JPH07100306B2 - 電動タッカー - Google Patents

電動タッカー

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JPH07100306B2
JPH07100306B2 JP10246990A JP10246990A JPH07100306B2 JP H07100306 B2 JPH07100306 B2 JP H07100306B2 JP 10246990 A JP10246990 A JP 10246990A JP 10246990 A JP10246990 A JP 10246990A JP H07100306 B2 JPH07100306 B2 JP H07100306B2
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switch
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Description

【発明の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本発明は、逆U字型、T字型、逆L字型の針といったス
テープルや釘類等(以下単に針という)を、駆動部材の
作動によって付勢されたスプリングの蓄勢力で加速され
たハンマーで打撃する電動タッカーに係り、更に詳しく
はその制御手段に関する。
ロ 従来技術 上記制御手段を備えた電動タッカーとしては、従来例え
ばトリガーの押圧操作に連動して電源とモータとの接続
回路をON、OFF作動させるメインスイッチに、一回のト
リガー操作で一回のみの打撃を実行させるべく、そのメ
インスイッチと直列に接続され、ハンマーの駆動手段と
連繋作動するサブスイッチを付設した特開昭60−135182
号公報に記載の構造であつて、トリッガーの押圧操作で
先ずメインスイッチをON作動させると、モータが回転し
て駆動手段により下死点にあるハンマーが上死点まで引
き上げられ、続いてその駆動手段とハンマーとの関連が
断たれることでハンマーによる針の打撃(以下針打ちと
いう)が実行され、ハンマーが下死点に到達したらサブ
スイッチの作動でモーターを一旦停止作動させ、ここで
トリガーの操作を解除すると、再度モータが回転して駆
動手段をハンマー引き上げスタートの態勢となるまで送
り動作してモータを停止させ、ハンマーを下死点で待機
させておくもの(従来例1)、又駆動手段にウォームギ
ヤを採用すると共に、ハンマーを上死点で待機させるべ
く、トリガー操作に連動してハンマーと係脱作動するコ
ネクタープレートを設け、更にハンマーが上死点付近に
くると、戻しバネの弾発力によってハンマーと嵌合掛止
する方向に弾発付勢されているスイッチプレートをスイ
ッチから離反させてそのスイッチをOFFとし、トリガー
の引き上げを解除することにより、リセット状態を確保
する制御機構を設けた実開昭62−81581号公報に記載の
電動タッカーであって、コネクタープレートとの係止に
より上死点位置で待機しているハンマーが、トリガーの
押圧操作でその係止関係が解かれて針打ちが実行され、
続いてトリガーの操作如何に拘らず、駆動手段によりハ
ンマーガ押し上げられてそのハンマーが上死点に到達し
たら、モータが停止すると共に、コネクタープレートと
の係止により前記ハンマーが上死点位置で待機するもの
(従来例2)、更には、トリガーの押圧操作時に、スイ
ッチボタンに接触してそのスイッチをON作動させる位置
と、スイッチボタンとの接触を断ってスイッチをOFF作
動させる位置との相互間を移動するロッドを設け、ハン
マーの打撃動作に連携して前記ロッドをスイッチボタン
との接触が断たれる位置に移動させ、トリガーの押圧操
作を解除すると、そのロッドをスイッチをON作動させる
位置へ自動的に戻る制御手段を備えた特開昭63−174882
号公報に記載の電動タッカーであって、トリガーの押圧
操作でモータが回転して駆動手段により下死点にあるハ
ンマーが上死点まで引き上げられ、続いて駆動手段とハ
ンマーとの関連が断たれることで針打ちが実行されてモ
ータが停止し、ハンマーは下死点位置で待機するもの
(従来例3)などが知られている。
ハ 発明が解決しようとする課題 上記従来の電動タッカーにおいて、先ず従来例1のもの
は、ハンマーの下死点位置を1サイクルの出発点に設定
しているので、針打ち出し口を対象物面へ当接させるに
際し、針打ち出し口際に突出しているドライバーの先端
が邪魔になり位置決めがし辛かったり、被打撃面に傷を
付けやすく、又針打ちは、針の打撃動作に先立ってその
ハンマーを上死点へ移動させなければならないので、ト
リガーを押圧操作しても即座に針の打撃が実行されず、
応答性が悪く、更にハンマーの押し上げ最中に、トリガ
ーの押圧操作解除したりバッテリー不足によってモータ
が停止すれば、針打ちが実行されないばかりか、ハンマ
ーが下死点に戻ってしまいエネルギーロスも生ずるとい
ったように作業性が極めて悪い。加えて1サイクル中に
モータを二回起動させるから、起動電流の消費による電
気的なロスも無視できないし、二個のスイッチ使用によ
るコストアップも避けられない。又引例2の電動タッカ
ーにあっては、ハンマーの上死点位置を1サイクルの出
発点に設定しているので即応性には優れるが、針打ちす
るには、ハンマーを上死点位置で待機させておくロッド
を、トリガーの押圧操作でダイレクトに作動させなけれ
ばならないので、トリガー操作の抵抗が大きく操作性が
悪い。又ハンマーの押し上げ作動の途中で、バッテリー
不足によりハンマーを押し上げるに充分なトルクが得ら
れずに駆動手段が停止した場合は、駆動手段がウォーム
ギヤであるから前記従来例1のようにハンマーが下死点
に戻ってエネルギーロスを起こすことはないものの、ト
リガー操作を解除してもスイッチはON作動したままであ
るから、バッテリーを損傷させる虞れがある。即ち、直
列に接続された複数のバッテリーとモータとを含む閉回
路が形成された場合、短絡状態が続き、各バッテリーの
残存電気容量が不揃であると、残存電気容量の少ないバ
ッテリー内で過放電による電気分解が起こり、そのバッ
テリーが使用不能となる。更に従来例3の電動タッカー
にあっては、ハンマーのスタート位置が下死点であるた
め、それに伴って生ずる前記従来例1と同様な欠点に加
え、機構上、ロッドのスイッチボタンとの接触を断つ位
置に移動させた状態でモータが停止した場合には、トリ
ガーとスイッチとの関連が断たれたままとなってしまう
ので、手動で駆動機構を操作し、トリガーの押圧操作時
に、スイッチボタンに接触してそのスイッチをON作動さ
せる位置に戻す作業が必要となり、その間針打ち作業を
中止せざるを得ない。即ち、ロッドがスイッチボタンと
の接触を断つ位置に移動すれば、同時に電源とモータと
の電気的接続は断たれるが、慣性力によりモータが僅か
に遅れて停止することを利用してモータの停止時にロッ
ドを移動させる手段との連繋を断ち、トリガーの押圧操
作を解除すれば、そのロッドがスイッチONの位置へ自動
的に戻るようにセッティングされているため、ロッドが
スイッチボタンとの接触を断つ前にトリガーの押圧操作
を解除すれば、その解除のタイミング次第で前記のよう
な事態が起り得るのである。そして駆動手段に関して言
えば、ハンマーは、回転体の半回転で全ストロークを押
し戻されるから、そのために大きなトルクを必要とする
ばかりか、大きな回転半径も確保しなくてはならないの
で、コンパクト化できないといった問題もあった。
ニ 課題を解決するための手段 本発明は、上記従前の電動タッカーにおいて生じていた
欠点に鑑み、操作性が良く信頼性に富んだ電動タッカー
を提供するもので、その構成は、針を打撃するハンマー
と、そのハンマーを針の打撃方向へ付勢するスプリング
と、ハウジング内に納められたモータの回転によって前
記ハンマーを針の打撃方向と逆の方向へ押し戻し、スプ
リングに弾発力を蓄積する駆動手段と、ハウジング内に
固定され、電源とモータとの接続回路をON、OFF作動さ
せるスイッチと、押圧部がハウジングの外部に露出し、
押圧操作に対応して所定範囲内を移動するトリガーと、
前記トリガーの押圧操作時に、その押圧操作に連繋し、
前記スイッチのスイッチボタンと接触してスイッチをON
作動させる第一の位置と、スイッチボタンと非接触状態
になり、スイッチをOFF作動させる第二の位置との相互
間を移動可能な第一作動部材と、ハンマーの押し戻し終
端直前位置到達動作に連繋して前記第一作動部材を第2
の位置に移動させてスイッチのON作動を阻止する規制部
材と、ハンマーの一回打撃を制御するためにハウジング
内に設けられた制御部材と、前記トリガーの押圧動作に
よって前記制御部材と連繋すると共に、前記スイッチの
スイッチボタンと接触してスイッチをON作動せしめる作
動位置と、ハンマーが押し戻し数端位置を離れた時に、
前記制御部材との連繋が外れてスイッチをOFF作動せし
める自由位置との相互間を移動可能な第二作動部材とを
含み、ハンマーを押し戻してその押し戻し終端位置から
前記スプリングの弾発力により加速されたハンマーで針
を打撃すべき制御手段とを備えたことにある。
ホ 作用 トリガーを押圧操作すると、第二作動部材によりスイッ
チがON作動させられてモータが回転し、それによって押
し戻し終端位置で待機していたハンマーはバネの弾発力
により加速されて打撃方向へ勢い良く移動する。ハンマ
ーが打撃した後は、第二作動部材によるスイッチをON作
動させる押圧力は確保できなくなるが、ハンマーが前記
打撃方向へ移動を開始すると、第一作動部材はスイッチ
をON作動させる位置に移動して電源とモータとの電気的
接続は維持されるから、ハンマーが打撃方向終端位置に
到達して針の打撃が完了したら、続いてハンマーは打撃
方向と逆の方向へ押し戻され、そのハンマーが押し戻し
終端位置の直前に到達すると、規制部材により第一作動
部材によるスイッチのON作動が阻止されてモータは停止
し、ハンマーがその位置で待機するといった1サイクル
のみが実行される。又セフティレバーを備えたものは、
トリガー操作とセフティレバーの押し込み操作とが同時
に成された場合のみに、前記の1サイクルが実行され
る。
ヘ 実施例 図面は本発明に係る電動タッカーの実施例を示したもの
で、第1図において、合成樹脂製のハウジング1内に
は、一隅角部を針打ち出し口Pとし、その針打ち出し口
Pに対して針Nを順に送り出す針収納マガジン部2が底
面に沿って設けられ、その針送り出し方向に直交して進
退自在なハンマー3が、その先端を針打ち出し口P側へ
コイルスプリング4によって付勢された状態で設けられ
ている。ハンマー3は断面コ字状で、そのコ字状内壁で
前記コイルスプリング4を保持し、開口面を向い合わせ
に配置された断面コ字状の案内部材4a内に、コイルスプ
リング4の付勢方向へ摺動自在に収容され(第2図)、
下端にはドライバー3aが突設されている。又外側面には
第一掛止突起5と第二掛止突起6とが二段に切り起こし
形成されていると共に、その上方に第三掛止突起7が設
けられている。更にハウジング1内には、前記針収納マ
ガジン部2に隣接する内方部に、モータ8及び歯車の組
み合わせから成る減速機構9が設けられ、前記ハンマー
3の側方に配置した回転体である円盤状歯車(以下単に
円盤という)10が、減速機構9を介し、モータ8に連動
して回転するようになっている。前記減速機構9には、
ラチェット爪9aによる逆転防止が図られ(第3図)、前
記円盤10には、ハンマー3と面する側に第一駆動ピン11
と第二駆動ピン12との二本の駆動ピンが、互いに180度
より若干ずれた位相差で突設されている。そして円盤10
とハンマー3とは、前記掛止突起5、6を、各駆動ピン
11、12がハンマー3の押し戻し終端(以下上死点とい
う)方向へ移動する円弧軌跡上に位置する関係を保ち、
円盤10の回転により所定範囲で前記第一及び第二掛止突
起5、6と夫々掛止関係を持たせ、又駆動ピン11、12と
掛止突起5、6には夫々長さに差をつけることにより、
前記二本の駆動ピンが、180度より若干ずれた位相差で
突設されていることとで、第一駆動ピン11は第一掛止突
起5と、第二駆動ピン12は第二掛止突起6に夫々対応
し、それ以外の対応はできないようになっている(第4
図)。ボディ1の前記針収納マガジン部2がある位置の
対向側はグリップ13になっており、そのグリップ13内に
は、電源とモータ8との接続回路をON、OFF作動させる
スイッチ14が組み込まれていると共に、電源であるバッ
テリー15が収納され、そのバッテリー15は、ハウジング
1から取り出して適宜充電することが可能な二次電池で
あり、ハウジング内において、係止バネ15aにより固
定、及び電気的な接続がされるようになっている。前記
スイッチ14は、押圧部がハウジングの外部に露出し、押
圧操作に対応して支点を中心に回動するトリガー16を押
圧することにより、第一作動部材と第二作動部材である
長短二枚の略V字状をした板バネ17、18を介して作動す
るようになっている。前記ハンマー3の側部には、ハウ
ジング1内に形成されている溝部内を、ハンマー3の移
動方向へ摺動可能に規制されたバネ性を有した板状体か
ら成る制御部材である制御板19がセットされ、その制御
板19の上端部は掛止部19aになっている。そしてその先
端掛止部19aに側方へ押圧力を加えると全体が屈曲し、
又押圧力を解除すると自らのバネ力でハンマー3と並行
姿勢に復帰するようになっており、その下端部は、針打
ち出し口P際から突出するセフティレバー19bになって
いて、押し下げバネ19cによってセフティレバー19bの先
端が針打ち出し口際から突出している。そして前記長い
板バネ17は、通常、制御板19先端の係止部19aに当接し
ており、第二駆動ピン12に押されて側方へ屈曲せられる
ことによって前記当接が外れるようになっている。一方
短い板パネル18は、ハンマー3が上支点に到達する直前
に、規制部材である回動レバー20、あ第三掛止突起7に
接触して回動され、その回動レバー20の先端との接触に
よりスイッチ14との接触方向と逆方向へ押し下げられる
ようになっている。
更に針収納マガジン部2の底面には、打ち込み材料の硬
さに応じて高さを変え、針の打ち込み量を調整できるよ
うに、針打ち出し口Pに隣接して、ねじを利用した打ち
込み深さ調整機構21が備えられており、この打ち込み深
さ調整機構21は、第5図示の如く、スタッドボルト21a
に、つまみナット21bを螺合させて成り、つまみナット2
1bの回動で、そのつまみナット21bがねじ送り作用で前
記スタッドボルト21aの軸方向へ移動され、高さが調整
できるようになっている。又つまみナット21bは、両側
を一対の板バネ21cで挟持されていると共に、そのつま
みナット21bの対向する二側面が平面に削り取られてい
て、板バネ21cとつまみナット21bの平面部とが接触した
状態ではそのつまみナット21bを回動させるには強い力
を要し、180度毎に抵抗が生じるので、作業中不用意に
回動して高さ調整に狂いが生じない。
このように形成された電動タッカーを、ハンマー3が上
支点直前位置で待機した状態(第6図a、第7図a)か
ら説明すると、先ず針打ち出し口Pを打ち込み対象物に
押し当ててその針打ち出し口P際から突出しているセフ
ティレバー19bを押し込んだ状態(第6図b)でトリガ
ー16を押圧する(以下トリガーを引くと表現する)と
(第6図c)、回動レバー20は第三係止突起によって回
転せられ、短い板バネ18は押し下げられたままの第二の
位置にあり、その短い板バネ18によりスイッチ14はON作
動されないが、長い板バネ17の先端が制御板19の先端掛
止部19aに当接した作動位置にあるため、その長い板バ
ネ17のみによってスイッチ14がON作動される。それによ
ってモータ8が回転し、円盤10は減速機構9を介して回
転し、その円盤10に突設された駆動ピン11、12が円軌跡
を描いて運動する。
それによって第二駆動ピン12が第二係止突起6を僅かに
押し上げ、ハンマー3が上死点を超えて(第6図d、第
7図b)第二駆動ピン12が第二掛止突起6から外れる
と、ハンマー3はコイルスプリング4の弾発力によって
加速され、針打ち出し口Pへ向けて飛び出すように移動
し、針打ち出し口Pにある針Nをハンマー3先端のドラ
イバ3aで打ち出すのである(第6図e、第7図b)。こ
のハンマー3が移動する際において、第二駆動ピン12が
第二掛止突起6から外れたとき、第一駆動ピン11は、前
記の如く第二駆動ピン12に対して180度より若干ずれた
位相差を突設されているから、第二係止突起6の移動軌
跡上に第一駆動ピン11が位置することはない。前記第二
駆動ピン12が第二掛止突起6から外れてハンマーが上死
点を離れると、回動レバー20と第三掛止突起7との接触
が断たれ、回動レバー20は短い板バネ18を押し下げる力
を失って回動し、その短い板ばね18は第一の位置に移動
してスイッチ14をON作動させる姿勢となる(第6図
d)。そしてハンマー3が打撃方向終端位置(以下下死
点という)に到達するや否や制御板19は第二駆動ピン12
によって側方へ押圧され、それによって制御板19の先端
掛止部19aと長い板バネ17の先端との当接が外れ(第7
図c)、長い板バネ17は自由位置に移動してスイッチ14
をON作動させる押圧力を失う。しかし前記の如く、短い
板バネ18のみによりスイッチ14のON作動は維持されてい
るから、下死点に到達したハンマー3は、第一駆動ピン
11が第一掛止突起5に接触し、その第一駆動ピン11の移
動につれて第一掛止突起5が押し上げられ、付勢力に抗
して全ストロークの略半分の高さ押し上げられる(第7
図d)。続いて第二駆動ピン12が第二掛止突起6に接触
し、第2駆動ピン12の移動につれて第二掛止突起6が押
し上げられ、その間に第一駆動ピン11は第一掛止突起5
から外れてハンマー3が付勢力に抗して上死点直前まで
押し上げられる。そこで第三掛止突起7により回動レバ
ー20が回動せられ、短い板バネ18によるスイッチ作動も
解除されてモータ8は停止する(第6図e)。ここでト
リガー16から指を放すと、長い板バネ17は制御板19の側
面をその係止部19a先端位置まで摺動して先端掛止部19a
との当接位置で待機する。
再度トリガー16を引くと、長い板バネ17は制御板19の先
端係止部19aに接触してスイッチ14がON作動し、前記と
同様の針の打ちを完了し、ハンマー3が上死点直前にて
待機した状態で停止する。
ここで針打ち出し口P際から突出しているセフティレバ
ー19bを押し込み操作しないでトリガー16を引いても、
長い板バネ17は制御板19の先端係止部19aに接触せず、
スイッチ14はON作動しないので安全性が高く、セフティ
レバー19bを押し込み操作しないでトリガー16を引き
(第6図g)、その状態でセフティレバー19bを押し込
み操作する(第6図h)ことによっても、前記と同様に
針打ちできるのである。
ハンマー3が押し戻し終端の待機位置に到達する前のハ
マー3の押し戻し途中、例えば第7図dの状態でハンマ
ー3が停止したとき、それがトリガー16の引きが瞬間的
であったためであれば、スイッチ14がOFF作動してモー
ダ8は停止するが、長い板バネ17の先端は制御板19の先
端掛止部19aに当接した状態(トリガーの押圧解除によ
って長い板バネ17は初期位置に復帰するから)であり、
再度トリガー16を引けば、残りの工程と一回の針打ちと
が連続して実行され、又バッテリー15の容量不足により
ハンマー3を押し戻しできない場合には、トリガー16の
押圧を解くことによりスイッチ14をOFF作動させること
ができるので、バッテリー15の過放電防止ができ、また
バッテリー15を交換して前記と同様に再度トリガー16の
引けば、トリガーの押圧解除によって長い板バネ17は初
期位置に復帰しているから、残りの工程と一回の釘打ち
とが連続して実行される。而もラチェット爪9aによる逆
転防止によって、押し戻し途中のハンマー3が、コイル
スプリング4の弾発力で押し下げられることがなく、エ
ネルギーのロスも少ない。
本実施例の電動タッカーは、釘打ち出し口に設けたセフ
ティレバーによる安全対策が図られているが、それに加
え、解除しなければスイッチが引けないようにするスト
ッパ機構を設けて信頼性をより高いものにすることが望
ましい。又駆動手段が、ハンマーを、回転する第一及び
第二駆動ピンにより二段に押し戻す機構であるから、そ
の回転半径の倍のストロークを確保でき、減速比が小さ
く而も小さな歯車を使用して、コンパクト化することが
可能となる。
尚上記説明は、図面に対応させて針の打ち出し方向を真
下に想定し、ハンマーの上死点、下死点、押し上げとの
表現を用いたが、夫々括弧書きの如く、例えばハンマー
の上死点は針の打ち出し方向と反対側を意味するもの
で、必ずしもハンマーが上下運動するものばかりではな
い。又実施例において、ハンマー、スプリング、駆動手
段、スイッチ、、トリガー、第一及び第二作動部材、規
制部材、制御部材の形状、大きさ等は、前記した本発明
の目的が達成可能な範囲内において適宜変更して差し支
えない。
ト 効果 本発明によれば、ハンマーを押し戻し終端位置で待機さ
せ、一回トリガーを引くことにより、針の打撃を確実に
一回のみ行なわせるので、針打ち出し口にドライバが突
出せず、即応性に富み、二度打ちすることがないので作
業性に優れる。又途中で停止する事態に遭遇しても対応
が簡単で、エネルギーロスやバッテリーへの悪影響が無
く、信頼性も高いし、構造が簡単でコストダウンを図
れ、殊に、電池式とした場合その実益は多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る電動タッカーを示したもので、第1
図は内部構造を示す説明図、第2図はハウジングとハン
マー及び制御板の配置関係を示す端面図、第3図は逆転
防止機構部分を示す端面図、第4図はハンマーの駆動部
及びそれとスイッチとの関連を示す分解説明図、第5図
は打ち込み深さ調整機構端面図、、第6図(a)〜第6
図(h)及び第7図(a)〜第7図(d)は駆動ピンと
ハンマーとの関連を示す作動説明図である。 1……ハウジング、1b……溝部、2……針収納マガジン
部、2……ハンマー、3a……ドライバ、4……コイルス
プリング、4a……案内部材、5……第一掛止突起、6…
…第二掛止突起、7……第三掛止突起、8……モータ・
9……減速機構、9a……ラチェット爪、10……円盤、11
……第一駆動ピン、12……第二駆動ピン、13……グリッ
プ、14……スイッチ、15……バッテリー、16……トリガ
ー、17……長い板バネ、18……短い板バネ、19……制御
板、19a……掛止部、19b……セフティレバー、19c……
押し下げバネ、20……解除板、21……打ち込み深さ調整
機構、21a……スタッドボルト、21b……つまみナット、
21c……板バネ、P……針打ち出し口、N……針

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針を打撃するハンマーと、そのハンマーを
    針の打撃方向へ付勢するスプリングと、ハウジング内に
    納められたモータの回転によって前記ハンマーを針の打
    撃方向と逆の方向へ押し戻し、スプリングに弾発力を蓄
    積する駆動手段とを備え、前記ハンマーを押し戻してそ
    の押し戻し終端位置から前記スプリングの弾発力により
    加速されたハンマーで針を打撃すべき下記a〜eを含む
    制御手段とを備えた電動タッカー: a、ハウジング内に固定され、電源とモータとの接続回
    路をON、OFF作動させるスイッチ、 b、押圧部がハウジングの外部に露出し、押圧操作に対
    応して所定範囲内を移動するトリガー、 c、前記トリガーの押圧操作時に、その押圧操作に連繋
    し、前記スイッチのスイッチボタンと接触してスイッチ
    をON作動させる第一の位置と、スイッチボタンと非接触
    状態になり、スイッチをOFF作動させる第二の位置との
    相互間を移動可能な第一作動部材、 d、ハンマーの押し戻し終端直前位置到達動作に連繋し
    て前記第一作動部材を第二の位置に移動させてスイッチ
    のON作動を阻止する規制部材、 e、ハンマーの一回打撃を制御するためにハウジング内
    に設けられた制御部材、 f、前記トリガーの押圧動作によって前記制御部材と連
    繋すると共に、前記スイッチのスイッチボタンと接触し
    てスイッチをON作動せしめる作動位置と、ハンマーが押
    し戻し終端位置を離れた時に、前記制御部材との連繋が
    外れてスイッチをOFF作動せしめる自由位置との相互間
    を移動可能な第二作動部材、
  2. 【請求項2】前記第一作動部材が、前記トリガーとスイ
    ッチとの間に介在される略V字状に屈曲した板バネであ
    る請求項1の電動タッカー。
  3. 【請求項3】前記規制部材が、ハンマーに設けられた突
    起部との接触により回動し、その端縁部で第一作動部材
    を第二の位置に移動させる回動レバーである請求項1の
    電動タッカー。
  4. 【請求項4】前記第二作動部材が、前記トリガーとスイ
    ッチとの間に介在される略V字状に屈曲した板バネであ
    る請求項1の電動タッカー。
  5. 【請求項5】前記制御部材が、ハウジング内に基端側を
    規制して先端側を屈曲自在にセットされたバネ性を有す
    る板状体で、先端側の屈曲端部と第二作動部材とが系脱
    可能に配置されている請求項1の電動タッカー。
  6. 【請求項6】前記制御部材がハウジング内に移動可能に
    設けられたセフティレバーであって、そのセフティレバ
    ーは、常時その一端がハウジングの釘打ち出し口から突
    出するように弾発付勢され、他端は前記第二作動部材の
    端部と対向しており、このセフティレバーの被打ち込み
    材への押し付け操作とトリガーの押圧操作とが共働して
    スイッチをON作動せしめる請求項1の電動タッカー。
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