JPH07100109B2 - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

脱水兼用洗濯機

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JPH07100109B2
JPH07100109B2 JP63299200A JP29920088A JPH07100109B2 JP H07100109 B2 JPH07100109 B2 JP H07100109B2 JP 63299200 A JP63299200 A JP 63299200A JP 29920088 A JP29920088 A JP 29920088A JP H07100109 B2 JPH07100109 B2 JP H07100109B2
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F37/00Details specific to washing machines covered by groups D06F21/00 - D06F25/00
    • D06F37/30Driving arrangements 
    • D06F37/40Driving arrangements  for driving the receptacle and an agitator or impeller, e.g. alternatively

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、モータにより回転される駆動軸と、回転槽を
回転させるための槽軸との連継・その解除をクラッチス
プリングにて行なうようにした脱水兼用洗濯機に関す
る。
(従来の技術) 従来より、脱水兼用洗濯機では、周知のように、洗剤洗
いとかすすぎ洗い時においては、回転槽内の撹拌体を正
逆回転させ、脱水時には回転槽及び撹拌体を一方向回転
させるようにしている。この場合、駆動モータとして
は、一つであるから、このモータの回転力を切換えるた
めのクラッチとか、洗い時における回転槽の自由回転を
拘束するためのブレーキ装置等を備えている。
このような脱水兼用洗濯機の構成を第7図及び第8図に
示す。まず第7図において、1は外箱2内に吊持された
水受槽、3は水受槽1内に配置された回転槽、4はこの
回転槽3内に配置された撹拌体である。一方、5は水受
槽1外底部に配設されたモータ、6は同じく水受槽1外
底部に配設された制御機構部であり、この制御機構部6
には、クラッチとかブレーキ装置等が設けられている。
第8図には、この制御機構部6の構成を概略的に示して
おり、同図において、7はプーリ8と一体化された駆動
軸であり、これは、第7図に示すように、上記プーリ8
と前記モータ5の回転軸5aに連結されたプーリ9とベル
ト10とから成る伝達機構11によって、モータ5の回転力
が与えられるようになっている。12は中空状をなす槽軸
で、これは駆動軸7と軸方向で対向するように設けられ
ている。13は中空状をなす槽用従動軸で、これは槽軸12
と一体化されており、この槽用従動軸13と槽軸12との連
結部分は、径大に形成されることでギアケース14を構成
している。そして槽用従動軸13は、前記回転槽3と直結
されている。従って、槽軸12,ギアケース14,槽用従動軸
13及び回転槽3は一体回転する。15は撹拌軸であり、こ
れは、駆動軸7と直結されていて、前記槽軸12に挿通配
置されている。この撹拌軸15は、ギアケース14内に設け
た減速ギア機構16の入力軸たるものである。そしてこの
ギア機構16の出力軸としての撹拌用従動軸17は前記槽用
従動軸13の内部を通して前記回転槽3内に突出してお
り、その突出端部に前記撹拌体4が連結支持されてい
る。前記ギアケース14は、ブレーキ装置18のブレーキド
ラムを兼用しており、このギアケース14の外周面にはブ
レーキシュー19を固着したブレーキバンド20を装着して
いる。
一方、21はクラッチスプリングであり、これは、前記駆
動軸7と槽軸12とにかけてそれらの外周面に巻装されて
いる。この場合、クラッチスプリング21にあって、第9
図に示すように、槽軸12側に巻装される部分21aは、そ
の自由状態で駆動軸7に巻装される部分21bよりも若干
径小となるように形成されており、従って、このクラッ
チスプリング21の装着状態では、槽軸12側の部分21aの
嵌着度合が駆動軸17側の部分21bより強くなっている。
その理由は、嵌着度合を強くすることによって、槽軸12
側の部分21aの巻装長さを短くし、以てクラッチスプリ
ング21の軸方向長さを短くするところにある。そして、
第8図に示すように、このクラッチスプリング21にあっ
て、一端部21c(駆動軸7側)はスリーブ22に固着され
ており、このスリーブ22の外周面には多数の被係止爪22
aが形成されている。23はクラッチレバーで、これは、
スリーブ22の一つの被係止爪22aと係脱可能に係止する
構成となっている。つまり、クラッチスプリング21はい
ずれも回転角度位置にあっても、被係止爪22aに対して
クラッチレバー23が係止するようになっており、これに
よってクラッチレバー23の係止動作があったときには、
一端部21cはいずれの回転角度位置にあってもその回転
角度位置で固定されるようになっている。
而して、脱水時においては、ブレーキ装置18による槽軸
12への制動を解除し、又、クラッチレバー23によるクラ
ッチスプリング21の一端部21cに対する固定も解除し、
この状態でモータ5により、駆動軸7を第8図及び第10
図の矢印D方向に回転させる。この駆動軸7の矢印D方
向の回転はクラッチスプリング21の巻き締まり方向であ
るから、該駆動軸7の矢印D方向への回転に伴って、ク
ラッチスプリング21の駆動軸7側の部分21bが該駆動軸
7に巻き締まり、そしてこのクラッチスプリング21の槽
軸12側の部分21aが該槽軸12に巻締まる。この結果、槽
軸12が駆動軸7と連継状態となって一体回転する。この
場合、撹拌軸15はもともと駆動軸7と一体であるから、
駆動軸7と一体的にこれら槽軸12及び撹拌軸15が回転す
る。この結果、回転槽3及び撹拌体4が一体的に回転す
る。
而して、洗剤洗いとか、すすぎ洗いといった洗い時にお
いては、ブレーキ装置18により、槽軸12に対して制動を
かけ、又、ブレーキレバー23によってクラッチスプリン
グ21の一端部21cを、スリーブ22に対するクラッチレバ
ー23の係止によって固定し、この状態で、モータ5を正
逆回転させる。モータ5の正逆回転により駆動軸7及び
撹拌軸15も矢印D方向(脱水方向)及びその逆の矢印E
方向(第10図参照)に正逆回転するが、クラッチスプリ
ング21の一端部21cが固定されていることにより、この
クラッチスプリング21が駆動軸7に対して巻締まること
はなく、従って、槽軸12に対しても該クラッチスプリン
グ21が巻締まることはない。この結果、駆動軸7の正逆
回転が槽軸12に伝達されることはなく、駆動軸7と一体
の撹拌軸15のみが正逆回転され、これの回転は減速ギア
機構16により減速され、そして撹拌用従動軸17を介して
撹拌体4に伝達される。この結果、撹拌体4が正逆回転
する。
ところで、前記ブレーキ装置18は、騒音低減を図るため
にいわゆるバンドブレーキ構造をとっているが、その構
造上、ギアケース14の一方向(脱水方向)に対しての制
動力は比較的強く、その反対方向への制動力は比較的弱
いといった事情にある。そこで、ギアケース14が脱水方
向とは反対方向へ回転することのないように反転防止用
のコイルばね24を設けている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述した脱水兼用洗濯機では、次の問題があ
った。
洗い時においては、撹拌軸15従って撹拌体4が正逆回転
し、それによって回転槽3内に正逆方向に水流が形成さ
れ、洗濯物もその水流によって正逆方向に流動する。こ
のような洗い時においては、回転槽3が水流又は洗濯物
によって第10図矢印A方向及び矢印B方向への外力を受
け、その方向へ回動しようとする。この場合、この槽軸
12は反転防止用のコイルばね24によって矢印B方向の回
動は阻止されるが、矢印A方向については、ブレーキ装
置18のみの制動であることから、上記矢印A方向の外力
がかなり大きいと、槽軸12がブレーキ装置18の制動力に
抗して矢印A方向へ回動されることがある。この場合、
槽軸12はクラッチスプリング21の部分21aをともなって
矢印A方向(クラッチスプリングの21にとってはゆるみ
方向)へ回動する。このときクラッチスプリング22の一
端部21cは固定されているので、このクラッチスプリン
グ21には、その回動にともなって戻り方向(矢印B方
向)へのねじりばね力が蓄勢される。そして、第11図に
示すように、或るゆるみ角度Tに達すると、その蓄勢さ
れたねじりばね力が、槽軸12に対する嵌着力にうち勝っ
て、該クラッチスプリング21の他端部21dが矢印B方向
へスリップバックし、或る位置で止まる。
第10図乃至第12図には、クラッチスプリング21の他端部
21d(部分21a側)の矢印A方向への回転開始位置を、
「P1」で示し、スリップ直前の回転角度位置を「P1′」
で示し、スリップ発生後の停止位置を「P1″」で示し、
又、「P0」は「スリップ限度位置」を示している。しか
して、クラッチスプリング21の一端部21cが「Pb」の角
度位置(第10図参照))にキープされた状態から、部分
21a側の他端部21dが、許容されたゆるみ角度Tk(第11図
参照)を越えて矢印A方向にゆるめられてしまうと、蓄
勢されるばね力も大きくなって、その後の矢印B方向の
スリップバックでスリップ限度位置「P0」までに至り、
この結果、クラッチスプリング21全体にゆるみがなくな
る状態となる。従って、この状態で、槽軸12に矢印B方
向の回転力、又は、駆動軸に矢印A方向の回転力が作用
すると、両側7,12は直ちに連継状態となって一体回転す
る。また、この場合上記位置「P1」からの位置「P0」ま
で初期ゆるみ角α(第11図参照)は通常「5度」程度予
め設けられている。
上述からわかるように、洗い時において、槽軸12が矢印
A方向(クラッチスプリング21にとってはゆるみ方向)
にクラッチスプリング21の部分21aをともなって回動し
た場合、そのゆるみ角度が許容ゆるみ角度Tkよりも大き
いと、戻り限度位置「P0」近くまでスリップバックし
て、クラッチスプリング21のゆるみがなくなり、この結
果、駆動軸7が矢印E方向へ反転する際には、その反転
方向はクラッチスプリング21についてのゆるみ方向であ
るから、撹拌軸15も支障なく回転されるが、駆動軸7が
矢印D方向へ再度回転される時には、上記初期ゆるみ角
αが消費されていることから、駆動軸7と槽軸12とが直
ちに一体連継状態となって、該駆動軸7従って撹拌軸15
がロックされてしまう。この結果、撹拌体4は矢印8方
向へは回転されるが、矢印A方向へは回転されないとい
った不具合が発生する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、洗い時における駆動軸の回転ロックの発生を防止
できる脱水兼用洗濯機を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、次の点に着目してなされたものである。洗い
時において、槽軸が水流又は洗濯物の流動によって回動
し、これによってクラッチスプリングの槽軸側の部分が
ともまわりをした場合、或るゆるみ角度となったときに
このクラッチスプリングの槽軸側部分が戻り方向へスリ
ップする。このゆるみ角度は、クラッチスプリングの一
端部と他端部との間の相対的なねじれ角度であり、この
ねじれ角度を所定角度以上とならないように規制すれば
良い。
而して、本発明は、モータにより回転される駆動軸と、
この駆動軸に軸方向で対向して配置され回転槽を回転さ
せるための中空の槽軸と、前記駆動軸と一体回転するよ
うに直結されて該槽軸に槽通配置され撹拌体を回転させ
るための撹拌軸と、前記駆動軸と槽軸とにかけてそれら
の外周面に巻装され前記駆動軸の回転に伴う巻き締まり
によって該駆動軸と槽軸とを連継するコイル状のクラッ
チスプリングと、このクラッチスプリングの駆動軸側の
一端部を固着し外周面に被係合爪を有するスリーブと、
このスリーブの被係合爪を係止して前記クラッチスプリ
ングの巻き締まりを阻止するクラッチレバーと、前記槽
軸に対して制動をかけるブレーキ装置とを具備し、洗い
時には、スリーブの被係合爪を前記クラッチレバーにて
係止すると共に前記ブレーキ装置により前記槽軸に制動
をかけた状態で駆動軸を正逆回転させ、脱水時には、前
記係止を解除すると共に槽軸に対する前記制動を解除し
た状態で駆動軸を一方向回転させるようにしたものにお
いて、前記スリーブを、前記クラッチスプリングを内周
面に備え該クラッチスプリングの一端部を固着する固着
部を下端部に有すると共に該クラッチスプリングの他端
部がゆるみ方向へ所定角度範囲動いた時にこれと当接す
るゆるみ規制部を上端部に有する内筒体と、この内筒体
の外面側に回転可能に遊嵌され外周部に前記被係合爪を
有する外筒体と、前記内筒体の外周面に巻き締まり状態
に装着されると共に一端部が前記外筒体に固着され常時
は巻き締まり力によりこれら外筒体及び内筒体の相対的
な回転を阻止し前記クラッチスプリングの他端部が前記
ゆるみ規制部に当接した後は該他端部の動きに伴う内筒
体の回転を許容するスリップリングとから構成したこと
を特徴とするものである。
この場合、上記スリップリングの内面に摩擦摺接材を装
着するようにしてもよい。
(作用) 通常は、スリーブの内筒体と外筒体とはスリップリング
によって一体化されており、従って、このスリーブは一
体状態にある。そして洗い時において、このスリーブの
被係合爪がクラッチレバーによって係止されていて、ク
ラッチスプリングの一端部は或る位置に固定されてい
る。この状態で、槽軸が水流又は洗濯物の流動によって
回動し、これによってクラッチスプリングの槽軸側の部
分がともまわりを起こした場合、該クラッチスプリング
の他端部が或るゆるみ角度移動したときに、その他端部
が、スリーブの内筒体のゆるみ規制部に当接する。この
後、このゆるみ規制部にゆるみ方向の力が作用すると、
スリップリングは、内筒体の回転を許容するから、この
内筒体が上記ゆるみ角度状態のままのクラッチスプリン
グを伴って回転する。即ち、クラッチスプリングの他端
部と一端部との相対的なねじれがそれ以上は大きくなる
ことは無く、この結果、クラッチスプリングの他端部が
スリップバックしても、そのスリップ角度は戻り限度角
をなくしてしまう程には大きくならない。この結果、ク
ラッチスプリングには、十分なゆるみが確保され、以
て、駆動軸の回転ロックの発生をなくすことができる。
ここで、上記スリップリングの内面に摩擦摺接材が装着
されていれば、上記内筒体に対するスリップリングの巻
き締め力(スリップトルク)が安定する。
(実施例) 以下本発明の第1の実施例につき第1図乃至第4図を参
照して説明する。この第1図ないし第4図においては既
述した従来とスリーブ25の構成が異なり、このスリーブ
25について述べる。
このスリーブ25は、第2図に示すように、内筒体26と、
外筒体27と、スリップリング28とから構成されている。
内筒体26は、その内周面に上下方向に延びる多数のリブ
29を有しており、このリブ29の各先端縁内にクラッチス
プリング21が収められるようになっている。そして、こ
の内筒体26の下端部には、クラッチスプリング21の一端
部21cを固着する溝状の固着部30が形成されており、さ
らに上端部には、所定角度範囲で凹部31が形成されてお
り、この凹部31にあって矢印A方向側の立ち上がり部分
をゆるみ規制部32としている。しかして、クラッチスプ
リング21は、その一端部21cが固着部30に嵌合固着さ
れ、且つ外方へ屈曲された他端部21dが凹部31に配置さ
れてこの内筒体26内周面に備えられている。この場合、
クラッチスプリング21は他端部21dは凹部31内を移動し
得るものであり、クラッチスプリング2が自由状態にあ
るとき(第3図に示す状態)にはこの他端部21dのゆる
み方向(矢印A方向)への移動は上記ゆるみ規制部32に
当接によって規制される。この移動可能角度Kは、既述
した許容ゆるみ角度Tkよりも小さい角度に設定されてい
る。
また、外筒体27は、その外周面に被係合爪33を多数形成
しており、さらに、内周面には溝状の固着部34が形成さ
れている。そして、この外筒体27は前記内筒体26の外周
面に回転可能に遊嵌されている。
スリップリング28は、環状をなしていて、一端部28aが
外方に屈曲されている。そして、このスリップリング28
は内筒状26の外周面に巻きしまり状態に巻装されてお
り、この状態で一端部28aが外筒体27の固着部34に嵌合
固着されている。このスリップリング28は、内筒体26と
外筒体27とはこのスリップリング28を介して常時は相対
的な回転を阻止しており(一体化しており)、但し前記
クラッチスプリング21の他端部21dが内筒体26のゆるみ
規制部32に当接した後は該他端部21aの動きに伴う内筒
体26の回転は許容するような巻き締まり力を有するよう
に設定されている。即ち、スリップリング28のスリップ
トルクをT1とし、クラッチスプリング21のゆるみトルク
をT2とし、クラッチレバー23の被係合爪33に対する係止
保持トルクをT3としたとき、T2≦T1<T3となるように設
定している。
上記構成において、通常は、スリーブ25の内筒体26と外
筒体27とはスリップリング28によって一端化されてお
り、従って、このスリーブ25は一体状態にある。そして
洗い時において、このスリーブ25の被係合爪33がクラッ
チレバー23によって係止されていて、クラッチスプリン
グ21の一端部21cは或る位置に固定されている。この状
態で、槽軸12が水流又は洗濯物の流動によって回動し、
これによってクラッチスプリング21の槽軸12側の部分21
aが矢印A方向にともまわりを起こした場合、該クラッ
チスプリング21の他端部21dも凹部31内を移動して、ゆ
るみ規制部32に当接する(第4図参照)。この結果、ク
ラッチスプリング21のゆるみ角度は他端部21dの移動可
能角度Kに抑えられる。この後、槽軸12がさらに矢印A
方向に回動しようとしてこのゆるみ規制部32にゆるみ方
向の力が作用すると、スリップリング29は、内筒体26の
回転を許容するから、この内筒体26が上記ゆるみ角度状
態のままのクラッチスプリング21の全体を伴って回転す
る。即ち、クラッチスプリング21の他端部21dと一端部2
1cとの相対的なねじれがそれ以上は大きくなることは無
く、よって、クラッチスプリング21のゆるみ角度が、許
容ゆるみ角度を越えることはなく、この結果、クラッチ
スプリング21の他端部21dがスリップバックしても、そ
のスリップ角度は戻り限度角αをなくしてしまう程には
大きくならない。この結果、クラッチスプリング21に
は、十分なゆるみが確保され、以て、駆動軸7の回転ロ
ックの発生をなくすことができる。
第5図は本発明の第2の実施例を示しており、同図にお
いては、スリップリング28の内周面に摩擦摺接材35を装
着した点が前記第1の実施例と異なる。この摩擦摺接材
35は細かな高強度合成繊維をスリップリング28の内面に
付着させることで短毛状に構成されている。
この第2の実施例によれば、内筒体26に対するスリップ
リング28のスリップトルク(第1の実施例で述べたT1
を長期にわたって安定化させることができ、非常に信頼
性の高いものとなる。ちなみに、実験結果によれば、駆
動軸7の径が25mmで、締め代が0.1mm、巻数が17回程度
としたとき、クラッチスプリング21のゆるみトルクT2
約0.6kg cmとなり、クラッチレバー23の保持トルクT3
4kg cmであった。T1を1〜2.5kg cmとなるように設定し
て試作,寿命試験を行った結果、上記T1は長期にわたっ
て良好に安定した。
なお、摩擦摺接材としては、本発明の第3の実施例とし
て示す第7図のようにしてもよい。この第7図の摩擦摺
接材36はフェルトにゴム等の樹脂を含有させたものであ
る。この実施例においても第2の実施例を同様の効果を
奏する。
その他、本発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる
ものである。
[発明の効果] 本発明は、以上の記述にて明らかなように、次の効果を
得ることができる。
請求項1の洗濯機によれば、洗い時において、クラッチ
スプリングの槽軸側の部分がゆるみ方向に回動されるよ
うなことがあっても許容ゆるみ角度を越えてしまうこと
をなくすことができ、よって、常に、該クラッチスプリ
ングに十分のゆるみ角をもたせておくことができ、よっ
て、駆動軸の回転ロックの発生をなくすことができると
いった効果を奏する。
請求項2の洗濯機によれば、スリップリングのスリップ
トルクを長期にわたって安定して得ることができ、よっ
て信頼性を高めることができると共に、使用寿命も長く
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の第1の実施例を示し、第1
図は要部の縦断側面図、第2図はスリーブ及びクラッチ
スプリングの分解斜視図、第3図はスリーブ部分の斜視
図、第4図は作用説明のためのスリーブ部分の斜視図で
ある。第5図及び第6図はそれぞれ本発明の第2及び第
3の実施例を示す第2図相当図である。そして第7図乃
至第12図は従来例を示し、第7図は洗濯機の破断側面
図、第8図は要部の縦断側面図、第9図はクラッチスプ
リングを自由状態で示す側面図、第10図乃至第12図は動
作説明のためのクラッチスプリング部分の斜視図であ
る。 図中、3は回転槽、4は撹拌体、5はモータ、7は駆動
軸、12は槽軸、15は撹拌軸、18はブレーキ装置、21及び
21c並びに21dは夫々クラッチスプリング及びその一端部
並びに他端部、23はクラッチレバー、25はスリーブ、26
は内筒体、27は外筒体、28はスリップリング、30は固着
部、32はゆるみ規制部、33は被係合爪部、35,36は摩擦
摺接材である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより回転される駆動軸と、この駆
    動軸に軸方向で対向して配置され回転槽を回転させるた
    めの中空の槽軸と、前記駆動軸と一体回転するように直
    結されて該槽軸に挿通配置され撹拌体を回転させるため
    の撹拌軸と、前記駆動軸と槽軸とにかけてそれらの外周
    面に巻装され前記駆動軸の回転に伴う巻き締まりによっ
    て該駆動軸と槽軸とを連継するコイル状のクラッチスプ
    リングと、このクラッチスプリングの駆動軸側の一端部
    を固着し外周面に被係合爪を有するスリーブと、このス
    リーブの被係合爪を係止して前記クラッチスプリングの
    巻き締まりを阻止するクラッチレバーと、前記槽軸に対
    して制動をかけるブレーキ装置とを具備し、洗い時に
    は、スリーブの被係合爪を前記クラッチレバーにて係止
    すると共に前記ブレーキ装置により前記槽軸に制動をか
    けた状態で駆動軸を正逆回転させ、脱水時には、前記係
    止を解除すると共に槽軸に対する前記制動を解除した状
    態で駆動軸を一方向回転させるようにしたものにおい
    て、前記スリーブを、前記クラッチスプリングを内周面
    に備え該クラッチスプリングの一端部を固着する固着部
    を下端部に有すると共に該クラッチスプリングの他端部
    がゆるみ方向へ所定角度範囲動いた時にこれと当接する
    ゆるみ規制部を上端部に有する内筒体と、この内筒体の
    外面側に回転可能に遊嵌され外周部に前記被係合爪を有
    する外筒体と、前記内筒体の外周面に巻き締まり状態に
    装着されると共に一端部が前記外筒体に固着され常時は
    巻き締まり力によりこれら外筒体及び内筒体の相対的な
    回転を阻止し前記クラッチスプリングの他端部が前記ゆ
    るみ規制部に当接した後は該他端部の動きに伴う内筒体
    の回転を許容するスリップリングとから構成したことを
    特徴とする脱水兼用洗濯機。
  2. 【請求項2】スリップリングの内面には、摩擦摺接材が
    装着されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機。
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