JPH0698431A - 活線上部移線工法 - Google Patents

活線上部移線工法

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JPH0698431A
JPH0698431A JP24495792A JP24495792A JPH0698431A JP H0698431 A JPH0698431 A JP H0698431A JP 24495792 A JP24495792 A JP 24495792A JP 24495792 A JP24495792 A JP 24495792A JP H0698431 A JPH0698431 A JP H0698431A
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Akio Matsumoto
昭男 松本
Tsuyoshi Yamakawa
強 山川
Hiroshi Yokota
弘 横田
Takemitsu Urataki
武充 浦瀧
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Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Densetsu Co Ltd
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Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Densetsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 活線等の被保護線の上部において移線作業を
行なうに際して、簡単かつ安全な工法を提供することで
ある。 【構成】 移線電線21の移動距離より長く、かつ固定
電線26から被保護電線22〜25までの距離より短い
連結ロープ1の両端に電線把持金具2を取付けた連結具
Aを用い、その連結具Aによって移動電線21を固定電
線26に連結した状態で移線を行い、その移線完了後連
結具Aをそのままの状態に残したまま上記の固定電線2
6を移線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は活線上部移線工法に関
し、移線電線が活線等の被保護電線に接触する危険を確
実に防止した移線工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】移線作業は、2本の鉄塔間
に架設された電線の一端を一方の鉄塔に固定したままに
しておき、その電線の他端を他方の鉄塔から外し、その
外した端部を該鉄塔の近傍にある他の3本目の鉄塔に移
し替える作業である。この場合、移線電線の下方に他の
線路の電線があって、その電線の通電を停止することが
できない事情にあるときは、移線作業を活線上で実施せ
ざるをえないことになる。
【0003】このような状況下で行なう移線作業におい
ては、何らかの原因で移線電線が活線に接触するという
事故を防止するため、中間ネットを展張したり、或いは
予め架設したガイドロープに移線電線を吊下げるといっ
た移線工法がとられる。
【0004】しかしながら、中間ネットを展張する方法
はネットの展張のために時間がかかる問題があり、また
ガイドロープを用いる方法もガイドロープを鉄塔間に架
設し、そのガイドロープに一定間隔で吊した多数の吊金
車を移線電線に連結しなければならないので、これも時
間がかかり、また多数の吊金車を用いるため経済的でな
いという問題がある。
【0005】一方、移線電線の固定側の鉄塔近くにおけ
るように、移線電線の移動距離が比較的短い部分におい
てのみ活線と接触するおそれがある場合は、その部分に
限って活線との接触防止手段を施せばよいのであって、
移線電線の全長をガイドロープを吊下げる等してその全
長にわたり接触防止手段を施す必要はない。
【0006】そこで、この発明は上述のように移線電線
の固定側鉄塔近くにおけるように、移線電線の移動距離
が比較的短い部分において、その移動電線の下方に架設
された他の線路の活線等の被保護電線との接触防止を図
りながら移線する移線工法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は移線電線の移動距離より長く、かつ固
定電線から活線等の被保護電線までの距離より短い連結
ロープの両端に電線把持金具を取付けてなる連結具を用
い、上記被保護電線の上部において上記連結具の各把持
金具により上記移線電線と固定電線とをそれぞれ把持せ
しめて該移線電線の移線を行なったのち、上記の連結具
を移線完了時の状態に残したまま、上記固定電線を上記
移線完了電線側へ移線するようにしたものである。
【0008】
【実施例】図1及び図2は、連結具の一例を示す。この
連結具は連結ロープ1と、その両端に取付けられた把持
金具2とからなる。把持金具2は、半割形の一対の把持
片2a、2bを向い合わせて、蝶番ピン5(図2参照)
により開閉自在に連結したものであり、一方の把持片2
bの背面に突起6を設け、両把持片2a、2bの開放角
度を制限している(図2の一点鎖線参照)。
【0009】また、両方の把持片2a、2bの開放側の
縁に複数の凹所3a、3bを対向状に設け、一方の凹所
3aにボルト7をピン8により回動自在に取付け、該ボ
ルト7のねじ部を他方の凹所3bに嵌め、そのねじ部に
螺合したナット9を該凹所3bの両側に形成した平坦面
11に締付けることにより、両方の把持片2a、2b間
に嵌めた電線12を締付けて把持するようになってい
る。
【0010】上記の一方の把持片2bの前記のピン8に
は、その把持片2bの中央部分において取付金具13が
そのピン8のまわりに回転自在に取付けられ、その取付
金具13の取付孔14にリング状の連結金具15が取付
けられる。該連結金具15はC形をなし、その開口端の
ねじ部にナット16を螺合したものであり、その連結金
具15に連結ロープ1の両端がそれぞれ挿通され結合さ
れる。
【0011】なお、上記の連結ロープ1の途中に一定以
上の異常な張力が作用した場合に該ロープ1を切断する
ショックアブソーバを設けることがある。
【0012】次に、上記の連結具を用いた移線工法につ
いて説明する。
【0013】図4において、17は固定鉄塔、18は旧
移線鉄塔、19は新移線鉄塔であり、固定鉄塔17と旧
移線鉄塔18との間に加設された電線(移線電線)21
の一端を旧移線鉄塔18から外し、新移線鉄塔19に移
線しようとするものである。固定鉄塔17の下相には他
の線路の電線22〜25が通っており、そのうち、電線
22、23は停電しているが、電線24、25は活線で
ある。このような場合、移線電線21が移線途中におい
て断線等のトラブルがあった場合に、活線24、25は
もとより、他の電線22、23に接触することを確実に
防止しなければならない。
【0014】このため、この発明の工法においては、こ
れらの電線22〜25の上部において移動電線21(図
4の一点鎖線参照)と、これと対になってその直上に架
設された固定電線26との間に前述の連結具Aをわたし
(図5参照)、その両端の把持金具2、2をそれぞれ移
線電線21と固定電線26に把持せしめる。この連結具
Aは2〜3箇所において取付けられる。
【0015】上記のごとき準備を完了すると、移線電線
21の一端と旧移線鉄塔18間に常法どおりセミ金車2
7を組み、その端部を碍子連から切り離し、移線電線2
1の途中に掛けた金車28を介して掛けたロープで、矢
印aで示すように、移線電線21を新移線鉄塔19側に
引き寄せる(二点鎖線参照)。引き寄せた移線電線21
の端部を新移線鉄塔19側の碍子連の先端にセットし、
その鉄塔19と移線電線21との間に組んだセミ金車2
9を巻上げ(矢印b参照)、所定の弛度に調整して移線
を完了する(実線で示した移線電線21参照)。
【0016】次に、上記の固定電線26を新移線鉄塔1
9側へ移線する場合は、上述の作業が完了した後、連結
具Aを外すことなく、そのままの状態に残しておいて、
該固定電線26を前述の場合と同じ要領で移線する。即
ち、この場合は、固定電線26が移線電線となり、移線
完了状態の前記の移線電線21が固定電線となる。
【0017】以上のごとき移線工法において、連結具A
の連結ロープ1は、移線電線21の移線に支障を来たさ
ないように、その移動距離より長いものでなければなら
ない。
【0018】一方、移線作業中に移線電線21が断線す
るなどして、図5に示すように移線電線21が固定鉄塔
17の碍子連31の下方へ落下した場合、その移線電線
21は連結具Aにより固定電線26に連結されているの
で、落下した移動電線21は固定電線26に支えられ、
被保護電線22〜25のいずれにも接触することがな
い。
【0019】この場合、落下した移動電線21が、これ
に最も近い被保護電線22に接触しないようにするため
に、連結具Aの連結ロープ1は、固定電線26に固定さ
れた点から該被保護電線22までの距離より短いもので
なければならない。
【0020】但し、移線電線21が断線等によって落下
すると、連結具Aを介して連結された固定電線26が下
方へ若干変位するので、前記の距離はその変位量を考慮
したものでなければならない。
【0021】また、移線電線21が図6に示すように、
固定鉄塔17の下相に架設されているときは、移線電線
21の移動距離は前述の場合とほとんど変わらないが、
被保護電線22と固定電線26との距離は固定鉄塔17
に近い部分では前述の場合より短くなる。仮りにこの距
離より短い連結ロープ1を用いるとすると移線に支障を
来たすことになる。このため、連結具A’のように、そ
れより上方に架設された中相の電線32を固定電線とし
て、その電線32と移動電線21とを連結具A’で連結
する。
【0022】このようにすると、連結ロープ1を移線電
線21の移動距離より長く、かつ固定の電線32と被保
護電線22間の距離より短い長さに設定することができ
る。
【0023】なお、この場合は連結具A’よりも碍子連
31から遠い方に取付けられる連結具Aは、下相の固定
電線26と移線電線21とを連結する。
【0024】また、固定電線26を移線が完了した移線
電線側へ移線する作業は、前述の場合と同様に、連結具
A、A’をこれらを外すことなく、そのままの状態で実
施する。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明は移線電線を連
結具により既設の固定電線に連結するようにしているの
で、移線電線の落下防止対策としてネットを展張した
り、ガイドロープを架設する必要がない便利さがあり、
作業工期を短縮することができる。
【0026】また、連結具は移動電線の移動距離より長
く、かつ固定電線から活線等の被保護電線までの距離よ
り短い連結ロープを有するものであるから、移線作業中
に断線等があっても、移線電線は上記の連結ロープを介
して固定電線に支えられ、被保護電線に接触する危険が
ない。
【0027】更に、上記の固定電線の移線作業は、上記
の移線電線の移線完了後、連結具をそのままの状態にし
て移線作業を実施できるので、このことも移線作業の工
期を短縮できる要因となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結具の一部を示す正面図
【図2】同上の断面図
【図3】同上の使用状態の正面図
【図4】移線作業中の概略平面図
【図5】移線作業中の概略正面図
【図6】移線作業中の概略正面図
【符号の説明】
1 連結ロープ 2 把持金具 2a、2b 把持片 3a、3b 凹所 5 蝶番ピン 6 突起 7 ボルト 8 ピン 9 ナット 11 平坦面 12 電線 13 取付金具 14 取付孔 15 連結金具 17 固定鉄塔 18 旧移線鉄塔 19 新移線鉄塔 21 移線電線 22〜25 電線 26 固定電線 27 セミ金車 28 金車 29 セミ金車 31 碍子連 32 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 弘 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 浦瀧 武充 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移線電線の移動距離より長く、かつ固定
    電線から活線等の被保護電線までの距離より短い連結ロ
    ープの両端に電線把持金具を取付けてなる連結具を用
    い、上記被保護電線の上部において上記連結具の各把持
    金具により上記移線電線と固定電線とをそれぞれ把持せ
    しめて該移線電線の移線を行なったのち、上記の連結具
    を移線完了時の状態に残したまま、上記固定電線を上記
    移線完了電線側へ移線することを特徴とする活線上部移
    線工法。
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