JPH07103607B2 - 円鋼管または角鋼管等の鉄骨柱における柱脚の支圧耐力向上方法 - Google Patents

円鋼管または角鋼管等の鉄骨柱における柱脚の支圧耐力向上方法

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JPH07103607B2
JPH07103607B2 JP62097510A JP9751087A JPH07103607B2 JP H07103607 B2 JPH07103607 B2 JP H07103607B2 JP 62097510 A JP62097510 A JP 62097510A JP 9751087 A JP9751087 A JP 9751087A JP H07103607 B2 JPH07103607 B2 JP H07103607B2
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知行 岩倉
義博 本田
邦夫 関根
三吉 足立
猛 宮崎
司郎 鵜飼
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Tokyu Construction Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、円鋼管または角鋼管などの鉄骨柱の柱脚の支
圧耐力を向上せしめる方法に関するものである。
[従来技術とその問題点] 一般に、鉄筋コンクリート(RC)基礎梁2に埋込んだ鉄
筋柱1の柱脚部1aの下端部には、第5図に示すように、
ベースプレート3′が取付けられている。
そして、鉄骨柱1に地震等により水平力(剪断力)Qが
働くと、鉄骨柱1の柱脚埋込み部1aには、上部と下部に
各々支圧力Q1,Q2が生じ、水平力に対する耐荷機構が形
成される。
ところで、水平力に対する耐荷機構は、鉄骨柱1の断面
形状によって異なる。
すなわち第6図(A)に示すように、H鋼柱11の耐荷機
構に対するコンクリートの支圧力はフランジ11a両面に
形成されるが、例えば、第6図(B)に示すような角鋼
管柱12の場合には、鋼管内部のコンクリートC1が外部の
コンクリートと縁が切れているので、コンクリートの支
圧力が一面にしか形成されない。
従って、埋込み長さを同一にし、埋込み部廻りの環境条
件を同一にしたH鋼柱11と角鋼管柱12の荷重−変形曲線
を第7図に示すように求め、これを比較すると、H鋼柱
11は(A)に示すように紡錘型のループとなりエネルギ
ー吸収能力が高くなるが、角鋼管柱12は(B)に示すよ
うにスリップを呈し、エネルギー吸収能力が低下するこ
とが解かる。
角鋼管または円鋼管柱を外柱として用いた場合は、埋込
み部の下部のコンクリートの支圧力不足により、第8図
に示すような剪断ひび割れが生じ、破壊する例が多くな
る。
以上のことにより、角鋼管または円鋼管柱はH鋼柱に比
べて固定度や、エネルギー吸収能力が低下し、またコン
クリートの支圧反力不足によるRC基礎梁の剪断破壊が生
じ易くなり、埋込み長を長くする必要があった。
[発明の目的] 本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、埋込み部の支圧耐力
を格段に向上させることのできる円鋼管または角鋼管を
用いた鉄骨柱における柱脚の支圧耐力向上方法を提供す
ることにある。
[発明の構成] 本発明の円鋼管または角鋼管等の鉄骨柱における柱脚の
支圧耐力向上方法は、円鋼管または角鋼管を用いた鉄骨
柱の柱脚部を鉄筋コンクリート造の基礎梁に埋込んだも
のにおいて、中央部に穴をあけたプレートを上記柱脚部
の埋込み中間位置の内部に取付けたことを特徴とし、ま
た、上記プレートより下部に打設する中詰めコンクリー
トを外部の鉄筋コンクリート造の基礎梁のコンクリート
と一体化して打設することを特徴とし、さらに、上記中
詰めコンクリートと基礎梁のコンクリート中に亙って鉄
筋を柱状に配したことを特徴とするものである。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図において、1は円鋼管であって、その柱脚部1aは
鉄筋コンクリート基礎梁2内に埋込まれている。
該円鋼管1の柱脚埋込部1aの内部の中間位置には、第1A
図からも明らかなように、中央部に穴3aをあけたプレー
ト3が一体的に取付けられている。該穴3aの大きさは、
プレート3の直径に対して約1/2.5〜1/2の比率にするの
が好ましい。また、該穴3aの形状は上記実施例のように
円形に限定するものはなく、矩形、多角形、楕円形等い
ずれでもよい。
第2図は、上記第1図に示す構造に加えて、円鋼管1の
柱脚部1aの内部、特に上記プレート3より下部に打設し
た中詰めコンクリートC1を外部のRC基礎梁2のコンクリ
ートC2と一体化して打設した状態を示すもので、これに
より、円鋼管1の柱脚部1aの支圧耐力が更に補強され
る。
第3図は、上記第2図に示した、内外コンクリートC1,C
2の一体化を更に堅固にするために、プレート3下部の
柱脚部1a内部およびRC基礎梁2中に亙って鉄筋4を縦・
横または斜め等、適宜柱状に配筋して補強した場合の実
施例を示すものである。
以上のような、本発明の構成により、第4図(A)に示
すように、特にプレート3より下側の円鋼管1の柱脚部
1aの両側面に支圧耐力Q1,Q3が形成され、第4図(B)
に示す従来の支圧耐力Q1に比較して、格段に補強される
ことが解かる。尚、埋込み部1aの上部は、基礎梁主筋や
フープ筋などにより十分な補強ができる。
[発明の効果] (1)円鋼管または角鋼管を用いた鉄骨柱の柱脚部を鉄
筋コンクリート造の基礎梁に埋込んだものにおいて、中
央部に穴をあけたプレートを上記柱脚部の埋込み中間位
置の内部に取付けたので、プレートより下側の鋼管の柱
脚部の両側面に支圧耐力が形成されて格段に補強される
だけでなく、上記基礎梁に予め穴をあけてこの中に柱脚
部を挿入して固定する場合においても、上記穴の大きさ
が最小限で済む。
(2)上記プレートより下部に打設する中詰めコンクリ
ートを外部の鉄筋コンクリート造の基礎梁のコンクリー
トと一体化して打設することにより、上記支圧耐力を更
に補強することができる。
(3)上記中詰めコンクリートと基礎梁のコンクリート
中に亙って鉄筋を柱状に配することにより、両コンクリ
ートの一体化を更に堅固にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す説明図、第1A図は、第1
図A−A線に沿った断面図、第2図は第2の発明の実施
例を示す説明図、第3図は第3の発明の実施例を示す説
明図、第4図(A)(B)は支圧耐力の比較図、第5図
は従来の柱の耐荷機構を示す説明図、第6図(A)はH
型鋼柱の支圧力の説明図、第6図(B)は角鋼管柱の支
圧力の説明図、第7図はH型鋼柱と角鋼管柱の水平力−
変形曲線をしめす図、第8図は端部コンクリートの剪断
破壊を示す図、第9図は従来の柱の配筋状況を示す図で
ある。 1…鉄骨柱、1a…埋込み部、2…RC基礎梁、3…プレー
ト、3′…ベースプレート、3a…穴、4…鉄筋、5…U
字筋、11…H型鋼、12…角鋼管、C1,C2…コンクリー
ト、Q…水平力、Q1,Q2Q3…支圧耐力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜飼 司郎 東京都世田谷区経堂2−7−3 (56)参考文献 特開 昭59−21847(JP,A) 実開 昭61−193150(JP,U) 実開 昭59−89908(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円鋼管または角鋼管を用いた鉄骨柱の柱脚
    部を鉄筋コンクリート造の基礎梁に埋込んだものにおい
    て、中央部に穴をあけたプレートを上記柱脚部の埋込み
    中間位置の内部に取付けたことを特徴とする円鋼管また
    は角鋼管等の鉄骨柱における柱脚の支圧耐力向上方法。
  2. 【請求項2】上記プレートより下部に打設する中詰めコ
    ンクリートを外部の鉄筋コンクリート造の基礎梁のコン
    クリートと一体化して打設することを特徴とする上記特
    許請求の範囲第1項に記載の円鋼管または角鋼管等の鉄
    骨柱における柱脚の支圧耐力向上方法。
  3. 【請求項3】上記中詰めコンクリートと基礎梁のコンク
    リート中に亙って鉄筋を柱状に配したことを特徴とする
    上記特許請求の範囲第1項に記載の円鋼管または角鋼管
    等の鉄骨柱における柱脚の支圧耐力向上方法。
JP62097510A 1987-04-22 1987-04-22 円鋼管または角鋼管等の鉄骨柱における柱脚の支圧耐力向上方法 Expired - Lifetime JPH07103607B2 (ja)

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JPS63265039A JPS63265039A (ja) 1988-11-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5921847A (ja) * 1982-07-28 1984-02-03 日鐵建材工業株式会社 埋込型柱脚固定方法
JPH033638Y2 (ja) * 1985-05-24 1991-01-30

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JPS63265039A (ja) 1988-11-01

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