JPH07100403A - 微粉体の製造方法及び製造装置 - Google Patents
微粉体の製造方法及び製造装置Info
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- JPH07100403A JPH07100403A JP24932193A JP24932193A JPH07100403A JP H07100403 A JPH07100403 A JP H07100403A JP 24932193 A JP24932193 A JP 24932193A JP 24932193 A JP24932193 A JP 24932193A JP H07100403 A JPH07100403 A JP H07100403A
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Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱処理操作時における凝集の発生を防止する
ことができ、凝集の発生による不都合が生じることのな
い微粉体材料を得ることが可能な微粉体の製造方法及び
製造装置を提供する。 【構成】 本発明に係る微粉体の製造方法は、互いに混
ぜ合わされながら加熱されている転動媒体1もしくはこ
れら転動媒体1を収納して加熱されている容器2に対し
て微粉体原料Lを少量ずつ滴下することを特徴としてい
る。また、本発明に係る微粉体の製造装置は、互いに混
ぜ合わされる多数個の転動媒体1と、これら転動媒体1
を収納する容器2と、転動媒体1及び容器2を加熱する
加熱手段5と、加熱された転動媒体1もしくは容器2に
対して流動状の微粉体原料Lを滴下する原料供給手段8
とを備えている。
ことができ、凝集の発生による不都合が生じることのな
い微粉体材料を得ることが可能な微粉体の製造方法及び
製造装置を提供する。 【構成】 本発明に係る微粉体の製造方法は、互いに混
ぜ合わされながら加熱されている転動媒体1もしくはこ
れら転動媒体1を収納して加熱されている容器2に対し
て微粉体原料Lを少量ずつ滴下することを特徴としてい
る。また、本発明に係る微粉体の製造装置は、互いに混
ぜ合わされる多数個の転動媒体1と、これら転動媒体1
を収納する容器2と、転動媒体1及び容器2を加熱する
加熱手段5と、加熱された転動媒体1もしくは容器2に
対して流動状の微粉体原料Lを滴下する原料供給手段8
とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微粉体の製造方法及び製
造装置に係り、特には、流動状の微粉体原料に対する熱
処理操作を施すことによって固形状の微粉体材料を得る
ための方法及び装置に関する。
造装置に係り、特には、流動状の微粉体原料に対する熱
処理操作を施すことによって固形状の微粉体材料を得る
ための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、水や有機溶媒などの溶液を加
えて混合された流動状の微粉体原料、例えば、セラミッ
クと溶液との混合物である坏土やスラリー(以下、セラ
ミックスラリーという)に対して乾燥や仮焼などの熱処
理操作を施すことによって処理済みの固形状となった微
粉体材料、すなわち、セラミック材料を得るに際して
は、バッチ式や連続式といわれるような周知構造の熱処
理炉(いずれも図示していない)を使用するのが一般的
となっている。そして、バッチ式熱処理炉においては、
セラミックや耐熱金属を用いて作製された箱形の容器で
ある匣の内部にセラミックスラリーを注入し、かつ、セ
ラミックスラリーが注入された匣を加熱室内に載置した
後、所要温度下で所定時間にわたって加熱することによ
って乾燥及び仮焼、または、乾燥もしくは仮焼のみとい
った熱処理操作を施すことによって固形状となった処理
済みのセラミック材料を得ることが行われている。
えて混合された流動状の微粉体原料、例えば、セラミッ
クと溶液との混合物である坏土やスラリー(以下、セラ
ミックスラリーという)に対して乾燥や仮焼などの熱処
理操作を施すことによって処理済みの固形状となった微
粉体材料、すなわち、セラミック材料を得るに際して
は、バッチ式や連続式といわれるような周知構造の熱処
理炉(いずれも図示していない)を使用するのが一般的
となっている。そして、バッチ式熱処理炉においては、
セラミックや耐熱金属を用いて作製された箱形の容器で
ある匣の内部にセラミックスラリーを注入し、かつ、セ
ラミックスラリーが注入された匣を加熱室内に載置した
後、所要温度下で所定時間にわたって加熱することによ
って乾燥及び仮焼、または、乾燥もしくは仮焼のみとい
った熱処理操作を施すことによって固形状となった処理
済みのセラミック材料を得ることが行われている。
【0003】また、連続式熱処理炉としてはプッシャー
型トンネル炉やロータリーキルンが一般的であり、プッ
シャー型トンネル炉においては、セラミックスラリーが
注入された匣を入口側から出口側へと順次移送しながら
加熱及び冷却することによってセラミック材料を得るよ
うになっている。さらに、ロータリーキルンでは、セラ
ミックや耐熱金属からなる円筒形の炉芯管を所要温度ま
で加熱したうえで回転させながら、この炉芯管の入口側
から滴下して供給されたセラミックスラリーを炉芯管内
で加熱することが行われており、処理済みの固形状とな
ったセラミック材料は炉芯管の出口側から排出されてく
ることになる。そして、このようにして得られた処理済
みの微粉体材料であるセラミック材料は、ボールミルや
粉砕機を用いることによって粉砕されたうえで本焼成工
程へと送られることになる。
型トンネル炉やロータリーキルンが一般的であり、プッ
シャー型トンネル炉においては、セラミックスラリーが
注入された匣を入口側から出口側へと順次移送しながら
加熱及び冷却することによってセラミック材料を得るよ
うになっている。さらに、ロータリーキルンでは、セラ
ミックや耐熱金属からなる円筒形の炉芯管を所要温度ま
で加熱したうえで回転させながら、この炉芯管の入口側
から滴下して供給されたセラミックスラリーを炉芯管内
で加熱することが行われており、処理済みの固形状とな
ったセラミック材料は炉芯管の出口側から排出されてく
ることになる。そして、このようにして得られた処理済
みの微粉体材料であるセラミック材料は、ボールミルや
粉砕機を用いることによって粉砕されたうえで本焼成工
程へと送られることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、微粉体材料
であるセラミック材料は、微粉体原料であるセラミック
スラリーに対する熱処理操作に伴って凝集を起こしてし
まうことになり、ある程度の大きさを有する多孔質状の
固まりである二次粒子体として得られるのが普通であ
る。そのため、二次粒子体として得られたセラミック材
料に対する粉砕などの後処理を行っても、細かな微粉末
状態にまで粉砕するのは難しく、しかも、熱処理操作時
に発生していた空孔を完全に無くすことはできないとい
う不都合が生じることになってしまう。そして、粉砕済
みのセラミック材料を本焼成して得られるセラミック焼
結体中にも空孔が残存して緻密化し難くなることは避け
られず、最終製品における特性劣化を招くことになって
しまうのが実情であった。
であるセラミック材料は、微粉体原料であるセラミック
スラリーに対する熱処理操作に伴って凝集を起こしてし
まうことになり、ある程度の大きさを有する多孔質状の
固まりである二次粒子体として得られるのが普通であ
る。そのため、二次粒子体として得られたセラミック材
料に対する粉砕などの後処理を行っても、細かな微粉末
状態にまで粉砕するのは難しく、しかも、熱処理操作時
に発生していた空孔を完全に無くすことはできないとい
う不都合が生じることになってしまう。そして、粉砕済
みのセラミック材料を本焼成して得られるセラミック焼
結体中にも空孔が残存して緻密化し難くなることは避け
られず、最終製品における特性劣化を招くことになって
しまうのが実情であった。
【0005】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、熱処理操作時における凝集の発生
を防止することができ、凝集の発生による不都合が生じ
ることのない微粉体材料を得ることが可能な微粉体の製
造方法及び製造装置を提供しようとするものである。
されたものであって、熱処理操作時における凝集の発生
を防止することができ、凝集の発生による不都合が生じ
ることのない微粉体材料を得ることが可能な微粉体の製
造方法及び製造装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る微粉体の製
造方法は、流動状の微粉体原料に熱処理操作を施すこと
によって固形状の微粉体材料を得る方法であり、このよ
うな目的を達成するために、互いに混ぜ合わされながら
加熱されている転動媒体もしくはこれら転動媒体を収納
して加熱されている容器に対して微粉体原料を少量ずつ
滴下することを特徴としている。また、本発明に係る微
粉体の製造装置は、互いに混ぜ合わされる多数個の転動
媒体と、これら転動媒体を収納する容器と、転動媒体及
び容器を加熱する加熱手段と、加熱された転動媒体もし
くは容器に対して流動状の微粉体原料を滴下する原料供
給手段とを備えている。
造方法は、流動状の微粉体原料に熱処理操作を施すこと
によって固形状の微粉体材料を得る方法であり、このよ
うな目的を達成するために、互いに混ぜ合わされながら
加熱されている転動媒体もしくはこれら転動媒体を収納
して加熱されている容器に対して微粉体原料を少量ずつ
滴下することを特徴としている。また、本発明に係る微
粉体の製造装置は、互いに混ぜ合わされる多数個の転動
媒体と、これら転動媒体を収納する容器と、転動媒体及
び容器を加熱する加熱手段と、加熱された転動媒体もし
くは容器に対して流動状の微粉体原料を滴下する原料供
給手段とを備えている。
【0007】
【作用】本発明に係る製造方法によれば、加熱されてい
る転動媒体もしくは容器に対して滴下された微粉体原料
に含まれていた水などの溶液分は転動媒体などとの接触
によって蒸発させられることになり、転動媒体などの表
面上には微粉体原料中の微粉体成分のみが付着して残る
ことになる。そして、これら転動媒体は互いに混ぜ合わ
されているのであるから、残っていた微粉体成分は転動
媒体同士が衝突し合いながら擦り合わされるのに伴って
粉砕されてしまう。その結果、溶液分を失ったうえで細
かく粉砕された微粉体成分は徐々に重量が軽いものとな
り、容器壁に沿いつつ上側へと浮き上がることになる。
る転動媒体もしくは容器に対して滴下された微粉体原料
に含まれていた水などの溶液分は転動媒体などとの接触
によって蒸発させられることになり、転動媒体などの表
面上には微粉体原料中の微粉体成分のみが付着して残る
ことになる。そして、これら転動媒体は互いに混ぜ合わ
されているのであるから、残っていた微粉体成分は転動
媒体同士が衝突し合いながら擦り合わされるのに伴って
粉砕されてしまう。その結果、溶液分を失ったうえで細
かく粉砕された微粉体成分は徐々に重量が軽いものとな
り、容器壁に沿いつつ上側へと浮き上がることになる。
【0008】なお、新たに滴下して供給された微粉体原
料は溶液分を含んで重量が重いものであるために、容器
の下側へと沈み込むことになり、沈み込んだ微粉体原料
は転動媒体などと接触することによって上記動作を繰り
返し行うことになる。また、本発明に係る微粉体の製造
装置によれば、上記製造方法をきわめて容易に実現し得
ることになる。
料は溶液分を含んで重量が重いものであるために、容器
の下側へと沈み込むことになり、沈み込んだ微粉体原料
は転動媒体などと接触することによって上記動作を繰り
返し行うことになる。また、本発明に係る微粉体の製造
装置によれば、上記製造方法をきわめて容易に実現し得
ることになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0010】本実施例に係る微粉体の製造方法は、水や
有機溶媒などの溶液を加えて混合された流動状の微粉体
原料であるセラミックスラリーに対して乾燥や仮焼など
の熱処理操作を施すことにより、処理済みの固形状とな
った微粉体材料としてのセラミック材料を得る方法であ
る。そして、この製造方法は、互いに混ぜ合わされなが
ら加熱されている転動媒体もしくはこれら転動媒体を収
納して加熱されている容器に対して流動状の微粉体原料
を少量ずつ滴下することを特徴としている。
有機溶媒などの溶液を加えて混合された流動状の微粉体
原料であるセラミックスラリーに対して乾燥や仮焼など
の熱処理操作を施すことにより、処理済みの固形状とな
った微粉体材料としてのセラミック材料を得る方法であ
る。そして、この製造方法は、互いに混ぜ合わされなが
ら加熱されている転動媒体もしくはこれら転動媒体を収
納して加熱されている容器に対して流動状の微粉体原料
を少量ずつ滴下することを特徴としている。
【0011】一方、本実施例に係る微粉体の製造装置
は、図1で簡略化して示すように、メディア(玉石)な
どと呼ばれて互いに混ぜ合わされる多数個の転動媒体1
と、これら転動媒体1を収納したうえで縦軸芯P回りに
回転駆動される容器2とを備えたものであり、縦向きに
配置されて容器2をその下側から支持する支持軸3の下
端部には低速回転する電動機4が連結されている。な
お、ここでの転動媒体1はセラミックや耐熱金属からな
る直径1ないし50mm程度の球形状や円柱形状などと
して作製されたうえ、容器2の内容積やセラミック材料
Sの特性などを考慮したうえでの選択に基づいて使用さ
れるものである一方、容器2は薄板状のセラミックや耐
熱金属を用いたうえでの上拡がり円錐台形状として作製
されたものであり、その上側面は外部に向かっての開放
面とされている。
は、図1で簡略化して示すように、メディア(玉石)な
どと呼ばれて互いに混ぜ合わされる多数個の転動媒体1
と、これら転動媒体1を収納したうえで縦軸芯P回りに
回転駆動される容器2とを備えたものであり、縦向きに
配置されて容器2をその下側から支持する支持軸3の下
端部には低速回転する電動機4が連結されている。な
お、ここでの転動媒体1はセラミックや耐熱金属からな
る直径1ないし50mm程度の球形状や円柱形状などと
して作製されたうえ、容器2の内容積やセラミック材料
Sの特性などを考慮したうえでの選択に基づいて使用さ
れるものである一方、容器2は薄板状のセラミックや耐
熱金属を用いたうえでの上拡がり円錐台形状として作製
されたものであり、その上側面は外部に向かっての開放
面とされている。
【0012】また、この製造装置は、転動媒体1及び容
器2を加熱する加熱手段としての電熱ヒータ5と、これ
ら電熱ヒータ5の各々が内蔵された所定厚みの断熱部材
6とを具備しており、断熱部材6のそれぞれは所定寸法
として設定された隙間を介したうえで容器2の側面及び
開放面を取り囲むように配設されている。そして、容器
2の開放面と対向する位置に配設された断熱部材6にお
ける縦軸芯Pから位置ずれした所定個所には、この断熱
部材6を厚み方向に沿って貫通する貫通孔7が形成され
ている。
器2を加熱する加熱手段としての電熱ヒータ5と、これ
ら電熱ヒータ5の各々が内蔵された所定厚みの断熱部材
6とを具備しており、断熱部材6のそれぞれは所定寸法
として設定された隙間を介したうえで容器2の側面及び
開放面を取り囲むように配設されている。そして、容器
2の開放面と対向する位置に配設された断熱部材6にお
ける縦軸芯Pから位置ずれした所定個所には、この断熱
部材6を厚み方向に沿って貫通する貫通孔7が形成され
ている。
【0013】さらに、製造装置は電熱ヒータ5によって
加熱された転動媒体1もしくは容器2上に流動状の微粉
体原料であるセラミックスラリーLを滴下して供給する
ための原料供給手段8を備えており、この原料供給手段
8は調製済みとなったセラミックスラリーLが溜められ
たスラリー貯溜容器9と、これから延出されたスラリー
管10とから構成されている。そして、このスラリー管
10の吐出口は、容器2の開放面を覆う断熱部材6に形
成された貫通孔7と対面する位置に配設されている。な
お、図示していないが、このスラリー管10の中途位置
などには、セラミックスラリーLの供給量などを制御す
るための弁を設けておくことが望ましいのは勿論であ
る。また、図中の符号11は処理済みとなった固形状の
セラミック材料Sを収納するための回収容器を示してお
り、この円環状箱形とされた回収容器11はセラミック
スラリーLが供給される容器2の外側周縁と対応する下
側位置に設置されている。
加熱された転動媒体1もしくは容器2上に流動状の微粉
体原料であるセラミックスラリーLを滴下して供給する
ための原料供給手段8を備えており、この原料供給手段
8は調製済みとなったセラミックスラリーLが溜められ
たスラリー貯溜容器9と、これから延出されたスラリー
管10とから構成されている。そして、このスラリー管
10の吐出口は、容器2の開放面を覆う断熱部材6に形
成された貫通孔7と対面する位置に配設されている。な
お、図示していないが、このスラリー管10の中途位置
などには、セラミックスラリーLの供給量などを制御す
るための弁を設けておくことが望ましいのは勿論であ
る。また、図中の符号11は処理済みとなった固形状の
セラミック材料Sを収納するための回収容器を示してお
り、この円環状箱形とされた回収容器11はセラミック
スラリーLが供給される容器2の外側周縁と対応する下
側位置に設置されている。
【0014】つぎに、本実施例に係る製造装置を用いた
うえでの熱処理操作を施すことにより、セラミックスラ
リーLからセラミック材料Sを得る際の手順について説
明する。
うえでの熱処理操作を施すことにより、セラミックスラ
リーLからセラミック材料Sを得る際の手順について説
明する。
【0015】まず、水や有機溶媒などの溶液を加えて混
合された成分調製済みのセラミックスラリーLを用意す
る一方、多数個の転動媒体1を収納した容器2を電動機
4によって回転させながら電熱ヒータ5を用いることに
よって転動媒体1及び容器2を所要温度となるまで加熱
する。なお、セラミックスラリーLの乾燥に際しては転
動媒体1及び容器2を500℃程度、また、仮焼を行う
に際しては1000℃程度となるまで加熱しておくこと
になる。そして、原料供給手段8を構成するスラリー貯
溜容器9に溜められたセラミックスラリーLをスラリー
管10から少量ずつ吐出させ、かつ、上側に配置された
断熱部材6の貫通孔7を通過させたうえで予め加熱され
ている転動媒体1上に滴下して供給する。なお、セラミ
ックスラリーLを容器2上に滴下してもよいことは勿論
である。
合された成分調製済みのセラミックスラリーLを用意す
る一方、多数個の転動媒体1を収納した容器2を電動機
4によって回転させながら電熱ヒータ5を用いることに
よって転動媒体1及び容器2を所要温度となるまで加熱
する。なお、セラミックスラリーLの乾燥に際しては転
動媒体1及び容器2を500℃程度、また、仮焼を行う
に際しては1000℃程度となるまで加熱しておくこと
になる。そして、原料供給手段8を構成するスラリー貯
溜容器9に溜められたセラミックスラリーLをスラリー
管10から少量ずつ吐出させ、かつ、上側に配置された
断熱部材6の貫通孔7を通過させたうえで予め加熱され
ている転動媒体1上に滴下して供給する。なお、セラミ
ックスラリーLを容器2上に滴下してもよいことは勿論
である。
【0016】すると、滴下によって供給されたセラミッ
クスラリーLに含まれていた水などの溶液分は転動媒体
1などと接触することによって蒸発させられてしまうこ
とになり、転動媒体1などの表面上にはセラミックスラ
リーL中のセラミック成分のみが付着して残ることにな
る。ところが、これら転動媒体1は容器2の回転に伴っ
て互いに混ぜ合わされているのであるから、転動媒体1
それぞれの表面上に拡がった状態で残っていたセラミッ
ク成分は転動媒体1同士が衝突し合いながら擦り合わさ
れることによって粉砕されてしまう。そして、溶液分を
失って細かく粉砕されたセラミック成分はその重量が徐
々に軽くなる結果、容器2の壁面に沿いつつ上側へと浮
き上がってくる。なお、この際、新たに滴下されたセラ
ミックスラリーLは、溶液分を含んで重量が重いため
に、容器2の下側へと沈み込んでいくことになり、沈み
込んだセラミックスラリーLは転動媒体1などと接触す
ることによって溶液分が蒸発させられたうえで転動媒体
1によって粉砕される動作を繰り返すことになる。
クスラリーLに含まれていた水などの溶液分は転動媒体
1などと接触することによって蒸発させられてしまうこ
とになり、転動媒体1などの表面上にはセラミックスラ
リーL中のセラミック成分のみが付着して残ることにな
る。ところが、これら転動媒体1は容器2の回転に伴っ
て互いに混ぜ合わされているのであるから、転動媒体1
それぞれの表面上に拡がった状態で残っていたセラミッ
ク成分は転動媒体1同士が衝突し合いながら擦り合わさ
れることによって粉砕されてしまう。そして、溶液分を
失って細かく粉砕されたセラミック成分はその重量が徐
々に軽くなる結果、容器2の壁面に沿いつつ上側へと浮
き上がってくる。なお、この際、新たに滴下されたセラ
ミックスラリーLは、溶液分を含んで重量が重いため
に、容器2の下側へと沈み込んでいくことになり、沈み
込んだセラミックスラリーLは転動媒体1などと接触す
ることによって溶液分が蒸発させられたうえで転動媒体
1によって粉砕される動作を繰り返すことになる。
【0017】その結果、転動媒体1を収納したうえで回
転している容器2内の上側には処理済みとなった固形状
のセラミック材料Sが徐々に溜まってくることとなり、
溜まったセラミック材料Sは容器2の開放面と上側に配
置された断熱部材6との間に設けられた隙間から遠心力
の作用によって排出されてくる。そして、これら排出さ
れてきたセラミック材料Sは容器2の外側周縁と対応す
る下側位置に設置された回収容器11によって回収され
た後、本焼成工程へと送られることになる。
転している容器2内の上側には処理済みとなった固形状
のセラミック材料Sが徐々に溜まってくることとなり、
溜まったセラミック材料Sは容器2の開放面と上側に配
置された断熱部材6との間に設けられた隙間から遠心力
の作用によって排出されてくる。そして、これら排出さ
れてきたセラミック材料Sは容器2の外側周縁と対応す
る下側位置に設置された回収容器11によって回収され
た後、本焼成工程へと送られることになる。
【0018】ところで、本実施例においては流動状の微
粉体原料がセラミックスラリーLであり、固形状の微粉
体材料がセラミック材料Sであるとしているが、微粉体
がセラミックに限定されるものでないことはいうまでも
なく、また、転動媒体1を収納して回転及び加熱される
容器2としてボールミルやロッドミル、横向き円錐状ポ
ットなどの既存設備を流用してもよいことは勿論であ
る。さらに、本実施例においては容器2の回転によって
多数個の転動媒体1を混ぜ合わせることとしているが、
例えば、容器2とは別の撹拌部材(図示していない)を
設けたうえ、固定支持された容器2内に収納された転動
媒体1を撹拌部材によって混ぜ合わせるよう構成するこ
とも可能である。
粉体原料がセラミックスラリーLであり、固形状の微粉
体材料がセラミック材料Sであるとしているが、微粉体
がセラミックに限定されるものでないことはいうまでも
なく、また、転動媒体1を収納して回転及び加熱される
容器2としてボールミルやロッドミル、横向き円錐状ポ
ットなどの既存設備を流用してもよいことは勿論であ
る。さらに、本実施例においては容器2の回転によって
多数個の転動媒体1を混ぜ合わせることとしているが、
例えば、容器2とは別の撹拌部材(図示していない)を
設けたうえ、固定支持された容器2内に収納された転動
媒体1を撹拌部材によって混ぜ合わせるよう構成するこ
とも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る微粉
体の製造方法及び製造装置によれば、加熱された転動媒
体もしくは容器に対して滴下されることによって溶液分
を失った微粉体原料中の微粉体成分は転動媒体の表面上
に付着して残ったうえ、これら転動媒体同士が擦り合わ
されることによって粉砕されてしまう。したがって、微
粉体原料に対する熱処理操作を施したにも拘わらず、従
来例におけるような熱処理操作に伴っての凝集を起こし
た二次粒子体ではなく、全く凝集を起こしていない一次
粒子体としての微粉体材料が得られる。
体の製造方法及び製造装置によれば、加熱された転動媒
体もしくは容器に対して滴下されることによって溶液分
を失った微粉体原料中の微粉体成分は転動媒体の表面上
に付着して残ったうえ、これら転動媒体同士が擦り合わ
されることによって粉砕されてしまう。したがって、微
粉体原料に対する熱処理操作を施したにも拘わらず、従
来例におけるような熱処理操作に伴っての凝集を起こし
た二次粒子体ではなく、全く凝集を起こしていない一次
粒子体としての微粉体材料が得られる。
【0020】その結果、このようにして得られた微粉体
材料を用いた際には、理論密度に近い密度を有する製品
の作製が可能となり、最終製品における特性の向上及び
品質の安定化を実現できるという効果が得られることに
なる。
材料を用いた際には、理論密度に近い密度を有する製品
の作製が可能となり、最終製品における特性の向上及び
品質の安定化を実現できるという効果が得られることに
なる。
【図1】本実施例に係る微粉体の製造装置を簡略化して
示す構造図である。
示す構造図である。
1 転動媒体 2 容器 5 電熱ヒータ(加熱手段) 8 原料供給手段 L セラミックスラリー(微粉体原料) S セラミック材料(微粉体材料)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高見 昌彦 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 山本 高弘 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 流動状の微粉体原料(L)に熱処理操作
を施すことによって固形状の微粉体材料(S)を得る微
粉体の製造方法であって、 互いに混ぜ合わされながら加熱されている転動媒体
(1)もしくはこれら転動媒体(1)を収納して加熱さ
れている容器(2)に対して微粉体原料(L)を少量ず
つ滴下することを特徴とする微粉体の製造方法。 - 【請求項2】 互いに混ぜ合わされる多数個の転動媒体
(1)と、これら転動媒体(1)を収納する容器(2)
と、転動媒体(1)及び容器(2)を加熱する加熱手段
(5)と、加熱された転動媒体(1)もしくは容器
(2)に対して流動状の微粉体原料(L)を滴下する原
料供給手段(8)とを備えていることを特徴とする微粉
体の製造装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24932193A JPH07100403A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 微粉体の製造方法及び製造装置 |
| DE4343756A DE4343756C2 (de) | 1992-12-22 | 1993-12-21 | Verfahren und Vorrichtung zur Wärmebehandlung von feinem Pulver |
| US08/632,709 US5709345A (en) | 1992-12-22 | 1996-04-15 | Fine powder heat treating apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24932193A JPH07100403A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 微粉体の製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07100403A true JPH07100403A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17191267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24932193A Pending JPH07100403A (ja) | 1992-12-22 | 1993-10-05 | 微粉体の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07100403A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6003240A (en) * | 1996-04-01 | 1999-12-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Vessel drier having high heat efficiency |
| JP2013122077A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 銀粉及びその製造方法 |
| JP2015214759A (ja) * | 2015-07-15 | 2015-12-03 | 住友金属鉱山株式会社 | 銀粉の製造方法 |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP24932193A patent/JPH07100403A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6003240A (en) * | 1996-04-01 | 1999-12-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Vessel drier having high heat efficiency |
| JP2013122077A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 銀粉及びその製造方法 |
| JP2015214759A (ja) * | 2015-07-15 | 2015-12-03 | 住友金属鉱山株式会社 | 銀粉の製造方法 |
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