JPH0697837A - ディジタル信号復号化装置 - Google Patents
ディジタル信号復号化装置Info
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- JPH0697837A JPH0697837A JP4243574A JP24357492A JPH0697837A JP H0697837 A JPH0697837 A JP H0697837A JP 4243574 A JP4243574 A JP 4243574A JP 24357492 A JP24357492 A JP 24357492A JP H0697837 A JPH0697837 A JP H0697837A
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Abstract
数ワード毎にブロック化し、各ブロック単位で第1のブ
ロックフローティング処理し、さらに直交変換した後複
数ワード毎にブロック化し、このブロック単位で第2の
ブロックフローティング処理を行う符号化装置からの符
号化信号を復号化する復号化装置であって、逆フローテ
ィング回路229によって第2のブロックフローティン
グを解除した後、IMDCT回路223,224,22
5での逆直交変換によって時間軸上の信号へ復元すると
共にその逆直交変換演算過程で第1のブロックフローテ
ィングを解除する。 【効果】 逆直交変換演算処理を小さいハードウェアで
かつ少ない演算量によって実現する。
Description
ーティング処理により入力ディジタルデータを高能率符
号化する高能率符号化装置によって符号化され、伝送若
しくは記録された後、送信若しくは再生された信号を復
号化するディジタル信号復号化装置に関するものであ
る。
交変換出力を複数ワード毎にブロック化し、これらの各
ブロック単位でのフローティング処理を行って量子化を
行い、量子化出力と共にフローティング情報と量子化情
報を媒体に記録若しくは伝送する高能率符号化技術が知
られている。ここで、上記ブロックフローティング技術
は、基本的には、ブロック内の各ワードに共通の値を掛
けて大きくし、量子化時の精度を上げるものであるが、
具体的には、ブロック内の各ワードの絶対値の内で最も
大きいもの(最大絶対値)を探し出し、この最大絶対値
が飽和しないような当該ブロック内の全ワードに対して
共通のフローティング係数を用いてフローティング処理
を行うものが1例としてある。より簡易なものとして
は、ビットシフトを利用する、6dB単位のフローティ
ングもある。
ティングを用いず、いかなる入力の時にも十分な精度を
取り、直交変換入力信号の語長精度を直交変換により損
なわれないために十分な程度に演算語長を長く取ってい
る。また信号の時間的性質により、直交変換のブロック
サイズを可変にして、分析精度を上げることが行われる
が、そのための判断指標としては、信号の隣接サンプル
間の差分の2乗のサンプル間平均が使われることがあ
る。
度を維持したまま演算を行うには、演算語長が長くなる
ため、ハードウェアの規模が大きくなり、経済的に困難
度が高くなってしまう。また、直交変換のブロックサイ
ズを可変にする場合に、そのための判断指標を新たにそ
のためにだけ求めることは、演算ステップ数の増大を招
く。
おける上述の最大絶対値を探し出すためには、1ブロッ
ク内の全ワードに対して、現在のワードの絶対値が過去
のワードの最大絶対値より大きいか否かを判断してゆく
ような手順が必要となり、処理プログラムのステップ数
が多く、時間もかかる。
特願平3−235613号の明細書及び図面において、
オーディオ信号等を直交変換し、その直交変換出力を複
数ワード毎にブロック化し、これらの各ブロック単位で
のフローティング処理を行って量子化を行い、量子化出
力と共にフローティング情報と量子化情報を媒体に記録
若しくは伝送する高能率符号技術であって、直交変換前
に第1のブロックフローティングを行い、直交変換変換
後に第2のブロックフローティングを行うことにより、
直交変換演算内部での演算精度劣化を防ぐ技術について
提案している。この先の明細書及び図面にて提案してい
る技術は、直交変換を行う単位(直交変換ブロック)内
の各ワードに共通の係数を掛け、直交変換時の精度を上
げるものである。より簡単な方法として、ビットシフト
を利用する6dBステップのフローティングがよく用い
られている。
符号化における直交変換に対応する復号化の際の逆直交
変換においては、直交変換入力時にフローティングされ
たワードを、そのフローティングを保ったまま逆直交変
換するようにすると、その演算過程でオーバーフローを
起こす可能性が大きくなってしまう。
に、小さなフローティング係数を用いてフローティング
を行うようにすると、演算精度の劣化を招いてしまう。
れたものであり、高能率符号化における直交変換に対応
する復号化の際に用いられる逆直交変換演算処理を、小
さいハードウェアでかつ少ない演算量によって行い得る
ようなディジタル信号復号化装置を提供することを目的
とする。
信号復号化装置は、入力ディジタル信号をフィルタ分割
し、そのフィルタ出力を複数ワード毎にブロック化し、
これらの各ブロック単位で第1のブロックフローティン
グ処理を行い、さらに直交変換によって周波数分析し、
この直交変換出力を複数ワード毎にブロック化し、これ
らの各ブロック単位で第2のブロックフローティング処
理と量子化処理を行うディジタル信号符号化装置からの
符号化信号を復号化するディジタル信号復号化装置であ
って、上記第2のブロックフローティングを解除した
後、逆直交変換による周波数合成によって時間軸上の信
号へ復元すると共にその逆直交変換演算過程で上記第1
のブロックフローティングを解除するようにしたもので
ある。
交変換演算過程でスケールダウンを繰り返すことによ
り、上記第1のブロックフローティングを解除する。こ
の時、逆直交変換演算過程におけるスケールダウンは可
変的に行うことができ、また、当該逆直交変換演算過程
におけるスケールダウン回数は上記第1のブロックフロ
ーティング量に基づいて決定するようにしている。この
ように逆直交変換演算過程でスケールダウンを施すこと
によって演算過程でのオーバーフローを防止するように
している。
に対応する符号化装置では、上記フィルタ分割が低域ほ
ど広帯域となされている。このフィルタ分割は帯域を2
分割するフィルタを縦続接続することで実現可能であ
る。
置では、上記逆直交変換を逆変更離散コサイン変換と
し、また、上記逆直交変換を可変ブロックサイズで行う
ようにしている。
装置は、上記第2のブロックフローティングが解除され
たワードを逆直交変換し、この逆直交変換出力において
解除する第1のブロックフローティングを演算途中にお
けるスケールダウンにより解除し、同時にそのスケール
ダウンを施すことで演算過程でのオーバーフローを防ぐ
ことにより、上述の課題を解決するようにしている。
グ量に基づいてスケールダウン回数を決定し、逆直交変
換演算過程でこの決定された回数のスケールダウンを繰
り返すことで、逆直交変換演算精度を高能率復号化全体
から見て、妥当な程度に低減でき、かつ逆直交変換の演
算処理時におけるオーバーフローを防止することが出来
る。
ながら説明する。
本発明実施例のディジタル信号復号化装置の説明に先立
ち、本実施例のディジタル信号復号化装置に対応するデ
ィジタル信号符号化装置(高能率符号化装置)から説明
する。本実施例のディジタル信号復号化装置について
は、この高能率符号化装置についての説明の後に述べ
る。
(ATC)及び帯域分割符号化(SBC)と適応変換符
号化(ATC)を組み合わせた技術、適応ビット割当て
(APC−AB)の各技術を用いて高能率符号化する技
術について、図1以降を参照しながら説明する。
は、入力ディジタル信号をフィルタなどにより複数の周
波数帯域に分割すると共に、高い周波数帯域ほどバンド
幅を広く選定し、各周波数帯域毎に直交変換を行って、
得られた周波数軸のスペクトルデータを、後述する人間
の聴覚特性を考慮したいわゆる臨界帯域幅(クリティカ
ルバンド)毎もしくは高域においてはクリティカルバン
ドを更に複数帯域に分割した帯域ごとに適応的にビット
割当して符号化している。もちろんフィルタなどによる
周波数分割幅は等分割幅としてもよい。さらに、本発明
実施例においては、直交変換の前に入力信号に応じて適
応的に直交変換ブロックサイズ(ブロック長)を変化さ
せると共に、該ブロック単位で上記フローティング処理
を行っている。
には例えば0〜20kHzのオーディオPCM信号が供給
されている。この入力信号は、例えばいわゆるQMFフ
ィルタ等の帯域分割フィルタ101により0〜10kHz
帯域と10k〜20kHz帯域とに分割され、0〜10k
Hz帯域の信号は同じくいわゆるQMFフィルタ等の帯域
分割フィルタ102により0〜5kHz帯域と5k〜10
kHz帯域とに分割される。ここで上述したフィルタとし
ては、例えばQMFフィルタがあり、1976 R.E. Croch
iere, Digital coding of speech in subbands, Bell S
yst. Tech. J.Vol.55, No.8 1976 に述べられている。
また、ICASSP 83, BOSTON, PolyphaseQuadrature filt
ers -A new subband coding technique, Joseph H. Rot
hweilerには等バンド幅のフィルタ分割手法が述べられ
ている。
0kHz帯域の信号は、先ず2.5msごとのブロックで
サンプルの絶対値が取られてそれらの論理和を得る最短
ブロックシフト量算出回路103で処理され、次に直交
変換ブロックサイズ決定回路106で決定された直交変
換ブロックサイズを用いて、そのサイズでのシフト量
を、可変ブロックシフト量決定回路107で算出する。
それには2.5msごとの最短ブロックシフト量算出回
路103の出力を決定された直交変換ブロックサイズで
比較して、最小のものを選択する。可変ブロックシフト
量決定回路107の出力を用いて第1のブロックフロー
ティング回路120でブロックフローティングされた
後、直交変換回路の一例であるModified Discrete Cosi
ne Transform(MDCT)回路123に送られることに
よりMDCT処理される。
〜10kHz帯域の信号も同様に、先ず2.5msごとの
ブロックでサンプルの絶対値が取られてそれらの論理和
を得る最短ブロックシフト量算出回路104で処理さ
れ、次に直交変換ブロックサイズ決定回路106で決定
された直交変換ブロックサイズを用いて、そのサイズで
のシフト量を、可変ブロックシフト量決定回路108で
算出する。それには2.5msごとの最短ブロックシフ
ト量算出回路104の出力を決定された直交変換ブロッ
クサイズで比較して、最小のものを選択する。可変ブロ
ックシフト量決定回路108の出力を用いて第1のブロ
ックフローティング回路121でブロックフローティン
グされた後、MDCT回路124に送られることにより
MDCT処理される。
〜5kHz帯域の信号も同様に、先ず2.5msごとのブ
ロックでサンプルの絶対値が取られてそれらの論理和を
得る最短ブロックシフト量算出回路105で処理され、
次に直交変換ブロックサイズ決定回路106で決定され
た直交変換ブロックサイズを用いて、そのサイズでのシ
フト量を、可変ブロックシフト量決定回路109で算出
する。それには2.5msごとの最短ブロックシフト量
算出回路105の出力を直交変換ブロックサイズで比較
して、最小のものを選択する。可変ブロックシフト量決
定回路109の出力を用いて第1のブロックフローティ
ング回路122でブロックフローティングされた後、M
DCT回路125に送られることによりMDCT処理さ
れる。
ついては、例えば、 ICASSP 1987Subband/Transform C
oding Using Filter Bank Designs Based on Time Doma
inAliasing Cancellation, J.P.Princen, A.B.Bradle
y, Univ. of Surrey RoyalMelbourne Inst. of Tech.
に述べられている。
グ動作を説明すると、入力端子1には、図1のフィルタ
101、102の出力のディジタル信号が供給されてい
る。このディジタル信号は、絶対値算出回路2に送られ
て各ワードの絶対値が算出され、フローティング係数を
求めるための論理和(OR)回路3に送られる。OR回
路3からの論理和出力データは、ラッチあるいはレジス
タとして1ワードを記憶するメモリ4に送られ、このメ
モリ4からの出力データがOR回路3に戻されて、上記
絶対値算出回路2からの現在ワードの絶対値と論理和演
算される。すなわち、OR回路3からの論理和演算出力
がメモリ4で1ワード遅延されて入力された現在のワー
ドと論理和されることにより、順次累積的に各ワードの
論理和がとられることになる。メモリ4は1ブロックの
Nワードのデータが入力される毎にリセット(ゼロクリ
ア)され、結果として、1ブロックNワードの各絶対値
全体についての論理和がとられることになる。
フト量検出回路5に送られる。このシフト量検出回路5
では、最上位から下位に向かって各ビットを見るときに
初めて“1”が現れるまでの桁数、あるいは論理和出力
データを左シフトして最上位ビット(MSB)に初めて
“1”が表れる直前までのシフト量を検出する。すなわ
ち1ブロック中の各ワードの絶対値の論理和出力の各桁
の値としては、いずれかのワードに“1”がある桁は
“1”となり、いずれのワードも“0”である桁のみが
“0”となるから、論理和出力の最上位から順に“0”
となっている桁はいずれのワードも当該桁が“0”であ
ることになる。これは、論理和出力の有効桁数(最上位
からの“0”を無視した桁数)がブロック内最大絶対値
の有効桁数と等しくなることである。従って、上記シフ
ト量はブロック内最大絶対値に基づくシフト量と等しい
ものとなる。
号は、フローティング処理の時間合わせのためのNワー
ド遅延回路6を介し、正規化(シフトあるいはフローテ
ィング)回路7に送られており、この正規化回路7にシ
フト量検出回路5からのシフト量情報が送られている。
正規化回路7は、入力された1ブロックNワードの各デ
ータを上記検出されたシフト量だけ左シフトすることに
よって正規化あるいはフローティング処理を行う。この
後、例えば再量子化器等により上位から一定ビットを取
り出すようにしてもよい。この正規化回路7からのデー
タは端子8を介して取り出される。
ェア的に実現する際の手順を示すフローチヤートであ
り、上記絶対値算出回路2に相当する工程としては、ス
テップS11で各ワードの絶対値を算出している。次の
ステップS12では、OR回路3と同様に、論理和演算
を行っており、次のステップS13で1ブロック内の全
ワード(Nワード)が終了したか否かを判別している。
全ワードの論理和演算が終了していない(NO)ときは
ステップS11に戻り、全ワードの論理和演算が終了し
た(YES)ときは次のステップS14に進んでいる。
シフト量検出回路5での動作に対応するものであり、ス
テップS14で左シフトし、ステップS15でシフト結
果の最上位ビット(MSB)が“1”となることを検出
したか否かを判別している。このステップS15でMS
Bに“1”が検出されない(NO)ときはステップS1
4に戻り、“1”が検出された(YES)ときは次のス
テップS16に進む。ステップS16、S17は上記正
規化回路7に対応し、ステップS16で各ワードを正規
化し、ステップS17で1ブロック内のNワード全てを
正規化したか否かを判別しており、NOのときはステッ
プS16に戻り、YES(全ワード正規化終了)のとき
は処理を終了している。
ブロック内の最大絶対値を検出するという複雑な処理が
不要となり、ブロック内の絶対値の論理和をとるだけの
単純な処理により、フローティング係数、すなわち上記
シフト量を求めることができる。これは、マイクロプロ
グラムによりソフトウェア的に実現する際のステップ数
を少なくでき、その分高速処理が図れることにもなる。
24、125に供給する各帯域毎のブロックについての
標準的な入力信号に対する具体例を図4に示す。この図
4の具体例においては、高域側ほど周波数帯域を広げる
と共に時間分解能を高め(ブロック長を短くし)てい
る。すなわち、低域側の0〜5kHz帯域の信号に対して
は1ブロックBLL を例えば256サンプルとし、また
中域の5k〜10kHz帯域の信号に対しては、上記低域
側の長さTBLのブロックBLL のそれぞれ半分の長さT
BL/2のブロックBLM1、BLM2でブロック化し、高域
側の10k〜20kHz帯域の信号に対しては、上記低域
側のブロックBLL のそれぞれ1/4の長さTBL/4の
ブロックBLH1、BLH2、BLH3及びBLH4でブロック
化している。なお、入力信号として0〜22kHzの帯域
を考慮する場合には、低域が0〜5.5kHz、中域が
5.5k〜11kHz、高域が11k〜22kHzとなる。
6の動作について説明すると、最短ブロックシフト量算
出回路103、104、105からの2.5msごとの
シフト可能ビット数を得て20msでひとまとめにし
て、シフト可能ビット数が急激に例えば4ビット以上減
少する所があるとき、急激な信号の振幅増加があったと
みなして、直交変換ブロックサイズを半分ないしは1/
4にすることができる。決定されたブロックサイズは、
可変ブロックシフト量決定回路107、108、109
及び第1のブロックフローティング回路120、12
1、122に渡される。ブロックサイズの変更は、帯域
分割フィルタ101、102の各帯域ごとに独立にコン
トロールすることも、共通のコントロールをすることも
できる。なお、この直交変換ブロックサイズの情報は、
出力端子133からも出力されるようになっている。
3、124、125にてMDCT処理されて得られた周
波数軸上のスペクトルデータあるいはMDCT係数デー
タは、各クリティカルバンドごとに若しくは高域におい
てはクリティカルバンドを更に複数帯域に分割した帯域
ごとに、第2のブロックフローティング回路129にて
ブロックフローティングを行い、ビットの有効利用を図
る。このときもまたフローティング幅を6dBステップ
とすることもできるが、第2のブロックフローティング
のブロック内サンプル数を、第1のブロックフローティ
ングのブロック内サンプル数よりも小さくすることで、
ブロックフローティングの利得を大きく取り、かつ高能
率符号の利得を大きくするために、6dBよりも細かい
ステップでのブロックフローティングを行うこともでき
る。この実施例では、約1.8dB単位のブロックフロ
ーティングを行う。第1と第2のブロックフローティン
グ量は別々に復号装置に送られるのではなく、ブロック
フローティング合計量算出回路128でブロックフロー
ティング量の合計が求められて、出力端子132から送
り出される。
ごとに若しくは高域においてはクリティカルバンドを更
に複数帯域に分割した帯域ごとにブロックフローティン
グされた信号は、適応ビット割当符号化回路130に送
られる。このクリティカルバンドとは、人間の聴覚特性
を考慮して分割された周波数帯域であり、ある純音の周
波数近傍の同じ強さの狭帯域バンドノイズによって当該
純音がマスクされるときのそのノイズの持つ帯域のこと
である。このクリティカルバンドは、高域ほど帯域幅が
広くなっており、上記0〜20kHzの全周波数帯域は例
えば25のクリティカルバンドに分割されている。
カルバンド毎に分割されたスペクトルデータに基づき、
いわゆるマスキング効果等を考慮した各クリティカルバ
ンド毎の許容ノイズ量を求め、この許容ノイズ量と各ク
リティカルバンド毎もしくは高域においてはクリティカ
ルバンドを更に複数帯域に分割した帯域のエネルギある
いはピーク値等に基づいて、各クリティカルバンド毎も
しくは高域においてはクリティカルバンドを更に複数帯
域に分割した帯域に割当ビット数を求めて、適応ビット
割当符号化回路130により各クリティカルバンド毎も
しくは高域においてはクリティカルバンドを更に複数帯
域に分割した帯域に割り当てられたビット数に応じて各
スペクトルデータ(あるいはMDCT係数データ)を再
量子化す力るようにしている。このようにして符号化さ
れたデータは、出力端子131を介して取り出される。
について説明すると、MDCT回路123、124、1
25で得られたMDCT係数は可変ブロックシフト量決
定回路107、108、109から得られたブロックシ
フト量をつかって、ブロックフローティング解除回路1
26で解除される。図5は上記許容雑音算出回路130
の一具体例の概略構成を示すブロック回路図である。こ
の図5において、入力端子521には、ブロックフロー
ティング解除回路126からの周波数軸上のスペクトル
データが供給されている。
エネルギ算出回路522に送られて、上記クリティカル
バンド(臨界帯域)毎のエネルギが、例えば当該バンド
内での各振幅値の総和を計算すること等により求められ
る。この各バンド毎のエネルギの代わりに、振幅値のピ
ーク値、平均値等が用いられることもある。このエネル
ギ算出回路522からの出力として、例えば各バンドの
総和値のスペクトルは、一般にバークスペクトルと称さ
れている。図6はこのような各クリティカルバンド毎の
バークスペクトルSBを示している。ただし、この図6
では、図示を簡略化するため、上記クリティカルバンド
のバンド数を12バンド(B1 〜B12)で表現してい
る。
ゆるマスキングに於ける影響を考慮するために、該バー
クスペクトルSBに所定の重み付け関数を掛けて加算す
るような畳込み(コンボリューション)処理を施す。こ
のため、上記帯域毎のエネルギ算出回路522の出力す
なわち該バークスペクトルSBの各値は、畳込みフィル
タ回路523に送られる。該畳込みフィルタ回路523
は、例えば、入力データを順次遅延させる複数の遅延素
子と、これら遅延素子からの出力にフィルタ係数(重み
付け関数)を乗算する複数の乗算器(例えば各バンドに
対応する25個の乗算器)と、各乗算器出力の総和をと
る総和加算器とから構成されるものである。この畳込み
処理により、図6中点線で示す部分の総和がとられる。
の特性により、ある信号によって他の信号がマスクされ
て聞こえなくなる現象をいうものであり、このマスキン
グ効果には、時間軸上のオーディオ信号による時間軸マ
スキング効果と、周波数軸上の信号による同時刻マスキ
ング効果とがある。これらのマスキング効果により、マ
スキングされる部分にノイズがあったとしても、このノ
イズは聞こえないことになる。このため、実際のオーデ
ィオ信号では、このマスキングされる範囲内のノイズは
許容可能なノイズとされる。
各乗算器の乗算係数(フィルタ係数)の一具体例を示す
と、任意のバンドに対応する乗算器Mの係数を1とする
とき、乗算器M−1で係数0.15を、乗算器M−2で
係数0.0019を、乗算器M−3で係数0.0000
086を、乗算器M+1で係数0.4を、乗算器M+2
で係数0.06を、乗算器M+3で係数0.007を各
遅延素子の出力に乗算することにより、上記バークスペ
クトルSBの畳込み処理が行われる。ただし、Mは1〜
25の任意の整数である。
力は引算器524に送られる。該引算器524は、上記
畳込んだ領域での後述する許容可能なノイズレベルに対
応するレベルαを求めるものである。なお当該許容可能
なノイズレベル(許容ノイズレベル)に対応するレベル
αは、後述するように、逆コンボリューション処理を行
うことによって、クリティカルバンドの各バンド毎の許
容ノイズレベルとなるようなレベルである。ここで上記
引算器524には、上記レベルαを求めるための許容関
数(マスキングレベルを表現する関数)が供給される。
この許容関数を増減させることで上記レベルαの制御を
行っている。当該許容関数は、次に説明するような(n
−ai)関数発生回路525から供給されているもので
ある。
ベルαは、クリティカルバンドのバンドの低域から順に
与えられる番号をiとすると、次の(A)式で求めるこ
とができる。 α=S−(n−ai) ・・・(A) この(A)式において、n,aは定数でa>0、Sは畳
込み処理されたバークスペクトルの強度であり、(A)
式中(n-ai)が許容関数となる。本実施例ではn=38,
a=1としており、この時の音質劣化はなく、良好な符
号化が行えた。
れ、このデータは、割算器526に伝送される。当該割
算器526では、上記畳込みされた領域での上記レベル
αを逆コンボリューションするためのものである。した
がって、この逆コンボリューション処理を行うことによ
り、上記レベルαからマスキングスレッショールドが得
られるようになる。すなわち、このマスキングスレッシ
ョールドが許容ノイズスペクトルとなる。なお、上記逆
コンボリューション処理は、複雑な演算を必要とする
が、本実施例では簡略化した割算器526を用いて逆コ
ンボリューションを行っている。
は、合成回路527を介して減算器528に伝送され
る。ここで、当該減算器528には、上記帯域毎のエネ
ルギ検出回路522からの出力、すなわち前述したバー
クスペクトルSBが、遅延回路529を介して供給され
ている。したがって、この減算器528で上記マスキン
グスレッショールドとバークスペクトルSBとの減算演
算が行われることで、図7に示すように、上記バークス
ペクトルSBは、該マスキングスレッショールドMSの
レベルで示すレベル以下がマスキングされることにな
る。
補正回路530を介し、出力端子531を介して取り出
され、例えば割当てビット数情報が予め記憶されたRO
M等(図示せず)に送られる。このROM等は、上記減
算回路528から許容雑音補正回路530を介して得ら
れた出力(上記各バンドのエネルギと上記ノイズレベル
設定手段の出力との差分のレベル)に応じ、各バンド毎
の割当ビット数情報を出力する。この割当ビット数情報
が上記適応ビット割当符号化回路130に送られること
で、MDCT回路123、124、125からの周波数
軸上の各スペクトルデータがそれぞれのバンド毎に割り
当てられたビット数で量子化されるわけである。
化回路130では、上記クリティカルバンドの各バンド
帯域(クリティカルバンド)毎もしくは高域においては
クリティカルバンドを更に複数帯域に分割した帯域のエ
ネルギもしくはピーク値と上記ノイズレベル設定手段の
出力との差分のレベルに応じて割当てられたビット数で
上記各バンド毎のスペクトルデータを量子化することに
なる。なお、遅延回路529は上記合成回路527以前
の各回路での遅延量を考慮してエネルギ検出回路522
からのバークスペクトルSBを遅延させるために設けら
れている。
成の際には、最小可聴カーブ発生回路532から供給さ
れる図8に示すような人間の聴覚特性であるいわゆる最
小可聴カーブRCを示すデータと、上記マスキングスレ
ッショールドMSとを合成することができる。この最小
可聴カーブにおいて、雑音絶対レベルがこの最小可聴カ
ーブ以下ならば該雑音は聞こえないことになる。この最
小可聴カーブは、コーディングが同じであっても例えば
再生時の再生ボリュームの違いで異なるものとなが、現
実的なディジタルシステムでは、例えば16ビットダイ
ナミックレンジへの音楽のはいり方にはさほど違いがな
いので、例えば4kHz付近の最も耳に聞こえやすい周波
数帯域の量子化雑音が聞こえないとすれば、他の周波数
帯域ではこの最小可聴カーブのレベル以下の量子化雑音
は聞こえないと考えられる。
持つワードレングスの4kHz付近の雑音が聞こえない使
い方をすると仮定し、この最小可聴カーブRCとマスキ
ングスレッショールドMSとを共に合成することで許容
ノイズレベルを得るようにすると、この場合の許容ノイ
ズレベルは、図8中の斜線で示す部分までとすることが
できるようになる。なお、本実施例では、上記最小可聴
カーブの4kHzのレベルを、例えば20ビット相当の最
低レベルに合わせている。また、この図8は、信号スペ
クトルSSも同時に示している。
補正情報出力回路533から送られてくる例えば等ラウ
ドネスカーブの情報に基づいて、上記減算器528から
の出力における許容雑音レベルを補正している。ここ
で、等ラウドネスカーブとは、人間の聴覚特性に関する
特性曲線であり、例えば1kHzの純音と同じ大きさに聞
こえる各周波数での音の音圧を求めて曲線で結んだもの
で、ラウドネスの等感度曲線とも呼ばれる。またこの等
ラウドネス曲線は、図8に示した最小可聴カーブRCと
略同じ曲線を描くものである。この等ラウドネス曲線に
おいては、例えば4kHz付近では1kHzのところより音
圧が8〜10dB下がっても1kHzと同じ大きさに聞こ
え、逆に、50kHz付近では1kHzでの音圧よりも約1
5dB高くないと同じ大きさに聞こえない。
越えた雑音(許容ノイズレベル)は、該等ラウドネス曲
線に応じたカーブで与えられる周波数特性を持つように
するのが良いことがわかる。このようなことから、上記
等ラウドネス曲線を考慮して上記許容ノイズレベルを補
正することは、人間の聴覚特性に適合していることがわ
かる。
上記符号化回路130での量子化の際の出力情報量(デ
ータ量)の検出出力と、最終符号化データのビットレー
ト目標値との間の誤差の情報に基づいて、上記許容ノイ
ズレベルを補正するようにしてもよい。これは、全ての
ビット割当単位ブロックに対して予め一時的な適応ビッ
ト割当を行って得られた総ビット数が、最終的な符号化
出力データのビットレートによって定まる一定のビット
数(目標値)に対して誤差を持つことがあり、その誤差
分を0とするように再度ビット割当をするものである。
すなわち、目標値よりも総割当ビット数が少ないときに
は、差のビット数を各単位ブロックに割り振って付加す
るようにし、目標値よりも総割当ビット数が多いときに
は、差のビット数を各単位ブロックに割り振って削るよ
うにするわけである。
ット数の上記目標値からの誤差を検出し、この誤差デー
タに応じて補正情報出力回路533が各割当ビット数を
補正するための補正データを出力する。ここで、上記誤
差データがビット数不足を示す場合は、上記単位ブロッ
ク当たり多くのビット数が使われることで上記データ量
が上記目標値よりも多くなっている場合を考えることが
できる。また、上記誤差データが、ビット数余りを示す
データとなる場合は、上記単位ブロック当たり少ないビ
ット数で済み、上記データ量が上記目標値よりも少なく
なっている場合を考えることができる。
からは、この誤差データに応じて、上記減算器528か
らの出力における許容ノイズレベルを、例えば上記等ラ
ウドネス曲線の情報データに基づいて補正させるための
上記補正値のデータが出力されるようになる。上述のよ
うな補正値が、上記許容雑音補正回路530に伝送され
ることで、上記減算器528からの許容ノイズレベルが
補正されるようになる。また別の実施例としては上記目
標値のビットを各ブロックに始めから固定的に割り当て
ておくことも出来る。この時演算量の大幅な削減が得ら
れる。更にまた別の実施例では各ブロックの信号の大き
さに依存したビットの割当を行うこともできる。この時
は雑音エネルギを最小にすることも可能である。
化装置について述べる。
上述した図1のように、入力ディジタル信号をフィルタ
分割し、そのフィルタ出力を複数ワード毎にブロック化
し、これらの各ブロック単位で第1のブロックフローテ
ィング処理を行い、さらに直交変換によって周波数分析
し、この直交変換出力を複数ワード毎にブロック化し、
これらの各ブロック単位で第2のブロックフローティン
グ処理と量子化処理を行う高能率符号化装置(ディジタ
ル信号符号化装置)からの符号化信号を復号化するディ
ジタル信号復号化装置であって、図9に示すように、逆
フローティング回路229によって上記第2のブロック
フローティングを解除した後、IMDCT回路223,
224,225での逆直交変換による周波数合成によっ
て時間軸上の信号へ復元すると共にその逆直交変換演算
過程で上記第1のブロックフローティングを解除するよ
うにしたものである。
直交変換演算過程でスケールダウンを繰り返すことによ
り、上記第1のブロックフローティングを解除するよう
にしている。この時、逆直交変換演算過程におけるスケ
ールダウンは可変的に行うようにし、また、当該逆直交
変換演算過程におけるスケールダウン回数は上記第1の
ブロックフローティング量に基づいて決定するようにし
ている。このように逆直交変換演算過程でスケールダウ
ンを施すことによって演算過程でのオーバーフローを防
止するようにしている。
置に対応する符号化装置では、上述したように、フィル
タ分割は低域ほど広帯域としており、このフィルタ分割
は帯域を2分割するフィルタ(図1の帯域分割フィルタ
101,102を縦続接続することで実現している。
装置では、上記逆直交変換を逆変更離散コサイン変換
(IMDCT)とし、また、上記逆直交変換を可変ブロ
ックサイズで行うようにしている。
31には、図1の出力端子131から得られる周波数軸
上の符号化データが供給されており、この符号化データ
は、先ず適応ビット割当の復号化回路230に送られて
復号処理される。次に上記第2のブロックフローティン
グを解除する逆フローティング回路229に送られる。
逆フローティング回路229は臨界帯域(クリティカル
バンド)毎もしくは高域においてはクリティカルバンド
を更に複数帯域に分割した帯域ごとに処理される。この
時使用される第2のブロックフローティングのシフト量
は次のように算出される。
ィング量は、端子232に与えられる。上記第1のブロ
ックフローティング量を求めるための第1シフト量算出
回路234は、上記直交変換ブロック単位で、その中に
含まれるフローティング量の中で最も小さいビットシフ
ト量を算出することで、上記第1のブロックフローティ
ング量を求める。第1のブロックフローティング量は6
dB(1ビット)単位の値になっている。
るための第2シフト量算出回路228は、臨界帯域(ク
リティカルバンド)毎若しくは高域においてはクリティ
カルバンドを更に複数帯域に分割した帯域のブロック毎
に、端子232に与えられた符号化装置からのフローテ
ィング量から、上記第1シフト量算出回路234で求ま
った上記第1のブロックフローティング量を差し引くこ
とで上記第2のブロックフローティング量を求める。
置からのブロックサイズデータが与えられており、第1
シフト量算出回路234及び逆直交変換回路であるIM
DCT回路223、224、225に供給される。
7では、上記第1シフト量算出回路234の出力からI
MDCT回路223、224、225におけるスケール
ダウン回数を決定する。次の第3シフト量算出回路22
6では上記第1シフト量とスケールダウン回数から第3
シフト量を算出し、上記IMDCT回路223、22
4、225へ供給する。なお、上記第3シフト量とは、
IMDCT回路223、224、225の出力を一律に
正規のスケールの1/2、すなわちLSB側へ1ビット
シフトされた値にするためのシフト量である。
2のブロックフローティング量を用いて上記逆フローテ
ィング回路229によって第2のブロックフローティン
グが解除されたワードは、各IMDCT回路223、2
24、225で直交変換が解除される。同時に、これら
IMDCT回路223、224、225でのIMDCT
の演算過程では、上記スケールダウン回数決定回路22
7の出力により、スケールダウンが施され、また上記第
3シフト量でシフトされて、1/2のスケールすなわち
LSB側へ1ビットシフトされた状態で出力される。
7、第3シフト量算出回路226、及びIMDCT回路
223、224、225における実際の動作について、
IMDCT計算手法の一例を用いて、詳しく説明する。
IMDCTの計算式は数1の数式(1) で与えられるもの
であり、これは、例えばFFT(高速フーリエ変換)を
用いて高速にIMDCTの計算を行うことが出来る。以
下にその計算手順を示す。
る。
複素数列Z(l) を求める。
<M/2 ・・・・・(3)
数に展開して計算する。
(l) にFFTを施すことにより、z(n) を得る。
般的に良く知られているクーリーチューキーのアルゴリ
ズム(Cooley-Tukey algorithm)を用い、Z(l) に対し
て、N段((2のN乗)=M/2)のバタフライ演算を施
す。このFFTの出力z(n) に対し、数式(6) に示す変
換を施すことにより、u(n) を得ることが出来る。
数式(7) に示す条件付けがなされる。
長さ2Mに拡張することにより、数5の数式(8) に示す
ようにy(n) を得る。
27で決定されるスケールダウン回数と上記IMDCT
演算との関係について説明する。先ず、スケールダウン
回数決定回路227によって決定されるスケールダウン
回数を受けて、実際に適用される数式は上記数式(4),
(5),(6) である。上記数式(4),(6) はそれぞれ1回ずつ
のスケールダウンであるが、数式(5) についてはバタフ
ライ演算の各段に適用するため、N回になる。もちろん
このスケールダウンは可変的であり、第1シフト量に応
じて変化する。従って、スケールダウンを施す最大回数
(最大スケールダウン回数)はバタフライ演算の段数、
すなわちIMDCTを行うブロック長Mによって決ま
る。ここで、最大スケールダウン回数をMSDとする
と、この最大スケールダウン回数MSDは次の数式(9)
で表すことが出来る。なお、式中Nはバタフライ演算の
段数である。
フライ演算の段数Nは6になるため、最大スケールダウ
ン回数MSDは上記数式(9) より8回となり、スケール
ダウン回数決定回路227で決定されるスケールダウン
回数が8回を越えることはない。
出力をIBF1(第1シフト量IBF1)とし、スケー
ルダウン回数をISDとし、上記最大スケールダウン回
数を上記MSDとする時、上記スケールダウン回数IS
Dは次の数式(10)で表すことが出来る。
数の時はLSB側へのシフト量を表しているが、第1シ
フト量IBF1が負の数のときは絶対値でMSB側への
シフト量を表している。また、スケールダウン回数IS
Dが1の時は上記数式(4) だけスケールダウンを施し、
以下、スケールダウン回数ISDの値が1増加する毎に
数式(5) の1段目、数式(5) の2段目の順にスケールダ
ウンを施す。
て説明する。第3シフト量とは上記IMDCT計算手順
での上記数式(8) の出力時のスケールを一律に合わせる
ためのシフト量であって、数式(8) の出力時のスケール
は正規のスケールの1/2の値、すなわちLSB側へ1
ビットシフトされた状態にするためのシフト量である。
この第3シフト量を以下IBF3と表す。この第3シフ
ト量IBF3が正の数の時はLSB側へのシフト量を表
し、当該第3シフト量IBF3が負の数の時は絶対値で
MSB側へのシフト量を表している。ここで、上記数式
(8) の出力を1/2のスケールにするのはオーバーフロ
ーを防止するためであって、MSB側に1ビットの余裕
を持たせている。また、上記第1シフト量IBF1,ス
ケールダウン回数ISDと第3シフト量IBF3の関係
は第1シフト量IBF1の値に関係せず、次の数式(11)
で表すことが出来る。
量IBF1に相当するフローティングはスケールダウン
回数ISDと第3シフト量IBF3により解除され、I
MDCT出力時の各ワードのスケールは一律に−1、す
なわち、LSB側へ1ビットシフトされた状態となって
いることを表している。
M=128の場合(FFTのバタフライ段数6段)にお
ける第1シフト量IBF1とスケールダウン回数ISD
と第3シフト量IBF3との関係は、表1に示すように
なる。なお、表中の(*)はスケールダウンを施すこと
を意味している。この表1から、第1シフト量IBF1
がこの表1で表されている以外の値を取る場合も、上記
の規則に従ってスケールダウン回数ISD,第3シフト
量IBF3は決定される。
4,225についてより具体的な構成例を挙げて説明す
る。図10は、上記IMDCTの計算手順に基づいて演
算を行う場合の各IMDCT回路223,224,22
5の内部構成を示したブロック回路図である。
ティング回路229からのデータX(k) が供給される端
子301と、スケールダウン回数決定回路227からの
スケールダウン回数ISDが供給される端子302と、
第3シフト量算出回路226からの第3シフト量IBF
3が供給される端子303と、上記数式(2) の演算によ
りU(k) を求めるU(k) 演算回路311と、上記数式
(3) 又は数式(4) の演算によりZ(l) を求めるZ(l) 演
算回路312と、上記数式(5) の演算によりz(n) を求
めるz(n) 演算回路313と、上記数式(6) の演算によ
りu(n) を求めるu(n) 演算回路314と、上記数式
(8) の演算によりy(n) を求めるy(n) 演算回路315
と、上記第3シフト量IBF3に応じたシフトを行うシ
フト回路316と、出力端子330とを有するものであ
り、これらにより、上述の計算手順に従って数式(2),
(4),(5),(6),(8) の順に次々と演算がなされる。さら
に、上記Z(l) 演算回路312とz(n) 演算回路313
とu(n) 演算回路314には、上記スケールダウン回数
ISDが供給され、この値に基づいてスケールダウンが
施される。また、上記シフト回路316には上記端子3
03を介した第3シフト量IBF3が与えられており、
このシフト回路316で上記y(n) 演算回路315の出
力y(n) の全てのワードが上記第3シフト量IBF3に
よって各ワード毎にシフトされる。その後、このシフト
回路316の出力が端子330から取り出され、これが
上記IMDCT回路223、224、225の出力とな
る。これにより、上記第1シフト量IBF1に相当する
シフト量、すなわちフローティング量は完全に解除され
る。但し、上記IMDCT回路223、224、225
における各ワードの出力は1/2、すなわちLSB側へ
1ビットシフトされた状態で出力される。
313は、上記Z(l) 演算回路312からの出力Z (l)
に対して、N段((2のN乗)=M/2)のバタフライ演
算を施すために、上記出力Z (l)のデータを並べ換える
並び換え回路317と、1段目からN段目までのバタフ
ライ演算の各演算回路318〜320とから構成され
る。また、このz(n) 演算回路313は、上述したよう
に、スケールダウン回数ISDの値が適用され、この値
に基づいてスケールダウンを施す。
ドは上記第3シフト量IBF3に基づいてシフトされ、
上記第1シフト量IBF1に相当するシフト量すなわち
フローティング量は完全に解除される。但し、IMDC
T回路223、224、225における各ワードの出力
は1/2、すなわちLSB側へ1ビットシフトされた状
態で出力される。
3、224、225の出力は1ビットシフト回路22
0、221、222に送られ、ここで1/2のスケール
で出力されたワードをMSB側へ1ビットシフトするこ
とにより、正規のスケールに戻される。これにより、上
記第1のブロックフローティングが完全に解除されたこ
とになる。
222の出力は帯域合成フィルタ202で合成され、上
記1ビットシフト回路220の出力と帯域合成フィルタ
202の出力は帯域合成フィルタ201で合成されて再
生信号となり、出力端子200より取り出される。
るものではなく、例えば、オーディオPCM信号のみな
らず、ディジタル音声(スピーチ)信号等の信号処理装
置にも適用可能である。また、本発明は、上述した実施
例の復号化装置に限らず、同様に符号化装置についても
適用可能である。
れば、逆直交変換入力時における各ワードのフローティ
ング量を逆直交変換演算処理時にスケールダウンを繰り
返すことにより解除し、逆直交変換出力におけるスケー
ルを正規のスケールに戻すという動作をとるため、逆直
交変換演算処理時における演算精度を上げると同時に演
算過程でのオーバーフローを防ぐことが出来る。
ブロック回路図である。
具体的な構成を示すブロック回路図である。
するためのフローチヤートである。
間軸方向のブロック化の具体例を示す図である。
示すブロック回路図である。
した図である。
装置を示すブロック回路図である。
示したブロック回路図である。
出回路 107,108,109・・・可変ブロックシフト量算
出回路 120,121,122・・・第1のブロックフローテ
ィング回路 106・・・・・・・直交変換ブロックサイズ決定回路 123,124,125・・・MDCT回路 126・・・・・・・ブロックフローティング解除回路 127・・・・・・・許容雑音算出回路 128・・・・・・・ブロックフローティング合計量算
出回路 129・・・・・・・第2のブロックフローティング回
路 130・・・・・・・適応ビット割当符号化回路 131,132,133・・・符号化回路出力端子 200・・・・・・・復号化回路出力端子 201,202・・・帯域合成フィルタ 220,221,222・・・1ビットシフト回路 223,224,225・・・IMDCT回路 226・・・・・・・第3シフト量算出回路 227・・・・・・・IMDCT演算処理でのスケール
ダウン回数決定回路 228・・・・・・・第2シフト量算出回路 229・・・・・・・逆フローティング回路 230・・・・・・・適応ビット割当復号化回路 231,232,233・・・復号化回路入力端子 234・・・・・・・第1シフト量算出回路
Claims (9)
- 【請求項1】 入力ディジタル信号をフィルタ分割し、
そのフィルタ出力を複数ワード毎にブロック化し、これ
らの各ブロック単位で第1のブロックフローティング処
理を行い、さらに直交変換によって周波数分析し、この
直交変換出力を複数ワード毎にブロック化し、これらの
各ブロック単位で第2のブロックフローティング処理と
量子化処理を行うディジタル信号符号化装置からの符号
化信号を復号化するディジタル信号復号化装置におい
て、 上記第2のブロックフローティングを解除した後、逆直
交変換による周波数合成によって時間軸上の信号へ復元
すると共にその逆直交変換演算過程で上記第1のブロッ
クフローティングを解除することを特徴とするディジタ
ル信号復号化装置。 - 【請求項2】 上記逆直交変換演算過程でスケールダウ
ンを繰り返すことにより、上記第1のブロックフローテ
ィングを解除することを特徴とする請求項1記載のディ
ジタル信号復号化装置。 - 【請求項3】 上記逆直交変換演算過程におけるスケー
ルダウンを可変的に行うことを特徴とする請求項2記載
のディジタル信号復号化装置。 - 【請求項4】 上記逆直交変換演算過程におけるスケー
ルダウン回数を上記第1のブロックフローティング量に
基づいて決定することを特徴とする請求項3記載のディ
ジタル信号復号化装置。 - 【請求項5】 上記逆直交変換演算過程でスケールダウ
ンを施すことにより演算過程でのオーバーフローを防止
することを特徴とする請求項2記載のディジタル信号復
号化装置。 - 【請求項6】 上記フィルタ分割は低域ほど広帯域とな
されていることを特徴とする請求項1記載のディジタル
信号復号化装置。 - 【請求項7】 帯域を2分割するフィルタを縦続接続す
ることで上記フィルタ分割が行われていることを特徴と
する請求項6記載のディジタル信号復号化装置。 - 【請求項8】 上記逆直交変換は逆変更離散コサイン変
換であることを特徴とする請求項1、2、3、4及び5
記載のディジタル信号復号化装置。 - 【請求項9】 上記逆直交変換は可変ブロックサイズで
行うことを特徴とする請求項8記載のディジタル信号復
号化装置。
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