JPH07100671B2 - 1,1,1,2―テトラフルオロエタンの製造方法 - Google Patents

1,1,1,2―テトラフルオロエタンの製造方法

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JPH07100671B2
JPH07100671B2 JP2285596A JP28559690A JPH07100671B2 JP H07100671 B2 JPH07100671 B2 JP H07100671B2 JP 2285596 A JP2285596 A JP 2285596A JP 28559690 A JP28559690 A JP 28559690A JP H07100671 B2 JPH07100671 B2 JP H07100671B2
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hydrogen fluoride
tetrafluoroethane
reaction
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哲 小山
幸生 穂本
直樹 江阪
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トリクロロエチレンとフッ化水素とを希釈し
て反応させて1,1,1−トリフルオロクロロエタンを製造
する方法およびこれをさらにフッ素化して1,1,1,2−テ
トラフルオロエタンを製造する方法に関する。
[従来の技術] 1,1,1,2−テトラフルオロエタン(以下、R−134aと呼
ぶ)は、冷媒として広く用いられているフロン12の代替
品としてその製造方法の確立が急がれている。また、1,
1,1−トリフルオロクロロエタン(以下、R−133aと呼
ぶ)は、R−134aの中間体として、またトリフルオロエ
タノールの原料として有用な化合物である。
R−134aの製造方法として種々の方法が知られている
が、それぞれ一長一短がある。
例えばR−114a(CF3−CCl2F)を水素還元する公知の方
法にあっては、転化率は高いが触媒の寿命が極めて短
い。
また、トリクロロエチレンとフッ化水素を反応させてR
−133aを得る方法(特開昭48−72105号公報)と、この
R−133aをさらにフッ化水素で気相フッ素化する方法と
組み合わせてトリクロロエチレンからR−134aを製造す
ることも考えられ、この場合、特に上記133a製造方法で
の選択率が高く、触媒寿命も比較的長いため有利である
が、反面以下のような欠点を有している。
すなわち、 トリクロロエチレンをフッ素化する反応は、大きな
発熱反応(約30キロカロリー/モル)であるので反応の
制御が困難であり、 R−133aをフッ素化する反応は、反応生成物中に目
的物のR−134aと共沸関係にある1,1−ジフルオロクロ
ロエチレン(以下、R−1122と呼ぶ)が存在するのでR
−134aの分離が困難である。
この方法でR−134aを製造する場合、従来技術を基礎に
してプロセスを設計すると、第1図に示されるプロセス
が妥当なものとして考えられる。
この仮想のプロセスにおいては、まずトリクロロエチレ
ンとHFが第1反応装置に供給される。生成ガスは、R−
133a、未反応のHFおよびHClを含む。これをそのまま第
2反応装置に導入しても不利な平衡のためにR−134aは
生成しない。従って、このガスはHCl分離のための精製
装置に送られ、そこでHClが分離、除去される。残りの
ガスは第2反応装置に送られる。このとき不足分のHFが
追加される。ここでの反応生成物は未反応のR−133aと
HF、目的物のR−134aおよびR−1122を主成分とする副
生成物の混合物である。これはそのまま第3の反応装置
に供給される。ここでR−1122はR−133aに変化し、HC
l分離のための精製装置に送られ、HClが分離、除去され
る。残りは、さらに分離精製装置に送られ、目的物であ
るR−134aが分離され、R−133aおよびHFは第2反応装
置に戻る。このプロセスでは、R−133a生成用の第1反
応装置、R−134a生成用の第2反応装置およびR−1122
を低減させる第3反応装置の合計3つの反応装置が必要
であり装置に費用がかかる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記のような従来技術或いは仮想プロセスに
おいて存在する欠点を排除した新規な1,1,1,2−テトラ
フルオロエタンの製造方法を提供しようとするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本願発明者は、この課題を解決するために鋭意検討を重
ねた結果、トリクロロエチレンとフッ化水素の反応にお
いてそれらの原料ガスを反応に関与しないガスで希釈し
た場合、非常に温度制御が容易になるという事実を見い
出すと共に、この希釈用ガスとして、R−133aとフッ化
水素からR−134aを得る反応の生成ガスを用いれば、ト
リクロロエチレンとフッ化水素の反応に何ら影響を与え
ることなく、R−1122の存在量を非常に低いレベルに下
げることができ、上記課題を解決することができること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
本発明の第1の要旨は、1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ンを製造する方法であって、 (1)第1反応装置において、フッ素化触媒の存在下、
気相でトリクロロエチレンをフッ化水素と反応させ、1,
1,1−トリフルオロクロロエタンを得る工程、 (2)第1反応装置からの反応混合物を、第2反応装置
に供給する工程、 (3)第2反応装置において、フッ素化触媒の存在下、
気相で第1反応装置からの1,1,1−トリフルオロクロロ
エタンをフッ化水素と反応させ、1,1,1,2−テトラフル
オロエタンおよび副生物としての1,1−ジフルオロクロ
ロエチレンを得る工程、 (4)第2反応装置からの1,1,1,2−テトラフルオロエ
タンを含有する全反応混合物を、第1反応装置にリサイ
クルする工程、 (5)第1反応装置において、第2反応装置で得た1,1
−ジフルオロクロロエチレンをフッ化水素と反応させ
て、1,1−ジフルオロクロロエチレンの量を減少させる
工程、 および (6)第1反応装置と第2反応装置の間で、第1反応装
置からの反応混合物から、1,1,1,2−テトラフルオロエ
タンを回収する工程 を含んでなることを特徴とする方法に存する。
本発明の第2の要旨は、1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ンを製造する方法であって、 (1)第1反応装置においてフッ素化触媒の存在下、反
応温度180〜300℃において、気相でトリクロロエチレン
をフッ化水素と反応させ、1,1,1−トリフルオロクロロ
エタンを得る工程、 (2)第2反応装置においてフッ素化触媒の存在下、第
1反応装置における反応温度より高い反応温度におい
て、気相で1,1,1−トリフルオロクロロエタンをフッ化
水素と反応させ、1,1,1,2−テトラフルオロエタンを
得、第2反応装置からの1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ンを含有する全反応混合物を第1反応装置に供給する工
程、 (3)第1反応装置からの反応混合物から1,1,1,2−テ
トラフルオロエタンを回収する工程、 および (4)工程(3)における回収の後、第1反応装置から
の反応混合物の残部を第2反応装置に供給する工程 を含んでなることを特徴とする方法に存する。
本発明の第3の要旨は、1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ンを製造する方法であって、 (1)第1反応装置においてフッ素化触媒の存在下、気
相でトリクロロエチレンをフッ化水素と反応させ、1,1,
1−トリフルオロクロロエタンを得る工程 (2)工程(1)で生成した1,1,1−トリフルオロクロ
ロエタンを含有する反応混合物を第2反応装置に供給
し、第1反応装置から供給された1,1,1−トリフルオロ
クロロエタンの一部分を第2反応装置においてフッ化水
素と反応させることによって1,1,1,2−テトラフルオロ
エタンを得る工程、 (3)1,1,1−トリフルオロクロロエタンを含有する残
存反応混合物を第1反応装置に供給し、ここで1,1,1−
トリフルオロクロロエタンの一部分は工程(2)におい
て1,1,1,2−テトラフルオロエタンを得るために消費さ
れる工程 を含んでなる方法に存する。
以上、いずれの方法においても、第1反応装置へ送られ
る第2反応装置からの反応混合物は、少なくともその一
部は第1反応装置における反応原料の希釈ガスとして作
用し、反応温度の制御に役立つ。ここで、第2反応装置
からの反応混合物は、全量を第1反応装置に供給してよ
いが、もちろん反応混合物も一部分を第1反応装置に供
給することもできる。
本発明の方法を以下に説明する。
まず、第1の反応を行うために、第1反応装置に、原料
であるトリクロロエチレンとフッ化水素が供給される。
第2反応装置からの反応混合物(希釈ガス)中にフッ化
水素が充分含まれているときはフッ化水素を新たに添加
する必要はない。
フッ化水素量は供給されるトリクロロエチレンの3倍モ
ル〜100倍モル程度が好ましい。フッ化水素量がこれよ
り少ないと、反応は可能であるが未反応のトリクロロエ
チレンが増加する。これより多いと反応装置が大型化
し、経済的でなくなる。希釈用ガスの存在量は特に限定
されない。
希釈ガスとして作用する第2反応装置からの混合物の量
は、通常、原料のトリクロロエチレンの1倍〜40倍容積
程度である。
第1反応装置において好適な反応温度は、180〜300℃で
ある。これ以上の温度ではトリクロロエチレンとフッ化
水素の反応で生成した塩化水素とR−134aが反応してR
−133aに戻るからである。
また、通常第2反応装置からの反応混合物にはR−1122
が含まれている。R−1122はフッ化水素の存在にR−13
3aに変化する。従って、第2反応装置からの反応混合物
を第1反応装置へ供給することにより、R−1122をR−
133aに変化させR−1122の存在量を減少させることがで
きる。この場合、効果的にR−1122を減少させるために
も反応温度を180℃〜300℃にする必要がある。これより
低温ではトリクロロエチレンの反応速度が遅くなり、こ
れより高温ではR−1122が残る。
本発明の方法において触媒を用いてよく、触媒として
は、フッ素化反応に対して触媒作用を有するものであれ
ばどのようなものを用いても良い。通常、酸化クロム系
の触媒が用いられる。例えば、Cr(OH)を熱処理した
もの、これをフッ化水素でフッ素化したフッ化酸化クロ
ム、CrF3の含水塩を酸素を含む雰囲気で熱処理したもの
等が挙げられる。
本発明の方法を実施するためのプロセスフローチャート
を第2図に示す。
第2反応装置にはR−133aとHFが供給される。第2の反
応の生成物は、未反応のR−133aとHF、目的物のR−13
4a、R−1122およびその他の副生成物の混合物であり、
ガス状物質である。この混合ガスはそのまま第1反応装
置に供給される。同時に原料であるトリクロロエチレン
も供給される。トリクロロエチレンはHFと反応し、R−
133aを生成する。同時にR−1122がHFと反応し、R−13
3aに戻る。従って、第1反応装置の生成ガスは、R−13
3a、R−134a、HF、HClおよび少量のトリクロロエチレ
ンと他の副生成物の混合物であり、R−1122の存在はほ
とんど認められなくなる。生成ガスからHClが分離、除
去され、次にR−134aが分離される。残ったR−133aお
よびHFは第2反応装置に戻される。このとき、不足分の
HFが追加される。この方法によれば、第1の反応の発熱
を第2の反応の生成物を希釈することができるため第1
反応装置の反応温度の制御が極めて容易に行え、また、
反応装置を3つから2つに減らすことも可能となるので
大きな経済的効果が得られる。
なお、第1反応装置の大きさによっては、第1反応装置
の生成ガス中R−1122が若干残るが、この場合は第1反
応装置の後にさらに反応温度を180℃〜300℃に設定した
第3の反応装置を設けてR−1122の濃度をさらに下げる
ことができる。
この場合でも第3の反応器は小さくて済み、経済的であ
る。
各反応装置での反応について詳細に説明する。第2反応
装置にはR−133aと好ましくは無水のHFが供給される。
HF/R−133aの比は2以上とされる。2以下でも反応を行
い得るが転化率が低下するだけでなく、選択率も低下す
るので好ましくない。上限は特に限定されないが、大き
くなればなるほどHFの回収およびリサイクルの量が増加
し経済性が悪化する。通常10程度が上限である。反応装
置には前述と同様の触媒が充填される。好適な反応温度
は300〜400℃である。300以下では平衡の関係から転化
率が非常に低くなり、400℃以上では選択率が低下す
る。
第1反応装置には、トリクロロエチレン、HFおよびR−
1122を含むガスが供給される。第2反応装置の出口ガス
をそのまま導入する場合には、第2反応装置で減少した
R−133aと等モルのトリクロロエチレンを同時に導入す
る。このときトリクロロエチレンと反応するHFを同時に
供給してもよいが、通常、第2反応装置からのガス中に
充分量が含まれているので、供給しなくてもよい。反応
装置には前述と同様の触媒が充填される。好ましい反応
温度は触媒活性によりいくぶん変化するが、前述の通り
180〜300℃の温度とされる。
それぞれの反応装置はどのような形式のものであっても
かまわない。本発明は気固接触反応であるので、通常、
多管式固定床反応装置または流動床反応装置が用いられ
るが、その他、移動床反応装置等も用いることができ
る。また、第1反応装置と第2反応装置にそれぞれ別の
形式の反応装置を用いてもよい。
[実施例] 比較例1 硝酸クロム水溶液からアンモニア水により沈澱させた水
酸化クロムを加熱処理してフッ素化触媒を得た。反応の
前にあらかじめフッ化水素を単独で通し、フッ素化し
た。内径20mm、長さ700mmのハステロイC反応管に触媒4
0gを充填し、窒素気流下320℃に昇温した。その後窒素
を止め、代わってトリクロロエチレンおよびフッ化水素
をそれぞれ85ccおよび420cc/分の流速で導入した。導入
と同時に大きな発熱が観察され最高温度は345℃にまで
達した。生成ガスを水洗、乾燥後、ガスクロマトグラフ
ィーにより組成分析した。トリクロロエチレンの転化率
は98%、選択率は96%であった。この条件のまま反応を
継続したところ、400時間経過後に急激な転化率の低下
が認められた。
実施例1 内径20mm、長さ700mmのハステロイC反応管(第2反応
装置)に触媒10gを充填し、窒素気流下360℃に昇温し
た。その後、窒素の供給を止め、代わりにR−133aおよ
びフッ化水素をそれぞれ60ccおよび360cc/分の流速で導
入した。生成ガスを水洗、乾燥後、ガスクロマトグラフ
ィーにより組成分析を行った。R−133aの転化率は30%
で、R−134aおよびR−1122の選択率はそれぞれ97%お
よび2%であった。
次に、第2反応装置と同様の反応管(第1反応装置)に
同じ触媒を10g充填し、窒素気流下250℃に加熱した。窒
素の供給を止め、第2反応装置の生成ガスと共にトリク
ロロエチレンを18cc/分の流速で第1反応装置に導入し
た。発熱は全く認められなかった。生成ガスをガスクロ
マトグラフィーで分析したところ、トリクロロエチレン
の転化率は99%であり、R−1122は検知されなかった。
R−134aの増減はほとんど認められなかった。
実施例2 硝酸クロム水溶液からアンモニア水により沈澱させた水
酸化クロムを加熱処理してフッ素化触媒を得た。反応の
前にあらかじめフッ化水素を単独で通し、フッ素化し
た。内径20mm、長さ700mmのハステロイC反応管に触媒1
0gを充填し、窒素気流下320℃に昇温した。その後窒素
を止め、代わってトリクロロエチレンおよびフッ化水素
をそれぞれ18ccおよび90cc/分の流速で導入した。同時
に希釈ガスとして、R−133aとR−134aの1:1混合ガス
を400cc/分で原料と共に導入した。発熱は全く認められ
ず、250℃の温度が維持された。生成ガスを水洗、乾燥
後、ガスクロマトグラフィーにより組成分析した。トリ
クロロエチレンの転化率は98%、選択率は97%であっ
た。この条件のまま反応を継続したところ、400時間経
過後にも急激な転化率の低下は認められなかった。
[発明の効果] 実施例からわかるように、本発明によれば、トリクロロ
エチレンを第2反応装置の生成ガスで希釈することによ
り、第1の反応の発熱の影響を最小にすることができ、
結果として触媒の劣化を抑えることができ触媒を長時間
使用することができる。また、トリクロロエチレンの反
応に何ら影響を与えることなく別の工程を経ることなく
R−1122を減少させることができ、反応器の数を3から
2に減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来技術を基に着想したR−134a製造方法を
実施するための仮想のプロセスフローチャートであり、
第2図は、本発明の方法を実施するためのプロセスフロ
ーチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−48632(JP,A) 特開 平1−146832(JP,A) 特開 昭57−163326(JP,A) 特表 平4−503215(JP,A) 欧州特許出願公開295885(EP,A)

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1,1,1,2−テトラフルオロエタンを製造す
    る方法であって、 (1)第1反応装置において、フッ素化触媒の存在下、
    気相でトリクロロエチレンをフッ化水素と反応させ、1,
    1,1−トリフルオロクロロエタンを得る工程、 (2)第1反応装置からの反応混合物を、第2反応装置
    に供給する工程、 (3)第2反応装置において、フッ素化触媒の存在下、
    気相で第1反応装置からの1,1,1−トリフルオロクロロ
    エタンをフッ化水素と反応させ、1,1,1,2−テトラフル
    オロエタンおよび副生物としての1,1−ジフルオロクロ
    ロエチレンを得る工程、 (4)第2反応装置からの1,1,1,2−テトラフルオロエ
    タンを含有する全反応混合物を、第1反応装置にリサイ
    クルする工程、 (5)第1反応装置において、第2反応装置で得た1,1
    −ジフルオロクロロエチレンをフッ化水素と反応させ
    て、1,1−ジフルオロクロロエチレンの量を減少させる
    工程、 および (6)第1反応装置と第2反応装置の間で、第1反応装
    置からの反応混合物から、1,1,1,2−テトラフルオロエ
    タンを回収する工程 を含んでなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】1,1,1,2−テトラフルオロエタンを製造す
    る方法であって、 (1)第1反応装置においてフッ素化触媒の存在下、反
    応温度180〜300℃において、気相でトリクロロエチレン
    をフッ化水素と反応させ、1,1,1−トリフルオロクロロ
    エタンを得る工程、 (2)第2反応装置においてフッ素化触媒の存在下、第
    1反応装置における反応温度より高い反応温度におい
    て、気相で1,1,1−トリフルオロクロロエタンをフッ化
    水素と反応させ、1,1,1,2−テトラフルオロエタンを
    得、第2反応装置からの1,1,1,2−テトラフルオロエタ
    ンを含有する全反応混合物を第1反応装置に供給する工
    程、 (3)第1反応装置からの反応混合物から1,1,1,2−テ
    トラフルオロエタンを回収する工程、 および (4)工程(3)における回収の後、第1反応装置から
    の反応混合物の残部を第2反応装置に供給する工程 を含んでなることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】1,1,1,2−テトラフルオロエタンを製造す
    る方法であって、 (1)第1反応装置においてフッ素化触媒の存在下、気
    相でトリクロロエチレンをフッ化水素と反応させ、1,1,
    1−トリフルオロクロロエタンを得る工程 (2)工程(1)で生成した1,1,1−トリフルオロクロ
    ロエタンを含有する反応混合物を第2反応装置に供給
    し、第1反応装置から供給された1,1,1−トリフルオロ
    クロロエタンの一部分を第2反応装置においてフッ化水
    素と反応させることによって1,1,1,2−テトラフルオロ
    エタンを得る工程、 (3)工程(2)においてその一部分が1,1,1,2−テト
    ラフルオロエタンを得るために消費された1,1,1−トリ
    フルオロクロロエタンを含有する残存反応混合物を、第
    2反応装置から第1反応装置に供給する工程を含んでな
    ることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】第1反応装置において反応温度が180〜300
    ℃である請求項1または3記載の方法。
  5. 【請求項5】第1反応装置におけるフッ化水素とトリク
    ロロエチレンのモル比が3:1〜100:1である請求項1〜3
    のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】第2反応装置からの反応混合物がフッ化水
    素を含んでおり、第1反応装置において反応すべきフッ
    化水素は第2反応装置からの反応混合物から供給される
    請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】フッ化水素が第2反応装置に供給される請
    求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】第2反応装置における反応温度が300〜400
    ℃である請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】工程(2)において第2反応装置における
    フッ化水素と1,1,1−トリフルオロクロロエタンのモル
    比が2:1〜10:1である請求項1〜3のいずれかに記載の
    方法。
  10. 【請求項10】第1反応装置からの反応混合物を第2反
    応装置に供給する前に、副生物として形成される塩化水
    素を第1反応装置からの反応混合物から除去する請求項
    1〜3のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】第2反応装置からの反応混合物が、1,1,
    1−トリフルオロクロロエタンおよび1,1,1,2−テトラフ
    ルオロエタンからなる群から選択された少なくとも1種
    の化合物を含有する請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】第2反応装置からの反応混合物が、1,1
    −ジフルオロクロロエチレンをさらに含有する請求項11
    記載の方法。
  13. 【請求項13】第2反応装置からの反応混合物の第1反
    応装置への供給によって、トリクロロエチレンとフッ化
    水素との反応に影響を与えることなく、第1反応装置に
    おいて、第2反応装置からの1,1−ジフルオロクロロエ
    チレンの量を減少させる請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】第2反応装置からの全反応混合物が第1
    反応装置に供給される請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】第1反応装置における反応温度が180〜3
    00℃であり、かつ第2反応装置における反応温度が300
    〜400℃である請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】第1反応装置における反応温度が、第2
    反応装置における反応温度よりも低い請求項1記載の方
    法。
  17. 【請求項17】フッ素化触媒が、熱処理水酸化クロムを
    含んでなる請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】各工程を連続的に行う請求項1〜3のい
    ずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】第1反応装置および第2反応装置が別個
    の反応器によってそれぞれ形成される請求項1〜3のい
    ずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】第2反応装置から第1反応装置に供給さ
    れる1,1,1−トリフルオロクロロエタンの残存部分に、
    第1反応装置で消費されるフッ化水素を添加する請求項
    3記載の方法。
  21. 【請求項21】工程(2)において第2反応装置から第
    1反応装置に供給される反応混合物の少なくとも一部
    が、第1反応装置におけるトリクロロエチレンとフッ化
    水素の反応における希釈剤として働く請求項1記載の方
    法。
  22. 【請求項22】工程(2)において第2反応装置から第
    1反応装置に供給される反応混合物に含有される1,1,1,
    2−テトラフルオロエタンが、第1反応装置におけるト
    リクロロエチレンとフッ化水素の反応における希釈剤と
    して働く請求項2記載の方法。
  23. 【請求項23】工程(3)において第1反応装置に供給
    される反応混合物に含有される1,1,1−トリフルオロク
    ロロエタンが、第1反応装置におけるトリクロロエチレ
    ンとフッ化水素の反応における希釈剤として働く請求項
    3記載の方法。
  24. 【請求項24】工程(3)において1,1,1,2−テトラフ
    ルオロエタンを回収する前に、第1反応装置からの反応
    混合物が第3反応装置を通過し、第3反応装置におい
    て、第1反応装置からの反応混合物に含まれる1,1−ジ
    フルオロクロロエチレンが、フッ素化触媒の存在下で気
    相でフッ化水素と反応し、1,1−ジフルオロクロロエチ
    レンの量が減少する請求項1または2に記載の方法。
  25. 【請求項25】第3反応装置の反応温度が180〜300℃で
    ある請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】第1反応装置において希釈剤として働く
    ガスの量が、トリクロロエチレンの容量の1〜40倍であ
    る請求項21記載の方法。
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