JPH0699444B2 - 抗生物質tan―547およびその製造法 - Google Patents
抗生物質tan―547およびその製造法Info
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- JPH0699444B2 JPH0699444B2 JP58251627A JP25162783A JPH0699444B2 JP H0699444 B2 JPH0699444 B2 JP H0699444B2 JP 58251627 A JP58251627 A JP 58251627A JP 25162783 A JP25162783 A JP 25162783A JP H0699444 B2 JPH0699444 B2 JP H0699444B2
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Cephalosporin Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は新規抗生物質TAN-547、それらの塩およびその
製造法に関する。
製造法に関する。
本発明者らは、新規な抗生物質の探索を目的として多数
の微生物を土壌より分離し、その産生する抗生物質を分
離探索するところ、ある種の微生物が新規な抗生物質を
産生すること、該微生物がリゾバクター属に属する新菌
種であること、該微生物を適宜の培地に培養することに
よつて抗菌力を示す抗生物質を培地中に蓄積しうること
などを知り、この抗生物質を単離し、その物理化学的お
よび生物学的諸性質から、当該抗生物質が新規な抗生物
質であることを確め、これを抗生物質TAN-547と称する
ことにした。抗生物質TAN-547の成分のうち、大量に得
られる3成分を抗生物質TAN-547A,B,Cと命名した。
の微生物を土壌より分離し、その産生する抗生物質を分
離探索するところ、ある種の微生物が新規な抗生物質を
産生すること、該微生物がリゾバクター属に属する新菌
種であること、該微生物を適宜の培地に培養することに
よつて抗菌力を示す抗生物質を培地中に蓄積しうること
などを知り、この抗生物質を単離し、その物理化学的お
よび生物学的諸性質から、当該抗生物質が新規な抗生物
質であることを確め、これを抗生物質TAN-547と称する
ことにした。抗生物質TAN-547の成分のうち、大量に得
られる3成分を抗生物質TAN-547A,B,Cと命名した。
さらに、上記以外の3成分を抗生物質TAN-547D,E,Fと命
名した。
名した。
本発明者らは、これらの知見に基づいてさらに研究した
結果、本発明を完成した。
結果、本発明を完成した。
本発明は、(1)下記式 [式中、R1はホルミルアミノを、R2はアラニル−アラニ
ルを示すか、または、R1は水素を、R2は水素、アラニル
またはアラニル−アラニルを示す]で示されるセフェム
系抗生物質TAN-547またはそれらの塩、および (2)リゾバクター属に属し、下記式 [式中、R1はホルミルアミノを、R2はアラニル−アラニ
ルを示すか、または、R1は水素を、R2は水素、アラニル
またはアラニル−アラニルを示す]で示される抗生物質
TAN-547を生産する能力を有する微生物を培地に培養
し、培養物中に該抗生物質を生成蓄積せしめ、採取する
ことを特徴とする抗生物質TAN-547またはそれらの塩の
製造法である。
ルを示すか、または、R1は水素を、R2は水素、アラニル
またはアラニル−アラニルを示す]で示されるセフェム
系抗生物質TAN-547またはそれらの塩、および (2)リゾバクター属に属し、下記式 [式中、R1はホルミルアミノを、R2はアラニル−アラニ
ルを示すか、または、R1は水素を、R2は水素、アラニル
またはアラニル−アラニルを示す]で示される抗生物質
TAN-547を生産する能力を有する微生物を培地に培養
し、培養物中に該抗生物質を生成蓄積せしめ、採取する
ことを特徴とする抗生物質TAN-547またはそれらの塩の
製造法である。
抗生物質TAN-547C,D,EおよびFは下記式 〔式中、R1がホルミルアミノのときR2はアラニル−アラ
ニルを、R1が水素のときR2は水素,アラニルまたはアラ
ニル−アラニルを示す〕で示され、上記式中、アラニル
は式 で、 アラニル−アラニルは式 ホルミルアミノは式 でそれぞれ表わされる。抗生物質TAN-547C〜F成分にお
けるR1およびR2は、以下に示すとおりである。
ニルを、R1が水素のときR2は水素,アラニルまたはアラ
ニル−アラニルを示す〕で示され、上記式中、アラニル
は式 で、 アラニル−アラニルは式 ホルミルアミノは式 でそれぞれ表わされる。抗生物質TAN-547C〜F成分にお
けるR1およびR2は、以下に示すとおりである。
本明細書においては、抗生物質TAN-547C,D,EおよびFの
総称として、それらの二つまたは三つの混合物の名称と
して、あるいはそれぞれ単一化合物の名称として、「抗
生物質TAN-547」あるいは単に「TAN-547」が用いられる
こともある。
総称として、それらの二つまたは三つの混合物の名称と
して、あるいはそれぞれ単一化合物の名称として、「抗
生物質TAN-547」あるいは単に「TAN-547」が用いられる
こともある。
また、本明細書においては、抗生物質TAN-547C,D,Eおよ
びFの一種または二種以上を生産する能力を有する微生
物を、「抗生物質TAN-547生産菌」と称することもあ
る。
びFの一種または二種以上を生産する能力を有する微生
物を、「抗生物質TAN-547生産菌」と称することもあ
る。
本発明で使用される抗生物質TAN-547生産菌としては、
リゾバクター(Lysobacter)属に属し、抗生物質TAN-54
7を産生する能力を有するものであれば如何なる微生物
でもよい。その例としては、たとえば新菌種リゾバクタ
ー・ラクタムゲネス(Lysobacter lactamgenus)が挙げ
られる。その具体例としては、岡山県新見市の土壌から
採取されたリゾバクター・ラクタムゲヌスYK-90株(以
下、「YK-90株」と略称することもある。)が挙げられ
る。
リゾバクター(Lysobacter)属に属し、抗生物質TAN-54
7を産生する能力を有するものであれば如何なる微生物
でもよい。その例としては、たとえば新菌種リゾバクタ
ー・ラクタムゲネス(Lysobacter lactamgenus)が挙げ
られる。その具体例としては、岡山県新見市の土壌から
採取されたリゾバクター・ラクタムゲヌスYK-90株(以
下、「YK-90株」と略称することもある。)が挙げられ
る。
YK-90株の菌学的性状を以下に挙げる。
(a)形態 肉汁寒天斜面上で24℃,5日間培養後の観察では、細胞は
直径0.7〜0.9μm,長さ1.0〜3.5μmの桿状で、長さ6.5
〜8.0μmの長桿状を示すこともある。鞭毛が認められ
ないが、グライデイングによる運動性が認められる。胞
子を形成しない。またグラム染色は陰性で、抗酸性を示
さない。
直径0.7〜0.9μm,長さ1.0〜3.5μmの桿状で、長さ6.5
〜8.0μmの長桿状を示すこともある。鞭毛が認められ
ないが、グライデイングによる運動性が認められる。胞
子を形成しない。またグラム染色は陰性で、抗酸性を示
さない。
(b)各種培地上での生育状態 24℃で培養し、1ないし14日間にわたつて観察した。
肉汁寒天平板培養:コロニーは不透明なうす黄色
で、円形、表面は凸円状、周縁は全縁状である。拡散性
色素は生成しない。
で、円形、表面は凸円状、周縁は全縁状である。拡散性
色素は生成しない。
肉汁寒天斜面培養:中程度の拡布状の生育を示し、
不透明、淡黄色を呈する。
不透明、淡黄色を呈する。
肉汁液体培養:うすい混濁状に生育し、菌膜を形成
する。沈澱はない。
する。沈澱はない。
肉汁ゼラチン穿刺培養:表面でよく生育し、中深部
でも生育が認められる。層状、袋状に液化し、液化活性
は強い。
でも生育が認められる。層状、袋状に液化し、液化活性
は強い。
リトマス・ミルク:リトマスの還元能は弱い。ペプ
トン化活性は強力だが凝固は認められない。
トン化活性は強力だが凝固は認められない。
(c)生理的性質 硝酸塩の還元:+ 脱窒反応:− MR(メチルレツド)テスト:− VP(フオーゲス・プロスカウエル)テスト:− インドールの生成:− 硫化水素の生成(TSI寒天および酢酸鉛紙):− TSI寒天:肉エキス4g,ペプトン15g,乳糖10g,白糖10g,ブ
ドウ糖1g,塩化ナトリウム5g,チオ硫酸ナトリウム0.08g,
亜硫酸ナトリウム0.4g,硫酸第一鉄0.2g,フエノールレツ
ド0.02g,寒天15g,蒸留水1000ml,pH7.4 デンプンの加水分解:− クエン酸の利用(コーゼル,クリステンセンおよび
シモンズの各培地):+ 窒素源の利用 I)硝酸カリウム:− II)硫酸アンモニウム:+ III)グルタミン酸ナトリウム:+ 色素の生成(キングA,Bおよびマンニツト酵母エキ
ス寒天の各培地):拡散性色素の生成は認められない。
ドウ糖1g,塩化ナトリウム5g,チオ硫酸ナトリウム0.08g,
亜硫酸ナトリウム0.4g,硫酸第一鉄0.2g,フエノールレツ
ド0.02g,寒天15g,蒸留水1000ml,pH7.4 デンプンの加水分解:− クエン酸の利用(コーゼル,クリステンセンおよび
シモンズの各培地):+ 窒素源の利用 I)硝酸カリウム:− II)硫酸アンモニウム:+ III)グルタミン酸ナトリウム:+ 色素の生成(キングA,Bおよびマンニツト酵母エキ
ス寒天の各培地):拡散性色素の生成は認められない。
キングA培地:グリセリン10g,ペプトン20g,塩化マグネ
シウム1.4g,硫酸アンモニウム10g,寒天15g,蒸留水1000m
l,pH7.2 キングB培地:グリセリン10g,ペプトン20g,リン酸一水
素カリウム1.5g,硫酸マグネシウム1.5g,寒天15g,pH7.2 ウレアーゼ:− オキシダーゼ:+ カタラーゼ:±(疑陽性) 生育の範囲 I)pH:pH5.4〜7.6で生育するが、最適pHは5.6〜6.6。
シウム1.4g,硫酸アンモニウム10g,寒天15g,蒸留水1000m
l,pH7.2 キングB培地:グリセリン10g,ペプトン20g,リン酸一水
素カリウム1.5g,硫酸マグネシウム1.5g,寒天15g,pH7.2 ウレアーゼ:− オキシダーゼ:+ カタラーゼ:±(疑陽性) 生育の範囲 I)pH:pH5.4〜7.6で生育するが、最適pHは5.6〜6.6。
II)温度:10〜30℃で生育するが最適温度は15〜27℃。
酸素に対する態度:好気的ないし通性嫌気性。
O−F(オキシダテイブ−フア−メンタテイブ)テ
スト〔ヒユー・レイフソン(Hugh・Leifson)法〕:非
分解型。
スト〔ヒユー・レイフソン(Hugh・Leifson)法〕:非
分解型。
糖からの酸およびガスの生成: DNAのGC(グアニン−シトシン)含量:75.8±1.5% ミクロシストの形成能:− カルボキシメチルセルロースの分解能:+ コロイダルキチンの分解能:+ 以上の菌学的諸性状を有するYK-90株を、バージーズ・
アニユマル・オブ・デターミネイテイブ・バクテリオロ
ジー(Bergey′s Mannual of Determinative Bacteriol
ogy)第8版およびインターナシヨナル・ジヤーナル・
オブ・システマテイツク・バクテリオロジー(Internat
ional Journal of Systematic Bacteriology)第30巻22
5〜420頁(1980年),同第32巻146〜149頁(1982年)に
記載の種と照合すると、YK-90株は、鞭毛をもたない黄
色のグライデイングによる運動性を示すグラム陰性桿菌
で、好気性で、DNAのGC含量が高く、ミクロシストの形
成能がないことから、リゾバクター属に属するとするの
が妥当である。そこで、YK-90株をリゾバクター属の公
知の種(species)と比較した。リゾバクター属の公知
の種としては、インターナシヨナル・ジヤーナル・オブ
・システマテイツク・バクテリオロジー第28巻、367-39
3頁(1978年)に記載された4種と1亜種のみが知られ
ている。そこで、これら5種(上記文献には46株の記載
がある)とYK-90株の性質を比較したところ、次のよう
なYK-90株の性質すなわち、1)オキシダテイブ−フア
−メンタテイブテストが非分解型で、2)シヨ糖および
乳糖からの酸およびガスの生成が認められず、3)硝酸
塩の還元能を有し、4)可溶性色素の生成が認められ
ず、5)デンプンの加水分解能がなく、6)硝酸塩の利
用性がないなどの点で、これら全ての性質をみたす菌株
は見当らなかつた。
アニユマル・オブ・デターミネイテイブ・バクテリオロ
ジー(Bergey′s Mannual of Determinative Bacteriol
ogy)第8版およびインターナシヨナル・ジヤーナル・
オブ・システマテイツク・バクテリオロジー(Internat
ional Journal of Systematic Bacteriology)第30巻22
5〜420頁(1980年),同第32巻146〜149頁(1982年)に
記載の種と照合すると、YK-90株は、鞭毛をもたない黄
色のグライデイングによる運動性を示すグラム陰性桿菌
で、好気性で、DNAのGC含量が高く、ミクロシストの形
成能がないことから、リゾバクター属に属するとするの
が妥当である。そこで、YK-90株をリゾバクター属の公
知の種(species)と比較した。リゾバクター属の公知
の種としては、インターナシヨナル・ジヤーナル・オブ
・システマテイツク・バクテリオロジー第28巻、367-39
3頁(1978年)に記載された4種と1亜種のみが知られ
ている。そこで、これら5種(上記文献には46株の記載
がある)とYK-90株の性質を比較したところ、次のよう
なYK-90株の性質すなわち、1)オキシダテイブ−フア
−メンタテイブテストが非分解型で、2)シヨ糖および
乳糖からの酸およびガスの生成が認められず、3)硝酸
塩の還元能を有し、4)可溶性色素の生成が認められ
ず、5)デンプンの加水分解能がなく、6)硝酸塩の利
用性がないなどの点で、これら全ての性質をみたす菌株
は見当らなかつた。
そこで、YK-90株は、新菌種に属する株であると認め、
該新菌種をリゾバクター・ラクタムゲヌス(Lysobacter
lactamgenus)と命名した。
該新菌種をリゾバクター・ラクタムゲヌス(Lysobacter
lactamgenus)と命名した。
上記リゾバクター・ラクタムゲヌスYK-90株は、昭和58
年9月14日に財団法人発酵研究所(IFO)に受託番号IFO
14288として寄託され、また本微生物は、昭和58年9月
19日に通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所(FR
I)に受託番号FERM P−7247として寄託され、該寄託は
ブダベスト条約に基づく寄託に切換えられて、受託番号
FERM BP-575として同研究所(FRI)に保管されている。
年9月14日に財団法人発酵研究所(IFO)に受託番号IFO
14288として寄託され、また本微生物は、昭和58年9月
19日に通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所(FR
I)に受託番号FERM P−7247として寄託され、該寄託は
ブダベスト条約に基づく寄託に切換えられて、受託番号
FERM BP-575として同研究所(FRI)に保管されている。
本発明に用いられるリゾバクター属細菌は一般にその性
状が変化しやすく、たとえば紫外線,X線,化学薬品
(例、ニトロソグアニジン,エチルメタンスルホン酸)
などを用いる人工変異手段で容易に変異しうるものであ
るが、どの様な変異株であつても、本発明の対象とする
TAN-547の生産能を有するものはすべて本発明に使用す
ることができる。
状が変化しやすく、たとえば紫外線,X線,化学薬品
(例、ニトロソグアニジン,エチルメタンスルホン酸)
などを用いる人工変異手段で容易に変異しうるものであ
るが、どの様な変異株であつても、本発明の対象とする
TAN-547の生産能を有するものはすべて本発明に使用す
ることができる。
TAN-547生産菌の培養に際しては、炭素源としては、た
とえばグルコース,麦芽糖,乳糖,廃糖蜜,油脂類
(例、大豆油,オリーブ油など),有機酸類(例、クエ
ン酸,コハク酸,グルコン酸など)など菌が資化しうる
ものが適宜用いられる。窒素源としては、たとえば大豆
粉,棉実粉,コーン・ステイープ・リカー,乾燥酵母,
酵母エキス,肉エキス,ペプトン,尿素,硫酸アンモニ
ウム,硝酸アンモニウム,塩化アンモニウム,リン酸ア
ンモニウムなどの有機窒素化合物や無機窒素化合物が利
用できる。また、無機塩としては、たとえば塩化ナトリ
ウム,塩化カリウム、炭酸カルシウム,硫酸マグネシウ
ム,リン酸一カリウム,リン酸二ナトリウムなどの通常
細菌の培養に必要な無機塩類が単独もしくは適宜、組合
せて使用される。また、リゾバクター属に属する抗生物
質TAN-547生産菌の資化しうる硫黄化合物、たとえば硫
酸塩(例、硫酸アンモニウムなど),チオ硫酸塩(例、
チオ硫酸アンモニウムなど),亜硫酸塩(例、亜硫酸ア
ンモニウム)などの無機硫黄化合物,含硫アミノ酸
(例、シスチン,システイン,L−チアゾリジン−4−カ
ルボン酸),ヒポタウリン,含硫ペプチド(例、グルタ
チオン)などの有機硫黄化合物または、これらの混合物
を培地に添加すると目的物の生成量が増大する場合があ
る。
とえばグルコース,麦芽糖,乳糖,廃糖蜜,油脂類
(例、大豆油,オリーブ油など),有機酸類(例、クエ
ン酸,コハク酸,グルコン酸など)など菌が資化しうる
ものが適宜用いられる。窒素源としては、たとえば大豆
粉,棉実粉,コーン・ステイープ・リカー,乾燥酵母,
酵母エキス,肉エキス,ペプトン,尿素,硫酸アンモニ
ウム,硝酸アンモニウム,塩化アンモニウム,リン酸ア
ンモニウムなどの有機窒素化合物や無機窒素化合物が利
用できる。また、無機塩としては、たとえば塩化ナトリ
ウム,塩化カリウム、炭酸カルシウム,硫酸マグネシウ
ム,リン酸一カリウム,リン酸二ナトリウムなどの通常
細菌の培養に必要な無機塩類が単独もしくは適宜、組合
せて使用される。また、リゾバクター属に属する抗生物
質TAN-547生産菌の資化しうる硫黄化合物、たとえば硫
酸塩(例、硫酸アンモニウムなど),チオ硫酸塩(例、
チオ硫酸アンモニウムなど),亜硫酸塩(例、亜硫酸ア
ンモニウム)などの無機硫黄化合物,含硫アミノ酸
(例、シスチン,システイン,L−チアゾリジン−4−カ
ルボン酸),ヒポタウリン,含硫ペプチド(例、グルタ
チオン)などの有機硫黄化合物または、これらの混合物
を培地に添加すると目的物の生成量が増大する場合があ
る。
また、硫酸第1鉄,硫酸銅などの重金属類,ビタミン
B1,ビオチンなどのビタミン類なども必要に応じて添加
される。さらにシリコーンオイルやポリアルキレングリ
コールエーテルなどの消泡剤や界面活性剤を培地に添加
してもよい。その他菌の発育を助け、TAN-547の生産を
促進するような有機物や無機物を適宜に添加してもよ
い。
B1,ビオチンなどのビタミン類なども必要に応じて添加
される。さらにシリコーンオイルやポリアルキレングリ
コールエーテルなどの消泡剤や界面活性剤を培地に添加
してもよい。その他菌の発育を助け、TAN-547の生産を
促進するような有機物や無機物を適宜に添加してもよ
い。
培養方法としては、一般の抗生物質の生産方法と同様に
行なえばよく、固体培養でも液体培養でもよい。液体培
養の場合は静置培養,攪拌培養,振盪培養,通気培養な
どいずれを実施してもよいが、とくに通気攪拌培養が好
ましい。又培養温度はおよそ10℃ないし30℃の範囲が好
ましく、培地のpHは約4ないし8の範囲でおよそ8時間
ないし168時間、好ましくは24時間ないし144時間培養す
る。
行なえばよく、固体培養でも液体培養でもよい。液体培
養の場合は静置培養,攪拌培養,振盪培養,通気培養な
どいずれを実施してもよいが、とくに通気攪拌培養が好
ましい。又培養温度はおよそ10℃ないし30℃の範囲が好
ましく、培地のpHは約4ないし8の範囲でおよそ8時間
ないし168時間、好ましくは24時間ないし144時間培養す
る。
培養物から目的とする抗生物質TAN-547を採取するには
微生物の生産する代謝物をその微生物の培養物から採取
するのに通常使用される分離手段が適宜利用される。た
とえば抗生物質TAN-547は水溶性塩基性物質(官能基と
しては弱酸性基も含まれているが、分子全体としては塩
基性物質)の性質を示し、主として培養液中に含まれ
るので、まず培養液に過補助剤を加えて過あるいは
遠心分離によつて、菌体を除去する。得られた培養液
を適宜の担体に接触させて液中の有効成分を吸着さ
せ、次いで適宜の溶媒で有効物質を脱着させ、分別採取
する手段が有利に利用される。クロマトグラフイーの担
体としては活性炭,シリカゲル,粉末セルロース,吸着
性樹脂など化合物の吸着性の差を利用、または陽イオン
交換樹脂,陽イオン交換セルロース,陽イオン交換セフ
アデツクスなど化合物の官能基の差を利用,あるいはセ
フアデツクス類など化合物の分子量の差を利用するもの
が有利に用いられる。これら担体から目的とする化合物
を溶出するためには担体の種類,性質によつて組み合せ
が異なるが、たとえば水溶性有機溶媒の含水溶液すなわ
ち、含水アセトン,含水アルコール類など、あるいは
酸,アルカリ,緩衝液もしくは無機あるいは有機塩を含
む水溶液などが適宜組み合わせて用いられる。またこれ
らのクロマトグラフイーによつて得られた抗生物質を含
む粗物質を分取用高速液体クロマトグラフイーに付し、
精製品を得る事も行われる。
微生物の生産する代謝物をその微生物の培養物から採取
するのに通常使用される分離手段が適宜利用される。た
とえば抗生物質TAN-547は水溶性塩基性物質(官能基と
しては弱酸性基も含まれているが、分子全体としては塩
基性物質)の性質を示し、主として培養液中に含まれ
るので、まず培養液に過補助剤を加えて過あるいは
遠心分離によつて、菌体を除去する。得られた培養液
を適宜の担体に接触させて液中の有効成分を吸着さ
せ、次いで適宜の溶媒で有効物質を脱着させ、分別採取
する手段が有利に利用される。クロマトグラフイーの担
体としては活性炭,シリカゲル,粉末セルロース,吸着
性樹脂など化合物の吸着性の差を利用、または陽イオン
交換樹脂,陽イオン交換セルロース,陽イオン交換セフ
アデツクスなど化合物の官能基の差を利用,あるいはセ
フアデツクス類など化合物の分子量の差を利用するもの
が有利に用いられる。これら担体から目的とする化合物
を溶出するためには担体の種類,性質によつて組み合せ
が異なるが、たとえば水溶性有機溶媒の含水溶液すなわ
ち、含水アセトン,含水アルコール類など、あるいは
酸,アルカリ,緩衝液もしくは無機あるいは有機塩を含
む水溶液などが適宜組み合わせて用いられる。またこれ
らのクロマトグラフイーによつて得られた抗生物質を含
む粗物質を分取用高速液体クロマトグラフイーに付し、
精製品を得る事も行われる。
さらに詳しく述べるならば、担体として陽イオン交換樹
脂たとえばダウエツクス−50W(ダウ・ケミカル社製,
米国),アンバーライトIR-120(ローム・アンド・ハー
ス社製,米国),ダイヤイオンSK 116(三菱化成工業株
式会社製)などを用いると液中の抗菌性物質は吸着さ
れ、塩類あるいは酸含有の水溶液あるいは緩衝液などで
溶出される。あるいは陽イオン交換分子ふるい性樹脂た
とえばCM−セフアデツクス(フアルマシア・フアイン・
ケミカルズ社製,スウエーデン)などの担体に抗生物質
を吸着せしめ、塩類あるいは酸含有の水溶液あるいは緩
衝液などによつて溶出させることが出来る。これら溶出
液中の塩類,着色物質などを取り除くためにはクロマト
グラフイー用活性炭(武田薬品工業株式会社製)あるい
は吸着性樹脂たとえばダイヤイオンHP-20(三菱化成工
業株式会社製),アンバーライトXAD-II(ローム・アン
ド・ハース社製,米国)などが有利に用いられる。分画
された溶出区分は濃縮,凍結乾燥などの工程を経て、粉
末化される。かくして得られた粉末の純度が悪い場合さ
らに精製するためには高速液体クロマトグラフイー法が
有利に利用される。用いられる担体としてはたとえばTS
Kゲル(東洋曹達株式会社製),YMCゲル(山村化学研究
所製)などが挙げられ、移動層としてはメタノールある
いはアセトニトリルなどと無機塩含有水溶液あるいは緩
衝液などとの混合液が用いられる。なおTAN-547は鉱酸
たとえば塩酸,硫酸,リン酸などあるいは有機酸たとえ
ば蟻酸,酢酸,修酸などの塩として単離される。
脂たとえばダウエツクス−50W(ダウ・ケミカル社製,
米国),アンバーライトIR-120(ローム・アンド・ハー
ス社製,米国),ダイヤイオンSK 116(三菱化成工業株
式会社製)などを用いると液中の抗菌性物質は吸着さ
れ、塩類あるいは酸含有の水溶液あるいは緩衝液などで
溶出される。あるいは陽イオン交換分子ふるい性樹脂た
とえばCM−セフアデツクス(フアルマシア・フアイン・
ケミカルズ社製,スウエーデン)などの担体に抗生物質
を吸着せしめ、塩類あるいは酸含有の水溶液あるいは緩
衝液などによつて溶出させることが出来る。これら溶出
液中の塩類,着色物質などを取り除くためにはクロマト
グラフイー用活性炭(武田薬品工業株式会社製)あるい
は吸着性樹脂たとえばダイヤイオンHP-20(三菱化成工
業株式会社製),アンバーライトXAD-II(ローム・アン
ド・ハース社製,米国)などが有利に用いられる。分画
された溶出区分は濃縮,凍結乾燥などの工程を経て、粉
末化される。かくして得られた粉末の純度が悪い場合さ
らに精製するためには高速液体クロマトグラフイー法が
有利に利用される。用いられる担体としてはたとえばTS
Kゲル(東洋曹達株式会社製),YMCゲル(山村化学研究
所製)などが挙げられ、移動層としてはメタノールある
いはアセトニトリルなどと無機塩含有水溶液あるいは緩
衝液などとの混合液が用いられる。なおTAN-547は鉱酸
たとえば塩酸,硫酸,リン酸などあるいは有機酸たとえ
ば蟻酸,酢酸,修酸などの塩として単離される。
後述の実施例1および2で得られたTAN-547・塩酸塩の
物理化学的性質はつぎの通りである。
物理化学的性質はつぎの通りである。
(i)TAN-547C・二塩酸塩 1)外観:白色粉末 2)比旋光度:▲〔α〕25 D▼+25.1°±15°(c=0.4
9,水中) 3)分子量測定値:SIMS法,(M+H)+830 4)推定分子式:C32H51N11O13S・2HCl・(3H2O) 5)元素分析値(%):実測値*1 計算値*2 C,39.61±2.0 C,40.17 H, 6.54±1.0 H, 6.22 N,15.92±1.5 N,16.10 O,26.75 S, 3.41±1.0 S, 3.35 Cl, 6.41±1.5 Cl, 7.41 *1;試料は5酸化リン上,室温で15時間,減圧乾燥した
もの。*2;3モルの付着水を含むとして計算。
9,水中) 3)分子量測定値:SIMS法,(M+H)+830 4)推定分子式:C32H51N11O13S・2HCl・(3H2O) 5)元素分析値(%):実測値*1 計算値*2 C,39.61±2.0 C,40.17 H, 6.54±1.0 H, 6.22 N,15.92±1.5 N,16.10 O,26.75 S, 3.41±1.0 S, 3.35 Cl, 6.41±1.5 Cl, 7.41 *1;試料は5酸化リン上,室温で15時間,減圧乾燥した
もの。*2;3モルの付着水を含むとして計算。
6)UVスペクトル:第1図参照。
7)CDスペクトル: 8)IRスペクトル:臭化カリウム中の主な波数(cm-1)
はつぎの通りである。第2図参照。
はつぎの通りである。第2図参照。
3350,3250,3070,3000, 2950,1780,1735,1665, 1530,1450,1400,1300, 1250,1160,1060, 790, 520。
9)13C-NMRスペクトル:重水中,100MHzでのシグナルは
少くとも下記に認められる(δppm)。
少くとも下記に認められる(δppm)。
179.79(s),178.04(s),177.47(s),177.38
(s), 176.12(s),173.47(s),170.02(s),166.32
(d), 162.07(s),159.52(s),133.11(s),122.70
(s), 79.57(s), 72.86(s), 67.10(t), 65.88
(d), 57.28(d), 55.87(d), 53.07(d), 52.35
(d), 51.62(d), 43.52(d), 41.52(d), 37.27
(t), 32.73(t), 29.25(t), 28.48(t), 27.36
(t), 23.41(t), 19.45(q), 19.42(q), 19.25
(q), (s;シングレット,d;ダブレット,t;トリプレット,q;ク
ワルテット) 10)アミノ酸分析値:(定沸点塩酸(5.5N-HCl)中,110
℃,15時間加水分解した試料。) アラニン:3.1モル α−アミノ−アジピン酸:1.1モル 11)TLC:(スポットフィルム,セルロース(東京化成工
業株式会社製)。溶媒系,アセトニトリル:3%硫酸アン
モニウム(1:1),) Rf=0.60 12)HPLC:(担体,YMCパックA312(山村化学研究所
製),移動層,2%メタノール/0.01Mリン酸緩衝液(pH3.
0),2ml/min。) Rt=11.7(min) 13)溶解性: 易溶:水,含水アセトン,含水アルコール 難溶:ジメチルスルフォキサイド,メタノール,アセト
ン,酢酸エチル 14)呈色反応: 陽性:ニンヒドリン,グレイグ・リーバック,坂口反応 陰性:エールリッヒ,バートン反応,過マンガン酸カリ
ウム 15)安定性: 酸性および塩基性水溶液中で不安定、中性水溶液中でや
ゝ不安定 16)物質の区分: 両性物質(2塩酸塩は中性物質) (ii)TAN-547D・一塩酸塩: 1)外観:白色粉末 2)比旋光度:▲〔α〕25 D▼+53.5°±10°(c=0.5
1,水中) 3)分子量測定値:SIMS法,(M+H)+645 4)推定分子式:C25H40N8O10S・HCl・(3H2O) 5)元素分析値(%):実測値*1 計算値*2 C,40.30±2.0 C,40.84 H, 6.44±1.0 H, 6.44 N,15.34±1.5 N,15.24 O,28.29 S, 4.39±1.0 S, 4.36 Cl, 4.66±1.5 Cl, 4.82 *1,試料は5酸化リン上,室温で15時間,減圧乾燥した
もの。*2,3モルの付着水を含むとして計算。
(s), 176.12(s),173.47(s),170.02(s),166.32
(d), 162.07(s),159.52(s),133.11(s),122.70
(s), 79.57(s), 72.86(s), 67.10(t), 65.88
(d), 57.28(d), 55.87(d), 53.07(d), 52.35
(d), 51.62(d), 43.52(d), 41.52(d), 37.27
(t), 32.73(t), 29.25(t), 28.48(t), 27.36
(t), 23.41(t), 19.45(q), 19.42(q), 19.25
(q), (s;シングレット,d;ダブレット,t;トリプレット,q;ク
ワルテット) 10)アミノ酸分析値:(定沸点塩酸(5.5N-HCl)中,110
℃,15時間加水分解した試料。) アラニン:3.1モル α−アミノ−アジピン酸:1.1モル 11)TLC:(スポットフィルム,セルロース(東京化成工
業株式会社製)。溶媒系,アセトニトリル:3%硫酸アン
モニウム(1:1),) Rf=0.60 12)HPLC:(担体,YMCパックA312(山村化学研究所
製),移動層,2%メタノール/0.01Mリン酸緩衝液(pH3.
0),2ml/min。) Rt=11.7(min) 13)溶解性: 易溶:水,含水アセトン,含水アルコール 難溶:ジメチルスルフォキサイド,メタノール,アセト
ン,酢酸エチル 14)呈色反応: 陽性:ニンヒドリン,グレイグ・リーバック,坂口反応 陰性:エールリッヒ,バートン反応,過マンガン酸カリ
ウム 15)安定性: 酸性および塩基性水溶液中で不安定、中性水溶液中でや
ゝ不安定 16)物質の区分: 両性物質(2塩酸塩は中性物質) (ii)TAN-547D・一塩酸塩: 1)外観:白色粉末 2)比旋光度:▲〔α〕25 D▼+53.5°±10°(c=0.5
1,水中) 3)分子量測定値:SIMS法,(M+H)+645 4)推定分子式:C25H40N8O10S・HCl・(3H2O) 5)元素分析値(%):実測値*1 計算値*2 C,40.30±2.0 C,40.84 H, 6.44±1.0 H, 6.44 N,15.34±1.5 N,15.24 O,28.29 S, 4.39±1.0 S, 4.36 Cl, 4.66±1.5 Cl, 4.82 *1,試料は5酸化リン上,室温で15時間,減圧乾燥した
もの。*2,3モルの付着水を含むとして計算。
6)紫外部吸収(UV)スペクトル:第3図参照。
7)円二色性(CD)スペクトル: (−:−のコツトン効果;+:+のコツトン効果) 8)赤外部吸収(IR)スペクトル:臭化カリウム中の主
な波数(cm-1)はつぎの通りである。第4図参照。
な波数(cm-1)はつぎの通りである。第4図参照。
3400,3250,3075,2950, 1765,1735,1665,1540, 1450,1400,1350,1270, 1160,1115,1065,1030, 980, 750, 540。
9)該磁気共鳴(13C-NMR)スペクトル:重水中,100MHz
でのシグナルは少くとも下記に認められる(δppm)。
でのシグナルは少くとも下記に認められる(δppm)。
179.52(s),177.43(s),176.05(s),173.72
(s), 171.61(s),167.89(s),159.57(s),134.40
(s), 118.99(s), 72.64(d), 67.23(t), 61.99
(d), 60.13(d), 57.32(d), 56.28(d), 51.97
(d), 43.53(t), 41.18(t), 37.58(t), 32.75
(t), 28.94(t), 28.43(t), 27.46(t), 23.85
(t), 19.70(q) 10)アミノ酸分析値:定沸点塩酸(5.5N-HCl)中,110
℃,15時間加水分解した試料。
(s), 171.61(s),167.89(s),159.57(s),134.40
(s), 118.99(s), 72.64(d), 67.23(t), 61.99
(d), 60.13(d), 57.32(d), 56.28(d), 51.97
(d), 43.53(t), 41.18(t), 37.58(t), 32.75
(t), 28.94(t), 28.43(t), 27.46(t), 23.85
(t), 19.70(q) 10)アミノ酸分析値:定沸点塩酸(5.5N-HCl)中,110
℃,15時間加水分解した試料。
アラニン:約1モル α−アミノ−アジピン酸;約1モル 11)薄層クロマトグラフイー(TLC):スポツトフイル
ム,セルロース(東京化成工業株式会社製)。
ム,セルロース(東京化成工業株式会社製)。
溶媒系,アセトニトリル:3%硫酸アンモニウム(1:1),
Rf=0.50 12)高速液体クロマトグラフイー(HPLC):担体,YMCパ
ツクA312(山村化学研究所製),移動層,5%メタノール
/0.01Mリン酸緩衝液(pH3.0),2ml/(min。) Rt=4.2(min) 以下に記す物性はD,E,F成分(塩酸塩)共同じ。
Rf=0.50 12)高速液体クロマトグラフイー(HPLC):担体,YMCパ
ツクA312(山村化学研究所製),移動層,5%メタノール
/0.01Mリン酸緩衝液(pH3.0),2ml/(min。) Rt=4.2(min) 以下に記す物性はD,E,F成分(塩酸塩)共同じ。
13)溶解性: 易溶:水,含水アセトン,含水アルコール 難溶:ジメチルスルフオキサイド,メタノール,アセト
ン,酢酸エチル 14)呈色反応: 陽性:ニンヒドリン,グレイグ・リーバック,坂口反応 陰性:エールリツヒ,バートン反応,過マンガン酸カリ
ウム 15)安定性: 酸性および中性水溶液中でやゝ不安定,塩基性水溶液中
で不安定 16)物質の区分: 両性物質(2塩酸塩は中性物質) (iii)TAN-547E・二塩酸塩 1)外観:白色粉末 2)比旋光度:▲〔α〕25 D▼+31.1°±10°(c=0.5
1,水中) 3)分子量測定値:SIMS法,(M+H)+716 4)推定分子式:C28H45N9O11S・2HCl・(3H2O) 5)元素分析値(%):実測値*1 計算値*2 C,39.86±2.0 C,39.90 H, 6.28±1.0 H, 6.34 N,14.64±1.5 N,14.96 O,26.58 S, 3.79±1.0 S, 3.80 Cl, 7.83±1.5 Cl, 8.41 *1,*2,Dと同じ条件 6)UVスペクトル:第5図参照。
ン,酢酸エチル 14)呈色反応: 陽性:ニンヒドリン,グレイグ・リーバック,坂口反応 陰性:エールリツヒ,バートン反応,過マンガン酸カリ
ウム 15)安定性: 酸性および中性水溶液中でやゝ不安定,塩基性水溶液中
で不安定 16)物質の区分: 両性物質(2塩酸塩は中性物質) (iii)TAN-547E・二塩酸塩 1)外観:白色粉末 2)比旋光度:▲〔α〕25 D▼+31.1°±10°(c=0.5
1,水中) 3)分子量測定値:SIMS法,(M+H)+716 4)推定分子式:C28H45N9O11S・2HCl・(3H2O) 5)元素分析値(%):実測値*1 計算値*2 C,39.86±2.0 C,39.90 H, 6.28±1.0 H, 6.34 N,14.64±1.5 N,14.96 O,26.58 S, 3.79±1.0 S, 3.80 Cl, 7.83±1.5 Cl, 8.41 *1,*2,Dと同じ条件 6)UVスペクトル:第5図参照。
7)CDスペクトル: 8)IRスペクトル:臭化カリウム中の主な波数(cm-1)
はつぎの通りである。第6図参照。
はつぎの通りである。第6図参照。
3375,3260,3220,3075, 2950,1770,1735,1660, 1540,1455,1400,1345, 1250,1160,1115,1065, 1035, 980, 880, 815, 540 9)13C-NMRスペクトル:重水中,100MHzでのシグナルは
少くとも下記に認められる(δppm)。
少くとも下記に認められる(δppm)。
179.48(s),177.82(s),177.36(s),176.12
(s), 173.46(s),171.49(s),167.83(s),159.54
(s), 134.37(s),118.99(s), 72.84(d), 67.19
(t), 61.95(d), 60.10(d), 57.31(d), 55.96
(d), 53.04(d), 51.63(d), 43.53(t), 41.47
(t), 37.53(t), 32.72(t), 29.14(t), 28.38
(t), 27.43(t), 23.81(t), 19.44(q)(2個) 10)アミノ酸分析値:(Dと同じ条件) アラニン:約2モル α−アミノ−アジピン酸:約1モル 11)TLC:(Dと同じ条件) Rf=0.54 12)HPLC:(Dと同じ条件) Rt=4.9(min) (iv)TAN-547F・二塩酸塩: 1)外観:白色粉末 2)比旋光度:▲〔α〕25 D▼+5.8°±3°(c=0.4
9,水中) 3)分子量測定値:SIMS法,(M+H)+787 4)推定分子式:C31H50N10O12S・2HCl・(3H2O) 5)元素分析値(%):実測値*1 計算値*2 C,40.27±2.0 C,40.74 H, 6.52±1.0 H, 6.40 N,14.52±1.5 N,15.33 O,26.26 S, 2.92±1.0 S, 3.51 Cl, 7.12±1.5 Cl, 7.76 *1,*2,Dと同じ条件 6)UVスペクトル:第7図参照。
(s), 173.46(s),171.49(s),167.83(s),159.54
(s), 134.37(s),118.99(s), 72.84(d), 67.19
(t), 61.95(d), 60.10(d), 57.31(d), 55.96
(d), 53.04(d), 51.63(d), 43.53(t), 41.47
(t), 37.53(t), 32.72(t), 29.14(t), 28.38
(t), 27.43(t), 23.81(t), 19.44(q)(2個) 10)アミノ酸分析値:(Dと同じ条件) アラニン:約2モル α−アミノ−アジピン酸:約1モル 11)TLC:(Dと同じ条件) Rf=0.54 12)HPLC:(Dと同じ条件) Rt=4.9(min) (iv)TAN-547F・二塩酸塩: 1)外観:白色粉末 2)比旋光度:▲〔α〕25 D▼+5.8°±3°(c=0.4
9,水中) 3)分子量測定値:SIMS法,(M+H)+787 4)推定分子式:C31H50N10O12S・2HCl・(3H2O) 5)元素分析値(%):実測値*1 計算値*2 C,40.27±2.0 C,40.74 H, 6.52±1.0 H, 6.40 N,14.52±1.5 N,15.33 O,26.26 S, 2.92±1.0 S, 3.51 Cl, 7.12±1.5 Cl, 7.76 *1,*2,Dと同じ条件 6)UVスペクトル:第7図参照。
7)CDスペクトル: 8)IRスペクトル:臭化カリウム中の主な波数(cm-1)
はつぎの通りである。第8図参照。
はつぎの通りである。第8図参照。
3360,3250,3070,3000, 2950,1770,1735,1660, 1535,1455,1395,1345, 1240,1160,1115,1065, 1030, 980, 960, 870, 510 9)13C-NMRスペクトル:重水中,100MHzでのシグナルは
少くとも下記に認められる(δppm)。
少くとも下記に認められる(δppm)。
179.39(s),177.87(s),177.26(s),176.47
(s), 176.15(s),173.45(s),170.68(s),168.00
(s), 159.65(s),133.51(s),121.03(s), 72.90
(d), 67.15(t), 62.04(d), 60.21(d), 56.84
(d), 55.91(d), 53.02(d), 52.44(d), 51.77
(d), 43.64(t), 41.54(t), 37.47(t), 32.54
(t), 29.30(t), 28.56(t), 27.41(t), 23.77
(t), 19.55(q), 19.44(q), 19.37(q) 10)アミノ酸分析値:(Dと同じ条件) アラニン:約3モル α−アミノ−アジピン酸:約1モル 11)TLC:(Dと同じ条件) Rf=0.58 12)HPLC:(Dと同じ条件) Rt=6.5(min) 次にTAN-547の生物学的性状について述べる。TAN-547
(塩酸塩)の各種微生物に対する抗菌スペクトルは第1
表に示すとおりである。
(s), 176.15(s),173.45(s),170.68(s),168.00
(s), 159.65(s),133.51(s),121.03(s), 72.90
(d), 67.15(t), 62.04(d), 60.21(d), 56.84
(d), 55.91(d), 53.02(d), 52.44(d), 51.77
(d), 43.64(t), 41.54(t), 37.47(t), 32.54
(t), 29.30(t), 28.56(t), 27.41(t), 23.77
(t), 19.55(q), 19.44(q), 19.37(q) 10)アミノ酸分析値:(Dと同じ条件) アラニン:約3モル α−アミノ−アジピン酸:約1モル 11)TLC:(Dと同じ条件) Rf=0.58 12)HPLC:(Dと同じ条件) Rt=6.5(min) 次にTAN-547の生物学的性状について述べる。TAN-547
(塩酸塩)の各種微生物に対する抗菌スペクトルは第1
表に示すとおりである。
また、TAN-547Cのマウス感染症における治療効果は、第
2表に示すとおりである。
2表に示すとおりである。
TAN-547Cのβ−ラクタメースに対する安定性を第3表に
示す。対照に較べて、TAN-547C(二塩酸塩)は極めてβ
−ラクタメースに対して安定である。
示す。対照に較べて、TAN-547C(二塩酸塩)は極めてβ
−ラクタメースに対して安定である。
なお、上記第3表において、エツシエリヒア・コリTN71
3産生のβ−ラクタメースおよびクレブシエラ・オキシ
トーカTN1719産生のβ−ラクタメースに対する安定性
は、PCGのそれらに対する安定性を100として表わした。
また、セラチア・マルセツセンスTN81産生のβ−ラクタ
メースおよびプロテウス・ブルガリスGN 4413産生のβ
−ラクタメースに対する安定性は、CERのそれらに対す
る安定性を100として表わした。
3産生のβ−ラクタメースおよびクレブシエラ・オキシ
トーカTN1719産生のβ−ラクタメースに対する安定性
は、PCGのそれらに対する安定性を100として表わした。
また、セラチア・マルセツセンスTN81産生のβ−ラクタ
メースおよびプロテウス・ブルガリスGN 4413産生のβ
−ラクタメースに対する安定性は、CERのそれらに対す
る安定性を100として表わした。
抗生物質TAN-547C・二塩酸塩を1g/kgとなる量をマウス
に皮下投与しても死亡例は認められなかつたので、抗生
物質TAN-547は低毒性と考えられる。
に皮下投与しても死亡例は認められなかつたので、抗生
物質TAN-547は低毒性と考えられる。
これらのデータから明らかなように、抗生物質TAN-547
はグラム陽性菌およびグラム陰性菌に対する抗菌性を示
し、哺乳動物などに対する毒性が低い抗生物質である。
また、TAN-547Cはβ−ラクタメース産生株に対して安定
である。したがつてTAN-547は哺乳動物(例、マウス,
ラツト,ウサギ,犬,ヒト)の細菌感染症の治療に用い
ることが出来る。
はグラム陽性菌およびグラム陰性菌に対する抗菌性を示
し、哺乳動物などに対する毒性が低い抗生物質である。
また、TAN-547Cはβ−ラクタメース産生株に対して安定
である。したがつてTAN-547は哺乳動物(例、マウス,
ラツト,ウサギ,犬,ヒト)の細菌感染症の治療に用い
ることが出来る。
TAN-547をたとえば細菌感染症の治療剤として用いるに
は、たとえばTAN-547を注射剤として非経口的に上記哺
乳動物の皮下または筋肉内に約1ないし50mg/kg/日,好
ましくは約5ないし20mg/kg/日投与する。また経口剤と
して、抗生物質TAN-547をカプセル剤とし、TAN-547とし
て約1ないし100mg/kg/日、好ましくは約5ないし50mg/
kg/日投与する。
は、たとえばTAN-547を注射剤として非経口的に上記哺
乳動物の皮下または筋肉内に約1ないし50mg/kg/日,好
ましくは約5ないし20mg/kg/日投与する。また経口剤と
して、抗生物質TAN-547をカプセル剤とし、TAN-547とし
て約1ないし100mg/kg/日、好ましくは約5ないし50mg/
kg/日投与する。
また、TAN-547は、殺菌剤として用いることができる。
たとえばTAN-547を約0.01ないし0.1W/V%の濃度で蒸留
水に溶解した液剤、または1gあたりTAN-547を約0.2ない
し20mg,好ましくは約1ないし10mg含有する軟膏剤とし
て、上記哺乳動物の手,足,眼,耳などに塗布すること
により、これらの部位の殺菌,消毒に用いることができ
る。
たとえばTAN-547を約0.01ないし0.1W/V%の濃度で蒸留
水に溶解した液剤、または1gあたりTAN-547を約0.2ない
し20mg,好ましくは約1ないし10mg含有する軟膏剤とし
て、上記哺乳動物の手,足,眼,耳などに塗布すること
により、これらの部位の殺菌,消毒に用いることができ
る。
抗生物質TAN-547はまた新しい医薬品の合成中間体とし
ても極めて有望な化合物である。
ても極めて有望な化合物である。
以上述べた諸性質から、TAN-547はセフエム系抗生物質
と考えられる。しかしながら、分子式がC32H51N11O13S,
C25H40N8O10S,C28H45N9O11SまたはC31H50N10O12Sであ
るセフエム系抗生物質は知られていないので、TAN-547
は新規化合物と考えられる。
と考えられる。しかしながら、分子式がC32H51N11O13S,
C25H40N8O10S,C28H45N9O11SまたはC31H50N10O12Sであ
るセフエム系抗生物質は知られていないので、TAN-547
は新規化合物と考えられる。
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
なお、パーセントは、特にことわりのないかぎり重量/
容量%を示す。
なお、パーセントは、特にことわりのないかぎり重量/
容量%を示す。
実施例1 栄養寒天斜面上に生育させたリゾタクター・ラクタムゲ
ヌスYK-90(IFO 14288,FERM BP-575)の菌株を、グルコ
ース2%,ソルブル・スターチ3%,生大豆粉1%,コ
ーン・ステイーブ・リカー1%,ポリペプトン(大五栄
養化学工業株式会社製)0.5%,食塩0.3%を含有する水
溶液(pH7.0)に沈降性炭酸カルシウム0.5%を添加した
培地40mlを含む200ml容三角フラスコ3本に接種して、2
4℃で48時間振盪培養しその培養物を種菌とする。
ヌスYK-90(IFO 14288,FERM BP-575)の菌株を、グルコ
ース2%,ソルブル・スターチ3%,生大豆粉1%,コ
ーン・ステイーブ・リカー1%,ポリペプトン(大五栄
養化学工業株式会社製)0.5%,食塩0.3%を含有する水
溶液(pH7.0)に沈降性炭酸カルシウム0.5%を添加した
培地40mlを含む200ml容三角フラスコ3本に接種して、2
4℃で48時間振盪培養しその培養物を種菌とする。
次に、デキストリン3%,生大豆粉1.5%,コーン・グ
ルテン・ミール1.5%,ポリペプトン0.2%,チオ硫酸ナ
トリウム0.1%を含有する水溶液(pH6.5)に沈降性炭酸
カルシウム0.5%を添加した培地4000mlを200mlの三角フ
ラスコに各々40mlずつ分注し、120℃,20分間減菌したも
のに種菌を1mlずつ接種して、24℃で、200回転/分の条
件下で72時間振盪培養した。
ルテン・ミール1.5%,ポリペプトン0.2%,チオ硫酸ナ
トリウム0.1%を含有する水溶液(pH6.5)に沈降性炭酸
カルシウム0.5%を添加した培地4000mlを200mlの三角フ
ラスコに各々40mlずつ分注し、120℃,20分間減菌したも
のに種菌を1mlずつ接種して、24℃で、200回転/分の条
件下で72時間振盪培養した。
上記で得られた培養液(20l)を7%修酸でpH3.5に調整
後、ハイフロスーパーセル(ジヨンズ・マルビン・プロ
ダクト社製,米国)を加え、過して液(16l)を得
た。液をpH6.8に調整後、活性炭(1)を充填した
カラムを通過させた。水(3l)でカラムを洗浄後、抗生
物質TAN-547を8%イソブタノール−N/200塩酸(8l)で
溶出した。溶出液を1.8lまで濃縮後、濃縮液をアンバー
ライトCG-50(H+,1.4l)(ローム・アンド・ハース社
製,米国)のカラムを通過させた。水(4.5l)でカラム
を洗浄後N/100塩酸(9l)で溶出分画した。有効区分を
集めて濃縮し、濃縮液をpH7.3に調整後、ダイヤイオンH
P-20(50-100メツシユ,0.5l)(三菱化成工業株式会社
製)を充填したカラムを通過させた。0.01Mリン酸緩衝
液(pH7.3,1.5l)でカラムを洗浄後、0.01Mリン酸緩衝
液(pH3.5,5l)で溶出分画した。有効区分を集めて、溶
出液をpH7.2に調整後、活性炭(100ml)を充填したカラ
ムを通過させ、水(300ml)でカラムを洗つた後、8%
イソブタノール−N/200塩酸(600ml)で溶出した。溶出
液を濃縮後、濃縮液をCM−セフアデツクスC25(Na+型,2
00ml)(フアルマシア・フアイン・ケミカル社製,スエ
ーデン)を充填したカラムを通過させ、0.02M−食塩水
(6l)で溶出分画した。各分画を液体クロマトグラフイ
ーの分析に付し、TAN-547A,B,Cを主成分とする分画をそ
れぞれ集めた。
後、ハイフロスーパーセル(ジヨンズ・マルビン・プロ
ダクト社製,米国)を加え、過して液(16l)を得
た。液をpH6.8に調整後、活性炭(1)を充填した
カラムを通過させた。水(3l)でカラムを洗浄後、抗生
物質TAN-547を8%イソブタノール−N/200塩酸(8l)で
溶出した。溶出液を1.8lまで濃縮後、濃縮液をアンバー
ライトCG-50(H+,1.4l)(ローム・アンド・ハース社
製,米国)のカラムを通過させた。水(4.5l)でカラム
を洗浄後N/100塩酸(9l)で溶出分画した。有効区分を
集めて濃縮し、濃縮液をpH7.3に調整後、ダイヤイオンH
P-20(50-100メツシユ,0.5l)(三菱化成工業株式会社
製)を充填したカラムを通過させた。0.01Mリン酸緩衝
液(pH7.3,1.5l)でカラムを洗浄後、0.01Mリン酸緩衝
液(pH3.5,5l)で溶出分画した。有効区分を集めて、溶
出液をpH7.2に調整後、活性炭(100ml)を充填したカラ
ムを通過させ、水(300ml)でカラムを洗つた後、8%
イソブタノール−N/200塩酸(600ml)で溶出した。溶出
液を濃縮後、濃縮液をCM−セフアデツクスC25(Na+型,2
00ml)(フアルマシア・フアイン・ケミカル社製,スエ
ーデン)を充填したカラムを通過させ、0.02M−食塩水
(6l)で溶出分画した。各分画を液体クロマトグラフイ
ーの分析に付し、TAN-547A,B,Cを主成分とする分画をそ
れぞれ集めた。
TAN-547A主成分分画をpH7.2に調整後、活性炭(10ml)
を充填したカラムを通過させ、水(30ml)でカラムを洗
つた後、8%イソブタノールN/200塩酸(70ml)で溶出
した。溶出液を濃縮後、凍結乾燥してTAN-547A二塩酸塩
の粗粉末(61mg)が得られた。
を充填したカラムを通過させ、水(30ml)でカラムを洗
つた後、8%イソブタノールN/200塩酸(70ml)で溶出
した。溶出液を濃縮後、凍結乾燥してTAN-547A二塩酸塩
の粗粉末(61mg)が得られた。
TAN-547B,Cの主成分分画も同様の操作を行ない、TAN-54
7B二塩酸塩の粗粉末(144mg),TAN-547C二塩酸塩の粗粉
末(226mg)が得られた。
7B二塩酸塩の粗粉末(144mg),TAN-547C二塩酸塩の粗粉
末(226mg)が得られた。
TAN-547A二塩酸塩の粗粉末(61mg)を担体としてYMC-GE
L ODS I−15(山村化学研究所製)を用いた分取用高速
液体クロマトグラフイーに付し、0.02Mリン酸緩衝液(p
H3.0)で溶出分画した。各分画を液体クロマトグラフイ
ーの分析に付し、単一ピークを示す部分を集めた。有効
区分を1N NaOHでpH7.5に調整後、1N HClでpH3.0に再調
整し、活性炭(5ml)を充填したカラムを通過させ、水
(25ml)でカラムを洗つた後、8%イソブタノール水
(25ml)で溶出した。溶出液を濃縮後、凍結乾燥してTA
N-547A二塩酸塩の白色粉末(40mg)が得られた。
L ODS I−15(山村化学研究所製)を用いた分取用高速
液体クロマトグラフイーに付し、0.02Mリン酸緩衝液(p
H3.0)で溶出分画した。各分画を液体クロマトグラフイ
ーの分析に付し、単一ピークを示す部分を集めた。有効
区分を1N NaOHでpH7.5に調整後、1N HClでpH3.0に再調
整し、活性炭(5ml)を充填したカラムを通過させ、水
(25ml)でカラムを洗つた後、8%イソブタノール水
(25ml)で溶出した。溶出液を濃縮後、凍結乾燥してTA
N-547A二塩酸塩の白色粉末(40mg)が得られた。
TAN-547B,C二塩酸塩の粗粉末も同様に分取用高速液体ク
ロマトグラフイーに付し、TAN-547B二塩酸塩の白色粉末
(96mg),TAN-547C二塩酸塩の白色粉末(112mg)が得ら
れた。
ロマトグラフイーに付し、TAN-547B二塩酸塩の白色粉末
(96mg),TAN-547C二塩酸塩の白色粉末(112mg)が得ら
れた。
実施例2 栄養寒天斜面上に生育させたリゾバクター・ラクタムゲ
ヌスYK-90(IFO 14288,FERM BP-575)をグルコース2
%,ソルブル・スターチ3%,生大豆粉1%,コーンス
テイープリカー1%,ポリペプトン0.5%,食塩0.3%を
含有する水溶液(pH7.0)に沈降性炭酸カルシウム0.5%
を添加した培地500mlを含む2l容坂口フラスコ2本に接
種して、24℃で48時間往復振盪培養した。この培養液全
量を上記培地に消泡剤アクトコール(武田薬品工業株式
会社製)0.05%を添加した培地120lを含む容量200lのタ
ンクに接種し、24℃で通気量120l/分、150回転/分の条
件下で48時間培養した。この培養液全量をデキストリン
3%,生大豆粉1.5%,コーン・グルテン・ミール1.5
%,ポリペプトン0.2%,チオ硫酸ナトリウム0.1%を含
有する水溶液(pH6.5)に沈降性炭酸カルシウム0.5%,
アクトコール0.05%を添加した培地4000lを含む容量600
0lのタンクに接種し、24℃で通気量4000l/分,120回転/
分の条件下で66時間培養した。
ヌスYK-90(IFO 14288,FERM BP-575)をグルコース2
%,ソルブル・スターチ3%,生大豆粉1%,コーンス
テイープリカー1%,ポリペプトン0.5%,食塩0.3%を
含有する水溶液(pH7.0)に沈降性炭酸カルシウム0.5%
を添加した培地500mlを含む2l容坂口フラスコ2本に接
種して、24℃で48時間往復振盪培養した。この培養液全
量を上記培地に消泡剤アクトコール(武田薬品工業株式
会社製)0.05%を添加した培地120lを含む容量200lのタ
ンクに接種し、24℃で通気量120l/分、150回転/分の条
件下で48時間培養した。この培養液全量をデキストリン
3%,生大豆粉1.5%,コーン・グルテン・ミール1.5
%,ポリペプトン0.2%,チオ硫酸ナトリウム0.1%を含
有する水溶液(pH6.5)に沈降性炭酸カルシウム0.5%,
アクトコール0.05%を添加した培地4000lを含む容量600
0lのタンクに接種し、24℃で通気量4000l/分,120回転/
分の条件下で66時間培養した。
上記で得られた培養液(3900l)を2N塩酸でpH6.1に調整
後、ハイフロスーパーセルを加え、過,水洗し液
(4370l)を得た。液をpH7.0に調整後、ダウエツクス
−50W(Na+型,50-100メツシユ,120l)を充填したカラム
を通過させた。水(360l)でカラムを洗浄後、2M食塩水
(1800l)で溶出した。溶出液を活性炭(60l)のカラム
を通過させ、水(180l)で洗浄後、8%イソブタノール
−N/200塩酸(420l)で溶出した。溶出液を40lまで濃縮
し、濃縮液をpH7.3に調整後、ダイヤイオンHP-20(40
l)を充填したカラムを通過させた。0.01Mリン酸緩衝液
(pH7.3,80l)でカラムを洗浄後、0.01Mリン酸緩衝液
(pH3.5,400l)で溶出した。
後、ハイフロスーパーセルを加え、過,水洗し液
(4370l)を得た。液をpH7.0に調整後、ダウエツクス
−50W(Na+型,50-100メツシユ,120l)を充填したカラム
を通過させた。水(360l)でカラムを洗浄後、2M食塩水
(1800l)で溶出した。溶出液を活性炭(60l)のカラム
を通過させ、水(180l)で洗浄後、8%イソブタノール
−N/200塩酸(420l)で溶出した。溶出液を40lまで濃縮
し、濃縮液をpH7.3に調整後、ダイヤイオンHP-20(40
l)を充填したカラムを通過させた。0.01Mリン酸緩衝液
(pH7.3,80l)でカラムを洗浄後、0.01Mリン酸緩衝液
(pH3.5,400l)で溶出した。
溶出液を活性炭(10l)のカラムを通過させ、水(30l)
で洗浄後、8%イソブタノール−N/200塩酸(70l)で溶
出した。溶出液を2lまで濃縮し、濃縮液をpH7.3に調整
後、ダイヤイオンHP-20(50-100メツシユ,4l)を充填し
たカラムを通過させた。0.01Mリン酸緩衝液(pH7.3,12
l)で洗浄後、0.01Mリン酸緩衝液(pH3.5,40l)で溶出
分画した。各分画を液体クロマトグラフイーの分析に付
し、TAN-547A,B,Cを主成分とする分画とTAN-547D,E,Fを
主成分とする分画の2群に分離した。TAN-547D,E,F主成
分分画を集めて活性炭(300ml)のカラムを通過させ、
水(900ml)で洗浄後、8%イソブタノール−N/200塩酸
(2100ml)で溶出した。溶出液を濃縮後、濃縮液をCM−
セフアデツクスC25(Na+型,300ml)を充填したカラムを
通過させ、0.02M食塩水(12l)で溶出分画した。各分画
を液体クロマトグラフイーの分析に付し、TAN-547D,E,F
それぞれを主成分とする分画を集めた。
で洗浄後、8%イソブタノール−N/200塩酸(70l)で溶
出した。溶出液を2lまで濃縮し、濃縮液をpH7.3に調整
後、ダイヤイオンHP-20(50-100メツシユ,4l)を充填し
たカラムを通過させた。0.01Mリン酸緩衝液(pH7.3,12
l)で洗浄後、0.01Mリン酸緩衝液(pH3.5,40l)で溶出
分画した。各分画を液体クロマトグラフイーの分析に付
し、TAN-547A,B,Cを主成分とする分画とTAN-547D,E,Fを
主成分とする分画の2群に分離した。TAN-547D,E,F主成
分分画を集めて活性炭(300ml)のカラムを通過させ、
水(900ml)で洗浄後、8%イソブタノール−N/200塩酸
(2100ml)で溶出した。溶出液を濃縮後、濃縮液をCM−
セフアデツクスC25(Na+型,300ml)を充填したカラムを
通過させ、0.02M食塩水(12l)で溶出分画した。各分画
を液体クロマトグラフイーの分析に付し、TAN-547D,E,F
それぞれを主成分とする分画を集めた。
TAN-547F主成分分画を集めて、活性炭(50ml)のカラム
を通過させ、水(150ml)で洗浄後、8%イソブタノー
ル−N/200塩酸(350ml)で溶出した。溶出液を濃縮後、
凍結乾燥してTAN-547Fの粗粉末(1.0g)が得られた。TA
N-547D,Eの主成分分画も同様の操作を行ない、TAN-547D
の粗粉末(0.3g),TAN-547Eの粗粉末(0.6g)が得られ
た。
を通過させ、水(150ml)で洗浄後、8%イソブタノー
ル−N/200塩酸(350ml)で溶出した。溶出液を濃縮後、
凍結乾燥してTAN-547Fの粗粉末(1.0g)が得られた。TA
N-547D,Eの主成分分画も同様の操作を行ない、TAN-547D
の粗粉末(0.3g),TAN-547Eの粗粉末(0.6g)が得られ
た。
TAN-547Fの粗粉末(1.0g)を、担体としてYMC-GEL ODS
30/60(山村化学研究所製)を用いた分取用高速液体ク
ロマトグラフイーに付し、2%メタノール−0.02Mリン
酸緩衝液(pH3.0)で溶出分画した。各分画を液体クロ
マトグラフイーの分析に付し、TAN-547Fを主成分とする
分画を集め、pH7.1に調整後、活性炭(20ml)のカラム
を通過させた。水(60ml)でカラムを洗浄後、8%イソ
ブタノール−N/200塩酸(140ml)で溶出し、溶出液を濃
縮した。濃縮液を担体としてTSK-GEL,LS-410(東洋曹達
株式会社製)を用いた分取用高速液体クロマトグラフイ
ーに付し、1%メタノール−0.01Mリン酸緩衝液(pH3.
0)で溶出分画した。各分画を液体クロマトグラフイー
の分析に付し、単一ピークを示す分画を集めた。有効区
分を1N NaOHでpH7.0に調整後、1N HClでpH3.0に再調整
し、活性炭(10ml)を充填したカラムを通過させ、水
(50ml)でカラムを洗つた後、8%イソブタノール水
(70ml)で溶出した。溶出液を濃縮後、凍結乾燥してTA
N-547F二塩酸塩の白色粉末(69mg)が得られた。TAN-54
7D,Eの粗粉末も同様に分取用高速液体クロマトグラフイ
ーに付し、TAN-547Dの一塩酸塩の白色粉末(30mg),TAN
-547E二塩酸塩の白色粉末(63mg)が得られた。
30/60(山村化学研究所製)を用いた分取用高速液体ク
ロマトグラフイーに付し、2%メタノール−0.02Mリン
酸緩衝液(pH3.0)で溶出分画した。各分画を液体クロ
マトグラフイーの分析に付し、TAN-547Fを主成分とする
分画を集め、pH7.1に調整後、活性炭(20ml)のカラム
を通過させた。水(60ml)でカラムを洗浄後、8%イソ
ブタノール−N/200塩酸(140ml)で溶出し、溶出液を濃
縮した。濃縮液を担体としてTSK-GEL,LS-410(東洋曹達
株式会社製)を用いた分取用高速液体クロマトグラフイ
ーに付し、1%メタノール−0.01Mリン酸緩衝液(pH3.
0)で溶出分画した。各分画を液体クロマトグラフイー
の分析に付し、単一ピークを示す分画を集めた。有効区
分を1N NaOHでpH7.0に調整後、1N HClでpH3.0に再調整
し、活性炭(10ml)を充填したカラムを通過させ、水
(50ml)でカラムを洗つた後、8%イソブタノール水
(70ml)で溶出した。溶出液を濃縮後、凍結乾燥してTA
N-547F二塩酸塩の白色粉末(69mg)が得られた。TAN-54
7D,Eの粗粉末も同様に分取用高速液体クロマトグラフイ
ーに付し、TAN-547Dの一塩酸塩の白色粉末(30mg),TAN
-547E二塩酸塩の白色粉末(63mg)が得られた。
第1図,第3図,第5図および第7図は、抗生物質TAN-
547C・二塩酸塩,D・一塩酸塩,E・二塩酸塩およびF・二
塩酸塩の紫外部吸収スペクトルをそれぞれ示し、第2
図,第4図,第6図および第8図は、抗生物質TAN-547C
・二塩酸塩,D・一塩酸塩,E・二塩酸塩,およびF・二塩
酸塩の赤外部吸収スペクトルをそれぞれ示す。
547C・二塩酸塩,D・一塩酸塩,E・二塩酸塩およびF・二
塩酸塩の紫外部吸収スペクトルをそれぞれ示し、第2
図,第4図,第6図および第8図は、抗生物質TAN-547C
・二塩酸塩,D・一塩酸塩,E・二塩酸塩,およびF・二塩
酸塩の赤外部吸収スペクトルをそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 35/00 Z 8412−4B 35/08 8412−4B // A61K 31/545 ADZ 9454−4C 37/02 8314−4C (C12P 21/02 C12R 1:01) (C12P 35/00 C12R 1:01) (C12P 35/08 C12R 1:01)
Claims (2)
- 【請求項1】下記式 [式中、R1はホルミルアミノを、R2はアラニル−アラニ
ルを示すか、または、R1は水素を、R2は水素、アラニル
またはアラニル−アラニルを示す]で示されるセフェム
系抗生物質TAN-547またはそれらの塩。 - 【請求項2】リゾバクター属に属し、下記式 [式中、R1はホルミルアミノを、R2はアラニル−アラニ
ルを示すか、または、R1は水素を、R2は水素、アラニル
またはアラニル−アラニルを示す]で示される抗生物質
TAN-547を生産する能力を有する微生物を培地に培養
し、培養物中に該抗生物質を生成蓄積せしめ、採取する
ことを特徴とする抗生物質TAN-547またはそれらの塩の
製造法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58251627A JPH0699444B2 (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 抗生物質tan―547およびその製造法 |
| KR1019840005720A KR850002487A (ko) | 1983-09-20 | 1984-09-19 | 세파로스포린류의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58251627A JPH0699444B2 (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 抗生物質tan―547およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60141296A JPS60141296A (ja) | 1985-07-26 |
| JPH0699444B2 true JPH0699444B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=17225632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58251627A Expired - Lifetime JPH0699444B2 (ja) | 1983-09-20 | 1983-12-27 | 抗生物質tan―547およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699444B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011148959A1 (ja) | 2010-05-25 | 2011-12-01 | 株式会社ゲノム創薬研究所 | 新規環状ペプチド化合物とその製造方法及び感染症治療薬、抗生物質含有画分、その抗生物質及びその抗生物質の製造方法並びに抗生物質産生微生物及びそれが産生した抗生物質 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6098987A (ja) * | 1983-06-03 | 1985-06-01 | Shionogi & Co Ltd | 抗生物質キチノボリン−aおよびキチノボリン−bならびにその製造法 |
-
1983
- 1983-12-27 JP JP58251627A patent/JPH0699444B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011148959A1 (ja) | 2010-05-25 | 2011-12-01 | 株式会社ゲノム創薬研究所 | 新規環状ペプチド化合物とその製造方法及び感染症治療薬、抗生物質含有画分、その抗生物質及びその抗生物質の製造方法並びに抗生物質産生微生物及びそれが産生した抗生物質 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60141296A (ja) | 1985-07-26 |
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