JPH0699803A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents
アンチスキッド制御装置Info
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- JPH0699803A JPH0699803A JP25021492A JP25021492A JPH0699803A JP H0699803 A JPH0699803 A JP H0699803A JP 25021492 A JP25021492 A JP 25021492A JP 25021492 A JP25021492 A JP 25021492A JP H0699803 A JPH0699803 A JP H0699803A
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- skid
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Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 赤信号等により運転者が比較的急激なブレー
キ操作及びブレーキ操作中に操舵を行った場合に生じる
一時的なスリップ状態において、ABSモードに入るこ
とを防止する、すなわちABSモードに入るか否かの判
断を正確に行って、安定した車両走行を可能としたアン
チスキッド制御装置の提供する。 【構成】 ステップ4〜ステップ14において、運転者
が車両に対して行わせた急激な変化を検出することがで
き、このような検出があった場合に、はじめてステップ
20・21に進む。そして、ステップ20において、前
輪のスリップ率srが予め設定されたスリップ率しきい
値s1 以上であると判断した場合、また、ステップ21
において、前輪の車輪減速度aが予め設定された車輪減
速度しきい値A2 以上である場合にABSモードに入る
ようにした。
キ操作及びブレーキ操作中に操舵を行った場合に生じる
一時的なスリップ状態において、ABSモードに入るこ
とを防止する、すなわちABSモードに入るか否かの判
断を正確に行って、安定した車両走行を可能としたアン
チスキッド制御装置の提供する。 【構成】 ステップ4〜ステップ14において、運転者
が車両に対して行わせた急激な変化を検出することがで
き、このような検出があった場合に、はじめてステップ
20・21に進む。そして、ステップ20において、前
輪のスリップ率srが予め設定されたスリップ率しきい
値s1 以上であると判断した場合、また、ステップ21
において、前輪の車輪減速度aが予め設定された車輪減
速度しきい値A2 以上である場合にABSモードに入る
ようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ABS(アンチスキッ
ド・ブレーキ・システム)に係り、特に、ABSモード
に入るか否かの判断を正確に行って、安定した車両走行
を可能としたアンチスキッド制御装置に関する。
ド・ブレーキ・システム)に係り、特に、ABSモード
に入るか否かの判断を正確に行って、安定した車両走行
を可能としたアンチスキッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両制動時に、車輪がロックすることを
防止するアンチスキッド制御装置が従来より知られてい
る。このアンチスキッド制御装置は、ブレーキペダルを
踏み込んだ車両制動時において、車輪速から推定される
模擬速度(車体速度)に対して車輪速が所定値を下回っ
た場合、あるいは車輪の減速度が所定値を越えて大きく
なった場合に、スリップが発生したとして、ABSモー
ド(アンチスキッドブレーキモード)を設定し、このA
BSモードの状態で該車輪に供給するブレーキ圧を減圧
させるようにしている。なお、このようなスリップが発
生したか否かの判断は車輪毎に行い、また、ABSモー
ドの設定も車輪毎に行うようにしているものが多い。
防止するアンチスキッド制御装置が従来より知られてい
る。このアンチスキッド制御装置は、ブレーキペダルを
踏み込んだ車両制動時において、車輪速から推定される
模擬速度(車体速度)に対して車輪速が所定値を下回っ
た場合、あるいは車輪の減速度が所定値を越えて大きく
なった場合に、スリップが発生したとして、ABSモー
ド(アンチスキッドブレーキモード)を設定し、このA
BSモードの状態で該車輪に供給するブレーキ圧を減圧
させるようにしている。なお、このようなスリップが発
生したか否かの判断は車輪毎に行い、また、ABSモー
ドの設定も車輪毎に行うようにしているものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なアンチスキッド制御装置では、赤信号で一時停止する
際に、ブレーキ力が若干大きすぎたためにABSモード
に入ることがあり、このときのブレーキ圧の減圧により
車両の停止距離が延びたり、また、操舵状態ではスリッ
プ率の急変により、車両の挙動が不安定になることがあ
った。このときの状態を図6を参照して説明する。この
図において立軸は車両及び車輪速度(周速)を示し、横
軸は時間を示している。まず、符号(イ)の時点で、運
転者がブレーキ操作を行いつつ操舵を行った場合、符号
(ロ)で示すように速度が減少するとともにヨーレート
が所定値となり、この状態が更に進行すると、符号
(ハ)で示すように、一点鎖線で示す模擬速度(車体速
度)に対して外側前輪の車輪速が所定値を下回まわり、
これにより外側車輪はスリップ状態と同等の挙動を示
す。
なアンチスキッド制御装置では、赤信号で一時停止する
際に、ブレーキ力が若干大きすぎたためにABSモード
に入ることがあり、このときのブレーキ圧の減圧により
車両の停止距離が延びたり、また、操舵状態ではスリッ
プ率の急変により、車両の挙動が不安定になることがあ
った。このときの状態を図6を参照して説明する。この
図において立軸は車両及び車輪速度(周速)を示し、横
軸は時間を示している。まず、符号(イ)の時点で、運
転者がブレーキ操作を行いつつ操舵を行った場合、符号
(ロ)で示すように速度が減少するとともにヨーレート
が所定値となり、この状態が更に進行すると、符号
(ハ)で示すように、一点鎖線で示す模擬速度(車体速
度)に対して外側前輪の車輪速が所定値を下回まわり、
これにより外側車輪はスリップ状態と同等の挙動を示
す。
【0004】そして、外側車輪にこのような挙動が発生
した場合には、外側車輪がABSモードとなり、該外側
車輪のブレーキ圧を減圧させるようにし(符号(ニ)参
照)、このようなアンチスキッドを行うことにより、該
外側前輪の速度が増加するとともに、コーナリングフォ
ースが増大してオバーステア傾向を示す、すなわち、車
両挙動が悪化するという問題が生じていた(符号(ホ)
参照)。
した場合には、外側車輪がABSモードとなり、該外側
車輪のブレーキ圧を減圧させるようにし(符号(ニ)参
照)、このようなアンチスキッドを行うことにより、該
外側前輪の速度が増加するとともに、コーナリングフォ
ースが増大してオバーステア傾向を示す、すなわち、車
両挙動が悪化するという問題が生じていた(符号(ホ)
参照)。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、赤信号等により運転者が比較的急激なブ
レーキ操作や、ブレーキ操作中に操舵を行った場合に生
じる一時的なスリップ状態において、ABSモードに入
ることを防止する、すなわちABSモードに入るか否か
の判断を正確に行って、安定した車両走行を可能とした
アンチスキッド制御装置の提供を目的とする。
ものであって、赤信号等により運転者が比較的急激なブ
レーキ操作や、ブレーキ操作中に操舵を行った場合に生
じる一時的なスリップ状態において、ABSモードに入
ることを防止する、すなわちABSモードに入るか否か
の判断を正確に行って、安定した車両走行を可能とした
アンチスキッド制御装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、ブレーキペダルの踏込力によって
ブレーキ圧を発生させるマスタシリンダと、該マスタシ
リンダで発生したブレーキ圧により各車輪に対してブレ
ーキ力をそれぞれ発生させるホイールシリンダと、前記
マスタシリンダから前輪のホイールシリンダに対して供
給されたブレーキ圧を、少なくとも増圧又は減圧させる
前輪液圧制御手段と、前輪の速度を検出する前輪車輪速
センサと、運転者が車両に対して行わせた急激な変化を
検出するパニック状態検出手段と、 前記前輪車輪速セ
ンサの検出値に基づき、前記前輪液圧制御手段に対して
ブレーキ圧を減圧、増圧させるアンチスキッドブレーキ
モードを、前輪について設定させるコントローラとを有
してなり、前記コントローラでは、前記パニック状態検
出手段がパニック状態を検出しない場合には、前輪につ
いてのアンチスキッドブレーキモードの設定を行わせな
いようにしている。
に、第1の発明では、ブレーキペダルの踏込力によって
ブレーキ圧を発生させるマスタシリンダと、該マスタシ
リンダで発生したブレーキ圧により各車輪に対してブレ
ーキ力をそれぞれ発生させるホイールシリンダと、前記
マスタシリンダから前輪のホイールシリンダに対して供
給されたブレーキ圧を、少なくとも増圧又は減圧させる
前輪液圧制御手段と、前輪の速度を検出する前輪車輪速
センサと、運転者が車両に対して行わせた急激な変化を
検出するパニック状態検出手段と、 前記前輪車輪速セ
ンサの検出値に基づき、前記前輪液圧制御手段に対して
ブレーキ圧を減圧、増圧させるアンチスキッドブレーキ
モードを、前輪について設定させるコントローラとを有
してなり、前記コントローラでは、前記パニック状態検
出手段がパニック状態を検出しない場合には、前輪につ
いてのアンチスキッドブレーキモードの設定を行わせな
いようにしている。
【0007】第2の発明では、マスタシリンダから後輪
のホイールシリンダに対して供給されたブレーキ圧を、
少なくとも増圧又は減圧させる後輪液圧制御手段と、後
輪の速度を検出する後輪車輪速センサとを更に有し、前
記コントローラでは、前記後輪車輪速センサの検出値に
基づき、前記後輪液圧制御手段に対してブレーキ圧を減
少させるアンチスキッドブレーキモードを後輪について
設定させ、前記パニック状態検出手段では、後輪につい
てアンチスキッドブレーキモードの設定があった場合
に、これをパニック状態とみなすようにしている。
のホイールシリンダに対して供給されたブレーキ圧を、
少なくとも増圧又は減圧させる後輪液圧制御手段と、後
輪の速度を検出する後輪車輪速センサとを更に有し、前
記コントローラでは、前記後輪車輪速センサの検出値に
基づき、前記後輪液圧制御手段に対してブレーキ圧を減
少させるアンチスキッドブレーキモードを後輪について
設定させ、前記パニック状態検出手段では、後輪につい
てアンチスキッドブレーキモードの設定があった場合
に、これをパニック状態とみなすようにしている。
【0008】第3の発明では、前記前輪の車輪速から算
出した車輪減速度が、アンチスキッドブレーキモードに
入るスリップ程度判定基準値よりも大きな程度に設定さ
れた車輪減速度しきい値を越えたか否かを判定すること
により、運転者が車両に対して行わせた急激な変化を検
出するパニック状態検出手段を設けるようにしている。
出した車輪減速度が、アンチスキッドブレーキモードに
入るスリップ程度判定基準値よりも大きな程度に設定さ
れた車輪減速度しきい値を越えたか否かを判定すること
により、運転者が車両に対して行わせた急激な変化を検
出するパニック状態検出手段を設けるようにしている。
【0009】第4の発明では、前記前輪の車輪速から算
出したスリップ率が、アンチスキッドブレーキモードに
入るスリップ程度判定基準値よりも大きな程度に設定さ
れたスリップ率しきい値を越えたか否かを判定すること
により、運転者が車両に対して行わせた急激な変化を検
出するパニック状態検出手段を設けるようにしている。
出したスリップ率が、アンチスキッドブレーキモードに
入るスリップ程度判定基準値よりも大きな程度に設定さ
れたスリップ率しきい値を越えたか否かを判定すること
により、運転者が車両に対して行わせた急激な変化を検
出するパニック状態検出手段を設けるようにしている。
【0010】第5の発明では、操舵角センサで検出され
たハンドルの操舵角が、予め設定した操舵角しきい値を
越えたか否かを判定することにより、運転者が車両に対
して行わせた急激な変化を検出するパニック状態検出手
段を設けるようにしている。
たハンドルの操舵角が、予め設定した操舵角しきい値を
越えたか否かを判定することにより、運転者が車両に対
して行わせた急激な変化を検出するパニック状態検出手
段を設けるようにしている。
【0011】第6の発明では、横加速度センサで検出さ
れた車体の横加速度が、予め設定した横加速度しきい値
を越えたか否かを判定することにより、運転者が車両に
対して行わせた急激な変化を検出するパニック状態検出
手段を設けるようにしている。
れた車体の横加速度が、予め設定した横加速度しきい値
を越えたか否かを判定することにより、運転者が車両に
対して行わせた急激な変化を検出するパニック状態検出
手段を設けるようにしている。
【0012】
【作用】第1の発明のアンチスキッド制御装置によれ
ば、パニック状態検出手段において、運転者が車両に対
して行わせた急激な変化を検出した場合にのみ、前輪に
ついてのアンチスキッドブレーキモードの設定を行わせ
る制御を、コントローラに対して行わせるようにした。
すなわち、赤信号等により運転者が比較的急激なブレー
キ操作、ブレーキ操作中に操舵を行った場合に、前輪が
一時的なスリップ状態に陥ることがあるが、本発明のコ
ントローラでは、パニック状態検出手段によって、前輪
のスリップ状態が一時的なものか否か、ABS制御へ入
らない方が好ましいか否かを判断することができ、更に
このこの前輪のスリップ状態が一時的であると判断した
場合に、当該前輪がアンチスキッドブレーキモードモー
ドに入ることを防止するようにした。これにより本発明
のアンチスキッド制御装置では、前輪についての不必要
なアンチスキッド制御を防止することができ、これによ
って車両が不安定となることを防止できるものである。
ば、パニック状態検出手段において、運転者が車両に対
して行わせた急激な変化を検出した場合にのみ、前輪に
ついてのアンチスキッドブレーキモードの設定を行わせ
る制御を、コントローラに対して行わせるようにした。
すなわち、赤信号等により運転者が比較的急激なブレー
キ操作、ブレーキ操作中に操舵を行った場合に、前輪が
一時的なスリップ状態に陥ることがあるが、本発明のコ
ントローラでは、パニック状態検出手段によって、前輪
のスリップ状態が一時的なものか否か、ABS制御へ入
らない方が好ましいか否かを判断することができ、更に
このこの前輪のスリップ状態が一時的であると判断した
場合に、当該前輪がアンチスキッドブレーキモードモー
ドに入ることを防止するようにした。これにより本発明
のアンチスキッド制御装置では、前輪についての不必要
なアンチスキッド制御を防止することができ、これによ
って車両が不安定となることを防止できるものである。
【0013】第2〜第6の発明では、運転者が急激なブ
レーキ操作や急激な操舵を行うパニック状態の判断を、
後輪がアンチスキッドブレーキモードモードに入ったか
否か、前輪の車輪減速度がスリップ程度判定基準値より
も大きな程度に設定された車輪減速度しきい値を越えた
か否か、前輪のスリップ率がスリップ程度判定基準値よ
りも大きな程度に設定されたスリップ率しきい値を越え
たか否か、ハンドルの操舵角が操舵角しきい値を越えた
か否か、車体の横加速度が横加速度しきい値を越えたか
否かにより判定するようにした。すなわち、運転者が急
激なブレーキ操作や急激な操舵を行うパニック状態の判
断を、種々の場合において行うことができる。
レーキ操作や急激な操舵を行うパニック状態の判断を、
後輪がアンチスキッドブレーキモードモードに入ったか
否か、前輪の車輪減速度がスリップ程度判定基準値より
も大きな程度に設定された車輪減速度しきい値を越えた
か否か、前輪のスリップ率がスリップ程度判定基準値よ
りも大きな程度に設定されたスリップ率しきい値を越え
たか否か、ハンドルの操舵角が操舵角しきい値を越えた
か否か、車体の横加速度が横加速度しきい値を越えたか
否かにより判定するようにした。すなわち、運転者が急
激なブレーキ操作や急激な操舵を行うパニック状態の判
断を、種々の場合において行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の一実施
例として示したアンチスキッド制御装置の構成を説明す
る。まず、図1及び図2によりアンチスキッド制御装置
の全体の構成を説明する。符号1はマスタシリンダであ
って、このマスタシリンダ1は、ブレーキペダル2の踏
込力によってブレーキ液圧を発生する。このマスタシリ
ンダ1で発生した液圧は、モジュレータ3を介して左右
の前輪のブレーキのホイールシリンダ4・5へ供給され
るとともに、液圧制御弁6・7を介して左右の後輪のブ
レーキのホイールシリンダ8・9へ供給されるようにな
っている。
例として示したアンチスキッド制御装置の構成を説明す
る。まず、図1及び図2によりアンチスキッド制御装置
の全体の構成を説明する。符号1はマスタシリンダであ
って、このマスタシリンダ1は、ブレーキペダル2の踏
込力によってブレーキ液圧を発生する。このマスタシリ
ンダ1で発生した液圧は、モジュレータ3を介して左右
の前輪のブレーキのホイールシリンダ4・5へ供給され
るとともに、液圧制御弁6・7を介して左右の後輪のブ
レーキのホイールシリンダ8・9へ供給されるようにな
っている。
【0015】前記モジュレータ3は、マスタシリンダ1
から各ホイールシリンダ4・5・8・9へ向かう配管系
にそれぞれ設けられ、コントローラ10から供される制
御信号により、ブレーキ液圧の上昇を規制し、あるい
は、液圧を回復させる機能を有している。なお、 モジュ
レータ3の詳細は後述する。また、前記各車輪には、そ
の周速を検知する車輪速センサS1〜S4がそれぞれ設
けられており、これらの車輪速センサS1〜S4から得
られた車輪速データはコントローラ10に対して供給さ
れる。そして、前記コントローラ10では、車輪速デー
タに基づき車輪がスリップしているか否か、また、その
スリップの程度を計算により求め、その計算結果に基づ
いて前記モジュレータ3に対して所定のアンチスキッド
制御を実行させるようにしている。
から各ホイールシリンダ4・5・8・9へ向かう配管系
にそれぞれ設けられ、コントローラ10から供される制
御信号により、ブレーキ液圧の上昇を規制し、あるい
は、液圧を回復させる機能を有している。なお、 モジュ
レータ3の詳細は後述する。また、前記各車輪には、そ
の周速を検知する車輪速センサS1〜S4がそれぞれ設
けられており、これらの車輪速センサS1〜S4から得
られた車輪速データはコントローラ10に対して供給さ
れる。そして、前記コントローラ10では、車輪速デー
タに基づき車輪がスリップしているか否か、また、その
スリップの程度を計算により求め、その計算結果に基づ
いて前記モジュレータ3に対して所定のアンチスキッド
制御を実行させるようにしている。
【0016】また、前記コントローラ10には、操舵角
検出センサ30、横加速度センサ31、ヨーレート検出
センサ32、踏力センサ33がそれぞれ設けられ、これ
らセンサ30〜33の検出データはコントローラ10に
供給されるようになっている。操舵角検出センサ30は
ハンドルを操作した際の操舵角(st)を検出するもので
あって、一方向に回転した場合に正の値を出力し、他方
向に回転した場合に負の値を出力する。横加速度センサ
31は車両の横(幅)方向の加速度(g-lat) を検出す
るセンサである。なお、本実施例では、車両の横方向の
加速度が一定値以上となったか否かを検出すれば足りる
ので、この横加速度センサ31に代えて、車両の横方向
の加速度が一定値以上となったか否かを検出する横加速
度スイッチを用いても良い。なお、この場合には後述の
ステップ9のみを実行し、ステップ10は実行しないよ
うにする(後述する)。
検出センサ30、横加速度センサ31、ヨーレート検出
センサ32、踏力センサ33がそれぞれ設けられ、これ
らセンサ30〜33の検出データはコントローラ10に
供給されるようになっている。操舵角検出センサ30は
ハンドルを操作した際の操舵角(st)を検出するもので
あって、一方向に回転した場合に正の値を出力し、他方
向に回転した場合に負の値を出力する。横加速度センサ
31は車両の横(幅)方向の加速度(g-lat) を検出す
るセンサである。なお、本実施例では、車両の横方向の
加速度が一定値以上となったか否かを検出すれば足りる
ので、この横加速度センサ31に代えて、車両の横方向
の加速度が一定値以上となったか否かを検出する横加速
度スイッチを用いても良い。なお、この場合には後述の
ステップ9のみを実行し、ステップ10は実行しないよ
うにする(後述する)。
【0017】ヨーレート検出センサ32は車両のヨーレ
ート(y)を検出するセンサであって、一方向に回転し
た場合に正の値を出力し、他方向に回転した場合に負の
値を出力する。踏力センサ33は、ブレーキペダル2の
踏込力(pe)を検出するセンサであるが、この踏力セン
サ33はマスタシリンダ1に加えられた圧力を検出する
マスタシリンダ圧力センサと代用しても良い。そして、
この場合には、後述するステップ13及びステップ14
を以下のように変更すれば良い。すなわち、ステップ1
3において、マスタシリンダ圧力センサにて検出したマ
スタシリンダ圧力(pmc) が予め設定しておいたマスタ
シリンダ圧力しきい値(PMC1)より大きいか否かを判断
し、一方、ステップ14において、前記マスタシリンダ
圧力(pmc)から算出したマスタシリンダ昇圧速度(pm
c’)が、予め設定しておいたマスタシリンダ昇圧速度
しきい値(DPMC1 )より大きいか否かを判断する。ま
た、これに限定されず、踏力センサ33はマスタシリン
ダ1に一定値以上の圧力が加えられたか否かを検出する
マスタシリンダ圧力スイッチと代用しても良い。なお、
この場合にはステップ13のみを実行し、ステップ14
は実行しないようにする。
ート(y)を検出するセンサであって、一方向に回転し
た場合に正の値を出力し、他方向に回転した場合に負の
値を出力する。踏力センサ33は、ブレーキペダル2の
踏込力(pe)を検出するセンサであるが、この踏力セン
サ33はマスタシリンダ1に加えられた圧力を検出する
マスタシリンダ圧力センサと代用しても良い。そして、
この場合には、後述するステップ13及びステップ14
を以下のように変更すれば良い。すなわち、ステップ1
3において、マスタシリンダ圧力センサにて検出したマ
スタシリンダ圧力(pmc) が予め設定しておいたマスタ
シリンダ圧力しきい値(PMC1)より大きいか否かを判断
し、一方、ステップ14において、前記マスタシリンダ
圧力(pmc)から算出したマスタシリンダ昇圧速度(pm
c’)が、予め設定しておいたマスタシリンダ昇圧速度
しきい値(DPMC1 )より大きいか否かを判断する。ま
た、これに限定されず、踏力センサ33はマスタシリン
ダ1に一定値以上の圧力が加えられたか否かを検出する
マスタシリンダ圧力スイッチと代用しても良い。なお、
この場合にはステップ13のみを実行し、ステップ14
は実行しないようにする。
【0018】次いで、図2により前記各モジュレータ3
の具体的構成を説明する。符号11〜14は開閉いずれ
かの位置に切換られる切換弁であって、この切換弁11
〜14により、マスタシリンダ1から各ホイールシリン
ダ4・5・8・9へ向かう配管系がそれぞれ開閉される
ようになっている。また、前記切換弁11〜14には逆
止弁15〜18がそれぞれ設けられて、該切換弁11〜
14の「閉」状態時にマスタシリンダ1へ向かう方向へ
の液体の流れをそれぞれ許容するようになっている。さ
らに、前記切換弁11〜14と並列となる位置には切換
弁19〜22が接続されており、この切換弁19〜22
は、前記コントローラ10から供給される制御信号によ
り、ホイールシリンダ4・5、8・9内の作動油をリザ
ーバ23及び24にそれぞれ放出すべく開閉動作するよ
うになっている。なお、符号25・26でそれぞれ示す
ものは、モータ27により駆動されるポンプであって、
これらポンプ25・26は、前記コントローラ10から
供給される制御信号により、アンチスキッド制御に際し
て低下した配管系の液圧を回復させるべく駆動されるよ
うになっている。
の具体的構成を説明する。符号11〜14は開閉いずれ
かの位置に切換られる切換弁であって、この切換弁11
〜14により、マスタシリンダ1から各ホイールシリン
ダ4・5・8・9へ向かう配管系がそれぞれ開閉される
ようになっている。また、前記切換弁11〜14には逆
止弁15〜18がそれぞれ設けられて、該切換弁11〜
14の「閉」状態時にマスタシリンダ1へ向かう方向へ
の液体の流れをそれぞれ許容するようになっている。さ
らに、前記切換弁11〜14と並列となる位置には切換
弁19〜22が接続されており、この切換弁19〜22
は、前記コントローラ10から供給される制御信号によ
り、ホイールシリンダ4・5、8・9内の作動油をリザ
ーバ23及び24にそれぞれ放出すべく開閉動作するよ
うになっている。なお、符号25・26でそれぞれ示す
ものは、モータ27により駆動されるポンプであって、
これらポンプ25・26は、前記コントローラ10から
供給される制御信号により、アンチスキッド制御に際し
て低下した配管系の液圧を回復させるべく駆動されるよ
うになっている。
【0019】そして、上記構成とされることにより、モ
ジュレータ3は、マスタシリンダ1からホイールシリン
ダ4・5・8・9へ向かう各配管の系統において、
(a) 切換弁11〜14が「開」で切換弁19〜22
が「閉」とされた増圧モード、(b) 切換弁11〜1
4が「閉」で切換弁19〜22が「開」とされた減圧モ
ード、(c) 両切換弁11〜14・19〜22が
「閉」とされた保持モードのいずれかに設定されて、各
ホイールシリンダ4・5・8・9と、マスタシリンダ1
との間の管路中の液体の流れを制御するようになってい
る。
ジュレータ3は、マスタシリンダ1からホイールシリン
ダ4・5・8・9へ向かう各配管の系統において、
(a) 切換弁11〜14が「開」で切換弁19〜22
が「閉」とされた増圧モード、(b) 切換弁11〜1
4が「閉」で切換弁19〜22が「開」とされた減圧モ
ード、(c) 両切換弁11〜14・19〜22が
「閉」とされた保持モードのいずれかに設定されて、各
ホイールシリンダ4・5・8・9と、マスタシリンダ1
との間の管路中の液体の流れを制御するようになってい
る。
【0020】そして、このように構成されたモジュレー
タ3では、運転者がブレーキを掛けるべくブレーキペダ
ル2を踏込んだ場合には増圧モードが設定され、これに
より各ホイールシリンダ4・5・8・9に対して作動油
を供給してブレーキ圧を上昇させるようにしているが、
このときに車輪にスリップが発生した場合には、前記コ
ントローラ10が、アンチスキッド制御を行い、各車輪
速センサS1〜S4から供給される信号に基づき、前記
モジュレータ3を増圧モードから、例えば減圧モード、
保持モードに設定するようにしている。
タ3では、運転者がブレーキを掛けるべくブレーキペダ
ル2を踏込んだ場合には増圧モードが設定され、これに
より各ホイールシリンダ4・5・8・9に対して作動油
を供給してブレーキ圧を上昇させるようにしているが、
このときに車輪にスリップが発生した場合には、前記コ
ントローラ10が、アンチスキッド制御を行い、各車輪
速センサS1〜S4から供給される信号に基づき、前記
モジュレータ3を増圧モードから、例えば減圧モード、
保持モードに設定するようにしている。
【0021】なお、上記構成において、前輪の車輪速を
検出する車輪速センサS1とS2により「前輪車輪速セ
ンサ」が構成され、後輪の車輪速を検出する車輪速セン
サS3とS4により「後輪車輪速センサ」が構成され
る。また、モジュレータ3において、FRのホイールシ
リンダ4を制御する切換弁11,19及び逆止弁15、
及びFLのホイールシリンダ5を制御する切換弁12,
20及び逆止弁16によって「前輪液圧制御手段」が構
成され、一方、RRのホイールシリンダ8を制御する切
換弁13,21及び逆止弁17、及びRLのホイールシ
リンダ9を制御する切換弁14,22及び逆止弁18に
よって「後輪液圧制御手段」が構成される。
検出する車輪速センサS1とS2により「前輪車輪速セ
ンサ」が構成され、後輪の車輪速を検出する車輪速セン
サS3とS4により「後輪車輪速センサ」が構成され
る。また、モジュレータ3において、FRのホイールシ
リンダ4を制御する切換弁11,19及び逆止弁15、
及びFLのホイールシリンダ5を制御する切換弁12,
20及び逆止弁16によって「前輪液圧制御手段」が構
成され、一方、RRのホイールシリンダ8を制御する切
換弁13,21及び逆止弁17、及びRLのホイールシ
リンダ9を制御する切換弁14,22及び逆止弁18に
よって「後輪液圧制御手段」が構成される。
【0022】ここで、図3及び図4のフローチャートを
参照して、ブレーキ操作後のブレーキ液圧の制御につい
てステップ毎に説明する。
参照して、ブレーキ操作後のブレーキ液圧の制御につい
てステップ毎に説明する。
【0023】以下の説明において各種判定データとして
使用する車輪減速度a、スリップ率srは、前述したよ
うに車輪速センサS(S1〜S4)からそれぞれ出力さ
れた車輪速データを基にして算出されるものである。ま
た、これら車輪減速度a、スリップ率sr、操舵角検出
センサ30で検出された操舵角(st)、横加速度センサ
31で検出された車両の横(幅)方向の加速度(g-la
t) 、ヨーレート検出センサ32で検出された車両のヨ
ーレート(y)、踏力センサ33で検出されたブレーキ
ペダル2の踏込力(pe)とそれぞれ比較される車輪減速
度しきい値(A1〜A3。但し、A3>A2>A1>0) 、
スリップ率しきい値(s1,s2。但し、S2>S1>
0)、操舵角しきい値(st1)、操舵角変化速度しきい
値(DST1) 、横加速度しきい値(G1)、横加速度変化
速度しきい値(DG1 )、ヨーレートしきい値(Y1)、ヨ
ーレート変化速度しきい値(DY1)、ペダル踏力しきい
値(PE1)、ペダル踏力変化速度しきい値(DPE1)及び
以下のフローチャート(図3参照)に示される制御内容
は、上述したコントローラ10に予め記憶されているも
のである。
使用する車輪減速度a、スリップ率srは、前述したよ
うに車輪速センサS(S1〜S4)からそれぞれ出力さ
れた車輪速データを基にして算出されるものである。ま
た、これら車輪減速度a、スリップ率sr、操舵角検出
センサ30で検出された操舵角(st)、横加速度センサ
31で検出された車両の横(幅)方向の加速度(g-la
t) 、ヨーレート検出センサ32で検出された車両のヨ
ーレート(y)、踏力センサ33で検出されたブレーキ
ペダル2の踏込力(pe)とそれぞれ比較される車輪減速
度しきい値(A1〜A3。但し、A3>A2>A1>0) 、
スリップ率しきい値(s1,s2。但し、S2>S1>
0)、操舵角しきい値(st1)、操舵角変化速度しきい
値(DST1) 、横加速度しきい値(G1)、横加速度変化
速度しきい値(DG1 )、ヨーレートしきい値(Y1)、ヨ
ーレート変化速度しきい値(DY1)、ペダル踏力しきい
値(PE1)、ペダル踏力変化速度しきい値(DPE1)及び
以下のフローチャート(図3参照)に示される制御内容
は、上述したコントローラ10に予め記憶されているも
のである。
【0024】図3及び図4のフローチャートは、例えば
車両走行時に所定のタイミング毎に、順次各輪毎に処理
される。必要データ(車輪減速度等)も所定タイミング
毎に演算されてストアされており、フローチャートのス
テップで必要な場合に読み出される。また、各種変数
(STABLE、ABS)は例えば車両のエンジンON時に初
期化(STABLE=1、ABS=1、他の変数は0)され
る。なお、前2輪または後2輪を同じように制御すべく
セレクトロー制御等を用いても良い。この場合には、前
2輪または後2輪に共通の液圧制御手段(本実施例で言
えば2つのホイールシリンダに2つの電磁弁)を用いる
ことができる。
車両走行時に所定のタイミング毎に、順次各輪毎に処理
される。必要データ(車輪減速度等)も所定タイミング
毎に演算されてストアされており、フローチャートのス
テップで必要な場合に読み出される。また、各種変数
(STABLE、ABS)は例えば車両のエンジンON時に初
期化(STABLE=1、ABS=1、他の変数は0)され
る。なお、前2輪または後2輪を同じように制御すべく
セレクトロー制御等を用いても良い。この場合には、前
2輪または後2輪に共通の液圧制御手段(本実施例で言
えば2つのホイールシリンダに2つの電磁弁)を用いる
ことができる。
【0025】《ステップ1》「STABLE=0」の場合にス
テップ30に進み、また、「STABLE=1」の場合にステ
ップ1に進む(「STABLE」によって、車輪がスリップ状
態にあるか否かを認識する。) 《ステップ30》車輪速センサS(S1〜S4)から出
力された車輪速データを基に算出した車輪減速度aが予
め設定した設定値以上であるか否かを判断し、設定値以
上である場合(車輪減速度が大きい場合)にスリップ増
加傾向にあると判断してステップ31に進み、また、設
定値より小さい場合にスリップ増加傾向にはないと判断
してステップ32に進む。このステップ30では、スリ
ップ率srを読み出し、このスリップ率srが所定値以
上であるか否かにより、スリップ増加傾向か否かを判断
しても良い。 《ステップ31》モジュレータ3に対して減圧モードを
設定する。
テップ30に進み、また、「STABLE=1」の場合にステ
ップ1に進む(「STABLE」によって、車輪がスリップ状
態にあるか否かを認識する。) 《ステップ30》車輪速センサS(S1〜S4)から出
力された車輪速データを基に算出した車輪減速度aが予
め設定した設定値以上であるか否かを判断し、設定値以
上である場合(車輪減速度が大きい場合)にスリップ増
加傾向にあると判断してステップ31に進み、また、設
定値より小さい場合にスリップ増加傾向にはないと判断
してステップ32に進む。このステップ30では、スリ
ップ率srを読み出し、このスリップ率srが所定値以
上であるか否かにより、スリップ増加傾向か否かを判断
しても良い。 《ステップ31》モジュレータ3に対して減圧モードを
設定する。
【0026】《ステップ32》例えば、スリップ率sr
が所定値以下で、車輪減速度aが「a>0」であるか否
かによりスリップが回復したか否かを判断し、YESの
場合にステップ33に進み、また、NOの場合にステッ
プ34に進む。 《ステップ33》車両が安定した状態にあるとして「ST
ABLE」を「1」に設定する。 《ステップ34》モジュレータ3に対して保持モードを
設定する。 《ステップ35》電磁弁11〜14を間欠的に動作させ
ることによってブレーキ圧を段階的に増圧させるパルス
状増圧モードをモジュレータ3に設定する。
が所定値以下で、車輪減速度aが「a>0」であるか否
かによりスリップが回復したか否かを判断し、YESの
場合にステップ33に進み、また、NOの場合にステッ
プ34に進む。 《ステップ33》車両が安定した状態にあるとして「ST
ABLE」を「1」に設定する。 《ステップ34》モジュレータ3に対して保持モードを
設定する。 《ステップ35》電磁弁11〜14を間欠的に動作させ
ることによってブレーキ圧を段階的に増圧させるパルス
状増圧モードをモジュレータ3に設定する。
【0027】《ステップ2》一方、ステップ1にて「ST
ABLE=1」と判断された車輪について、既にABSモー
ドが設定されているか否かを判断し、当該車輪にABS
モードが設定されていないと判断した「0」の場合に次
のステップ3に進み、ABSモードが設定されていると
判断した「1」の場合にステップ20に進む。なお、こ
のABSモードを示すフラグは後述するステップ22に
て設定され、また、後述するステップ19にて解除され
る。 《ステップ3》処理を行っている車輪が前輪に属してい
るか否かを判断し、前輪に属していると判断したYES
の場合に次のステップ4に進み、また、後輪に属してい
ると判断したNOの場合にステップ20に進む。
ABLE=1」と判断された車輪について、既にABSモー
ドが設定されているか否かを判断し、当該車輪にABS
モードが設定されていないと判断した「0」の場合に次
のステップ3に進み、ABSモードが設定されていると
判断した「1」の場合にステップ20に進む。なお、こ
のABSモードを示すフラグは後述するステップ22に
て設定され、また、後述するステップ19にて解除され
る。 《ステップ3》処理を行っている車輪が前輪に属してい
るか否かを判断し、前輪に属していると判断したYES
の場合に次のステップ4に進み、また、後輪に属してい
ると判断したNOの場合にステップ20に進む。
【0028】なお、以下のステップ4及びステップ5〜
ステップ14では、例えば、運転者が車両に対して行わ
せた急ブレーキ、急ハンドル、これに伴う急激な車両状
態の変化等を検出するパニック状態検出工程を示してい
る。 《ステップ4》処理を行っている車輪が前輪に属してい
る場合に、後輪の少なくとも一方にABSモードが設定
されているか否かを判断し、ABSモードの設定が無い
と判断したNOの場合に次のステップ5に進み、また、
ABSモードの設定があると判断したYESの場合に次
のステップ20に進む。
ステップ14では、例えば、運転者が車両に対して行わ
せた急ブレーキ、急ハンドル、これに伴う急激な車両状
態の変化等を検出するパニック状態検出工程を示してい
る。 《ステップ4》処理を行っている車輪が前輪に属してい
る場合に、後輪の少なくとも一方にABSモードが設定
されているか否かを判断し、ABSモードの設定が無い
と判断したNOの場合に次のステップ5に進み、また、
ABSモードの設定があると判断したYESの場合に次
のステップ20に進む。
【0029】《ステップ5》前輪のいずれかについて、
車輪速センサS(S1・S2)から出力された車輪速デ
ータを基に算出された車輪減速度aが、予め設定された
車輪減速度しきい値A3 以上であるか否かを判断し、N
O(すなわち、スリップの程度が小)の場合にステップ
6に進み、また、YES(すなわち、スリップの程度が
大)の場合にステップ20に進む。 《ステップ6》前輪のいずれかについて、車輪速センサ
S(S1・S2)から出力された車輪速データを基に算
出されたスリップ率srが、予め設定されたスリップ率
しきい値s2 以上であるか否かを判断し、NO(すなわ
ち、スリップの程度が小)の場合にステップ7に進み、
また、YES(すなわち、スリップの程度が大)の場合
にステップ20に進む。
車輪速センサS(S1・S2)から出力された車輪速デ
ータを基に算出された車輪減速度aが、予め設定された
車輪減速度しきい値A3 以上であるか否かを判断し、N
O(すなわち、スリップの程度が小)の場合にステップ
6に進み、また、YES(すなわち、スリップの程度が
大)の場合にステップ20に進む。 《ステップ6》前輪のいずれかについて、車輪速センサ
S(S1・S2)から出力された車輪速データを基に算
出されたスリップ率srが、予め設定されたスリップ率
しきい値s2 以上であるか否かを判断し、NO(すなわ
ち、スリップの程度が小)の場合にステップ7に進み、
また、YES(すなわち、スリップの程度が大)の場合
にステップ20に進む。
【0030】《ステップ7》操舵角検出センサ30で検
出された操舵角(st)の絶対値が、予め設定された操舵
角しきい値(st1) より大きいか否かを判断し、NOの
場合にステップ8に進み、また、YESの場合にステッ
プ20に進む。 《ステップ8》操舵角検出センサ30で検出された操舵
角(st)の変化から算出された操舵角変化速度(st’)
の絶対値が、予め設定された操舵角変化速度しきい値
(DST1)より大きいか否かを判断し、NOの場合にステ
ップ9に進み、また、YESの場合にステップ20に進
む。
出された操舵角(st)の絶対値が、予め設定された操舵
角しきい値(st1) より大きいか否かを判断し、NOの
場合にステップ8に進み、また、YESの場合にステッ
プ20に進む。 《ステップ8》操舵角検出センサ30で検出された操舵
角(st)の変化から算出された操舵角変化速度(st’)
の絶対値が、予め設定された操舵角変化速度しきい値
(DST1)より大きいか否かを判断し、NOの場合にステ
ップ9に進み、また、YESの場合にステップ20に進
む。
【0031】《ステップ9》横加速度センサ31で検出
された車両の横(幅)方向の加速度(g-lat) の絶対値
が、予め設定された横加速度しきい値(G1) より大き
いか否かを判断し、NOの場合にステップ10に進み、
また、YESの場合にステップ20に進む。 《ステップ10》横加速度センサ31で検出された加速
度(g-lat)から算出された横加速度変化速度(g-la
t’)の絶対値が、横加速度変化速度しきい値(DG1)
より大きいか否かを判断し、NOの場合にステップ11
に進み、また、YESの場合にステップ20に進む。
された車両の横(幅)方向の加速度(g-lat) の絶対値
が、予め設定された横加速度しきい値(G1) より大き
いか否かを判断し、NOの場合にステップ10に進み、
また、YESの場合にステップ20に進む。 《ステップ10》横加速度センサ31で検出された加速
度(g-lat)から算出された横加速度変化速度(g-la
t’)の絶対値が、横加速度変化速度しきい値(DG1)
より大きいか否かを判断し、NOの場合にステップ11
に進み、また、YESの場合にステップ20に進む。
【0032】《ステップ11》ヨーレート検出センサ3
2で検出された車両のヨーレート(y)の絶対値が、予
め設定されたヨーレートしきい値(Y1)より大きいか否
かを判断し、NOの場合にステップ12に進み、また、
YESの場合にステップ20に進む。 《ステップ12》ヨーレート検出センサ32で検出され
た車両のヨーレート(y)の変化速度(y’)の絶対値
が、ヨーレート変化速度しきい値(DY1) より大きいか
否かを判断し、NOの場合にステップ13に進み、ま
た、YESの場合にステップ20に進む。
2で検出された車両のヨーレート(y)の絶対値が、予
め設定されたヨーレートしきい値(Y1)より大きいか否
かを判断し、NOの場合にステップ12に進み、また、
YESの場合にステップ20に進む。 《ステップ12》ヨーレート検出センサ32で検出され
た車両のヨーレート(y)の変化速度(y’)の絶対値
が、ヨーレート変化速度しきい値(DY1) より大きいか
否かを判断し、NOの場合にステップ13に進み、ま
た、YESの場合にステップ20に進む。
【0033】《ステップ13》踏力センサ33で検出さ
れたブレーキペダル2の踏込力(pe)が、予め設定され
たペダル踏力しきい値(PE1) より大きいか否かを判断
し、NOの場合にステップ14に進み、また、YESの
場合にステップ20に進む。 《ステップ14》踏力センサ33で検出されたブレーキ
ペダル2の踏込力(pe)の変化速度(PE’)が、ペダル
踏力変化速度しきい値(DPE1)より大きいか否かを判断
し、NOの場合にステップ15に進み、また、YESの
場合にステップ20に進む。
れたブレーキペダル2の踏込力(pe)が、予め設定され
たペダル踏力しきい値(PE1) より大きいか否かを判断
し、NOの場合にステップ14に進み、また、YESの
場合にステップ20に進む。 《ステップ14》踏力センサ33で検出されたブレーキ
ペダル2の踏込力(pe)の変化速度(PE’)が、ペダル
踏力変化速度しきい値(DPE1)より大きいか否かを判断
し、NOの場合にステップ15に進み、また、YESの
場合にステップ20に進む。
【0034】《ステップ15》ステップ4〜ステップ1
4にて、急ブレーキ、急ハンドル、これら急ブレーキ、
急ハンドルに伴う急激な車両状態の変化等が検出されな
かった場合には、更に、このステップ15にて、車輪減
速度aが、車輪減速度しきい値A1 以上であるか否かを
判断し、この判断の結果、車輪減速度aが車輪減速度し
きい値A1 より小と判断したNOの場合にステップ16
に進み、また、車輪減速度aが車輪減速度しきい値A1
より大と判断したYESの場合にステップ34に進む。 《ステップ16》ABSモードが設定されているか否か
を判断し、NOの場合にステップ17に進み、YESの
場合にステップ18に進む。 《ステップ17》通常のブレーキ圧の増圧(マスタシリ
ンダとホイールブレーキが単純に接続された状態)を行
う、すなわち増圧モードに設定した後、本フローチャー
トは一サイクルを終了する。
4にて、急ブレーキ、急ハンドル、これら急ブレーキ、
急ハンドルに伴う急激な車両状態の変化等が検出されな
かった場合には、更に、このステップ15にて、車輪減
速度aが、車輪減速度しきい値A1 以上であるか否かを
判断し、この判断の結果、車輪減速度aが車輪減速度し
きい値A1 より小と判断したNOの場合にステップ16
に進み、また、車輪減速度aが車輪減速度しきい値A1
より大と判断したYESの場合にステップ34に進む。 《ステップ16》ABSモードが設定されているか否か
を判断し、NOの場合にステップ17に進み、YESの
場合にステップ18に進む。 《ステップ17》通常のブレーキ圧の増圧(マスタシリ
ンダとホイールブレーキが単純に接続された状態)を行
う、すなわち増圧モードに設定した後、本フローチャー
トは一サイクルを終了する。
【0035】《ステップ18》パルス状増圧が所定時間
以上継続しているか否かを判断し、NOと判断した場合
にはステップ35に進み、また、YESと判断した場合
にはステップ19に進む。 《ステップ19》車両が既にアンチスキッドを要しない
安定した状態にあると判断して、ABSモードの設定を
解除(ABS=0を設定)した後、ステップ17に進
む。
以上継続しているか否かを判断し、NOと判断した場合
にはステップ35に進み、また、YESと判断した場合
にはステップ19に進む。 《ステップ19》車両が既にアンチスキッドを要しない
安定した状態にあると判断して、ABSモードの設定を
解除(ABS=0を設定)した後、ステップ17に進
む。
【0036】《ステップ20》車輪速センサS(S1〜
S4)から出力された車輪速データを基に算出されたス
リップ率srが、スリップ率しきい値s1 (スリップ程
度判定基準値)以上であるか否かを判断し、NO(スリ
ップの程度が小)の場合にステップ21に進み、また、
YES(スリップの程度が大)の場合にステップ22に
進む。 《ステップ21》車輪速センサS(S1〜S4)から出
力された車輪速データを基に算出された車輪減速度a
が、予め設定された車輪減速度しきい値A2 以上(すな
わち、スリップ程度判定基準値以上)であるか否かを判
断し、NO(スリップの程度が小:すなわち、スリップ
程度判定基準値以下)の場合にステップ15に進み、ま
た、YES(スリップの程度が大:すなわち、スリップ
程度判定基準値以上)の場合にステップ22に進む。
S4)から出力された車輪速データを基に算出されたス
リップ率srが、スリップ率しきい値s1 (スリップ程
度判定基準値)以上であるか否かを判断し、NO(スリ
ップの程度が小)の場合にステップ21に進み、また、
YES(スリップの程度が大)の場合にステップ22に
進む。 《ステップ21》車輪速センサS(S1〜S4)から出
力された車輪速データを基に算出された車輪減速度a
が、予め設定された車輪減速度しきい値A2 以上(すな
わち、スリップ程度判定基準値以上)であるか否かを判
断し、NO(スリップの程度が小:すなわち、スリップ
程度判定基準値以下)の場合にステップ15に進み、ま
た、YES(スリップの程度が大:すなわち、スリップ
程度判定基準値以上)の場合にステップ22に進む。
【0037】《ステップ22》アンチスキッド制御状態
を示すABS=0を設定し、車両の状態を示す「STABL
E」を、不安定、すなわちスリップ状態とする「0」に
設定する。なお、上記フローチャートにおいて、ステッ
プ4は「請求項2」に対応した判断であり、ステップ5
は「請求項3」に対応した判断であり、ステップ6は
「請求項4」に対応した判断であり、ステップ7は「請
求項5」に対応した判断であり、ステップ9は「請求項
6」に対応した判断である。
を示すABS=0を設定し、車両の状態を示す「STABL
E」を、不安定、すなわちスリップ状態とする「0」に
設定する。なお、上記フローチャートにおいて、ステッ
プ4は「請求項2」に対応した判断であり、ステップ5
は「請求項3」に対応した判断であり、ステップ6は
「請求項4」に対応した判断であり、ステップ7は「請
求項5」に対応した判断であり、ステップ9は「請求項
6」に対応した判断である。
【0038】次に、以上のようなフローチャートを用い
たパニック状態発生時の「前輪制御」の具体例について
説明する。 (1)前輪が急減速あるいはスリップ率増大を示した場
合の制御例。ステップ1〜ステップ4を順次経由後、ス
テップ5にて、処理を行っている前輪の車輪減速度a
が、予め設定された車輪減速度しきい値A3 以上である
か否かを判断し、あるいはステップ6にて当該前輪のス
リップ率srが、予め設定されたスリップ率しきい値s
2 以上であるか否かを判断する。すなわち、これらステ
ップ5・6において、パニック状態が発生したか否かを
判断し、更に、ステップ20・21にて、当該前輪をA
BSモードに設定するか否かを判断している。この場合
には、ステップ5またはステップ6がYESになると、
ステップ20またはステップ21でYESとなり、ステ
ップ22でABS=1が設定されてABSモードへ入
り、ステップ31で減圧モードが設定される。
たパニック状態発生時の「前輪制御」の具体例について
説明する。 (1)前輪が急減速あるいはスリップ率増大を示した場
合の制御例。ステップ1〜ステップ4を順次経由後、ス
テップ5にて、処理を行っている前輪の車輪減速度a
が、予め設定された車輪減速度しきい値A3 以上である
か否かを判断し、あるいはステップ6にて当該前輪のス
リップ率srが、予め設定されたスリップ率しきい値s
2 以上であるか否かを判断する。すなわち、これらステ
ップ5・6において、パニック状態が発生したか否かを
判断し、更に、ステップ20・21にて、当該前輪をA
BSモードに設定するか否かを判断している。この場合
には、ステップ5またはステップ6がYESになると、
ステップ20またはステップ21でYESとなり、ステ
ップ22でABS=1が設定されてABSモードへ入
り、ステップ31で減圧モードが設定される。
【0039】(2)後輪にABSモードが設定されてい
る場合の前輪の制御例。 ステップ1〜ステップ3を順次経由後、ステップ4
にて後輪がABSモードとなっていると判断した場合に
は、ステップ20・21に進んで、このステップ20・
21で、前輪にスリップ状態があるか否かを判断する。 ステップ20にて当該前輪のスリップ率srが、予
め設定されたスリップ率しきい値s1 以上であるか否か
を判断し、ステップ21にて当該前輪の車輪減速度a
が、予め設定された車輪減速度しきい値A2 以上である
か否かを判断し、その結果、このステップ20・21に
て、ステップ4のYES経由後に、前輪にスリップ状態
がある判断した場合(ステップ20又は21でYES)
には、このスリップ状態は一時的なものではないと判断
して、ステップ31にて当該前輪のブレーキ圧を減圧状
態とする。一方、このステップ20・21にてスリップ
状態が小さいと判断した場合(ステップ20及び21で
NO)には、前輪はスリップ状態にないと判断してステ
ップ15以下に進んで、ブレーキ圧を増圧あるいは保持
に設定する。
る場合の前輪の制御例。 ステップ1〜ステップ3を順次経由後、ステップ4
にて後輪がABSモードとなっていると判断した場合に
は、ステップ20・21に進んで、このステップ20・
21で、前輪にスリップ状態があるか否かを判断する。 ステップ20にて当該前輪のスリップ率srが、予
め設定されたスリップ率しきい値s1 以上であるか否か
を判断し、ステップ21にて当該前輪の車輪減速度a
が、予め設定された車輪減速度しきい値A2 以上である
か否かを判断し、その結果、このステップ20・21に
て、ステップ4のYES経由後に、前輪にスリップ状態
がある判断した場合(ステップ20又は21でYES)
には、このスリップ状態は一時的なものではないと判断
して、ステップ31にて当該前輪のブレーキ圧を減圧状
態とする。一方、このステップ20・21にてスリップ
状態が小さいと判断した場合(ステップ20及び21で
NO)には、前輪はスリップ状態にないと判断してステ
ップ15以下に進んで、ブレーキ圧を増圧あるいは保持
に設定する。
【0040】(3)操舵角検出センサ30、横加速度セ
ンサ31、ヨーレート検出センサ32、踏力センサ33
によってパニック状態が検出された場合の前輪の制御
例。 ステップ1〜ステップ6を順次経由後、ステップ7
〜14にて車両のパニック状態が検出された場合には、
ステップ20・21に進む。 ステップ20にて当該前輪のスリップ率srが、予
め設定されたスリップ率しきい値s1 以上であるか否か
を判断し、ステップ21にて当該前輪の車輪減速度a
が、予め設定された車輪減速度しきい値A2 以上である
か否かを判断する。そして、このステップ20・21に
て、ステップ7〜14のいずれかのYES経由後に、前
輪にスリップ状態がある判断した場合(ステップ20又
は21でYES)には、このスリップ状態は一時的なも
のではないと判断して、ステップ31にて当該前輪のブ
レーキ圧を減圧状態とする。一方、このステップ20・
21にてスリップ状態が小さいと判断した場合(ステッ
プ20及び21でNO)には、ステップ15以下に進ん
で、ブレーキ圧を増圧あるいは保持に設定する。
ンサ31、ヨーレート検出センサ32、踏力センサ33
によってパニック状態が検出された場合の前輪の制御
例。 ステップ1〜ステップ6を順次経由後、ステップ7
〜14にて車両のパニック状態が検出された場合には、
ステップ20・21に進む。 ステップ20にて当該前輪のスリップ率srが、予
め設定されたスリップ率しきい値s1 以上であるか否か
を判断し、ステップ21にて当該前輪の車輪減速度a
が、予め設定された車輪減速度しきい値A2 以上である
か否かを判断する。そして、このステップ20・21に
て、ステップ7〜14のいずれかのYES経由後に、前
輪にスリップ状態がある判断した場合(ステップ20又
は21でYES)には、このスリップ状態は一時的なも
のではないと判断して、ステップ31にて当該前輪のブ
レーキ圧を減圧状態とする。一方、このステップ20・
21にてスリップ状態が小さいと判断した場合(ステッ
プ20及び21でNO)には、ステップ15以下に進ん
で、ブレーキ圧を増圧あるいは保持に設定する。
【0041】以上詳細に説明したように本実施例に示す
アンチスキッド制御装置によれば、ステップ4〜ステッ
プ14において、運転者が車両に対して行わせた急激な
変化を検出することができ、このような検出があった場
合に、ステップ20・21に進む。これによってABS
制御が必要な場合のみABSモードに入ることができ
る。そして、ステップ20において、車輪速センサS
1,S2の検出値から求めた前輪のスリップ率srが予
め設定されたスリップ率しきい値s1 以下であると判断
した場合、また、ステップ21において、車輪速センサ
S1,S2の検出値から求めた前輪の車輪減速度aが、
予め設定された車輪減速度しきい値A2 以下である場合
には、前輪はスリップ状態にないとしてステップ15に
進ませるようにする。すなわち、本実施例に示すアンチ
スキッド制御装置によれば、ステップ4〜ステップ14
を経由した場合にのみ、前輪はABSモードに入り得る
から、これ以外の場合には前輪のホイールシリンダの減
圧を行なうようなことはなく、これによって前輪につい
ての不必要なアンチスキッド制御を防止することがで
き、図6(B)に(ヘ)で示すようにブレーキ圧を保持
して、図6(A)に(ト)で示し、図6(C)に(チ)
で示すように車両が不安定となることを防止できる効果
が得られる。
アンチスキッド制御装置によれば、ステップ4〜ステッ
プ14において、運転者が車両に対して行わせた急激な
変化を検出することができ、このような検出があった場
合に、ステップ20・21に進む。これによってABS
制御が必要な場合のみABSモードに入ることができ
る。そして、ステップ20において、車輪速センサS
1,S2の検出値から求めた前輪のスリップ率srが予
め設定されたスリップ率しきい値s1 以下であると判断
した場合、また、ステップ21において、車輪速センサ
S1,S2の検出値から求めた前輪の車輪減速度aが、
予め設定された車輪減速度しきい値A2 以下である場合
には、前輪はスリップ状態にないとしてステップ15に
進ませるようにする。すなわち、本実施例に示すアンチ
スキッド制御装置によれば、ステップ4〜ステップ14
を経由した場合にのみ、前輪はABSモードに入り得る
から、これ以外の場合には前輪のホイールシリンダの減
圧を行なうようなことはなく、これによって前輪につい
ての不必要なアンチスキッド制御を防止することがで
き、図6(B)に(ヘ)で示すようにブレーキ圧を保持
して、図6(A)に(ト)で示し、図6(C)に(チ)
で示すように車両が不安定となることを防止できる効果
が得られる。
【0042】なお、本実施例では、モジュレータ3にブ
レーキ圧を保持できる形式のものを使用したが、これに
限定されず、図5に示すような減圧と増圧しか設定でき
ないモジュレータ40を使用しても良い。すなわち、マ
スタシリンダ41から送られたブレーキ液を、切換弁4
1〜44により直接ホイールシリンダ4・5・8・9に
導くか(増圧、緩増圧)、ポンプ45によりブレーキ液
をホイールシリンダ4・5・8・9から排出する(減
圧)といった切り換えしかできないモジュレータ40を
使用しても良い。なお、図5において、符号46で示す
ものはリザーバであり、符号47・48で示すものは逆
止弁である。
レーキ圧を保持できる形式のものを使用したが、これに
限定されず、図5に示すような減圧と増圧しか設定でき
ないモジュレータ40を使用しても良い。すなわち、マ
スタシリンダ41から送られたブレーキ液を、切換弁4
1〜44により直接ホイールシリンダ4・5・8・9に
導くか(増圧、緩増圧)、ポンプ45によりブレーキ液
をホイールシリンダ4・5・8・9から排出する(減
圧)といった切り換えしかできないモジュレータ40を
使用しても良い。なお、図5において、符号46で示す
ものはリザーバであり、符号47・48で示すものは逆
止弁である。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように第1の発明の
アンチスキッド制御装置によれば、パニック状態検出手
段において、運転者が車両に対して行わせた急激な変化
を検出した場合にのみ、前輪についてのアンチスキッド
ブレーキモードの設定を行わせる制御を、コントローラ
に対して行わせるようにした。すなわち、赤信号等によ
り運転者が比較的急激なブレーキ操作、ブレーキ操作中
に操舵を行った場合に、前輪が一時的なスリップ状態に
陥ることがあるが、本発明のコントローラでは、パニッ
ク状態検出手段によって、前輪のスリップ状態が一時的
なものか否か、ABS制御へ入らない方が好ましいか否
かを判断することができ、更にこのこの前輪のスリップ
状態が一時的であると判断した場合に、当該前輪がアン
チスキッドブレーキモードモードに入ることを防止する
ようにした。これにより本発明のアンチスキッド制御装
置では、前輪についての不必要なアンチスキッド制御を
防止することができ、これによって車両が不安定となる
ことを防止できる効果が得られる。
アンチスキッド制御装置によれば、パニック状態検出手
段において、運転者が車両に対して行わせた急激な変化
を検出した場合にのみ、前輪についてのアンチスキッド
ブレーキモードの設定を行わせる制御を、コントローラ
に対して行わせるようにした。すなわち、赤信号等によ
り運転者が比較的急激なブレーキ操作、ブレーキ操作中
に操舵を行った場合に、前輪が一時的なスリップ状態に
陥ることがあるが、本発明のコントローラでは、パニッ
ク状態検出手段によって、前輪のスリップ状態が一時的
なものか否か、ABS制御へ入らない方が好ましいか否
かを判断することができ、更にこのこの前輪のスリップ
状態が一時的であると判断した場合に、当該前輪がアン
チスキッドブレーキモードモードに入ることを防止する
ようにした。これにより本発明のアンチスキッド制御装
置では、前輪についての不必要なアンチスキッド制御を
防止することができ、これによって車両が不安定となる
ことを防止できる効果が得られる。
【0044】第2〜第6の発明では、赤信号等により運
転者が比較的急激なブレーキ操作及び操舵を行ったか否
かを示すパニック状態の判断を、後輪がアンチスキッド
ブレーキモードモードに入っているか否か、前輪の車輪
減速度が前記スリップ程度判定基準値よりも大きな程度
に設定された車輪減速度しきい値を越えたか否か、前輪
のスリップ率が前記スリップ程度判定基準値よりも大き
な程度に設定されたスリップ率しきい値を越えたか否
か、ハンドルの操舵角が操舵角しきい値を越えたか否
か、車体の横加速度が横加速度しきい値を越えたか否か
により判定するようにした。すなわち、運転者が比較的
急激なブレーキ操作及び操舵を行ったか否かを示すパニ
ック状態を、種々の場合において判断することができる
効果が得られる。
転者が比較的急激なブレーキ操作及び操舵を行ったか否
かを示すパニック状態の判断を、後輪がアンチスキッド
ブレーキモードモードに入っているか否か、前輪の車輪
減速度が前記スリップ程度判定基準値よりも大きな程度
に設定された車輪減速度しきい値を越えたか否か、前輪
のスリップ率が前記スリップ程度判定基準値よりも大き
な程度に設定されたスリップ率しきい値を越えたか否
か、ハンドルの操舵角が操舵角しきい値を越えたか否
か、車体の横加速度が横加速度しきい値を越えたか否か
により判定するようにした。すなわち、運転者が比較的
急激なブレーキ操作及び操舵を行ったか否かを示すパニ
ック状態を、種々の場合において判断することができる
効果が得られる。
【図1】ブレーキのホイールシリンダに作動油を供給す
るためのブレーキ液圧系統を示す配管図。
るためのブレーキ液圧系統を示す配管図。
【図2】図1に示すモジュレータ3の具体的構成を示す
配管図。
配管図。
【図3】モジュレータを制御するための本発明に係わる
フローチャート。
フローチャート。
【図4】モジュレータを制御するための本発明に係わる
フローチャート。
フローチャート。
【図5】図1に示すモジュレータ3の他の具体的構成を
示す配管図。
示す配管図。
【図6】(a)車体速度と外側前輪車輪速との関係を示
すグラフ、(b)外側前輪のブレーキ圧を示すグラフ、
(c)車体のヨーレートを示すグラフ。
すグラフ、(b)外側前輪のブレーキ圧を示すグラフ、
(c)車体のヨーレートを示すグラフ。
3 モジュレータ(前輪/後輪液圧制御手段) 4 ホイールシリンダ 5 ホイールシリンダ 8 ホイールシリンダ 9 ホイールシリンダ 10 コントローラ(パニック状態検出手段) S1・S2 車輪速センサ(前輪車輪速センサ) S3・S4 車輪速センサ(後輪車輪速センサ) 40 モジュレータ(前輪/後輪液圧制御手段)
Claims (6)
- 【請求項1】 ブレーキペダルの踏込力によってブレー
キ圧を発生させるマスタシリンダと、 該マスタシリンダで発生したブレーキ圧により各車輪に
対してブレーキ力をそれぞれ発生させるホイールシリン
ダと、 前記マスタシリンダから前輪のホイールシリンダに対し
て供給されたブレーキ圧を、少なくとも増圧又は減圧さ
せる前輪液圧制御手段と、 前輪の速度を検出する前輪車輪速センサと、 運転者が車両に対して行わせた急激な変化を検出するパ
ニック状態検出手段と、 前記前輪車輪速センサの検出値に基づき、前記前輪液圧
制御手段に対してブレーキ圧を減圧、増圧させるアンチ
スキッドブレーキモードを、前輪について設定させるコ
ントローラとを有してなり、 前記コントローラは、前記パニック状態検出手段がパニ
ック状態を検出しない場合には、前輪についてのアンチ
スキッドブレーキモードの設定を行わせないことを特徴
とするアンチスキッド制御装置。 - 【請求項2】 マスタシリンダから後輪のホイールシ
リンダに対して供給されたブレーキ圧を、少なくとも増
圧又は減圧させる後輪液圧制御手段と、 後輪の速度を検出する後輪車輪速センサとを更に有し、 前記コントローラは、前記後輪車輪速センサの検出値に
基づき、前記後輪液圧制御手段に対してブレーキ圧を減
少させるアンチスキッドブレーキモードを後輪について
設定させ、 前記パニック状態検出手段は、後輪についてアンチスキ
ッドブレーキモードの設定があった場合に、これをパニ
ック状態とみなすことを特徴とする請求項1記載のアン
チスキッド制御装置。 - 【請求項3】 前記パニック状態検出手段では、 前記前輪の車輪速から算出した車輪減速度が、アンチス
キッドブレーキモードに入るスリップ程度判定基準値よ
りも大きな程度に設定された車輪減速度しきい値を越え
たか否かを判定することにより、運転者が車両に対して
行わせた急激な変化を検出することを特徴とする請求項
1記載のアンチスキッド制御装置。 - 【請求項4】 前記パニック状態検出手段では、 前記前輪の車輪速から算出したスリップ率が、アンチス
キッドブレーキモードに入るスリップ程度判定基準値よ
りも大きな程度に設定されたスリップ率しきい値を越え
たか否かを判定することにより、運転者が車両に対して
行わせた急激な変化を検出することを特徴とする請求項
1記載のアンチスキッド制御装置。 - 【請求項5】 前記パニック状態検出手段では、 操舵角センサで検出されたハンドルの操舵角が、予め設
定した操舵角しきい値を越えたか否かを判定することに
より、運転者が車両に対して行わせた急激な変化を検出
することを特徴とする請求項1記載のアンチスキッド制
御装置。 - 【請求項6】 前記パニック状態検出手段では、 横加速度センサで検出された車体の横加速度が、予め設
定した横加速度しきい値を越えたか否かを判定すること
により、運転者が車両に対して行わせた急激な変化を検
出することを特徴とする請求項1記載のアンチスキッド
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25021492A JPH0699803A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | アンチスキッド制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25021492A JPH0699803A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | アンチスキッド制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699803A true JPH0699803A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17204528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25021492A Withdrawn JPH0699803A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | アンチスキッド制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699803A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001151094A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-05 | Mazda Motor Corp | 車両の制動装置 |
| JP2011240851A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Railway Technical Research Institute | 制動制御装置及び制動制御方法並びにそのプログラム |
| CN115649136A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-01-31 | 天津垠石精工技术有限公司 | 一种具有防侧滑功能的防抱死制动控制方法 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP25021492A patent/JPH0699803A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001151094A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-05 | Mazda Motor Corp | 車両の制動装置 |
| JP2011240851A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Railway Technical Research Institute | 制動制御装置及び制動制御方法並びにそのプログラム |
| CN115649136A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-01-31 | 天津垠石精工技术有限公司 | 一种具有防侧滑功能的防抱死制动控制方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |