JPH069924A - 水稀釈性二成分塗布調製物、その製造方法、およびその使用方法 - Google Patents

水稀釈性二成分塗布調製物、その製造方法、およびその使用方法

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JPH069924A
JPH069924A JP5064359A JP6435993A JPH069924A JP H069924 A JPH069924 A JP H069924A JP 5064359 A JP5064359 A JP 5064359A JP 6435993 A JP6435993 A JP 6435993A JP H069924 A JPH069924 A JP H069924A
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JP5064359A
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Michael Schwab
ミヒヤエル・シユヴアブ
Udo Frank
ウド・フランク
Gerd Dr Walz
ゲルト・ヴアルツ
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Hoechst AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水稀釈性二成分塗布調製物を提供する。 【構成】 a)有機ポリイソシアナートからなるポリイソ
シアナート成分、およびb)1. (A)ポリイソシアナートを
(B)少なくとも400 の平均分子量を有するポリオールお
よび (D)イソシアナート基に対して反応性の少なくとも
2個の基およびアニオン形成可能な少なくとも1個の基
を有する化合物と反応させて遊離 NCO基を含むプレポリ
マーとしそして2.工程1で製造されたプレポリマーを成
分:(E)イソシアナート基に対して反応性の付加的な基を
持たない低分子量のポリオールおよび(F) 一官能性であ
るかまたは異なる反応性の活性水素を含む、そして (E)
と異なる化合物と反応させることにより製造されたポリ
ウレタン樹脂を含む水稀釈性二成分塗布調製物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリウレタン樹脂に基
づく水稀釈性二成分塗布調製物、その製造方法および塗
料としてそれを使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】慣用のペイントから水稀釈性系への切換
は、全速力で進んでいる。特に一成分系においては、慣
用のバインダーの代わりに水性バインダーを使うことは
既に著しく進んでいる。
【0003】高品質の二成分系中の溶剤含有バインダー
を取り替えることは困難である。特に、化学的に架橋す
るポリウレタンペイント─それは、その顕著な特徴のた
め、コーティング分野で非常に重要である─の場合、有
機溶剤を省くことは、従来、不可能であった。水性バイ
ンダーの使用は問題である。なぜならば、硬化剤として
使用されるポリイソシアナート化合物は水と反応して、
N−置換されたポリウレア化合物を形成しそして二酸化
炭素を放出するからである。
【0004】ヨーロッパ特許出願第0358979号明
細書から、特定のポリヒドロキシ−ポリアクリラート
が、ポリイソシアナート硬化剤を水中で乳化させそして
架橋フィルムに硬化させ得ることが知られている。
【0005】ポリウレタンおよびポリイソシアナートに
基づく二成分分散体はヨーロッパ特許出願公開第046
389号公報から既に公知である。しかしながら、第二
成分としてそれに含まれるポリイソシアナートが、それ
自体、水中で分散できなければならない。この水分散性
は、ポリイソシアナートを親水性エチレンオキシド基お
よびアニオン基で変性することにより達成される。今
や、驚くべきことに、ポリウレタンおよびポリイソシア
ナートに基づくこのような二成分系の場合に、ポリイソ
シアナート成分に親水性変性を与える必要がないこと;
言い換えれば、この際、水分散性でないポリイソシアナ
ートを直接使用できることを見出した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】今や、驚くべきこと
に、以下により詳細に記載した、選択された水稀釈性ポ
リウレタン樹脂が、それ自体水分散性でないキャップさ
れていないポリイソシアナート硬化剤のための、優れた
乳化作用を有する特に好適な組合せパートナーであるこ
とが見出された。これらのポリウレタン樹脂のいくつか
は、ヨーロッパ特許出願公開第355682号公報に開
示されているが、これは、単に、一成分充填組成物中で
のそれらの使用を開示しているに過ぎない。これらの樹
脂に基づく水性二成分ポリウレタンペイントはかわい
て、欠点のないそして、それらの特性の点では、慣用の
二成分ポリウレタンペイントに対応している硬い、架橋
フィルムとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】それ故、本発明は、 a)1種またはそれ以上の有機ポリイソシアナートから
なるポリイソシアナート成分、および b)1.(A)ポリイソシアナートを(B)少なくとも
400の平均分子量Mn を有するポリオール、(C)場
合により低分子量のポリオールおよび(D)イソシアナ
ート基に対して反応性の少なくとも2個の基およびアニ
オン形成可能な少なくとも1個の基を有する化合物と反
応させて遊離NCO基を含むプレポリマーとしそして 2.工程1で製造されたプレポリマーを成分:(E)イ
ソシアナート基に対して反応性の付加的な基を持たない
低分子量のポリオール(当該化合物は過剰に使用され
る);(F)一官能性であるかまたは異なる反応性の活
性水素を含む、そして(E)と異なる化合物、および場
合により(G)(B)、(C)、(D)、(E)および
(F)と異なりかつNCO基と反応する少なくとも2個
の基を含む化合物の少なくとも1つと反応させることに
より製造されたポリウレタン樹脂を含む水稀釈性二成分
塗布調製物に関する。
【0008】さらに本発明は、この塗布調製物を製造す
る方法、およびそれを塗料として使用することに関す
る。ポリイソシアナート成分a)は、脂肪族、環状脂肪
族(cycloaliphatic)、芳香性脂肪族および/または芳香
族構造に付いている遊離イソシアナート基を有するそし
て室温で液体であ任意の有機ポリイソシアナートであ
る。ポリイソシアナート成分a)は一般に23℃で50
〜20,000mPa.s.の粘度を有している。ポリ
イソシアナート成分a)は特に好ましくは、脂肪族およ
び/または環状脂肪族構造に専ら付いているイソシアナ
ート基を含むそして2.0〜5.0の(平均)NCO官
能価を有しているポリイソシアナートまたはポリイソシ
アナート混合物である。
【0009】必要な場合には、ポリイソシアナートを、
少量の不活性溶剤のとのブレンドとして使用して、粘度
を、記載した範囲内のレベルに減ずることができる。し
かしながら、このような溶剤の量は一般に、最高30重
量%の溶剤が、最終的に得られる本発明による塗布組成
物中に存在するような量であり、その際、ポリマー分散
体または溶液中に未だ存在するいかなる溶剤も計算に含
まれる。ポリイソシアナートへの添加剤として適当な溶
剤は、例えば、芳香性炭化水素、例えば溶剤ナフサ、あ
るいは、例として既に挙げたようなその他の溶剤であ
る。
【0010】成分a)として適当なポリイソシアナート
は、ジイソシアナートおよび、特に、芳香族または(環
状)脂肪族構造に付いているイソシアナート基を有す
る、いわゆる「ペイントポリイソシアナート」であり、
後者の脂肪族ポリイソシアナートが特に好ましい。
【0011】適当なジイソシアナートは、ポリウレタン
およびペイント領域で知られている化合物、例えば、脂
肪族、環状脂肪族または芳香族ジイソシアナートであ
る。これらは好ましくは式Q(NCO)2 (但し、Qは
炭素原子数4〜40、特に炭素原子数4〜20の炭化水
素基でありそして好ましくは炭素原子数4〜12を有す
る脂肪族炭化水素基、炭素原子数6〜15の環状脂肪族
炭化水素基、炭素原子数6〜15の芳香族炭化水素基ま
たは炭素原子数7〜15の芳香性脂肪族炭化水素基であ
る。)で表される。好適に使用され得るこのようなジイ
ソシアナートの例は、テトラメチレンジイソシアナー
ト、ヘキサメチレンジイソシアナート、ドデカメチレン
ジイソシアナート、1,4−ジイソシアナトシクロヘキ
サン、3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチ
ルシクロヘキシルイソシアナート(イソホロンジイソシ
アナート)、4,4’−ジイソシアナトジシクロヘキシ
ルメタン、2,2−(4,4’−ジイソシアナト)ジシ
クロヘキシルプロパン、1,4−ジイソシアナトベンゼ
ン、2,4−または2,6−ジイソシアナトトルエンあ
るいはこれらの異性体の混合物、4,4’−または2,
4’−ジイソシアナトジフェニルメタン、2,2−
(4,4’−ジイソシアナト)ジフェニルプロパン、p
−キシリレンジイソシアナートおよびa,a,a’,
a’−テトラメチル−m−または−p−キシリレンジイ
ソシアナート、およびこれらの化合物からなる混合物で
ある。
【0012】これらの単純なポリイソシアナートに加え
て、イソシアナート基に連結している基中にヘテロ原子
を含むものも適している。これらの例は、カルボジイミ
ド基、アロホナート基、イソシアヌラート基、ウレタン
基、アシル化ウレア基またはビウレット基を含むポリイ
ソシアナートである。別の適当なポリイソシアナートに
関しては、例えば、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2
928552号公報を参照のこと。
【0013】ヘキサメチレンジイソシアナートあるいは
1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−4−イソ
シアナトメチルシクロヘキサン(IPDI)および/ま
たはビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタンに基づ
く「ペイントポリイソシアナート」、特に専らヘキサメ
チレンジイソシアナートに基づくものが非常によく適し
ている。これらのジイソシアナートに基づく術語「ペイ
ントポリイソシアナート」は、これらのジイソシアナー
トのビウレット、ウレタン、ウレトジオン(uretdione)
および/またはイソシアヌラート基−含有誘導体であ
り、当該誘導体はそれ自体知られておりそして、当該誘
導体から、その製造の後でかつ必要な場合には、既知の
方法で、好ましくは蒸留により、過剰の出発ジイソシア
ナートが、0.5重量%未満の残留含有率まで除かれ
る。本発明により使用され得る好ましい脂肪族ポリイソ
シアナートは、例えば、米国特許第3124605号、
同第3358010号、同第3903126号、同第3
903127号または同第3976622号明細書に記
載の方法により得られ得るような、ヘキサメチレンジイ
ソシアナートに基づく、ビウレット基を含むかつ上記基
準に対応するもの、N,N,N−トリス(6−イソシア
ナトヘキシル)ビウレットと少量のそのより高度な同族
体との混合物からなるもの、および同様に、上記基準に
対応するかつ米国特許第4324879号明細書に従っ
て得られ得るヘキサメチレンジイソシアナートの環状三
量体、そして本質的に、少量のそのより高度な同族体と
の混合状態にあるN,N,N−トリス(6−イソシアナ
トヘキシル)イソシアヌラートからなるものを包含す
る。特に好ましいものは、トリアルキルホスファンを用
いたヘキサメチレンジイソシアナートの、触媒によるオ
リゴマー化により得られるような、上記基準に対応する
かつヘキサメチレンジイソシアナートに基づくポリイソ
シアナートを含みかつウレトジオンおよび/またはイソ
シアヌラート基を含む混合物である。特に好ましいもの
は、23℃で50〜20,000mPa.sの粘度およ
び2.0〜5.0のNCO官能価を有する最後に記載し
た混合物である。
【0014】本発明により同様に適しているがあまり好
ましくない芳香族ポリイソシアナートは、特に、2,4
−ジイソシアナトトルエンに基づく「ペイントポリイソ
シアナート」または2,6−ジイソシアナトトルエンと
のもしくは4,4−ジイソシアナトジフェニルメタンに
基づくその工業グレード混合物あるいはその異性体およ
び/またはより高度な同族体とのその混合物である。こ
のような芳香族ペイントポリイソシアナートの例は、過
剰量の2,4−ジイソシアナトトルエンと多価アルコー
ル、例えばトリメチロールプロパンとを反応させ、場合
によって続いて未反応のジイソシアナート過剰を蒸留に
より除去することにより得られるような、ウレタン基を
含むイソシアナートである。さらに芳香族ペイントポリ
イソシアナートは、例えば、例として挙げた単量体ジイ
ソシアナートの三量体、すなわち、相当するイソシアナ
ート−イソシアヌラート(それから、その製造に続いて
過剰の単量体ジイソシアナートが、好ましくは蒸留によ
り除去された状態にあることができる)である。
【0015】ポリイソシアナート成分a)は、例として
挙げたポリイソシアナートのいかなる混合物をも含み得
る。ポリウレタン樹脂b)は、一般に、1600〜5
0,000、好ましくは1600〜10,000そして
特に2000〜6000の平均分子量Mn (出発材料の
化学量論量から計算される)、10〜80、好ましくは
25〜60の酸価そして30〜200、好ましくは35
〜100のヒドロキシル価を有している。それは少なく
ともアルカリ性媒体中で水分散性でありそして低分子量
の場合、しばしば、これらの条件下で事実上水溶性であ
る。一般に、このポリウレタン樹脂の分子鎖は主として
線状であるが、場合により、僅かな、好ましくは30%
までのそして特に10%までの分枝が存在し得る。ゲル
含有率は一般に5重量%未満、好ましくは1重量%未満
である。統計学的に平均して、各ポリマー鎖は好ましく
は少なくとも2つの、そして特に4〜6つの、活性水素
を含む基、例えばアミノおよび/またはOH基を含有し
ている。
【0016】ポリウレタン樹脂b)を構成するのに適当
なポリイソシアナート(A)は、成分a)について前に
記載したのと同一の化合物、そして好ましくはそこで記
載されたジイソシアナートである。
【0017】ポリウレタン樹脂中のポイリソシアナート
(A)の含有率は、一般に、ポリウレタン樹脂に対し
て、約10〜50重量%、好ましくは20〜35重量%
である。
【0018】(B)によるポリオールは好ましくは40
0〜5000、特に800〜2000の平均分子量Mn
を有している。そのヒドロキシル価は一般に30〜28
0、好ましくは50〜200そして特に70〜160m
gのKOH/gである。
【0019】ポリウレタン化学から知られている化合物
であるこのようなポリオールの例は、ポリエーテル−ポ
リオール、ポリエステル−ポリオール、ポリカルボナー
ト−ポリオール、ポリエステルアミド−ポリオール、ポ
リアミド−ポリオール、エポキシ樹脂ポリオールおよび
それとCO2 との反応生成物、ならびにポリアクリラー
ト−ポリオールなどである。混合物としても使用できる
このようなポリオールは、例えば、ドイツ連邦共和国特
許出願公開第2020905号、同2314513号お
よび同3124784号公報に、およびヨーロッパ特許
出願公開第120466号公報に記載されている。
【0020】これらのポリオールの中、ポリエーテル−
およびポリエステル−ポリオールが好ましく、特に末端
OH基のみを含みかつ3未満、好ましくは2.8〜2そ
して特に2の官能価を有しているものが好ましい。
【0021】ここで挙げられ得るポリエーテル−ポリオ
ールは、例えば、ポリオキシエチレン−ポリオール、ポ
リオキシプロピレン−ポリオールおよびポリオキシブチ
レン−ポリオール、そして好ましくは末端OH基を有す
るポリウレタン−ヒドロフランである。
【0022】本発明により特に好ましいポリエステル−
ポリオールは、ジ−および場合によりポリ(トリ、テト
ラ)オールならびにジ−および場合によりポリ(トリ、
テトラ)カルボン酸またはヒドロキシカルボン酸からの
既知の重縮合物あるいはラクトンである。遊離ポリカル
ボン酸の代わりに、対応するポリカルボン酸無水物また
は低級アルコールの対応するポリカルボン酸エステル
が、ポリエステルを製造するために同様に使用され得
る。適当なジオールの例は、エチレングリコール、ブチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリアルキレングリコール、例えば、ポリ
エチレングリコール、および同様にプロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコールまたはネオペンチルグリコール
ヒドロキシピバラートであり、その際、最後に挙げた3
つの化合物が好ましい。同様に使用できるポリオールと
して、ここでは例えば、トリメチロールプロパン、グリ
セロール、エリトリトール、ペンタエリトリトール、ト
リメチロールベンゼンまたはトリスヒドロキシエチルイ
ソシアヌラートが挙げられ得る。
【0023】適当なジカルボン酸は、芳香族および環状
脂肪族ジカルボン酸ならびにアルキル−およびアルケニ
ルジカルボン酸、ならびに二量体脂肪酸である。例は、
フタル酸、イソフタル酸、テトラフタル酸、テトラヒド
ロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、シクロヘキサンジ
カルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
グルタル酸、クロレンド酸、テトラクロロフタル酸、マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸、マロン酸、スベリン
酸、2−メチルコハク酸、3,3−ジエチルグルタル
酸、2,2−ジメチルコハク酸、オクテニルコハク酸お
よびドデセニルコハク酸である。これらの酸の無水物
は、それらが存在している限り、同様に使用できる。
【0024】その結果として、無水物は術語「酸」の中
に包含されル。モノカルボン酸、例えば、安息香酸およ
びヘキサンカルボン酸も使用できる。飽和脂肪族または
芳香族酸、例えば、アジピン酸またはイソフタル酸が好
ましい。より少量で使用できるポリカルボン酸として、
ここではトリメリト酸、および同様に、DE 2811
913に記載されているようなポリ無水物、あるいは
このような化合物の2種またはそれ以上の混合物を挙げ
ることができる。
【0025】末端ヒドロキシルを有するポリエステル−
ポリオールの製造の際に反応物として使用され得るヒド
ロキシカルボン酸は、例えば、ヒドロキシカプロン酸、
ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシデカン酸、ヒドロキシステ
アリン酸などを包含する。使用され得るラクトンは、カ
プロラクトン、ブチロラクトンなどを包含する。
【0026】ポリウレタン樹脂中の成分(B)の量は、
ポリウレタン樹脂に対して、一般に15〜80重量%、
好ましくは40〜60重量%である。ポリウレタン樹脂
を構成するために、場合により使用される低分子量ポリ
オール(C)は一般にポリマー鎖の剛性をもたらす。そ
れは、一般に、約60〜400、好ましくは60〜20
0の分子量および例えば20〜1500のヒドロキシル
価を有している。それは、脂肪族、脂環式および芳香族
基を含み得る。その量は、一般に、ポリオール成分
(B)〜(D)に対して0〜20重量%、好ましくは1
〜10重量%である。ここに挙げられ得る例は、1分子
あたり約20までの炭素原子を有する低分子量ポリオー
ル、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブチレングリ
コール、シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフ
ェノールA(2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン)、水素化ビスフェノールA(2,2−ビス
(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン)およびそ
れらの混合物、ならびにトリオールとしてトリメチロー
ルプロパンである。 成分(D)として適当な化合物
は、例えば、本明細書で引用した、米国特許第3412
054号明細書および同第3640924号明細書にな
らびにドイツ連邦共和国特許出願公開第2624442
号公報および同第2744544号公報に記載されてい
る。この点で特に適当であるポリオール、好ましくはジ
オールは、1分子あたり、少なくとも1個のカルボキシ
ル基および一般に1〜3個のカルボキシル基を有するも
のである。アニオン形成可能な適当な基はスルホン酸基
を包含する。このような化合物の例は、ジヒドロキシカ
ルボン酸、例えば、α,α−ジアルキロールアルカン酸
(alkanoic acids)、特に、α,α−ジメチロールアルカ
ン酸、例えば2,2−ジメチロール酢酸、2,2−ジメ
チロールプロピオン酸、2,2−ジメチロール酪酸、
2,2−ジメチロールペンタン酸、酒石酸、および同様
にポリヒドロキシ酸、例えばグルコン酸である。これら
の中で特に好ましいものは2,2−ジメチロールプロピ
オン酸である。アミノ基を含む化合物(D)の例はα,
δ−ジアミノ吉草酸、2,4−ジアミノトルエン−5−
スルホン酸などである。これらの化合物(D)の混合物
を使用することもできる。ポリウレタン樹脂中の成分
(D)の量はポリウレタン樹脂に対して一般に2〜20
重量%、好ましくは4〜10重量%である。
【0027】本発明により使用されるポリウレタン樹脂
は成分(E)をも含み得、それは、主として、好ましく
は70〜90%の程度まで、各鎖末端に置かれそしてそ
れらを封鎖する(鎖ターミネーター)。この点で適当な
ポリオールは少なくとも3個そして好ましくは3〜4個
のヒドロキシル基を有するものである。ここで挙げられ
得る例は、グリセロール、ヘキサントリオール、ペンタ
エリトリトールおよびトリメチロールプロパンであり、
後者が好ましい。鎖ターミネーターとして有効であるた
め、成分(E)は、存在するイソシアナート基に対して
過剰に使用される。(E)の量は、ポリウレタン樹脂に
対して、一般に2〜15重量%、好ましくは5〜15重
量%である。場合により、これらの成分(E)は、ポリ
ウレタン樹脂中で成分(F)および/または(G)と混
合される。
【0028】成分(F)は、一方で、NCO基に対して
反応性である一官能基、例えばモノアミン、特にモノ−
第二アミン、またはモノアルコールから得られる。これ
らの例は、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミ
ン、ブチルアミン、オクチルアミン、ラルリルアミン、
ステアリルアミン、イソノニルオキシプロピルアミン、
ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、
ジブチルアミン、N−メチルアミノプロピルアミン、ジ
エチル(メチル)アミノプロピルアミン、モルホリン、
ピペリジンおよび/または適当に置換されたそれらの誘
導体、ジ−第一アミンおよびモノカルボン酸から構成さ
れたアミドアミン、ジ−第一アミンのモノケチミン、な
らびに第一/第三アミン、例えば、N,N−ジメチルア
ミノプロピルアミンなどである。
【0029】(F)に適当な化合物は、好ましくは、N
CO基に対するその反応性が異なる活性水素を含むも
の、例えば、第二アミノ基および第一アミノ基、または
COOH基およびOH基、またはOH基およびアミノ基
(第一もしくは第二)を有する化合物であり、その際、
後者の化合物が好ましい。これらの例は、第一/第二ア
ミン、例えば3−アミノ−1−メチルアミノプロパン、
3−アミノ−1−エチルアミノプロパン、3−アミノ−
1−シクロヘキシルアミノプロパンおよび3−アミノ−
1−メチルアミノブタン;モノヒドロキシカルボン酸、
例えば、ヒドロキシ酢酸、乳酸またはリンゴ酸、および
同様にアルカノールアミン、例えばN−アミノエチルエ
タノールアミン、エタノールアミン、3−アミノプロパ
ノール、ネオペンタノールアミンおよび特に好ましくは
ジエタノールアミンである。
【0030】このように、付加的な官能基が高分子最終
生成物に導入され、従って後者は材料、例えば硬化剤に
対してより反応性にされる。ポリウレタン樹脂中の
(F)の量は、ポリウレタン樹脂に対して、通常2〜2
0重量%、好ましくは3〜10重量%である。
【0031】本発明によるポリウレタン樹脂は、場合に
よりにより少量の成分(G)を含み得、それは、いわゆ
る鎖エキステンダーから得られる。これらの化合物は、
この文脈において知られている、NCO基に反応性のそ
して好ましくは二官能性のそして(B)、(C)、
(D)、(E)および(F)と同一でないそして主とし
て400までの平均分子量を有するものを含む。これら
の例は、水、ヒドラジン、ポリ(ジ)アミン、例えばエ
チレンジアミン、ジアミノプロパンおよびヘキサメチレ
ンジアミンであり、それはOH基のような置換基をも有
し得る。このようなポリアミンは、例えば、ドイツ連邦
共和国特許出願公開第3644371号公報に記載され
ている。ポリウレタン樹脂中の(G)の量は、ポリウレ
タン樹脂に対して、通常1〜10重量%、好ましくは2
〜5重量%である。
【0032】本発明により使用されるポリウレタン樹脂
の製造は、好ましくは、まず、ポリイソシアナート
(A)、ポリオール(B)および場合によりにより低分
子量ポリオール(C)および化合物(D)からポリウレ
タンプレポリマーを製造し(その際、このプレポリマー
は1分子あたり平均して少なくとも1.7、好ましくは
2〜2.5の遊離イソシアナート基を有している)次い
で、非水性系中で場合により少量の(G)と混合した化
合物(E)および/または(F)と反応させ(その際成
分(E)は化学量論的過剰で使用される)、そして、好
ましくは、最後に充分に反応したポリウレタン樹脂を中
和しそしてそれを水性系に移すことにより行われる。場
合により、(G)との反応は、水性系に移動後に行うこ
ともできる。
【0033】ポリウレタンプレポリマーの製造は既知の
方法に従って行われる。ポリイソシアナートを、ポリオ
ール(B)〜(D)に対して過剰に使用して、遊離イソ
シアナート基を有する生成物を生じさせる。これらのイ
ソシアナート基は、末端および/または側方、好ましく
は末端にある。ポリイソシアナートの量は、イソシアナ
ート基の当量とポリオール(B)〜(D)中のOH基の
総数との比が1.05〜1.4、好ましくは1.1〜
1.3である。
【0034】プレポリマーの製造の際に、反応は、通
常、使用されたイソシアナートの反応性に応じて、60
〜95℃、好ましくは60〜75℃の温度で、そして一
般に触媒の不存在下にしかし好ましくはイソシアナート
に対して不活性な溶剤の存在下に行われる。この点で適
当な溶剤は特に、水と相溶性のもの、例えば、以下に示
すエーテル、ケトンおよびエステルならびに同様にN−
メチルピロリドンである。この溶剤の量は、好都合に
は、それぞれポリウレタン樹脂および溶剤の合計に対し
て20重量%を超えるべきではなく、そして好ましくは
5〜15重量%である。ポリイソシアナートを残りの成
分の溶剤に添加するのが有利である。しかしながら、ま
ず、ポリイソシアナートをポリオール(B)および場合
により(C)に添加しそして生ずるプレポリマーと、イ
ソシアナートに対して不活性なそして好ましくはN−メ
チルピロリドンまたはケトンである溶剤中に溶解した成
分(D)とを反応させることもできる。
【0035】プレポリマーまたはその溶液を次いで場合
により(G)と混合した化合物(E)および/または
(F)と、プレポリマー中のNCO含有率が事実上0に
なるまで反応させる(その際、温度は50〜110℃、
好ましくは70〜110℃の範囲内にあるのが好都合で
ある)。化合物(E)を使用する場合、それは過剰に添
加される。この場合、(E)の量は好ましくは、場合に
より化合物(F)および/または(G)と既に前もって
反応させた、プレポリマー中のNCO基の当量と(E)
中の反応性基との比が、1:1.1〜1:5、好ましく
は1:1.5〜1:3になるような量である。(F)お
よび/または(G)の量はここでは、(E)に対して0
〜90%、好ましくは0〜20%であることができる。
【0036】ある比率の(中和されていない)COOH
基、好ましくは5〜30%を、場合により、COOH基
と反応する二官能化合物、例えばジエポキシドと反応さ
せることができる。
【0037】好ましくはCOOH基を含む、得られる生
成物を中和するために、第三アミン、例えば、各アルキ
ル基に1〜12個、好ましくは1〜6個の炭素原子を有
するトリアルキルアミンが特に適している。これらの化
合物の例は、トリメチルアミン、トリエチルアミン、メ
チルジエチルアミンおよびトリプロピルアミンである。
アルキル基は、ジアルキルモノアルカノールアミン、ア
ルキルジアルカノアールアミンおよびトリアルカノール
アミンの場合にように、例えば、ヒドロキシル基をも含
むことができる。このような化合物の例は、ジメチルエ
タノールアミンであり、それは好ましくは中和剤として
使用される。
【0038】使用され得る中和剤は、場合により、無機
塩基、例えばアンモニア、あるいは水酸化ナトリウムま
たはカリウムをも包含する。中和剤は、通常、約0.
3:1〜1.3:1、好ましくは約0.5:1〜1:1
の、プレポリマーのCOOH基に対するモル比で使用さ
れる。
【0039】通常室温〜110℃で行われる中和は、任
意の所望の方法で、例えば含水中和剤をポリウレタン樹
脂に添加することによってまたは逆にして、行われるこ
とができる。しかしながら、まず、中和剤をポリウレタ
ン樹脂に添加しそしてその時はじめて水に添加すること
もできる。一般に、これにより、20〜70%、好まし
くは30〜50%の固形分となる。水性塗布調製物中の
ポリウレタン樹脂の含有率は、塗布調製物全部に対し
て、5〜40重量%、好ましくは15〜30重量%であ
る。
【0040】例えば、ヨーロッパ特許出願公開第894
97号公報に記載されているように、水性塗布調製物
は、ポリウレタン樹脂に加えて、バインダーとして、ポ
リウレタン樹脂に対して、60重量%までの、好ましく
は30重量%までの、別のオリゴマーまたはポリマー材
料、例えば、架橋、水溶性または水分散性フェノール樹
脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂またはアクリル樹
脂などをも含有し得る。
【0041】さらに、(E)に対応する、過剰のポリオ
ールが、本発明による塗布調製物中に、ポリウレタン樹
脂に対して通常1〜10重量%、好ましくは2〜5重量
%の量で存在することができる。
【0042】すぐ使用できる塗料(coating compositio
n) を製造するために、ポリイソシアナート成分a)
を、ポリウレタン樹脂b)の水性分散体/溶液中で乳化
し、その際、溶解または分散したポリウレタン樹脂が、
添加したポリイソシアナートa)のための乳化剤の機能
を引き継ぐ。
【0043】混合は、室温で攪拌することによって簡単
に行うことができる。この混合物中のポリイソシアナー
ト成分の量は、成分a)のイソシアナート基および成分
b)のアルコール性ヒドロキシル基に対する、NCO/
OH当量の得られる比が0.5:1〜5:1、好ましく
は0.8:1〜3:1になるような量である。
【0044】ポリイソシアナート成分a)の添加前に、
ペイント技術に慣用な助剤および添加剤が、ポリウレタ
ン樹脂b)、すなわちポリマーの分散体または溶液に混
入され得る。これらは、例えば、消泡剤、レベリング助
剤、顔料および顔料分布のための分散助剤を包含する。
【0045】
【発明の効果】本発明により得られる塗布組成物は、溶
剤含有、溶剤のないまたは別の種類の、高めれた特性分
布を有する水性塗装(painting)および塗布(coating) 系
が現在使用されている事実上全ての適用領域に適してい
る;塗布すべき支持体は、例えば、金属、鉱物構成材
料、例えば、白亜、セメントまたは石膏、繊維コンクリ
ート構成材料、コンクリート、木材または木の材料、
紙、アスファルト、ビチューメン、種々の種類のプラス
チック、生地あるいは皮革からなることができる。金属
支持体に関しては、自動車がいかなる場合にも好まし
い。
【0046】
【実施例】
バインダーの製造 例A アジピン酸、1,6−ヘキサンジオールおよびネオペン
チルグリコールから製造された分子量1020を有する
ポリエステル282.8g、ジメチロールプロピオン酸
42.9gおよびN−メチルピロリドン75gから製造
された混合物を100℃に加熱した。生じる透明な溶液
を約60℃に冷却し次いで、この温度で、2,4−およ
び2,6−トリレンジイソシアナートの混合物121.
8gを、温度が65〜70℃を超えないような速度で滴
加した。次いでバッチを、イソシアナート価が1.6%
(=1分子あたり2個のイソシアナート基)に達するま
でこの温度で攪拌した。次いでジエタノールアミン2
1.0gを添加し、その際、溶融物は容易に攪拌できる
ままであった。ジエチルエタノールアミン22.4gで
中和した後、でき上がったポリウレタン樹脂を、脱イオ
ン水625gを添加することによって分散させた。粘度
1050mPasを有する透明な、約40%の分散体が
得られた。
【0047】例B アジピン酸、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ルおよびテレフタル酸から製造された分子量1130を
有するポリエステル317.1gを、ジメチロールプロ
ピオン酸42.9gおよびN−メチルピロリドン90g
と混合しそして100℃に加熱した。65℃に冷却後、
反応混合物に、4,4’−ジイソシアナトジシクロヘキ
シルメタン(Desmodur(登録商標) W)183.7gを添加
し、次いで、1.33%(=1分子あたり2個のイソシ
アナート基)の計算されたイソシアナート価に達するま
で、60℃で維持した。トリメチロールプロパン80.
4gを、続いてジメチルエタノールアミン22.8gを
添加しそして当該バッチをさらに20分間攪拌した。次
いでポリウレタン樹脂を、脱イオン水700gを添加す
ることによって分散させた。
【0048】例C アジピン酸、1,6−ヘキサンジオールおよびネオペン
チルグリコールから製造された1020のモル質量のポ
リエステル235.6gを、ポリテトラヒドロフラン
(M=1000)56.0g、ジメチロールプロピオン
酸42.9gおよびN−メチルピロリドン75gと混合
しそしてトリレンジイソシアナート(異性体混合物)と
例1に記載した方法で反応させた。プレポリマーをグリ
セロールと反応させた後、生成物をジメチルエタノール
アミン22.8gで中和しそして脱イオン水620gで
分散させた。
【0049】例D アジピン酸、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ルおよびテレフタル酸から製造された1130の分子量
を有するポリエステル317.1gを、ジメチロールプ
ロピオン酸42.9gおよびN−メチルピロリドン90
gと混合しそして100℃に加熱した。65℃に冷却
後、反応混合物に4,4’−ジイソシアナトジシクロヘ
キシルメタン(Desmodur(登録商標) W)183.7gを滴
加し、次いで、1.33%の計算されたイソシアナート
価(=1分子あたり2個のイソシアナート基)に達する
まで、80℃で維持した。ジエタノールアミン21.0
gを、続いてジメチルエタノールアミン22.8gを添
加しそして当該バッチをさらに20分間攪拌した。次い
でポリウレタン樹脂を、脱イオン水700gを添加する
ことによって分散させた。
【0050】二成分プライマー 分散バッチを製造するために、40重量%の固形分を有
するポリウレタン(A)、(B)または(C)62.6
重量部を、脱イオン水2.4重量部、市販のシリコーン
のない消泡剤(Hoechst AG製Additol VXW 4973) 0.2
重量部、市販の分散助剤(Hoechst AG製Additol XL 25
0) 0.3重量部および市販のレベリング助剤(Hoechst
AG製Additol XW 390) 0.4重量部と混合した。添加
剤を簡単に攪拌した後、当該バッチに、二酸化チタン(K
ronos-Titan GmbH製Kronos 2310)14.2重量部、硫酸
バリウム(Sachtleben GmbH製Blanc fixe micro) 11.
6重量部、タルク (Naintsch, Mineralwerke GembH製Na
intsch E 7) 3.8重量部およびカーボンブラック (De
gussa AG製ランプブラック 101) 0.1重量部を添加
し、次いで約30分間、溶解機を用いて6000rpm
の速度で分散させた。
【0051】次いで分散バッチは、市販のポリイソシア
ナート (Bayer AG製Desmodur N100またはDesmodur N330
0) 12.5重量部と混合され、そして本発明に従って
次の組成を有している: すぐ加工できる(ready-to-process)バッチは、3.92
〜4.73重量%のみの有機溶剤含有率を有している。
塗料は、支持体に150〜300μmの湿ったフィルム
厚さ(25〜50μmの乾燥フィルム厚さに相当する)
で塗布されそして循環エアオーブン中で80℃で30分
間乾燥する。硬化過程は、7〜14日後に終わる。
【0052】例1〜3の硬化フィルムは次のように特徴
づけられ得る: 二成分トップコート 分散バッチを製造するために、40.0重量%の固形分
を有するポリウレタン(B)または(D)67.6重量
部を、脱イオン水2.9重量部、市販のシリコーンのな
い消泡剤(Hoechst AG製Additol VXW 4973) 0.2重量
部、市販の分散助剤(Hoechst AG製Additol XL 250)
0.3重量部および市販のレベリング助剤(Hoechst AG
製Additol XW 390) 0.4重量部と混合した。添加剤を
簡単に攪拌した後、当該バッチに二酸化チタン(Kronos-
Titan GmbH製Kronos 2310)24.6重量部を添加しそし
てそれを溶解機を用いて6000rpmの速度で約30
分間分散させる。
【0053】次いで分散バッチは、市販のポリイソシア
ナート (Bayer AG製Desmodur N100またはDesmodur N330
0) 13.4重量部と混合され、そして本発明に従って
次の組成を有している: すぐ加工できる(ready-to-process)バッチは、4.72
重量%のみの有機溶剤含有率を有している。塗料は、支
持体に200〜400μmの湿ったフィルム厚さ(30
〜60μmの乾燥フィルム厚さに相当する)で塗布され
そして循環エアオーブン中で80℃で30分間乾燥す
る。硬化過程は、7〜14日後に終わる。
【0054】例4〜5の硬化フィルムは次のように特徴
づけられ得る: 二成分研磨充填剤(sanding filler) 分散バッチを製造するために、40重量%の固形分を有
するポリウレタン(B)または(D)32.3重量部
を、脱イオン水19.2重量部、市販のシリコーンのな
い消泡剤(Hoechst AG製Additol VXW 4973) 0.28重
量部、市販の分散助剤(Hoechst AG製Additol XL 250)
0.42重量部および市販のレベリング助剤(Hoechst
AG製Additol XW 390) 0.55重量部と混合した。添加
剤を簡単に攪拌した後、当該バッチに酸化鉄(Bayer製製
Bayferrox 3920) 1.4重量部、アエロシル(aerosil)
(Degussa AG製Aerosil 380)0.42重量部、市販の二
酸化チタン(Kronos-Titan GmbH製Kronos 2310)18.4
重量部、硫酸バリウム (Sachtleben製Blanc fixe micr
o) 17.0重量部およびカオリン (Erbsloeh製Kaolin
W) 16.22重量部を添加しそしてそれを溶解機を用
いて6000rpmの速度で約30分間分散させる。次
いで、分散バッチは、前もって酢酸ブチル4.83重量
部で稀釈した市販のポリイソシアナート (Bayer AG製De
smodur N100 またはDesmodur N3300) 6.47重量部と
混合され、そして本発明に従って次の組成を有してい
る: すぐ加工できる(ready-to-process)バッチは、2.59
重量%のみの有機溶剤含有率を有している。塗料は、支
持体に300〜500μmの湿ったフィルム厚さ(70
〜120μmの乾燥フィルム厚さに相当する)で塗布さ
れそして循環エアオーブン中で80℃で30分間乾燥す
る。硬化過程は、7〜14日後に終わる。
【0055】例6〜7の硬化フィルムは次のように特徴
づけられ得る: 全ての例からの硬化フィルムは、以下の試験手順に従っ
て試験されている。
【0056】振子硬度:DIN53157による 光沢度:DIN67530による、60°の角度で測定
される 熱帯型気候試験:DIN50017SKによる。
【0057】大気湿度100%および温度40℃で240
時間後、塗布した表面のふくれ、光沢および構造を、等
級尺度(1=非常に良好、5=非常に不良)により主観
的に評価した。
【0058】塩水噴霧試験: ASTM−B 117−
69による。塩霧気候中で240 時間後、前もって決めた
腐蝕点でのふくれおよび腐蝕浸入を、等級尺度(1=非
常に良好;5=非常に不良)により主観的に評価した。
【0059】トップコート外観:トップコートの光沢お
よび表面を、等級尺度(1=非常に良好、5=非常に不
良)により主観的に評価した。 ストーンチップ:ストーン−チップ抵抗性を、VDA
[ドイツ連邦共和国自動車製造業者連合(German Automo
bile Manufacturers Association)](Erichsen から, モ
デル508)によるストーンチップテスターを用いて試
験した。
【0060】これらの試験の各々について、1kgの鋼
ショット(かどのある、4〜5mm)を、圧縮空気(2
bar)を用いて加速度して、金属テストパネルに対し
て発砲した。試料パネルを用いて、評価をトップコート
接着(非常に良好=剥離の徴候なし、非常に不良=完全
に除去)についておよび金属までの浸透(非常に良好=
浸透なし、非常に不良=大きい浸透数)について行っ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルト・ヴアルツ ドイツ連邦共和国、ヴイースバーデン、プ フイングストボルンシユトラーセ、99

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)1種またはそれ以上の有機ポリイソ
    シアナートからなるポリイソシアナート成分、および b)1.(A)ポリイソシアナートを(B)少なくとも
    400の平均分子量Mn を有するポリオール、(C)場
    合により低分子量のポリオールおよび(D)イソシアナ
    ート基に対して反応性の少なくとも2個の基およびアニ
    オン形成可能な少なくとも1個の基を有する化合物と反
    応させて遊離NCO基を含むプレポリマーとしそして 2.工程1で製造されたプレポリマーを成分:(E)イ
    ソシアナート基に対して反応性の付加的な基を持たない
    低分子量のポリオール(当該化合物は過剰に使用され
    る);(F)一官能性であるかまたは異なる反応性の活
    性水素を含む、そして(E)と異なる化合物、および場
    合により(G)(B)、(C)、(D)、(E)および
    (F)と異なりかつNCO基と反応する少なくとも2個
    の基を含む化合物の少なくとも1つと反応させることに
    より製造されたポリウレタン樹脂を含む水稀釈性二成分
    塗布調製物。
  2. 【請求項2】 1.(A)ポリイソシアナートを (B)少なくとも400の平均分子量Mn を有するポリ
    オール、(C)場合により低分子量のポリオールおよび
    (D)イソシアナート基に対して反応性の少なくとも2
    個の基およびアニオン形成可能な少なくとも1個の基を
    有する化合物と反応させて遊離NCO基を含むプレポリ
    マーとし、 2.工程1で得られたプレポリマーを成分:(E)イソ
    シアナート基に対して反応性の付加的な基を持たない低
    分子量のポリオール(当該化合物は過剰に使用され
    る);(F)一官能性であるかまたは異なる反応性の活
    性水素を含む、そして(E)と異なる化合物、および場
    合により(G)(B)、(C)、(D)、(E)および
    (F)と異なりかつNCO基と反応する少なくとも2個
    の基を含む化合物の少なくとも1つと反応させることに
    より活性水素を含むポリウレタン樹脂とし、 3.このポリウレタン樹脂を水の中に分散または溶解さ
    せそして場合によりそれに助剤または添加剤を添加し、
    そして 4.この溶液または分散体中で、少なくとも1種の有機
    ポリイソシアナートからなるポリイソシアナート成分を
    乳化させ、その際、樹脂成分とイソシアナート成分との
    量比は、ポリイソシアナート成分のイソシアナート基お
    よび樹脂成分の、組み込まれたOHヒドロキシル基に基
    づく、NCOとOHとの当量比0.5:1〜5:1に対
    応する、ことを特徴とする、請求項1記載の塗布調製物
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 コーティングを製造するために請求項1
    記載の塗布組成物を使用する方法。
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