JPH07105012B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH07105012B2
JPH07105012B2 JP33380789A JP33380789A JPH07105012B2 JP H07105012 B2 JPH07105012 B2 JP H07105012B2 JP 33380789 A JP33380789 A JP 33380789A JP 33380789 A JP33380789 A JP 33380789A JP H07105012 B2 JPH07105012 B2 JP H07105012B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば標準モード(以下、SPモードと略称す
る)で使用する通常再生用ヘッドと、長時間モード(以
下、EPモードと略称する)で使用する通常再生用ヘッド
とを備えた、アジマス記録方式のビデオ・テープ・レコ
ーダー(以下、VTRと略称する)等の磁気記録再生装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来の磁気記録再生装置の一例として、VTRを挙げ、そ
の回転ドラム上のヘッド配置を示す概略の平面図を第3
図に示す。
回転ドラム1上に、ダブル・アジマス・ヘッド10、ロー
タリー・イレーズ・ヘッド9、マイナス・アジマスのFM
オーディオ用ヘッド8、ダブル・アジマス・ヘッド11、
回転バランス用のダミー・ヘッド2、プラス・アジマス
のFMオーディオ用ヘッド7が、60度ずつ6等分される位
置に順次配置されている。また、ダブル・アジマス・ヘ
ッド10を構成するプラス・アジマスの映像ヘッド3とマ
イナス・アジマスの映像ヘッド6は、それぞれ、ダブル
・アジマス・ヘッド11を構成するマイナス・アジマスの
映像ヘッド4とプラス・アジマスの映像ヘッド5に180
度で対向するように配置されている。
上記4つの映像ヘッド3・4・5・6の内、SPモードで
は映像ヘッド3・4が、EPモードでは映像ヘッド5・6
が記録・通常再生兼用として使用される。また、スロ
ー、スチルなどの特殊再生には、これらの映像ヘッド3
・4・5・6が必要に応じて組み合わされて用いられ
る。具体的には、例えば、SPモードでのスチル再生に
は、2つの映像ヘッド4・6が、EPモードでのスチル再
生には、2つの映像ヘッド3・5が、また、SPモードで
のスロー再生には、3つの映像ヘッド4・5・6が、EP
モードでのスロー再生には、3つの映像ヘッド3・4・
5が、それぞれ組み合わされて用いられる。
次に、回転ドラム1上の回転軸方向(高さ方向)のヘッ
ド配置と各ヘッドのトラック幅(WT)を第4図に示す。
映像ヘッド3の高さを基準とした各ヘッドの相対的な高
さとそのトラック幅は、それぞれ、映像ヘッド3では±
0μm、46μm、映像ヘッド4では−6μm、58μm、
映像ヘッド5・6では+4.5μm、26μm、FMオーディ
オ用ヘッド7・8では+52.5μm、28μmとなる。な
お、+と−の符号は映像ヘッド3の位置より上方か、下
方かを示す。また、映像ヘッド5・6のトラック幅は、
図では26μmとしたが、VHS方式では26〜33μm、S−V
HS方式では26〜30μmの範囲で選定される。
上記のVTRにおいて、磁気テープの記録トラックのピッ
チ、すなわち、トラック・ピッチは、SPモードでは58μ
mに、EPモードでは19μmにそれぞれ設定され、ガード
バンドレス・アジマス記録が行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の構造では、以下に示すような問題
点がある。
まず、EPモードでの問題点について説明すると、トラッ
ク・ピッチが19μmであるのに対し、トラック幅がこれ
より広い26〜33μmに設定されているために、通常再生
時に映像ヘッド5・6は隣接トラックを7〜14μm走査
してしまい、クロストークが起こることになる。アジマ
ス記録では、アジマス損失によってこのクロストークの
影響を受けにくくすることができるが、やはり、クロス
トークの増加によって、振幅成分ノイズである背景ノイ
ズの増加や、位相成分の変動が電気的なジッタ成分とな
ってエッジ・ノイズの増加を招き、画質の低下を余儀無
くされる。
そこで、この対策として、映像ヘッド5・6の各トラッ
ク幅をトラック・ピッチ(19μm)に等しくなるように
設定することが考えられる。しかし、このようにする
と、EPモードでのスロー、スチルなどの特殊再生時にお
いて、映像ヘッド5・6が記録トラックの端に近くなる
と、記録トラックから外れ易くなることから、モニター
画面の上下に対応する映像出力が小さくなって、ノイズ
・バーが発生するという新たな問題が起こり、根本的な
解決にならない。
次に、SPモードでの問題点について説明すると、トラッ
ク・ピッチが58μmであるのに対し、トラック幅が映像
ヘッド3ではこれより狭い46μm、映像ヘッド4ではこ
れと同じ58μmに設定されているために、映像ヘッド3
の再生出力は、映像ヘッド4の再生出力と比較して小さ
くなり、フリッカーが発生する。
この対策として、映像ヘッド3・4の各トラック幅を同
じにして、フリッカーを減らす方法がある。しかし、こ
の方法では、映像ヘッド3・4の各トラック幅は49μm
程度になり、これはトラック・ピッチの58μmに比べて
小さく、このため通常再生時の出力が小さくなってしま
う。なお、この場合のEPモードで使用される映像ヘッド
5・6の各トラック幅は30〜33μm程度に設定されてい
る。
ところで、通常再生時の出力低下を防ぐために、映像ヘ
ッド3・4の各トラック幅をトラック・ピッチ(58μ
m)に等しくなるように設定することが考えられる。し
かし、このようにすると、EPモードでのスロー、スチル
などの特殊再生時に、この映像ヘッド3が用いられる
が、この場合、トラック・ピッチがトラック幅の約1/3
の19μmであるために、映像ヘッド3は同じプラス・ア
ジマスの隣の隣の記録トラックも同時に再生してしまう
という新たな問題が起こり、根本的な解決にならない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の磁気記録再生装置は、上記の課題を解決するた
めに、標準モードで通常再生を行う通常再生用ヘッドと
長時間モードで通常再生を行う通常再生用ヘッドを別々
に備えたアジマス記録方式の磁気記録再生装置におい
て、上記2つのモードで特殊再生を行う特殊再生用ヘッ
ドが設けられ、この特殊再生用ヘッドのトラック幅は標
準モードでのトラック・ピッチ以下で、かつ、長時間モ
ードでのトラック・ピッチよりも大きく設定され、上記
2つのモードで通常再生を行う通常再生用ヘッドのトラ
ック幅は各々のモードのトラック・ピッチとほぼ等しく
設定されていることを特徴としている。
〔作 用〕
上記の構成によれば、標準モードで通常再生を行う通常
再生用ヘッドのトラック幅を標準モードでのトラック・
ピッチにほぼ等しく、長時間モードで通常再生を行う通
常再生用ヘッドのトラック幅を長時間モードでのトラッ
ク・ピッチにほぼ等しく設定したので、通常再生におい
て、各種ノイズの原因となる隣接クロストークがほとん
ど無くなる。
また、標準モード及び長時間モードで特殊再生を行う特
殊再生用ヘッドを設け、この特殊再生用ヘッドのトラッ
ク幅を標準モードでのトラック・ピッチと同じか又は小
さく、かつ、長時間モードでのトラック・ピッチよりも
大きく設定したので、各種特殊再生においても、記録ト
ラックを忠実にトレースするようにでき、充分な再生出
力が得られる。
〔実施例〕
本発明に係る磁気記録再生装置の一実施例として、アジ
マス記録方式のVTRを挙げ、第1図及び第2図に基づい
て説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜
上、従来例の図面で示した部材と同一の機能を有する部
材には、同一の符号を付記する。
第1図は、回転ドラム上のヘッド配置を示す概略の平面
図である。
磁気テープ等の磁気記録媒体(図示されていない)が巻
きつけられる回転ドラム1上に、ダブル・アジマス・ヘ
ッド10、これから時計方向に52度回転した位置にマイナ
ス・アジマスのFMオーディオ用ヘッド8、さらに52度回
転した位置にダブル・アジマス・ヘッド17、さらに49度
回転した位置に回転バランス用のダミー・ヘッド2が順
次配置されている。そして、これらに180度で対向する
ように、ダブル・アジマス・ヘッド11、プラス・アジマ
スのFMオーディオ用ヘッド7、ダブル・アジマス・ヘッ
ド18、零アジマスのロータリー・イレーズ・ヘッド9
が、順次時計回りに配置されている。
また、ダブル・アジマス・ヘッド10を構成するプラス・
アジマスの映像ヘッド3とマイナス・アジマスの映像ヘ
ッド6は、それぞれ、ダブル・アジマス・ヘッド11を構
成するマイナス・アジマスの映像ヘッド4とプラス・ア
ジマスの映像ヘッド5に180度で対向するように配置さ
れている。同様に、ダブル・アジマス・ヘッド17を構成
するプラス・アジマスの映像ヘッド13とマイナス・アジ
マスの映像ヘッド14は、それぞれ、ダブル・アジマス・
ヘッド18を構成するマイナス・アジマスの映像ヘッド16
とプラス・アジマスの映像ヘッド15に180度で対向する
ように配置されている。
上記のヘッド配置は、VHS方式またはS−VHS方式の規格
による映像パターン及びHi−Fiパターンを満足するよう
に設定されている。
なお、マジマス角度は、映像ヘッド3・5・13・15では
+56度に、映像ヘッド4・6・14・16では−56度に、FM
オーディオ用ヘッド7では+30度に、FMオーディオ用ヘ
ッド8では−30度にそれぞれ設定されている。
上記8つの映像ヘッド3・4・5・6・13・14・15・16
の内、SPモードでは映像ヘッド3・4(通常再生用ヘッ
ド)が、EPモードでは映像ヘッド5・6(通常再生用ヘ
ッド)が記録・通常再生兼用として使用される。また、
スロー、スチルなどの特殊再生には、映像ヘッド13・14
・15・16(特殊再生用ヘッド)が必要に応じて選択され
て用いられる。具体的には、例えば、SPモードでのスチ
ル再生には、2つの映像ヘッド14・16が、EPモードでの
スチル再生には、2つの映像ヘッド13・15が、また、SP
モードでのスロー再生には、3つの映像ヘッド14・15・
16が、EPモードでのスロー再生には、3つの映像ヘッド
13・15・16が、また、SPモードでのスピード・サーチ再
生には、4つの映像ヘッド13・14・15・16が、EPモード
でのスピード・サーチ再生には、2つの映像ヘッド13・
16がそれぞれ選択されて用いられる。
SPモード及びEPモードで記録、通常再生、特殊再生を行
う場合に選択される映像ヘッド3・ 4・5・6・13・14・15・16を第1表にまとめて示す。
回転ドラム1上の回転軸方向(高さ方向)のヘッド配置
を第2図に示す。図では、各ヘッドのトラック幅(WT
も同時に示されている。
映像ヘッド15の高さを基準とした各ヘッドの相対的な高
さとそのトラック幅は、それぞれ、映像ヘッド15では±
0μm、46μm、映像ヘッド3・4では+22μm、58μ
m、映像ヘッド5・6では+12μm、19μm、映像ヘッ
ド14では−6μm、58μm、映像ヘッド13・16では+4
μm、26μm、FMオーディオ用ヘッド7・8では+54μ
m、28μm、ロータリー・イレーズ・ヘッド9では+68
μm、115μmとなる。なお、+と−の符号は映像ヘッ
ド3の位置より上方か、下方かを示す。
映像ヘッド15の高さを基準とした各ヘッドの相対的な高
さとそのトラック幅を第2表にまとめて示す。
上記の構成において、通常再生用の映像ヘッド3・4・
5・6とは別に特殊再生用の映像ヘッド13・14・15・16
を設けたので、特殊再生時の影響を考慮することなく、
通常再生用の映像ヘッド3・4・5・6のトラック幅を
設定できるようになる。これにより、SPモードで通常再
生を行う映像ヘッド3・4のトラック幅を標準モードで
のトラック・ピッチ(58μm)に等しく、EPモードで通
常再生を行う映像ヘッド5・6のトラック幅を長時間モ
ードでのトラック・ピッチ (19μm)に等しく設定したので、通常再生時、映像ヘ
ッド3・4、または、映像ヘッド5・6は隣接記録トラ
ックをほとんどトレースしなくなる。したがって、隣接
クロストークが起こらない。このため、クロストークに
起因する振幅成分ノイズ、いわゆる背景ノイズや、位相
成分ノイズ、いわゆるエッジ・ノイズがなくなり、画質
が改善される。また、2つの映像ヘッド3・4、また
は、映像ヘッド5・6のトラック幅を等しく設定したの
で、再生出力がほぼ等しくなり、フリッカーも発生しな
くなる。
また、SPモード及びEPモードで特殊再生を行う映像ヘッ
ド13・14・15・16のトラック幅を、SPモードでのトラッ
ク・ピッチ(58μm)以下で、かつ、EPモードでのトラ
ック・ピッチ(19μm)よりも大きく設定したので、各
種特殊再生において、記録トラックのトレース量が大き
くなるように、映像ヘッド13・14・15・16の切り換え
(第1表参照)ができる。これにより、映像出力が大き
くなり、ノイズ・バーの発生を抑制できる。
なお、特殊再生用の映像ヘッド13・14・15・16のトラッ
ク幅をそれぞれW13、W14、W15、W16とし、SPモードとEP
モードのトラック・ピッチをそれぞれPSP、PEPとする
と、VHS及びS−VHS方式の場合、PSP=3PEPの関係があ
るから、 0.75PSP≦W14≦PSP 0.75PSP≦W15≦2.5PEP PEP≦W13≦2PEP PEP≦W16≦2PEP の範囲で各トラック幅を設定することが、より好まし
い。ここで最初の不等式は、映像ヘッド14が本実施例で
はSPモードでのみ使用されるので、W14はできるだけPSP
に近い方が大きい再生出力を得る上で望ましいことから
導かれる。次の不等式は、映像ヘッド15がSPモードとEP
モードの両方で使用されるので、両モードで大きい再生
出力を得、かつ、EPモードのスチル再生で隣の隣の記録
トラックを再生しないようにするために、W15はPSPに近
いと共に3PEPよりも小さくする必要があることから導か
れる。残りの2つの不等式は、映像ヘッド13・16がSPモ
ードとEPモードの両方で使用されるので、両モードで大
きい再生出力を得、かつ、EPモードのスピード・サーチ
で隣の隣の記録トラックを再生しないようにするため
に、2PEPよりも小さくする必要があることから導かれ
る。
〔発明の効果〕
本発明の磁気記録再生装置は、以上のように、標準モー
ドで通常再生を行う通常再生用ヘッドのトラック幅を標
準モードでのトラック・ピッチにほぼ等しく、長時間モ
ードで通常再生を行う通常再生用ヘッドのトラック幅を
長時間モードでのトラック・ピッチにほぼ等しく設定し
たので、隣接クロストークがほぼ無くなり、これによ
り、振幅成分ノイズや位相成分ノイズが少なくなる。
また、標準モード及び長時間モードで特殊再生を行う特
殊再生用ヘッドを設け、この特殊再生用ヘッドのトラッ
ク幅を標準モードでのトラック・ピッチ以下で、かつ、
長時間モードでのトラック・ピッチよりも大きく設定し
たので、各種特殊再生においても、記録トラックを忠実
にトレースするようにでき、充分な再生出力が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図は、回転ドラム上のヘッド配置を示す概略の平面
図である。 第2図は、回転ドラム上の回転軸方向(高さ方向)のヘ
ッド配置と各ヘッドのトラック幅を示す説明図である。 第3図及び第4図は、従来例を示すものである。 第3図は、回転ドラム上のヘッド配置を示す概略の平面
図である。 第4図は、回転ドラム上の回転軸方向(高さ方向)のヘ
ッド配置と各ヘッドのトラック幅を示す説明図である。 1は回転ドラム、3・4・5・6は映像ヘッド(通常再
生用ヘッド)、13・14・15・16は映像ヘッド(特殊再生
用ヘッド)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準モードで通常再生を行う通常再生用ヘ
    ッドと長時間モードで通常再生を行う通常再生用ヘッド
    を別々に備えたアジマス記録方式の磁気記録再生装置に
    おいて、 上記2つのモードで特殊再生を行う特殊再生用ヘッドが
    設けられ、この特殊再生用ヘッドのトラック幅は標準モ
    ードでのトラック・ピッチ以下で、かつ、長時間モード
    でのトラック・ピッチよりも大きく設定され、上記2つ
    のモードで通常再生を行う通常再生用ヘッドのトラック
    幅は各々のモードのトラック・ピッチとほぼ等しく設定
    されていることを特徴とする磁気記録再生装置。
JP33380789A 1989-12-21 1989-12-21 磁気記録再生装置 Expired - Fee Related JPH07105012B2 (ja)

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