JPH07104640A - ホログラム - Google Patents

ホログラム

Info

Publication number
JPH07104640A
JPH07104640A JP26983393A JP26983393A JPH07104640A JP H07104640 A JPH07104640 A JP H07104640A JP 26983393 A JP26983393 A JP 26983393A JP 26983393 A JP26983393 A JP 26983393A JP H07104640 A JPH07104640 A JP H07104640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
diffraction grating
grating film
repellent layer
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26983393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kato
哲也 加藤
Toshiki Sawake
淑樹 佐分
Naoyuki Kawazoe
尚幸 川添
Yasuhiro Mizutani
泰弘 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP26983393A priority Critical patent/JPH07104640A/ja
Priority to US08/314,501 priority patent/US5654116A/en
Publication of JPH07104640A publication Critical patent/JPH07104640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回折格子膜が大面積であって,かつ耐水性に
優れたホログラムを提供すること。 【構成】 干渉縞を記録した回折格子膜21と,該回折
格子膜21の片面側に配設したガラス基板22とを有
し,回折格子膜21の表面には接着剤6を介して設けた
カバープレート51,53とよりなる。ホログラム17
の側面部15には,撥水層1が被覆してある。また,干
渉縞を記録した回折格子膜21と,該回折格子膜の片面
側に配設したガラス基板22と,回折格子膜21の表面
を被覆した撥水層とよりなる構成とすることもできる。
撥水層は,エポキシ樹脂,フェノール樹脂,ブチラール
樹脂,アクリル樹脂等よりなる。この撥水層には,ワッ
クス等の含浸剤を含浸させることが好ましい。また,撥
水層としては,防湿処理剤を用いることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,回折格子膜が大面積で
あって,かつ耐水性に優れたホログラムに関する。
【0002】
【従来技術】ホログラムは,被表示像に関する入射光
を,回折,反射させて再生光とし,該再生光によって観
者に被表示像を視認させるものである。このホログラム
は,例えば,図11に示すごとく,ヘッドアップディス
プレイ装置に用いられる。該ヘッドアップディスプレイ
装置は,光源を有する表示器90と,該表示器90から
発する光30を回折・反射させるホログラム91と,該
ホログラム91からの回折光31を反射させて観者93
に表示像94を視認させるウインドシールド92とを有
する。上記ウインドシールド92には,上記回折光31
を反射させる蒸着膜921が蒸着されている。
【0003】ホログラム91は,図12に示すごとく,
回折格子膜97を配設したガラス基板912と,該ガラ
ス基板912を挟持するカバープレート913,914
とからなる。カバーガラス913は無反射コートガラス
等を用いることにより像品位の向上に寄与している。ま
た,カバーガラス914は,ホログラム911に耐水性
を付与している。ガラス基板912は,接着剤910に
より,カバーガラス913,914の間に封入されてい
る。図12,図13に示すごとく,回折格子膜910の
外周部20には,シール巾Sを設け,接着剤910によ
り回折格子膜97を密封している。
【0004】上記ホログラムを作製するに当たっては,
図12,図13に示すごとく,干渉縞を記録した回折格
子膜97をガラス基板912の上に形成する。次いで,
回折格子膜97の外周部20をシール巾Sとして除去す
る。次いで,この回折格子膜97及びガラス基板912
の外周部に接着剤910を塗布し,その上からカバーガ
ラス914を貼着固定する。また,ガラス基板912の
回折格子膜97と反対側の表面にも接着剤910を塗布
してカバープレート913を貼着する。これにより,ホ
ログラム91が得られる。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のホ
ログラムにおいては,回折格子膜97を周囲環境の湿度
に対して保護するために,回折格子膜97の外周部20
に,3〜8mmのシール巾Sが必要不可欠である。この
シール巾のため,回折格子膜97は,ホログラムよりも
遙に小さい面積となる。それ故,表示像94の表示面積
が限定される。また,シール巾Sを低減しようとする
と,接着剤910自体の改良が必要となる。それには,
大変な時間とコストが必要とされる。本発明はかかる従
来の問題点に鑑み,回折格子膜が大面積であって,かつ
耐水性に優れたホログラムを提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は,干渉縞を記録した回折格
子膜と,該回折格子膜の片面側に配設した基板とを有
し,上記回折格子膜の表面には接着剤を介して設けたカ
バープレートとよりなるホログラムであって,上記ホロ
グラムの側面部には,撥水層が被覆してあることを特徴
とするホログラムにある。
【0007】本発明において,上記撥水層は,透水性が
低いか,或いは水をはじく性質を有し,ホログラムの側
面部を被覆している。撥水層は,透明度,色,屈折率等
の光学的制約がなく,撥水層に用いられる原料の選択の
範囲が大きい。例えば,撥水層は,エポキシ樹脂,フェ
ノール樹脂,ブチラール樹脂,アクリル樹脂,シリコン
樹脂,ウレタン樹脂,フッ素樹脂等よりなり,ディップ
法,スプレー法,はけ塗り法等,様々な方法により,ホ
ログラムの側面部に形成される。
【0008】上記撥水層の厚みは,特に限定しないが,
50〜1000μmが好ましい。50μm未満の場合に
は,ホログラムの耐水性や撥水層の強度が低下するおそ
れがある。一方,1000μmを越える場合には,本発
明の目的を達成することが困難となる。
【0009】上記撥水層には,ワックス,パラフィン等
の含浸剤を添加されていることが好ましい。これによ
り,撥水層の樹脂部に存在する微孔を含浸剤により完全
に封止することができる。そのため,更に,撥水層の撥
水性を高め,ホログラムの耐水性を向上させることがで
きる。例えば,0.5〜1mmの厚みのフェノール樹脂
に,100〜140℃,10〜60分間の条件でワック
スを含浸させる。これにより,撥水性の高い撥水層が形
成される。
【0010】また,上記撥水層としては,変性アクリ
ル,ポリオレフィン,ブチル変性ゴム,ビニル,フロロ
アクリレート等の防湿処理剤を用いることもできる。こ
の防湿処理剤は,一般にIC基板へ耐水性を付与するた
めに用いられているものである。防湿処理剤は,フェノ
ール樹脂ほどの撥水性を期待することはできないが,シ
ール巾を3mm程度まで低減させることができる。
【0011】防湿処理剤は,ホログラムの側面部に液状
のシール剤を塗布し,自然乾燥して用いられる。防湿処
理剤の厚みは,10〜500μmであることが好まし
い。10μm未満の場合には,ホログラムの耐水性や撥
水層の強度が低下するおそれがある。一方,500μm
を越える場合には,本発明の目的を達成することが困難
となる。上記防湿処理剤は,70℃程度に加熱すること
が好ましい。これにより,防湿処理剤中の溶剤がホログ
ラムの外周部により強固に密着する。
【0012】上記基板とカバープレートとを接着してい
る接着剤としてはアクリル系等の紫外線硬化型,或いは
エポキシ樹脂,フェノール樹脂等の熱硬化型のものを用
いることができる。この中,特に,紫外線硬化型の接着
剤を用いることが好ましい。これにより,ホログラムを
加熱することなく,基板とカバープレートとを接着する
ことができる。
【0013】上記回折格子膜には,干渉縞が記録されて
いる。干渉縞の記録方法は,例えば,感光剤を含有する
感光膜に位相の異なる光を2方向から入射させることに
より,この2つの光束が感光膜において互いに干渉す
る。記録後は,通常これを現像し,接着剤及びカバープ
レートを用いて密封される。
【0014】上記基板としては,ガラス,樹脂等があ
り,硬質の板,又は可撓性を有するフィルム等として用
いられる。上記カバープレートは,1又は複数枚として
用いられ,基板の片面又は両面に貼着される。例えば,
片面に1枚のカバープレートを配設した場合には,ホロ
グラムは,基板とカバープレートとの2層構造をとる。
また,両面に各1枚ずつカバープレートを配設した場合
には,基板と2枚のカバープレートとからなる3層構造
をとる。また,両面に,複数枚ずつカバープレートを配
設してもよい。上記カバープレートとしては,ガラス,
樹脂,金属箔等が用いられる。
【0015】また,上記接着剤に撥水処理を施して,撥
水層を形成することもできる。かかるホログラムとして
は,例えば,干渉縞を記録した回折格子膜と,該回折格
子膜の片面側に配設した基板と,上記回折格子膜の表面
を被覆した撥水層とよりなることを特徴とするホログラ
ムがある。
【0016】上記撥水処理は,例えば,接着剤に,ワッ
クス,パラフィン等の含浸剤を添加することにより行
う。これにより,接着剤の撥水性を高め,ホログラムの
耐水性を向上させることができる。このホログラムは,
1枚だけの基板を用いているため,ホログラムの厚みを
薄くすることができる。
【0017】
【作用及び効果】本発明においては,ホログラムの側面
部は撥水層により被覆されているため,ホログラムの外
周部にシール巾を設ける必要がない。従って,回折格子
膜をホログラムの側面部まで拡大することができ,大面
積の回折格子膜を形成することができる。それ故,ディ
スプレイへの表示面積をホログラムの面積まで,拡大す
ることができ,より大きな表示像を再生表示することが
できる。
【0018】また,ホログラムの側面部に撥水層を設け
ている。そのため,回折格子膜とカバープレートとの間
に周囲環境の湿気が入り込むのを防止し,十分な耐水性
を確保することができる。また,撥水層は,接着剤より
も耐水性,撥水性が高い。そのため,撥水層は,接着剤
に必要とされていたシール巾よりも遙に薄い膜厚にする
ことができる。
【0019】更に,ホログラムは,基板,カバープレー
トを何枚用いて作製されていても,ホログラムの側面部
には,撥水層が形成されている。そのため,各基板,又
はカバープレートの間に湿気が入り混むことがない。そ
のため,長期間に渡って,ホログラムを使用することが
できる。また,本発明によれば,ホログラムの側面に撥
水層を設けるという簡単な処理を行うことにより,優れ
た耐水性を発揮することができる。本発明によれば,回
折格子膜が大面積であって,かつ耐水性に優れたホログ
ラムを提供することができる。
【0020】
【実施例】
実施例1 本発明にかかるホログラムについて,図1〜図6を用い
て説明する。本例のホログラム17は,図1に示すごと
く,干渉縞を記録した回折格子膜21と,回折格子膜2
1の片面側に配設したガラス基板22とを有している。
回折格子膜21の表面には,接着剤6を介してカバープ
レート51,53が設けられている。
【0021】ホログラム17の側面部15には,撥水層
1が設けられている。撥水層1は,透水性が低い,また
は水をはじく性質を有している。撥水層1は,厚み0.
5〜1mmの厚みのフェノール樹脂に,ワックスを含浸
させたものである。
【0022】カバープレート51,53とガラス基板2
2とを接着している接着剤6としては,エポキシ系熱硬
化型樹脂を用いる。接着剤6の屈折率は,1.55であ
る。回折格子膜21は,干渉縞が記録された重クロム酸
ゼラチン膜であって,膜厚10μm〜40μmである。
ガラス基板22は,透明なソーダガラスであって,11
2mm×46mm×1.8mmの大きさである。屈折率
は,1.52である。
【0023】カバープレート51,53は,透明なソー
ダガラスであって,112mm×46mm×1.0mm
の大きさである。屈折率は1.52である。カバープレ
ート51の大気側の表面には,MgF2 とTiO2 とを
交互に積層してなる反射防止膜52が形成されている。
また,カバープレート53の大気側の表面には,エポキ
シ樹脂に黒色の顔料を混合してなる散乱防止膜54が形
成されている。接着剤6は,エポキシ樹脂熱硬化型樹脂
(セメダイン社製,商品CS─2340─5)よりな
り,屈折率は1.55である。接着剤6の厚みは各々5
0μmである。
【0024】上記ホログラム17は,反射防止膜52側
から入射した光30を回折・反射させることにより,そ
の回折光31により映し出された表示像を観者に視認さ
せるものである。
【0025】次に,上記ホログラム17の製造方法につ
いて説明する。まず,100mlの4%ゼラチン溶液に
0.6gの重クロム酸アンモニウムを溶解して,感光剤
としての重クロム酸ゼラチン溶液を調製する。重クロム
酸ゼラチン溶液の屈折率は1.55である。次いで,上
記重クロム酸ゼラチン溶液をガラス基板の表面に膜厚1
0〜40μmとして塗布し,ゲル化又は乾燥後,20
℃,50%RH程度の雰囲気にて72時間放置し,安定
させる。これにより,ガラス基板の表面にゼラチンより
なる感光膜を形成する。
【0026】次いで,図3に示すごとく,上記感光膜2
10が形成されたガラス基板22を,焦点距離1000
mmを有する凸レンズ76とプリズム77との間に,屈
折率調整液75を介在させた状態で挟持する。屈折率調
整液75としては,シリコンオイルを用いた。
【0027】そして,図4に示すごとく,波長514.
5nmのアルゴン・レーザを再生光(入射角33.5の
時)540nm,600nmの2色になるように入射角
を振り,トータル500mJのレーザ・パワーを,プリ
ズム77側より入射光70として入射させる。入射光7
0は,入射後,屈折率が均質であるので,凸レンズ76
側に直線的に進行し,凸レンズ76の大気側の表面に形
成された反射膜761により反射される。この反射光7
1は,再度感光膜210を通過する。このとき,入射光
70と反射光71とは感光膜210において互いに干渉
するため,干渉縞が感光膜210に記録される。
【0028】反射光71の一部は,ガラス基板22によ
り反射されずに,屈折率調整液75及びガラス基板22
を通過し,プリズム77に入射し,該プリズム77の入
射面で一部が反射する。この場合,図4に示すごとく,
プリズム77の入射面の角度αを入射光70に対して調
整し,プリズム77の入射面の反射光71が感光膜21
0の方向へ進行しないようにするとよい。本例において
は,入射角αは30°とした。このように,プリズム7
7を配置することにより,ノイズの原因となる界面の反
射光による表示ノイズを除去することができる。
【0029】尚,プリズム77の側面部に光を吸収する
黒色塗装を施すことにより,プリズム77の入射面の反
射光が感光膜210の方向へ進行しないようにすること
ができる。これにより,上記感光膜210に干渉縞が記
録される。
【0030】露光後,上記ガラス基板22を色が抜ける
まで水洗し,市販の写真硬膜定着液(コダック社のラピ
ッド・フィクサ)に10分間浸漬した。水洗後,90%
続いて100%のイソプロピルアルコール液に10分間
浸漬し,熱風乾燥した。次に,150℃で4時間熱エー
ジングして,使用環境下で波長変化がないようにした。
これにより,ガラス基板22の片面に,干渉縞が記録さ
れた回折格子膜21が形成される。
【0031】次に,図5に示すごとく,厚み10μmの
散乱防止膜54を表面に形成したカバープレート(11
2mm×46mm×1.0mm)を準備する。散乱防止
膜54は,エポキシ樹脂に黒色の顔料を5%添加して混
合してなる(カシュー製グラスライト500)。一方,
反射防止膜52を表面に形成したカバープレート51
(112mm×46mm×1.0mm)を準備する。反
射防止膜52は,MgF2 とTiO2 とを交互に4層積
層した構成をとり,視感反射率は0.3%である。
【0032】尚,視感反射率は下記の式にて求めた。
【数1】
【0033】上式において,Y%は視感反射率,λは光
の波長(10nmステップ),S(λ)=1(フラット
光源),R(λ)は分光反射スペクトル,y(λ)は1
931C1Eのcolor matching fun
ctionを示す。ヘッドアップディスプレイ構成(図
11参照)にて正規像輝度3000cd/m2 としたと
きのノイズ像輝度を測定し(表示距離は1.9mであ
る),ノイズ率(下記参照)を求めた。また,このとき
のホログラム特性は図4のようであった。 ノイズ率=ノイズ像輝度×100/正規像輝度(%)
【0034】次に,上記カバープレート51,53表面
に接着剤6を各々50μm厚みに塗布する。次に,この
両カバープレート51,53をガラス基板22に対して
図5に示すように配置し,両カバープレート51,53
にてガラス基板22を接着剤6を介して挟持し,図6に
示すホログラムを得た。
【0035】その後,ホログラムの側面部15に,撥水
層1としてのフェノール樹脂を厚み0.5〜1mmに塗
布し,100〜140℃,10〜60分間の条件で含浸
剤としてのワックスを含浸させる。これにより,撥水性
の高い撥水層1を形成したホログラム17が得られる。
【0036】次に,本例の作用効果について説明する。
本例のホログラム17は,ホログラムの外周部にシール
巾を設けていないにもかかわらず,65℃,95%RH
の使用条件で1000時間もの間,殆ど再生波長が変化
することがなく,十分な使用上の信頼性を得ることがで
きた。また,図1,図2に示すごとく,回折格子膜21
とカバープレート51,53との間に周囲環境の湿気が
入り込むことがなく,十分な耐水性を確保することがで
きた。
【0037】更に,ホログラム17の側面部15に撥水
層1を設けているため,回折格子膜21をホログラム1
7の側面部15まで拡大することができ,大面積の回折
格子膜21を形成することができる。それ故,より大き
な表示像を再生表示することができる。
【0038】また,撥水層1は,接着剤6よりも耐水
性,撥水性が高い。そのため,撥水層1は,接着剤6に
必要とされていたシール巾よりも遙に薄い膜厚にするこ
とができる。また,ホログラム17の側面15に撥水層
1を設けるという簡単な処理を行うことにより,優れた
耐水性を発揮することができる。
【0039】尚,本例においては,予め反射防止膜52
及び散乱防止膜54が形成されたカバープレート51,
53を用いたが,回折格子膜21を形成したガラス基板
22を封止した後,又は撥水層1を形成した後に,上記
反射防止膜52又は/及び散乱防止膜54を後付けして
もよい。また,本発明のホログラム17は,再生時,記
録時ともノイズが小さく,表示像が鮮明であった。
【0040】実施例2 本例においては,図7,図8に示すごとく,撥水層10
として防湿処理剤を用いている。防湿処理剤は,フェノ
ール樹脂ほどの撥水性を期待することはできないが,ホ
ログラムの外周部20のシール巾Sを従来よりも3mm
程度まで低減させることができる。防湿処理剤は,ホロ
グラムの側面部に液状の防湿処理剤を貼着し,自然乾燥
して用いられる。防湿処理剤の厚みは,10〜500μ
mである。その他は,実施例1と同様である。本例にお
いても,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【0041】実施例3 本例のホログラムにおいては,図9に示すごとく,ガラ
ス基板22の回折格子膜21側の表面だけをカバープレ
ート53により被覆している。ガラス基板22の大気側
の表面には,反射防止膜52が形成されている。また,
カバープレート53の大気側の表面には,散乱防止膜5
4が形成されている。
【0042】その他は,実施例1と同様である。本例の
ホログラム17は,1枚のカバープレート53とガラス
基板22とからなる2層構造をとっている。そのため,
ホログラム17の厚みを薄くすることができる。その他
は,実施例1と同様である。
【0043】実施例4 本例のホログラムにおいては,図10に示すごとく,カ
バープレートを用いず,ガラス基板22の1層構造をと
っている。ガラス基板22の片面側には,干渉縞を記録
した回折格子膜21が形成されている。回折格子膜21
の表面全体は,撥水層11により被覆されている。一
方,ガラス基板22における回折格子膜21と反対側の
表面には,反射防止膜52が形成されている。
【0044】上記撥水層11は,接着剤としてのフェノ
ール樹脂に,含浸剤としてのワックスを含浸したもので
ある。これにより,接着剤の撥水性を高め,ホログラム
の耐水性を向上させることができる。また,撥水層11
には,カーボンブラックを混合して,黒色としておくこ
とが好ましい。これにより,本例の撥水層11に,前記
散乱防止膜と同様の働きを付与することができる。本例
のホログラム17は,1枚だけの基板を用いている。そ
のため,ホログラム17の厚みを薄くすることができ
る。その他は,実施例1と同様の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のホログラムの断面図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】実施例1の,回折格子膜に干渉縞を記録する方
法を示す説明図。
【図4】実施例1のホログラムの再生波長と回折効率と
の関係を示すグラフ。
【図5】実施例1の,ガラス基板とカバープレートとの
配置状態を示す説明図。
【図6】実施例1の,ガラス基板とカバープレートとの
積層状態を示す説明図。
【図7】実施例2のホログラムの断面図。
【図8】図7のB−B線矢視断面図。
【図9】実施例3のホログラムの断面図。
【図10】実施例4のホログラムの断面図。
【図11】ヘッドアップディスプレイ装置の原理図。
【図12】従来例のホログラムの断面図。
【図13】図12のC−C線矢視断面図。
【符号の説明】
1,10,11...撥水層, 15...側面部, 17...ホログラム, 21...回折格子膜, 22...ガラス基板, 51,53...カバープレート, 52...反射防止膜, 54...散乱防止膜, 6...接着剤, S...シール巾,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 泰弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 干渉縞を記録した回折格子膜と,該回折
    格子膜の片面側に配設した基板とを有し,上記回折格子
    膜の表面には接着剤を介して設けたカバープレートとよ
    りなるホログラムであって,上記ホログラムの側面部に
    は,撥水層が被覆してあることを特徴とするホログラ
    ム。
  2. 【請求項2】 干渉縞を記録した回折格子膜と,該回折
    格子膜の片面側に配設した基板と,上記回折格子膜の表
    面を被覆した撥水層とよりなることを特徴とするホログ
    ラム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記撥水層
    は,エポキシ樹脂,フェノール樹脂,ブチラール樹脂,
    アクリル樹脂,シリコン樹脂,ウレタン樹脂,及びフッ
    素樹脂のグループから選ばれる1又は2種以上の樹脂で
    あることを特徴とするホログラム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,又は3において,上記撥
    水層は,変性アクリル,ポリオレフィン,ブチル変性ゴ
    ム,ビニル,又はフロロアクリレート等の防湿処理剤で
    あることを特徴とするホログラム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3,又は4において,上記
    撥水層は,ワックス,パラフィン等の含浸剤が含浸され
    ていることを特徴とするホログラム。
JP26983393A 1993-09-30 1993-09-30 ホログラム Pending JPH07104640A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26983393A JPH07104640A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 ホログラム
US08/314,501 US5654116A (en) 1993-09-30 1994-09-28 Hologram

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26983393A JPH07104640A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 ホログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07104640A true JPH07104640A (ja) 1995-04-21

Family

ID=17477820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26983393A Pending JPH07104640A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 ホログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07104640A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019148738A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 セイコーエプソン株式会社 回折光学部材および虚像表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019148738A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 セイコーエプソン株式会社 回折光学部材および虚像表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5731060A (en) Holographic laminate
JP7545012B2 (ja) 反射防止コーティングを有する透明カバー
US5604611A (en) Hologram
US5631107A (en) Method for producing optical member
KR950014879B1 (ko) 홀로그래픽 스택 제조 방법
US6317227B1 (en) Hologram
EP0207992B1 (en) Flare reduction in holograms
CN101055329A (zh) 线栅起偏器、其制造方法以及在透射显示器中的用途
US5276537A (en) Diamondlike carbon thin film protected hologram and method of making same
US4789211A (en) Hologram stabilizing assembly and method
EP0043993B1 (en) Method and assembly for holographic exposure
US5335099A (en) Veiling glare control holographic windshield
JP3321849B2 (ja) ホログラム
CN116829351A (zh) 具有全息图元件和抗反射涂层的复合玻璃板
US5654116A (en) Hologram
EP0214226B1 (en) Process for improving holographic efficiency
JP2002277612A (ja) Ndフィルタ、ndフィルタの製造方法、光量調節装置および撮影装置
JP2825714B2 (ja) ホログラムを板ガラスに取り付ける方法
JPH06195016A (ja) ホログラフィー装置
JP2774509B2 (ja) 体積位相型ホログラムの製造方法
JPH07104639A (ja) ホログラム
JPH07104649A (ja) ホログラム
JP2000310936A (ja) ホログラム表示素子
JPH0597482A (ja) ホログラフイツク回折格子を用いた熱線反射ガラス
JP2003195018A (ja) 光散乱効果を有する積層体およびそれを用いた表示装置