JPH069949A - 人工雪、及び、人工雪の固化防止方法 - Google Patents
人工雪、及び、人工雪の固化防止方法Info
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- JPH069949A JPH069949A JP17031592A JP17031592A JPH069949A JP H069949 A JPH069949 A JP H069949A JP 17031592 A JP17031592 A JP 17031592A JP 17031592 A JP17031592 A JP 17031592A JP H069949 A JPH069949 A JP H069949A
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 含水状態で凍結させた水膨潤性ポリマの粒子
を素材とする人工雪において、ポリマゲル中の半結合水
の影響による雪の固化を防止する。 【構成】 含水状態で凍結させた水膨潤性ポリマの粒子
Gの表面に、ポリマに対して非含浸状態にある水の氷結
層cを有する。また、含水状態で凍結させた水膨潤性ポ
リマの粒子Gの表面に氷点下状態で水分を付与して、そ
の付与水分の氷結層cを粒子表面に形成する。
を素材とする人工雪において、ポリマゲル中の半結合水
の影響による雪の固化を防止する。 【構成】 含水状態で凍結させた水膨潤性ポリマの粒子
Gの表面に、ポリマに対して非含浸状態にある水の氷結
層cを有する。また、含水状態で凍結させた水膨潤性ポ
リマの粒子Gの表面に氷点下状態で水分を付与して、そ
の付与水分の氷結層cを粒子表面に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、含水状態で凍結させた
水膨潤性ポリマの粒子を素材とする人工雪、及び、その
固化防止方法に関する。
水膨潤性ポリマの粒子を素材とする人工雪、及び、その
固化防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の人工雪、すなわち、水を
含浸させてゲル化した上で凍結させたポリマの粒子(以
下、凍結ゲル粒子と称す)を個々の雪粒として、これら
凍結ゲル粒子の集積により形成した人工雪では、凍結ゲ
ル粒子は互いにゲルの凍結表面どうしが直接に接触する
状態で集積して雪層を形成していた。
含浸させてゲル化した上で凍結させたポリマの粒子(以
下、凍結ゲル粒子と称す)を個々の雪粒として、これら
凍結ゲル粒子の集積により形成した人工雪では、凍結ゲ
ル粒子は互いにゲルの凍結表面どうしが直接に接触する
状態で集積して雪層を形成していた。
【0003】また、この人工雪層をスキー目的等に適す
るように軽く柔らかいものとするには、雪層を切削装置
により細かく切削破砕する方法が採られている。
るように軽く柔らかいものとするには、雪層を切削装置
により細かく切削破砕する方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この人工雪は
氷点化において次第に固化して硬度が高くなる傾向が強
く、スキー等に適した状態を維持するには前記の切削破
砕処理を高い頻度で実施する必要があった。
氷点化において次第に固化して硬度が高くなる傾向が強
く、スキー等に適した状態を維持するには前記の切削破
砕処理を高い頻度で実施する必要があった。
【0005】因みに実験によれば、密度450kg/c
m3 のものでは一般に20時間程度でその硬度が720
kg/cm2 から3000kg/cm2 (木下式硬度
計)にまで上昇することが観測されている。
m3 のものでは一般に20時間程度でその硬度が720
kg/cm2 から3000kg/cm2 (木下式硬度
計)にまで上昇することが観測されている。
【0006】そして、この固化の原因については、水膨
潤性ポリマに吸収された水分は、ポリマ組成と結合する
結合水、非結合状態の自由水、並びに、その中間でポリ
マ組成と弱い結合状態にある半結合水の三者に分かれて
ゲル中に存在することが知られているが、自由水が通常
の水と同じ凝固点を示すのに対し、結合水は凝固点を示
さず、半結合水は通常の水よりも低い凝固点を示す。
潤性ポリマに吸収された水分は、ポリマ組成と結合する
結合水、非結合状態の自由水、並びに、その中間でポリ
マ組成と弱い結合状態にある半結合水の三者に分かれて
ゲル中に存在することが知られているが、自由水が通常
の水と同じ凝固点を示すのに対し、結合水は凝固点を示
さず、半結合水は通常の水よりも低い凝固点を示す。
【0007】このため、この種の人工雪が一般に氷点下
数度℃に維持されてスキー等の目的に使用されることに
おいて、吸収水中98%程度を占める自由水は凍結固化
状態でゲル中に存在し、また、結合水はポリマ組成との
強い結合で拘束された安定状態にあるのに対し、半結合
水は比較的自由な液相で存在し、互いに直接に接触する
凍結ゲル粒子の表面におけるこの液相半結合水の存在に
より、雪粒としての凍結ゲル粒子どうしの焼結が促進さ
れるためと考えられる。
数度℃に維持されてスキー等の目的に使用されることに
おいて、吸収水中98%程度を占める自由水は凍結固化
状態でゲル中に存在し、また、結合水はポリマ組成との
強い結合で拘束された安定状態にあるのに対し、半結合
水は比較的自由な液相で存在し、互いに直接に接触する
凍結ゲル粒子の表面におけるこの液相半結合水の存在に
より、雪粒としての凍結ゲル粒子どうしの焼結が促進さ
れるためと考えられる。
【0008】本発明の目的は、凍結ゲル粒子間でのゲル
中半結合水の影響を抑止して、上記の如き固化現象を防
止を図る点にある。
中半結合水の影響を抑止して、上記の如き固化現象を防
止を図る点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による人工雪の特
徴構成は、含水状態で凍結させた水膨潤性ポリマの粒子
表面に、前記ポリマに対して非含浸状態にある水の氷結
層を有することにある。
徴構成は、含水状態で凍結させた水膨潤性ポリマの粒子
表面に、前記ポリマに対して非含浸状態にある水の氷結
層を有することにある。
【0010】また、本発明による人工雪固化防止方法の
特徴構成は、含水状態で凍結させた水膨潤性ポリマの粒
子を素材とする人工雪において、氷点下状態で前記粒子
の表面に水分を付与して、その付与水分の氷結層を前記
粒子の表面に形成することにある。
特徴構成は、含水状態で凍結させた水膨潤性ポリマの粒
子を素材とする人工雪において、氷点下状態で前記粒子
の表面に水分を付与して、その付与水分の氷結層を前記
粒子の表面に形成することにある。
【0011】
【作用】つまり、上記の人工雪構成では、ポリマに対し
て非含浸状態にある水の氷結層、すなわち、ゲル外にあ
ってゲル中のゲル構成水(結合水、半結合水、自由水)
とは区別される水で氷点下において全体が凍結状態とな
る水の氷結層により、凍結ゲル粒子の表面が覆われ、し
たがって、氷点下において凍結ゲル粒子中に液相の半結
合水が存在しても、その液相半結合水はゲル表面の氷結
層に閉じ込められた状態で、他の凍結ゲル粒子に対する
接触が阻止される。
て非含浸状態にある水の氷結層、すなわち、ゲル外にあ
ってゲル中のゲル構成水(結合水、半結合水、自由水)
とは区別される水で氷点下において全体が凍結状態とな
る水の氷結層により、凍結ゲル粒子の表面が覆われ、し
たがって、氷点下において凍結ゲル粒子中に液相の半結
合水が存在しても、その液相半結合水はゲル表面の氷結
層に閉じ込められた状態で、他の凍結ゲル粒子に対する
接触が阻止される。
【0012】また、上記の固化防止方法では、含水状態
で凍結させた水膨潤性ポリマの粒子の表面(すなわち、
凍結ゲル粒子の表面)に氷点下で水分を付与することに
より、この付与水分を凍結ゲル粒子の表面で凍結させ、
これにより、ポリマに対して非含浸状態にある水の氷結
層、すなわち、凍結ゲル粒子中の液相半結合水を閉じ込
める氷結層を凍結ゲル粒子の表面に形成する。
で凍結させた水膨潤性ポリマの粒子の表面(すなわち、
凍結ゲル粒子の表面)に氷点下で水分を付与することに
より、この付与水分を凍結ゲル粒子の表面で凍結させ、
これにより、ポリマに対して非含浸状態にある水の氷結
層、すなわち、凍結ゲル粒子中の液相半結合水を閉じ込
める氷結層を凍結ゲル粒子の表面に形成する。
【0013】
【発明の効果】以上、作用の結果、本発明の人工雪、及
び、固化防止方法によれば、液相半結合水の影響による
凍結ゲル粒子どうしの焼結を抑止できて、この焼結によ
る雪層の固化・硬度上昇を効果的に防止でき、これによ
り、スキー等の目的に適した雪状態を長時間にわたって
保ち得るに至り、また、切削粉砕処理の必要頻度を従前
に比べ低減し得るに至った。
び、固化防止方法によれば、液相半結合水の影響による
凍結ゲル粒子どうしの焼結を抑止できて、この焼結によ
る雪層の固化・硬度上昇を効果的に防止でき、これによ
り、スキー等の目的に適した雪状態を長時間にわたって
保ち得るに至り、また、切削粉砕処理の必要頻度を従前
に比べ低減し得るに至った。
【0014】因みに実験によれば、密度450kg/c
m3 のものにおいて硬度が720kg/cm2 から30
00kg/cm2 にまで上昇する固化時間が従来では先
述の如く20時間程度であったのに対し、本発明の適用
により、この固化時間を72時間程度にまで延長でき
た。
m3 のものにおいて硬度が720kg/cm2 から30
00kg/cm2 にまで上昇する固化時間が従来では先
述の如く20時間程度であったのに対し、本発明の適用
により、この固化時間を72時間程度にまで延長でき
た。
【0015】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0016】図1は屋内人工雪スキー場の設備構成を示
し、1は建屋、2は断熱手段2aを施した傾斜床、3は
傾斜床2のほぼ全面にわたらせて敷設した冷却配管、4
は冷却配管3に循環させる冷媒(例えばブライン)を冷
却する低温冷凍機である。
し、1は建屋、2は断熱手段2aを施した傾斜床、3は
傾斜床2のほぼ全面にわたらせて敷設した冷却配管、4
は冷却配管3に循環させる冷媒(例えばブライン)を冷
却する低温冷凍機である。
【0017】また、5は屋内を温湿度調整する空調設備
であり、減湿手段5a、温調手段5b、加湿手段5cを
備え、屋内からの還気Arと屋外からの取り入れ外気A
oとの混合空気を空調設備5により温湿度調整し、この
温湿度調整空気Asをファン6により屋内に送給する。
であり、減湿手段5a、温調手段5b、加湿手段5cを
備え、屋内からの還気Arと屋外からの取り入れ外気A
oとの混合空気を空調設備5により温湿度調整し、この
温湿度調整空気Asをファン6により屋内に送給する。
【0018】7は屋内の温度tr及び相対湿度rを検出
する検出器、8は冷却配管3の冷却温度tpを検出する
検出器であり、9はこれら検出器7,8の検出情報に基
づいて低温冷凍機4及び空調設備5を運転制御する制御
装置である。
する検出器、8は冷却配管3の冷却温度tpを検出する
検出器であり、9はこれら検出器7,8の検出情報に基
づいて低温冷凍機4及び空調設備5を運転制御する制御
装置である。
【0019】雪層の造成については、先ず雪層造成に先
立ち、冷却配管3を埋め込む状態の砂層10を傾斜床2
の上に設けるとともに、散水により砂層10に水を含浸
させ、この含水砂層10を冷却配管3による冷却により
凍結させる。
立ち、冷却配管3を埋め込む状態の砂層10を傾斜床2
の上に設けるとともに、散水により砂層10に水を含浸
させ、この含水砂層10を冷却配管3による冷却により
凍結させる。
【0020】そして、水膨潤性ポリマ(1〜2mm程度
の粒状又は不定形材)と水とを別途容器において所定の
混合比で混合し、このポリマと水の混合物をポンプ輸送
により凍結砂層10上に散布する。
の粒状又は不定形材)と水とを別途容器において所定の
混合比で混合し、このポリマと水の混合物をポンプ輸送
により凍結砂層10上に散布する。
【0021】なお、この散布は、水吸収によりポリマが
完全にゲル化する以前の段階、すなわち、ポリマが水吸
収の途中にある段階で実施し、これにより、完全にゲル
化したものをポンプ輸送するに比べ必要ポンプ動力を低
減する。
完全にゲル化する以前の段階、すなわち、ポリマが水吸
収の途中にある段階で実施し、これにより、完全にゲル
化したものをポンプ輸送するに比べ必要ポンプ動力を低
減する。
【0022】ポリマと水との混合物は厚さ100〜15
0mm程度の層11を成すように散布するが、傾斜床2
上での混合物流下を防止するため、図中破線で示す如き
仮堰12を傾斜床2のほぼ全面において適当な間隔で予
め設けておく。
0mm程度の層11を成すように散布するが、傾斜床2
上での混合物流下を防止するため、図中破線で示す如き
仮堰12を傾斜床2のほぼ全面において適当な間隔で予
め設けておく。
【0023】水吸収によるポリマのゲル化は傾斜床2上
で進行し、最終的にポリマと水の混合層11はゲル状態
で冷却配管3による冷却により凍結させて、凍結ゲル層
とする。
で進行し、最終的にポリマと水の混合層11はゲル状態
で冷却配管3による冷却により凍結させて、凍結ゲル層
とする。
【0024】凍結ゲルは凍結に伴う吸収水の膨張力がゲ
ル強度に打ち勝つことで自己破壊を生じ、この自己破壊
により凍結ゲルは細かいクラックが多数生じた粉砕容易
な状態となる。
ル強度に打ち勝つことで自己破壊を生じ、この自己破壊
により凍結ゲルは細かいクラックが多数生じた粉砕容易
な状態となる。
【0025】凍結ゲル層11の形成後、前記の仮堰12
は撤去し、その後、凍結ゲル層11の表層部(厚さ15
mm程度)を切削装置により切削破砕し、これにより、
細かい凍結ゲル粒子(粒径0.1〜0.3mm程度)の
積層から成る人工雪層11aを形成する。
は撤去し、その後、凍結ゲル層11の表層部(厚さ15
mm程度)を切削装置により切削破砕し、これにより、
細かい凍結ゲル粒子(粒径0.1〜0.3mm程度)の
積層から成る人工雪層11aを形成する。
【0026】この人工雪層11aは切削破砕の際に多量
の空気を含むことにより切削処理前に比べ嵩が増し(例
えば厚さ30mm)、天然雪に類似した軽く柔らかい雪
層となる。
の空気を含むことにより切削処理前に比べ嵩が増し(例
えば厚さ30mm)、天然雪に類似した軽く柔らかい雪
層となる。
【0027】切削処理後、人工雪層11aに対し適量の
水を散布して、雪層11aを構成する凍結ゲル粒子の表
面に水分を付与し、この付与水分を冷却配管3による雪
層冷却下で凍結させることにより、図2に模式的に示す
如く、個々の凍結ゲル粒子Gの表面(すなわち、含水状
態で凍結したポリマの粒子表面)に、ポリマに対して非
含浸状態にある水の氷結層、すなわち、ゲル外にあって
ゲル中のゲル構成水(結合水、半結合水、自由水)とは
区別される水の氷結層cを形成する。
水を散布して、雪層11aを構成する凍結ゲル粒子の表
面に水分を付与し、この付与水分を冷却配管3による雪
層冷却下で凍結させることにより、図2に模式的に示す
如く、個々の凍結ゲル粒子Gの表面(すなわち、含水状
態で凍結したポリマの粒子表面)に、ポリマに対して非
含浸状態にある水の氷結層、すなわち、ゲル外にあって
ゲル中のゲル構成水(結合水、半結合水、自由水)とは
区別される水の氷結層cを形成する。
【0028】つまり、凍結ゲル粒子G中に凝固点の低い
液相の半結合水が存在しても、その液相半結合水を上記
の氷結層cに閉じ込めた状態とすることで、液相半結合
水により凍結ゲル粒子Gどうしの焼結が促進されること
を防止し、これにより、焼結による雪層の固化・硬度上
昇を抑止して、スキー目的に適した雪状態を長時間にわ
たって保つようにする。
液相の半結合水が存在しても、その液相半結合水を上記
の氷結層cに閉じ込めた状態とすることで、液相半結合
水により凍結ゲル粒子Gどうしの焼結が促進されること
を防止し、これにより、焼結による雪層の固化・硬度上
昇を抑止して、スキー目的に適した雪状態を長時間にわ
たって保つようにする。
【0029】なお、付与水分の凍結による凍結ゲル粒子
Gどうしの結合が見られる場合には、必要に応じて再
度、切削装置による切削処理を施し、これにより、付与
水分の凍結による凍結ゲル粒子Gどうしの結合を破壊し
て初期の切削処理後と同等を雪質を回復する。
Gどうしの結合が見られる場合には、必要に応じて再
度、切削装置による切削処理を施し、これにより、付与
水分の凍結による凍結ゲル粒子Gどうしの結合を破壊し
て初期の切削処理後と同等を雪質を回復する。
【0030】また、この再度の切削処理では、付与水分
の氷結層c以外の部分で分断される凍結ゲル粒子Gも一
部生じるが、確率的には、粒子表面における付与水分氷
結層cの存在により半結合水が閉じ込められた状態の凍
結ゲル粒子Gも高い確率で雪層11a中に残存し、これ
により、所期の固化防止は充分に達成される。
の氷結層c以外の部分で分断される凍結ゲル粒子Gも一
部生じるが、確率的には、粒子表面における付与水分氷
結層cの存在により半結合水が閉じ込められた状態の凍
結ゲル粒子Gも高い確率で雪層11a中に残存し、これ
により、所期の固化防止は充分に達成される。
【0031】一方、スキー場としての使用において、制
御装置9は、屋内温度trが設定値trrとなるよう
に、検出器7による検出屋内温度trと設定値trrと
の偏差Δtrに基づき空調設備5における温調手段5b
の温調出力を調整する。
御装置9は、屋内温度trが設定値trrとなるよう
に、検出器7による検出屋内温度trと設定値trrと
の偏差Δtrに基づき空調設備5における温調手段5b
の温調出力を調整する。
【0032】そして、屋内温度trの設定値trrに
は、屋内者にサーマルショックや不快感を与えない範囲
で、雪層11aの融解抑制に適した低温値を採用する。
は、屋内者にサーマルショックや不快感を与えない範囲
で、雪層11aの融解抑制に適した低温値を採用する。
【0033】屋内温度調整に並行して、制御装置9は検
出器7による検出屋内温度tr、及び、雪層表面温度t
sの設定値tssに基づき、冷却配管3から雪層表面に
至る間の熱伝導率や雪層表面と空気との間の熱伝達率を
考慮した演算により、雪層11aの表面温度tsが設定
値tssとなるような冷却配管3の冷却温度tppを算
出し、この算出冷却温度tppを目標冷却温度として、
冷却配管3の冷却温度tpがその目標冷却温度tppと
なるように、検出器8による検出冷却温度tpと算出冷
却温度tppとの偏差Δtpに基づき低温冷凍機4の冷
却出力を調整する。
出器7による検出屋内温度tr、及び、雪層表面温度t
sの設定値tssに基づき、冷却配管3から雪層表面に
至る間の熱伝導率や雪層表面と空気との間の熱伝達率を
考慮した演算により、雪層11aの表面温度tsが設定
値tssとなるような冷却配管3の冷却温度tppを算
出し、この算出冷却温度tppを目標冷却温度として、
冷却配管3の冷却温度tpがその目標冷却温度tppと
なるように、検出器8による検出冷却温度tpと算出冷
却温度tppとの偏差Δtpに基づき低温冷凍機4の冷
却出力を調整する。
【0034】雪層表面温度tsの設定値tssは設定手
段9aに対する設定操作をもって変更できるようにして
あり、一般に雪層表面温度tsが低くなるほど雪層表面
の動摩擦係数が高くなる傾向があるのに対し、上記の冷
却温度調整において雪層表面温度tsの設定値tssを
変更することで、スキーにおける滑走性を調整できるよ
うにしてある。
段9aに対する設定操作をもって変更できるようにして
あり、一般に雪層表面温度tsが低くなるほど雪層表面
の動摩擦係数が高くなる傾向があるのに対し、上記の冷
却温度調整において雪層表面温度tsの設定値tssを
変更することで、スキーにおける滑走性を調整できるよ
うにしてある。
【0035】また、制御装置9は、検出器7により検出
される屋内の温度trと相対湿度rに基づき屋内空気A
rの露点温度tdを算出して、この算出結果に基づき、
屋内空気Arの露点温度tdを雪層表面温度tsの設定
値tssよりも所定温度Δt(例えばΔt=1℃de
g)だけ高い値に調整・維持するように、空調設備5に
おける減湿手段5a及び加湿手段5cを制御する。
される屋内の温度trと相対湿度rに基づき屋内空気A
rの露点温度tdを算出して、この算出結果に基づき、
屋内空気Arの露点温度tdを雪層表面温度tsの設定
値tssよりも所定温度Δt(例えばΔt=1℃de
g)だけ高い値に調整・維持するように、空調設備5に
おける減湿手段5a及び加湿手段5cを制御する。
【0036】つまり、雪層表面温度tsの設定値tss
よりも上記の所定温度Δtだけ高い値を目標露点温度t
dd(=tss+Δt)とし、湿度非調整下において屋
内空気Arの露点温度tdが目標露点温度tdd未満と
なるような状況では、加湿手段5cによる屋内加湿で屋
内空気Arの露点温度tdを目標露点温度tddにまで
高めて、屋内空気Arの露点温度tdが雪層表面温度t
s(=tss)よりも所定温度Δtだけ高い値となるよ
うにすることで、雪層11aから空気中への水分昇華を
防止し、これにより、前記の付与水分氷結層cを維持す
るとともに、水分昇華による雪質の悪化、及び、それに
伴う滑走性の低下を防止する。
よりも上記の所定温度Δtだけ高い値を目標露点温度t
dd(=tss+Δt)とし、湿度非調整下において屋
内空気Arの露点温度tdが目標露点温度tdd未満と
なるような状況では、加湿手段5cによる屋内加湿で屋
内空気Arの露点温度tdを目標露点温度tddにまで
高めて、屋内空気Arの露点温度tdが雪層表面温度t
s(=tss)よりも所定温度Δtだけ高い値となるよ
うにすることで、雪層11aから空気中への水分昇華を
防止し、これにより、前記の付与水分氷結層cを維持す
るとともに、水分昇華による雪質の悪化、及び、それに
伴う滑走性の低下を防止する。
【0037】また、湿度非調整下において屋内空気Ar
の露点温度tdが目標露点温度tddより高くなるよう
な状況では、減湿手段5aによる屋内減湿で屋内空気A
rの露点温度tdを目標露点温度tddにまで低下させ
て、屋内空気Arの露点温度tdが雪層表面温度ts
(=tss)よりも所定温度Δtだけ高い値となるよう
にすることで、空気中から雪層11a上への過度の水分
凝結・着霜を防止し、これにより、そのような過度の水
分凝結・着霜による雪質の悪化、及び、それに伴う滑走
性の低下を防止する。
の露点温度tdが目標露点温度tddより高くなるよう
な状況では、減湿手段5aによる屋内減湿で屋内空気A
rの露点温度tdを目標露点温度tddにまで低下させ
て、屋内空気Arの露点温度tdが雪層表面温度ts
(=tss)よりも所定温度Δtだけ高い値となるよう
にすることで、空気中から雪層11a上への過度の水分
凝結・着霜を防止し、これにより、そのような過度の水
分凝結・着霜による雪質の悪化、及び、それに伴う滑走
性の低下を防止する。
【0038】〔別実施例〕次に別実施例を説明する。
【0039】含水状態で凍結させた水膨潤性ポリマの粒
子表面(凍結ゲル粒子Gの表面)に、ポリマに対して非
含浸状態の水の氷結層cを形成するに、前述の実施例で
は雪層11aへの散水により粒子表面に水分を付与した
が、これに代えて、雪層上空気Arの加湿や、冷却配管
3の冷却温度調整による雪層表面温度tsの調整等によ
り、雪層上空気Arの露点温度tdを雪層表面温度ts
よりも高くし、これにより、空気中水分を凍結ゲル粒子
Gの表面に着霜させことで、ポリマに対し非含浸状態の
水の氷結層cを凍結ゲル粒子Gの表面に形成する形態を
採用してもよい。
子表面(凍結ゲル粒子Gの表面)に、ポリマに対して非
含浸状態の水の氷結層cを形成するに、前述の実施例で
は雪層11aへの散水により粒子表面に水分を付与した
が、これに代えて、雪層上空気Arの加湿や、冷却配管
3の冷却温度調整による雪層表面温度tsの調整等によ
り、雪層上空気Arの露点温度tdを雪層表面温度ts
よりも高くし、これにより、空気中水分を凍結ゲル粒子
Gの表面に着霜させことで、ポリマに対し非含浸状態の
水の氷結層cを凍結ゲル粒子Gの表面に形成する形態を
採用してもよい。
【0040】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】屋内人工雪スキー場の設備構成図
【図2】雪粒の模式図
G 粒子 c 氷結層
Claims (2)
- 【請求項1】 含水状態で凍結させた水膨潤性ポリマの
粒子(G)を素材とする人工雪であって、前記粒子
(G)の表面に、前記ポリマに対して非含浸状態にある
水の氷結層(c)を有する人工雪。 - 【請求項2】 含水状態で凍結させた水膨潤性ポリマの
粒子(G)を素材とする人工雪において、氷点下状態で
前記粒子(G)の表面に水分を付与して、その付与水分
の氷結層(c)を前記粒子(G)の表面に形成する人工
雪の固化防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17031592A JPH069949A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 人工雪、及び、人工雪の固化防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17031592A JPH069949A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 人工雪、及び、人工雪の固化防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH069949A true JPH069949A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15902691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17031592A Pending JPH069949A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 人工雪、及び、人工雪の固化防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069949A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2455431A1 (en) | 2003-10-23 | 2012-05-23 | Fujifilm Corporation | Ink and ink set for inkjet recording |
| CN113730897A (zh) * | 2021-10-08 | 2021-12-03 | 北京奔流野外运动服装有限公司 | 一种着陆坡 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP17031592A patent/JPH069949A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2455431A1 (en) | 2003-10-23 | 2012-05-23 | Fujifilm Corporation | Ink and ink set for inkjet recording |
| CN113730897A (zh) * | 2021-10-08 | 2021-12-03 | 北京奔流野外运动服装有限公司 | 一种着陆坡 |
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