JPH0699352B2 - p―またはm―〔2―(メトキシ)エチル〕フェノールの合成法 - Google Patents
p―またはm―〔2―(メトキシ)エチル〕フェノールの合成法Info
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- JPH0699352B2 JPH0699352B2 JP1291083A JP29108389A JPH0699352B2 JP H0699352 B2 JPH0699352 B2 JP H0699352B2 JP 1291083 A JP1291083 A JP 1291083A JP 29108389 A JP29108389 A JP 29108389A JP H0699352 B2 JPH0699352 B2 JP H0699352B2
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ)発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、医農薬の中間体、例えば心臓薬の「メトプロ
ロール」の原料として有用なp−またはm−〔2−(メ
トキシ)エチル〕フェノールの新規な合成法に関する。
ロール」の原料として有用なp−またはm−〔2−(メ
トキシ)エチル〕フェノールの新規な合成法に関する。
従来の技術 従来、本発明の目的化合物の1つであるp−〔2−(メ
トキシ)エチル〕フェノールの合成法は、いくつか知ら
れている。その代表例としては、p−ブロモフェノール
水酸基を保護したp−(1−エトキシ−エトキシ)ブロ
モベンゼンのグリニヤール試薬であるp−(1−エトキ
シ−エトキシ)フェニルマグネシウムブロマイドと2−
メトキシエチルブロマイドのカップリング反応により2
−〔p−(1−エトキシ−エトキシ)フェニル)エチル
メチルエーテルを得た後、これを酸性条件下で脱保護し
てフェノール性水酸基を再生させ、目的物を得る方法
(ケミカル アブストラクト 第97巻 5973g、5974
h)、p−ブロモフェノールの水酸基を保護したグリニ
ヤール試薬であるp−(1−エトキシ−エトキシ)フェ
ニルマグネシウムブロマイドとメトキシアセトニトリル
の反応によりp−(1−エトキシ−エトキシ)−α−メ
トキシアセトフェノンを得て、さらに数行程を経て目的
物を得る方法(ケミカル アブストラクト 第97巻2345
1g)があげられる。しかしながら、これらの方法は原料
のコストが高く、収率も30%程度と低いので、実用的で
はない。
トキシ)エチル〕フェノールの合成法は、いくつか知ら
れている。その代表例としては、p−ブロモフェノール
水酸基を保護したp−(1−エトキシ−エトキシ)ブロ
モベンゼンのグリニヤール試薬であるp−(1−エトキ
シ−エトキシ)フェニルマグネシウムブロマイドと2−
メトキシエチルブロマイドのカップリング反応により2
−〔p−(1−エトキシ−エトキシ)フェニル)エチル
メチルエーテルを得た後、これを酸性条件下で脱保護し
てフェノール性水酸基を再生させ、目的物を得る方法
(ケミカル アブストラクト 第97巻 5973g、5974
h)、p−ブロモフェノールの水酸基を保護したグリニ
ヤール試薬であるp−(1−エトキシ−エトキシ)フェ
ニルマグネシウムブロマイドとメトキシアセトニトリル
の反応によりp−(1−エトキシ−エトキシ)−α−メ
トキシアセトフェノンを得て、さらに数行程を経て目的
物を得る方法(ケミカル アブストラクト 第97巻2345
1g)があげられる。しかしながら、これらの方法は原料
のコストが高く、収率も30%程度と低いので、実用的で
はない。
また、上記のほかにp−ヒドロキシベンズアルデヒドの
水酸基をベンジル基で保護したp−ベンジルオキシベン
ズアルデヒドとクロルメチルメチルエーテルより得られ
るグリニヤール試薬のメトキシメチルマグネシウムクロ
ライドを反応させ、1−(p−ベンジルオキシフェニ
ル)−2−メトキシエタノールとし、この化合物の水酸
基のアセチル化を経由してオレフィン化し、接触還元に
より水添反応と脱ベンジル化を同時に行って、目的物を
得る方法もある(ケミカル アブストラクト第97巻 23
452r)。しかしながら、この方法は操作も煩雑であって
使用するクロルメチルメチルエーテルは毒性上の問題が
あるため、使用しがたい。
水酸基をベンジル基で保護したp−ベンジルオキシベン
ズアルデヒドとクロルメチルメチルエーテルより得られ
るグリニヤール試薬のメトキシメチルマグネシウムクロ
ライドを反応させ、1−(p−ベンジルオキシフェニ
ル)−2−メトキシエタノールとし、この化合物の水酸
基のアセチル化を経由してオレフィン化し、接触還元に
より水添反応と脱ベンジル化を同時に行って、目的物を
得る方法もある(ケミカル アブストラクト第97巻 23
452r)。しかしながら、この方法は操作も煩雑であって
使用するクロルメチルメチルエーテルは毒性上の問題が
あるため、使用しがたい。
発明が解決しようとする課題 本発明は、前記した従来のp−またはm−〔2−(メト
キシ)エチル〕フェノールの合成上の種々の問題点、す
なわち反応の複雑さ、反応時の安全性および原料のコス
ト高などを改善して高純度、高収率でp−またはm−
〔2−(メトキシ)エチル〕フェノールを工業的に有利
に合成する方法を提供せんとするものである。
キシ)エチル〕フェノールの合成上の種々の問題点、す
なわち反応の複雑さ、反応時の安全性および原料のコス
ト高などを改善して高純度、高収率でp−またはm−
〔2−(メトキシ)エチル〕フェノールを工業的に有利
に合成する方法を提供せんとするものである。
ロ)発明の構成 課題を解決するための手段 本発明者らは、上記の従来技術の問題点を解決するため
に鋭意検討を重ねた。その結果、p−またはm−〔2−
(メトキシ)エチル〕フェノールの工業的に有利な合成
法を見出すに至った。
に鋭意検討を重ねた。その結果、p−またはm−〔2−
(メトキシ)エチル〕フェノールの工業的に有利な合成
法を見出すに至った。
すなわち、第1の発明の要旨とするところは、2−(p
−またはm−tert−ブトキシフェニル)エチルメチルエ
ーテルに、塩酸、塩化水素および硫酸のいずれか1種を
反応させることを特徴とする、p−またはm−[2−
(メトキシ)エチル]フェノールの合成法にある。
−またはm−tert−ブトキシフェニル)エチルメチルエ
ーテルに、塩酸、塩化水素および硫酸のいずれか1種を
反応させることを特徴とする、p−またはm−[2−
(メトキシ)エチル]フェノールの合成法にある。
第2の本発明の要旨とするところは、2−(p−または
m−tert−ブトキシフェニル)エチルメチルエーテル
に、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸および
強酸性イオン交換樹脂のいずれか1種を添加して、減圧
下でイソブチレンを反応系外に留去させることを特徴と
する、p−またはm−[2−(メトキシ)エチル]フェ
ノールの合成法にある。
m−tert−ブトキシフェニル)エチルメチルエーテル
に、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸および
強酸性イオン交換樹脂のいずれか1種を添加して、減圧
下でイソブチレンを反応系外に留去させることを特徴と
する、p−またはm−[2−(メトキシ)エチル]フェ
ノールの合成法にある。
本発明におけるp−またはm−〔2−(メトキシ)エチ
ル〕フェノールの合成反応式を下記に示す。ただし、塩
酸、塩化水素、硫酸(以下「脱tert−ブチル化剤」とい
う)や、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、
強酸性イオン交換樹脂(以下「脱tert−ブチル化触媒」
という)の種類と使用方法によって脱離されるtert−ブ
チル基に由来する副生成物が異なるが、これらの副生成
物は、tert−ブチル化の試薬として回収して使用するこ
とができる。
ル〕フェノールの合成反応式を下記に示す。ただし、塩
酸、塩化水素、硫酸(以下「脱tert−ブチル化剤」とい
う)や、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、
強酸性イオン交換樹脂(以下「脱tert−ブチル化触媒」
という)の種類と使用方法によって脱離されるtert−ブ
チル基に由来する副生成物が異なるが、これらの副生成
物は、tert−ブチル化の試薬として回収して使用するこ
とができる。
本発明で使用される脱tert−ブチル化剤としては、塩
酸、塩化水素、硫酸が、また脱tert−ブチル化触媒とし
ては、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、強
酸性イオン交換樹脂などが挙げられる。
酸、塩化水素、硫酸が、また脱tert−ブチル化触媒とし
ては、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、強
酸性イオン交換樹脂などが挙げられる。
(式中、水酸基またはtert−ブトキシ基の結合位置は、
パラまたはメタ位である。) 以下、本発明の合成法について具体的に説明する。
パラまたはメタ位である。) 以下、本発明の合成法について具体的に説明する。
まず、本発明の合成法における原料化合物である式(I
I)の2−(p−またはm−tert−ブトキシフェニル)
エチルメチルエーテルは新規化合物であり、p−または
m−tert−ブトキシフェニルエチルアルコールをメチル
エーテル化することにより容易に得ることができる。こ
の方法による式(II)の2−(p−tert−ブトキシフェ
ニル)エチルメチルエーテルの合成法を参考製造例に示
した。こうして得た式(II)の2−(p−またはm−te
rt−ブトキシフェニル)エチルメチルエーテルを次に示
す方法(A)〜(C)に用いればよい。
I)の2−(p−またはm−tert−ブトキシフェニル)
エチルメチルエーテルは新規化合物であり、p−または
m−tert−ブトキシフェニルエチルアルコールをメチル
エーテル化することにより容易に得ることができる。こ
の方法による式(II)の2−(p−tert−ブトキシフェ
ニル)エチルメチルエーテルの合成法を参考製造例に示
した。こうして得た式(II)の2−(p−またはm−te
rt−ブトキシフェニル)エチルメチルエーテルを次に示
す方法(A)〜(C)に用いればよい。
方法(A) 上記の方法により得た式(II)の2−(p−またはm−
tert−ブトキシフェニル)エチルメチルエーテルに脱te
rt−ブチル化剤として塩酸を作用させると、目的とする
p−またはm−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノール
が得られ、同時にtert−ブチルクロライドを副生する。
tert−ブトキシフェニル)エチルメチルエーテルに脱te
rt−ブチル化剤として塩酸を作用させると、目的とする
p−またはm−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノール
が得られ、同時にtert−ブチルクロライドを副生する。
本反応で使用する塩酸は、10%程度の塩酸、濃塩酸、あ
るいは塩化水素ガスを用いることができ、その使用量は
理論値の2〜3モル倍が適当である。
るいは塩化水素ガスを用いることができ、その使用量は
理論値の2〜3モル倍が適当である。
また、本反応では、原料の式(II)の2−(p−または
m−tert−ブトキシフェニル)エチルメチルエーテルを
溶媒により希釈しておくことは必ずしも必要としない
が、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系の溶
媒、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの脂肪族系の溶
媒、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタンな
どのハロゲン系の溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなどのエーテル系の溶媒、メタノ
ール、エタノール、プロパノールなどのアルコール系の
溶媒を操作性に合わせて任意に選択して使用することが
できる。
m−tert−ブトキシフェニル)エチルメチルエーテルを
溶媒により希釈しておくことは必ずしも必要としない
が、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系の溶
媒、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの脂肪族系の溶
媒、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタンな
どのハロゲン系の溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなどのエーテル系の溶媒、メタノ
ール、エタノール、プロパノールなどのアルコール系の
溶媒を操作性に合わせて任意に選択して使用することが
できる。
反応温度は、高温でベンゼン環にtert−ブチル基が置換
した不純物を生成するため、低温とすることが望まし
く、通常0〜30℃の範囲で行うことが適切である。
した不純物を生成するため、低温とすることが望まし
く、通常0〜30℃の範囲で行うことが適切である。
次に脱tert−ブチル化剤として塩酸を用いた反応の具体
的な操作例を示す。
的な操作例を示す。
まず、2−(p−またはm−tert−ブトキシフェニル)
エチルメチルエーテルを単独あるいは溶媒に希釈してお
き、30℃以下の温度で2〜3倍モル量の濃塩酸を滴下
し、1〜2時間撹拌を続ける。その時点での反応の転化
率はほぼ100%である。そして、反応後は適当な溶媒を
用いて有機層を抽出して水洗し、芒酸で脱水して溶媒を
留去すると、粗製のp−またはm−〔2−(メトキシ)
エチル〕フェノールが得られる。
エチルメチルエーテルを単独あるいは溶媒に希釈してお
き、30℃以下の温度で2〜3倍モル量の濃塩酸を滴下
し、1〜2時間撹拌を続ける。その時点での反応の転化
率はほぼ100%である。そして、反応後は適当な溶媒を
用いて有機層を抽出して水洗し、芒酸で脱水して溶媒を
留去すると、粗製のp−またはm−〔2−(メトキシ)
エチル〕フェノールが得られる。
次いで、これを減圧条件下で蒸留すると、ほぼ純品で得
ることができる。
ることができる。
方法(B) 式(II)の2−(p−またはm−tert−ブトキシフェニ
ル)エチルメチルエーテルに脱tert−ブチル化剤として
硫酸を作用させると、目的とするp−またはm−〔2−
(メトキシ)エチル〕フェノールが得られ、同時にtert
−ブチルアルコールが副生する。
ル)エチルメチルエーテルに脱tert−ブチル化剤として
硫酸を作用させると、目的とするp−またはm−〔2−
(メトキシ)エチル〕フェノールが得られ、同時にtert
−ブチルアルコールが副生する。
本反応では、使用する硫酸の濃度が重要であり、低濃度
では反応速度が遅く、反応が完結しない。逆に高濃度で
はベンゼン環へのtert−ブチル基の置換反応が起こるた
めに望ましくない。そのため、硫酸の濃度は40〜50%が
実際的な使用範囲である。硫酸の濃度が40〜50%の範囲
では、硫酸が加水分解の触媒として働き、その使用量も
4分の1モル倍程度以上あればよく、反応後は、tert−
ブチルアルコールが収率よく回収される。
では反応速度が遅く、反応が完結しない。逆に高濃度で
はベンゼン環へのtert−ブチル基の置換反応が起こるた
めに望ましくない。そのため、硫酸の濃度は40〜50%が
実際的な使用範囲である。硫酸の濃度が40〜50%の範囲
では、硫酸が加水分解の触媒として働き、その使用量も
4分の1モル倍程度以上あればよく、反応後は、tert−
ブチルアルコールが収率よく回収される。
反応温度は、方法(A)で示したように副反応を防ぐた
め、0〜30℃程度が望ましい。
め、0〜30℃程度が望ましい。
反応溶媒は特に必要としないが、方法(A)で示したよ
うに、不活性な溶媒を使用してもよい。
うに、不活性な溶媒を使用してもよい。
方法(C) 原料の式(II)の2−(p−またはm−tert−ブトキシ
フェニル)エチルメチルエーテルのtert−ブチル基をイ
ソブチレンとして脱離する反応は、tert−ブチル化の逆
反応であり、脱tert−ブチル化触媒を添加して減圧条件
で生成するイソブチレンを反応系外に留去することによ
って進行する。脱tert−ブチル化触媒としては、前記の
tert−ブチル化剤も使用できるが、一般的に不揮発生酸
としてp−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、強
酸性イオン交換樹脂などが望ましい。
フェニル)エチルメチルエーテルのtert−ブチル基をイ
ソブチレンとして脱離する反応は、tert−ブチル化の逆
反応であり、脱tert−ブチル化触媒を添加して減圧条件
で生成するイソブチレンを反応系外に留去することによ
って進行する。脱tert−ブチル化触媒としては、前記の
tert−ブチル化剤も使用できるが、一般的に不揮発生酸
としてp−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、強
酸性イオン交換樹脂などが望ましい。
この反応においても、高温では副反応を伴ないやすいた
め、40〜50℃が許容される上限である。
め、40〜50℃が許容される上限である。
ハ)発明の効果 本発明の合成法によれば、従来の合成法に比べて、容易
な反応操作で、医農薬の中間体として有用なp−または
m−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノールを高収率、
かつ高純度で得ることができる。
な反応操作で、医農薬の中間体として有用なp−または
m−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノールを高収率、
かつ高純度で得ることができる。
また、フェノール性水酸基の保護基として使用されたte
rt−ブチル基は、tert−ブチルクロライドやtert−ブタ
ノールあるいはイソブチレンとして回収され、再利用で
きる。
rt−ブチル基は、tert−ブチルクロライドやtert−ブタ
ノールあるいはイソブチレンとして回収され、再利用で
きる。
さらに、原料となる式(II)の2−(p−またはm−te
rt−ブトキシフェニル)エチルメチルエーテルは、容易
に製造して使用でき、安価であり、かつ毒性などの使用
上の問題点もない。
rt−ブトキシフェニル)エチルメチルエーテルは、容易
に製造して使用でき、安価であり、かつ毒性などの使用
上の問題点もない。
したがって、本発明の方法はp−またはm−〔2−(メ
トキシ)エチル〕フェノールの工業的な合成法として有
用である。
トキシ)エチル〕フェノールの工業的な合成法として有
用である。
次に、本発明の実施例を示して、本発明の合成法をさら
に具体的に説明する。
に具体的に説明する。
実施例1 p−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノール
の合成〔方法(A)〕 撹拌器のついた4口フラスコに2−〔p−tert−ブトキ
シフェニル〕エチルメチルエーテル 62.5g(0.3モル)
を加え、室温下で1時間を要して36%塩酸 60.8g(0.6
モル)を滴下し、3時間熟成した。その後、反応液にト
ルエンを加え、水層を分離後、炭酸ナトリウム水溶液で
中和し、有機層を分取した後、芒硝で脱水する。その
後、溶媒を留去し、減圧蒸留して、沸点93℃/1.0mmHgの
留分としてp−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノール
45.1g(収率98.8%)を得た。このもののガスクロマ
トグラフィーによる分析純度は99.9%であった。また、
分析値および物性値は以下のとおりであり、標品のp−
〔2−(メトキシ)エチル〕フェノールと完全に一致し
た。
の合成〔方法(A)〕 撹拌器のついた4口フラスコに2−〔p−tert−ブトキ
シフェニル〕エチルメチルエーテル 62.5g(0.3モル)
を加え、室温下で1時間を要して36%塩酸 60.8g(0.6
モル)を滴下し、3時間熟成した。その後、反応液にト
ルエンを加え、水層を分離後、炭酸ナトリウム水溶液で
中和し、有機層を分取した後、芒硝で脱水する。その
後、溶媒を留去し、減圧蒸留して、沸点93℃/1.0mmHgの
留分としてp−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノール
45.1g(収率98.8%)を得た。このもののガスクロマ
トグラフィーによる分析純度は99.9%であった。また、
分析値および物性値は以下のとおりであり、標品のp−
〔2−(メトキシ)エチル〕フェノールと完全に一致し
た。
(1)m.p.41〜42℃ (2)NMRスペクトル δ2.75(2H、t、Hd) δ6.58(2H、d、Hc) δ3.30(3H、s、Hf) δ6.90(2H、d、Hb) δ3.52(2H、s、He) δ8.00(1H、s、Ha) (3)赤外吸収スペクトル 3300cm-1 OH伸縮 2900cm-1 1440cm-1 1220cm-1 1095cm-1 実施例2 p−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノール
の合成〔方法(B)〕 撹拌器の付いた4口フラスコに2−〔p−tert−ブトキ
シフェニル〕エチルメチルエーテル 125.0g(0.6モ
ル)を入れ、内温を30℃に保ち、約1時間かけて40%硫
酸73.5g(0.3モル)を滴下し、同温度で4時間撹拌し
た。
の合成〔方法(B)〕 撹拌器の付いた4口フラスコに2−〔p−tert−ブトキ
シフェニル〕エチルメチルエーテル 125.0g(0.6モ
ル)を入れ、内温を30℃に保ち、約1時間かけて40%硫
酸73.5g(0.3モル)を滴下し、同温度で4時間撹拌し
た。
反応終了後、反応液にトルエンを加え、有機層を分離し
た後、10%炭酸ナトリウム水溶液で中和し、有機層を分
取して無水芒酸で脱水する。その後、溶媒を留去し、減
圧蒸留して、沸点93℃/1.0mmHgの留分としてp−〔2−
(メトキシ)エチル〕フェノール 90.0g(収率98.5
%)を得た。このもののガスクロマトグラフィーによる
分析純度は、99.9%であった。また、分析値および物性
値は商品のp−メトキシエチルフェノールと完全に一致
した。
た後、10%炭酸ナトリウム水溶液で中和し、有機層を分
取して無水芒酸で脱水する。その後、溶媒を留去し、減
圧蒸留して、沸点93℃/1.0mmHgの留分としてp−〔2−
(メトキシ)エチル〕フェノール 90.0g(収率98.5
%)を得た。このもののガスクロマトグラフィーによる
分析純度は、99.9%であった。また、分析値および物性
値は商品のp−メトキシエチルフェノールと完全に一致
した。
実施例3 m−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノール
の合成〔方法(B)〕 撹拌器のついた4口フラスコに2−〔m−tert−ブトキ
シフェニル〕エチルメチルエーテル125.0g(0.6モル)
を入れ、内温を30℃に保ち、約1時間かけて40%硫酸7
3.5g(0.3モル)を滴下し、同温度で4時間撹拌した。
の合成〔方法(B)〕 撹拌器のついた4口フラスコに2−〔m−tert−ブトキ
シフェニル〕エチルメチルエーテル125.0g(0.6モル)
を入れ、内温を30℃に保ち、約1時間かけて40%硫酸7
3.5g(0.3モル)を滴下し、同温度で4時間撹拌した。
反応終了後、反応液にトルエンを加え、有機層を分離し
た後、10%炭酸ナトリウム水溶液で中和し、有機層を分
取して無水芒酸で脱水する。その後、溶媒を留去し、減
圧蒸留して、沸点115℃/1.0mmHgの留分としてm−〔2
−(メトキシ)エチル〕フェノール 89.1g(収率97.5
%)を得た。このもののガスクロマトグラフィーによる
分析純度は、99.9%であった。また、分析値および物性
値は以下のとおりであった。
た後、10%炭酸ナトリウム水溶液で中和し、有機層を分
取して無水芒酸で脱水する。その後、溶媒を留去し、減
圧蒸留して、沸点115℃/1.0mmHgの留分としてm−〔2
−(メトキシ)エチル〕フェノール 89.1g(収率97.5
%)を得た。このもののガスクロマトグラフィーによる
分析純度は、99.9%であった。また、分析値および物性
値は以下のとおりであった。
(1)元素分析値 C H 計算値 71.0% 7.9% 実測値 70.9% 7.9% (2)NMRスペクトル δ2.82(2H、t、Hf) δ6.66(1H、s、Ha) δ3.38(3H、s、Hh) δ6.46〜7.20(4H、m、Hb〜H
e) δ3.62(2H、t、Hg) (3)赤外吸収スペクトル 3270cm-1 OH伸縮 2930cm-1 1585cm-1 1450cm-1 1240cm-1 1090cm-1 実施例4 p−〔2−メトキシ)エチル〕フェノールの
合成〔方法(C)〕 300ml容量のナス型フラスコにp−〔2−tert−ブトキ
シフェニル〕エチルメチルエーテル62.5g(0.5モル)の
脱tert−ブチル化触媒としてp−トルエンスルホン酸
5gを加え、アスピレーター減圧下(25mmHg)にマグネチ
ックスターラーで撹拌しながら内温を40℃に2時間保
ち、生成するイソブチレンガスを反応系外に留去した。
e) δ3.62(2H、t、Hg) (3)赤外吸収スペクトル 3270cm-1 OH伸縮 2930cm-1 1585cm-1 1450cm-1 1240cm-1 1090cm-1 実施例4 p−〔2−メトキシ)エチル〕フェノールの
合成〔方法(C)〕 300ml容量のナス型フラスコにp−〔2−tert−ブトキ
シフェニル〕エチルメチルエーテル62.5g(0.5モル)の
脱tert−ブチル化触媒としてp−トルエンスルホン酸
5gを加え、アスピレーター減圧下(25mmHg)にマグネチ
ックスターラーで撹拌しながら内温を40℃に2時間保
ち、生成するイソブチレンガスを反応系外に留去した。
反応終了後は、反応生成物を300mlのジクロロメタンに
溶解し、水洗した後、溶媒を留去し、減圧蒸留して、沸
点93℃/1.0mmHgの留分としてp−〔2−(メトキシ)エ
チル〕フェノール70.8g(収率93.0%)を得た。このも
ののガスクロマトグラフィーによる分析値および物性値
は、標品のp−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノール
と完全に一致した。
溶解し、水洗した後、溶媒を留去し、減圧蒸留して、沸
点93℃/1.0mmHgの留分としてp−〔2−(メトキシ)エ
チル〕フェノール70.8g(収率93.0%)を得た。このも
ののガスクロマトグラフィーによる分析値および物性値
は、標品のp−〔2−(メトキシ)エチル〕フェノール
と完全に一致した。
参考製造例 撹拌器および水分計を取り付けた4口フラスコに2〔p
−tert−ブトキシフェニル〕エチルアルコール194.3g
(1.0モル)、水酸化カルシウ84.2g(1.5モル)、トル
エン500mlを加え、加熱して共沸脱水を行った。ほぼ理
論値の水を分離した後、約100℃でメチルブロマイド142
g(1.5モル)を3時間で吹き込み、1時間熟成した。
−tert−ブトキシフェニル〕エチルアルコール194.3g
(1.0モル)、水酸化カルシウ84.2g(1.5モル)、トル
エン500mlを加え、加熱して共沸脱水を行った。ほぼ理
論値の水を分離した後、約100℃でメチルブロマイド142
g(1.5モル)を3時間で吹き込み、1時間熟成した。
反応終了後、反応液を冷却後、水を注ぎ込み、塩を溶解
して水層を分離後、有機層を水洗して無水芒硝で脱水す
る。その後、溶媒を留去した後、減圧蒸留して、沸点10
6℃/3.0mmHgの留分として2−〔p−tert−ブトキシフ
ェニル〕エチルメチルエーテル198.9g(収率95.5%)を
得た。このもののガスクロマトグラフィーによる分析純
度は、99.9%であった。また、NMRおよび赤外線吸収ス
ペクトルは次のとおりであった。
して水層を分離後、有機層を水洗して無水芒硝で脱水す
る。その後、溶媒を留去した後、減圧蒸留して、沸点10
6℃/3.0mmHgの留分として2−〔p−tert−ブトキシフ
ェニル〕エチルメチルエーテル198.9g(収率95.5%)を
得た。このもののガスクロマトグラフィーによる分析純
度は、99.9%であった。また、NMRおよび赤外線吸収ス
ペクトルは次のとおりであった。
(1)NMRスペクトル δ1.31(9H、s、Ha) δ3.58(2H、t、He) δ2.82(2H、t、Hd) δ6.88(2H、t、Hb) δ3.34(3H、s、Hf) δ7.80(2H、d、Hc) (3)赤外吸収スペクトル 2930cm-1 1360cm-1 1230cm-1 1160cm-1 1110cm-1 895cm-1
Claims (2)
- 【請求項1】2−(p−またはm−tert−ブトキシフェ
ニル)エチルメチルエーテルに、塩酸、塩化水素および
硫酸のいずれか1種を反応させることを特徴とする、p
−またはm−[2−(メトキシ)エチル]フェノールの
合成法。 - 【請求項2】2−(p−またはm−tert−ブトキシフェ
ニル)エチルメチルエーテルに、p−トルエンスルホン
酸、メタンスルホン酸および強酸性イオン交換樹脂のい
ずれか1種を添加して、減圧下でイソブチレンを反応系
外に留去させることを特徴とする、p−またはm−[2
−(メトキシ)エチル]フェノールの合成法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1291083A JPH0699352B2 (ja) | 1988-12-13 | 1989-11-10 | p―またはm―〔2―(メトキシ)エチル〕フェノールの合成法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63-312886 | 1988-12-13 | ||
| JP31288688 | 1988-12-13 | ||
| JP1291083A JPH0699352B2 (ja) | 1988-12-13 | 1989-11-10 | p―またはm―〔2―(メトキシ)エチル〕フェノールの合成法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02256636A JPH02256636A (ja) | 1990-10-17 |
| JPH0699352B2 true JPH0699352B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=26558386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1291083A Expired - Lifetime JPH0699352B2 (ja) | 1988-12-13 | 1989-11-10 | p―またはm―〔2―(メトキシ)エチル〕フェノールの合成法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699352B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109651094B (zh) * | 2018-12-29 | 2021-09-28 | 浙江永太科技股份有限公司 | 一种对-(2-甲氧基)乙基苯酚的制备方法 |
| CN116020438B (zh) * | 2022-12-23 | 2024-08-02 | 山东普洛汉兴医药有限公司 | 一种固体酸催化剂、其制备方法及其在对叔丁氧基苯乙基甲基醚脱保护反应中的应用 |
-
1989
- 1989-11-10 JP JP1291083A patent/JPH0699352B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02256636A (ja) | 1990-10-17 |
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