JPH0699841A - 四輪操舵用可変リリーフ機構 - Google Patents
四輪操舵用可変リリーフ機構Info
- Publication number
- JPH0699841A JPH0699841A JP24978592A JP24978592A JPH0699841A JP H0699841 A JPH0699841 A JP H0699841A JP 24978592 A JP24978592 A JP 24978592A JP 24978592 A JP24978592 A JP 24978592A JP H0699841 A JPH0699841 A JP H0699841A
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- JP
- Japan
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- valve
- steering
- piston
- angle
- steering angle
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 四輪操舵車の後輪の操舵性の向上を図る。
【構成】 バルブボデイ内に収納され一端がピストンに
軸方向に所定の遊動ストロークを存して連結され他端の
弁部が半球状をなし前記ピストンのストロークによりバ
ルブシートに当接する弁体、弁体とピストンとの間に縮
設され弁体に押圧力を付与するスプリング及びハンドル
角に応じて回転するシャフトとピストンとの間に介在さ
れハンドル角が所定範囲を超えたときに閉弁させると共
にハンドル角の増大に応じてスプリグのばね力を高くす
るクランク機構とを具備した舵角応動シャットアンド可
変リリーフ圧弁30と、リヤパワーシリンダ22と舵角
応動シャットアンド可変リリーフ圧弁との間に介在され
スプールがリヤパワーシリンダのロッドに連結されて一
体に駆動され後輪の舵角が所定範囲を超えたときに開弁
してパワーシリンダの油圧を舵角応動シャットアンド可
変リリーフ圧弁にリリーフさせる作動制限リリーフ弁5
0とを備えた構成としたものである。
軸方向に所定の遊動ストロークを存して連結され他端の
弁部が半球状をなし前記ピストンのストロークによりバ
ルブシートに当接する弁体、弁体とピストンとの間に縮
設され弁体に押圧力を付与するスプリング及びハンドル
角に応じて回転するシャフトとピストンとの間に介在さ
れハンドル角が所定範囲を超えたときに閉弁させると共
にハンドル角の増大に応じてスプリグのばね力を高くす
るクランク機構とを具備した舵角応動シャットアンド可
変リリーフ圧弁30と、リヤパワーシリンダ22と舵角
応動シャットアンド可変リリーフ圧弁との間に介在され
スプールがリヤパワーシリンダのロッドに連結されて一
体に駆動され後輪の舵角が所定範囲を超えたときに開弁
してパワーシリンダの油圧を舵角応動シャットアンド可
変リリーフ圧弁にリリーフさせる作動制限リリーフ弁5
0とを備えた構成としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四輪操舵用可変リリー
フ機構に関する。
フ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】四輪(全輪)操舵機能は、前輪の舵角に
応じて、且つ前輪に同期させて後輪に前輪と同相又は逆
相の舵角を付与して操安性を積極的に向上させるように
したものである。この四輪操舵装置としては、図1に示
すようにハンドル1の操舵力をパワーステアリングシリ
ンダ2に伝達して前輪FL、FRを操舵すると共に、電
子制御装置(図示せず)によりハンドル角センサ12、
車速センサ、後輪舵角センサ等からの信号に応じて舵角
制御弁3を同相又は逆相側に切り換え、オイルポンプ4
から吐出された油圧をリヤパワーシリンダ5に供給し、
前輪の舵角及び車速に応じて、且つ前輪と同期させて後
輪RL、RRを前輪と同相又は逆相に転舵させる。
応じて、且つ前輪に同期させて後輪に前輪と同相又は逆
相の舵角を付与して操安性を積極的に向上させるように
したものである。この四輪操舵装置としては、図1に示
すようにハンドル1の操舵力をパワーステアリングシリ
ンダ2に伝達して前輪FL、FRを操舵すると共に、電
子制御装置(図示せず)によりハンドル角センサ12、
車速センサ、後輪舵角センサ等からの信号に応じて舵角
制御弁3を同相又は逆相側に切り換え、オイルポンプ4
から吐出された油圧をリヤパワーシリンダ5に供給し、
前輪の舵角及び車速に応じて、且つ前輪と同期させて後
輪RL、RRを前輪と同相又は逆相に転舵させる。
【0003】更に、フロントのサブラック6、ケーブル
プーリ7、メカケーブル8、リヤのプーリ9等により構
成された大舵角操舵機構10を備え、後輪操舵時、大舵
角操舵は、ハンドルとメカ的に連結して操舵するように
なっている。そして、この大舵角操舵機構10は、操舵
方向が逆相のみに限定されている(図2)。
プーリ7、メカケーブル8、リヤのプーリ9等により構
成された大舵角操舵機構10を備え、後輪操舵時、大舵
角操舵は、ハンドルとメカ的に連結して操舵するように
なっている。そして、この大舵角操舵機構10は、操舵
方向が逆相のみに限定されている(図2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の四輪操舵装置の大舵角操舵機構は、後輪の操舵方向
が逆相のみに限定されているために、低速時における同
相(カニ走り)が不可となり、例えば、縦列駐車から抜
け出る場合、車両の隅部が後輪の逆相操舵が行われると
壁等の障害物に干渉する虞れがある。また、前記大舵角
操舵機構は、構成部品が多く、且つフリクションも大き
い。また、システムのコストも高い等の問題がある。
成の四輪操舵装置の大舵角操舵機構は、後輪の操舵方向
が逆相のみに限定されているために、低速時における同
相(カニ走り)が不可となり、例えば、縦列駐車から抜
け出る場合、車両の隅部が後輪の逆相操舵が行われると
壁等の障害物に干渉する虞れがある。また、前記大舵角
操舵機構は、構成部品が多く、且つフリクションも大き
い。また、システムのコストも高い等の問題がある。
【0005】また、ハンドル角をメータリングシリンダ
(メータリングポンプ)を介して後輪に油圧で伝達した
り、或いはハンドル角を連結シャフトとラック・アンド
・ピニオンとにより後輪に機械的に伝達する変換機構
は、構造が非常に複雑であるために、操舵感が阻害され
るという問題がある。本発明は上述の点に鑑みてなされ
たもので、低速大舵角を同相、逆相に操舵可能とし、且
つハンドル中立付近における後輪の大舵角操舵を防止す
るようにした四輪操舵用可変リリーフ機構を提供するこ
とを目的とする。
(メータリングポンプ)を介して後輪に油圧で伝達した
り、或いはハンドル角を連結シャフトとラック・アンド
・ピニオンとにより後輪に機械的に伝達する変換機構
は、構造が非常に複雑であるために、操舵感が阻害され
るという問題がある。本発明は上述の点に鑑みてなされ
たもので、低速大舵角を同相、逆相に操舵可能とし、且
つハンドル中立付近における後輪の大舵角操舵を防止す
るようにした四輪操舵用可変リリーフ機構を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、バルブボデイ内に収納され一端がピ
ストンに軸方向に所定の遊動ストロークを存して連結さ
れ他端の弁部が半球状をなし前記ピストンのストローク
によりバルブシートに当接する弁体と、前記弁体とピス
トンとの間に縮設され前記弁体に押圧力を付与するスプ
リングと、ハンドル角に応じて回転するシャフトと前記
ピストンとの間に介在され前記ハンドル角が所定範囲を
超えたときに閉弁させると共にハンドル角の増大に応じ
て前記スプリングのばね力を高くするクランク機構とを
具備した舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁と、
リヤパワーシリンダと前記舵角応動シャットアンド可変
リリーフ圧弁との間に介在されスプールがリヤパワーシ
リンダのロッドに連結されて一体に駆動され後輪の舵角
が所定範囲を超えたときに開弁して前記パワーシリンダ
の油圧を前記舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁
を介してリリーフさせる作動制限リリーフ弁とを備えた
構成としたものである。
に本発明によれば、バルブボデイ内に収納され一端がピ
ストンに軸方向に所定の遊動ストロークを存して連結さ
れ他端の弁部が半球状をなし前記ピストンのストローク
によりバルブシートに当接する弁体と、前記弁体とピス
トンとの間に縮設され前記弁体に押圧力を付与するスプ
リングと、ハンドル角に応じて回転するシャフトと前記
ピストンとの間に介在され前記ハンドル角が所定範囲を
超えたときに閉弁させると共にハンドル角の増大に応じ
て前記スプリングのばね力を高くするクランク機構とを
具備した舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁と、
リヤパワーシリンダと前記舵角応動シャットアンド可変
リリーフ圧弁との間に介在されスプールがリヤパワーシ
リンダのロッドに連結されて一体に駆動され後輪の舵角
が所定範囲を超えたときに開弁して前記パワーシリンダ
の油圧を前記舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁
を介してリリーフさせる作動制限リリーフ弁とを備えた
構成としたものである。
【0007】
【作用】舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁は、
ハンドル角に応じてクランク機構がピストンをストロー
クさせて弁体を駆動し、ハンドル角が所定の範囲内のと
きには開弁しており、当該所定の範囲を超えて大舵角操
舵されると弁体がバルブシートの弁座に圧接されて閉弁
する。ピストンは、ハンドル角の増大に応じてスプリン
グを圧縮しながら遊動ストローク内でストロークし、こ
れに伴い開弁圧が増加して、リリーフ圧が高くなる。
ハンドル角に応じてクランク機構がピストンをストロー
クさせて弁体を駆動し、ハンドル角が所定の範囲内のと
きには開弁しており、当該所定の範囲を超えて大舵角操
舵されると弁体がバルブシートの弁座に圧接されて閉弁
する。ピストンは、ハンドル角の増大に応じてスプリン
グを圧縮しながら遊動ストローク内でストロークし、こ
れに伴い開弁圧が増加して、リリーフ圧が高くなる。
【0008】一方、四輪操舵時にリヤパワーシリンダが
作動して後輪を転舵すると、これに伴い作動制限リリー
フ弁のスプールが駆動され、後輪舵角が所定範囲を超え
ると開弁してリヤパワーシリンダの油圧を前記舵角応動
シャットアンド可変リリーフ圧弁を介してリリーフす
る。これにより、ハンドル角が所定範囲内のときには舵
角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁が開弁し、リヤ
パワーシリンダの油圧が作動制限リリーフ弁によりリリ
ーフされて後輪舵角が小舵角に制限され、ハンドル角が
大舵角のときには舵角応動シャットアンド可変リリーフ
圧弁が閉弁され、且つハンドル角に応じてリリーフ圧が
高くなる。これによりリヤパワーシリンダの油圧のリリ
ーフが高くなり、後輪が大舵角に転舵される。
作動して後輪を転舵すると、これに伴い作動制限リリー
フ弁のスプールが駆動され、後輪舵角が所定範囲を超え
ると開弁してリヤパワーシリンダの油圧を前記舵角応動
シャットアンド可変リリーフ圧弁を介してリリーフす
る。これにより、ハンドル角が所定範囲内のときには舵
角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁が開弁し、リヤ
パワーシリンダの油圧が作動制限リリーフ弁によりリリ
ーフされて後輪舵角が小舵角に制限され、ハンドル角が
大舵角のときには舵角応動シャットアンド可変リリーフ
圧弁が閉弁され、且つハンドル角に応じてリリーフ圧が
高くなる。これによりリヤパワーシリンダの油圧のリリ
ーフが高くなり、後輪が大舵角に転舵される。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図3は、本発明に係る四輪操舵用可変リリー
フ機構を適用した四輪操舵システムの概要を示し、パワ
ーステアリングシリンダ21のロッドの両端には左右の
前輪FL、FRが、リヤパワーシリンダ22のロッドの
両端には左右の後輪RL、RRが取り付けられており、
パワーステアリングシリンダ21には可変リリーフ機構
30が取り付けられている。パワーステアリングシリン
ダ21は、ハンドル20の回転に応じて作動して前輪F
L、FRの舵角を制御し、リヤパワーシリンダ22は、
油圧に応じて作動して後輪RL、RRの舵角を制御す
る。油圧ポンプ23は、前輪操舵用の油圧ポンプ23A
と後輪操舵用油圧ポンプ23Bとの2個の油圧ポンプが
一体的に組付けられて構成されており、エンジン(図示
せず)により駆動される。
詳述する。図3は、本発明に係る四輪操舵用可変リリー
フ機構を適用した四輪操舵システムの概要を示し、パワ
ーステアリングシリンダ21のロッドの両端には左右の
前輪FL、FRが、リヤパワーシリンダ22のロッドの
両端には左右の後輪RL、RRが取り付けられており、
パワーステアリングシリンダ21には可変リリーフ機構
30が取り付けられている。パワーステアリングシリン
ダ21は、ハンドル20の回転に応じて作動して前輪F
L、FRの舵角を制御し、リヤパワーシリンダ22は、
油圧に応じて作動して後輪RL、RRの舵角を制御す
る。油圧ポンプ23は、前輪操舵用の油圧ポンプ23A
と後輪操舵用油圧ポンプ23Bとの2個の油圧ポンプが
一体的に組付けられて構成されており、エンジン(図示
せず)により駆動される。
【0010】パワーステアリングシリンダ21のポート
21aは、油路60を介して前輪操舵用油圧ポンプ23
Aの吐出ポートに、ポート21bは、油路61を介して
リザーブタンク24に接続されている。四輪操舵用可変
リリーフ機構は、舵角応動シャットアンド可変リリーフ
圧弁30と作動制限リリーフ弁50とにより構成されて
おり、舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁30の
一方のポート31aは、油路62を介してリヤパワーシ
リンダ22に一体的に設けられた作動制限リリーフ弁5
0のポート22pに、他方のポート31bは、油路63
を介してリザーブタンク24に接続されている。油圧ポ
ンプ23A、23Bの各吸込ポートは、リザーブサンク
24に接続されている。
21aは、油路60を介して前輪操舵用油圧ポンプ23
Aの吐出ポートに、ポート21bは、油路61を介して
リザーブタンク24に接続されている。四輪操舵用可変
リリーフ機構は、舵角応動シャットアンド可変リリーフ
圧弁30と作動制限リリーフ弁50とにより構成されて
おり、舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁30の
一方のポート31aは、油路62を介してリヤパワーシ
リンダ22に一体的に設けられた作動制限リリーフ弁5
0のポート22pに、他方のポート31bは、油路63
を介してリザーブタンク24に接続されている。油圧ポ
ンプ23A、23Bの各吸込ポートは、リザーブサンク
24に接続されている。
【0011】油路64は、一端が油圧ポンプ23Bの吐
出ポートに、他端が舵角制御弁25のポート25aに接
続されており、当該舵角制御弁25のポート25bは、
油路65を介して油路63に接続され、ポート25c、
25dは、油路66、67を介してリヤパワーシンリダ
22の油室22a、22bに接続されている。更に、油
路64と63の途中にはアンロード弁26が接続されて
いる。
出ポートに、他端が舵角制御弁25のポート25aに接
続されており、当該舵角制御弁25のポート25bは、
油路65を介して油路63に接続され、ポート25c、
25dは、油路66、67を介してリヤパワーシンリダ
22の油室22a、22bに接続されている。更に、油
路64と63の途中にはアンロード弁26が接続されて
いる。
【0012】電子制御装置(ECU)27は、車速セン
サ、ハンドル角センサ、後輪舵角センサ、油温センサ
(何れも図示せず)等の各センサから入力される信号に
基づいて舵角制御弁25、アンロード弁26を制御す
る。舵角制御弁25は、ソレノイド25e、25fが何
れも消勢されているときには中立位置に保持され、ポー
ト25cと25dとが連通される。ソレノイド25eが
付勢されると例えば、ポート25aと25c、ポート2
5bと25dとが連通され、ソレノイド25fが付勢さ
れるとポート25aと25d、ポート25bと25cと
が連通される。また、舵角制御弁25は、油路66又は
67に流入する油量を制御する(絞る)ことができる。
サ、ハンドル角センサ、後輪舵角センサ、油温センサ
(何れも図示せず)等の各センサから入力される信号に
基づいて舵角制御弁25、アンロード弁26を制御す
る。舵角制御弁25は、ソレノイド25e、25fが何
れも消勢されているときには中立位置に保持され、ポー
ト25cと25dとが連通される。ソレノイド25eが
付勢されると例えば、ポート25aと25c、ポート2
5bと25dとが連通され、ソレノイド25fが付勢さ
れるとポート25aと25d、ポート25bと25cと
が連通される。また、舵角制御弁25は、油路66又は
67に流入する油量を制御する(絞る)ことができる。
【0013】アンロード弁26は、例えば、常開型の電
磁弁で、付勢されると閉弁して油路64と63とを遮断
し、消勢されると開弁してこれらの油路64と63とを
連通する。油路64と63とが接続されると油圧ポンプ
23Bから吐出された圧油は、リザーブタンク24に戻
される。従って、後輪の舵角制御が行われなくなる。電
子制御装置27は、後輪操舵装置に異常が発生したとき
にアンロード弁26を消勢して開弁させ、後輪の舵角制
御を解除する。舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧
弁30は、図4及び図5に示すように構成されている。
バルブボデイ31は、大径の孔31cと当該孔31cよ
りも僅かに小径の孔31dとが貫設され、一側に孔31
cと連通するポート31a、31bが穿設されており、
孔31cの開口端にはねじ31eが刻設されている。そ
して、ポート31aは、油路62(高圧ライン)に、ポ
ート31bは、油路63(リリーフライン)に夫々接続
される。バルブボデイ31の孔31cにはバルブシート
32が液密に嵌挿されてナット33により固定されてお
り、孔31dにはピストン34が摺動可能に嵌挿され、
これらのバルブシート32とピストン34との間にはポ
ペットバルブ35が介在され、ピストン34とポペット
バルブ35との間にはリリーフ圧を設定するスプリング
36が縮設されている。
磁弁で、付勢されると閉弁して油路64と63とを遮断
し、消勢されると開弁してこれらの油路64と63とを
連通する。油路64と63とが接続されると油圧ポンプ
23Bから吐出された圧油は、リザーブタンク24に戻
される。従って、後輪の舵角制御が行われなくなる。電
子制御装置27は、後輪操舵装置に異常が発生したとき
にアンロード弁26を消勢して開弁させ、後輪の舵角制
御を解除する。舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧
弁30は、図4及び図5に示すように構成されている。
バルブボデイ31は、大径の孔31cと当該孔31cよ
りも僅かに小径の孔31dとが貫設され、一側に孔31
cと連通するポート31a、31bが穿設されており、
孔31cの開口端にはねじ31eが刻設されている。そ
して、ポート31aは、油路62(高圧ライン)に、ポ
ート31bは、油路63(リリーフライン)に夫々接続
される。バルブボデイ31の孔31cにはバルブシート
32が液密に嵌挿されてナット33により固定されてお
り、孔31dにはピストン34が摺動可能に嵌挿され、
これらのバルブシート32とピストン34との間にはポ
ペットバルブ35が介在され、ピストン34とポペット
バルブ35との間にはリリーフ圧を設定するスプリング
36が縮設されている。
【0014】バルブシート32は、外周面にバルブボデ
イ31のポート31aと対応する位置に環状溝32aが
形成され、当該環状溝32aの底には直径方向に孔32
bが貫設され、一端面には軸心に穴32cが穿設されて
おり、その底部は孔32bに連通され、開口端は、拡径
されて弁座32dとされている。孔32bの内径は、環
状溝32aの幅よりも小径とされている。そして、孔3
2cは、孔32b、環状溝32aを介してポート31a
と常時連通可能とされている。このバルブシート32
は、一端外周面に刻設されたねじ32eによりバルブボ
デイ31のねじ31eに螺合して進退可能とされ、位置
の調整が可能とされており、ナット33により固定され
るようになっている。
イ31のポート31aと対応する位置に環状溝32aが
形成され、当該環状溝32aの底には直径方向に孔32
bが貫設され、一端面には軸心に穴32cが穿設されて
おり、その底部は孔32bに連通され、開口端は、拡径
されて弁座32dとされている。孔32bの内径は、環
状溝32aの幅よりも小径とされている。そして、孔3
2cは、孔32b、環状溝32aを介してポート31a
と常時連通可能とされている。このバルブシート32
は、一端外周面に刻設されたねじ32eによりバルブボ
デイ31のねじ31eに螺合して進退可能とされ、位置
の調整が可能とされており、ナット33により固定され
るようになっている。
【0015】ピストン34は、一端面に穴34aが同心
的に穿設され、更に当該孔34aの略中央を直径方向に
横切り、且つ当該ピストンの軸方向に長い長孔34bが
穿設されており、他端は孔31dから外方に突出可能と
されており、スリット34cが設けられている。そし
て、ピストン34は、スプリング36のスプリングシー
トを兼用している。
的に穿設され、更に当該孔34aの略中央を直径方向に
横切り、且つ当該ピストンの軸方向に長い長孔34bが
穿設されており、他端は孔31dから外方に突出可能と
されており、スリット34cが設けられている。そし
て、ピストン34は、スプリング36のスプリングシー
トを兼用している。
【0016】ポペットバルブ35は、孔31cに収納さ
れており、弁部35aは、半球状に形成されておりバル
ブシート32の孔32cの弁座32dに当接可能とされ
ている。後端35bは、ピストン34の穴34dに軸方
向に摺動可能に嵌挿され、長孔34bと対応して直径方
向に孔35d(図5)が穿設されている。また、中央部
35cは、弁部35aよりも大径且つ孔31cよりも小
径とされており、外周面と孔31cの内面との間に大き
な環状の隙間が形成されている。即ち、ポペットバルブ
35は、孔31c内に回りに余裕をもって収納されてい
る。そして、ポペットバルブ35は、長孔34b、孔3
5dを貫通するピン45により、ピストン34に連結さ
れており、長孔34bにより軸方向に距離dだけ遊動
(移動)可能とされている。この遊動距離dは、可変リ
リーフ圧ストロークとされる。スプリング36は、ピス
トン34の端面とポペットバルブ35の中央部35cと
の間に縮設されており、ポペットバルブ35をバルブシ
ート32方向に押し出している。
れており、弁部35aは、半球状に形成されておりバル
ブシート32の孔32cの弁座32dに当接可能とされ
ている。後端35bは、ピストン34の穴34dに軸方
向に摺動可能に嵌挿され、長孔34bと対応して直径方
向に孔35d(図5)が穿設されている。また、中央部
35cは、弁部35aよりも大径且つ孔31cよりも小
径とされており、外周面と孔31cの内面との間に大き
な環状の隙間が形成されている。即ち、ポペットバルブ
35は、孔31c内に回りに余裕をもって収納されてい
る。そして、ポペットバルブ35は、長孔34b、孔3
5dを貫通するピン45により、ピストン34に連結さ
れており、長孔34bにより軸方向に距離dだけ遊動
(移動)可能とされている。この遊動距離dは、可変リ
リーフ圧ストロークとされる。スプリング36は、ピス
トン34の端面とポペットバルブ35の中央部35cと
の間に縮設されており、ポペットバルブ35をバルブシ
ート32方向に押し出している。
【0017】シャフト37は、一端に大径の歯車38が
固着され、中央に大径部37aが偏心して設けられてい
る。大径部37aにはコンロッド40の大端部40aが
ベアリング41を介して回転可能に軸支されており、ロ
ッド40bの先端は、ピストン34のスリット34cに
嵌挿されてピストンピン42により回動可能に連結され
ている。そして、シャフト37とコンロッド40とによ
りクランク機構が構成され、シャフト37の回転に応じ
てピストン34を駆動する。
固着され、中央に大径部37aが偏心して設けられてい
る。大径部37aにはコンロッド40の大端部40aが
ベアリング41を介して回転可能に軸支されており、ロ
ッド40bの先端は、ピストン34のスリット34cに
嵌挿されてピストンピン42により回動可能に連結され
ている。そして、シャフト37とコンロッド40とによ
りクランク機構が構成され、シャフト37の回転に応じ
てピストン34を駆動する。
【0018】シャフト43には小歯車44が固着されて
おり、当該小歯車44は、シャフト37の大歯車38と
噛合している。これらのシャフト37、43は、バルブ
ボデイ31に軸支されている。そして、シャフト43
は、ジョインイトを介してステアリングシャフト(共に
図示せず)に連結され、ハンドル角が入力される。ハン
ドルの回転は、歯車44、38、クランク機構を介して
ピストン34に伝達される。また、バルブシート32
は、進退されてハンドル角に対して開弁位置を調整可能
とされる。
おり、当該小歯車44は、シャフト37の大歯車38と
噛合している。これらのシャフト37、43は、バルブ
ボデイ31に軸支されている。そして、シャフト43
は、ジョインイトを介してステアリングシャフト(共に
図示せず)に連結され、ハンドル角が入力される。ハン
ドルの回転は、歯車44、38、クランク機構を介して
ピストン34に伝達される。また、バルブシート32
は、進退されてハンドル角に対して開弁位置を調整可能
とされる。
【0019】作動制限リリーフ弁50は、図6に示すよ
うにリヤパワーシリンダ22に一体に組み込まれてお
り、シリンダ本体22Aには油室22a、22bに連通
するポート22e〜22hが設けられ、ポート22g、
22h側にはロッド22cと平行にねじ孔22i、油室
22j、22k、22m及びねじ孔22nが長手方向に
沿って連通して形成されている。そして、両側の油室2
2j、22mは、ポート22g、22hを介して油室2
2a、22bに連通されている。また、中央の油室22
kにはポート22pが設けられている。
うにリヤパワーシリンダ22に一体に組み込まれてお
り、シリンダ本体22Aには油室22a、22bに連通
するポート22e〜22hが設けられ、ポート22g、
22h側にはロッド22cと平行にねじ孔22i、油室
22j、22k、22m及びねじ孔22nが長手方向に
沿って連通して形成されている。そして、両側の油室2
2j、22mは、ポート22g、22hを介して油室2
2a、22bに連通されている。また、中央の油室22
kにはポート22pが設けられている。
【0020】スプール51は、ねじ孔22i、油室22
j、22k、22m、ねじ孔22nを貫通し、中央のラ
ンド51aが弁部とされて油室22kに嵌挿され、当該
油室22kと両側の油室22jと22mとを遮断し、又
は油室22j又は22mの何れか一方とを連通するよう
になっている。スプール51の一端51bは、油室22
m、ねじ孔22n及び当該ねじ孔22nに螺合されたシ
ール部材固定用ボルト52を貫通してシリンダ本体22
Aの外部に突出しており、ロッド53を介してジョイン
ト54と共にパワーシリンダ22のロッド22cの一端
に固定されている。スプール51の他端51cは、油室
22jを貫通してねじ孔22iの略開口端近傍に位置し
ており、当該ねじ孔22iは、シール部材固定用ボルト
55が螺合されて密閉されている。
j、22k、22m、ねじ孔22nを貫通し、中央のラ
ンド51aが弁部とされて油室22kに嵌挿され、当該
油室22kと両側の油室22jと22mとを遮断し、又
は油室22j又は22mの何れか一方とを連通するよう
になっている。スプール51の一端51bは、油室22
m、ねじ孔22n及び当該ねじ孔22nに螺合されたシ
ール部材固定用ボルト52を貫通してシリンダ本体22
Aの外部に突出しており、ロッド53を介してジョイン
ト54と共にパワーシリンダ22のロッド22cの一端
に固定されている。スプール51の他端51cは、油室
22jを貫通してねじ孔22iの略開口端近傍に位置し
ており、当該ねじ孔22iは、シール部材固定用ボルト
55が螺合されて密閉されている。
【0021】そして、スプール51は、図示のようにラ
ンド51aが油室22kと油室22j及び22mとを遮
断している状態が中立位置とされ、この中立状態から左
右に所定のストローク移動して例えば、後輪の舵角が±
1°を超えると油室22kと油室22j、又は油室22
kと油室22mとを連通するようになっている。リヤパ
ワーシリンダ22の油室22a、22bは、ポート22
e、22fを介して油路66、67(図3)に接続さ
れ、作動制限リリーフ弁50の油室22kは、ポート2
2pを介して油路62に接続される。
ンド51aが油室22kと油室22j及び22mとを遮
断している状態が中立位置とされ、この中立状態から左
右に所定のストローク移動して例えば、後輪の舵角が±
1°を超えると油室22kと油室22j、又は油室22
kと油室22mとを連通するようになっている。リヤパ
ワーシリンダ22の油室22a、22bは、ポート22
e、22fを介して油路66、67(図3)に接続さ
れ、作動制限リリーフ弁50の油室22kは、ポート2
2pを介して油路62に接続される。
【0022】以下に作用を説明する。先ず、図4乃至図
6において舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁3
0及び作動制限リリーフ弁50の作動を説明する。図4
において舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁30
は、ハンドル20(図3)が中立位置にあるときには、
シャフト37の大径部37aが左側に位置しており、コ
ンロッド40は、左方に移動しており、これに伴いピス
トン34は、左端に位置している。また、ポペットバル
ブ35は、スプリング36によりピストン34からバル
ブシール32に臨んで押し出されている。この状態にお
いてポペットバルブ35の弁部35aは、バルブシート
32の弁座32dから距離Δ離隔している。この距離Δ
は、不感帯ストロークとされる。従って、舵角応動シャ
ットアンド可変リリーフ圧弁30は、開弁しており、ポ
ート31aと31bとが連通されている。
6において舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁3
0及び作動制限リリーフ弁50の作動を説明する。図4
において舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁30
は、ハンドル20(図3)が中立位置にあるときには、
シャフト37の大径部37aが左側に位置しており、コ
ンロッド40は、左方に移動しており、これに伴いピス
トン34は、左端に位置している。また、ポペットバル
ブ35は、スプリング36によりピストン34からバル
ブシール32に臨んで押し出されている。この状態にお
いてポペットバルブ35の弁部35aは、バルブシート
32の弁座32dから距離Δ離隔している。この距離Δ
は、不感帯ストロークとされる。従って、舵角応動シャ
ットアンド可変リリーフ圧弁30は、開弁しており、ポ
ート31aと31bとが連通されている。
【0023】ハンドル20が例えば、右に切られ、シャ
フト43が矢印Cで示す時計方向に回転すると、シャフ
ト37が反時計方向に回転してコンロッド40が図中右
方に移動し、ピストン34が右方に摺動する。ポペット
バルブ35は、スプリング36のばね力によりピストン
34に対して突っ張って支持されており、ピストン34
と共に移動する。そして、ハンドル角が所定角例えば、
230°に達すると、ポペットバルブ35の弁部35a
がバルブシート32の弁座32dに圧接され、舵角応動
シャットアンド可変リリーフ圧弁30が閉弁される。こ
のときの開弁圧は、初期設定圧(例えば、35kg/cm2)
とされる。
フト43が矢印Cで示す時計方向に回転すると、シャフ
ト37が反時計方向に回転してコンロッド40が図中右
方に移動し、ピストン34が右方に摺動する。ポペット
バルブ35は、スプリング36のばね力によりピストン
34に対して突っ張って支持されており、ピストン34
と共に移動する。そして、ハンドル角が所定角例えば、
230°に達すると、ポペットバルブ35の弁部35a
がバルブシート32の弁座32dに圧接され、舵角応動
シャットアンド可変リリーフ圧弁30が閉弁される。こ
のときの開弁圧は、初期設定圧(例えば、35kg/cm2)
とされる。
【0024】ポペットバルブ35は、弁部35aが半球
状をなしているためにスプリング36に傾きが生じた場
合でもバルブシート32の弁座32dに良好に圧接する
ことができ、従って、シール性が確保される。更に、ポ
ペットバルブ35は、中央部35cの外周面とバルブシ
ート32の孔31cの内面との間の間隙が大きく設定さ
れているために、コンタミネーション即ち、作動油中に
混入せるゴミ等の不純物による影響を受けることがな
い。
状をなしているためにスプリング36に傾きが生じた場
合でもバルブシート32の弁座32dに良好に圧接する
ことができ、従って、シール性が確保される。更に、ポ
ペットバルブ35は、中央部35cの外周面とバルブシ
ート32の孔31cの内面との間の間隙が大きく設定さ
れているために、コンタミネーション即ち、作動油中に
混入せるゴミ等の不純物による影響を受けることがな
い。
【0025】ポペットバルブ35の後端35bとピスト
ン34とを連結するピン45は、ピストン34の長孔3
4b内を軸方向に摺動可能とされており、弁部35aが
弁座32dに圧接して当該位置に停止した後、ピストン
34は、更に右方に移動可能となる。ハンドル角が23
0°を超えてピストン34が右動するに伴いスプリング
36が圧縮され、これに応じて開弁圧が増加する。そし
て、ハンドル角が最大角例えば、400°に達するとシ
ャフト37が1/2回転し、コンロッド40が右側に位
置してピストン34を最大位置まで右動させ、スプリン
グ36のばね力が最大となる。このときのリリーフ圧
は、最大圧(例えば、90kg/cm2)とされる。ハンドル
20が左に切られるときも同様である。
ン34とを連結するピン45は、ピストン34の長孔3
4b内を軸方向に摺動可能とされており、弁部35aが
弁座32dに圧接して当該位置に停止した後、ピストン
34は、更に右方に移動可能となる。ハンドル角が23
0°を超えてピストン34が右動するに伴いスプリング
36が圧縮され、これに応じて開弁圧が増加する。そし
て、ハンドル角が最大角例えば、400°に達するとシ
ャフト37が1/2回転し、コンロッド40が右側に位
置してピストン34を最大位置まで右動させ、スプリン
グ36のばね力が最大となる。このときのリリーフ圧
は、最大圧(例えば、90kg/cm2)とされる。ハンドル
20が左に切られるときも同様である。
【0026】即ち、舵角応動シャットアンド可変リリー
フ圧弁30は、ハンドル角が0°の中立位置から所定角
±230°までの範囲内にあるときには開弁しており、
この間不感帯ストロークとされ、ハンドル角が±230
°に達すると閉弁し、リリーフ圧が初期設定圧とされ、
±230°を超えるとこれに伴い開弁圧が増加し最大角
±400°に達するとリリーフ圧が最大となる(図
7)。
フ圧弁30は、ハンドル角が0°の中立位置から所定角
±230°までの範囲内にあるときには開弁しており、
この間不感帯ストロークとされ、ハンドル角が±230
°に達すると閉弁し、リリーフ圧が初期設定圧とされ、
±230°を超えるとこれに伴い開弁圧が増加し最大角
±400°に達するとリリーフ圧が最大となる(図
7)。
【0027】一方、図6に示す作動制限リリーフ弁50
は、リヤパワーシリンダ22が中立位置にあるときには
中央の油室22kと両側の22j、22mとが遮断され
ており、ポート22pが油室22j、22mと遮断され
て閉弁されている。リヤパワーシリンダ22の油室22
aに油圧が供給されるとピストン22dが右方に移動し
てロッド22cが右動し、当該ロッド22cと共にスプ
ール51が右に移動する。そして、スプール51が舵角
1°に相当するストロークを超えると左側の油室22j
が中央の油室22kに連通されて開弁される。この結
果、リヤパワーシリンダ22の油室22aの油圧が、油
室22j、22kを経てポート22pからリリーフされ
る。
は、リヤパワーシリンダ22が中立位置にあるときには
中央の油室22kと両側の22j、22mとが遮断され
ており、ポート22pが油室22j、22mと遮断され
て閉弁されている。リヤパワーシリンダ22の油室22
aに油圧が供給されるとピストン22dが右方に移動し
てロッド22cが右動し、当該ロッド22cと共にスプ
ール51が右に移動する。そして、スプール51が舵角
1°に相当するストロークを超えると左側の油室22j
が中央の油室22kに連通されて開弁される。この結
果、リヤパワーシリンダ22の油室22aの油圧が、油
室22j、22kを経てポート22pからリリーフされ
る。
【0028】上述と反対に油室22bに油圧が供給され
てピストン22dが左方に移動し、スプール51が舵角
1°に相当するストロークを超えると、中央の油室22
kが右側の油室22mと連通されて開弁され、リヤパワ
ーシリンダ22の油室22bの油圧がポート22pから
リリーフされる。即ち、作動制限リリーフ弁50は、後
輪の舵角が±1°を超えると開弁してパワーシリンダ2
2の油室22a又は22bの油圧をリリーフする。
てピストン22dが左方に移動し、スプール51が舵角
1°に相当するストロークを超えると、中央の油室22
kが右側の油室22mと連通されて開弁され、リヤパワ
ーシリンダ22の油室22bの油圧がポート22pから
リリーフされる。即ち、作動制限リリーフ弁50は、後
輪の舵角が±1°を超えると開弁してパワーシリンダ2
2の油室22a又は22bの油圧をリリーフする。
【0029】次に図3により四輪操舵の概要を説明す
る。エンジンが始動されると油圧ポンプ23A、23B
が駆動されて油圧を発生する。電子制御装置27は、ア
ンロード弁26を付勢して閉弁し、油路64と63とを
遮断する。これにより後輪操舵が可能となる。ハンドル
20が、中立位置にあるときには、パワーステアリング
シリンダ21は中立位置にあり、左右の前輪FL、FR
を中立位置に保持している。舵角制御弁25は、ソレノ
イド25e、25fが共に消勢されて中立位置にあり、
リヤパワーシリンダ22は、スプリング22sのばね力
により中立位置に保持されている。
る。エンジンが始動されると油圧ポンプ23A、23B
が駆動されて油圧を発生する。電子制御装置27は、ア
ンロード弁26を付勢して閉弁し、油路64と63とを
遮断する。これにより後輪操舵が可能となる。ハンドル
20が、中立位置にあるときには、パワーステアリング
シリンダ21は中立位置にあり、左右の前輪FL、FR
を中立位置に保持している。舵角制御弁25は、ソレノ
イド25e、25fが共に消勢されて中立位置にあり、
リヤパワーシリンダ22は、スプリング22sのばね力
により中立位置に保持されている。
【0030】ハンドル20が、例えば、左に切られると
これに伴いパワーステアリングシリンダ21のロッドが
右方に駆動され、左右の前輪FL、FRが左に転舵され
る。このとき、舵角制御弁25のソレノイド25eが付
勢されると油路64と66、65と67とが接続され、
油路64の油圧が、当該舵角制御弁25、油路66を経
てリヤパワーシリンダ22の油室22aに流入し、油室
22bの油圧が油路67、舵角制御弁25、油路65、
63を経てリザーブタンク24に流れる。これによりリ
ヤパワーシリンダ22のロッドが右方に移動して左右の
後輪RL、RRを左に転舵する。即ち、後輪RL、RR
は、前輪FL、FRと同期して同相制御される。
これに伴いパワーステアリングシリンダ21のロッドが
右方に駆動され、左右の前輪FL、FRが左に転舵され
る。このとき、舵角制御弁25のソレノイド25eが付
勢されると油路64と66、65と67とが接続され、
油路64の油圧が、当該舵角制御弁25、油路66を経
てリヤパワーシリンダ22の油室22aに流入し、油室
22bの油圧が油路67、舵角制御弁25、油路65、
63を経てリザーブタンク24に流れる。これによりリ
ヤパワーシリンダ22のロッドが右方に移動して左右の
後輪RL、RRを左に転舵する。即ち、後輪RL、RR
は、前輪FL、FRと同期して同相制御される。
【0031】後輪RF、RRの舵角が1°を超えると、
作動制限リリーフ弁50が開弁し、リヤパワーシリンダ
22の油室22aの油圧がリリーフされ、油路62に流
れる。一方、ハンドル角が前記230°以内のときには
舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁30が開弁し
ており、従って、油路62にリリーフされた前記油圧
は、当該舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁3
0、油路63を通してリザーブタンク24にリリーフさ
れる。これにより後輪舵角は最大1°に制限される。作
動制限リリーフ弁50は、スプール51がリヤパワーシ
リンダ22のロッド22cと一体に駆動されるためにヒ
ステリシスがなく、後輪舵角を良好に制御することが可
能となる。
作動制限リリーフ弁50が開弁し、リヤパワーシリンダ
22の油室22aの油圧がリリーフされ、油路62に流
れる。一方、ハンドル角が前記230°以内のときには
舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁30が開弁し
ており、従って、油路62にリリーフされた前記油圧
は、当該舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁3
0、油路63を通してリザーブタンク24にリリーフさ
れる。これにより後輪舵角は最大1°に制限される。作
動制限リリーフ弁50は、スプール51がリヤパワーシ
リンダ22のロッド22cと一体に駆動されるためにヒ
ステリシスがなく、後輪舵角を良好に制御することが可
能となる。
【0032】ハンドル角が230°を超えると舵角応動
シャットアンド可変リリーフ圧弁30が閉弁し、且つハ
ンドル角の増加に応じて開弁圧が高くなる。即ち、ハン
ドル角の増大に伴い油路62のリリーフ圧が高くなる。
この結果、リヤパワーシリンダ22の油室22aに供給
された油圧がリリーフされなくなり、当該油室22aの
油圧が上昇する。油室22aの油圧が上昇すると当該油
圧に応じてロッドが右方に移動し後輪舵角が更に左に転
舵される。そして、ハンドル角が最大角(400°)に
達すると最大舵角例えば、5°に転舵される(図8の実
線I)。これにより定速での所謂カニ走りを行なうこと
が可能となり、縦列駐車から壁等に干渉することなく抜
け出すことが可能となる。
シャットアンド可変リリーフ圧弁30が閉弁し、且つハ
ンドル角の増加に応じて開弁圧が高くなる。即ち、ハン
ドル角の増大に伴い油路62のリリーフ圧が高くなる。
この結果、リヤパワーシリンダ22の油室22aに供給
された油圧がリリーフされなくなり、当該油室22aの
油圧が上昇する。油室22aの油圧が上昇すると当該油
圧に応じてロッドが右方に移動し後輪舵角が更に左に転
舵される。そして、ハンドル角が最大角(400°)に
達すると最大舵角例えば、5°に転舵される(図8の実
線I)。これにより定速での所謂カニ走りを行なうこと
が可能となり、縦列駐車から壁等に干渉することなく抜
け出すことが可能となる。
【0033】また、舵角制御弁25のソレノイド25f
が付勢されると、油路64と67、65と66とが接続
され、油路64の油圧が、当該舵角制御弁25、油路6
7を経てリヤパワーシリンダ22の油室22bに流入
し、ロッド22cが左に移動して後輪が右に転舵され
る。即ち、後輪RL、RRは、前輪FL、FRと同期し
て逆相制御される。そして、ハンドル角が230°以内
のときには上述と同様に後輪舵角が最大角1°に制限さ
れ、ハンドル角が230°を超えるとハンドル角に応じ
て最大舵角5°まで転舵される(図8の実線II)。即
ち、後輪舵角は、ハンドル角が±230°以内では小舵
角±1°に制限され、±230°以上のときにはハンド
ル角に応じて大舵角±5°まで転舵される。
が付勢されると、油路64と67、65と66とが接続
され、油路64の油圧が、当該舵角制御弁25、油路6
7を経てリヤパワーシリンダ22の油室22bに流入
し、ロッド22cが左に移動して後輪が右に転舵され
る。即ち、後輪RL、RRは、前輪FL、FRと同期し
て逆相制御される。そして、ハンドル角が230°以内
のときには上述と同様に後輪舵角が最大角1°に制限さ
れ、ハンドル角が230°を超えるとハンドル角に応じ
て最大舵角5°まで転舵される(図8の実線II)。即
ち、後輪舵角は、ハンドル角が±230°以内では小舵
角±1°に制限され、±230°以上のときにはハンド
ル角に応じて大舵角±5°まで転舵される。
【0034】後輪舵角が小舵角(±1°)に制御されて
いるときに何らかの原因でリヤパワーシリンダ22の油
室22a又は22bに加わる油圧が高くなった場合で
も、作動制限リリーフ弁50により当該油圧がリザーブ
タンク24にリリーフされ、従って、輪舵角は、小舵角
の範囲内に制限され、大舵角(±5°)に転舵されるこ
とが防止される。
いるときに何らかの原因でリヤパワーシリンダ22の油
室22a又は22bに加わる油圧が高くなった場合で
も、作動制限リリーフ弁50により当該油圧がリザーブ
タンク24にリリーフされ、従って、輪舵角は、小舵角
の範囲内に制限され、大舵角(±5°)に転舵されるこ
とが防止される。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ハ
ンドル角が所定範囲を超えると閉弁し、且つハンドル角
の増大に応じて開弁圧が高くなる舵角応動シャットアン
ド可変リリーフ圧弁と、後輪舵角が所定範囲を超えると
開弁する作動制限リリーフ弁とを備えた構成としたこと
により、ハンドル角に応動して後輪舵角を制御するリヤ
パワーシリンダの油圧のリリーフを制限することが可能
となり、これに伴い後輪の低速大舵角を同相、逆相に操
舵可能となり、四輪操舵車両の操舵性の向上が図られ
る。また、舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁の
弁体の弁部を半球状としたことによりスプリングの傾き
が生じてもシール性を確保することができ、更に弁体回
りを広くしたことによりコンタミネーションに対して影
響されなくなる。更に、作動制限リリーフ弁のスプール
をリヤパワーシリンダのロッドに一体に固定しているた
めにガタ付きやヒステリシスが無くなり、後輪操舵の性
能の向上及びシステムの信頼性の向上が図られる。ま
た、構造が簡単であり、コストの低減が図られる等の効
果がある。
ンドル角が所定範囲を超えると閉弁し、且つハンドル角
の増大に応じて開弁圧が高くなる舵角応動シャットアン
ド可変リリーフ圧弁と、後輪舵角が所定範囲を超えると
開弁する作動制限リリーフ弁とを備えた構成としたこと
により、ハンドル角に応動して後輪舵角を制御するリヤ
パワーシリンダの油圧のリリーフを制限することが可能
となり、これに伴い後輪の低速大舵角を同相、逆相に操
舵可能となり、四輪操舵車両の操舵性の向上が図られ
る。また、舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁の
弁体の弁部を半球状としたことによりスプリングの傾き
が生じてもシール性を確保することができ、更に弁体回
りを広くしたことによりコンタミネーションに対して影
響されなくなる。更に、作動制限リリーフ弁のスプール
をリヤパワーシリンダのロッドに一体に固定しているた
めにガタ付きやヒステリシスが無くなり、後輪操舵の性
能の向上及びシステムの信頼性の向上が図られる。ま
た、構造が簡単であり、コストの低減が図られる等の効
果がある。
【図1】従来の四輪操舵システムの概要を示す図であ
る。
る。
【図2】図1の四輪操舵システムの後輪の操舵特性図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係る四輪操舵用可変リリーフ機構を適
用した四輪操舵システムの一実施例を示す図である。
用した四輪操舵システムの一実施例を示す図である。
【図4】本発明に係る四輪操舵用可変リリーフ機構の舵
角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁の一実施例を示
す断面図である。
角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁の一実施例を示
す断面図である。
【図5】図4の矢線V−Vに沿う一部断面図である。
【図6】本発明に係る四輪操舵用可変リリーフ機構の作
動制限リリーフ弁の一実施例を示す断面図である。
動制限リリーフ弁の一実施例を示す断面図である。
【図7】図4の舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧
弁の特性図である。
弁の特性図である。
【図8】図3の四輪操舵システムの後輪の操舵特性図で
ある。
ある。
20 ハンドル 21 パワーステアリングシリンダ 22 リヤパワーシリンダ 23、23A、23B 油圧ポンプ 25 操舵制御弁 26 アンロード弁 30 舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁 31 バルブボデイ 32 バルブシート 34 ピストン 35 ポペットバルブ 36 スプリング 37、43 シャフト 38、44 歯車 40 コンロッド 50 作動制限リリーフ弁 51 スプール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 忠夫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 バルブボデイ内に収納され一端がピスト
ンに軸方向に所定の遊動ストロークを存して連結され他
端の弁部が半球状をなし前記ピストンのストロークによ
りバルブシートに当接する弁体と、前記弁体とピストン
との間に縮設され前記弁体に押圧力を付与するスプリン
グと、ハンドル角に応じて回転するシャフトと前記ピス
トンとの間に介在され前記ハンドル角が所定範囲を超え
たときに閉弁させると共にハンドル角の増大に応じて前
記スプリングのばね力を高くするクランク機構とを具備
した舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁と、リヤ
パワーシリンダと前記舵角応動シャットアンド可変リリ
ーフ圧弁との間に介在されスプールがリヤパワーシリン
ダのロッドに連結されて一体に駆動され後輪の舵角が所
定範囲を超えたときに開弁して前記パワーシリンダの油
圧を前記舵角応動シャットアンド可変リリーフ圧弁を介
してリリーフさせる作動制限リリーフ弁とを備えたこと
を特徴とする四輪操舵用可変リリーフ機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24978592A JPH0699841A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 四輪操舵用可変リリーフ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24978592A JPH0699841A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 四輪操舵用可変リリーフ機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699841A true JPH0699841A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17198192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24978592A Withdrawn JPH0699841A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 四輪操舵用可変リリーフ機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699841A (ja) |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24978592A patent/JPH0699841A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |