JPH07102154B2 - 1,5−アンヒドログルシトールの定量法 - Google Patents
1,5−アンヒドログルシトールの定量法Info
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- JPH07102154B2 JPH07102154B2 JP5022613A JP2261393A JPH07102154B2 JP H07102154 B2 JPH07102154 B2 JP H07102154B2 JP 5022613 A JP5022613 A JP 5022613A JP 2261393 A JP2261393 A JP 2261393A JP H07102154 B2 JPH07102154 B2 JP H07102154B2
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/26—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description
である1,5−アンヒドログルシトール(以下1,5−
AGと称する)の簡便で迅速で自動分析装置への適用も
可能な酵素的測定方法に関するものである。
存在し、ある種の疾患、特に糖尿病において著しい濃度
低下が報告されている化合物であり(赤沼安夫、戸辺一
之:日本内科学会誌、80 1198〜1204 19
91)、糖尿病の診断マーカーとして重要と目されるも
のである。
は、ガスクロマトグラフィーによる方法(糖尿病25
巻、1115〜1118、1982年、吉岡。以下、G
C法と称する。)と、ピラノースオキシターゼ(以下、
PRODと称する)またはL−ソルボースオキシターゼ
を用いる方法(特開昭63−185379号公報。以
下、このような測定法を酵素法と称する)が知られてい
る。
して糖尿病患者の血清または血漿である。その糖尿病患
者の血中においてグルコース濃度は健常者に比べて高
く、その値は、健常者が60〜100mg/dl程度である
のに対し、糖尿病患者においては100〜1000mg/
dlの範囲で広く分布している。一方、血中の1,5−A
G濃度は、健常者が1.64〜2.68mg/dlであるの
に対し、糖尿病患者においては0.18〜0.21mg/
dlという著しく低い数値を示す。(日本臨床47巻 1
989年増刊号広範囲血液・尿化学検査免疫学的検査
上巻 439〜442 川合)。このため、糖尿病患者
血中の1,5−AGの濃度はグルコースの約470分の
1以下になる。加えて、グルコースと1,5−AGは構
造が近似しているため、現在の技術水準では共存下の選
択的測定は不可能であり、グルコースを選択的に除去す
るか、あるいは適切に修飾する検体前処理が不可欠であ
る。
ス除去のほかに1,5−AGのラベル化が必要であり、
これは手技が繁雑な上、分析に長時間を要する。このた
めGC法による多数の検体の測定は困難であり、臨床的
な定量法として適用するには問題がある。
コース除去をイオン交換カラムを用いて行うか、リン酸
化によるグルコース修飾を行う。これらの操作の欠点と
されるところは、イオン交換カラムによる除去では分離
操作の著しい繁雑さである。一方リン酸化によるグルコ
ース修飾では最適pHの相違を初めとして、リン酸化の反
応至適条件と1,5−AGの定量反応の至適条件が従来
異なるため、リン酸化反応と1,5−AGの測定をそれ
ぞれ異なった反応条件で行わなければならない。加えて
リン酸化に用いるアデノシン−5′−三リン酸(以下A
TPと称する)はPRODに対して阻害作用を有するの
で、リン酸化反応を促進するためにATPを測定系に加
えることには濃度的に限界があり、速やかにリン酸化反
応を終了させることは困難であった。いずれにせよ迅速
な定量が不可能であって、特に各種の臨床検査に広く用
いられている自動分析装置への適用はなされるに至って
いない。
1,5−AG測定方法の欠点を解決し、検体中の1,5
−AGを濾過、遠心分離、吸着などの分離操作を必要と
せずに簡便かつ迅速に測定できる方法、さらに自動分析
装置を用いて測定できる方法を提供する事が本発明の目
的である。
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、ATPのPRODに
対する阻害作用がpHによって変動し、pHが7.2 〜8.5 の
範囲内でPRODがATPによりほとんど阻害されず且
つ1,5−AGに対して良好な反応性を示すことを見出
した。従ってpHが7.2 〜8.5 の範囲内で1,5−AGに
対してPRODを作用させる方法を採用することによ
り、検体中の1,5−AG以外の糖類のリン酸化による
除去をヘキソキナーゼとATPにより行うに際して該リ
ン酸化を過剰量のATPを用いて実施することができ且
つリン酸化反応に続いてそのまま1,5−AGとPRO
Dの反応を行うことが可能となり、自動分析装置を用い
た1,5−AGの測定の実現に成功し本発明を完成させ
た。
をPRODを用いて定量する方法において、pHが7.2 〜
8.5 の範囲内で1,5−AGに対してPRODを作用さ
せることにより、1,5−AGを定量する方法を第1の
要旨とし、検体中に存在する、1,5−AG以外の糖類
を、ヘキソキナーゼと過剰量のATPによりリン酸化す
ることにより、検体中の1,5−AGが残留するように
該糖類を選択的に除去し、次いでそのまま得られる試料
中の1,5−AGにpHが7.2 〜8.5 の範囲内でPROD
を作用させて1,5−AGを定量する方法を第2の要旨
とするものである。
ける検体とは、1,5−AGの濃度を測定したいもので
あれば特に制限はなく、例えばすでに触れた通り血清ま
たは血漿などがあげられる。本発明で用いるPRODと
しては、IUPAC−IUBの命名法委員会でEC1.
1.3.10に分類し得るものであれば特に制限はな
く、PROD生産能力を有する菌株由来のさまざまなP
RODを用いることができる。例えば特開昭61−23
9886号公報に記載されているポリポラス・オブツサ
ス(Polyporus obtusus)ATCC2
6733に代表されるポリポラス(Polyporu
s)属に属する微生物の菌株由来のPROD、特開昭5
8−43785号公報に記載されているコリオラス・ベ
ルシカラ(Coriolus versicolor)
IFO4937に代表されるコリオラス(Coriol
us )属に属する微生物の菌株由来のPROD、特開
昭62−79780号公報に記載されているピクノポラ
ス・コクシネウス(Pycnoporus cocci
neus)IFO4923に代表されるピクノポラス
(Pycnoporus)属に属する微生物の菌株由来
のPROD、特開平2−42980号公報に記載されて
いるバシジオマイセタウス・フンギ(Basidiom
ycetous fungi)No.52(微工研菌寄
第10106号)由来のPROD、特開昭58−437
85号公報に記載されているダエダレオプシス・スチラ
シナ(Daedaleopsis styracin
a)IFO4910に代表されるダエダレオプシス(D
asedaleopsis)属に属する微生物の菌株由
来のPROD、プロイロタス・オストレアタス(Ple
urotusostreatus)Z−64(NRRL
12507)に代表されるプロイロタス(Pleuro
tus)属に属する微生物の菌株由来のPROD、グロ
エオフィルム・セピアリウム(Gloeophyllu
m sepiarium)Z−41(NRRL1250
6)に代表されるグロエオフィルム(Gloeophy
llum)属に属する微生物の菌株由来のPROD、ま
たは特開昭61−177986号公報に記載されている
イルペックス・ラクテウス(Irpex lacteu
s)ATCC20123に代表されるイルペックス(I
rpex)属に属する微生物の菌株由来のPROD、オ
ーリキュラリア・ポリトリカ(Auricularia
polytricha)Z−229(微工研菌寄第7
119号)に代表されるオーリキュラリア(Auric
ularia)属に属する微生物の菌株由来のPRO
D、コプリナス・ミカセウス(Coprinus mi
caceus)ATCC20122に代表されるコプリ
ナス(Coprinus)属に属する微生物の菌株由来
のPROD、またはトラメテス・シンナバリナス(Tr
ametes cinnabarinus)IFO61
39に代表されるトラメテス(Trametes)属に
属する微生物の菌株由来のPRODなどが挙げられる。
ス(Polyporus obtusus)ATCC2
6733などのポリポラス属に属する微生物由来のPR
OD、バシジオマイセタウス・フンギ(Basidio
mycetous fungi)No.52由来のPR
ODなどが好ましく、特にポリポラス属に属する微生物
由来のPRODが好ましい。本発明では、pHが7.2 〜8.
5 の範囲内において1,5−AGに対してPRODを作
用させる。pH範囲は特に7.5 〜8.0 が好ましい。このよ
うなpH範囲内で1,5−AGとPRODとの反応を行う
方法を採用することにより、PRODがATPによって
ほとんど阻害されず且つ1,5−AGに対して良好な反
応性を示す。従って、本発明によれば、検体中に存在す
る、1,5−AG以外の糖類を、ヘキソキナーゼと過剰
量のATPを用いてリン酸化することによって、検体中
の1,5−AGが残留するように該糖類を極めて短時間
で選択的に除去する方法を採用することが可能になり、
そして、そのまま得られる試料中の1,5−AGにPR
ODを作用させて検体中の1,5−AGを定量すること
ができる。
とは主にグルコースを指すが、ヘキソキナーゼによって
リン酸化される他の糖類も対象とされる。グルコースを
グルコース−6−リン酸に変換するのをはじめとして、
検体中に存在する1,5−AG以外の糖類をリン酸化す
る際に用いるヘキソキナーゼは、酵母山来のA型または
B型のヘキソキナーゼ、あるいは動物由来のタイプI〜
IVのヘキソキナーゼのいずれも用いることができ、特
に、国際生化学連合の分類に従い、EC 2.7.1.
1と分類されるものを用いるのが好ましい。この変換反
応では該酵素と合わせてATP及ひマグネシウムイオン
が用いられる。マグネシウムイオンの供給源は、マグネ
シウムの脂肪酸塩などの有機酸塩、ハロゲン化塩、硫酸
塩、硝酸塩、リン酸塩などの無機酸塩を用いることがで
き、その中でも好ましいのは、酢酸塩、塩酸塩などであ
る。上記リン酸化反応において用いることのできる過剰
量のATPとは通常、検体中の想定されるグルコース量
に対し、モル比でATPが2.5倍以上、好ましくは
2.5〜2500倍、より好ましくは10〜1000倍
の量である。実際の測定系を組む際にはATPの量は、
少なくとも5mM以上に調製すれば十分である。リン酸
化反応において実際に用いられるヘキソキナーゼ、AT
P及びマグネシウムイオンの好適な量は、例えば、ヘキ
ソキナーゼは5〜100U/ml、ATPは5〜500
mM、マグネシウムイオンは5〜50mMである。リン
酸化反応の際のpHは、1,5−AGとPRODとの反
応の際のpH範囲と同様に7.2〜8.5が好ましく、
特に7.5〜8.0が好ましい。
い、次いでそのままATPを除去することなく、pHが7.
2 〜8.5 の範囲内で試料中の1,5−AGとPRODと
の酵素反応を実施することができる。この酵素反応はpH
が7.2 〜8.5 の範囲内で行うことにより、試料中に残存
するATPによりPRODが阻害作用を受けず且つ1,
5−AGに対してPRODが良好な反応性を示す。従っ
て本発明では、リン酸化反応及び酵素反応を短時間で連
続して実施することができる。糖類が選択的に除去され
た検体中に残留する1,5−AGにPRODを作用させ
ることにより、過酸化水素が発生する。その過酸化水素
の測定は、例えばパーオキシダーゼを用いて行うことが
できる。すなわち国際生化学連合の分類によってEC
1.11.1.7と分類される酵素を用いて、2,2′
−アジノビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スル
ホン酸)、o−フェニレンジアミン、5−アミノサリチ
ル酸、3,3′,5,5′−テトラメチルベンジジン並
びに4−アミノアンチピリン及びN−エチル−N−(2
−ヒドロキシスルホプロピル)−m−トルイジンの組み
合わせなどの公知のパーオキシダーゼ用基質に作用さ
せ、基質から生成する色素を吸光度測定する。過酸化水
素を測定するのに用いるパーオキシダーゼは、ホースラ
ディッシュパーオキシダーゼが好ましい。吸光度測定に
用いる色素を生成する基質は、4−アミノアンチピリン
及びN−エチル−N−(2−ヒドロキシスルホプロピ
ル)−m−トルイジンの組み合わせが好ましい。4−ア
ミノアンチピリン及びN−エチル−N−(2−ヒドロキ
シスルホプロピル)−m−トルイジンを用いる際の吸光
度測定域の波長は、500nm〜800nmであり、こ
の範囲で2波長以上の波長を用いて測定することもでき
る。
ーオキシダーゼ、4−アミノアンチピリン及びN−エチ
ル−N−(2−ヒドロキシスルホプロピル)−m−トル
イジンの好適な量は、例えば、PRODは5〜500U
/ml、パーオキシダーゼは2〜20U/ml、4−ア
ミノアンチピリンは0.1〜10mM、N−エチル−N
−(2−ヒドロキシスルホプロピル)−m−トルイジン
は0.1〜10mMである。検体中の1,5−AGを測
定する反応全体において、反応温度は5〜40℃、好ま
しくは25〜40℃であり、反応時間は2〜60分、好
ましくは2〜30分である。反応液の調製の際は、反応
全体をpH7.2 〜8.5 、好ましくは7.5 〜8.0で進行させ
るため、試薬を構成する反応液のうち、緩衝液であるも
のについては、該反応液のpHを7.2 〜8.5 、好ましくは
7.5 〜8.0 の範囲で安定させるため、バッファーとして
リン酸バッファー、トリス塩酸バッファー、PIPES
バッファー、HEPESバッファーなどを用いる。HE
PESバッファーであれば50〜500mMの濃度が好
ましい。またイオン強度調節のためハロゲン化アルカリ
金属塩、好ましくは塩化ナトリウムなどを用いる事がで
きる。本発明方法で1,5−AGを測定するときは、上
記した各成分を1つの溶液に加えて用いてもよく、各成
分を適宜な組み合わせとなるように分割して用いても良
い。それらは溶液状でも凍結乾燥させても良いが、長期
の保存を意図する場合は凍結乾燥することが好ましい。
また、測定反応を阻害しない濃度範囲内ならば界面活性
剤の添加も可能であり、測定系を凍結乾燥する場合に
は、安定化剤を適当量加えても良い。本発明では、リン
酸化反応、酵素反応それに続く過酸化水素の発生量を測
定するための発色反応を、自動分析装置を用いて実施で
きる。本発明において自動分析装置として用いることの
できるものは、具体的に機種を挙げて例示すれば、日立
7050型、日立705型、日立736型、日立715
0型などであるが、例示の機種に限定されず、これらに
類するものであればいずれでもよい。
する。勿論、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。 実施例1 PRODの1,5−AGに対する至適pH ポリポラス・オブッサスATCC26733由来のPR
ODの1,5−AGに対する至適pHを測定し、その結果
を図1に示した。測定の際の反応条件は下記の通りであ
る。1000U/1のPROD溶液10μlに対し以下
の組成の第1試薬280μl、第2試薬70μlを反応
させ日立7150型自動分析装置により主波長564n
m、副波長700nmとし該分析装置の機能で30〜40
測光ポイント間において吸光度変化率を追跡した。この
時に得られた最大吸光度変化率(pH7.0 のとき)を10
0%として相対活性として示した。図1に示されるよう
に、PRODはMES,PIPES,HEPESなどの
グッド緩衝液中において1,5−AGに対しpH6.5 〜7.
5 において最大の活性を示す。
程度のpHにおける変化 ポリポラス・オブッサスATCC26733由来のPR
ODの1,5−AGに対する反応がATPにより阻害さ
れる程度をグッド緩衝液中pH5.5 〜8.5 の範囲で検討し
た。1000U/lのPROD溶液10μlに対し以下
の組成の第1試薬280μl、第2試薬70μlを反応
させ日立7150型自動分析装置により主波長564n
m、副波長700nmとし該分析装置の機能で30〜40
測光ポイント間において吸光度変化率を追跡した。AT
Pによる阻害程度は各pHの緩衝液中に100mMのATP
を新たに加えた条件においてATPが存在しない各場合
のPROD活性を100%として同一pH内でATPが存
在した場合のPROD活性を相対活性として図2に示し
た。図2に示されるように、グッド緩衝液中においてP
RODはpH7以下においてATPにより強く阻害される
がpH7.5 以上ではその阻害程度は著しく緩和される。図
1及び図2の結果から、グッド緩衝液中においてpH7.5
〜8.0 の範囲においてPRODはATPによりほとんど
阻害されず、1,5−AGに対して良好な反応性を示す
ことが明らかである。
コース 生理食塩水、5mg/dlの1,5−AG水溶液およびヒト
血清を検体として、以下の組成の第1試薬、第2試薬と
反応させた場合の反応タイムコースを図3に示した。反
応条件は検体容量7μl、第1試薬容量280μl、第
2試薬容量70μlとし主波長546nm、副波長700
nmで日立7150型自動分析装置を用いて2ポイントア
ッセイにて行なった。測定反応は5分でほぼ完了してい
る。
のグルコース消去性 0.5mg /dl刻みで調製された0〜5mg/dlの1,5−A
G水溶液を実施例3の測定条件において反応させ、それ
ぞれの吸光度を測定した。結果を図4に示した。他方、
150mg/dl刻みで調製された0〜1500mg/dlのグ
ルコース水溶液を同様に反応させた場合の吸光度を測定
した。結果は図4に示した。図4から判るように、1,
5−AGを反応させた場合は5mg/dlまで原点を通る良
好な直線性を示した。グルコースを反応させた場合は1
500mg/dlまでほぼ試薬ブランクと同一の吸光度が得
られた。したがって本測定条件は、充分なグルコース消
去性を有し、良好な1,5−AG定量が行えるものと判
断できる。
い、それらに1,5−AGを添加して調製した検体を、
実施例3の測定条件と同じ条件で反応させ、実施例3で
得られた検量線を用いて1,5−AGを測定した。加え
た1,5−AGの回収率により本測定条件における測定
値の正確性を検討した。結果を表1に示す。実際に得ら
れた定量値(実測値)を患者血清の1,5−AG含有量
と後からの1,5−AG添加量の和である値(理論値)
で割り算して得た値を回収率とした。表1から判るよう
に、平均回収率はほぼ100%であり、本測定条件にお
ける測定値の正確性が示される。
たグルコース除去をイオン交換カラムを用いて行う方式
の酵素法(以下カラム酵素法と言う)と本発明の酵素法
の測定値の相関性を調べた。カラム酵素法は、日本化薬
株式会社ラナAG(登録商標)を用いて、ヒト血清57
検体を使用説明書の記載の通りの操作で測定を行った。
本発明の酵素法については実施例4で作成した検量線を
利用し、カラム酵素法で用いたのと同じヒト血清を検体
にし実施例3と同様の操作で測定を行った。結果は図5
に示した通りである。相関係数は0.96であり、両測
定法間には高い相関性が認められた。
の1,5−AGの測定方法は自動分析装置への適用に即
したものである。すなわち、本発明の方法により、従来
不可能であった1,5−AGの測定の自動化が可能とな
り、その他多くの臨床検査項目と同様に多数の検体を迅
速、正確、かつ多量に処理することができるようになっ
た。
Gに対する至適pHを示す図である。
る変化を示す図である。
である。
反応系のグルコース消去能力を示す図である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 検体中の1,5−アンヒドログルシトー
ルをピラノースオキシダーゼを用いて定量する方法にお
いて、 検体中に存在する、1,5−アンヒドログルシトール以
外の糖類を、ヘキソキナーゼと過剰量のアデノシン−
5′−三リン酸によりリン酸化することにより、検体中
の1,5−アンヒドログルシトールが残留するように該
糖類を選択的に除去し、 次いでそのまま得られる試料中の1,5−アンヒドログ
ルシトールを、pHが7.2〜8.5の範囲内で1,5
−アンヒドログルシトールに対してピラノースオキシダ
ーゼを作用させで定量する、 1,5−アンヒドログルシトールの定量法。 - 【請求項2】 pHが7.5〜8.0の範囲内で1,5
−アンヒドログルシトールに対してピラノースを作用さ
せる請求項1の1,5−アンヒドログルシトールの定量
法。 - 【請求項3】 糖類の選択的除去をpH7.2〜8.5
の範囲内で行う請求項1または2の1,5−アンヒドロ
グルシトールの定量法。 - 【請求項4】 糖類の選択的除去をpH7.5〜8.0
の範囲内で行う請求項1から3のいずれかの1,5−ア
ンヒドログルシトールの定量法。 - 【請求項5】 ピラノースオキシダーゼがポリポラス属
に属する微生物由来のピラノースオキシダーゼである請
求項1から4のいずれかの1,5−アンヒドログルシト
ールの定量法。 - 【請求項6】 ピラノースオキシダーゼがポリポラス・
オブッサス由来のピラノースオキシダーゼである請求項
1から5のいずれかの1,5−アンヒドログルシトール
の定量法。 - 【請求項7】 検体中の1,5−アンヒドログルシトー
ルに対してピラノースオキシダーゼを作用させ、生成す
る過酸化水素の量から1,5−アンヒドログルシトール
を定量する請求項1から6のいずれかの1,5−アンヒ
ドログルシトールの定量法。
Applications Claiming Priority (2)
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| JP (1) | JPH07102154B2 (ja) |
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