される。他のワイド・バン
ドギャップ材料も知られており、化合物半導体デバイス
内で使用されているが、好適実施例では、各上載せ層で
使用する他の材料との適合性を確保するために、ALS
bが望ましい。第1の量子井戸チャネル12はバッファ
層11の一部の上に形成される。好適実施例では、チャ
ネル12はインジウムひ素(InAs)によって構成さ
れ、厚さはおよそ10〜15ナノメータである。
は半絶縁結晶基板10の上に形成されたワイド・バンド
ギャップ・バッファ層11によって構成され、この結晶
基板10は積層半導体構造を形成するのに適している。
バッファ層11はアンチモン・アルミニウム(ALS
b)などの材料によって構成される。他のワイド・バン
ドギャップ材料も知られており、化合物半導体デバイス
内で使用されているが、好適実施例では、各上載せ層で
使用する他の材料との適合性を確保するために、ALS
bが望ましい。第1の量子井戸チャネル12はバッファ
層11の一部の上に形成される。好適実施例では、チャ
ネル12はインジウムひ素(InAs)によって構成さ
れ、厚さはおよそ10〜15ナノメータである。
【0008】チャネル12は、所定の厚さを有する障壁
領域13によって被覆され、これはワイド・バンドギャ
ップALSbを有する材料によって構成される。好適実
施例では、障壁領域13は約3〜10ナノメータの厚さ
である。第2の量子井戸チャネル14は約5〜10ナノ
メータの厚さで、障壁領域13の少なくとも一部を被覆
しており、好適実施例ではInAsなど、第1チャネル
12に使用されるものと同じ材料成分によって構成され
る。キャップ層16はチャネル14の上に形成される。
キャップ層16は、ALSbなどワイド・バンドギャッ
プ材料によって構成され、厚さは約30ナノメータであ
るが、他のワイド・バンドギャップ材料を使用してもよ
い。
領域13によって被覆され、これはワイド・バンドギャ
ップALSbを有する材料によって構成される。好適実
施例では、障壁領域13は約3〜10ナノメータの厚さ
である。第2の量子井戸チャネル14は約5〜10ナノ
メータの厚さで、障壁領域13の少なくとも一部を被覆
しており、好適実施例ではInAsなど、第1チャネル
12に使用されるものと同じ材料成分によって構成され
る。キャップ層16はチャネル14の上に形成される。
キャップ層16は、ALSbなどワイド・バンドギャッ
プ材料によって構成され、厚さは約30ナノメータであ
るが、他のワイド・バンドギャップ材料を使用してもよ
い。
【0009】ゲート電極17はキャップ層16の一部の
上に形成され、キャップ層16に対してショットキー接
点を作る。好適実施例では、チャネル12,14は実質
的にドーピングされていない。N形電荷担体(自由電
子)が、変調ドーピングなど周知のドーピング技術を用
いて、チャネル12,14に提供される。電極21,2
4はゲート電極17をはさんで両側に対置する形で形成
され、チャネル12に対してソース電極またはドレイン
電極の働きをすることができる。電極22,23はゲー
ト電極17をはさんで両側に対置する形で形成され、チ
ャネル14に対してソース電極またはドレイン電極の働
きをすることができる。電極21〜24は表面部分21
a〜24aによって構成され、この表面部分は導電率が
高く、デバイスを、外部回路もしくは集積回路(図示せ
ず)に相互接続するのに用いる。電極21〜24はまた
拡散部分21b〜24bによって構成され、この拡散部
分は、チャネル12,14に対して低抵抗結合を提供す
る。
上に形成され、キャップ層16に対してショットキー接
点を作る。好適実施例では、チャネル12,14は実質
的にドーピングされていない。N形電荷担体(自由電
子)が、変調ドーピングなど周知のドーピング技術を用
いて、チャネル12,14に提供される。電極21,2
4はゲート電極17をはさんで両側に対置する形で形成
され、チャネル12に対してソース電極またはドレイン
電極の働きをすることができる。電極22,23はゲー
ト電極17をはさんで両側に対置する形で形成され、チ
ャネル14に対してソース電極またはドレイン電極の働
きをすることができる。電極21〜24は表面部分21
a〜24aによって構成され、この表面部分は導電率が
高く、デバイスを、外部回路もしくは集積回路(図示せ
ず)に相互接続するのに用いる。電極21〜24はまた
拡散部分21b〜24bによって構成され、この拡散部
分は、チャネル12,14に対して低抵抗結合を提供す
る。
【0010】図2に破線で示すように、チャネル14は
第1量子化電子状態(「基底状態」ともいう)Ee14 を
有しており、これはチャネル12の伝導帯エネルギーE
c より若干上に位置している。Ee14 の値はチャネル1
4の厚さによって決定する。Ee14 はチャネル14内の
電子の最小エネルギーである。同様に、チャネル12は
第1量子化電子状態Ee12 を有し、これはチャネル12
内の電子の最小エネルギーである。Ee12 はチャネル1
2の厚さによって変化する。チャネル12が厚さを増す
につれて、Ee12 はEc から次第にかい離する。同様に
チャネル14の厚さが増すと、Ee14 はEc から次第に
かい離する。チャネル12はチャネル14より厚さがあ
るので、チャネル12,14が共に同一材料の成分によ
って構成される場合でも、Ee14 はEe12 よりも大きく
なる。好適実施例で指定する具体的な寸法および厚さは
例示目的のためのものである。この構造は、ゲートに順
方向バイアスをかけたときに、障壁13,16の上部に
おいて、Ee12 からゲートへの熱電子対注入が実質的に
ないことを確保するように設計しなければならない。実
際には、層の厚さは指定したものと異なってもよいが、
必ずEe14 とEe12とのサがkTよりも大幅に大きくな
るように寸法を選ぶべきできであり、ここでkはボルツ
マン定数を、Tはケルビン温度を表す。順方向ゲート・
バイアスは漏れ電流によって制限される。
第1量子化電子状態(「基底状態」ともいう)Ee14 を
有しており、これはチャネル12の伝導帯エネルギーE
c より若干上に位置している。Ee14 の値はチャネル1
4の厚さによって決定する。Ee14 はチャネル14内の
電子の最小エネルギーである。同様に、チャネル12は
第1量子化電子状態Ee12 を有し、これはチャネル12
内の電子の最小エネルギーである。Ee12 はチャネル1
2の厚さによって変化する。チャネル12が厚さを増す
につれて、Ee12 はEc から次第にかい離する。同様に
チャネル14の厚さが増すと、Ee14 はEc から次第に
かい離する。チャネル12はチャネル14より厚さがあ
るので、チャネル12,14が共に同一材料の成分によ
って構成される場合でも、Ee14 はEe12 よりも大きく
なる。好適実施例で指定する具体的な寸法および厚さは
例示目的のためのものである。この構造は、ゲートに順
方向バイアスをかけたときに、障壁13,16の上部に
おいて、Ee12 からゲートへの熱電子対注入が実質的に
ないことを確保するように設計しなければならない。実
際には、層の厚さは指定したものと異なってもよいが、
必ずEe14 とEe12とのサがkTよりも大幅に大きくな
るように寸法を選ぶべきできであり、ここでkはボルツ
マン定数を、Tはケルビン温度を表す。順方向ゲート・
バイアスは漏れ電流によって制限される。
【0011】第1構成では、障壁領域13の厚さは、E
e14 がEe12 と等しくない場合は常に(以下これを非共
鳴状態という)、チャネル12と14との間の電荷移動
を防ぐように選択する。好適実施例では、チャネル12
の厚さは、ゲート電極17にゼロ・バイアスをかける
と、Ee12 < EF (この構造のフェルミ・エネルギー)
となるように選択する。この関係によって結果として、
チャネル12は電荷担体で埋められるか、またはゼロ・
ゲート・バイアスで「オン」になる。チャネル14の厚
さは、Ee14 >EF となるように選択する。そのためチ
ャネル14はゼロ・ゲート・バイアスで「オフ」にな
る。
e14 がEe12 と等しくない場合は常に(以下これを非共
鳴状態という)、チャネル12と14との間の電荷移動
を防ぐように選択する。好適実施例では、チャネル12
の厚さは、ゲート電極17にゼロ・バイアスをかける
と、Ee12 < EF (この構造のフェルミ・エネルギー)
となるように選択する。この関係によって結果として、
チャネル12は電荷担体で埋められるか、またはゼロ・
ゲート・バイアスで「オン」になる。チャネル14の厚
さは、Ee14 >EF となるように選択する。そのためチ
ャネル14はゼロ・ゲート・バイアスで「オフ」にな
る。
【0012】これと正反対の関係も、ゲート電極17に
ゼロ・バイアスをかけるとEe12 >EF となるようにチ
ャネル12の厚さを選択すれば、簡単に達成できる。こ
の第2の構成では、チャネル12はゼロ・ゲート・バイ
アスで「オフ」になる。チャネル14の厚さは、Ee14
<EF となるように増加でき、この場合、チャネル14
はゼロ・ゲート・バイアスで「オン」になる。以下、チ
ャネル14が通常オフで、チャネル12が通常オンにな
っている構造を有する第1構成に即して、多機能半導体
デバイスの動作を説明する。本発明に基づく多機能デバ
イスは、バイアス電圧の極性を反転すれば、第2構成で
も動作する。
ゼロ・バイアスをかけるとEe12 >EF となるようにチ
ャネル12の厚さを選択すれば、簡単に達成できる。こ
の第2の構成では、チャネル12はゼロ・ゲート・バイ
アスで「オフ」になる。チャネル14の厚さは、Ee14
<EF となるように増加でき、この場合、チャネル14
はゼロ・ゲート・バイアスで「オン」になる。以下、チ
ャネル14が通常オフで、チャネル12が通常オンにな
っている構造を有する第1構成に即して、多機能半導体
デバイスの動作を説明する。本発明に基づく多機能デバ
イスは、バイアス電圧の極性を反転すれば、第2構成で
も動作する。
【0013】図3は、正バイアス電圧をかけたことによ
る、図2に示すエネルギー帯の関係への影響を示したも
のである。ゲート・バイアスはEe12 に連動してEe14
を下げる。図3はEe14 =Ee12 の場合の共鳴状態を示
す。共鳴ゲート・バイアスのとき、チャネル12の電荷
は障壁13をトンネルして、チャネル14をオンにす
る。ゲート・バイアスがEe14 <Ee12 の点へと増大し
ていくにつれ、Ee14 およびEe12 は整合しなくなり、
チャネル14はオンのままであるが、チャネル12はオ
フになる。ゲート・バイアスが下がってEe14 >Ee12
になると、プロセスは逆転する。
る、図2に示すエネルギー帯の関係への影響を示したも
のである。ゲート・バイアスはEe12 に連動してEe14
を下げる。図3はEe14 =Ee12 の場合の共鳴状態を示
す。共鳴ゲート・バイアスのとき、チャネル12の電荷
は障壁13をトンネルして、チャネル14をオンにす
る。ゲート・バイアスがEe14 <Ee12 の点へと増大し
ていくにつれ、Ee14 およびEe12 は整合しなくなり、
チャネル14はオンのままであるが、チャネル12はオ
フになる。ゲート・バイアスが下がってEe14 >Ee12
になると、プロセスは逆転する。
【0014】図4は、本発明に基づく1個の多機能トラ
ンジスタで構成される複数出力スイッチを示す。ソース
電極21,22はともに短絡している。ゲート電極17
は入力の働きをし、ドレイン電極24は第1出力の働
き、ドレイン電極23は第2出力の働きをする。動作
中、チャネル12に相当する電解効果トランジスタ(F
ET)27は、ゼロ・ゲート・バイアスがゲート電極1
7にかけられるとオンになり、ソース21〜22をドレ
イン電極24と結合する。ゼロ・ゲート・バイアスで
は、チャネル14に相当するFET26はオフになる。
ンジスタで構成される複数出力スイッチを示す。ソース
電極21,22はともに短絡している。ゲート電極17
は入力の働きをし、ドレイン電極24は第1出力の働
き、ドレイン電極23は第2出力の働きをする。動作
中、チャネル12に相当する電解効果トランジスタ(F
ET)27は、ゼロ・ゲート・バイアスがゲート電極1
7にかけられるとオンになり、ソース21〜22をドレ
イン電極24と結合する。ゼロ・ゲート・バイアスで
は、チャネル14に相当するFET26はオフになる。
【0015】信号がゲート電極17に印加されると、ゲ
ート・バイアスが増加してFET27がオフになる。チ
ャネル12内の電荷はチャネル14に移動し、FET2
6がオンになり、ソース21〜22の信号をドレイン電
極23に結合する。このため、好適実施例では1個のト
ランジスタのスペースおよび電力しか必要としないが、
単極双投スイッチの働きをする。また高移動度InAs
を用いた1個の多機能デバイスで構成される複数出力ス
イッチは必要電力が大幅に減少し、従来のトランジスタ
設計で可能な速度よりも速い速度で動作する。したがっ
て、差動増幅器の速度電力積は、従来のトランジスタ設
計で可能な水準より低い16の因数である。
ート・バイアスが増加してFET27がオフになる。チ
ャネル12内の電荷はチャネル14に移動し、FET2
6がオンになり、ソース21〜22の信号をドレイン電
極23に結合する。このため、好適実施例では1個のト
ランジスタのスペースおよび電力しか必要としないが、
単極双投スイッチの働きをする。また高移動度InAs
を用いた1個の多機能デバイスで構成される複数出力ス
イッチは必要電力が大幅に減少し、従来のトランジスタ
設計で可能な速度よりも速い速度で動作する。したがっ
て、差動増幅器の速度電力積は、従来のトランジスタ設
計で可能な水準より低い16の因数である。
【0016】同様の実施例で、チャネル14はゼロ・ゲ
ート・バイアスで導通状態になるように設計される。こ
の場合、チャネル14は前述のようにチャネル12より
も広くなっている。ソース電極21は選択的に排除され
るか、または外部回路から単に切り離されている。チャ
ネル12,14および障壁13は、ゲートの空乏層がチ
ャネル14をピンチ・オフする場合に、チャネル12と
14のソース端部のエネルギー帯が整合し、電荷がソー
ス電極22からチャネル14を通ってチャネル12に移
動するように設計される。このため、ソース電極22は
ドレイン電極23またはドレイン電極24に対して選択
的に結合されている。この実施例では、チャネル12
は、2つのチャネル内の電流を等価にするために、チャ
ネル14よりも大きなドレイン電圧を必要とする場合が
ある。これは、各種の抵抗を有する負荷、すなわち、チ
ャネル12に用いられている低抵抗の負荷を使用するこ
とによって、単一電圧で容易に達成できる。
ート・バイアスで導通状態になるように設計される。こ
の場合、チャネル14は前述のようにチャネル12より
も広くなっている。ソース電極21は選択的に排除され
るか、または外部回路から単に切り離されている。チャ
ネル12,14および障壁13は、ゲートの空乏層がチ
ャネル14をピンチ・オフする場合に、チャネル12と
14のソース端部のエネルギー帯が整合し、電荷がソー
ス電極22からチャネル14を通ってチャネル12に移
動するように設計される。このため、ソース電極22は
ドレイン電極23またはドレイン電極24に対して選択
的に結合されている。この実施例では、チャネル12
は、2つのチャネル内の電流を等価にするために、チャ
ネル14よりも大きなドレイン電圧を必要とする場合が
ある。これは、各種の抵抗を有する負荷、すなわち、チ
ャネル12に用いられている低抵抗の負荷を使用するこ
とによって、単一電圧で容易に達成できる。
【0017】ここにおいて、性能が改良された多機能半
導体デバイスが提供されることが認められよう。本発明
に基づく多機能デバイスは、優れた材料をHFET技術
に最適に使用できるようにするとともに、高いパッキン
グ密度を得るための効果的な形状を可能にする。この結
合は、以前よりも少ないデバイス、簡単な回路で新しい
機能を実行できるようにする。
導体デバイスが提供されることが認められよう。本発明
に基づく多機能デバイスは、優れた材料をHFET技術
に最適に使用できるようにするとともに、高いパッキン
グ密度を得るための効果的な形状を可能にする。この結
合は、以前よりも少ないデバイス、簡単な回路で新しい
機能を実行できるようにする。
【図1】本発明に基づく多機能半導体デバイスの一部の
断面図をごく単純化して示す。
断面図をごく単純化して示す。
【図2】バイアスを加えていない図1の構造のバンド・
ダイアグラム(band diagram)を示す。
ダイアグラム(band diagram)を示す。
【図3】ゲート・バイアスを加えた図1の構造のバンド
・ダイアグラムを示す。
・ダイアグラムを示す。
【図4】本発明に基づく複数出力スイッチの概略図を単
純化して示す。
純化して示す。
10 結晶基板 11 ワイド・バンドギャップ・バッファ層 12,14 チャネル 13,16 障壁 17 ゲート電極17 21,22 ソース電極 23,24 ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジュン・シェン アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス、 エス・トゥエンティフィフス・プレイス 14654 (72)発明者 サイード・テラーニ アメリカ合衆国アリゾナ州スコッツデイ ル、イー・サン・アルフレド・ドライブ 8602 (72)発明者 エックス・セオドア・ズー アメリカ合衆国アリゾナ州チャンドラー、 エヌ・コングレス・ドライブ1351
Claims (4)
- 【請求項1】 多機能半導体デバイスであって、前記デ
バイスは:上部表面を有する多層半導体基板;前記上部
表面の上に形成されたゲート電極(17);前記ゲート
電極(17)の下に分離されて隔てられている第1チャ
ネル(14);前記第1チャネル(14)に結合された
第1ソース電極(22);前記第1チャネル(14)に
結合された第1ドレイン電極であって、前記第1ドレイ
ン電極(23)および前記第1ソース電極(22)は前
記ゲート電極(17)をはさんで両側に対置する形で形
成されており、また前記第1チャネル(14)は伝導帯
エネルギーEC を持つ材料によって構成される第1ドレ
イン電極;前記第1チャネル(14)の下の障壁領域
(13)であって、前記障壁領域(13)は、前記第1
チャネル(14)よりも大きなバンドギャップ・エネル
ギーを持つ材料によって構成される障壁領域(13);
前記障壁層(13)の下にあって、前記障壁層13によ
って前記第1チャネル(14)から分離されて隔てられ
た第2チャネル(12);前記第2チャネル(12)に
結合された第2ソース電極(21);および前記第2チ
ャネル(12)に結合された第2ドレイン電極(24)
であって、前記第2ドレイン電極(24)および前記第
2ソース電極(21)は前記ゲート電極(17)をはさ
んで両側に対置する形で形成されており、また前記第2
チャネルは、前記第1チャネル(14)がエネルギーE
e1を持つ第1量子化電子状態を有し、前記第2チャネル
(12)がエネルギーEe2を持つ第1量子化電子状態を
有して、前記ゲート電極にゼロ・バイアスがかけられる
と、Ee1>Ee2となるような伝導帯エネルギーEcを持
つ材料によって構成される前記第2チャネル(14)に
結合された第2ドレイン電極(24);によって構成さ
れることを特徴とする多機能半導体デバイス。 - 【請求項2】 前記ゲート電極(17)に所定の正バイ
アスがかけられる場合に、Ee1<Ee2になることを特徴
とする請求項1記載の多機能半導体デバイス。 - 【請求項3】 前記ゲート電極(17)に所定の正バイ
アスがかけられる場合に、Ee1=Ee2になることを特徴
とする請求項1記載の多機能半導体デバイス。 - 【請求項4】 多機能半導体デバイスであって、前記デ
バイスは:積層半導体デバイスをその上に形成できる基
板(10);前記基板(10)を被覆するワイド・バン
ドギャップ・バッファ層(11);前記バッファ層(1
1)の一部の上に形成された第1材料成分の第1チャネ
ル領域(12)であって、前記第1材料成分は伝導帯エ
ネルギーEc 、 持つ第1チャネル領域(12);前記第
1チャネル(12)を被覆する第2材料成分の障壁領域
(13)であって、前記第2材料成分は前記第1材料成
分よりも大きなバンドギャップ・エネルギーを持つ障壁
領域(13);前記障壁領域(13)を被覆する前記第
1材料成分の第2チャネル領域(14);前記第2チャ
ネルを被覆するワイド・バンドギャップ・キャップ層
(16);前記第1および第2チャネル(12,14)
の上に形成され、前記第2チャネル(14)から前記キ
ャップ層(16)によって分離されて隔てられているゲ
ート電極(17)であって、前記第1および第2チャネ
ル(12,14)はそれぞれ前記ゲート電極(17)の
一方の側に第1端部を有し、前記ゲート電極(17)の
もう一方の側に第2端部を有するゲート電極(17);
前記第1チャネル(12)の前記第1端部に結合された
第1ソース電極(21);前記第1チャネル(12)の
前記第2端部に結合された第1ドレイン電極(24);
前記第2チャネル(14)の前記第1端部に結合された
第2ソース電極(22);および前記第2チャネル(1
4)の前記第2端部に結合された第2ドレイン電極(2
3)であって、前記第1チャネルはエネルギーEe1を持
つ第1量子化電子状態を有し、前記第2チャネルはエネ
ルギーEe2を持つ第1量子化電子状態を有して、ゼロ・
バイアスが前記ゲート電極にかけられると、Ee2>Ee1
となることを特徴とする前記第2チャネル(14)の前
記第2端部に結合された第2ドレイン電極(23);に
よって構成されることを特徴とする多機能半導体デバイ
ス。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US90162592A | 1992-06-16 | 1992-06-16 | |
| US901625 | 1992-06-16 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0697460A true JPH0697460A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=25414542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15456993A Pending JPH0697460A (ja) | 1992-06-16 | 1993-06-02 | 多機能半導体デバイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0697460A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014517511A (ja) * | 2011-05-02 | 2014-07-17 | インテル・コーポレーション | 垂直トンネリングの負性微分抵抗素子 |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP15456993A patent/JPH0697460A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014517511A (ja) * | 2011-05-02 | 2014-07-17 | インテル・コーポレーション | 垂直トンネリングの負性微分抵抗素子 |
| US9293546B2 (en) | 2011-05-02 | 2016-03-22 | Intel Corporation | Vertical tunneling negative differential resistance devices |
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