JPH069928B2 - 自動空調装置 - Google Patents
自動空調装置Info
- Publication number
- JPH069928B2 JPH069928B2 JP1992884A JP1992884A JPH069928B2 JP H069928 B2 JPH069928 B2 JP H069928B2 JP 1992884 A JP1992884 A JP 1992884A JP 1992884 A JP1992884 A JP 1992884A JP H069928 B2 JPH069928 B2 JP H069928B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- air
- blower
- door
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
- G05D23/1927—Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors
- G05D23/193—Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors sensing the temperaure in different places in thermal relationship with one or more spaces
- G05D23/1931—Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors sensing the temperaure in different places in thermal relationship with one or more spaces to control the temperature of one space
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00814—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
- B60H1/00821—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
- B60H1/00828—Ventilators, e.g. speed control
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕 本発明は温度設定器で設定された温度と実際の室温との
偏差の比例演算結果と積分演算結果とを加算して得られ
た制御信号に基づいて、送風機の送風量や熱変換装置の
熱交換量を制御し、もって被空調室の室温を設定温度に
近付ける自動空調装置に関する。 〔従来の技術〕 温度設定器で設定された温度と実際の室温との偏差の比
例演算結果と積分演算結果にもとづいて送風機の送風量
や熱交換装置の熱交換量を制御することは特開昭58−76
318号公報等で知られている。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来は温度制御が優先されているため、
温度が早く設定温度になるように上記積分演算結果が作
用して、送風機の回転数が所定値より高い高回転数領域
で運転される状態が長く続き、このため、送風機の騒音
が使用者に不快感を与えるという問題があった。 本発明の目的は、比例積分制御による温度制御の利点を
活かしながら送風機の騒音の低減を図る点にある。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために本発明では、送風機の回転数
が所定値以上になる制御領域では、温度設定器で設定さ
れた温度と実際の室温との偏差の比例演算(それまでに
積分演算の結果が存在する場合はそれを加算した結果)
に基づく制御信号によって送風機を制御し、それより回
転数が低い領域では温度設定器で設定された温度と実際
の室温との偏差の比例演算結果と積分演算結果の加算結
果に基づく制御信号で送風機を制御するように構成し
た。 すなわち、送風機が耳障りな騒音を発生する高回転数領
域で運転される場合には、その領域を脱するまで比例積
分演算手段が積分演算を停止して、比例演算結果とそれ
までの積分演算結果とに基づいて送風機の送風量を制御
するように構成した。 〔作用〕 このように構成した本発明によれば、送風機の高回転領
域では温度設定器で設定された温度と実際の室温との偏
差の比例演算結果で実質的に送風機の回転数が制御さ
れ、送風機の回転数は積分演算結果に影響されず速やか
に低騒音領域に入る。 このとき、温度制御は多少犠牲になるが、このような送
風機の高回転領域では設定温度と実際の室温との差が大
きいので冷涼感(あるいは暖房感)は十分得られ、従っ
て送風機の騒音低減効果が得られる分だけ、使用者の要
求を満すことができる。 〔実施例〕 本発明の原理を第9図に基づき説明する。 送風機121により蒸発器131に供給された空気はこ
こで冷却され、その下流に設けられた温調ドア142に
よってヒータコア141へながれる冷却空気とこれをバ
イパスする冷却空気の量が調節され、これによって吹き
出し口104,105から吹き出す調和空気の温度が制御
される。 演算手段は温度設定器31の出力TSと被空調室の実際
の温度を検出する温度センサ170の出力TRとの偏差
ΔTを求め、これに定数をかけて比例演算するととも
に、前記ΔTを所定時間毎に加算して積分演算し、それ
ぞれの結果を加算して送風機121の駆動モータ121
Mの制御信号及び温調ドア142の制御信号を出力す
る。 制御信号はそれぞれモータ121Mのドライバー、温調
ドア142のアクチュエータに供給される。 一方送風機の回転数領域を判定した結果に基づいて積分
演算を停止するかどうかが判断される。 駆動モータ121Mの制御電圧が例えば8ボルトを超え
るような高回転数領域では積分演算は停止し、比例演算
結果と、それまでの積分演算結果に基づいて送風機の制
御信号が演算手段から出力される。 その結果送風機の回転数は第7図,第8図に実線で示す
ように積分演算が継続された場合(破線で示す。)に比
べ8ボルトまでは速やかに下がる。 このとき室温は実線で示すように積分演算が継続された
場合(破線で示す。)に比べて設定温度TSに達するの
に多少時間が長くなる。 しかし、温度制御開始時の室内温度に対する所定時間経
過後の室内温度の変化割合が非常に大きいので温度制御
上両者の間には人間が感じるような差は表れない。 これに対し送風機の速やかな回転数低下は使用者にはっ
きりと騒音からの開放感を与え、この点で空調装置の高
級感が得られる。 以下、この原理を適用した自動車用自動空調装置の一実
施例について図面に沿って詳細に説明する。 第1図は本発明による自動車用空気調和装置の実施例を
示す全体構成が示されており、同図において自動車用空
気調和装置は、車室内,外から空気を吸込み、加熱又は
冷却して空気調和される車室内に吹出す熱交換部1とこ
の熱交換部1の各機器を電気的に制御する制御部2とこ
の装置の起動停止,希望設定温度を制御部2に入力する
操作部3及び車室温信号及び熱交換部1の機器状態信号
を制御部2に入力するセンサー類から構成されている。
制御部1には車室外からの空気を吸入する外気吸入口1
01,車室内空気を吸入する内気吸込口102を備え、
これらの吸込口を開閉制御する吸込口ドア111が設け
られている。この吸込口ドア111は2段アクションの
負圧アクチェータ112とリターンスプリング113に
より3位置に制御される。即ち、この負圧アクチエータ
112の各々の負圧作動室は電磁弁114,115を介し
て負圧ポンプなどの負圧源に接続されており、吸入口ド
ア111は、電磁弁114,115両者共に通電されな
いときには、リターンスプリング113の力により内気
吸込口102を閉じ、外気吸込の状態となり、電磁弁1
14,115両者共に通電されると負圧アクチエータ1
12の両負圧作動室に供給される負圧力により外気吸込
口101を閉じ、内気吸込みの状態となる。又、電磁弁
114に通電され電磁弁115に通電されないときに
は、負圧アクチエータ112の一方の負圧作動室のみに
負圧力が作用するため吸込口ドア111は前記状態の中
間位置に停止し外気吸込口101,内気吸込口102共
に開かれ内外気吸込みの状態となる。 熱交換部ユニットケース100には前記吸込口から空気
を吸込み後後述の熱交換部に送るブロワー121が設け
られている。このブロワー121による風量は、制御部
2により制御されるドライバー123によりモータ12
2に供給される印加電圧が、制御されることにより制御
される。ブロワー121の下流には蒸発器131が設け
られ、この蒸発器131はコンプレッサ132,コンデ
ンサ(図示せず),膨張弁133などで圧縮冷凍サイク
ルを構成しており、これを通過する空気の冷却手段と成
っている。 コンプレッサ132は自動車のエンジンにより電磁クラ
ッチ132aを介して駆動され、その駆動,非駆動は制
御部2の制御信号により制御されるコンプレッサリレー
132bにより前記電磁クラッチ132aを励磁,非励
磁することにより行われる。 更に蒸発器131の下流には加熱手段となるヒータコア
141が設けられており、このヒータコア141には自
動車のエンジン冷却水(温水)が循環して、このヒータ
コア141を通過する空気を加熱する。このヒータコア
141を通過する空気量を増減することにより加熱量を
制御するための温調ドア142が設けられている。この
温調ドア142は電磁弁145,146を介して前記負
圧源に接続された負圧アクチエータ143とリターンス
プリング144により回動する。電磁弁145,146
両者共に通電されないときには、負圧アクチエータ14
3の負圧作動室は電磁弁145,146を経て大気に導
通するため負圧力が作用せず、リターンスプリング14
4により温調ドア142は第1図にて角度θが減少する
方向に回動する。換言するとヒータコア141を通過す
る空気量を増加させることになる。電磁弁145が通電さ
れ、電磁弁146が通電されないときには負圧アクチエ
ータ141の負圧作動室は電磁弁146,145を経て
負圧源に導通され、負圧力が作用する。この結果温調ド
ア142はリターンスプリング144に抗し前記角度θ
の増大する方向に回動する。即ちヒータコア141を通
過する空気量を減少させる方向に作動する。 そして温調ドア142と連動して作動するポテンショメ
ータ147は上記温調ドア144の位置に対応する位置
信号を電圧VTの形で制御部2に入力し、θの増加につ
れてVTが上昇する。詳細は後述するが温調ドア142
は上記の構成にて帰還制御され、ヒータコア141を通
過する空気量はブロワー121により送られるブロワー
風量Aの0%(θが最大)から100%(θが0)まで
制御される。 またヒータコア141を通過しない空気は、ヒータコア
141に並列に設けられたバイパス103を通り、ヒータ
コア141を通過し加熱された空気と混合して車室内に
吹出される。ここで蒸発器131とヒータコア141ま
たはバイパス103を通過した空気は車室内への上吹出
口104,下吹出口105又はフロントガラスへのデフ
吹出口106から車室内へ吹出される。車室内への空気
の吹出口を切換えるモードドア151が設けられてお
り、このモードドア151も前記吸入口ドア111と同
様2段アクション負圧アクチエータ152により3位置
に制御される。負圧アクチエータ152の2個の負圧作
動室は各々電磁弁154,155を介して前記負圧源に接
続されて居り、電磁弁154,155の両者に通電され
ていないときにはリターンスプリング153により上吹
出口104が閉じられ上記空気は下吹出口105から吹
出される。 一方、電磁弁154,155両者に通電されているとき
には負圧アクチエータ152の両負圧作動室に負圧源が
接続状態となりモードドア151は下吹出口105を閉
じ、上記空気は上吹出口104から吹出される。電磁弁
154が通電され、電磁弁155に通電されない場合に
は負圧アクチエータ152の一方の負圧作動室のみが前
記負圧源に接続されるためモードドア151は上記状態
の中間位置,上吹出口104,下吹出口105両者共開
いた状態となり、前記空気は両吹出口から吹出される、
いわゆるバイレベルの状態となる。デフ吹出口106は
デフドア156により開閉される(デフドアが閉状態で
も通常少量の吹出空気が有る様構成されるのが普通であ
る)。 デフドア156は電磁弁159を介して前記負圧源に接
続された負圧アクチエータ157とリターンスプリング
158により作動される。電磁弁159に通電されたと
きには負圧アクチエータ157に負圧力が作用しデフド
ア156はリターンスプリング158に抗して開き、電
磁弁159に通電されないときにはデフドア156はリ
ターンスプリング158により閉じられる。 前記蒸発器131の直ぐ下流にサーミスターなどによる
蒸発器131通過直後の空気温度、即ち吐気温TCを検
出する吐気温センサー160が設けられ、吐気温TCを
電圧VCの形で制御部2に入力している。また車室の適
当な位置に車室温センサー170が取付けられ車室温度
TRを電圧VRの形で制御部2に入力している。 制御部2は前記センサー類,操作部3からのアナログ信
号をディジタル信号に変換するA/D変換器21と、こ
のA/D変換器21と操作部3からのディジタル信号を
演算処理するマイクロコンピュータ22と、このマイク
ロコンピュータ22の出力信号により前記熱交換部1の
各機器を制御するインターフエース回路23とから構成
されている。このインターフエース回路23は前記熱交
換部1の電磁弁114,115,145,146,15
4,155,159及びリレー132bを制御するスイ
ッチ素子としてのトランジスタ231〜238、前記モ
ータ122に電力を供給するドライバー123にアナロ
グ電圧を供給するためのD/A変換器239より構成さ
れる。 操作部3は本装置を起動,停止するためのエアコンスイ
ッチ(図示せず),車室内を希望温度に設定する温度設
定器31,車室内を手動により除湿するための除湿スイ
ッチ32,デフ吹出口106からフロントガラスに空気を
吹出す操作をするためのデフスイッチ33などから構成
されている。上記温度設定器により設定される車室の希
望温度(目標設定温度TS)は電圧VSとして制御部2
に入力され、除湿スイッチ32,デフスイッチ33の操
作信号VDEH,VDEFも電圧の高低の形で制御部2へ入力
される。 以上の構成よりなる自動空調装置の動作について説明す
る。 第2図,第3図は制御部2の作動フローチャートであ
る。これらの図において( )内数字はフローの処理順
序を示すステップ番号である。図示の通り、本装置の作
動はステップ(201)〜(203)のイニシャライズ
ステップ,ステップ(204)〜(217)を無限回繰
り返すメインルーチンと、このメインルーチンの処理中
にメインルーチンの一周期(実施例では約1秒)に比し
て数100分の1の周期(実施例では100分の1秒)
でステップ(220)〜(227)を処理する割込みル
ーチン4から成る。 まず、前記エアコンスイッチにより本装置が起動される
と制御部2のマイクロコンピュータ22の入出力(I/
O)データは定められた初期値に設定され(201)、
マイクロコンピュータ22のRAMがクリアされる(2
02)。 次に、温調ドア142の位置(θ=0)に対応するポテ
ンショメータ147の電圧VTがA/D変換器21に依
りディジタル量〔VT〕に変換されドア基準位置の初期
値として読込まれる。尚、このドア基準位置信号は前記
割込みルーチンにより監視,更新される(224)。
(温調ドア基準位置設定,更新について詳細は特開昭57
−84216号公報による。) 次にメインルーチンに移る。操作部3により設定された
目標設定温度TSに対応した電圧VS,車室温度TRに
対応した電圧VR、前記吐気温度TCに対応した電圧V
Cは、A/D変換器21により各々ディジタル値
〔VS〕,〔VR〕,〔VC〕に変換されマイクロコン
ピュータ22に入力される(204)。温調ドア142
の位置に対応した電圧VTの読込みはタイマー割込みで
行われ、後述する。〔VR〕,〔VC〕はマイクロコン
ピュータ22のROMに記憶された変換マップにより車
室温度,吐気温度相当のディジタル値〔TR〕,
〔Tc〕に変換される(205)。 〔VS〕は1次の変換式により目標設定温度のディジタ
ル値〔TS〕に変換される(206)。 上記目標設定温度〔TS〕と車室温度〔TR〕との偏差
〔ΔT〕=〔TS〕−〔TR〕が求められる(20
7)。 次に、 となる比例積分演算が行われる。まず、上式の積分項
は、割込みルーチンのタイマー処理(226)により指
定された所定時間毎に前記温度偏差〔ΔT〕を加算する
ことにより求められる(208)。更に、この積分項に
k〔ΔT〕を加えることにより制御信号〔x〕が求めら
れる(209)。尚上式のk,τは制御系により決めら
れる定数である。 (上記比例積分演算処理の詳細は特開昭56−154311号公
報による。)ところで本実施例では、ステップ(20
9)にて〔x〕を求める毎に所定値〔x6〕との大小を
比較し、〔|x|〕≧〔x6〕となった場合には、次の
サイクルのステップ(208)にて積分を停止する。即
ち〔|x|〕≧〔x6〕になり始めた時の積分項の値I
0とすれば、その後〔|x|〕<〔x6〕となる迄
〔x〕=k〔ΔT〕+〔I0〕となる。 尚、〔x6〕は後述する第4図に示すブロワーモータ目
標電圧〔VF〕特性に於て、乗員がブロワー雑音を長時
間、我慢できると考えられるモータ電圧のうち最高値
(本実施例では8V)に対応するx値である。 この制御信号〔x〕の値に基づく本装置の作動を第4図
を加えて説明する。第4図は横軸制御信号〔x〕に対す
る熱交換部1の作動状態を示すものである。 まず、制御信号〔x〕に対する温調ドア目標電圧
〔VT0〕が計算により求められる(210)。この目標
電圧〔VT0〕は〔x〕に関する1次式であり、〔x〕が
偏差の比例演算結果と積分演算結果とを加算して得られ
た制御信号に基づいて、送風機の送風量や熱変換装置の
熱交換量を制御し、もって被空調室の室温を設定温度に
近付ける自動空調装置に関する。 〔従来の技術〕 温度設定器で設定された温度と実際の室温との偏差の比
例演算結果と積分演算結果にもとづいて送風機の送風量
や熱交換装置の熱交換量を制御することは特開昭58−76
318号公報等で知られている。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来は温度制御が優先されているため、
温度が早く設定温度になるように上記積分演算結果が作
用して、送風機の回転数が所定値より高い高回転数領域
で運転される状態が長く続き、このため、送風機の騒音
が使用者に不快感を与えるという問題があった。 本発明の目的は、比例積分制御による温度制御の利点を
活かしながら送風機の騒音の低減を図る点にある。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために本発明では、送風機の回転数
が所定値以上になる制御領域では、温度設定器で設定さ
れた温度と実際の室温との偏差の比例演算(それまでに
積分演算の結果が存在する場合はそれを加算した結果)
に基づく制御信号によって送風機を制御し、それより回
転数が低い領域では温度設定器で設定された温度と実際
の室温との偏差の比例演算結果と積分演算結果の加算結
果に基づく制御信号で送風機を制御するように構成し
た。 すなわち、送風機が耳障りな騒音を発生する高回転数領
域で運転される場合には、その領域を脱するまで比例積
分演算手段が積分演算を停止して、比例演算結果とそれ
までの積分演算結果とに基づいて送風機の送風量を制御
するように構成した。 〔作用〕 このように構成した本発明によれば、送風機の高回転領
域では温度設定器で設定された温度と実際の室温との偏
差の比例演算結果で実質的に送風機の回転数が制御さ
れ、送風機の回転数は積分演算結果に影響されず速やか
に低騒音領域に入る。 このとき、温度制御は多少犠牲になるが、このような送
風機の高回転領域では設定温度と実際の室温との差が大
きいので冷涼感(あるいは暖房感)は十分得られ、従っ
て送風機の騒音低減効果が得られる分だけ、使用者の要
求を満すことができる。 〔実施例〕 本発明の原理を第9図に基づき説明する。 送風機121により蒸発器131に供給された空気はこ
こで冷却され、その下流に設けられた温調ドア142に
よってヒータコア141へながれる冷却空気とこれをバ
イパスする冷却空気の量が調節され、これによって吹き
出し口104,105から吹き出す調和空気の温度が制御
される。 演算手段は温度設定器31の出力TSと被空調室の実際
の温度を検出する温度センサ170の出力TRとの偏差
ΔTを求め、これに定数をかけて比例演算するととも
に、前記ΔTを所定時間毎に加算して積分演算し、それ
ぞれの結果を加算して送風機121の駆動モータ121
Mの制御信号及び温調ドア142の制御信号を出力す
る。 制御信号はそれぞれモータ121Mのドライバー、温調
ドア142のアクチュエータに供給される。 一方送風機の回転数領域を判定した結果に基づいて積分
演算を停止するかどうかが判断される。 駆動モータ121Mの制御電圧が例えば8ボルトを超え
るような高回転数領域では積分演算は停止し、比例演算
結果と、それまでの積分演算結果に基づいて送風機の制
御信号が演算手段から出力される。 その結果送風機の回転数は第7図,第8図に実線で示す
ように積分演算が継続された場合(破線で示す。)に比
べ8ボルトまでは速やかに下がる。 このとき室温は実線で示すように積分演算が継続された
場合(破線で示す。)に比べて設定温度TSに達するの
に多少時間が長くなる。 しかし、温度制御開始時の室内温度に対する所定時間経
過後の室内温度の変化割合が非常に大きいので温度制御
上両者の間には人間が感じるような差は表れない。 これに対し送風機の速やかな回転数低下は使用者にはっ
きりと騒音からの開放感を与え、この点で空調装置の高
級感が得られる。 以下、この原理を適用した自動車用自動空調装置の一実
施例について図面に沿って詳細に説明する。 第1図は本発明による自動車用空気調和装置の実施例を
示す全体構成が示されており、同図において自動車用空
気調和装置は、車室内,外から空気を吸込み、加熱又は
冷却して空気調和される車室内に吹出す熱交換部1とこ
の熱交換部1の各機器を電気的に制御する制御部2とこ
の装置の起動停止,希望設定温度を制御部2に入力する
操作部3及び車室温信号及び熱交換部1の機器状態信号
を制御部2に入力するセンサー類から構成されている。
制御部1には車室外からの空気を吸入する外気吸入口1
01,車室内空気を吸入する内気吸込口102を備え、
これらの吸込口を開閉制御する吸込口ドア111が設け
られている。この吸込口ドア111は2段アクションの
負圧アクチェータ112とリターンスプリング113に
より3位置に制御される。即ち、この負圧アクチエータ
112の各々の負圧作動室は電磁弁114,115を介し
て負圧ポンプなどの負圧源に接続されており、吸入口ド
ア111は、電磁弁114,115両者共に通電されな
いときには、リターンスプリング113の力により内気
吸込口102を閉じ、外気吸込の状態となり、電磁弁1
14,115両者共に通電されると負圧アクチエータ1
12の両負圧作動室に供給される負圧力により外気吸込
口101を閉じ、内気吸込みの状態となる。又、電磁弁
114に通電され電磁弁115に通電されないときに
は、負圧アクチエータ112の一方の負圧作動室のみに
負圧力が作用するため吸込口ドア111は前記状態の中
間位置に停止し外気吸込口101,内気吸込口102共
に開かれ内外気吸込みの状態となる。 熱交換部ユニットケース100には前記吸込口から空気
を吸込み後後述の熱交換部に送るブロワー121が設け
られている。このブロワー121による風量は、制御部
2により制御されるドライバー123によりモータ12
2に供給される印加電圧が、制御されることにより制御
される。ブロワー121の下流には蒸発器131が設け
られ、この蒸発器131はコンプレッサ132,コンデ
ンサ(図示せず),膨張弁133などで圧縮冷凍サイク
ルを構成しており、これを通過する空気の冷却手段と成
っている。 コンプレッサ132は自動車のエンジンにより電磁クラ
ッチ132aを介して駆動され、その駆動,非駆動は制
御部2の制御信号により制御されるコンプレッサリレー
132bにより前記電磁クラッチ132aを励磁,非励
磁することにより行われる。 更に蒸発器131の下流には加熱手段となるヒータコア
141が設けられており、このヒータコア141には自
動車のエンジン冷却水(温水)が循環して、このヒータ
コア141を通過する空気を加熱する。このヒータコア
141を通過する空気量を増減することにより加熱量を
制御するための温調ドア142が設けられている。この
温調ドア142は電磁弁145,146を介して前記負
圧源に接続された負圧アクチエータ143とリターンス
プリング144により回動する。電磁弁145,146
両者共に通電されないときには、負圧アクチエータ14
3の負圧作動室は電磁弁145,146を経て大気に導
通するため負圧力が作用せず、リターンスプリング14
4により温調ドア142は第1図にて角度θが減少する
方向に回動する。換言するとヒータコア141を通過す
る空気量を増加させることになる。電磁弁145が通電さ
れ、電磁弁146が通電されないときには負圧アクチエ
ータ141の負圧作動室は電磁弁146,145を経て
負圧源に導通され、負圧力が作用する。この結果温調ド
ア142はリターンスプリング144に抗し前記角度θ
の増大する方向に回動する。即ちヒータコア141を通
過する空気量を減少させる方向に作動する。 そして温調ドア142と連動して作動するポテンショメ
ータ147は上記温調ドア144の位置に対応する位置
信号を電圧VTの形で制御部2に入力し、θの増加につ
れてVTが上昇する。詳細は後述するが温調ドア142
は上記の構成にて帰還制御され、ヒータコア141を通
過する空気量はブロワー121により送られるブロワー
風量Aの0%(θが最大)から100%(θが0)まで
制御される。 またヒータコア141を通過しない空気は、ヒータコア
141に並列に設けられたバイパス103を通り、ヒータ
コア141を通過し加熱された空気と混合して車室内に
吹出される。ここで蒸発器131とヒータコア141ま
たはバイパス103を通過した空気は車室内への上吹出
口104,下吹出口105又はフロントガラスへのデフ
吹出口106から車室内へ吹出される。車室内への空気
の吹出口を切換えるモードドア151が設けられてお
り、このモードドア151も前記吸入口ドア111と同
様2段アクション負圧アクチエータ152により3位置
に制御される。負圧アクチエータ152の2個の負圧作
動室は各々電磁弁154,155を介して前記負圧源に接
続されて居り、電磁弁154,155の両者に通電され
ていないときにはリターンスプリング153により上吹
出口104が閉じられ上記空気は下吹出口105から吹
出される。 一方、電磁弁154,155両者に通電されているとき
には負圧アクチエータ152の両負圧作動室に負圧源が
接続状態となりモードドア151は下吹出口105を閉
じ、上記空気は上吹出口104から吹出される。電磁弁
154が通電され、電磁弁155に通電されない場合に
は負圧アクチエータ152の一方の負圧作動室のみが前
記負圧源に接続されるためモードドア151は上記状態
の中間位置,上吹出口104,下吹出口105両者共開
いた状態となり、前記空気は両吹出口から吹出される、
いわゆるバイレベルの状態となる。デフ吹出口106は
デフドア156により開閉される(デフドアが閉状態で
も通常少量の吹出空気が有る様構成されるのが普通であ
る)。 デフドア156は電磁弁159を介して前記負圧源に接
続された負圧アクチエータ157とリターンスプリング
158により作動される。電磁弁159に通電されたと
きには負圧アクチエータ157に負圧力が作用しデフド
ア156はリターンスプリング158に抗して開き、電
磁弁159に通電されないときにはデフドア156はリ
ターンスプリング158により閉じられる。 前記蒸発器131の直ぐ下流にサーミスターなどによる
蒸発器131通過直後の空気温度、即ち吐気温TCを検
出する吐気温センサー160が設けられ、吐気温TCを
電圧VCの形で制御部2に入力している。また車室の適
当な位置に車室温センサー170が取付けられ車室温度
TRを電圧VRの形で制御部2に入力している。 制御部2は前記センサー類,操作部3からのアナログ信
号をディジタル信号に変換するA/D変換器21と、こ
のA/D変換器21と操作部3からのディジタル信号を
演算処理するマイクロコンピュータ22と、このマイク
ロコンピュータ22の出力信号により前記熱交換部1の
各機器を制御するインターフエース回路23とから構成
されている。このインターフエース回路23は前記熱交
換部1の電磁弁114,115,145,146,15
4,155,159及びリレー132bを制御するスイ
ッチ素子としてのトランジスタ231〜238、前記モ
ータ122に電力を供給するドライバー123にアナロ
グ電圧を供給するためのD/A変換器239より構成さ
れる。 操作部3は本装置を起動,停止するためのエアコンスイ
ッチ(図示せず),車室内を希望温度に設定する温度設
定器31,車室内を手動により除湿するための除湿スイ
ッチ32,デフ吹出口106からフロントガラスに空気を
吹出す操作をするためのデフスイッチ33などから構成
されている。上記温度設定器により設定される車室の希
望温度(目標設定温度TS)は電圧VSとして制御部2
に入力され、除湿スイッチ32,デフスイッチ33の操
作信号VDEH,VDEFも電圧の高低の形で制御部2へ入力
される。 以上の構成よりなる自動空調装置の動作について説明す
る。 第2図,第3図は制御部2の作動フローチャートであ
る。これらの図において( )内数字はフローの処理順
序を示すステップ番号である。図示の通り、本装置の作
動はステップ(201)〜(203)のイニシャライズ
ステップ,ステップ(204)〜(217)を無限回繰
り返すメインルーチンと、このメインルーチンの処理中
にメインルーチンの一周期(実施例では約1秒)に比し
て数100分の1の周期(実施例では100分の1秒)
でステップ(220)〜(227)を処理する割込みル
ーチン4から成る。 まず、前記エアコンスイッチにより本装置が起動される
と制御部2のマイクロコンピュータ22の入出力(I/
O)データは定められた初期値に設定され(201)、
マイクロコンピュータ22のRAMがクリアされる(2
02)。 次に、温調ドア142の位置(θ=0)に対応するポテ
ンショメータ147の電圧VTがA/D変換器21に依
りディジタル量〔VT〕に変換されドア基準位置の初期
値として読込まれる。尚、このドア基準位置信号は前記
割込みルーチンにより監視,更新される(224)。
(温調ドア基準位置設定,更新について詳細は特開昭57
−84216号公報による。) 次にメインルーチンに移る。操作部3により設定された
目標設定温度TSに対応した電圧VS,車室温度TRに
対応した電圧VR、前記吐気温度TCに対応した電圧V
Cは、A/D変換器21により各々ディジタル値
〔VS〕,〔VR〕,〔VC〕に変換されマイクロコン
ピュータ22に入力される(204)。温調ドア142
の位置に対応した電圧VTの読込みはタイマー割込みで
行われ、後述する。〔VR〕,〔VC〕はマイクロコン
ピュータ22のROMに記憶された変換マップにより車
室温度,吐気温度相当のディジタル値〔TR〕,
〔Tc〕に変換される(205)。 〔VS〕は1次の変換式により目標設定温度のディジタ
ル値〔TS〕に変換される(206)。 上記目標設定温度〔TS〕と車室温度〔TR〕との偏差
〔ΔT〕=〔TS〕−〔TR〕が求められる(20
7)。 次に、 となる比例積分演算が行われる。まず、上式の積分項
は、割込みルーチンのタイマー処理(226)により指
定された所定時間毎に前記温度偏差〔ΔT〕を加算する
ことにより求められる(208)。更に、この積分項に
k〔ΔT〕を加えることにより制御信号〔x〕が求めら
れる(209)。尚上式のk,τは制御系により決めら
れる定数である。 (上記比例積分演算処理の詳細は特開昭56−154311号公
報による。)ところで本実施例では、ステップ(20
9)にて〔x〕を求める毎に所定値〔x6〕との大小を
比較し、〔|x|〕≧〔x6〕となった場合には、次の
サイクルのステップ(208)にて積分を停止する。即
ち〔|x|〕≧〔x6〕になり始めた時の積分項の値I
0とすれば、その後〔|x|〕<〔x6〕となる迄
〔x〕=k〔ΔT〕+〔I0〕となる。 尚、〔x6〕は後述する第4図に示すブロワーモータ目
標電圧〔VF〕特性に於て、乗員がブロワー雑音を長時
間、我慢できると考えられるモータ電圧のうち最高値
(本実施例では8V)に対応するx値である。 この制御信号〔x〕の値に基づく本装置の作動を第4図
を加えて説明する。第4図は横軸制御信号〔x〕に対す
る熱交換部1の作動状態を示すものである。 まず、制御信号〔x〕に対する温調ドア目標電圧
〔VT0〕が計算により求められる(210)。この目標
電圧〔VT0〕は〔x〕に関する1次式であり、〔x〕が
〔0〕で〔VT0〕=〔VT1〕、予め定められた〔x〕の
正の値〔x3〕で〔VT0〕=〔VT2〕となる2点を満足
する。ここに〔VT1〕は温調ドア142がヒータコア1
41への通路を閉じた状態(角度θが最大)のポテンシ
ョメータ147による電圧に相当するものであり、〔V
T2〕はヒータコア141への通路を完全に開いた状態
(θ=0)のポテンショメータ147の電圧である。 次に、割込み処理ルーチンで温調ドア142の位置信号
としてポテンショメータ147の電圧VTを読込み、A
/D変換器21によりディジタル値〔VT〕に変換する
(222)。 次に、前記目標電圧〔VT0〕と〔VT〕を比較すること
により温調ドア142の位置制御を行う(223)。 まず〔ΔVT〕=〔VT0〕−〔VT〕を求め、予め定め
られた値〔ΔVTP〕(>0)に対して〔ΔVT〕〔Δ
VTP〕で“1”,〔ΔVT〕<〔ΔVTP〕で“0”とな
る制御信号〔T1〕と〔−ΔVTP〕〔ΔVT〕〔Δ
VTP〕で“1”、上記以外の範囲で“0”となる制御信
号〔T2〕を作る。上記制御信号〔T1〕,〔T2〕が
“1”のときにはスイッチング素子233,234がオ
ンになり、電磁弁145,146は通電され、“0”の
ときには通電されない。以上の作動により前述の通り、
〔ΔVT〕>〔ΔVTP〕で温調ドア142は図示した角
度θが増す方向に回動され、〔ΔVT〕<〔−ΔVTP〕
では温調ドア142は角度θの減少する方向に回動され
る。〔−ΔVTP〕〔ΔVT〕〔ΔVTP〕の範囲では
温調ドア142は静止状態となり、この時温調ドアの位
置θは制御信号〔x〕に対応した目標電圧〔VT0〕に相
当する位置になっている。 メインルーチンのステップ(214)に戻って吐気温度
TCの目標温度〔TC0〕が次のように求められる。 予め定められた〔x〕の負の値〔x2〕に対して〔x〕
〔x2〕で、目標温度〔TC0〕は蒸発器表面が凍結直
前となる可能最低値〔TC1〕(本実施例では2.5℃)
となり、〔x〕≧〔x2〕の範囲では〔x〕=〔x2〕
で前記〔TC1〕,〔x〕=
正の値〔x3〕で〔VT0〕=〔VT2〕となる2点を満足
する。ここに〔VT1〕は温調ドア142がヒータコア1
41への通路を閉じた状態(角度θが最大)のポテンシ
ョメータ147による電圧に相当するものであり、〔V
T2〕はヒータコア141への通路を完全に開いた状態
(θ=0)のポテンショメータ147の電圧である。 次に、割込み処理ルーチンで温調ドア142の位置信号
としてポテンショメータ147の電圧VTを読込み、A
/D変換器21によりディジタル値〔VT〕に変換する
(222)。 次に、前記目標電圧〔VT0〕と〔VT〕を比較すること
により温調ドア142の位置制御を行う(223)。 まず〔ΔVT〕=〔VT0〕−〔VT〕を求め、予め定め
られた値〔ΔVTP〕(>0)に対して〔ΔVT〕〔Δ
VTP〕で“1”,〔ΔVT〕<〔ΔVTP〕で“0”とな
る制御信号〔T1〕と〔−ΔVTP〕〔ΔVT〕〔Δ
VTP〕で“1”、上記以外の範囲で“0”となる制御信
号〔T2〕を作る。上記制御信号〔T1〕,〔T2〕が
“1”のときにはスイッチング素子233,234がオ
ンになり、電磁弁145,146は通電され、“0”の
ときには通電されない。以上の作動により前述の通り、
〔ΔVT〕>〔ΔVTP〕で温調ドア142は図示した角
度θが増す方向に回動され、〔ΔVT〕<〔−ΔVTP〕
では温調ドア142は角度θの減少する方向に回動され
る。〔−ΔVTP〕〔ΔVT〕〔ΔVTP〕の範囲では
温調ドア142は静止状態となり、この時温調ドアの位
置θは制御信号〔x〕に対応した目標電圧〔VT0〕に相
当する位置になっている。 メインルーチンのステップ(214)に戻って吐気温度
TCの目標温度〔TC0〕が次のように求められる。 予め定められた〔x〕の負の値〔x2〕に対して〔x〕
〔x2〕で、目標温度〔TC0〕は蒸発器表面が凍結直
前となる可能最低値〔TC1〕(本実施例では2.5℃)
となり、〔x〕≧〔x2〕の範囲では〔x〕=〔x2〕
で前記〔TC1〕,〔x〕=
〔0〕で所定値〔TC2〕(本
実施例では25℃)なる2点を結ぶ1次式により求めら
れる値となる。尚、〔x〕=
実施例では25℃)なる2点を結ぶ1次式により求めら
れる値となる。尚、〔x〕=
〔0〕の付近は、車室熱負
荷が加熱力も冷房力も必要としない領域であり、外気温
度T0が目標設定温度TSに近い。この領域では冷却手
段を殆んど作動させる必要がないことから〔TC2〕≒
〔Ts〕と設定される。 次のステップ(215)で前記吐気温目標温度〔TC0〕
と吐気温〔TC〕が比較され、その温度差〔ΔTC〕=
〔TC0〕−〔TC〕が計算され、この〔ΔTC〕の値に
よりコンプレッサ動作信号〔C〕を作る。即ち、〔ΔT
C〕
荷が加熱力も冷房力も必要としない領域であり、外気温
度T0が目標設定温度TSに近い。この領域では冷却手
段を殆んど作動させる必要がないことから〔TC2〕≒
〔Ts〕と設定される。 次のステップ(215)で前記吐気温目標温度〔TC0〕
と吐気温〔TC〕が比較され、その温度差〔ΔTC〕=
〔TC0〕−〔TC〕が計算され、この〔ΔTC〕の値に
よりコンプレッサ動作信号〔C〕を作る。即ち、〔ΔT
C〕
〔0〕で〔C〕が“0”、〔ΔTC〕<
〔0〕で
〔C〕が“1”となる。 コンプレッサ制御信号〔C〕が“1”のときには、ステ
ップ(217)の時点でスッチング素子235がオンと
なりコンプレッサリレー132bに通電する。コンプレ
ッサリレー132bの動作によりマグネットクラッチ1
32aが励磁されコンプレッサ132が稼働し蒸発器1
31を通過する空気が冷却され吐気温TCが下がる。吐
気温TCが下がれば、やがて〔ΔTC〕≧
〔C〕が“1”となる。 コンプレッサ制御信号〔C〕が“1”のときには、ステ
ップ(217)の時点でスッチング素子235がオンと
なりコンプレッサリレー132bに通電する。コンプレ
ッサリレー132bの動作によりマグネットクラッチ1
32aが励磁されコンプレッサ132が稼働し蒸発器1
31を通過する空気が冷却され吐気温TCが下がる。吐
気温TCが下がれば、やがて〔ΔTC〕≧
〔0〕となり
〔C〕=“0”となる。そこでそのルーチンの最後のス
テップ(217)時点でコンプレッサー132は非稼働
となる。この様にコンプレッサー132が稼働,非稼働
を繰り返すことにより吐気温TCは制御信号〔x〕によ
り定まる目標温度〔TC0〕近くに保たされる。但し、前
述の通り〔x〕0の範囲では車室熱負荷は加熱力を必
要としており目標設定温度TS>車室外気温度T0であ
り、他方、TC0>TC2≒TSであり、吸込口ドア111
は、車室外気を吸込むので蒸発器131へ送られる風の
温度は車室外気温度T0に近い、故に手段が作動しなく
ても〔ΔTC〕>0でありコンプレッサ132は稼働す
ることは無い。 そして〔TC〕≒〔T0〕となる。 ブロワー風量Aはモータ122に供給される電圧VFに
ほぼ比例する。このモータに供給される電圧は次の通り
制御される。まず、制御信号〔x〕に対応して、目標電
圧〔VF〕が求められる。予め定められた〔x〕の負の
値〔x1〕、正の値〔x4〕に対して〔x〕〔x1〕
及び〔x〕〔x4〕で最大値〔VF1〕(本実施例で1
2V)、前記負の値〔x2〕、正の値〔x3〕で
〔VF〕を最小値〔VF2〕(本実施例では4V)とす
る。〔x1〕〔x〕〔x2〕の範囲では〔x1〕で
〔VF1〕,〔x2〕で〔VF2〕となる2点を結ぶ1次式
より〔VF〕を求め、〔x3〕〔x〕〔x4〕の範
囲では〔x3〕で〔VF2〕、〔x4〕で〔VF1〕とな
る2点を結ぶ1次式から〔VF〕を定める(216)。 このようにして求められた目標値〔VF〕がステップ
(217)でインターフエース回路32のD/A変換器
329によりアナログ電圧VFSに変換され、この電圧V
FSにより制御されるドライバー123によりモータ12
2に印加される電圧VFが制御されて駆動される。制御
信号〔x〕の値により〔x1〕以下ではVFが最大即ち
ブロワー風量Aは最大AMAXとなり、〔x1〕と
〔x2〕の間ではブロワー風量は最大AMAXから最小A
MINまでほぼ直線的に減少し、〔x2〕と〔x3〕の間
ではブロワー風量は最小AMINに保たれ、〔x3〕と
〔x4〕の間ではブロワー風量は最小AMINから最大A
MAXまで直線的に増加し、〔x4〕以上でブロワー風量
が最大AMAXとなるように連続的に制御される。 以上の作動の他、途中吸込口ドア111、モードドア1
51も制御信号〔x〕の値により制御される。〔x〕
〔C〕=“0”となる。そこでそのルーチンの最後のス
テップ(217)時点でコンプレッサー132は非稼働
となる。この様にコンプレッサー132が稼働,非稼働
を繰り返すことにより吐気温TCは制御信号〔x〕によ
り定まる目標温度〔TC0〕近くに保たされる。但し、前
述の通り〔x〕0の範囲では車室熱負荷は加熱力を必
要としており目標設定温度TS>車室外気温度T0であ
り、他方、TC0>TC2≒TSであり、吸込口ドア111
は、車室外気を吸込むので蒸発器131へ送られる風の
温度は車室外気温度T0に近い、故に手段が作動しなく
ても〔ΔTC〕>0でありコンプレッサ132は稼働す
ることは無い。 そして〔TC〕≒〔T0〕となる。 ブロワー風量Aはモータ122に供給される電圧VFに
ほぼ比例する。このモータに供給される電圧は次の通り
制御される。まず、制御信号〔x〕に対応して、目標電
圧〔VF〕が求められる。予め定められた〔x〕の負の
値〔x1〕、正の値〔x4〕に対して〔x〕〔x1〕
及び〔x〕〔x4〕で最大値〔VF1〕(本実施例で1
2V)、前記負の値〔x2〕、正の値〔x3〕で
〔VF〕を最小値〔VF2〕(本実施例では4V)とす
る。〔x1〕〔x〕〔x2〕の範囲では〔x1〕で
〔VF1〕,〔x2〕で〔VF2〕となる2点を結ぶ1次式
より〔VF〕を求め、〔x3〕〔x〕〔x4〕の範
囲では〔x3〕で〔VF2〕、〔x4〕で〔VF1〕とな
る2点を結ぶ1次式から〔VF〕を定める(216)。 このようにして求められた目標値〔VF〕がステップ
(217)でインターフエース回路32のD/A変換器
329によりアナログ電圧VFSに変換され、この電圧V
FSにより制御されるドライバー123によりモータ12
2に印加される電圧VFが制御されて駆動される。制御
信号〔x〕の値により〔x1〕以下ではVFが最大即ち
ブロワー風量Aは最大AMAXとなり、〔x1〕と
〔x2〕の間ではブロワー風量は最大AMAXから最小A
MINまでほぼ直線的に減少し、〔x2〕と〔x3〕の間
ではブロワー風量は最小AMINに保たれ、〔x3〕と
〔x4〕の間ではブロワー風量は最小AMINから最大A
MAXまで直線的に増加し、〔x4〕以上でブロワー風量
が最大AMAXとなるように連続的に制御される。 以上の作動の他、途中吸込口ドア111、モードドア1
51も制御信号〔x〕の値により制御される。〔x〕
〔0〕で“1”、〔x〕
〔0〕で“0”となる制御信
号〔I1〕、〔x〕〔x5〕で“1”、〔x〕>〔x
5〕で“0”となる制御信号〔I2〕を作る(21
1)。尚、〔x5〕は負の値で〔x1〕<〔x5〕<
〔x2〕なる値である。 上記制御信号〔I1〕,〔I2〕が“1”のときにはス
テップ(217)にてスイッチング素子231,232
がONし、電磁弁114,115に通電し、“0”のと
きには電磁弁に通電しない。 制御信号〔x〕〔x5〕のときには、前記の通り〔I
1〕,〔I2〕共に“1”となり電磁弁114,115
共に通電され吸込ドア111はアクチエータ112によ
り内気吸込の状態となる。 〔x〕
号〔I1〕、〔x〕〔x5〕で“1”、〔x〕>〔x
5〕で“0”となる制御信号〔I2〕を作る(21
1)。尚、〔x5〕は負の値で〔x1〕<〔x5〕<
〔x2〕なる値である。 上記制御信号〔I1〕,〔I2〕が“1”のときにはス
テップ(217)にてスイッチング素子231,232
がONし、電磁弁114,115に通電し、“0”のと
きには電磁弁に通電しない。 制御信号〔x〕〔x5〕のときには、前記の通り〔I
1〕,〔I2〕共に“1”となり電磁弁114,115
共に通電され吸込ドア111はアクチエータ112によ
り内気吸込の状態となる。 〔x〕
〔0〕のときには、〔I1〕,〔I2〕共に
“0”であり吸込ドア111はリターンスプリング11
3により引かれ外気吸込の状態となる。 〔x5〕〔x〕
“0”であり吸込ドア111はリターンスプリング11
3により引かれ外気吸込の状態となる。 〔x5〕〔x〕
〔0〕では〔I1〕が“1”、〔I
2〕が“0”であるため吸込ドア111は中間位置とな
り内外気吸込状態となる。 同様に、モードドア151も制御信号〔x〕の値により
制御される。
2〕が“0”であるため吸込ドア111は中間位置とな
り内外気吸込状態となる。 同様に、モードドア151も制御信号〔x〕の値により
制御される。
〔0〕<〔X16〕<〔X17〕<〔x3〕である
〔X16〕,〔X17〕が予め定められている。 〔x〕<〔X17〕で“1”、〔x〕〔X17〕で“0”
となる制御信号〔O1〕と〔x〕<〔X16〕で“1”、
〔x〕〔X16〕で“0”となる制御信号〔O2〕が作
られる(212)。 上記制御信号〔O1〕,〔O2〕の値によりモードドア
151はステップ(217)にて次の様に駆動される。
〔x〕<〔X16〕では、〔O1〕,〔O2〕共に“1”
でありスイッチ素子236,237は共にオンになり、
電磁弁154,155は共に通電され、モードドア15
1はアクチエータ152により上吹出しの状態となる。 〔x〕>〔X17〕では、〔O1〕,〔O2〕に“0”で
あり、電磁弁236,237には通電されず、モードド
ア151はリターンスプリング153により下吹出しの
状態とされる。 〔X16〕〔x〕〔X17〕では、〔O1〕が“1”、
〔O2〕が“0”となるために電磁弁154に通電いさ
れ、電磁弁155に通電されないためモードドア151
は中間位置となり上下吹出し状態となる。 第5図は、以上説明してきた第1図に示す自動空調装置
の自動温度制御の原理を示したものである。 操作部3,制御部2,熱交換部1間の変数の流れは今迄
に説明してきた通りである。 車室熱負荷は熱交換部1から熱量Qを受け取る他、外乱
熱Qdを受け取る。外乱熱Qdの内訳は車室外からの侵
入熱,日射熱,乗員の発熱等である。車室熱負荷は(Q
+Qd)の熱量を受け取り、それが加熱量であれば車室
温度TRは一次遅れで上昇し、冷房量であれば下降、0
であれば変らない。 比例積分演算を用いた負帰還制御は自動制御の分野で一
般に使われている手法であり、ΔT>0(ΔT<0)の
場合車室温度TRが目標設定温度TSに近づく方向へ熱
量Qを変化させる。すなわち熱量Qを増加(減少)させ
る様、比例積分(PI)演算部と熱交換器の関係を選
ぶ。 更に言えば、比例積分演算の2定数k,τが正ならば、
熱量Qはxに対して単調一様増加、負ならば単調一様減
少となる様に比例積分演算と熱交換部の関係を選べば、
TRはTSに安定収束する(ΔT=0)ことは理論的,
経験的に確かめられている。そしてこの負帰還制御を自
動車用空気調和装置に応用することは公知である(特開
昭55−31654号公報)。 本実施例の特長として〔|X|〕〔x6〕の領域では
積分演算が停止して比例演算のみとなるが、この場合も
同上の条件が成り立てばTRはTSに近づく方向へ安定
に推移する。 最終的に車室温度TRが安定した時の〔x〕値を
〔xD〕と置くと、〔|X|〕<〔x6〕ならば、車室
温度TRが、目標設定温度TSに近づくにつれ、いずれ
〔|X|〕=〔x6〕となり以後は比例積分演算領域に
入るのでTRはTSに収束してゆく。〔|xD|〕≧
〔x6〕ならば、xが最終に〔|X|〕=〔x6〕とな
った時点の積分項の値を〔I0〕として、〔x〕=k
〔ΔT〕+〔I0〕が へ安定収束してゆく。 本実施例では、k,τ>0と選んであるので熱量Qが
〔x〕に対して単調一様に増加することが不可欠である
が、以下第6図を用いてその特性が本実施例において得
られることを説明する。尚、冷房力は負の加熱力として
取扱う。 加熱量Qはヒータコア141で、加熱された空気の有す
る熱量QHと蒸発器131を通過後バイパス103を経
た空気の有する熱量QCの和である。 基本特性を理解し易くするため車室温度TRが目標設定
温度TSに安定した状態を基点とする。 ヒータコア141を通過した直後の空気温度をTH、ブ
ロワー風量Aのうちヒータコア141を通過する風量を
AHとすれば QH∝(TH−TS)AH, QC∝(TO−TS)(A−AH) となる。 〔x〕
〔X16〕,〔X17〕が予め定められている。 〔x〕<〔X17〕で“1”、〔x〕〔X17〕で“0”
となる制御信号〔O1〕と〔x〕<〔X16〕で“1”、
〔x〕〔X16〕で“0”となる制御信号〔O2〕が作
られる(212)。 上記制御信号〔O1〕,〔O2〕の値によりモードドア
151はステップ(217)にて次の様に駆動される。
〔x〕<〔X16〕では、〔O1〕,〔O2〕共に“1”
でありスイッチ素子236,237は共にオンになり、
電磁弁154,155は共に通電され、モードドア15
1はアクチエータ152により上吹出しの状態となる。 〔x〕>〔X17〕では、〔O1〕,〔O2〕に“0”で
あり、電磁弁236,237には通電されず、モードド
ア151はリターンスプリング153により下吹出しの
状態とされる。 〔X16〕〔x〕〔X17〕では、〔O1〕が“1”、
〔O2〕が“0”となるために電磁弁154に通電いさ
れ、電磁弁155に通電されないためモードドア151
は中間位置となり上下吹出し状態となる。 第5図は、以上説明してきた第1図に示す自動空調装置
の自動温度制御の原理を示したものである。 操作部3,制御部2,熱交換部1間の変数の流れは今迄
に説明してきた通りである。 車室熱負荷は熱交換部1から熱量Qを受け取る他、外乱
熱Qdを受け取る。外乱熱Qdの内訳は車室外からの侵
入熱,日射熱,乗員の発熱等である。車室熱負荷は(Q
+Qd)の熱量を受け取り、それが加熱量であれば車室
温度TRは一次遅れで上昇し、冷房量であれば下降、0
であれば変らない。 比例積分演算を用いた負帰還制御は自動制御の分野で一
般に使われている手法であり、ΔT>0(ΔT<0)の
場合車室温度TRが目標設定温度TSに近づく方向へ熱
量Qを変化させる。すなわち熱量Qを増加(減少)させ
る様、比例積分(PI)演算部と熱交換器の関係を選
ぶ。 更に言えば、比例積分演算の2定数k,τが正ならば、
熱量Qはxに対して単調一様増加、負ならば単調一様減
少となる様に比例積分演算と熱交換部の関係を選べば、
TRはTSに安定収束する(ΔT=0)ことは理論的,
経験的に確かめられている。そしてこの負帰還制御を自
動車用空気調和装置に応用することは公知である(特開
昭55−31654号公報)。 本実施例の特長として〔|X|〕〔x6〕の領域では
積分演算が停止して比例演算のみとなるが、この場合も
同上の条件が成り立てばTRはTSに近づく方向へ安定
に推移する。 最終的に車室温度TRが安定した時の〔x〕値を
〔xD〕と置くと、〔|X|〕<〔x6〕ならば、車室
温度TRが、目標設定温度TSに近づくにつれ、いずれ
〔|X|〕=〔x6〕となり以後は比例積分演算領域に
入るのでTRはTSに収束してゆく。〔|xD|〕≧
〔x6〕ならば、xが最終に〔|X|〕=〔x6〕とな
った時点の積分項の値を〔I0〕として、〔x〕=k
〔ΔT〕+〔I0〕が へ安定収束してゆく。 本実施例では、k,τ>0と選んであるので熱量Qが
〔x〕に対して単調一様に増加することが不可欠である
が、以下第6図を用いてその特性が本実施例において得
られることを説明する。尚、冷房力は負の加熱力として
取扱う。 加熱量Qはヒータコア141で、加熱された空気の有す
る熱量QHと蒸発器131を通過後バイパス103を経
た空気の有する熱量QCの和である。 基本特性を理解し易くするため車室温度TRが目標設定
温度TSに安定した状態を基点とする。 ヒータコア141を通過した直後の空気温度をTH、ブ
ロワー風量Aのうちヒータコア141を通過する風量を
AHとすれば QH∝(TH−TS)AH, QC∝(TO−TS)(A−AH) となる。 〔x〕
〔0〕の領域では前述した通り、冷却手段が作
動することはなく、熱交換部1は車室外気を吸込むの
で、TC≒車室外気温度T0≦TR≒TSの関係があ
る。 〔x3〕〔x〕
動することはなく、熱交換部1は車室外気を吸込むの
で、TC≒車室外気温度T0≦TR≒TSの関係があ
る。 〔x3〕〔x〕
〔0〕の範囲では、 Q=QH+QC∝(TH−TR)AH+(TO−TR)
(AMIN−AH) 加熱手段の能力は十分あるとすれば(TH−TR)はほ
ぼ一定であり、ヒータコアを通過する風量AHは、0〜
AMINの間を直線的に増加するので、QHは〔x〕の増
加に対して0から直線的に増加する。 また〔x〕=
(AMIN−AH) 加熱手段の能力は十分あるとすれば(TH−TR)はほ
ぼ一定であり、ヒータコアを通過する風量AHは、0〜
AMINの間を直線的に増加するので、QHは〔x〕の増
加に対して0から直線的に増加する。 また〔x〕=
〔0〕付近ではT0≒TR、よってQC≒
0、〔x〕=〔x3〕でAH=AMIN、よってQC=
0、またT0TR故にQC≦0となる。以上より、Q
は第6図に示す様な特性となる。 〔x〕〔x3〕の範囲では、AH=Aである、故にQ
=QH∝(TH−TR)Aとなり、(TH−TR)が一
定、Aが〔x〕に対して直線的に変化するので、Qは
〔x〕の増加につれて更に直線的に増加する。 〔x〕<
0、〔x〕=〔x3〕でAH=AMIN、よってQC=
0、またT0TR故にQC≦0となる。以上より、Q
は第6図に示す様な特性となる。 〔x〕〔x3〕の範囲では、AH=Aである、故にQ
=QH∝(TH−TR)Aとなり、(TH−TR)が一
定、Aが〔x〕に対して直線的に変化するので、Qは
〔x〕の増加につれて更に直線的に増加する。 〔x〕<
〔0〕の範囲では、AH=0であり、冷却手段
の能力が十分あるとして吐気温度TC≒目標吐気温度T
C0である。
の能力が十分あるとして吐気温度TC≒目標吐気温度T
C0である。
〔0〕>〔x〕〔x2〕の範囲では、 Q=QC∝(TC−TR)AMIN であり、AMINが一定、〔x〕が負の方向に増加すると
共に、(TC−TR)が0から(TC0−TR)へ直線
的に変化するので、Qは冷房力として〔x〕の負方向へ
の増加につれて0から直線的に増加する。 〔x2〕〔x〕〔x1〕の範囲では、TC−TR=
(TC1−TR)の負の一定値でAが、〔x〕に対して
直線的に変化するので、〔x〕が負方向に増加するにつ
れてQは冷房力として更に比例的に増加する。 以上よりQが〔x〕に対して連続,単調一様に増加する
ことが確認された。 以上、本実施例の効果を第7図,第8図を用いて説明す
る。一例として、寒い戸外に駐車してあった自動車に乗
り込み、空調装置にて車室内を暖房する場合、従来の比
例積分演算を用いた負帰還制御によれば第7図における
点線の様に車室内温度TR、ブロワーモータ印加電圧V
Fは変化する。 すなわち、空調機のスイッチオン当初は積分項は0(I
0=0)であるがΔT=TS−TRが大きいので、比例
積分演算の積分項が0でも は大きく、ブロワーモータ印加電圧VFは高い。次第に
TRが上昇してゆくとΔTは小さくなるが、積分項が増
大するので〔x〕の減少の仕方はΔT程ではない。その
〔x〕にほぼ比例してブロワーモータ印加電圧VFも減
少する。 前述の〔XD〕が〔x6〕〔xD〕ならば、やがて
〔x〕=〔x6〕(VF=8V)となり、更にTRは上
昇してゆく。そして最終的には、TR=TS、ΔT=
0、 に安定する。 他方、本実施例では同条件において第7図の実線の様に
TR,VFは変化する。 〔x〕>〔x6〕では積分演算の為のΔTの加算を停止
するので、〔x〕=〔x6〕(VF=8V)に到達する
迄〔x〕=k〔ΔT〕+〔I0〕(但し、〔I0〕=
0)となる。そこで比例積分演算の場合に比して積分項
が変化しない分だけxは常に小さくその分VFが早く低
くなる。ブロワー風量が少ない分暖房力は低下するから
車室温度TRの上昇傾向はなまる。そして〔x〕=〔x
6〕に到達した以後はその点を起点として比例積分演算
が始まり、従来の制御と同じ状態に安定収束する。 〔xD〕>〔x6〕ならば空調装置にとって熱負荷が非
常に大きいことを意味し、〔x〕は〔x6〕に到達し得
ないが、空調装置に能力が有れば従来の比例積分演算制
御の場合、第8図で点線を示す様に第7図の場合と全く
同様に車室温度TRは目標設定温度TSに安定収束する
(VFは高い)。 本実施例では第8図の実線で示すような変化をする。 第7図と同様にブロワーモータ印加電圧VFの下り方は
早く、逆に車室温度TRの上昇はにぶる。しかも車室温
度TRは〔x〕=k(〔TS〕−〔TR〕)→〔xD〕
より車室温度TRは に相当する温度に向かって収束する。即ち車室温度TR
は目標値より に相当する温度だけ低い状態に落着く(VFもその分低
い)。 本実施例では、空調装置を起動させて車室温度TRを目
標設定温度TSへ移行させる場合、従来の比例積分演算
制御の空調装置に比してその移行速度は幾分遅くなる
が、ブロワーモータ印加電圧VFは速やかに下がり、大
きなブロワーの雑音に悩まされる時間が大幅に短縮され
る。 最終的にVF=8V以下の風量で車室温度TRを目標設
定温度TSに維持できる(〔x6〕≧〔xD〕)はブロ
ワー雑音が、さ程気にならない回転数に相当するVF=
8Vに到達する迄の時間が短かく、その後比例積分演算
制御に依り車室温度TRは目標設定温度TSに落着く。 最終的にVF=8V以下の風量では車室温度TRを目標
設定温度に維持できないような高熱負荷の場合、(〔x
6〕≧〔xD〕)最終的に車室温度TRは目標設定温度
TSにまで移行しないが、ブロワーモータ印加電圧VF
は早めに下がり、しかも8V近くに落着くのでブロワー
の雑音に煩わされる度合が低い。 本実施例ではこうした音感的快適性を大幅に向上させる
効果を有する。 他の簡単な実施例として家庭用クーラーについて説明す
る。自動温度制御の原理は前例と同一であり、第5図の
熱交換部は冷凍サイクルと空気冷却器並びにブロワーが
主構成部品である。冷凍サイクルは、冷却器にて冷却さ
れた風の温度を検出して冷却器が凍結を起こす直前の温
度に維持されるように継続運転される。 そして制御信号〔x〕に対して〔|x|〕とブロワー風
量とを比例させ、クーラーの放熱量Qをxに対して比例
させるようにしている。 本実施例によるクーラーはこの様な構成を成しているの
で暑くなっている室を目標温度を設定して冷やす場合、
前例と同様に従来の比例積分演算制御のものに比してブ
ロワー回転数が速やかに下がる結果、音感的な快適性を
向上した空調の得られる効果がある。 〔発明の効果〕 本発明に依れば室温を目標温度へ移行させる場合に従来
装置に比して、ブロワー回転数を速やかに低下させ、し
かも室温も目標温度に沿った満足な値へ推移するので音
感的に快適性を向上させる効果がある。
共に、(TC−TR)が0から(TC0−TR)へ直線
的に変化するので、Qは冷房力として〔x〕の負方向へ
の増加につれて0から直線的に増加する。 〔x2〕〔x〕〔x1〕の範囲では、TC−TR=
(TC1−TR)の負の一定値でAが、〔x〕に対して
直線的に変化するので、〔x〕が負方向に増加するにつ
れてQは冷房力として更に比例的に増加する。 以上よりQが〔x〕に対して連続,単調一様に増加する
ことが確認された。 以上、本実施例の効果を第7図,第8図を用いて説明す
る。一例として、寒い戸外に駐車してあった自動車に乗
り込み、空調装置にて車室内を暖房する場合、従来の比
例積分演算を用いた負帰還制御によれば第7図における
点線の様に車室内温度TR、ブロワーモータ印加電圧V
Fは変化する。 すなわち、空調機のスイッチオン当初は積分項は0(I
0=0)であるがΔT=TS−TRが大きいので、比例
積分演算の積分項が0でも は大きく、ブロワーモータ印加電圧VFは高い。次第に
TRが上昇してゆくとΔTは小さくなるが、積分項が増
大するので〔x〕の減少の仕方はΔT程ではない。その
〔x〕にほぼ比例してブロワーモータ印加電圧VFも減
少する。 前述の〔XD〕が〔x6〕〔xD〕ならば、やがて
〔x〕=〔x6〕(VF=8V)となり、更にTRは上
昇してゆく。そして最終的には、TR=TS、ΔT=
0、 に安定する。 他方、本実施例では同条件において第7図の実線の様に
TR,VFは変化する。 〔x〕>〔x6〕では積分演算の為のΔTの加算を停止
するので、〔x〕=〔x6〕(VF=8V)に到達する
迄〔x〕=k〔ΔT〕+〔I0〕(但し、〔I0〕=
0)となる。そこで比例積分演算の場合に比して積分項
が変化しない分だけxは常に小さくその分VFが早く低
くなる。ブロワー風量が少ない分暖房力は低下するから
車室温度TRの上昇傾向はなまる。そして〔x〕=〔x
6〕に到達した以後はその点を起点として比例積分演算
が始まり、従来の制御と同じ状態に安定収束する。 〔xD〕>〔x6〕ならば空調装置にとって熱負荷が非
常に大きいことを意味し、〔x〕は〔x6〕に到達し得
ないが、空調装置に能力が有れば従来の比例積分演算制
御の場合、第8図で点線を示す様に第7図の場合と全く
同様に車室温度TRは目標設定温度TSに安定収束する
(VFは高い)。 本実施例では第8図の実線で示すような変化をする。 第7図と同様にブロワーモータ印加電圧VFの下り方は
早く、逆に車室温度TRの上昇はにぶる。しかも車室温
度TRは〔x〕=k(〔TS〕−〔TR〕)→〔xD〕
より車室温度TRは に相当する温度に向かって収束する。即ち車室温度TR
は目標値より に相当する温度だけ低い状態に落着く(VFもその分低
い)。 本実施例では、空調装置を起動させて車室温度TRを目
標設定温度TSへ移行させる場合、従来の比例積分演算
制御の空調装置に比してその移行速度は幾分遅くなる
が、ブロワーモータ印加電圧VFは速やかに下がり、大
きなブロワーの雑音に悩まされる時間が大幅に短縮され
る。 最終的にVF=8V以下の風量で車室温度TRを目標設
定温度TSに維持できる(〔x6〕≧〔xD〕)はブロ
ワー雑音が、さ程気にならない回転数に相当するVF=
8Vに到達する迄の時間が短かく、その後比例積分演算
制御に依り車室温度TRは目標設定温度TSに落着く。 最終的にVF=8V以下の風量では車室温度TRを目標
設定温度に維持できないような高熱負荷の場合、(〔x
6〕≧〔xD〕)最終的に車室温度TRは目標設定温度
TSにまで移行しないが、ブロワーモータ印加電圧VF
は早めに下がり、しかも8V近くに落着くのでブロワー
の雑音に煩わされる度合が低い。 本実施例ではこうした音感的快適性を大幅に向上させる
効果を有する。 他の簡単な実施例として家庭用クーラーについて説明す
る。自動温度制御の原理は前例と同一であり、第5図の
熱交換部は冷凍サイクルと空気冷却器並びにブロワーが
主構成部品である。冷凍サイクルは、冷却器にて冷却さ
れた風の温度を検出して冷却器が凍結を起こす直前の温
度に維持されるように継続運転される。 そして制御信号〔x〕に対して〔|x|〕とブロワー風
量とを比例させ、クーラーの放熱量Qをxに対して比例
させるようにしている。 本実施例によるクーラーはこの様な構成を成しているの
で暑くなっている室を目標温度を設定して冷やす場合、
前例と同様に従来の比例積分演算制御のものに比してブ
ロワー回転数が速やかに下がる結果、音感的な快適性を
向上した空調の得られる効果がある。 〔発明の効果〕 本発明に依れば室温を目標温度へ移行させる場合に従来
装置に比して、ブロワー回転数を速やかに低下させ、し
かも室温も目標温度に沿った満足な値へ推移するので音
感的に快適性を向上させる効果がある。
第1図は本発明に係る自動空調装置の一実施例を示す全
体構成図、第2図及び第3図は第1図に示した自動空調
装置における制御部の動作内容を示し、第2図はメイン
ルーチンの内容を、第3図は割込ルーチンの内容を夫
々、示すフローチャート、第4図は第1図に示した自動
空調装置における熱交換部の作動特性図、第5図は第1
図に示した自動空調装置の自動温度制御の原理図、第6
図は同じく自動空調装置における熱交換部の放熱特性
図、第7図及び第8図は本発明に係る自動空調装置の制
御特性を従来例との比較において示した図,第9図は本
発明の原理を示す機能ブロック図である。
体構成図、第2図及び第3図は第1図に示した自動空調
装置における制御部の動作内容を示し、第2図はメイン
ルーチンの内容を、第3図は割込ルーチンの内容を夫
々、示すフローチャート、第4図は第1図に示した自動
空調装置における熱交換部の作動特性図、第5図は第1
図に示した自動空調装置の自動温度制御の原理図、第6
図は同じく自動空調装置における熱交換部の放熱特性
図、第7図及び第8図は本発明に係る自動空調装置の制
御特性を従来例との比較において示した図,第9図は本
発明の原理を示す機能ブロック図である。
フロントページの続き (72)発明者 飯島 敏樹 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 船崎 謙 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 久保田 正則 茨城県勝田市東石川西古内3085番地5 日 立オートモテイブエンジニアリング株式会 社内
Claims (1)
- 【請求項1】被空調室の室温を検出する室温センサ、 被空調室の目標温度を設定する温度設定器、 前記温度設定器で設定された温度と実際の室温との偏差
の比例演算結果と積分演算結果とを加算して制御信号を
発生する演算手段、 該演算手段の演算結果に基づいて送風量が制御される送
風機、 及び前記送風機によって供給される空気の熱交換量を前
記演算手段の演算結果に基づいて制御する熱交換装置、 とからなるものにおいて、 前記送風機の回転数が所定値以上になる制御領域では、
前記演算手段が積分演算を停止すると共に、比例演算結
果とそれまでの積分演算結果に基づいて、前記送風機の
送風量が制御されるように構成したことを特徴とする自
動空調装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992884A JPH069928B2 (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | 自動空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992884A JPH069928B2 (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | 自動空調装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60166510A JPS60166510A (ja) | 1985-08-29 |
| JPH069928B2 true JPH069928B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=12012882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992884A Expired - Lifetime JPH069928B2 (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | 自動空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069928B2 (ja) |
-
1984
- 1984-02-08 JP JP1992884A patent/JPH069928B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60166510A (ja) | 1985-08-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3707119B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3185854B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPH11115463A (ja) | 車両用空気調和装置 | |
| JPH09240257A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3799777B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
| JP3085329B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
| JP3758269B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
| JPH11151930A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3684725B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP2000264038A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3812083B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
| JPS6216082Y2 (ja) | ||
| JPS6144901Y2 (ja) | ||
| JPS63484Y2 (ja) | ||
| JPS5936484Y2 (ja) | 車輌用空調装置に於ける送風ファン速度制御装置 | |
| JP2567017Y2 (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
| JP2004090761A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP2002012020A (ja) | オープンカー用空調装置 | |
| JPS6233603Y2 (ja) | ||
| JPS60979Y2 (ja) | 車輌用空調装置 | |
| JP3728841B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3446500B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3709848B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPH04257717A (ja) | 車両用空気調和装置 | |
| JPS6342015Y2 (ja) |