JPH07104618B2 - 電子写真用トナ− - Google Patents
電子写真用トナ−Info
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- JPH07104618B2 JPH07104618B2 JP62001707A JP170787A JPH07104618B2 JP H07104618 B2 JPH07104618 B2 JP H07104618B2 JP 62001707 A JP62001707 A JP 62001707A JP 170787 A JP170787 A JP 170787A JP H07104618 B2 JPH07104618 B2 JP H07104618B2
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- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は電子写真用トナー、特に、着色剤の組合せによ
り鮮明な黒色を発現するトナーに関する。
り鮮明な黒色を発現するトナーに関する。
背景技術 従来より、電子写真法においては、米国特許第2297691
号、特公昭42-23910号公報、特公昭43-24748号公報等に
記載されている如く、光導電層上にコロナ放電によって
一様に静電荷を与え、これに原稿に応じた光像を露光さ
せる事により、露光部分の電荷を消滅させ潜像形成を行
ない、更に、この得られた静電潜像上に微粉末検電物
質、所謂トナーを附着させることにより現像を行なって
いる。この際、トナーは光導電層上の電荷量の大小に応
じて静電潜像に引きつけられ、濃淡を持ったトナー像を
形成する。このトナー像は、必要に応じて紙又は布帛等
の支持体表面に転写され、加熱、加圧又は溶剤処理、上
塗り処理など適当な定着手段により支持体表面に永久定
着される。またトナー像転写工程を省略したい場合に
は、このトナー像を光導電層上に定着することもでき
る。
号、特公昭42-23910号公報、特公昭43-24748号公報等に
記載されている如く、光導電層上にコロナ放電によって
一様に静電荷を与え、これに原稿に応じた光像を露光さ
せる事により、露光部分の電荷を消滅させ潜像形成を行
ない、更に、この得られた静電潜像上に微粉末検電物
質、所謂トナーを附着させることにより現像を行なって
いる。この際、トナーは光導電層上の電荷量の大小に応
じて静電潜像に引きつけられ、濃淡を持ったトナー像を
形成する。このトナー像は、必要に応じて紙又は布帛等
の支持体表面に転写され、加熱、加圧又は溶剤処理、上
塗り処理など適当な定着手段により支持体表面に永久定
着される。またトナー像転写工程を省略したい場合に
は、このトナー像を光導電層上に定着することもでき
る。
一方、上記トナー等の現像剤を用いる現像方法も数多く
知られており、米国特許第2618552号記載のカスケード
現像法、米国特許第2874063号記載の磁気ブラシ法、米
国特許第2895847号記載のタッチダウン法、その他ジャ
ンピング現像法等がある。特に、代表的な現像法として
は、磁気ブラシ法が知られている。
知られており、米国特許第2618552号記載のカスケード
現像法、米国特許第2874063号記載の磁気ブラシ法、米
国特許第2895847号記載のタッチダウン法、その他ジャ
ンピング現像法等がある。特に、代表的な現像法として
は、磁気ブラシ法が知られている。
この磁気ブラシ法においては、キャリアとして鋼、フェ
ライトなどの磁性を有する粒子が用いられる。トナーと
この磁性キャリアとからなる現像剤は、磁石で保持さ
れ、この磁石の磁界により、現像剤がブラシ状に配列さ
れる。この磁気ブラシが光導電層上の静電潜像面と接触
すると、トナーのみがブラシから静電潜像へ引きつけら
れ、現像が行われる。
ライトなどの磁性を有する粒子が用いられる。トナーと
この磁性キャリアとからなる現像剤は、磁石で保持さ
れ、この磁石の磁界により、現像剤がブラシ状に配列さ
れる。この磁気ブラシが光導電層上の静電潜像面と接触
すると、トナーのみがブラシから静電潜像へ引きつけら
れ、現像が行われる。
その他、ジャンピング現像法とは、静電潜像面と現像剤
担持体との間で、直流及び交流電界を同時に印加し、現
像剤に前記潜像面と担持体との間の往復運動をさせるこ
とにより、現像を行うものである。
担持体との間で、直流及び交流電界を同時に印加し、現
像剤に前記潜像面と担持体との間の往復運動をさせるこ
とにより、現像を行うものである。
これらの現像方法は、従来の黒白コピーだけでなく、多
色カラーコピーを得るためにも使用できる。すなわち、
まず第一に原稿からの光をブルーフィルターを通して光
導電層上に露光し、この形成された静電潜像を、上記フ
ィルターと補色の関係にあるイエロートナーで現像す
る。次いで同様に、グリーンフィルター、レッドフィル
ターを通して前記潜像と位置合わせて露光することによ
り形成された潜像を、それぞれ、マゼンタトナー、シア
ントナーで現像する。そして最後にブラックトナーによ
って「墨入れ」が行なわれる。現像された4色のトナー
は同一の支持体に順をおって転写され、1回の定着で最
終のカラーコピーが得られる。もちろん、このカラー現
像法において、現像の順番は、上述のイエロー、マゼン
タ、シアンおよびブラックの順序に限定されるものでは
なく、適宜変更することが可能である。
色カラーコピーを得るためにも使用できる。すなわち、
まず第一に原稿からの光をブルーフィルターを通して光
導電層上に露光し、この形成された静電潜像を、上記フ
ィルターと補色の関係にあるイエロートナーで現像す
る。次いで同様に、グリーンフィルター、レッドフィル
ターを通して前記潜像と位置合わせて露光することによ
り形成された潜像を、それぞれ、マゼンタトナー、シア
ントナーで現像する。そして最後にブラックトナーによ
って「墨入れ」が行なわれる。現像された4色のトナー
は同一の支持体に順をおって転写され、1回の定着で最
終のカラーコピーが得られる。もちろん、このカラー現
像法において、現像の順番は、上述のイエロー、マゼン
タ、シアンおよびブラックの順序に限定されるものでは
なく、適宜変更することが可能である。
一般に、磁気ブラシ現像法や、カスケード現像法等の2
成分現像法を適用する場合には、その現像剤中のキャリ
アとトナー(例えば着色樹脂微粉末)との混合比率が、
現像効果の上から極めて重要な要素となる。即ち磁気ブ
ラシ現像法に於いて、前記マグネットに付着した現像剤
は、静電潜像を摺察してその潜像をトナーで顕像化する
が、その結果、現像剤からトナーが徐々に消費され、キ
ャリアに対するトナーの比率が低下し(即ち、現像剤の
濃度が低下し)、次第に現像画像の濃度が薄くなる。そ
こで2成分現像法においては、トナーを適宜補給するこ
とが必要となるが、この場合、トナーが適正以上に補給
されると、画像の濃度が濃くなり過ぎると共に、カブリ
が増える不都合を生ずる。従って、好ましい色調の画像
を連続して得るためには、現像剤の濃度を正確に検出す
ることが必要となる。
成分現像法を適用する場合には、その現像剤中のキャリ
アとトナー(例えば着色樹脂微粉末)との混合比率が、
現像効果の上から極めて重要な要素となる。即ち磁気ブ
ラシ現像法に於いて、前記マグネットに付着した現像剤
は、静電潜像を摺察してその潜像をトナーで顕像化する
が、その結果、現像剤からトナーが徐々に消費され、キ
ャリアに対するトナーの比率が低下し(即ち、現像剤の
濃度が低下し)、次第に現像画像の濃度が薄くなる。そ
こで2成分現像法においては、トナーを適宜補給するこ
とが必要となるが、この場合、トナーが適正以上に補給
されると、画像の濃度が濃くなり過ぎると共に、カブリ
が増える不都合を生ずる。従って、好ましい色調の画像
を連続して得るためには、現像剤の濃度を正確に検出す
ることが必要となる。
従来、現像剤の濃度を自動的に制御する方法がいくつか
知られている。例えば特公昭38-17245号公報等に於いて
提案されている方法は、キャリアとトナーとの色を違え
ておき、トナーの消費に従ってキャリアとトナーの混合
体たる現像剤の混合色濃度が変化することを利用して、
その変化を光学的に検知し、その変化に応じて現像剤へ
のトナーの補給を制御することにより、現像剤濃度を一
定に保つようにしたものである。
知られている。例えば特公昭38-17245号公報等に於いて
提案されている方法は、キャリアとトナーとの色を違え
ておき、トナーの消費に従ってキャリアとトナーの混合
体たる現像剤の混合色濃度が変化することを利用して、
その変化を光学的に検知し、その変化に応じて現像剤へ
のトナーの補給を制御することにより、現像剤濃度を一
定に保つようにしたものである。
しかしながら、この方法は、キャリアとトナーとの色調
が類似していると使用出来ない。一般には広く使用され
ている磁気ブラシ法に於いては、トナーとして樹脂にカ
ーボンブラック、荷電制御剤を混合した黒色トナーを用
い、一方、キャリアとしては、各種の鉄粉、フェライト
等(例えば電界鉄粉、還元鉄粉、アトマイズ鉄粉、マグ
ネタイト、Fe-Znフェライト、Fe-Coフェライト)、ある
いはそれらの表面を酸化したものや、表面処理を施した
もの等を用いている。
が類似していると使用出来ない。一般には広く使用され
ている磁気ブラシ法に於いては、トナーとして樹脂にカ
ーボンブラック、荷電制御剤を混合した黒色トナーを用
い、一方、キャリアとしては、各種の鉄粉、フェライト
等(例えば電界鉄粉、還元鉄粉、アトマイズ鉄粉、マグ
ネタイト、Fe-Znフェライト、Fe-Coフェライト)、ある
いはそれらの表面を酸化したものや、表面処理を施した
もの等を用いている。
このようなキャリアおよびトナーの拡散反射率は双方と
も小さく、その差が少ないばかりか現像剤全体としての
反射光量が少ないため、反射光量を現像剤濃度の検出手
段として使用することは困難であった。
も小さく、その差が少ないばかりか現像剤全体としての
反射光量が少ないため、反射光量を現像剤濃度の検出手
段として使用することは困難であった。
本出願人は、正確に現像剤濃度を検知する方法として、
先に現像剤の赤外域での反射もしくは透過濃度を検知す
る方法を提案した(特開昭53-107853号)。この方法に
よれば、現像剤濃度による反射率の変化、即ち反射光量
の変化が大きくとれ、検出精度を良くすることができる
だけでなく、白色コピー以外にもカラーコピーにも使用
できる等の利点がある。しかしながら、この方法におい
ては、トナーの赤外域での反射もしくは透過光を検出す
る為、従来黒色の着色剤として広く使用されているカー
ボンブラック、鉄黒、ニグロシン、染料等を使用するこ
とができず、赤外域に反射もしくは透過のある着色剤を
使用しなければならないという問題点があった。
先に現像剤の赤外域での反射もしくは透過濃度を検知す
る方法を提案した(特開昭53-107853号)。この方法に
よれば、現像剤濃度による反射率の変化、即ち反射光量
の変化が大きくとれ、検出精度を良くすることができる
だけでなく、白色コピー以外にもカラーコピーにも使用
できる等の利点がある。しかしながら、この方法におい
ては、トナーの赤外域での反射もしくは透過光を検出す
る為、従来黒色の着色剤として広く使用されているカー
ボンブラック、鉄黒、ニグロシン、染料等を使用するこ
とができず、赤外域に反射もしくは透過のある着色剤を
使用しなければならないという問題点があった。
このような問題点を解決する方法として、特開昭48-637
27号、特開昭57-119363号に提案されるように、赤外光
を反射もしくは透過し、且つ黒色でない染顔料等の着色
剤を2種以上適度に結着樹脂と配合、混合、あるいは混
練することにより、黒色化したトナーを用いる手段があ
る。
27号、特開昭57-119363号に提案されるように、赤外光
を反射もしくは透過し、且つ黒色でない染顔料等の着色
剤を2種以上適度に結着樹脂と配合、混合、あるいは混
練することにより、黒色化したトナーを用いる手段があ
る。
このように黒色でない着色剤を組合せることにより、実
質的に黒色のトナーを得ることは可能であるが、実際に
トナーとして用いるためには、その色調のみならず上述
した赤外分光特性、更には摩擦帯電性等の電子写真特性
がいずれも良好であることが不可欠である。しかしなが
ら、このような電子写真特性についての検討は、上述し
た従来の黒色化トナーの提案におていは、全くなされて
いない。
質的に黒色のトナーを得ることは可能であるが、実際に
トナーとして用いるためには、その色調のみならず上述
した赤外分光特性、更には摩擦帯電性等の電子写真特性
がいずれも良好であることが不可欠である。しかしなが
ら、このような電子写真特性についての検討は、上述し
た従来の黒色化トナーの提案におていは、全くなされて
いない。
実際のトナーが満足すべき上記電子写真特性としては、
以下に述べるような種々の属性が考えられる。
以下に述べるような種々の属性が考えられる。
(1) トナーの電子写真特性として、好まし摩擦帯電
性、及び流動性を有すること。
性、及び流動性を有すること。
(2) 取扱い中、または貯蔵中にケーキング、凝集す
ることがなく、保存安定性が良いこと。
ることがなく、保存安定性が良いこと。
(3) 帯電的に環境依存性が小さいこと。
(4) くり返し多数回の複写に用いても、劣化のない
耐久特性を有すること。
耐久特性を有すること。
(5) にじみ、カブリがなく、鮮明な画質の画像を与
えること。
えること。
上記した電子写真特性の内、特に帯電特性は、トナーの
環境特性、画質等に大きな影響を与えるものであり、そ
れゆえ、特に荷電制御性は、着色剤の選択に際して極め
て重要である。
環境特性、画質等に大きな影響を与えるものであり、そ
れゆえ、特に荷電制御性は、着色剤の選択に際して極め
て重要である。
また、くり返しの複写によっても、キャリア汚染(いわ
ゆるスペント化)しにくく、結着樹脂への分散不良など
によりトナー表面にブリードしてトナー劣化を促進する
ことのない着色剤を選択しなければならない。
ゆるスペント化)しにくく、結着樹脂への分散不良など
によりトナー表面にブリードしてトナー劣化を促進する
ことのない着色剤を選択しなければならない。
しかしながら、本発明者らの検討によれば、従来の(複
数の着色剤の組合せによる)黒色化トナーにおいては、
色調ないし赤外分光特性に関してはある程度の結果が得
られたものの、摩擦帯電特性をはじめとする電子写真特
性に関しては、極めて不充分な結果しか得られなかっ
た。したがって、このような従来の黒色化トナーを用い
た場合には、耐久時、あるいは高温高湿、低温低湿時に
おいては、良好な画像を得ることは困難であった。
数の着色剤の組合せによる)黒色化トナーにおいては、
色調ないし赤外分光特性に関してはある程度の結果が得
られたものの、摩擦帯電特性をはじめとする電子写真特
性に関しては、極めて不充分な結果しか得られなかっ
た。したがって、このような従来の黒色化トナーを用い
た場合には、耐久時、あるいは高温高湿、低温低湿時に
おいては、良好な画像を得ることは困難であった。
発明の目的 本発明の目的は、赤外域の光を反射又は透過しうる着色
剤を含有する電子写真用トナーを提供することにある。
剤を含有する電子写真用トナーを提供することにある。
また別の目的は、充分な帯電特性を有する電子写真用ト
ナーを提供することにある。
ナーを提供することにある。
更に他の目的は、環境安定性が良く、特に低温低湿、高
温高湿それぞれの環境下に於いても、帯電量の差が小さ
い電子写真用トナーを提供することにある。
温高湿それぞれの環境下に於いても、帯電量の差が小さ
い電子写真用トナーを提供することにある。
更に他の目的は、キャリアのスペント化(キャリア汚
染)を起こしにくく、耐久性に優れた電子写真用トナー
を提供することにある。
染)を起こしにくく、耐久性に優れた電子写真用トナー
を提供することにある。
更に他の目的は、保存安定性の良好な電子写真用トナー
を提供することにある。
を提供することにある。
発明の概要 本発明者らは、結着樹脂中に含有させた場合に、黒色化
トナーとしての優れた分光反射特性のみらなず、帯電特
性、環境安定性をはじめとする良好な電子写真特性を与
える着色剤について鋭意検討したところ、銅フタロシア
ニン骨格の芳香核に特定のジカルボン酸イミド置換アル
キル基(以下「イミド置換アルキル基」と略称する場合
がある。)を導入してなる特定の誘導体が、結着樹脂中
において、好適な分光反射特性のみならず優れた帯電特
性をも発揮することを見出し、更には、この銅フタロシ
アニン誘導体が、特定構造のアゾ化合物およびフルオラ
ン化合物との組合せにおいて、優れた赤外分光反射特性
と、優れた電子写真特性とをともに有する黒色化トナー
を与えることを知見した。
トナーとしての優れた分光反射特性のみらなず、帯電特
性、環境安定性をはじめとする良好な電子写真特性を与
える着色剤について鋭意検討したところ、銅フタロシア
ニン骨格の芳香核に特定のジカルボン酸イミド置換アル
キル基(以下「イミド置換アルキル基」と略称する場合
がある。)を導入してなる特定の誘導体が、結着樹脂中
において、好適な分光反射特性のみならず優れた帯電特
性をも発揮することを見出し、更には、この銅フタロシ
アニン誘導体が、特定構造のアゾ化合物およびフルオラ
ン化合物との組合せにおいて、優れた赤外分光反射特性
と、優れた電子写真特性とをともに有する黒色化トナー
を与えることを知見した。
本発明の電子写真用トナーは、上記知見に基づくもので
あり、より詳しくは、結着樹脂中に、下記式(1)で示
されるフタロシアニン化合物と、下記式(2)で示され
るアゾ化合物と、下記式(3)で示されるフルオラン化
合物とを含有させたことを特徴とするものである。
あり、より詳しくは、結着樹脂中に、下記式(1)で示
されるフタロシアニン化合物と、下記式(2)で示され
るアゾ化合物と、下記式(3)で示されるフルオラン化
合物とを含有させたことを特徴とするものである。
(上記(1)式中、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、 又は−H(すべてが−Hである場合を除く)を示す。A
およびA1は、それぞれ、炭素数1〜5のアルキレン基を
示す。) (上記(2)式中、R1およびR3は、それぞれ、−COOH、
−OH、−NO2、−Cl又は−Hを示し、R2は−SO3Na又は−
Hを示す。) (上記(3)式中、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞ
れ、−H又は−CnH2n+1(n=1、2、3)を示し、X
はCl又はSO3Hを示す。) 本発明者らの実験によれば、本発明トナーの必須構成成
分たる上記フタロシアニン誘導体(1)において、銅フ
タロシアニン骨格に対する置換基が上記イミド置換アル
キル基以外の場合は、優れた分光反射特性と優れた帯電
特性とをともに有する黒色化トナーを得ることができな
かった。
およびA1は、それぞれ、炭素数1〜5のアルキレン基を
示す。) (上記(2)式中、R1およびR3は、それぞれ、−COOH、
−OH、−NO2、−Cl又は−Hを示し、R2は−SO3Na又は−
Hを示す。) (上記(3)式中、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞ
れ、−H又は−CnH2n+1(n=1、2、3)を示し、X
はCl又はSO3Hを示す。) 本発明者らの実験によれば、本発明トナーの必須構成成
分たる上記フタロシアニン誘導体(1)において、銅フ
タロシアニン骨格に対する置換基が上記イミド置換アル
キル基以外の場合は、優れた分光反射特性と優れた帯電
特性とをともに有する黒色化トナーを得ることができな
かった。
本発明に用いる上記フタロシアニン誘導体(1)におい
ては、イミド置換アルキル基の置換数が増すごとに、電
子写真特性たる荷電特性の著しい向上が見られる。これ
は、上記置換基中の官能基の組合せが、全体として、銅
フタロシアニン骨格の荷電特性を大幅に改善する因子と
して寄与しているためと推定される。
ては、イミド置換アルキル基の置換数が増すごとに、電
子写真特性たる荷電特性の著しい向上が見られる。これ
は、上記置換基中の官能基の組合せが、全体として、銅
フタロシアニン骨格の荷電特性を大幅に改善する因子と
して寄与しているためと推定される。
本発明のトナーにおいては、このような銅フタロシアニ
ン誘導体(1)の特性が、顕著な帯電促進作用を示す前
記アゾ化合物(2)およびフルオラン化合物(3)と組
合わされ、しかもこれら3種の着色剤が相互に良好な親
和性を示し、結着樹脂中に良好に分散されているため、
上述した分光特性、帯電特性のみならず、環境依存性が
少なく、且つ耐久性、保存安定性に優れた黒色化トナー
が得られるものと推定される。
ン誘導体(1)の特性が、顕著な帯電促進作用を示す前
記アゾ化合物(2)およびフルオラン化合物(3)と組
合わされ、しかもこれら3種の着色剤が相互に良好な親
和性を示し、結着樹脂中に良好に分散されているため、
上述した分光特性、帯電特性のみならず、環境依存性が
少なく、且つ耐久性、保存安定性に優れた黒色化トナー
が得られるものと推定される。
これに対して、従来の黒色化トナーにおいては、主にシ
アン系着色剤の分光特性、帯電特性が良好でなかったた
めに、トナー全体としてのこれらの特性が不充分であっ
たと推定される。更に、このような従来のトナーにおい
ては、着色剤相互の親和性が低く、しかも、着色剤の結
着樹脂への相溶性が低かったために、分散不良の着色剤
がトナー表面に露出し、前記したようなトナーのスペン
ト化、耐久劣化、保存安定性の低下、および感光ドラム
へのトナー融着が生じていたものと推定される。
アン系着色剤の分光特性、帯電特性が良好でなかったた
めに、トナー全体としてのこれらの特性が不充分であっ
たと推定される。更に、このような従来のトナーにおい
ては、着色剤相互の親和性が低く、しかも、着色剤の結
着樹脂への相溶性が低かったために、分散不良の着色剤
がトナー表面に露出し、前記したようなトナーのスペン
ト化、耐久劣化、保存安定性の低下、および感光ドラム
へのトナー融着が生じていたものと推定される。
以下、本発明を更に詳細に説明する。以下の記載におい
て、量比を表わす「部」および「%」は、特に断わらな
い限り重量基準とする。
て、量比を表わす「部」および「%」は、特に断わらな
い限り重量基準とする。
発明の具体的説明 本発明のトナーは、結着樹脂と、前記式(1)で示され
るフタロシアニン化合物と、前記式(2)で示されるア
ゾ系化合物と、前記式(3)で示されるフルオラン系化
合物とを必須構成成分として含有する。
るフタロシアニン化合物と、前記式(2)で示されるア
ゾ系化合物と、前記式(3)で示されるフルオラン系化
合物とを必須構成成分として含有する。
本発明においては、イミド置換アルキルフタロシアニン
化合物として、下記構造式(1)で示される化合物を用
いる。
化合物として、下記構造式(1)で示される化合物を用
いる。
上記(1)式中、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、 又は−Hを示す(ただし、X1ないしX4のすべてが、同時
に−Hであることはない)。AおよびA1は、それぞれ、
炭素数1〜5(好ましくは1〜2)のアルキレン基を示
す。
に−Hであることはない)。AおよびA1は、それぞれ、
炭素数1〜5(好ましくは1〜2)のアルキレン基を示
す。
上記(1)式中のX1ないしX4は、具体的には、以下のよ
うな官能基であることが好ましい。
うな官能基であることが好ましい。
上記(1)式において、イミド置換アルキル基(すなわ
ち、フタルイミド置換アルキル基および/又はマレイン
イミド置換アルキル基)の置換基数は、上記置換フタロ
シアニン化合物(1)の合成反応(例えば、ベンゼン環
に対する置換反応)における反応仕込み量、その他の反
応条件(溶媒、温度条件等)によって変化させることが
でき、これにより置換基数の異なる置換フタロシアニン
化合物(1)が得られている。本発明においては、銅フ
タロシアニン骨格に対してイミド置換アルキル置換基が
1〜4個、好ましくは1〜2個置換した形のフタロシア
ニン化合物(1)が用いられる。
ち、フタルイミド置換アルキル基および/又はマレイン
イミド置換アルキル基)の置換基数は、上記置換フタロ
シアニン化合物(1)の合成反応(例えば、ベンゼン環
に対する置換反応)における反応仕込み量、その他の反
応条件(溶媒、温度条件等)によって変化させることが
でき、これにより置換基数の異なる置換フタロシアニン
化合物(1)が得られている。本発明においては、銅フ
タロシアニン骨格に対してイミド置換アルキル置換基が
1〜4個、好ましくは1〜2個置換した形のフタロシア
ニン化合物(1)が用いられる。
上記置換基の置換基数は、例えば、核磁気共鳴吸収(NM
R)等の機器分析手段によって確認されている。
R)等の機器分析手段によって確認されている。
本発明においては、このような置換フタロシアニン化合
物(1)は単独で用いてもよく、また、必要に応じ、置
換基の種類、その置換位置、あるいは置換基数の異なる
2種以上の化合物の混合物として用いてもよい。
物(1)は単独で用いてもよく、また、必要に応じ、置
換基の種類、その置換位置、あるいは置換基数の異なる
2種以上の化合物の混合物として用いてもよい。
次に、上記置換フタロシアニン化合物(1)との組合せ
により良好な分光特性および電子写真特性を発揮するア
ゾ系化合物(2)およびフルオラン系化合物(3)につ
いて説明する。
により良好な分光特性および電子写真特性を発揮するア
ゾ系化合物(2)およびフルオラン系化合物(3)につ
いて説明する。
これらの化合物(2)および(3)は、トナーの帯電を
促進する作用が顕著であり、帯電制御性のある結着樹
脂、又は荷電制御剤、キャリアとの組合せを選ぶことに
より、プラス、マイナスどちらの帯電量においても、そ
の絶対量を作用させ得るが、特に、マイナス帯電量を増
加させる作用が顕著である。
促進する作用が顕著であり、帯電制御性のある結着樹
脂、又は荷電制御剤、キャリアとの組合せを選ぶことに
より、プラス、マイナスどちらの帯電量においても、そ
の絶対量を作用させ得るが、特に、マイナス帯電量を増
加させる作用が顕著である。
本発明において、上記アゾ系化合物としては、下記式
(2)で示される化合物を用いる。
(2)で示される化合物を用いる。
上記(2)式中、R1およびR3は、それぞれ−COOH、−O
H、−NO2、−Cl又は−Hを示すが、−COOH又は−Hであ
ることが好ましい。
H、−NO2、−Cl又は−Hを示すが、−COOH又は−Hであ
ることが好ましい。
また、R2は−SO3Na又は−Hを示すが、−Hであること
が好ましい。
が好ましい。
このようなアゾ系化合物(2)としては、公知のアゾ系
染顔料をそのまま用いることが可能であるが、アゾ系染
料、特にC.I.ソルベント・イエロー16(Solvent Yellow
16)、C.I.ソルベント・イエロー19、C.I.ソルベント・
イエロー21、C.I.ソルベント・オレンジ5(Solvent Or
ange5)、C.I.ソルベント・オレンジ6等の黄色ないし
橙色の油溶性アゾ染料が、必要に応じて2種以上組合せ
て、好ましく用いられる。
染顔料をそのまま用いることが可能であるが、アゾ系染
料、特にC.I.ソルベント・イエロー16(Solvent Yellow
16)、C.I.ソルベント・イエロー19、C.I.ソルベント・
イエロー21、C.I.ソルベント・オレンジ5(Solvent Or
ange5)、C.I.ソルベント・オレンジ6等の黄色ないし
橙色の油溶性アゾ染料が、必要に応じて2種以上組合せ
て、好ましく用いられる。
一方、前記フルオラン系化合物としては、下記式(3)
で示される化合物を用いる。
で示される化合物を用いる。
上記(3)式中、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞ
れ、−H又は−CnH2n+1(n=1、2、3)を示すが、
−H又は−C2H5であることが好ましい。
れ、−H又は−CnH2n+1(n=1、2、3)を示すが、
−H又は−C2H5であることが好ましい。
また、XはCl又はSO3Hを示すが、Clであることが好まし
い。
い。
このようなフルオラン系化合物(3)としては、公知の
染顔料をそのまま用いることが可能であるが、フルオラ
ン系染料、特に、C.I.ベーシック・レッド1(Basis Re
d 1)、C.I.ベーシック・バイオレット10(Basic Viole
t 10)等の赤色ないし紫色の塩基性フルオラン系染料
が、必要に応じて2種以上組合せて、好ましく用いられ
る。
染顔料をそのまま用いることが可能であるが、フルオラ
ン系染料、特に、C.I.ベーシック・レッド1(Basis Re
d 1)、C.I.ベーシック・バイオレット10(Basic Viole
t 10)等の赤色ないし紫色の塩基性フルオラン系染料
が、必要に応じて2種以上組合せて、好ましく用いられ
る。
本発明において、上述した置換フタロシアニン化合物
(1)、アゾ系化合物(2)、およびフルオラン系化合
物(3)は、結着樹脂100部に対して、それぞれ、0.5〜
10部(更には0.7〜8.5部)配合することが好ましい。
(1)、アゾ系化合物(2)、およびフルオラン系化合
物(3)は、結着樹脂100部に対して、それぞれ、0.5〜
10部(更には0.7〜8.5部)配合することが好ましい。
化合物(1)、(2)又は(3)いずれかの上記配合量
が0.5部未満では、これらの化合物の組合せによる実質
的な黒色を得ることが困難であり、また充分な画像濃度
を得ることができない。一方、上記いずれかの配合量が
10部を越えると、トナー帯電量の環境依存性が大とな
り、更に耐久中キャリアへのトナーのスペント化を早め
ることとなる。
が0.5部未満では、これらの化合物の組合せによる実質
的な黒色を得ることが困難であり、また充分な画像濃度
を得ることができない。一方、上記いずれかの配合量が
10部を越えると、トナー帯電量の環境依存性が大とな
り、更に耐久中キャリアへのトナーのスペント化を早め
ることとなる。
また、これらの化合物(1)、(2)および(3)の配
合量の合計は、結着樹脂100部に対して、1.5〜20部程度
であることが好ましい。
合量の合計は、結着樹脂100部に対して、1.5〜20部程度
であることが好ましい。
なお、本発明においては、必要に応じ、若干の色味の調
節のために、本発明の目的を損なわない範囲で前記化合
物(1)、(2)および(3)以外の公知の直接染料、
分散染料、酸性染料、塩基性染料、油溶性染料、あるい
は顔料を補助的着色剤として用いることも可能である。
これら補助的着色剤の添加量(合計量)は、結着樹脂以
外のトナーを構成する成分の合計量の1/2以下(より好
ましくは、1/3以下)であることが好ましい。
節のために、本発明の目的を損なわない範囲で前記化合
物(1)、(2)および(3)以外の公知の直接染料、
分散染料、酸性染料、塩基性染料、油溶性染料、あるい
は顔料を補助的着色剤として用いることも可能である。
これら補助的着色剤の添加量(合計量)は、結着樹脂以
外のトナーを構成する成分の合計量の1/2以下(より好
ましくは、1/3以下)であることが好ましい。
本発明のトナーに用いる結着樹脂としては、公知のもの
を含めて特に制限なく使用する事ができるが、例えば、
ポリスチレン、ポリクロロスチレン、ポリ−α−メチル
スチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレ
ン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合
体、スチレン−アクリル酸ブルチ共重合体、スチレン−
アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸フ
ェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル
共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、ス
チレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェ
ニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル
酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又は
スチレン置換体を含む単重合体又は共重合体);塩化ビ
ニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、低分子量ポリエ
チレン、低分子量ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、
ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチ
レン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂等が、単独で又は2種以上組合
せて使用できる。
を含めて特に制限なく使用する事ができるが、例えば、
ポリスチレン、ポリクロロスチレン、ポリ−α−メチル
スチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレ
ン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合
体、スチレン−アクリル酸ブルチ共重合体、スチレン−
アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸フ
ェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル
共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、ス
チレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェ
ニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル
酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又は
スチレン置換体を含む単重合体又は共重合体);塩化ビ
ニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、低分子量ポリエ
チレン、低分子量ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、
ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチ
レン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂等が、単独で又は2種以上組合
せて使用できる。
上記した樹脂の中でも、本発明においては、スチレン−
(メタ)アクリル酸樹脂、スチレン−(メタ)アクリル
酸エステル系樹脂、ポリエステル樹脂が好ましく用いら
れる。
(メタ)アクリル酸樹脂、スチレン−(メタ)アクリル
酸エステル系樹脂、ポリエステル樹脂が好ましく用いら
れる。
更に、本発明においては、次式で表わされるジオール成
分と、2価以上のカルボン酸、又はその酸無水物、又は
その低級アルキルエステルのいずれか1つ以上からなる
カルボン酸成分(例えばフマル酸、マレイン酸、無水マ
レイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、
ピロメリット酸など)とを共縮重合したポリエステル樹
脂が、特に好ましく用いられる。
分と、2価以上のカルボン酸、又はその酸無水物、又は
その低級アルキルエステルのいずれか1つ以上からなる
カルボン酸成分(例えばフマル酸、マレイン酸、無水マ
レイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、
ピロメリット酸など)とを共縮重合したポリエステル樹
脂が、特に好ましく用いられる。
(式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x、y
はそれぞれ1以上の整数であり、且つx+yの平均値は
2〜10である。) 一方、必要に応じて本発明のトナーと組合せて使用され
るキャリアとしては、磁性を有する物質、または磁性を
有しない物質のどちらでも使用可能であり、例えば、
鉄、鋼、フェライト、Ba-Feフェライト、Cu-Feフェライ
ト、Zn-Feフェライト、Sr-Feフェライト、及びクロム、
セリウム、マグネシウムの各酸化物、または、ジルコ
ン、ケイ素、二酸化ケイ素等が用いられる。これらの物
質は、平均粒径20〜100μm、好ましくは25〜70μm、
より好ましくは30〜65μmの粒子として用いられる。
はそれぞれ1以上の整数であり、且つx+yの平均値は
2〜10である。) 一方、必要に応じて本発明のトナーと組合せて使用され
るキャリアとしては、磁性を有する物質、または磁性を
有しない物質のどちらでも使用可能であり、例えば、
鉄、鋼、フェライト、Ba-Feフェライト、Cu-Feフェライ
ト、Zn-Feフェライト、Sr-Feフェライト、及びクロム、
セリウム、マグネシウムの各酸化物、または、ジルコ
ン、ケイ素、二酸化ケイ素等が用いられる。これらの物
質は、平均粒径20〜100μm、好ましくは25〜70μm、
より好ましくは30〜65μmの粒子として用いられる。
本発明のトナーには、必要に応じて、各種添加剤、例え
ば荷電制御剤、滑剤、微粉末シリカ、PVDF(ポリフッ化
ビニリデン)粉、などを混合しても良い。
ば荷電制御剤、滑剤、微粉末シリカ、PVDF(ポリフッ化
ビニリデン)粉、などを混合しても良い。
本発明のトナーは、常法に従い、上述した置換フタロシ
アニン化合物(1)、アゾ系化合物(2)、およびフル
オラン系化合物(3)を結着樹脂中に混練、分散させ、
粉砕(更には必要により分級)を行うことにより、体積
平均粒径が好ましくは5〜15μmの粒子として得られ
る。上記混練の際には、着色剤相互の混合性ないしこれ
らの結着樹脂への分散性向上の点からは、上記3種類の
化合物(1)、(2)および(3)をまず充分混合した
後に、結着樹脂中に分散させることが好ましい。
アニン化合物(1)、アゾ系化合物(2)、およびフル
オラン系化合物(3)を結着樹脂中に混練、分散させ、
粉砕(更には必要により分級)を行うことにより、体積
平均粒径が好ましくは5〜15μmの粒子として得られ
る。上記混練の際には、着色剤相互の混合性ないしこれ
らの結着樹脂への分散性向上の点からは、上記3種類の
化合物(1)、(2)および(3)をまず充分混合した
後に、結着樹脂中に分散させることが好ましい。
このようにして得られた本発明のトナーの摩擦帯電量
は、例えば以下のようにして測定することができる(ブ
ローオフ法)。
は、例えば以下のようにして測定することができる(ブ
ローオフ法)。
第1図に摩擦帯電量測定装置の一例を示す模式斜視図を
示す。
示す。
第1図を参照して、底に400メッシュ(磁性粒子)の通
過しない大きさに適宜変更することが可能)の導電性ス
クリーン1のある金属製の測定容器2に、摩擦帯電量を
測定しようとする現像剤約4gを入れ、金属製のフタ3を
する。このときの測定容器2全体(フタ3を含む)の重
量を秤り、W1(g)とする。次に、吸引機4(少なくと
も、測定容器2と接する部分は絶縁体からなる)を用い
て、吸引口5から吸引し、風量調節弁6を調整して真空
計7に示される圧力を70mmHgとする。
過しない大きさに適宜変更することが可能)の導電性ス
クリーン1のある金属製の測定容器2に、摩擦帯電量を
測定しようとする現像剤約4gを入れ、金属製のフタ3を
する。このときの測定容器2全体(フタ3を含む)の重
量を秤り、W1(g)とする。次に、吸引機4(少なくと
も、測定容器2と接する部分は絶縁体からなる)を用い
て、吸引口5から吸引し、風量調節弁6を調整して真空
計7に示される圧力を70mmHgとする。
この状態で充分(約1分間)吸引を行ない、トナーを吸
引除去する。このときの電位計8の電位を直読し、V
(ボルト)とする。ここで9はコンデンサーであり、こ
の容量をC(μF)とする。また、吸引後の測定容器2
全体の重量を秤り、W2(g)とする。この場合、現像剤
中のトナーの摩擦帯電量T(μC/g)は下式の如く計算
される。
引除去する。このときの電位計8の電位を直読し、V
(ボルト)とする。ここで9はコンデンサーであり、こ
の容量をC(μF)とする。また、吸引後の測定容器2
全体の重量を秤り、W2(g)とする。この場合、現像剤
中のトナーの摩擦帯電量T(μC/g)は下式の如く計算
される。
発明の効果 上述したように本発明によれば、結着樹脂中に、特定の
イミド置換アルキル銅フタロシアニン化合物と、特定の
構造を有するアゾ系化合物と、特定のフルオラン系化合
物とを含有させることにより、分光反射特性、帯電特性
にともに優れる黒色化トナーが得られる。
イミド置換アルキル銅フタロシアニン化合物と、特定の
構造を有するアゾ系化合物と、特定のフルオラン系化合
物とを含有させることにより、分光反射特性、帯電特性
にともに優れる黒色化トナーが得られる。
本発明のトナーは、上記フタロシアニン化合物等の特性
に基づき、帯電特性等の良好な電子写真特性を示すのみ
ならず、特に赤外において優れた分光特性を示すため、
良好な黒色画像を与えると同時に、現像剤濃度の正確な
検出が極めて容易である。
に基づき、帯電特性等の良好な電子写真特性を示すのみ
ならず、特に赤外において優れた分光特性を示すため、
良好な黒色画像を与えると同時に、現像剤濃度の正確な
検出が極めて容易である。
したがって、本発明のトナーは2成分現像剤を用いる現
像方法、特に、現像剤濃度の正確なコントロールが極め
て重要な、カラー電子写真用の黒色トナーとして好適に
用いられる。
像方法、特に、現像剤濃度の正確なコントロールが極め
て重要な、カラー電子写真用の黒色トナーとして好適に
用いられる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 上記処方の成分を充分混合し、黒色混合物4.6重量部を
得た。この黒色混合物(4.6部)に、プロポキシ化ビス
フェノールとフマル酸とを縮合して得られたポリエステ
ル樹脂100重量部を加え、更にヘンシェルミキサーを用
いて充分予備混合した後、ロールミルで溶融混練して混
練物とした。この混練物を冷却した後ハンマーミルを用
いて粗粉砕し、次いでエアージェット方式による微粉砕
機で微粉砕した。更に得られた微粉砕物を分級して5〜
20μmを選択し、微粉末シリカ0.3部を外部添加(混
合)して本発明の黒色化トナーとした。
得た。この黒色混合物(4.6部)に、プロポキシ化ビス
フェノールとフマル酸とを縮合して得られたポリエステ
ル樹脂100重量部を加え、更にヘンシェルミキサーを用
いて充分予備混合した後、ロールミルで溶融混練して混
練物とした。この混練物を冷却した後ハンマーミルを用
いて粗粉砕し、次いでエアージェット方式による微粉砕
機で微粉砕した。更に得られた微粉砕物を分級して5〜
20μmを選択し、微粉末シリカ0.3部を外部添加(混
合)して本発明の黒色化トナーとした。
このトナー100重量部と、フッ素樹脂コートしたFe-Cu-Z
nフェライト(平均粒径50μm、キャリア粒子)900重量
部とを混合し、現像剤とした。
nフェライト(平均粒径50μm、キャリア粒子)900重量
部とを混合し、現像剤とした。
この現像剤の可視および赤外域における分光拡散反射
率、及びキャリアとして使用したフッ素樹脂コートフェ
ライト粒子の分光拡散反射率を第2図に示す。この第2
図を見れば、赤外域においてキャリア粒子と本発明のト
ナーとの反射率の差が大きくなっていることが理解でき
よう。
率、及びキャリアとして使用したフッ素樹脂コートフェ
ライト粒子の分光拡散反射率を第2図に示す。この第2
図を見れば、赤外域においてキャリア粒子と本発明のト
ナーとの反射率の差が大きくなっていることが理解でき
よう。
上記により得た現像剤を、第3図に模式側面断面図を示
すようなカラー電子写真複写機に適用して画像形成テス
トを行った。
すようなカラー電子写真複写機に適用して画像形成テス
トを行った。
第3図を参照して、正帯電性を有するCdS感光体を具備
した感光体ドラム10上に形成された静電潜像は、現像器
16a中の上記現像剤により可視化され、すでにグリッパ
ー20によって転写ドラム19上に保持されている転写材
へ、21の転写コロトロンにより現像トナー粉像を転写し
た。
した感光体ドラム10上に形成された静電潜像は、現像器
16a中の上記現像剤により可視化され、すでにグリッパ
ー20によって転写ドラム19上に保持されている転写材
へ、21の転写コロトロンにより現像トナー粉像を転写し
た。
その後、定着手段を用いて転写画像を転写材に定着固定
して、複写物を得た。
して、複写物を得た。
上記の複写機を用いて耐久画像形成試験を行ったが、1
万枚の耐久後でも、カブリのない鮮明な画像が得られ
た。また、ドラム10へのトナー融点着もなかった、この
時、現像材の初期の帯電量と1万枚後の帯電量との比
(1万枚後の帯電量/初期の帯電量)は0.9となり、帯
電量にはほとんど変化はなかった。
万枚の耐久後でも、カブリのない鮮明な画像が得られ
た。また、ドラム10へのトナー融点着もなかった、この
時、現像材の初期の帯電量と1万枚後の帯電量との比
(1万枚後の帯電量/初期の帯電量)は0.9となり、帯
電量にはほとんど変化はなかった。
この現像剤の、低温低湿(15℃、10%RH)、常温常湿
(23℃、60%RH)および高温高湿(32.5℃、85%RH)、
条件下における帯電量変化を第4図に示す。この第4図
を見れば、このような極端な環境変動にもかかわらず、
本発明のトナーを含有する現像剤は、帯電的に安定して
いることが理解できよう。
(23℃、60%RH)および高温高湿(32.5℃、85%RH)、
条件下における帯電量変化を第4図に示す。この第4図
を見れば、このような極端な環境変動にもかかわらず、
本発明のトナーを含有する現像剤は、帯電的に安定して
いることが理解できよう。
なお、この第4図の摩擦帯電量は、現像剤中のトナー濃
度10%で、各環境下に2日間放置後、前述のブローオフ
法で測定した値である。
度10%で、各環境下に2日間放置後、前述のブローオフ
法で測定した値である。
実施例2 実施例1のポリエステル樹脂に代えて、スチレン−ジエ
チルアミノエチルメタクリレート樹脂(共重合比9:1、
重量平均分子量12000)を用いた以外は、実施例1と同
様にして本発明の黒色化トナーおよび現像剤を得た。
チルアミノエチルメタクリレート樹脂(共重合比9:1、
重量平均分子量12000)を用いた以外は、実施例1と同
様にして本発明の黒色化トナーおよび現像剤を得た。
この現像剤を用い、且つOPC(有機光導電体、負帯電
性)感光ドラム10を具備した第3図の装置を用いた以外
は、実施例1と同様に耐久画像形成試験を行ったところ
1.5万枚後でも、良好な画像が得られた。
性)感光ドラム10を具備した第3図の装置を用いた以外
は、実施例1と同様に耐久画像形成試験を行ったところ
1.5万枚後でも、良好な画像が得られた。
上記現像剤の帯電量変化の環境依存性を第4図のグラフ
に示す。
に示す。
実施例3 実施例1の黒色混合物(4.6部)に代えて、上記処方の
各成分と、色味調節剤たるフタロシアニングリーン0.1
部とを混合して得た黒色混合物(13.2部)を用いた以外
は、実施例1と同様にして、本発明の黒色化トナーおよ
び現像剤を得た。
各成分と、色味調節剤たるフタロシアニングリーン0.1
部とを混合して得た黒色混合物(13.2部)を用いた以外
は、実施例1と同様にして、本発明の黒色化トナーおよ
び現像剤を得た。
この現像剤を用いて、実施例1と同様に高温高湿下でく
り返し複写を2万枚行なったが、画像のにじみ、カブリ
は初期と変らず、良好な画像が得られた。
り返し複写を2万枚行なったが、画像のにじみ、カブリ
は初期と変らず、良好な画像が得られた。
比較例1 実施例1の黒色混合物(4.6部)に代えて、カーボンブ
ラック5重量部を使用した以外は実施例1とほぼ同様に
して、トナーを作成し、現像剤を得た。
ラック5重量部を使用した以外は実施例1とほぼ同様に
して、トナーを作成し、現像剤を得た。
この現像剤の分光拡散反射率を第2図に示す。可視及び
赤外域においても、上記反射率が小さく、反射濃度によ
る現像剤濃度検出には適していないことがわかる。
赤外域においても、上記反射率が小さく、反射濃度によ
る現像剤濃度検出には適していないことがわかる。
比較例2 実施例1の黒色混合物(4.6部)に代えて、上記3種の
着色剤を混合して得た黒色混合物(15.2部)を用いた他
は、実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を得た。
着色剤を混合して得た黒色混合物(15.2部)を用いた他
は、実施例1と同様にしてトナーおよび現像剤を得た。
分光反射率測定による測定では充分な赤外光の反射率を
得ることができたが、実施例1と同様な耐久画像形成試
験を行ったところ、8千枚で画像上のカブリが著しく増
し、実用上不可の状態となった。
得ることができたが、実施例1と同様な耐久画像形成試
験を行ったところ、8千枚で画像上のカブリが著しく増
し、実用上不可の状態となった。
この現像剤においては、初期の帯電量−11.3μC/gに対
し、8千枚時では−3.8μC/gと帯電量の絶対値がかなり
低い値であった。
し、8千枚時では−3.8μC/gと帯電量の絶対値がかなり
低い値であった。
このことから、この比較例2のトナーには、耐久的に充
分な帯電量が与えられなかったため、カブリが著しく増
加したものと推定される。
分な帯電量が与えられなかったため、カブリが著しく増
加したものと推定される。
また、常温常湿等の3つの環境下におけるこのトナーの
帯電量変化を第4図に示す。第4図を参照して、この比
較例2のトナーは、常温常湿ではほぼ適正な帯電量の値
を与えられるものの、低温低湿、高温高湿条件下におけ
る帯電量とは著しい差が見られ、帯電的に不安定なトナ
ーであった。
帯電量変化を第4図に示す。第4図を参照して、この比
較例2のトナーは、常温常湿ではほぼ適正な帯電量の値
を与えられるものの、低温低湿、高温高湿条件下におけ
る帯電量とは著しい差が見られ、帯電的に不安定なトナ
ーであった。
第1図は本発明において用いられる摩擦帯電量測定装置
の例を示す模式斜視図、第2図は実施例1で得られたト
ナー等の分光反射特性を示すグラフ、第3図は実施例で
用いたカラー電子写真複写機の概要を示す模式側面断面
図、第4図は、実施例、比較例のトナーの各環境下にお
ける帯電量を示すグラフである。 1……導電性スクリーン 2……測定容器 3……金属製の蓋 4……吸引機 5……吸引口 6……風量調節弁 7……真空計 8……電位計 9……コンデンサー 10……感光ドラム 16……現像部 19……転写ドラム 20……グリッパー 21……転写コロトロン 22……分離爪 代表図:第2図
の例を示す模式斜視図、第2図は実施例1で得られたト
ナー等の分光反射特性を示すグラフ、第3図は実施例で
用いたカラー電子写真複写機の概要を示す模式側面断面
図、第4図は、実施例、比較例のトナーの各環境下にお
ける帯電量を示すグラフである。 1……導電性スクリーン 2……測定容器 3……金属製の蓋 4……吸引機 5……吸引口 6……風量調節弁 7……真空計 8……電位計 9……コンデンサー 10……感光ドラム 16……現像部 19……転写ドラム 20……グリッパー 21……転写コロトロン 22……分離爪 代表図:第2図
フロントページの続き (72)発明者 藤田 亮一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 末松 浩之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−203455(JP,A) 特開 昭57−119363(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】結着樹脂中に、下記式(1)で示されるフ
タロシアニン化合物と、下記式(2)で示されるアゾ化
合物と、下記式(3)で示されるフルオラン化合物とを
含有させたことを特徴とする電子写真用トナー。 (上記(1)式中、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、 又は−H(すべてが−Hである場合を除く)を示す。A
およびA1は、それぞれ、炭素数1〜5のアルキレン基を
示す。) (上記(2)式中、R1およびR3は、それぞれ、−COOH、
−OH、−NO2、−Cl又は−Hを示し、R2は−SO3Na又は−
Hを示す。) (上記(3)式中、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞ
れ、−H又は−CnH2n+1(n=1、2、3)を示し、X
はCl又はSO3Hを示す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62001707A JPH07104618B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 電子写真用トナ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62001707A JPH07104618B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 電子写真用トナ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63170658A JPS63170658A (ja) | 1988-07-14 |
| JPH07104618B2 true JPH07104618B2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=11509022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62001707A Expired - Fee Related JPH07104618B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 電子写真用トナ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07104618B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2740260B2 (ja) * | 1988-05-11 | 1998-04-15 | キヤノン株式会社 | ジョセフソン素子 |
| JP2899308B2 (ja) * | 1989-05-12 | 1999-06-02 | 松下電器産業株式会社 | 超電導素子の製造方法 |
-
1987
- 1987-01-09 JP JP62001707A patent/JPH07104618B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63170658A (ja) | 1988-07-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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