JPH07105178B2 - 碍子磁器筒部と磁器蓋との加熱接合方法 - Google Patents

碍子磁器筒部と磁器蓋との加熱接合方法

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JPH07105178B2
JPH07105178B2 JP24000091A JP24000091A JPH07105178B2 JP H07105178 B2 JPH07105178 B2 JP H07105178B2 JP 24000091 A JP24000091 A JP 24000091A JP 24000091 A JP24000091 A JP 24000091A JP H07105178 B2 JPH07105178 B2 JP H07105178B2
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porcelain
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porcelain lid
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隆 石川
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば懸垂型避雷碍子
などの碍子磁器筒部と碍子磁器蓋との加熱接合方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】送配電線路に雷サージが侵入した場合、
それを速やかに大地に放電するとともに、その後生じる
商用周波の続流電流を抑制遮断し、地絡事故を未然に防
止することができる懸垂型の避雷碍子が使用されてい
る。この避雷碍子は碍子本体の中央上部に形成した頭部
の外側にキャップ金具を嵌合してセメントにより固定
し、前記頭部の内側にピン金具を嵌合してセメントによ
り固定し、さらに碍子本体の笠部に一体形成した取付筒
部の内部に電圧−電流特性が非直線性を有する例えば酸
化亜鉛を主材とする抵抗素子を収容し、さらに前記取付
筒部の上下両端面には低融点ガラスを介して磁器製の蓋
を接合固定している。又、前記抵抗素子と電気的に接続
される端子金具を前記磁器蓋を貫通させて、その外端と
前記キャップ金具をリード線により、電気的に接続する
とともに、下部の磁器蓋からも端子金具を導出してリー
ド線によりピン金具に電気的に接続している。なお、前
記磁器製の蓋を使用するのは、碍子本体の表面の絶縁距
離の低下を抑制するためである。
【0003】前記取付筒部と磁器蓋との加熱接合に際し
ては、低融点ガラスを溶融するため電気炉を用いること
も考えられるが、電気炉の場合には避雷碍子全体が加熱
されるので、取付筒部の内部に収容した抵抗素子を不必
要に加熱するため、その電気的特性が失われるという恐
れがある。そこで取付筒部と磁器蓋との接合に際し、前
記局部加熱方式の高周波誘導加熱装置を使用することに
より、取付筒部と磁器蓋とを低融点ガラスにより接合す
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
加熱接合方法は、磁器蓋と比較して導電性及び熱伝導性
の高い端子金具に対し熱が速くしかも高熱となって伝達
されるので、端子金具付近の磁器蓋にクラックが入る可
能性が高く、気密信頼性を損ねるという問題があった。
【0005】この発明の目的は上記従来の技術に存する
問題を解消して、局部加熱方式により碍子磁器筒部の端
面に磁器蓋を接合する際、磁器蓋に端子金具が貫通して
いても、局部的な温度上昇を抑制して磁器蓋の損傷を抑
制し、確実に取付筒部と磁器蓋を接合することができる
加熱接合方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、碍子磁器筒部の端面に低融点ガラス等の接
合材を介して磁器蓋を接触し、該磁器蓋の表面に加熱装
置を配置して、該加熱装置により前記接合材を溶融して
前記磁器筒部の端面に磁器蓋を加熱接合するに際し、前
記磁器蓋と加熱装置との間に金属板を介在するという手
段をとっている。
【0007】
【作用】この発明は取付筒部の端面と対応する部分に低
融点ガラスなどの接合材を介して磁器蓋を接合し、この
磁器蓋の表面に少なくとも前記接合材と対応して金属板
を介して局部加熱装置を対応させたので、加熱装置の熱
が金属板を介して磁器蓋に伝達され、さらに低融点ガラ
スに伝達されるので、磁器蓋を貫通する端子金具への異
常な熱伝達が抑制され、このため端子金具付近の磁器蓋
の異常な加熱が抑制され、磁器蓋の損傷が防止される。
【0008】
【実施例】以下、この発明を懸垂型避雷碍子の取付筒部
と磁器蓋との接合方法に具体化した一実施例を説明す
る。
【0009】まず最初に懸垂型避雷碍子の構造を図3に
ついて説明すると、碍子本体1の中央上部には有蓋円筒
状の頭部2が一体に形成され、その頭部2の外周部には
セメント3を介してキャップ金具4が嵌合固定されてい
る。又、前記頭部2の内部にはピン金具5が嵌入されセ
メント3により接着固定されている。
【0010】前記碍子本体1の笠部6の下面にはひだ部
7が形成され、笠部6の中間部には上下を貫通するよう
に取付筒部8が一体に形成されている。この取付筒部8
の内部には複数の抵抗素子9がバネを内蔵した中間電極
24を介して収容され、前記取付筒部8の上下両端面に
は低融点ガラス10を介して上部磁器蓋11が加熱接合
固定されている。又、取付筒部8の下端面にも低融点ガ
ラス12を介して下部磁器蓋13が加熱接合されてい
る。前記抵抗素子9の上面と上部磁器蓋11の間には上
部電極板14が介在され、該電極板14には上部端子1
5の下端が溶接などにより固定され、該端子15は上部
磁器蓋11を貫通して外部に導出されている。この端子
15は、リード線16により前記キャップ金具4と電気
的に接続され、リード線16はナット17により前記端
子15に取着され、リード線16の他端はボルト18に
よりキャップ金具4に取着されている。なお、19は抵
抗素子が万一導通破壊した場合にアークを外部に誘導す
るアーク誘導板である。
【0011】前記抵抗素子9の下端面と下部磁器蓋13
との間には下部電極板20が介在され、該電極板20の
下面には下部端子21の上端が溶接等により固定され、
該端子21が下部磁器蓋13を貫通して下方に突出され
ている。さらに、この端子21はリード線22により前
記ピン金具5に電気的に接続されるとともに、前記リー
ド線22は前記端子21に螺合したナット23により取
着されている。
【0012】次に、上部磁器蓋11及び下部磁器蓋13
の接合方法を図1及び図2に基づいて順次説明する。図
1に示すように、上部磁器蓋11を接合する場合には取
付筒部8内に抵抗素子9を収容しない状態で、取付筒部
8の上端面に低融点ガラス10介して上部磁器蓋11を
接合し、この磁器蓋11の上面にコバールなどにより形
成したリング状の金属板25を介して黒鉛サセプター2
6を載置する。黒鉛サセプター26とその外周に巻装し
た誘導コイル27とからなる局部加熱装置28を載置す
る。なお、この時上部電極板14及び上部端子15は磁
器蓋11に取着されている。
【0013】前記加熱装置28を動作して黒鉛サセプタ
ー26に発生する熱を金属板25を介して上部磁器蓋1
1に伝達すると、磁器蓋11が加熱され、低融点ガラス
12がその熱により加熱溶融され、取付筒部8と磁器蓋
11が気密的に加熱接合される。この時、黒鉛サセプタ
ー26の熱が上部端子15に異常に高温となって伝達さ
れることはないので、端子15付近の磁器蓋11が局部
的に加熱されてクラックが生じることはなく、接合作業
がスムーズに行われる。
【0014】前記金属板25はリング状に形成されてい
るが、この場合には取付筒部8内が空洞となっているの
で、該取付筒部8と上部磁器蓋11との間の加熱を必要
とする低融点ガラス10付近のみを効率的に加熱するこ
とができる。
【0015】次に、図2に示すように碍子本体1を上下
逆向きにした状態で、取付筒部8の内部に抵抗素子9を
収容するとともに、下部電極板20及び下部端子21を
備えた下部磁器蓋13を低融点ガラス12を介して支持
し、さらに前記下部端子21を貫通する穴29aを形成
した金属板29を磁器蓋13の上面に載置し、この金属
板29の上面に局部加熱装置28を載せて加熱する。こ
の実施例の場合には、円板状の金属板29を使用したの
で、磁器蓋13や取付筒部8が均一に加熱され、局部加
熱による偏熱が生じることはなく、磁器蓋13等への応
力集中を無くして、破損を抑制することができる。
【0016】この下部磁器蓋13の接合の際にも、端子
21を介して局部的な熱が磁器蓋に伝達されることはな
く、従って磁器蓋13の損傷を防止することができる。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば懸垂型の避雷碍子以外の避雷碍子に応用する
など、この発明の主旨を逸脱しない範囲で各部の構成を
任意に変更して具体化することもできる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は、局部
加熱方式により碍子磁器筒部の端面に磁器蓋を接合する
際、磁器蓋に端子金具が貫通していても、局部的な温度
上昇を抑制して磁器蓋の損傷を抑制し、確実に取付筒部
と磁器蓋を接合することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付筒部と上部磁器蓋の加熱接合方法を示す断
面図である。
【図2】取付筒部と下部磁器蓋の加熱接合方法を示す断
面図である。
【図3】懸垂型避雷碍子の半縦断面図である。
【符号の説明】
1 碍子本体、6 笠部、8 取付筒部、9 抵抗素
子、10,12 低融点ガラス、11 上部磁器蓋、1
3 下部磁器蓋、14 上部電極板、15 上部端子、
20 下部電極板、21 下部端子、25,29 金属
板、26 黒鉛サセプター、27 誘導コイル、28
加熱装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍子磁器筒部の端面に低融点ガラス等の
    接合材を介して磁器蓋を接触し、該磁器蓋の表面に加熱
    装置を配置して、該加熱装置により前記接合材を溶融し
    て前記磁器筒部の端面に磁器蓋を加熱接合するに際し、
    前記磁器蓋と加熱装置との間に金属板を介在することを
    特徴とする碍子磁器筒部と磁器蓋との加熱接合方法。
JP24000091A 1991-09-19 1991-09-19 碍子磁器筒部と磁器蓋との加熱接合方法 Expired - Lifetime JPH07105178B2 (ja)

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JPH0581953A JPH0581953A (ja) 1993-04-02
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