JPH07102046A - ポリオールおよびそれを用いたポリウレタン組成物 - Google Patents

ポリオールおよびそれを用いたポリウレタン組成物

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JPH07102046A
JPH07102046A JP5274952A JP27495293A JPH07102046A JP H07102046 A JPH07102046 A JP H07102046A JP 5274952 A JP5274952 A JP 5274952A JP 27495293 A JP27495293 A JP 27495293A JP H07102046 A JPH07102046 A JP H07102046A
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    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規なポリオール、殊にハイソリッド型アク
リルウレタン塗料用反応性稀釈剤の目的に適したウレタ
ン用ポリオールを提供すること、さらにはそのウレタン
用ポリオールを用いたハイソリッド可能なポリウレタン
組成物(殊にアクリルウレタン塗料用のポリウレタン組
成物)を提供することを目的とする。 【構成】 重合ヒマシ油のエステル交換反応物とカプロ
ラクトンとを重量比で90:10〜50:50の割合で
反応させて得られる水酸基価100〜400のポリオー
ルである。また、このポリオールとポリイソシアネート
とからなるポリウレタン組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重合ヒマシ油のエステ
ル交換反応物を原料として用いた主としてウレタン用の
ポリオールに関するものである。またそのポリオールを
用いたポリウレタン組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
〈アクリルウレタン塗料〉自動車補修用、床用、建築外
装用、機械装置用の塗料として、アクリル系樹脂(アク
リルポリオール)をポリオール成分とし、ポリイソシア
ネート成分を硬化剤とするウレタン塗料が使用されてい
る。ここでアクリル樹脂としては水酸基価が15〜10
0程度のものが用いられているが、アクリル樹脂自体の
粘度が高いことから、溶剤を40〜60%程度添加して
稀釈している。
【0003】〈ウレタン用ポリオールとしてのヒマシ
油〉周知のように、ヒマシ油はリシノール酸を主成分と
する脂肪酸のトリグリセライドであり、その構成脂肪酸
の90%弱はリシノール酸であって、残りの脂肪酸のほ
とんどはOH基を持たないものである。従ってヒマシ油
は1分子内に約 2.7個のOH基を有するポリオールであ
るということができる。このポリオールとしての性質を
利用して、ヒマシ油はポリウレタン製造の目的に汎用さ
れている。
【0004】ヒマシ油のウレタン用ポリオールとしての
使い方の一つに特開平1−287182号公報がある。
すなわちこの公報には、ヒマシ油(a) 20〜80重量%
と3価以上の多価アルコール(b) 5〜25重量%をエス
テル交換反応させた後、ε−カプロラクトン(c) 10〜
70重量%を反応させて得られる数平均分子量1000
以下、水酸基価150〜350のポリオール(A) と、ポ
リイソシアネート(B)を必須成分とする無溶剤二液型の
ウレタン塗料用樹脂組成物が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】環境保全の観点から、
アクリルウレタン塗料についてもハイソリッド化が強く
要望されているが、アクリル系樹脂(アクリルポリオー
ル)の低粘度化には限度があるのでハイソリッド化は容
易ではない。反応性稀釈剤を用いる方法も試みられてい
るが、アクリルウレタン塗料の持つすぐれた物性バラン
スを必ずしも生かしきっているとは言えない。
【0006】本発明者らは、特開平1−287182号
公報に開示のポリオールをアクリル系樹脂(アクリルポ
リオール)と併用することを検討したが、ヒマシ油と多
価アルコールとのエステル交換反応物をカプロラクトン
と反応させて得られたポリオールはヒマシ油をベースと
するため分子量を大きくすることができず、そのため塗
膜の硬度が不足したり、種々の物性バランスが損なわれ
る傾向があった。
【0007】本発明は、このような背景下において、新
規なポリオール、殊にハイソリッド型アクリルウレタン
塗料用反応性稀釈剤の目的に適したウレタン用ポリオー
ルを提供すること、さらにはそのウレタン用ポリオール
を用いたハイソリッド化可能なポリウレタン組成物(殊
にアクリルウレタン塗料用のポリウレタン組成物)を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のポリオールは、
重合ヒマシ油のエステル交換反応物とカプロラクトンと
を重量比で90:10〜50:50の割合で反応させて
得られる水酸基価100〜400のポリオール、殊にウ
レタン用のポリオールである。
【0009】また本発明のポリウレタン組成物は、上記
のウレタン用ポリオールとポリイソシアネートとからな
るものである。
【0010】さらにまた本発明のアクリルウレタン塗料
用のポリウレタン組成物は、上記のウレタン用ポリオー
ルとアクリルポリオールとポリイソシアネートとからな
るものである。
【0011】以下本発明を詳細に説明する。
【0012】〈ポリオール〉本発明のポリオールは、重
合ヒマシ油のエステル交換反応物とカプロラクトンとを
反応させることにより得られる。
【0013】重合ヒマシ油は、ヒマシ油100重量部と
有機過酸化物1〜20重量部とを加熱反応させることに
より得られる。有機過酸化物の割合が余りに小さいとき
は重合度が低くなって所期の重合目的を達成できず、一
方余りに大きいときは副反応が過多になって重合物の品
質が劣るようになる。
【0014】有機過酸化物としては、たとえば、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサ
イド、メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘキ
サノンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、クメ
ンハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエー
トなどがあげられる。これらの中では、ジ−t−ブチル
パーオキサイドが特に有用であり、工業的には事実上こ
れに限られる。
【0015】仕込みに際しては、ヒマシ油と有機過酸化
物とを一括仕込みしてもよいが、反応の制御上、まず反
応器にヒマシ油を仕込み、そこに有機過酸化物を滴下仕
込みしていく方が有利である。
【0016】反応温度は110〜180℃とすることが
望ましく、110℃未満では反応速度が遅いため目的重
合物を得ることが困難になり、一方180℃を越えると
副反応が生じて目的重合物の品質が劣るようになる。
【0017】典型的な反応操作としては、撹拌機、温度
計、還流器、受器、不活性ガス導入管、滴下ロートなど
を備えた反応器にヒマシ油を仕込んで温度110℃〜1
80℃、好ましくは120〜160℃に保ち、窒素ガス
等の不活性ガスを吹き込みながらそこに有機過酸化物を
0.2〜2時間かけて滴下し、滴下終了後さらに温度11
0〜180℃、好ましくは120〜170℃にて分解物
を受器に回収しながら1〜6時間反応を続行する方法が
採用される。上記反応により、典型的には、淡色透明の
重合物が得られる。
【0018】このようにして得られる重合ヒマシ油の粘
度は、1500〜100000cps/25℃、殊に2000
〜20000cps/25℃であることが望ましい。重合ヒマ
シ油の粘度が余りに低いと塗膜の硬度などの物性が低下
し、粘度が余りに高いときには反応性稀釈剤としての性
能が損なわれる。
【0019】この重合ヒマシ油の製造法については、本
出願人の出願にかかる特開昭63−172781号公報
に詳細な説明がある。
【0020】重合ヒマシ油のエステル交換反応物は、上
記の重合ヒマシ油にポリオールを反応させることにより
得られる。両者の反応割合は、重合ヒマシ油が60〜9
5重量%、ポリオールが5〜40重量%とすることが多
い。
【0021】ここでポリオールとしては、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、
トリメチロールエタン、グリセリン、ジグリセリン、ペ
ンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ポリエ
ステルポリオールなどが例示され、特に3価以上のポリ
オールを少なくとも一部用いることが好ましい。
【0022】エステル交換反応は、通常は水酸化アルカ
リ、アルカリ金属アルコラート、炭酸ソーダ、酢酸カル
シウム、酢酸亜鉛、リサージなどの触媒の存在下に、1
80〜260℃、15分〜6時間の条件下に行う。
【0023】重合ヒマシ油のエステル交換反応物とカプ
ロラクトンとの反応割合は、重量比で90:10〜5
0:50(殊に80:20〜60:40)とする。カプ
ロラクトンの割合がこの範囲よりも少ないときは、分子
量が上がらず反応性も遅いため塗膜物性が劣るようにな
り、一方カプロラクトンの割合がこの範囲よりも多いと
きは、反応物が結晶化し、また分子量が上がりすぎて粘
度も高くなり、反応性稀釈剤としての役割を果たさなく
なる。カプロラクトンの適量の反応は、耐水性の向上、
分子量や水酸基価の調整、形成塗膜に対する可撓性の付
与に貢献する。
【0024】このようにして得られるポリオールの水酸
基価は100〜400の範囲にあることが必要である。
水酸基価が100未満では、分子量は上がるものの水酸
基価が低いため塗膜硬度が低くなって物性低下を招く。
一方水酸基価が400を越えるときには、分子量が上が
らず反応も遅くなって耐衝撃性や耐屈曲性などの物性の
低下が起こる上、ポリイソシアネートの量も多くなって
不経済となる。
【0025】得られたポリオールは、ウレタン用ポリオ
ール、殊にアクリルウレタン塗料用の反応性稀釈剤とし
て特に有用であるが、他の目的のポリウレタン製造用の
ウレタン用ポリオールとしても用いることができる。
【0026】〈ポリウレタン組成物〉上記のウレタン用
ポリオールをポリイソシアネートに配合することによ
り、ポリウレタン組成物が調製される。アクリルウレタ
ン塗料用のポリウレタン組成物を調製するときは、ウレ
タン用ポリオールとアクリルポリオールとを併用してポ
リイソシアネートに配合する。
【0027】ポリイソシアネートとしては、トリレンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートま
たはその水添物あるいはカルボジイミド変性物、ナフタ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、フェニレンジイソシアネート、イソシアヌレ
ートをはじめとする種々のポリイソシアネート、あるい
はこれらの多価アルコール(トリメチロールプロパン
等)とのアダクトなどが用いられる。これらの中では、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネートなど
の無黄変ポリイソシアネートが重要である。
【0028】アクリルポリオールとしては、ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートなどのOH基含有(メタ)アクリレー
トと、スチレン、各種(メタ)アクリレート、(メタ)
アクリル酸などのモノマーとの共重合体が用いられる。
【0029】上記のウレタン用ポリオールとアクリルポ
リオールとを併用するときは、両者の割合は重量比で
5:95〜75:25程度とすることが多い。
【0030】上記のウレタン用ポリオール(またはこれ
とアクリルポリオール)とポリイソシアネートとの配合
割合は、NCO/OHの当量比が 0.8〜1.4 となるよう
にするのが、充分な硬化が図られるので好ましい。
【0031】ポリウレタン組成物の調製に際しては、通
常は顔料や有機溶剤を配合し、さらに必要に応じて各種
の添加剤を配合する。
【0032】このようにして得られたポリウレタン組成
物は、塗料、成形物、封止材、インク、接着剤をはじめ
とする種々の用途に用いることができるが、特にアクリ
ルウレタン塗料の用途に有用である。
【0033】〈他の用途〉本発明のポリオールは、上述
のようにポリウレタン用ポリオールとして有用である
が、そのほか、たとえばアクリルメラミン塗料用の反応
性希釈剤などとしても用いることができる。
【0034】
【作用】本発明のポリオール、すなわち重合ヒマシ油の
エステル交換反応物とカプロラクトンとを反応させて得
られる水酸基価100〜400のポリオールは、重合ヒ
マシ油を原料として用いているので架橋密度が上がって
いる。従って、これをたとえばウレタン用ポリオールと
して用いてポリウレタンとしたとき、硬度が不足した
り、物性バランスが損なわれることがない。
【0035】そして、このウレタン用ポリオールはアク
リルウレタン塗料用反応性稀釈剤の目的に適しており、
この塗料のハイソリッド化が図られる上、このウレタン
用ポリオールが油変性されたものであることから、顔料
分散性も向上する。
【0036】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。以下「部」とあるのは重量部である。
【0037】〈ポリオールの製造〉 実施例1 粘度17450cps/25℃の重合ヒマシ油(伊藤製油株式
会社製の「POLYCASTOR60 」)52部とトリメチロール
プロパン13部および少量の触媒(ソジウムメチラート
0.3部または水酸化リチウム0.03部、以下の実施例でも
同様)とを反応器に仕込み、窒素ガスを吹き込みながら
撹拌下に昇温し、250℃で3時間エステル交換反応さ
せた。ついで200℃まで温度を下げた後、ε−カプロ
ラクトン35部を加え、この温度で5時間反応させた。
これにより、水酸基価251、粘度3700cps/25℃、
不揮発分100%のポリオールが得られた。
【0038】実施例2 粘度17450cps/25℃の重合ヒマシ油(伊藤製油株式
会社製の「POLYCASTOR60 」)45部、トリメチロール
プロパン8部およびポリエステルポリオール(ダイセル
化学工業株式会社製の「Placcel L-220AL 」)12部お
よび少量の触媒を反応器に仕込み、窒素ガスを吹き込み
ながら撹拌下に昇温し、250℃で3時間エステル交換
反応させた。ついでε−カプロラクトン35部を加え、
200℃で5時間反応させた。これにより、水酸基価1
77、粘度3590cps/25℃、不揮発分100%のポリ
オールが得られた。
【0039】実施例3〜6 仕込み原料、仕込み割合を種々変更したほかは実施例1
〜2と同様にしてポリオールを製造した。
【0040】比較例1〜3 仕込み原料、仕込み割合を種々変更したほかは実施例1
〜2と同様にしてポリオールを製造した。
【0041】実施例1〜6および比較例1〜3の条件お
よび結果を表1に示す。なお表1における略号の意味は
次の通りである。 P-CO: 粘度17450cps/25℃の重合ヒマシ油 CO: ヒマシ油 TMP: トリメチロールプロパン 220AL: ポリエステルポリオール「Placcel L-220AL 」 PE: ペンタエリスリトール Digly: ジグリセリン CHDM: 1,4−シクロヘキサンジメタノール εCL: ε−カプロラクトン
【0042】
【表1】 実 施 例 比 較 例 1 2 3 4 5 6 1 2 3 原料と部数 ポリオール P-CO 52 45 46 52 52 52 31 52 CO 51 TMP 13 8 19 8 43 14 220AL 12 PE 13 Digly 13 CHDM 13 カプロラクトン εCL 35 35 35 35 35 35 61 5 35 反応物の性状 水酸基価 251 177 312 297 258 184 150 622 260 粘度 3700 3590 2740 6550 5470 2960 - 7360 1440 外観 透明 透明 透明 透明 透明 透明 固化 透明 透明 (注)粘度の単位はcps/25℃。
【0043】〈アクリルウレタン塗料の製造と評価〉 〈塗料の製造〉上記実施例1〜3および比較例2〜3で
得られたポリオール、不揮発分60%のアクリルポリオ
ール(大日本インキ化学株式会社製の「アクリディック
BU−955」)、顔料(チタン白、石原産業株式会社
製の「タイペークCR−95」)および溶剤(キシレ
ン)を練合した後、ヘキサメチレンジイソシアネート3
量体(日本ポリウレタン工業株式会社製「コロネートH
X」)をNCO/OH=1/1となるように配合して、
アクリルウレタン塗料用樹脂組成物を調製した。また参
考例として、上記のウレタン用のポリオールの配合を省
略した処方についても実験を行った。
【0044】〈評価〉上記で調製した塗料用樹脂組成物
の粘度を測定すると共に、該組成物を厚さ 0.3mmのブリ
キ板上にバーコーター (Rod No. 26, wet 59.4μm)で塗
布、乾燥し、25℃に7日間放置した後の塗膜の物性を
測定した。条件および結果を表2に示す。塗膜物性の評
価方法はJIS K-5400に準ずる。なお、塗膜物性のうち耐
屈曲性、耐衝撃性、耐沸騰水性、耐汚染性については、
下記の条件で評価を行うと共に、◎(実用上充分良
好)、○(ほぼ良好)、△(やや不満足)、×(不満
足)で評価した。 ・耐屈曲性: 心棒直径2mm ・耐衝撃性: おもり高さ50cm、撃ち型半径6.35mm、
おもり質量1000g ・耐沸騰水性:浸漬時間7時間 ・耐汚染性: 汚染材料 油性ペン(黒・赤)、18時
間静置。
【0045】
【表2】 塗 料 製 造 例 1 2 3 4 5 6 7 第1液配合処方(部) ポリオール成分 実施例1で得たもの 10 実施例2で得たもの 10 実施例3で得たもの 10 比較例2で得たもの 10 比較例3で得たもの 10 アクリディックBU-955 48 48 48 48 48 63 58 顔料(チタン白) 30 30 30 30 30 30 28 溶剤(キシレン) 12 12 12 12 12 7 14 第1液粘度 (cps/25℃) 440 454 436 514 400 1290 410 第1液溶剤量 (%) 31.2 31.2 31.2 31.2 31.2 32.2 37.2 第2液処方 コロネートHX(部) 18 16 20 31 19 12 11 1,2液配合後粘度 (cps/25℃) 705 686 708 845 652 1884 666 1,2液配合後溶剤量 (%) 26.4 26.9 26.0 23.8 26.2 28.8 33.5 塗膜物性 乾燥膜厚 (μm) 23 23 26 26 24 22 21 塗膜硬度(鉛筆硬度) H H H H HB H H 付着性(碁盤目試験、n/100) 100 100 100 100 100 100 100 耐屈曲性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 耐衝撃性 ◎ ◎ ◎ × ◎ × × 耐沸騰水性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ × × 耐汚染性 ◎ ◎ ◎ ◎ △ ◎ ◎
【0046】表4から、実施例のウレタン用のポリオー
ルを用いたアクリルウレタン塗料(塗料製造例1〜3)
は、ハイソリッド化が可能である上、塗膜硬度、密着
性、耐屈曲性、耐衝撃性、耐沸騰水性、耐汚染性の全て
の点で満足しうるものであることがわかる。これに対し
塗料製造例4〜7にあっては、塗膜物性上のバランスが
とれておらず、また塗料製造例4は高価なポリイソシア
ネートを多量に要し、塗料製造例5は塗膜硬度が不足
し、塗料製造例6は配合粘度が高く、塗料製造例7はハ
イソリッド化の点で不利であることがわかる。
【0047】なお表4の塗料製造例1〜3においては、
1,2液配合後の溶剤量を26〜27%程度とやや高め
に設定しているが、1,2液配合後の粘度をたとえば1
000〜1200cps/25℃程度としても実用上充分な操
作性が得られるので、第1液調製時の溶剤量を減らして
1,2液配合後の溶剤量を20%程度あるいはそれ以下
とすることは容易であり、目的とするハイソリッド化が
達成される。
【0048】
【発明の効果】本発明のポリオールはクリアーな性状を
有しており、ポリウレタン用のウレタン用ポリオール、
殊にアクリルウレタン塗料用反応性稀釈剤としてすぐれ
ている。
【0049】このポリオールをアクリルウレタン塗料用
反応性稀釈剤として用いれば、ハイソリッド化が図られ
る上、塗膜物性のすぐれた実用性に富むものとなる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合ヒマシ油のエステル交換反応物とカプ
    ロラクトンとを重量比で90:10〜50:50の割合
    で反応させて得られる水酸基価100〜400のポリオ
    ール。
  2. 【請求項2】ウレタン用ポリオールである請求項1記載
    のポリオール。
  3. 【請求項3】アクリルウレタン塗料用反応性稀釈剤であ
    る請求項2記載のポリオール。
  4. 【請求項4】請求項2記載のポリオールとポリイソシア
    ネートとからなるポリウレタン組成物。
  5. 【請求項5】請求項2記載のポリオールとアクリルポリ
    オールとポリイソシアネートとからなるアクリルウレタ
    ン塗料用のポリウレタン組成物。
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