JPH0698593A - 直流モータ駆動系の異常検出装置 - Google Patents

直流モータ駆動系の異常検出装置

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JPH0698593A
JPH0698593A JP4242259A JP24225992A JPH0698593A JP H0698593 A JPH0698593 A JP H0698593A JP 4242259 A JP4242259 A JP 4242259A JP 24225992 A JP24225992 A JP 24225992A JP H0698593 A JPH0698593 A JP H0698593A
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JP
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motor
fuel pump
voltage
abnormality
terminal voltage
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JP4242259A
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Inventor
Masakazu Yamada
山田  正和
Yasuo Kosaka
匂坂  康夫
Masakazu Ninomiya
正和 二宮
Hideto Mori
英人 森
Katahito Hyodo
賢仁 兵藤
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流モータの電源供給経路に駆動電流検出用
の抵抗器を設けることなく、且つ直流モータの両端の電
圧を夫々検出することなく、直流モータ及びその駆動系
の異常を検出できる直流モータ駆動系の異常検出装置を
提供する。 【構成】 直流モータを駆動源とする燃料ポンプ2に、
燃料ポンプ2のオン・オフ状態切換用のリレースイッチ
8,通電電流切換用のリレースイッチ10を介してバッ
テリ電圧+Bを印加して、燃料ポンプ2を駆動する装置
において、燃料ポンプ2を抵抗器Roを介して低電流駆
動しているときに、燃料ポンプ2の端子電圧VFPが正常
値より低い第1の基準値を下回っている場合に、燃料ポ
ンプ2のロック,短絡,及びハーネス系の断線,短絡を
判定する。また、燃料ポンプ2の駆動停止時には燃料ポ
ンプ2に微少電流を流し、そのときの端子電圧VFPが正
常値より高い第2の基準値を越えている場合に、燃料ポ
ンプ2の断線を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源供給経路の抵抗値
を抵抗器により切り換えることにより直流モータの通電
電流を制御する直流モータ駆動系に設けられ、直流モー
タを含む当該直流モータ駆動系の異常を検出する異常検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、直流モータを駆動源とする燃
料ポンプの異常を検出する装置として、燃料ポンプの駆
動電流を抵抗器を介して電圧値として検出し、その検出
電圧が正常値から外れている場合に、燃料ポンプ(即ち
直流モータ)及びその駆動系の異常を判定する装置が知
られている(実開平3−1260号公報)。
【0003】しかし、こうした従来装置では、直流モー
タの電源供給経路に駆動電流検出用の抵抗器を直列接続
するようにしているので、直流モータの駆動中には、抵
抗器に常時電流が流れることとなり、抵抗器による消費
電力が大きくなるといった問題があった。
【0004】また、このように直流モータの電源供給経
路に駆動電流検出用の抵抗器を直列接続した場合には、
その抵抗器から多量の熱が発生するため、この熱を放出
するための放熱板等が必要となり、装置が大型化すると
いう問題があった。一方、従来より、こうした問題を解
決するために、直流モータを駆動源とする燃料ポンプの
電源側端子電圧及び接地側端子電圧を夫々検出し、接地
側電圧が第1設定値以上で、且つ両端子電圧の差が第2
設定値以上であるときに正常と判断し、それ以外のとき
に燃料ポンプの異常を判断することにより、駆動電流検
出用の抵抗器を使用することなく、燃料ポンプ,延いて
は直流モータの異常を検出できるようにした装置もある
(特開昭63−88286号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置で
は、直流モータの両端の電圧を夫々検出する必要がある
ため、電圧検出回路を2つ設けなければならず、回路面
積が大きくなると共に、コストアップになるといった問
題があった。
【0006】本発明はこうした問題に鑑みなされたもの
で、上記前者の装置のように直流モータの電源供給経路
に駆動電流検出用の抵抗器を設けることなく、しかも上
記後者の装置のように直流モータの両端の電圧を検出す
ることなく、直流モータ及びその駆動系の異常を検出す
ることができる、直流モータ駆動系の異常検出装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、駆動電源から直
流モータまでの電源供給経路の抵抗値を抵抗器により切
り換えることにより直流モータの通電電流を制御する直
流モータ駆動系に設けられ、上記直流モータを含む当該
直流モータ駆動系の異常を検出する異常検出装置であっ
て、上記電源供給経路に接続される直流モータの端子電
圧を検出する電圧検出手段と、上記直流モータが所定の
抵抗器を介して通電駆動されているとき、上記電圧検出
手段にて検出された端子電圧を読み込み、該端子電圧が
予め設定された第1の基準電圧より低い場合に、上記直
流モータのロック,短絡,及び上記電源供給経路の異常
を判定する異常判定手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の直流モータ駆動系の異常検出装置に、更
に、上記直流モータと上記電源供給経路とが遮断されて
いるとき、上記検出手段が接続された上記直流モータの
端子から上記直流モータに微小電流を供給する通電手段
と、該通電手段が上記直流モータに微小電流を供給して
いるときに、上記検出手段にて検出された端子電圧を読
み込み、該端子電圧が予め設定された第2の基準電圧よ
り高い場合に、上記直流モータの断線を判定する断線判
定手段と、を設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載の異常検出装置においては、電圧検出手段が、
直流モータの駆動電源側の端子電圧を検出する。そして
異常検出手段が、その検出された端子電圧を、直流モー
タが所定の抵抗器を介して通電駆動されているときに読
み込み、その読み込んだ端子電圧が予め設定された第1
の基準電圧より低い場合に、直流モータのロック,短
絡,及び電源供給経路の異常を判定する。
【0010】つまり、本発明の異常検出装置は、直流モ
ータの通電電流を制御するために電源供給経路に接続さ
れる駆動電源側の抵抗器と直流モータとの間の端子電圧
を検出して、その端子電圧が第1の基準電圧より低い場
合に、直流モータのロック,短絡,及び電源供給経路の
異常を判定する。
【0011】このため、本発明によれば、従来のよう
に、直流モータの電源供給経路に駆動電流検出用の抵抗
器を設けることなく、しかも直流モータの両端の電圧を
検出することなく、直流モータのロック,短絡,及び電
源供給経路の異常を検出することができる。
【0012】なお、直流モータの駆動電源側の端子電圧
から、直流モータのロック,短絡,及び電源供給経路の
異常を検出できる理由は、次の通りである。即ち、まず
直流モータが短絡した場合、上記端子電圧は接地側端子
電圧と同電位となって、正常値より低下する。また直流
モータがロックして回転しなくなった場合には、直流モ
ータの回転時にモータ内部に発生する逆起電力が発生し
なくなるため、上記端子電圧は正常値より低下する。ま
た電源供給経路に断線或は短絡等の異常が発生した場合
には、直流モータの電源側端子に正常な電源電圧が印加
されなくなるため、端子電圧は正常値より低下する(通
常は0になる)。このため、第1の基準電圧に正常値よ
り若干小さい値を設定しておけば、この端子電圧と第1
の基準電圧とを比較することにより、直流モータのロッ
ク,短絡,及び電源供給経路の異常を判定することがで
きるのである。
【0013】次に請求項2に記載の異常検出装置におい
ては、請求項1に記載の異常検出装置に、通電手段及び
断線判定手段を設けたものであるため、請求項1に記載
の異常検出装置と同様、電圧検出手段が、直流モータの
駆動電源側の端子電圧を検出すると共に、直流モータの
駆動時に、異常検出手段が、直流モータのロック,短
絡,及び電源供給経路の異常判定を行なう。
【0014】一方、直流モータと電源供給経路とが遮断
されると(即ち、直流モータの通電駆動が停止される
と)、通電手段が、直流モータの駆動電源側端子から直
流モータに微小電流を供給し、その電流供給時に、断線
判定手段が、電圧検出手段にて検出された端子電圧を読
み込み、端子電圧が予め設定された第2の基準電圧より
高い場合に直流モータの断線を判定する。
【0015】つまり、直流モータの駆動時に異常検出を
行なう請求項1に記載の異常検出装置においては、上記
のように直流モータのロック,短絡,及び電源供給経路
の異常は判定できるものの、直流モータの断線時には上
記端子電圧が基準値より低下することがないため、こう
した異常を判定することができない。そこで、本発明で
は、こうした請求項1に記載の異常検出装置に、通電手
段と、断線判定手段とを設けることにより、直流モータ
の断線を検出するようにしているのである。
【0016】この結果、本発明の断線検出装置によれ
ば、直流モータのロック,短絡,断線、及び電源供給経
路の断線,短絡、といった直流モータ駆動系で生じる全
ての異常を検出することができるようになる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は本発明が適用された燃料ポンプ駆動装置
の全体構成を表す概略構成図である。
【0018】燃料ポンプ(F/P)2は、図示しない車
両用エンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射弁に燃料を
圧送するためのものであり、直流モータとその直流モー
タの回転により燃料タンクから燃料を汲み上げ圧送する
圧送機構とからなっている。そしてこの燃料ポンプ2
(詳しくは燃料ポンプの駆動源となる直流モータ)の一
端は接地されており、その他端に、ヒューズ4,エンジ
ンのイグニッションスイッチ6,燃料ポンプ駆動用のリ
レースイッチ8,燃料ポンプ2の通電電流切り換え用の
リレースイッチ10を介してバッテリ電圧+Bを印加す
ることにより、燃料ポンプ2を駆動できるようにされて
いる。
【0019】なお、通電電流切り換え用のリレースイッ
チ10は、燃料ポンプ2にバッテリ電圧+Bを直接印加
するか、抵抗器Roを介して間接的に印加するかを切り
換えることにより、燃料ポンプ駆動時の通電電流を2段
階に切り換えるためのものであり、エンジン制御用の電
子制御装置20により駆動される。
【0020】また、燃料ポンプ駆動用のリレースイッチ
8は、燃料ポンプ2を駆動するか否かを切り換えるため
のものであり、エンジン制御用の電子制御装置20によ
りON・OFF状態が切り換えられると共に、エンジン
の始動時にはスタータにより強制的にONされる。
【0021】次に、エンジン制御用の電子制御装置20
は、CPU20a、ROM20b、RAM20c、バッ
クアップRAM20d、これら各部を結ぶバスライン2
0e、及び、上述のヒューズ4及びイグニッションスイ
ッチ6を介してバッテリ電圧+Bを受けて内部回路に定
電圧を供給する電源回路20f等を備えた周知のマイク
ロコンピュータとして構成されている。
【0022】そしてこの電子制御装置20は、エンジン
回転数NE,吸気管圧力PA,冷却水温THW等のエン
ジンの運転状態を検出する各種センサからの検出信号に
基づき、エンジンへの燃料噴射量や点火時期を制御する
周知のエンジン制御、リレースイッチ8をONして燃料
ポンプ2に電源供給を行なうと共に、リレースイッチ8
のON時に、エンジンの要求燃料が少ない場合にはリレ
ースイッチ10を抵抗器Ro側(図1に示す端子a側)
に切り換えて燃料ポンプ2を低電流で駆動させ、逆にエ
ンジンの要求燃料が多い場合にはリレースイッチ10を
抵抗器Roとは反対側(図1に示す端子b側)に切り換
えて燃料ポンプ2を高電流で駆動する燃料ポンプ2の駆
動制御、及び本発明にかかわる主要な処理である燃料ポ
ンプ2の駆動系の異常検出処理を実行する。
【0023】また電子制御装置20には、こうした燃料
ポンプ2の駆動制御やその駆動系の異常検出処理を実行
するために、上記各リレースイッチ8,10を駆動する
ための駆動信号を出力する出力回路22、燃料ポンプ2
の電源側の端子電圧を検出する検出回路24、その検出
された端子電圧を入力する入力回路26、この入力回路
26を介して入力された端子電圧をデジタル信号に変換
するA/D変換回路28、及び、燃料ポンプ2の駆動系
の異常を検出した際に警告灯30を点灯して異常を報知
するための駆動回路29が備えられている。
【0024】また次に、燃料ポンプ2の端子電圧を検出
する検出回路24は、イグニッションスイッチ6から電
源回路20fへの電源ラインとアースとの間に直列に設
けられた3つの抵抗器R1,R2,R3からなり、電源
側の抵抗器R1と抵抗器R2との接続点電圧を燃料ポン
プ2の電源側端子に印加し、アース側の抵抗器R3と抵
抗器R2との接続点電圧VFPを燃料ポンプ2の端子電圧
として入力回路26に入力するようにされている。
【0025】このため、燃料ポンプ2の電源側端子に
は、燃料ポンプ2の駆動が停止されているときにでも、
バッテリ電圧+Bを抵抗器R1と抵抗器R2,R3とに
より分圧した電圧が印加されて、燃料ポンプ2に微小電
流が流れるようになり、またリレースイッチ10が端子
b側に切り換えられて燃料ポンプ2にバッテリ電圧+B
が直接印加されている際に、入力回路26にバッテリ電
圧+Bが直接印加されるのを防止できる。
【0026】なお、本実施例においては、この検出回路
24を構成する抵抗器R2及びR3が本発明の電圧検出
手段に相当し、抵抗器R1が本発明の通電手段に相当す
る。次に、上記のように構成された電子制御装置20に
て実行される異常検出処理について説明する。
【0027】まず、この異常検出処理は、電子制御装置
20において、エンジン制御のために実行される燃料噴
射量や点火時期等の制御量を算出する制御量算出処理
や、燃料ポンプ2の駆動制御処理と共に、メインルーチ
ンの一つとして実行される処理である。
【0028】図2に示す如く、この異常検出処理が開始
されると、まずステップ110にて、通電電流切り換え
用のリレースイッチ10(SW10)が図1に示す端子
a側に切り換えられており、燃料ポンプ2は抵抗器Ro
を介して低電流駆動されているか否かを判断する。
【0029】そして、リレースイッチ10が端子a側に
切り換えられておらず、燃料ポンプ2にバッテリ電圧+
Bが直接印加されている場合には、当該異常検出処理を
そのまま終了する。一方、ステップ110にて、リレー
スイッチ10が端子a側に切り換えられていると判断さ
れた場合には、ステップ120に移行して、入力回路2
6,A/D変換回路28を介して入力される燃料ポンプ
2の端子電圧VFPを読み込み、ステップ130に移行し
て、燃料ポンプ駆動用のリレースイッチ8がON状態に
なっているか否かを判断する。
【0030】そして、リレースイッチ8がON状態であ
り、燃料ポンプ2が抵抗器Roを介して通電駆動されて
いる場合には、ステップ140に移行して、上記検出し
た端子電圧VFPが予め設定された第1の基準電圧VTH1
より低いか否かを判断する、異常判定手段としての処理
を実行する。
【0031】ここで、第1の基準電圧VTH1 には、図3
に示す如く、燃料ポンプ系及びハーネス系が共に正常で
あるときに燃料ポンプ2を抵抗器Roを介して通電駆動
した場合に得られる端子電圧VFPの正常範囲VIL〜VIH
より若干低い値が設定されており、ステップ140で
は、端子電圧VFPが第1の基準電圧VTH1 以上であれ
ば、燃料ポンプ2の駆動系には異常は生じていないと判
断し、逆に端子電圧VFPが第1の基準電圧VTH1 より低
い場合には、図1に示す燃料ポンプ系(F/P系)がロ
ック又は短絡しているか、或は図1に示すバッテリから
燃料ポンプ2までのハーネス系が短絡又は断線している
と判断する。
【0032】即ち、図3に示す如く、燃料ポンプ系にて
電源+B側とアース間とが短絡した場合には、端子電圧
VFPはアースと同電位の0(図に示すV0)となる。ま
た、燃料ポンプ系がロックして燃料ポンプ2の駆動源と
なる直流モータが回転しなくなった場合には、直流モー
タの回転時にモータ内部に発生する逆起電力が発生しな
くなるため、端子電圧VFPは、正常値より低いVLL〜V
LHの範囲内となる。一方、バッテリから燃料ポンプ2ま
でのハーネス系に断線或は短絡が生じた場合には、燃料
ポンプ2に電源電圧が印加されなくなるため、燃料ポン
プ系の短絡時と同様、端子電圧VFPはアースと略同電位
の0(図に示すV0)となる。
【0033】そこで、本実施例では、上記のように燃料
ポンプ2の駆動時の端子電圧VFPと第1の基準電圧VTH
1 とを比較して、端子電圧VFPがこの基準電圧VTH1 よ
り低い場合に、燃料ポンプ系がロック又は短絡している
か、或はハーネス系が短絡又は断線している旨を判断す
るようにしているのである。
【0034】なお、こうした異常判定を行なう場合、図
3に示す如く、VLLとV0との間にロック判定基準電圧
VTHO を設定し、端子電圧VFPが第1の基準電圧VTH1
より低い場合には、更に、端子電圧VFPがこのロック判
定基準電圧VTHO 以上か否かを判断するようにすれば、
燃料ポンプ2のロック時にのみ端子電圧VFPがロック判
定基準電圧VTHO 以上となるので、燃料ポンプ2のロッ
クのみを特定検出することができるようになる。
【0035】そして、ステップ140にて、燃料ポンプ
系或はハーネス系の異常が判定されなければ、そのまま
当該処理を終了し、ステップ140にて、燃料ポンプ系
或はハーネス系の異常が判断されると、ステップ150
にて警告灯30を点灯し、ステップ160にてバックア
ップRAM20dに異常内容を記憶した後、当該異常検
出処理を終了する。
【0036】一方、ステップ130にて、リレースイッ
チ8がOFF状態であり、燃料ポンプ2の駆動が停止さ
れていると判断されると、ステップ170に移行して、
上記検出した端子電圧VFPが予め設定された第2の基準
電圧VTH2 より高いか否かを判断する、断線判定手段と
しての処理を実行する。
【0037】ここで、第2の基準電圧VTH2 には、燃料
ポンプ系に断線が生じていないときに、燃料ポンプ2の
駆動を停止した場合に、抵抗器R1を介して燃料ポンプ
2に微小電流が流れることにより得られる端子電圧VFP
の正常範囲より高い値が設定されており、ステップ17
0では、端子電圧VFPが第2の基準電圧VTH2 以下であ
れば、燃料ポンプ2の駆動系には異常は生じていないと
判断し、逆に端子電圧VFPが第2の基準電圧VTH2 より
高い場合には、図1に示す燃料ポンプ系が断線している
と判断する。
【0038】つまり、上記ステップ140の処理によれ
ば、燃料ポンプ系のロック,短絡,及びハーネス系の短
絡,断線については判定できるものの、燃料ポンプ系の
断線時には端子電圧が基準値より低下することがないた
め、本実施例では、燃料ポンプ2の駆動を停止している
際にも、燃料ポンプ2に微小電流が流れるように構成し
ておき、その時の端子電圧VFPが、第2の基準電圧VTH
2 より高い場合に、燃料ポンプ系が断線していると判断
するようにしているのである。
【0039】なお、図3に示す如く、燃料ポンプ系にて
断線が生じた場合には、検出回路24から燃料ポンプ2
に電流が流れないので、検出電圧VFPは、バッテリ電圧
+Bを抵抗器R1,R2と抵抗器R3とにより分圧した
電圧VH となる。このため、第2の基準電圧VTH2 に
は、この電圧VH より低い値を設定しておく必要はあ
る。
【0040】そして、ステップ170にて、燃料ポンプ
系の断線が判定されなければ、そのまま当該処理を終了
し、ステップ170にて、燃料ポンプ系の断線が判定さ
れると、ステップ150にて警告灯30を点灯し、ステ
ップ160にてバックアップRAM20dに異常内容を
記憶した後、当該異常検出処理を終了する。
【0041】このように本実施例においては、直流モー
タを駆動源とする燃料ポンプ2の駆動系の異常を、燃料
ポンプ2の電源側の端子電圧VFPに基づき検出するよう
にしている。このため、本実施例によれば、従来のよう
に、燃料ポンプの電源供給経路に駆動電流検出用の抵抗
器を設けることなく、しかも燃料ポンプの両端の電圧を
夫々検出することなく、燃料ポンプ2及びその電源供給
経路の異常を検出することができるようになる。
【0042】なお、上記実施例では、燃料ポンプ系の短
絡,ロック,ハーネス系の短絡,断線を検出するための
第1の基準電圧VTH1 、及び燃料ポンプ系の断線を検出
するための第2の基準電圧VTH2 は、予め設定された値
であると説明したが、端子電圧VFPは、バッテリ電圧+
Bが変動すると変化するため、バッテリ電圧+Bが大き
く変動するようなシステムにおいては、基準電圧VTH
1,VTH2をバッテリ電圧+Bに応じて設定するための図
4に示す如きマップを予め設定しておき、異常判定時に
は、このマップからバッテリ電圧+Bに対応した基準電
圧VTH1,VTH2を読み出すようにすることが好ましい。
つまり、このようにすることで、異常判定精度を向上す
ることができる。
【0043】また、バッテリ電圧は、エンジンの運転状
態(エンジン回転数、吸気圧力、冷却水温等)によって
変化するため、こうしたエンジンの運転状態に応じて基
準電圧VTH1,VTH2を設定するようにしてもよい。また
次に、上記実施例では、直流モータを駆動源とする燃料
ポンプ2の異常を検出する装置について説明したが、本
発明は、直流モータを使用している装置であれば適用で
き、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された燃料ポンプ駆動装置の全体
構成を表す概略構成図である。
【図2】電子制御装置20で実行される異常検出処理を
表すフローチャートである。
【図3】異常検出処理による異常判定動作を説明する説
明図である。
【図4】異常判定基準となる第1及び第2の基準電圧V
TH1,VTH2を設定するためのマップを表す線図である。
【符号の説明】
2…燃料ポンプ 4…ヒューズ 6…イグニッショ
ンスイッチ 8,10…リレースイッチ 20…電子制御装置
24…検出回路 26…入力回路 28…A/D変換回路 30…警
告灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 英人 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 兵藤 賢仁 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動電源から直流モータまでの電源供給
    経路の抵抗値を抵抗器により切り換えることにより直流
    モータの通電電流を制御する直流モータ駆動系に設けら
    れ、上記直流モータを含む当該直流モータ駆動系の異常
    を検出する異常検出装置であって、 上記電源供給経路に接続される直流モータの端子電圧を
    検出する電圧検出手段と、 上記直流モータが所定の抵抗器を介して通電駆動されて
    いるとき、上記電圧検出手段にて検出された端子電圧を
    読み込み、該端子電圧が予め設定された第1の基準電圧
    より低い場合に、上記直流モータのロック,短絡,及び
    上記電源供給経路の異常を判定する異常判定手段と、 を備えたことを特徴とする直流モータ駆動系の異常検出
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の直流モータ駆動系の異
    常検出装置において、 上記直流モータと上記電源供給経路とが遮断されている
    とき、上記検出手段が接続された上記直流モータの端子
    から上記直流モータに微小電流を供給する通電手段と、 該通電手段が上記直流モータに微小電流を供給している
    ときに、上記検出手段にて検出された端子電圧を読み込
    み、該端子電圧が予め設定された第2の基準電圧より高
    い場合に、上記直流モータの断線を判定する断線判定手
    段と、 を設けたことを特徴とする直流モータ駆動系の異常検出
    装置。
JP4242259A 1992-09-10 1992-09-10 直流モータ駆動系の異常検出装置 Pending JPH0698593A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009180085A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の燃料供給制御装置
US9630473B2 (en) 2014-10-22 2017-04-25 Hyundai Motor Company Motor driving device and method for vehicle
JP2019196717A (ja) * 2018-05-08 2019-11-14 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置

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