JPH0699211A - 板圧延におけるキャンバ・ウエッジ制御方法 - Google Patents

板圧延におけるキャンバ・ウエッジ制御方法

Info

Publication number
JPH0699211A
JPH0699211A JP4040926A JP4092692A JPH0699211A JP H0699211 A JPH0699211 A JP H0699211A JP 4040926 A JP4040926 A JP 4040926A JP 4092692 A JP4092692 A JP 4092692A JP H0699211 A JPH0699211 A JP H0699211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camber
wedge
rolling
amount
rolling mill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4040926A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuo Mizuta
篤男 水田
Haruhiro Ibata
治廣 井端
Toshiichi Shiraishi
敏一 白石
Eiji Yoneda
英次 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP4040926A priority Critical patent/JPH0699211A/ja
Publication of JPH0699211A publication Critical patent/JPH0699211A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、板圧延に際してキャンバとウエッジ
とを同時に制御する方法に関し、キャンバとウエッジと
を同時に制御できるようにして、当該圧延工程における
圧延トラブルを減少させ、製品品質の向上をはかること
を目的とする。 【構成】そこで、圧延機3Bの入側,出側の少なくとも
一方で、板材1のウエッジ量およびキャンバ量を求め、
該ウエッジ量に基づいて、ウエッジ修正に必要なレベリ
ング操作量を計算し、圧延機3Bの圧下装置13に該レ
ベリング操作量を出力して圧延機3Bの左右圧下位置を
変更し、前記のレベリング操作量およびキャンバ量に基
づいてウエッジ修正の際に発生するキャンバ量を予測計
算し、当該キャンバ量を修正するために必要な板材1左
右の幅広がり率を求め、当該幅広がり率となるように、
複数個のノズル10aから圧延機3Bのワークロール2
と板材1との間に潤滑油を供給することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板圧延に際してキャン
バとウエッジとを同時に制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧延された板材にキャンバやウ
エッジがあると、連続化の進んだプロセスラインの次工
程でのトラブルや、幅方向の板厚精度の厳しくなってき
たユーザの要求に対して、板厚精度の不良の原因とな
る。
【0003】従来の板圧延におけるキャンバ・ウエッジ
制御手段としては、例えば、特開昭61−269914
号公報に開示されるように、圧延前の板のキャンバを測
定し、該キャンバから圧延後のキャンバを無くすために
必要な板厚差を計算し、左右圧下位置を調整してキャン
バを修正するものがある。これは、圧延におけるキャン
バが、板左右の板厚歪の差により、板左右の伸びに差が
生じ発生するという考えに基づくものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャン
バを修正するとウエッジも零になるような場合には、上
述した従来手段により制御することが適当と考えられる
が、左右板厚差を生じずにキャンバのみ発生する場合に
は、従来手段では、逆に左右板厚差を発生させることに
なる。
【0005】実際、ウエッジを生じずに大きなキャンバ
が発生する現象は、これまでにも実操業でしばしば認め
られていたが、本発明以前にその挙動,機構については
明確になっていなかったために、有効なキャンバ制御を
行なえなかった。
【0006】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、キャンバとウエッジとを同時に制御できる
ようにして、当該圧延工程における圧延トラブルを減少
させ、製品品質の向上をはかった制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の板圧延におけるキャンバ・ウエッジ制御方
法(請求項1)は、圧延機の入側,出側の少なくとも一方
で前記圧延機により圧延される板材のウエッジ量および
キャンバ量を求め、該ウエッジ量に基づいて、ウエッジ
修正に必要なレベリング操作量を計算し、前記圧延機の
圧下装置に該レベリング操作量を出力して前記圧延機の
左右圧下位置を変更し、前記のレベリング操作量および
キャンバ量に基づいてウエッジ修正の際に発生するキャ
ンバ量を予測計算し、当該キャンバ量を修正するために
必要な前記板材左右の幅広がり率を求め、当該幅広がり
率となるように、前記圧延機の入側,出側の少なくとも
一方に幅方向に沿って設置した複数個のノズルから、前
記圧延機のワークロールと前記板材との間に潤滑油を供
給することを特徴としている。
【0008】また、請求項2の方法は、請求項1と同様
の手順により求められた幅広がり率となるように、前記
圧延機の入側,出側の少なくとも一方に設置したロール
表面加工装置により、前記圧延機のワークロールの表面
粗度を調整することを特徴としている。
【0009】
【作用】上述した本発明の板圧延におけるキャンバ・ウ
エッジ制御方法(請求項1)では、圧延機の入側,出側の
少なくとも一方で得たウエッジ量から、ウエッジ修正に
必要なレベリング操作量が計算され、そのレベリング操
作量に基づいて圧下装置により圧延機の左右圧下位置が
変更され、ウエッジの修正がなされる。また、レベリン
グ操作量と圧延機の入側,出側の少なくとも一方で得た
キャンバ量とに基づいて、ウエッジ修正の際に発生する
キャンバ量が予測計算され、予測したキャンバ量を修正
するために必要な板材左右の幅広がり率が求められ、適
当な幅方向位置のノズルから潤滑剤がワークロールと板
材との間に供給される。これにより、ワークロールと板
材との間の摩擦係数が調整されて、前記幅広がり率にな
るように制御され、ウエッジ修正により発生するキャン
バが修正される。
【0010】また、請求項2の方法では、予測した前記
幅広がり率になるように制御する際に、ロール表面加工
装置が用いられ、このロール表面加工装置により圧延機
のワークロールの表面粗度を調整することで、ワークロ
ールと板材との間の摩擦係数が調整される。
【0011】
【実施例】まず、本発明の実施例について説明するに先
立ち、本発明の方法の原理について説明する。本発明
は、キャンバ発生量がワークロールの表面粗さの幅方向
不均一によって影響されるという本発明者らが見出した
全く新しい知見に基づくものである。以下に、ワークロ
ールの表面粗さの幅方向不均一がキャンバに及ぼす影響
を説明する。
【0012】本発明者らが、キャンバの発生した圧延ス
ラブの寸法測定とその時のロール肌荒れの状況とを詳細
に調査した結果、左右板厚差(ウエッジ量)を生じずにキ
ャンバ(材料の幅方向中心線プロフィール)のみ発生する
場合が、実操業においてしばしば発生し、その際、同時
に不均一なロール肌荒れが生じていることが判明した。
その一例を図5に示す。この図5に示すように、左右板
厚差は、ほとんど無いか、駆動側(DS)の方が若干厚い
傾向にあるが、キャンバは作業側(WS)に曲がりが発生
している。この時のロール肌荒れ状況は、図6に示すご
とく左右非対称な粗度を呈していた。この図6には、上
下の各ロールの表面粗さ(単位μm)についての具体的な
数値表も合わせて記載する。
【0013】これまでの考え方では、圧延におけるキャ
ンバは、左右の板厚歪の差により板左右の伸びに差が生
じて発生するものとしていた。即ち、図7に示すよう
に、伸びの大きい側を外側にしてキャンバが発生し、断
面が矩形で真っ直の板材1をワークロール2,2により
圧延した場合、キャンバが発生すると、図5の中段,上
段に示すごとく、必ず左右板厚差(ウエッジ)も同時に発
生するものであると考えられていた。従って、このロー
ル肌荒れによる左右の板厚差のないキャンバ発生の現象
は、従来の考え方では説明できなかった。
【0014】そこで、本発明者らは、実験調査を積み重
ね、ワークロール2の表面粗さの幅方向不均一とキャン
バとの関係について新たな知見を得た。即ち、ワークロ
ール2の表面粗さが左右で異なる場合、板材1の左右の
幅広がり率が異なり、左右板厚の差異がほとんど付くこ
となく、ワークロール2の滑らかな側を内側にしてキャ
ンバが発生する現象である。これは、これまでの考え方
では説明できなかったロール肌荒れにより左右板厚差を
生じずにキャンバのみ発生する現象を端的に説明するも
のである。
【0015】この現象の板圧延における変形機構を説明
する。ロール肌荒れが幅方向で異なると、板材1とワー
クロール2との間の摩擦係数が変化する。摩擦係数が小
さい程、潤滑性の良いことを意味し、圧延におけるワー
クロール2と板材1との間の圧延方向力の釣合い式によ
り、中立点は、ワークロール2の出側に近くなる。ここ
で、中立点とは、ロール周速と板速度とが等しくなる位
置である。言い換えれば、摩擦係数が小さい程、板速度
がロール周速よりも遅い範囲、所謂、後進域は大きくな
り、ワークロール2の入側における板材1の速度は遅く
なる。
【0016】従って、幅方向で摩擦係数が異なる場合、
摩擦係数が大きい方に比べて、小さい方がワークロール
2の入側における板材1の速度は遅くなる。このとき、
板材1に回転が生じようとするが、通常、粗圧延機の入
側ではエッジャーロールやサイドガイド等により、板材
1の横方向の動きが拘束されている。また、仕上げ圧延
機では、スタンド間張力が板材1の横方向の動きを拘束
する機能を果たしている。
【0017】これにより、板材1の幅方向各位置におい
て、圧延方向応力分布が発生する。この圧延方向応力分
布は、幅広がり率に大きく影響を及ぼし、即ち、押し込
み応力状態の場合には、幅広がり率は大きくなり、引張
応力状態の場合には、幅広がり率は小さくなる。
【0018】図8はワークロール2の表面粗度を左右で
変えて圧延した時のキャンバとウエッジとの関係を示す
もので、この図8に示すように、ワークロール2の表面
粗度が左右で異なる場合、板材1の左右の幅広がり率が
異なる結果、左右板厚の差異(以下、板ウエッジと称す
る)がゼロの場合でも、ワークロール2の滑らかな側を
内側にして大きなキャンバが発生している。また、ロー
ル粗度差が大きくなる程、図8中の直線の傾きが小さく
なり、左右圧下位置の調整によるキャンバ修正効果が小
さくなることが分かる。このことは、摩擦係数差が大き
い程、本発明の作用効果が大きいことを示すものであ
る。
【0019】また、図10は、潤滑油を板幅の1/4〜
1/2に相当する片側部分に供給して圧延したときの左
右幅広がり率の差とキャンバとの関係を示すグラフで、
この図10に示す結果からも明らかなように、幅方向に
沿って潤滑部分を変えることによっても、ロール粗度差
の場合と同様の効果がある。
【0020】本発明の方法は、このような現象を利用
し、板材1のキャンバとウエッジとを同時に制御しよう
とするもので、以下、図面により本発明の一実施例とし
ての板圧延におけるキャンバ・ウエッジ制御方法につい
て説明すると、図1は本方法を適用された装置の構成を
示すブロック図、図2は本実施例における幅方向部分潤
滑油供給装置の構成を示す正面図、図3は本実施例にお
けるロール表面粗度調整装置の構成を示す正面図、図4
は本実施例の装置の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0021】図1に示すように、1は圧延機3A,3B
により圧延される板材、2は各圧延機3A,3Bにそな
えられる上下一対のワークロール、4は各圧延機3A,
3Bの入側にそなえられ板材1の幅方向の動きを拘束す
るためのサイドガイド、5は圧延機3Aにより圧延され
た圧延機3B入側の板材1の幅方向板厚を測定する板厚
計、6は圧延機3Aにより圧延された圧延機3B入側の
板材1のキャンバを測定するキャンバ計である。
【0022】そして、7は板厚計5およびキャンバ計6
からのデータに基づいて圧延機3B入側における板材1
のキャンバおよび左右板厚差(ウエッジ量)を演算するキ
ャンバ/板厚差演算装置、8はキャンバ/板厚差演算装
置7の演算結果に基づいて制御量を演算する制御演算装
置である。
【0023】この制御演算装置8は、図4に従って後述
するごとく、キャンバ/板厚差演算装置7からのウエッ
ジ量に基づいて、ウエッジ修正に必要なレベリング操作
量を計算し、このレベリング操作量を圧下位置調整装置
11を介して圧延機3Bの圧下装置13に出力する一
方、そのレベリング操作量とキャンバ/板厚差演算装置
7からのキャンバ量に基づいて、ウエッジ修正の際に発
生するキャンバ量を予測計算し、当該キャンバ量を修正
するために必要な板材1の左右幅広がり率を求め、この
左右幅広がり率を得ることのできる潤滑条件(本実施例
では潤滑幅)を求めるものである。
【0024】また、9は制御演算装置8からの潤滑条件
に基づいて圧延油(潤滑油)の供給を行なう圧延油供給装
置、10は圧延機3Bにより圧延される板材1と圧延機
3Bにおけるワークロール2との間の摩擦係数を調整し
うる幅方向部分潤滑油供給装置(摩擦係数調整手段)であ
る。
【0025】この幅方向部分潤滑油供給装置10は、図
2に示すように、ワークロール2と板材1との間に潤滑
油を供給する複数個(図2中では上下各11個)のノズル
10aから構成され、これらのノズル10aを、圧延機
3Bの入側において、板材1の幅方向に沿って設置して
構成されている。そして、潤滑油を供給すべきノズル1
0aが、圧延油供給装置9により、制御演算装置8によ
る演算結果(潤滑幅)に従って選択され、幅方向所定位置
における板材1と圧延機3Bのワークロール2との間の
摩擦係数を小さくするように潤滑剤の供給が行なわれる
ようになっている。
【0026】なお、圧下位置調整装置11は、制御演算
装置8による演算結果(レベリング操作量)に応じて圧下
装置13を制御し、圧延機3Bにおける左右圧下位置を
調整するものである。
【0027】また、本実施例では、板材1と圧延機3B
のワークロール2との間の摩擦係数を調整する手段とし
て、上述のような幅方向部分潤滑油供給装置10を用い
ているが、図3に示すようなロール表面粗度調整装置1
2を用いてもよい。このロール表面粗度調整装置12
は、ワークロール2の表面に対してレーザ光を照射して
ワークロール2の表面粗度を調整しうるレーザ光照射装
置12aと、このレーザ光照射装置12aをワークロー
ル2の幅方向に移動させるべくウォームギヤ12cの回
転を制御する幅方向移動装置12bとから構成されてい
る。レーザ光照射装置12aの本体は、ウォームギヤ1
2cに螺合しており、ウォームギヤ12cの回転数と回
転方向とによってワークロール2の幅方向の適当な位置
に移動し、ワークロール2の表面粗度およびその付与幅
を自由に設定できるようになっている。このようなロー
ル表面粗度調整装置12としては、例えば特公平3−4
1241号公報などに開示されるレーザ照射による方法
を適用する。
【0028】上述のごとく構成された装置による動作を
図4に示すフローチャートに従って説明すると、まず、
板厚計5およびキャンバ計6により、圧延機3Bの入側
の板材1の幅方向板厚,キャンバをそれぞれ測定し、そ
の測定結果に基づいて、キャンバ/板厚差演算装置8に
より、圧延機3B入側における板材1のキャンバおよび
左右板厚差(ウエッジ量)を演算する(ステップS1)。
【0029】そして、制御演算装置8において、キャン
バ/板厚差演算装置7からのキャンバ量に基づいてキャ
ンバ曲率を計算し、キャンバ/板厚差演算装置7からの
ウエッジ量に基づいてウエッジ比率Φを計算する(ステ
ップS2)。このとき、ウエッジ量ΔHからウエッジ比
率Φを計算する式としては下式が用いられる。
【0030】ΔH=HW−HD Hm=(HW+HD)/2 Φ=ΔH/(Hm・W) ここで、HWはワークサイド(WS)における入側板厚、
Dはドライブサイド(DS)における入側板厚、Hmは平
均入側板厚、Wは板材1の入側板幅である。
【0031】次に、計算されたウエッジ比率Φからウエ
ッジ修正に必要なレベリング操作量SLを下式により計
算する(ステップS3)。計算されたレベリング操作量S
Lは、制御演算装置8から圧下位置調整装置11へ出力
され、そのレベリング操作量SLに応じて圧下装置13
が制御し、圧延機3Bにおける左右圧下位置が調整され
てウエッジ修正が行なわれる。
【0032】SL=(∂ΔH/∂SL)・Φ・Hm・Lp ここで、Lpは支点間距離である。
【0033】上述のように計算されたレベリング量SL
およびウエッジ比率Φに基づいて、ウエッジ修正(レベ
リング調整)後に残存するキャンバ曲率κを下式により
予測計算する(ステップS4)。
【0034】κ=κ0/λ2+ξ・Φ ここで、κ0は圧延機3A入側のキャンバ曲率、λは伸
び率、ξはキャンバ変化係数である。
【0035】ステップS4にて予測計算されたキャンバ
曲率κから、キャンバを修正するために必要な左右平均
幅広がり率ΨW,ΨDを下式により求める(ステップS
5)。
【0036】(ΨW+1)/(ΨD+1)=(1−κ・w) ここで、wは板材1の出側板幅である。
【0037】そして、ステップS5にて得られた左右の
平均幅広がり率ΨW,ΨDから、幅方向部分潤滑油供給装
置10にて調整すべき圧延潤滑油条件としての潤滑幅b
L(もしくは図3に示すロール表面粗度調整装置12にて
調整すべきロール表面粗度Rおよび付与幅bD)を求め、
圧延油供給装置9へ出力される(ステップS6)。このと
き、その潤滑幅bLを求める式は、理論的に求めること
は難しいので、実験値を用いて関数gにより下式のよう
に定式化した。
【0038】(ΨW+1)/(ΨD+1)=g(bL) なお、実際の制御における潤滑幅bLは、幅方向部分潤
滑油供給装置10の幅方向ノズル数によりステップ状の
値となるので、予め、幅広がり率とノズル数との関係を
指示するテーブルを与えておいてもよい。また、潤滑幅
Lは、板端を基準に板幅の1/2までの間で調整され
る。
【0039】上述のように算出された潤滑幅bLに応じ
て、圧延油供給装置9および幅方向部分潤滑油供給装置
10により、潤滑剤が、所定幅方向位置のノズル10a
から板材1とワークロール2との間に供給され、板材1
とワークロール2との間の摩擦係数が調整されて、幅広
がり率ΨW,ΨDになるように制御され、ウエッジ修正に
より発生するキャンバが修正される。
【0040】なお、図3に示すようなロール表面粗度調
整装置12を用いる場合には、ステップS5にて得られ
た左右の平均幅広がり率ΨW,ΨDから、ロール表面粗度
調整装置12にて調整すべきロール表面粗度Rおよび付
与幅bDを求めるが、このときも、そのロール表面粗度
R,付与幅bDを求める式は、理論的に求めることは難
しいので、実験値を用いて関数fにより下式のように定
式化しておく。
【0041】(ΨW+1)/(ΨD+1)=f(R,bD) このように、本実施例のキャンバ・ウエッジ制御方法に
よれば、ウエッジ修正を行なった際、圧下装置13の左
右圧下位置変更に伴って生じるキャンバが、幅方向部分
潤滑油供給装置10もしくはロール表面粗度調整装置1
2により、板材1とワークロール2との間の摩擦係数を
調整し幅広がり率ΨW,ΨDを調整することで修正される
ので、板材圧延においてキャンバとウエッジとを同時に
制御でき、当該圧延工程における圧延トラブルが大幅に
減少し、製品品質向上に大きく寄与する。
【0042】ここで、図9に、本発明の方法を適用した
場合のキャンバ量を、圧延本数毎に示す。この図9から
明らかなように、従来、キャンバが一旦発生すると、大
きなキャンバが続いて発生していたが、本発明の方法の
場合、制御無の場合に比べて、約50%にキャンバ量が
低減されていることが確認された。
【0043】なお、上記実施例では、幅方向部分潤滑油
供給装置10とロール表面粗度調整装置12とを別々に
使用した場合について説明したが、これらの装置10,
12を併用してもよく、この場合、制御能力をさらに向
上させることができる。また、上記実施例は、1回の圧
延でキャンバとウエッジとを同時にゼロにしようとする
ものであるが、本発明の方法による上述した作用を数回
の圧延に分けて実施するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の板圧延に
おけるキャンバ・ウエッジ制御方法によれば、板材のウ
エッジ量およびキャンバ量を求め、該ウエッジ量に基づ
いて、ウエッジ修正に必要なレベリング操作量を計算し
て圧延機の左右圧下位置を変更するとともに、レベリン
グ操作量,キャンバ量に基づいてウエッジ修正の際に発
生するキャンバ量を予測計算し、当該キャンバ量を修正
するために必要な前記板材左右の幅広がり率を求め、当
該幅広がり率となるようにワークロールと板材との間の
摩擦係数を調整するように構成したので、ウエッジ修正
を行なった際に左右圧下位置変更に伴って生じるキャン
バが同時に修正制御することができ、当該圧延工程にお
ける圧延トラブルを大幅に減少させて、製品品質を大幅
に向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての板圧延におけるキャ
ンバ・ウエッジ制御方法を適用された装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例における幅方向部分潤滑油供給装置
(摩擦係数調整手段)の構成を示す正面図である。
【図3】摩擦係数調整手段の変形例(ロール表面粗度調
整装置)の構成を示す正面図である。
【図4】本実施例の装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】左右板厚差を生じずにキャンバのみ発生する場
合の例を示すグラフである。
【図6】左右板厚差を生じずにキャンバのみ発生する場
合におけるロール肌荒れ状況を示す図である。
【図7】(a)〜(c)はいずれも左右の板厚歪の差による
キャンバ発生原理を説明するための斜視図である。
【図8】ロール表面粗度を左右で変えて圧延した時のキ
ャンバとウエッジとの関係を示すグラフである。
【図9】本発明の方法を適用した場合のキャンバ量を圧
延本数毎に従来方法と比較して示すグラフである。
【図10】潤滑油を板幅の1/4〜1/2に相当する片
側部分に供給して圧延したときの左右幅広がり率の差と
キャンバとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 板材 2 ワークロール 3A,3B 圧延機 4 サイドガイド 5 板厚計 6 キャンバ計 7 キャンバ/板厚差演算装置 8 制御演算装置 9 圧延油供給装置 10 幅方向部分潤滑油供給装置(摩擦係数調整手段) 10a ノズル 11 圧下位置調整装置 12 ロール表面粗度調整装置(摩擦係数調整手段) 12a レーザ光照射装置 12b 幅方向移動装置 12c ウォームギヤ 13 圧下装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての板圧延におけるキャ
ンバ・ウエッジ制御方法を適用された装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例における幅方向部分潤滑油供給装置
(摩擦係数調整手段)の構成を示す正面図である。
【図3】摩擦係数調整手段の変形例(ロ−ル表面粗度調
整装置)の構成を示す正面図である。
【図4】本実施例の装置の作動を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】左右板厚差を生じずにキャンバのみ発生する場
合の例を示すグラフである。
【図6】左右板厚差を生じずにキャンバのみ発生する場
合におけるロ−ル肌荒れ状況を示す図である。
【図7】左右の板厚歪の差によるキャンバ発生原理を説
明するための斜視図である。
【図8】ロ−ル表面粗度を左右で変えて圧延した時のキ
ャンバとウエッジとの関係を示すグラフである。
【図9】本発明の方法を適用した場合のキャンバ量を圧
延本数毎に従来方法と比較して示すグラフである。
【図10】潤滑油を板幅の1/4〜1/2に相当する片
側部分に供給して圧延したときの左右幅広がり率の差と
キャンバとの関係を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 米田 英次 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機の入側,出側の少なくとも一方
    で、前記圧延機により圧延される板材のウエッジ量およ
    びキャンバ量を求め、 該ウエッジ量に基づいて、ウエッジ修正に必要なレベリ
    ング操作量を計算し、前記圧延機の圧下装置に該レベリ
    ング操作量を出力して、前記圧延機の左右圧下位置を変
    更し、 前記のレベリング操作量およびキャンバ量に基づいて、
    ウエッジ修正の際に発生するキャンバ量を予測計算し、 当該キャンバ量を修正するために必要な前記板材左右の
    幅広がり率を求め、 当該幅広がり率となるように、前記圧延機の入側,出側
    の少なくとも一方に幅方向に沿って設置した複数個のノ
    ズルから、前記圧延機のワークロールと前記板材との間
    に潤滑油を供給することを特徴とする板圧延におけるキ
    ャンバ・ウエッジ制御方法。
  2. 【請求項2】 圧延機の入側,出側の少なくとも一方
    で、前記圧延機により圧延される板材のウエッジ量およ
    びキャンバ量を求め、 該ウエッジ量に基づいて、ウエッジ修正に必要なレベリ
    ング操作量を計算し、前記圧延機の圧下装置に該レベリ
    ング操作量を出力して、前記圧延機の左右圧下位置を変
    更し、 前記のレベリング操作量およびキャンバ量に基づいて、
    ウエッジ修正の際に発生するキャンバ量を予測計算し、 当該キャンバ量を修正するために必要な前記板材左右の
    幅広がり率を求め、 当該幅広がり率となるように、前記圧延機の入側,出側
    の少なくとも一方に設置したロール表面加工装置によ
    り、前記圧延機のワークロールの表面粗度を調整するこ
    とを特徴とする板圧延におけるキャンバ・ウエッジ制御
    方法。
JP4040926A 1992-02-27 1992-02-27 板圧延におけるキャンバ・ウエッジ制御方法 Withdrawn JPH0699211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4040926A JPH0699211A (ja) 1992-02-27 1992-02-27 板圧延におけるキャンバ・ウエッジ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4040926A JPH0699211A (ja) 1992-02-27 1992-02-27 板圧延におけるキャンバ・ウエッジ制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0699211A true JPH0699211A (ja) 1994-04-12

Family

ID=12594111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4040926A Withdrawn JPH0699211A (ja) 1992-02-27 1992-02-27 板圧延におけるキャンバ・ウエッジ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0699211A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100417517B1 (ko) * 1999-10-22 2004-02-05 주식회사 포스코 후판 사상압연시에 발생하는 캠버 제어방법
WO2008002254A1 (en) 2006-06-30 2008-01-03 Abb Ab A method and a device for controlling a roll gap
DE112004002903B4 (de) * 2004-07-20 2009-04-16 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Walzenkeilanstellungs-/Steuerverfahren zum Walzen von plattenförmigem Material
WO2020152868A1 (en) * 2019-01-25 2020-07-30 Primetals Technologies Japan, Ltd. Rolling equipment and rolling method

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100417517B1 (ko) * 1999-10-22 2004-02-05 주식회사 포스코 후판 사상압연시에 발생하는 캠버 제어방법
DE112004002903B4 (de) * 2004-07-20 2009-04-16 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Walzenkeilanstellungs-/Steuerverfahren zum Walzen von plattenförmigem Material
WO2008002254A1 (en) 2006-06-30 2008-01-03 Abb Ab A method and a device for controlling a roll gap
EP2035158A4 (en) * 2006-06-30 2012-07-04 Abb Ab METHOD AND DEVICE FOR CONTROLLING A ROLLER COLUMN
WO2020152868A1 (en) * 2019-01-25 2020-07-30 Primetals Technologies Japan, Ltd. Rolling equipment and rolling method
JP2022510464A (ja) * 2019-01-25 2022-01-26 Primetals Technologies Japan株式会社 圧延設備および圧延方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4261190A (en) Flatness control in hot strip mill
JP7036241B2 (ja) 熱間圧延鋼帯の蛇行制御方法、蛇行制御装置及び熱間圧延設備
JP4847111B2 (ja) 多段式圧延機及び多段式圧延機の制御方法
JPH0699211A (ja) 板圧延におけるキャンバ・ウエッジ制御方法
JP2786771B2 (ja) 金属材料圧延におけるキャンバ制御方法
JP3302930B2 (ja) 圧延機の走間設定変更方法
JP2007203303A (ja) 冷間圧延における形状制御方法
JPH06154823A (ja) ワークロールシフト量決定方法
JP2978407B2 (ja) 圧延制御方法
JP2008043967A (ja) 熱間圧延における板形状の制御方法
JP2022096790A (ja) 熱間圧延鋼帯の蛇行制御方法、蛇行制御装置及び熱間圧延設備
JP3456082B2 (ja) 冷間圧延におけるエッジドロップ制御方法
JP3205130B2 (ja) 熱間圧延における板幅制御方法
JP2550267B2 (ja) 厚板圧延におけるキャンバー制御方法
JPH04305304A (ja) 熱間圧延機におけるキャンバー制御方法
JP2675175B2 (ja) 帯板の反り測定方法
JP2003290807A (ja) 冷間タンデム圧延における板幅制御方法
JP2005161373A (ja) 冷間タンデム圧延機の形状制御方法
JP2719216B2 (ja) 板圧延のエッジドロップ制御方法
JPH05119806A (ja) 平坦度制御装置
JP3244113B2 (ja) 板材のエッジドロップ制御方法
JP2025182775A (ja) 圧下レベリング設定方法
KR900002149B1 (ko) 단일 스탠드/다 패스(multi-pass)압연기의 두께 제어방법 및 시스템
JP3832216B2 (ja) 冷間タンデム圧延における板幅制御方法
JPS59156512A (ja) ホツトストリツプ圧延時の板巾制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518