JPH07104101B2 - 冷却貯蔵庫の脱臭装置 - Google Patents

冷却貯蔵庫の脱臭装置

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JPH07104101B2
JPH07104101B2 JP1095847A JP9584789A JPH07104101B2 JP H07104101 B2 JPH07104101 B2 JP H07104101B2 JP 1095847 A JP1095847 A JP 1095847A JP 9584789 A JP9584789 A JP 9584789A JP H07104101 B2 JPH07104101 B2 JP H07104101B2
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穣 高野
順一 久保田
純一 布留川
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は庫内を冷気の循環によって冷却する冷却貯蔵庫
の脱臭装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来此の種冷蔵庫は例えば特開昭61−228284号公報に示
されている。冷蔵庫の庫内、特に冷蔵室内には種々の食
品が収納されるため、それらから発散されるアンモニ
ア、硫化水素、メチルメルカプタン等の種々の臭気成分
(以下臭分子という)が充満しており、使用者の不快
感、他の食品への臭の移りを防止するため、従来は、前
記公報の如くヤシガラ等を原材料として作られた活性炭
を具備した脱臭装置を庫内に取りつけている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 此の種活性炭は大なる表面積と多数の細孔を有し、そこ
に臭分子を吸着することにより脱臭作用を発揮するもの
である。従って、即効性はあるものの、飽和によって機
能が失われてしまう。従って、例えば、半年毎に交換し
なければならない。
しかも、一端臭分子により飽和すると、温度の上昇によ
り逆に臭分子を庫内に放出してしまう欠点があった。
又、例えば実公昭44−705号公報の如く庫内にオゾン発
生器を取り付け脱臭すれば交換の必要がないが、オゾン
の酸化作用により他の部品や使用者の手指が損傷を受け
る危険性があり、例えば特開昭61−209665号公報の如き
オゾン分解触媒を必要とする等、装置が複雑となる欠点
があった。
そこで本発明は、自動的に活性化が図れ且つ長期的に安
定した脱臭能力が期待できる冷却貯蔵庫の脱臭装置を提
供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 請求項1の発明は冷却室に配置され貯蔵庫内を冷却する
冷却器と、その冷却器の下方に配置されガラス管で被わ
れない除霜用ヒータとを備えた冷却貯蔵庫において、多
孔質体に白金族触媒を混入して前記冷却器による冷却中
に臭気成分を吸着し、この吸着した臭気成分を除霜中に
酸化分解して放出する脱臭被覆を前記除霜用ヒータの周
囲に設けたものである。
請求項2の発明は冷却器と、この冷却器で冷却された空
気を貯蔵庫内に循環させる送風機と、ガラス管で被われ
前記冷却器の除霜を行う除霜用ヒータとを備えた冷却貯
蔵庫において、多孔質体に白金族触媒を混入して前記冷
却器による冷却中に臭気成分を吸着し、前記除霜用ヒー
タで加熱されたときに前記吸着した臭気成分を酸化分解
して放出する脱臭被覆を前記ガラス管の表面に施したも
のである。
請求項3の発明は貯蔵庫内の温度が設定温度以上のとき
に運転され冷却器で冷却された冷気を貯蔵庫内に循環さ
せる送風機と、冷却器の下方に位置しガラス管で被われ
た除霜用ヒータとを備えた冷却貯蔵庫において、多孔質
体に白金族触媒を混入して前記送風機で循環される冷気
中の臭気成分を吸着するとともに、この吸着した臭気成
分を加熱されたときに酸化分解して放出する脱臭被覆を
前記ガラス管の上部を除いた表面に施したものである。
(ホ)作用 請求項1の発明によれば、脱臭被覆は、多量の臭気成分
(臭分子)を含んで冷却器に帰還する冷気中の臭分子を
冷却中に温度の低い状態で吸着し、冷却器の除霜時(即
ち除霜用ヒータの作動時)にガラス管で被われない除霜
用ヒータの周囲に施された一部(即ち白金族触媒)が除
霜用ヒータが加熱されることとそれ(白金族触媒)自身
の酸化分解作用とが相俟って前述の吸着した臭分子を臭
いのない分子に分解してこの脱臭被覆から放出し、脱臭
被覆自身の活性化を図るように作用するため、脱臭被覆
を活性化する特別な活性化手段は不要であり、脱臭被覆
の追加だけで自動的に活性化が図れ長期的に安定した脱
臭能力が期待できる脱臭装置を提供できる。一方脱臭被
覆は、冷却室に配置された冷却器やその他の部品から落
下する露を除霜用ヒータのヒータ線にかからなくするヒ
ータの保護部材としても作用するため、除霜用ヒータと
しては保護用のガラス管が不要となる。
請求項2の発明によれば、脱臭被覆は、多量の臭気成分
(臭分子)を含んで冷却器に帰還する冷気中の臭分子を
送風機の作動中(即ち冷却器周囲の温度が低い状態のと
き)に自動的に吸着し、除霜用ヒータの作動時(即ちヒ
ータで加熱されるとき)にガラス管の周囲に施された一
部(即ち白金族触媒)が加熱されることと白金族触媒自
身のもつ酸化分解作用と相俟って前述の送風機の作動中
に吸着した臭分子を臭いのない分子に酸化分解して、こ
の脱臭被覆から放出し脱臭被覆自身の活性化を図るよう
に作用するため、請求項1の発明と同様に脱臭被覆を活
性化する特別な活性化手段は不要であり、長期的に安定
した脱臭能力が期待できる脱臭装置を提供できる。一方
脱臭被覆は、冷却室に配置された冷却器や送風機等の部
品から落下する露をガラス管にかからなくする保護部材
として作用するとともにガラス管の補強部材として作用
するため、ガラス管の保護部材及び補強部材が不要とな
る。
請求項3の発明によれば、請求項2の効果に加えて、脱
臭被覆がガラス管の上部を除いた部分に施されるため、
脱臭被覆を介することなく脱臭被覆が施されないガラス
管部分から直接除霜用ヒータの熱をヒータの上方に位置
する冷却器に放出することが可能となり、除霜用ヒータ
の除霜能力の低下が抑制される。
(ヘ)実施例 次に、本発明の実施例を第1図及び第2図に基づき説明
する。第1図において、1は冷蔵庫本体、2、3は冷蔵
庫本体内に仕切壁4によって上下に区画形成された冷凍
室及び冷蔵室である。5は区画板7によって冷凍室2背
方に形成された冷却室8内に縦設した冷却器である。冷
却器5は蛇行状の冷媒配管に複数の熱交換フィンを取り
付けて構成されている。冷却器5によって冷却された冷
気は上方の送風機6によって上方に吸引され、冷凍室2
へは区画板7に形成した吐出口9から、又、冷蔵室3へ
は送風機6側方に連通するダクト10を通って吐出口11か
らそれぞれ吹き出される。
冷凍室2に吐出された冷気は室内を循環した後仕切壁4
に形成した吸引口12から帰還通路13に流入して冷却室8
内の冷却器5の下方に帰還する。冷蔵室3に吐出された
冷気は室内を循環した後、仕切壁4前下面の吸込口14か
ら帰還通路15に流入して同様に冷却室8内の冷却器5の
下方に戻る。又、送風機6及び圧縮機16は、冷凍室2の
温度に基づいて運転停止制御せられる。更に17は冷却室
2内の冷却器5下方に配置された除霜用ヒータである。
除霜用ヒータ17は圧縮機16の所定の運転積算時間(例え
ば8時間)毎に発熱せられ、上方の冷却器5に付着成長
した霜を融解除去するものである。
第2図は、この除霜用ヒータ17の断面図を示している。
第2図の場合除霜用ヒータ17は例えばニクロム線等のヒ
ータ線20そのものにて構成されている。更にヒータ線20
は管状の脱臭体21内に密封され、その周囲を脱臭体21に
て包囲されている。脱臭体21は多孔質体に白金、イリジ
ウム等の白金族触媒を混入して管状に成形したものであ
る。
以上の構成において動作を説明する。送風機6の運転に
よって吐出された冷気は各室2、3内を循環してその中
に悪臭分子を含み、吸入口12及び14から帰還通路13、15
を通り、除霜用ヒータ17部分に集まって来るが、そこに
位置する脱臭体21は多孔質体である為、集中して来る冷
気中の悪臭成分は脱臭体21に良好に吸着されていく。
次に、圧縮機16の所定の運転積算時間が経過すると、ヒ
ータ線20が通電される。ここで、此の種ヒータ線の発熱
量は庫内への熱影響を勘案して、ある程度の発熱量に制
限されている。その為ヒータ線20が発熱しても脱臭体21
は約200℃〜300℃にしか加熱されない。ここで、脱臭体
21に吸着されている悪臭分子の燃焼は、通常では千数百
℃の高温でなければ生じないが、脱臭体21内の白金族触
媒は比較的低温度にて悪臭分子を燃焼(酸化)分解させ
る作用を有している。これによって脱臭体21に吸着され
た悪臭分子ヒータ線20の発熱によって燃焼分解され、H2
Oや、CO2等の臭のない分子に変換され、これらは次の
冷却時の送風機16の運転によって循環冷気中に放出され
る。以上を繰り返すことによって各室2、3内は脱臭さ
れていく。
この時、第2図の如くヒータ線20を脱臭体21で直接密封
すれば従来必要とされる、例えば実公昭51−14121号公
報に示される如きヒータ線を保護する為の密封用ガラス
管等が不要となり、且つ、脱臭体21がヒータ線20に最も
近い位置に存在するので、ヒータ線20からの熱を良好に
受けることができ、それによって悪臭分子の燃焼分解も
円滑に行えるようになる。更に、脱臭体21が除霜用ヒー
タのガラス管に代わることにより、悪臭分子が集中する
部位に設置でき、悪臭分子の吸着を円滑に行えると共
に、脱臭体21を他の個所に設置する必要がないので庫内
容積の拡大も図れる。
尚、ヒータ線20の発熱により脱臭体21は赤熱し、そこか
ら発せられる赤外線によって冷却器5の除霜は達成され
る。
次に、第3図は他の除霜用ヒータ23の構成を示してい
る。この場合、除霜用ヒータ23はヒータ線20を前述の公
告公報の如くガラス管24内にあらかじめ密封したものを
用いる。更に、このガラス管24外周面に前述同様の構造
を有する脱臭体25を被覆する。この場合、ガラス管24は
必要となる以外は前述の除霜用ヒータ17同様の効果を奏
し、更にそれに加えて、脱臭体25はガラス管24周囲を被
覆する様設ければ良いので、既存のガラス管封入ヒータ
線式の除霜用ヒータを用いて容易に加工できる利点があ
る。
次に、第4図は更に他の除霜用ヒータ26を示す。この場
合、ヒータ線20及びガラス管24は第3図と同様のもので
あり、同様の構造を有する脱臭体27にて周囲を被覆され
るものであるが、冷却器5に対向する上面には長手方向
に切り欠き28が形成されている。これによってヒータ線
20から発せられる赤外線がガラス管24を通過してこの切
り欠き28から直接上方の冷却器5に照射されので冷却器
5の除霜性能が向上する。
(ト)発明の効果 請求項1の発明によれば、脱臭被覆は、多量の臭気成分
(臭分子)を含んで冷却器に帰還する冷気中の臭分子を
冷却中に温度の低い状態で吸着し、冷却器の除霜時(即
ち除霜用ヒータの作動時)にガラス管で被われない除霜
用ヒータの周囲に施された一部(即ち白金族触媒)が除
霜用ヒータが加熱されることとそれ(白金族触媒)自身
の酸化分解作用とが相俟って前述の吸着した臭分子を臭
いのない分子に分解してこの脱臭被覆から放出し、脱臭
被覆自身の活性化を図るように作用するため、脱臭被覆
を活性化する特別な活性化手段は不要であり、脱臭被覆
の追加だけで自動的に活性化が図れ長期的に安定した脱
臭能力が期待できる脱臭装置を提供できる。一方脱臭被
覆は、冷却室に配置された冷却器やその他の部品から落
下する露を除霜用ヒータのヒータ線にかからなくするヒ
ータの保護部材としても作用するため、除霜用ヒータと
しては保護用のガラス管が不要になる。
請求項2の発明によれば、脱臭被覆は、多量の臭気成分
(臭分子)を含んで冷却器に帰還する冷気中の臭分子を
送風機の作動中(即ち冷却器周囲の温度が低い状態のと
き)に自動的に吸着し、除霜用ヒータの作動時(即ちヒ
ータで加熱されるとき)にガラス管の周囲に施された一
部(即ち白金族触媒)が加熱されることと白金族触媒自
身のもつ酸化分解作用と相俟って前述の送風機の作動中
に吸着した臭分子を臭いのない分子に酸化分解して、こ
の脱臭被覆から放出し脱臭被覆自身の活性化を図るよう
に作用するため、請求項1の発明と同様に脱臭被覆を活
性化する特別な活性化手段は不要であり、長期的に安定
した脱臭能力が期待できる脱臭装置を提供できる。一方
脱臭被覆は、冷却室に配置された冷却器や送風機等の部
品から落下する露をガラス管にかからなくする保護部材
として作用するとともにガラス管の補強部材として作用
するため、ガラス管の保護部材及び補強部材が不要とな
る。
請求項3の発明によれば、請求項2の効果に加えて、脱
臭被覆がガラス管の上部を除いた部分に施されるため、
脱臭被覆を介することなく脱臭被覆が施されないガラス
管部分から直接除霜用ヒータの熱のヒータの上方に位置
する冷却器に放出することが可能となり、除霜用ヒータ
の除霜能力の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷蔵庫の概略縦断面図、第2図は乃至第4図は
それぞれ除霜用ヒータの断面図である。 1…冷蔵庫本体、2…冷凍室、3…冷蔵室、5…冷却
器、6…送風機、8…冷却室、12、14…吸込口、17、2
3、26…除霜用ヒータ、20…ヒータ線、21、25、27…脱
臭体、28…切り欠き。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−10082(JP,A) 特開 平2−233978(JP,A) 特開 平2−254281(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却室に配置され貯蔵庫内を冷却する冷却
    器と、その冷却器の下方に配置されガラス管で被われな
    い除霜用ヒータとを備えた冷却貯蔵庫において、多孔質
    体に白金族触媒を混入して前記冷却器による冷却中に臭
    気成分を吸着し、この吸着した臭気成分を除霜中に酸化
    分解して放出する脱臭被覆を前記除霜用ヒータの周囲に
    設けたことを特徴とする冷却貯蔵庫の脱臭装置。
  2. 【請求項2】冷却器と、この冷却器で冷却された空気を
    貯蔵庫内に循環させる送風機と、ガラス管で被われ前記
    冷却器の除霜を行う除霜用ヒータとを備えた冷却貯蔵庫
    において、多孔質体に白金族触媒を混入して前記冷却器
    による冷却中に臭気成分を吸着し、前記除霜用ヒータで
    加熱されたときに前記吸着した臭気成分を酸化分解して
    放出する脱臭被覆を前記ガラス管の表面に施したことを
    特徴とする冷却貯蔵庫の脱臭装置。
  3. 【請求項3】貯蔵庫内の温度が設定温度以上のときに運
    転され冷却器で冷却された冷気を貯蔵庫内に循環させる
    送風機と、冷却器の下方に位置しガラス管で被われた除
    霜用ヒータとを備えた冷却貯蔵庫において、多孔質体に
    白金族触媒を混入して前記送風機で循環される冷気中の
    臭気成分を吸着するとともに、この吸着した臭気成分を
    加熱されたときに酸化分解して放出する脱臭被覆を前記
    ガラス管の上部を除いた表面に施したことを特徴とする
    冷却貯蔵庫の脱臭装置。
JP1095847A 1989-04-14 1989-04-14 冷却貯蔵庫の脱臭装置 Expired - Lifetime JPH07104101B2 (ja)

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