JPH07105244A - 設計手順支援装置 - Google Patents

設計手順支援装置

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Publication number
JPH07105244A
JPH07105244A JP5245524A JP24552493A JPH07105244A JP H07105244 A JPH07105244 A JP H07105244A JP 5245524 A JP5245524 A JP 5245524A JP 24552493 A JP24552493 A JP 24552493A JP H07105244 A JPH07105244 A JP H07105244A
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parts
component
heterogeneity
existing
attribute
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Application number
JP5245524A
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English (en)
Inventor
Kozo Watanabe
剛三 渡辺
Bunzo Higashiya
文三 東谷
Kenji Fujita
健二 藤田
Kazuhiro Sumi
和宏 角
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設計手順を定型化できると共に、部品の共通
化を向上することができる設計手順支援装置を提案す
る。 【構成】 既存部品と、その既存部品の属性との関係を
記憶するデータベース手段と、設計対象の部品について
の設計仕様の入力情報から、設計対象の部品について必
要となる必要属性を抽出する手段と、抽出された必要属
性に基づいて前記データベース手段を検索し、前記必要
属性に適合する既存部品を検索する検索手段と、前記検
索手段が前記必要属性に適合する既存部品を発見できな
かった場合に、複数の既存部品を組み合わせることで前
記必要属性を満たす新規部品を設計する設計手段を具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は設計手順支援装置に関
し、特に、既存部品の中から目標の仕様に合致する部品
を選定し、又は既存部品を組み合わせて目標仕様に合致
する新規部品を設計する設計手順支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車は膨大な量の部品からな
る。従って、1台の自動車を設計することは膨大な量の
部品の設計、さらにはユニットの設計…を行なわなくて
はならない。このような膨大な設計を人間の手だけで行
うことは実質的に不可能なので、最近では、コンピュー
タ技術の進歩とともに所謂CAD(computer aided desi
gn)を用いてワークや部品そして、ユニットを設計し、
操作を簡略化することが盛んに行なわれている。
【0003】例えば、特開平2−128278号の「設
計手順支援装置」は、設計手順をフレームの形で記録
し、そのフレームには見出し情報を付与する。設計に不
具合が発見された場合には、該当するフレームを探索し
て所望の見出し情報を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、自動車などの設
計では、熟練者の知識が設計の効率化に大きく寄与する
場合がある。彼らは、要求仕様を具体化し、その要求し
ように基づいて設計を行うという明白な手順が頭のなか
にあるからである。またさらに彼らは、共通に使用でき
る部品を頭のなかに知識として有している。
【0005】このように、定型的な設計手順をいかに自
動設計に活かすか、いかに部品の共通化を図るかという
ことは今日でも大きな課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記従
来技術の欠点を解消するために提案されたもので、その
目的は、設計手順を定型化できると共に、部品の共通化
を向上することができる設計手順支援装置を提案するも
のである。かかる目的の本発明の構成は、部品を設計す
るための設計支援装置であって、既存部品と、その既存
部品の属性との関係を記憶するデータベース手段と、設
計対象の部品についての設計仕様の入力情報から、設計
対象の部品について必要となる必要属性を抽出する手段
と、抽出された必要属性に基づいて前記データベース手
段を検索し、前記必要属性に適合する既存部品を検索す
る検索手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】さらなる本発明の構成は、前記検索手段が
前記必要属性に適合する既存部品を発見できなかった場
合に、複数の既存部品を組み合わせることで前記必要属
性を満たす新規部品を設計する設計手段をさらに具備す
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら詳細に説明する。これから説明する実施例の
設計支援システムは、商品仕様を受け、設計者がユニッ
トの必要仕様を洗いだし、部品の構成を決め、且つ詳細
仕様を決定して行くという、部品構成設計業務へ適用す
るものである。この実施例のシステムは、設計の手順が
定型化できない場合であっても、設計者が用いる部品設
計に関する混沌とした専門知識をもとにコンピュータが
扱える形式で整理し、知識ベースとして蓄積する。これ
をもとに仕様書の解釈や流用部品の検索、部品,ユニッ
トの構成等を熟練設計者と同等な能力でコンピュタシス
テムに推論可能にした。
【0009】図1は本発明を適用した設計支援システム
のハードウエア構成を概略的に示したものである。この
設計システムは、マウス等のポインテイングデバイスや
キーボードあるいはデジタイザ等を含む入力装置2と、
設計や図形生成のために種々の演算を行う計算部3と、
これらの演算に使われる各種データベースやルールを記
憶するデータベース4と、設計されたワークの図形を表
示する表示装置1からなる。
【0010】本支援システムは、システムが解読可能な
形式で入力された要求をシステムが解釈し、その要求に
あった部品を探索し、要求にあった部品がない場合には
新規部品を設計するというものである。これにより、部
品を共通化できるとともに、設計手順を定型化できる。
図2は、入力装置2から入力されるデータが、データベ
ース4に格納されている各種データを用いてどのように
処理されて、最終的に、このシステムからどのような形
態で出力されるかを、即ち、設計支援がどのように行な
われるかを示す図である。
【0011】図中、10,11,12,13,14は入
力又は出力されるデータファイルであり、18,19,
20,21,22は設計に用いられる知識ベースであ
る。また、15は仕様書を解釈する手順であり、16は
仕様書の解釈に基づいて既存の部品のなかで流用可能な
部品を検索する「流用可能部品」を検索する手順であ
り、17は流用可能な部品がない場合における要求仕様
に合致した新規部品を設計する「新規部品設計」手順で
ある。
【0012】知識ベースは、述語型知識とルール型知識
との集合である。例えば、「100km走行に於て振動
の少ないステアリング」という「述語型」知識である。
「述語型」知識は静的な構造を有する知識である。ルー
ル型知識は、「〜ならば、〜しなさい」(IF−THE
N形式)というルール形式で表される。例えば、「10
0km走行仕様のステアリングならば、共振周波数は3
0HZ以下にしなさい」という形式である。仕様書解釈知識 まず、仕様書解釈知識ベースについて説明する。通常、
設計者は仕様書情報10から各部品に求められる性能
(属性要求)は何かを導きだしている。例えば、仕向地
が米国であれば、この仕様書から、設計者は“ステアリ
ング部品のタイプは左であり、ホイールの衝撃吸収機能
は必要である”という要求仕様を導きだす。そこで、
“○○という部品の××という項目は△△である”型の
知識は前述の述語型知識で記述できる。システムは、仕
様書要求10と知識ベース18のこの解釈ルールとを用
いて具体的な属性要求11を導出し、これらを設計上の
注意点として表示装置1上に出力する。流用可能部品,不適部品発見知識 流用可能部品発見知識19について説明する。本システ
ムでは、各部品を仕様書要求を満たすかどうかで、以下
の3つの適合レベルを定義する。
【0013】 :適合部品…属性要求11に一致する部品、 :属性要求以上の性能(所謂、オーバスペック)をも
つ部品 :属性要求を満たさない項目が1つでもある部品 これらの分類を行うために、属性要求の各項目について
各部品が要求を満たすかどうかを検索する必要がある。
そこで、本システムでは、この検索を容易にするために
後述の照合テーブルを用意し、そのテーブルを知識ベー
ス19,20に格納している。また、適合部品を探索す
る場合、ある評価基準を設け最適な部品構成を決定する
必要があるが、その基準は「異質度」という量により判
断する。異質度は専門の設計者が事前に設定して知識ベ
ース19,20に格納する。
【0014】手順12は、知識ベース19,20に格納
されている上記の知識と、既存部品データファイルに記
憶されている既存部品データとを照合して、要求仕様に
合う既存部品を探索する。新規部品構成知識 既存部品データファイル12の中から適合する部品が見
つからない場合には、「異質度」が最小の部品を流用す
ることと新しい組み合わせの部品を設計することが考え
られる。流用するには、上述したように、オーバスペッ
クの既存部品を使用すればよい。
【0015】新たに設計する場合には、以下の3つのル
ールを新規部品構成知識ベース21に設定した。 :新規部品は適合又は流用可能な部品同士で構成す
る。 :新規部品の適合レベルは全て流用可能とする。 :新規部品の異質度は、各構成要素の異質度の合計
に、一定のオフセットを加えたものとする。これは、新
しい部品を作ることの危険度を異質度に換算したもの
で、熟練した設計者が決定する。設計標準知識 一般に、新規部品を構成すると各構成要素からは予想で
きない不具合が生じたり、また、設計変更を行なった場
合にもそれに伴う不具合が発生し得る。このような場
合、最適部品構成例とともに不具合の防止対策が出力さ
れることが望ましい。本システムでは、最適部品に新規
構成部品が選ばれた場合や、最適部品構成中に不適部品
が含まれる場合、適切な不具合対策が出力されるよう
に、知識ベース22にルールを格納した。
【0016】以上の5つの知識ベースによって、もっと
も大きな構成要素について、「異質度」が最小となる部
品を「最適部品」と決定する。本システムでは、さら
に、その最適部品の部品番号と、それを構成する子部品
の部品番号などを出力する。もし、最適部品が新規部品
である場合には、過去の不具合に対する防止策を含め各
種設計アドバイスを表示装置1に出力する。
【0017】本システムにおいては、最適な部品構成と
して、どの部品が選択されるかは評価関数としての「異
質度」によるところが大きい。設計者が異質度を適時変
更しながら、その結果を検討できるように、新規部品の
構成時のオフセット(上記のオフセット)を含め、簡
単に編集できるようにした。以下、さらに本システムの
動作について詳細に説明する。データ形式 本システムの知識ベース等のデータは、IF-THEN形式で
記述されるプロダクションルールと、クラス名・属性名
・属性値の3つの組のデータとで表される。クラス名・
属性名・属性値の3つの組のデータはWM(ワーキング
メモリ)に格納され、更新が可能となっている。また、
15などの手順のプログラムは、プロダクションルール
に適合するデータがWMから取り出され、その結果、W
M内のデータが変更されるという形式で実行される。ま
た、本システムでは、ルール型の知識はプロダクション
ルールで記述し、述語型の知識はWMに蓄える方法を取
っている。全体の流れ 図3,図4は、図2に示したシステムの構成および動作
をさらに詳細に説明したものである。
【0018】図3のステップS100では、適合性フィ
ルタが読み込まれる。この適合性フィルタについては後
述する。ステップS200では入力装置1などから入力
された「仕様書解釈」が行なわれる。仕様書の解釈の手
順は、仕様を入力し、仕様を解釈し、矛盾を発見し、属
性を表示するというものである。ステップS100の詳
細な説明は図5に関連して行なわれる。
【0019】ステップS300では、ステップS200
で検出された要求仕様に基づいて、部品データインデッ
クスファイル12cと部品データファイル12aを用い
ながら「部品データの入力」が行なわれる。続くステッ
プS400では、部品構成インデックスファイル12d
と部品構成データファイル12bとを用いて「部品構成
の入力」が行なわれる。ステップS500では、異質度
ファイル19a若しくは入力装置1からの異質度データ
を入力する。ステップS300〜ステップS500の詳
細な手順は図6,図7のフローチャートに示される。
【0020】ステップS600ではショートスペックや
オーバスペック等の観点から、部品構成を考慮する。シ
ョートスペックでもオーバスペックでもない部品は適合
する部品であり、ショートスペックの部品は不適な部品
であり、オーバスペック名部品は流用可能な部品と判断
される。ステップS600の詳細な手順は図8〜図10
に示されている。
【0021】ステップS700では部品構成表や仕様書
などが出力される。ここで、例えば、入力された仕様書
が、「仕向地は米国である」と入力された場合を説明す
る。 仕様書解釈(ステップS200) ステップS200の詳細は図5に示される。ステップS
110に示されるように、本システムでは、元となる仕
様書情報を、仕様書ファイル10に入力しておき、そこ
からデータを読み込んで述語型の知識に変換してWMに
格納する。また、元となる仕様書情報は対話形式で入力
装置1から入力できるようになっている。このようにし
て生成されたデータは、ステップS11Oにおいて「仕
様書要求」11aというファイル名でWM内に格納され
る。例えば、仕様書が「仕向地が米国である」ならば、
項目「仕向地」の値valueは“米国”である。
【0022】設計者は、通常、仕様書情報から「各部品
に求められる性能(属性要求)何か」を導きだしてい
る。例えば、仕向地が米国であるならば、属性要求は、
「ホイールの衝撃吸収機能は必要」であり、「シャフト
のハンドルタイプは左」である。そこで、本システムで
は、ステップS120において、WM中の仕様書要求フ
ァイル11aと仕様書解釈ルール18bを用いて具体的
な「属性要求」を導出するというようにしている。仕様
書解釈ルール18bは、IF部が「仕様書要求」ファイル
11aで、THEN部が「属性要求」ファイル11bをWM
内に作る形式で記述される。前述の例では、「属性要
求」ファイル11bには、部品の種類:“シャフト”、
項目:“衝撃吸収”、値:“必要”、記事:“衝撃吸収
機能が必要”と格納される。
【0023】ステップS130では、WMのなかに蓄え
られた「属性要求」11bのなかで矛盾するものを見つ
ける。但し、ここで言う「矛盾」とは1つの部品に複数
の属性が要求された場合のことである。設計者は通常、
重要視している点、工夫すべき点をまとめている。これ
ら重要視している点、工夫すべき点が、「属性要求」フ
ァイル11bの記事の内容である。本システムでは、ス
テップS140において「属性要求」ファイル11bの
記事の内容を表示装置1に出力する。また、WM内の
「属性要求」ファイル11bの内容を「仕様書解釈」フ
ァイル11cに出力する。部品データの管理 流用可能部品を検索するには、既存部品を検索し易い形
でまとめておく必要がある。本システムでは、部品検索
を容易に行うために、「属性要求」の各項目で部品を検
索可能にしている。部品データファイル12aは図11
のような構造を有する。同図の例では、シャフト部品×
×××は、ハンドルタイプが右で、チルト機構が無しの
部品となっている。部品データの入力(ステップS300) 本システムでは、部品データファイル11aは、部品の
種類毎に複数のファイルに分割している。複数の部品デ
ータファイルを漏れなく読み込むために部品データイン
デックスファイル12cを設けてある。。このファイル
には、部品データファイルの全ての名前が記憶されてお
り、システムはステップS310(図6)で、この部品
データインデックスファイル12cを通して部品データ
ファイル12aを読み込む。読み込まれた部品データは
「部品データ」12eという名前でWMに書き込まれ
る。部品構成の入力(ステップS400) 「部品構成」ファイル12bとは、ある親部品がどのよ
うな子供部品で構成されているかを示すデータを含む。
「部品構成」ファイル12bの1つのレコードは、「部
品の種類」、「部品番号」、「子部品名」、「値」から
なる。部品構成ファイルも複数存在するために、インデ
クスファイル12dが必要となる。「部品構成」ファイ
ル12bと「部品構成インデックス」ファイル12dと
から読み込まれたデータは「部品構成」という名前のフ
ァイル12fとしてWMに書き込まれる。
【0024】ステップS330では、異質度ファイル1
9aから異質度パラメータの読み込みが行なわれる。
「異質度」とは、各部品が要求される仕様を満足しない
とき、その部品がどれほど「かけ離れている」かを示す
尺度である。読み込まれたデータはWM中に「異質度パ
ラメータ」19bという名前で書き込まれる。異質度パ
ラメータは、「異質度キー」フィールドと「値」フィー
ルドと「記事」フィールドを含む。図7の19bの例
は、シャフトのチルト機構の有無という点で仕様書要求
を満たさないことを示す。尚、「異質度キー」は後述の
「ショートスペック」「オーバスペック」という名のW
Mから異質度を算出するときに用いられる。 照合テーブル 本システムでは、各部品を仕様書要求を満たすかどうか
で分類することにし、その適合レベルの定義は前述した
ように、〜となる。これらの分類を行うために、属
性要求の各項目について各部品が要求を満たすかどうか
を検索する必要がある。そこで、本システムでは、この
検索を容易にするために図12のような照合テーブルを
用意した。
【0025】図12の例はエネルギー吸収に関する照合
テーブルの例を示すもので、この例では、 の適合部品の組み合わせ: A-a, B-a, C-a, D-
b, X-c の流用可能部品の組み合わせ: D-a, X-a, X-b の流用可能部品の組み合わせ: A-b, A-c, B-b, B-
c, C-b, C-c, D-c と判断される。このようなテーブルを用意した理由は用
語の統一が目的である。 不適部品,流用可能部品の発見(ステップS600) 不適部品,流用可能部品の発見(ステップS600)の
詳細について図8〜図10を用いて説明する。
【0026】前述の照合テーブルを元に、不適部品や流
用可能部品が発見される。例えば、図12の例の「エネ
ルギー吸収」に関しては、属性要求(仕様書解釈結果)
はA〜DとXのいずれかとなる。一方、部品データはa
〜cのいずれかである。その組み合わせによってその部
品が要求を満たすかを判別できる(図8のステップS6
10)。
【0027】20aは不適部品(ショートスペック部
品)を発見するルールを格納する。また、19bは流用
可能部品(オーバスペック部品)を発見するルールを格
納する。これらのルール20a,19bは夫々、属性要
求データ11bを満たさないものを発見すれば、それら
に関するデータを、「ショートスペック」20b,「オ
ーバスペック」19cという名のWMファイルに書き込
む。図8の例では、衝撃吸収の属性要求(11b)に対
して、部品番号“GJ24”は衝撃吸収機能が付いてい
ないという理由で不適(ショートスペック)と判断され
る。また、ホーン接点に“銀”以上という属性要求(1
1b)に対して、同じく部品番号“GJ24”はホーン
接点にリレーを使っているという理由で流用可能(オー
バスペック)と判断される。
【0028】本システムでは、適合か否かの判断は、
「ターゲット部品」、「子部品」という概念を導入して
なされる。そして、「ターゲット部品」、「子部品」の
判定に「ボトムライン」という概念が導入される。ステ
ップS630では、ボトムラインの確定が行なわれる。
「ボトムライン」とは子部品を持たない部品のことであ
る。図13にその例を示す。ボトムライン部品は部品の
最小単位なので新規部品は作られない。ボトムラインの
確定には、異質度パラメータが用いられる。最小構成単
位部品の評価は「適合レベル」と「異質度」の2つで行
う。各部品毎に「部品候補」21aというデータがWM
中に蓄えられる。図8の例では、シャフトGJ24はショー
トスペック(1)があるので「適合レベル」は“不適”
である。また、「組み合わせ」は既存部品なので“OK”
である。「異質度」は(1)の「異質度キー」“S6”
と同じ異質度キーを持つ「異質度パラメータ」を参照
し、その値は“15”となる。
【0029】尚、異質度の計算は次のようにして行う。
ある部品の異質度を知るには、その部品に関する「オー
バスペック」と「ショートスペック」の異質度を合計す
る。「オーバスペック」(「ショートスペック」)の異
質度とは、同じ異質度キーを有する異質度パラメータ
「値」フィールドのことである。中間ユニットとは子部
品を持つ部品のことである。中間ユニットの評価は全て
のボトムラインの部品を評価した後に行なわれる(ステ
ップS640)。評価対象の中間ユニットを「ターゲッ
ト」と呼ぶ。「ターゲット」は「タスクリスト」21b
の「部品の種類」フィールドに記述される。各中間ユニ
ットが評価済みであるかどうかは、部品候補が存在する
か否かで決まる。適合部品の発見(ステップS650) 適合部品とは要求仕様をちょうど満たす部品である。こ
のような部品を探索するには、ターゲット部品にも子部
品にも、「ショートスペック」も「オーバスペック」も
存在しないような部品を探せばよい。また、流用可能な
部品は、ターゲット部品、子部品ともにショートスペッ
クがないものを探す。また、不適な部品は、ターゲット
部品、子部品のいずれかにショートスペックがあるもの
を探す。尚、「中間ユニット」の適合レベルを決めるに
は、その部品だけでなく、それを構成する子部品につい
ても調べる必要がある。また、図14に、「ターゲット
部品」の選ばれる順序の例について示す。既存中間ユニットの評価(ステップS660) 既存の中間ユニットの評価は、「適合レベル」と「異質
度」の2つの観点で行う。各部品毎に「部品候補」21
aというデータがWMに蓄えられる。中間ユニットの異
質度は、その部品に関する各項目の異質度の総和に、そ
の部品を構成する子部品の異質度を加えたものとする。
また、適合レベルは、その部品と子部品の適合レベルの
うちの最低レベルとする。新規部品の作成(ステップS670) 設計者の経験では、通常の設計工程において適合部品が
うまく見つかる可能性は低い。つまり、構成設計におい
ては適合部品を探すよりも、要求使用になるべく近い部
品を検索するほうが意味がある。従って、自動設計支援
システムでは、何らかの評価基準を設ける必要がある。
前述したように、本システムでは評価基準として「異質
度」を設けた。この異質度とは、その部品が要求仕様に
対してどれだけかけ離れているかを示す尺度である。前
述の照合テーブルを用いて流用可能部品や不適部品を見
つける際には、各部品に異質度(失点)を与えることと
した。異質度の値は熟練設計者が与える。例えば、エネ
ルギー吸収に関しては、流用可能な組み合わせについて
は異質度“1”を、不適な組み合わせについては異質度
“5”を与える。各項目毎の異質度を合計すれば、その
部品の仕様書要求に対する異質度が判定できる。
【0030】既存部品で要求仕様を満たす部品(適合部
品)が全ての構成要素について見つかるとは限らない。
既存部品中で、異質度最小の部品を使用(あるいは、一
部設計変更後に使用)するのもよいが、その部品がいく
つかの構成要素に分けられる場合、今までに組み合わせ
たことのないもので新規部品を構成するのも1つの方法
である。例えば、異質度の小さなホイール本体とホーン
パッドを組み合わせれば、既存部品よりも異質度の小さ
い新規部品になる可能性がある。この点に新規部品を設
計する必要性が存する。
【0031】本システムでは、新規部品の構成ルールを
以下のように定めた。 (a)新規部品は適合又は流用可能な子部品同士を組み
合わせて作る。例えば、新しいステアリングホイールを
構成する場合には、適合又は流用可能なホイール本体と
ホーンパッドが夫々10個ずつあれば、新規部品は論理
的に100個可能である。但し、既存部品と重複する部
品が出現した場合や組み合わせることが不可能な組み合
わせについては除去するものとする。 (b)新規部品の適合レベルは全て「流用可能」とす
る。 (c)新規部品の異質度は、各構成要素の異質度の合計
に一定の「オフセット」を加えたものとする。オフセッ
トとは新しい部品を作ることの「危険性」を異質度に換
算したもので、専門家が決定する。例えば、組み合わせ
オフセットが1の時、異質度が3のホイール本体と異質
度が2のホーンパッドを組み合わせたときの異質度は6
(=1+2+3)となる。
【0032】新規部品については、新規中間ユニットの
評価が問題となる。この評価は、「適合レベル」と「異
質度」の2つで行う。各部品毎に「部品候補」というデ
ータ21aがWMに蓄えられる。既存部品の中間ユニッ
トの評価(ステップS640〜ステップS660)と異
なるところは、異質度を算出する際に前述した「オフセ
ット」が加算されることである。ここで、図10のステ
ップS670の21aに示しているように、適合レベル
は必ず“適合可能”とし、「組み合わせ」フィールドは
既存部品と区別付けるために“不明”(既存部品の中間
ユニットの「組み合わせ」は“OK”であった)とした。
既存部品の中間ユニットの評価(ステップS640〜ス
テップS660)と異なるところは、異質度を算出する
際に前述した「オフセット」が加算されることである。最適部品の決定 以上の結果、最も大きな構成要素、前述の例では“32
系部品”について異質度が最小となる部品を最適部品と
する。システムはその部品番号およびそれを構成する子
部品の部品番号などを出力する。適合性フィルタ 一般に新規部品を設計すると各項性要素からは予想もで
きない不具合が生じることがある。また設計変更を行な
った場合にも、それに伴う不具合が発生し得る。子のよ
うな場合、不具合防止対策が最適部品構成例と共に出力
されることが望ましい。本システムでは、最適部品に新
規構成部品が選ばれた場合や、最適部品構成中に不適部
品が含まれる場合、適切な不具合対策が出力されるよう
にする。即ち、新規部品に関する適合性フィルタはルー
ル知識18a(図3参照)に、設計変更に関する適合性
フィルタは不適部品発見ルール20aに記述した。出力結果の検討 本システムでは、最適部品として度の部品が選ばれるか
は、評価関数である異質度によるところが大きい。設計
者が異質度をランタイムに変更しながら、その結果を変
更できることが望ましい。そこで、本システムでは、
「異質度パラメータ」というデータをWM中に作成し、
その値を変更することで、各項目についての異質度や新
規部品構成時のオフセットを変更できるようにした。異
質度の初期値は異質度ファイル19a(図7のステップ
S330参照)によって決められる。変形 本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
【0033】例えば、上記実施例ではステアリングにつ
いての例を述べたが、本発明はそれに限定されず、部品
を属性によってに表現できるものであれば、その種類、
数には一切限定されない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の設計手順支
援装置によれば、要求される仕様を部品についての属性
に変換し、その属性で既存部品を検索するので、設計手
順が定型化でき、さらに既存部品の流用化が促進され
る。さらに、単一の既存部品では要求仕様に合致しない
場合でも、既存部品を組み合わせることにより要求仕様
に合致するものを設計するようになっているので、さら
に既存部品の流用化が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例の設計システムの概略
構成図。
【図2】図1のシステムの機能構成並びに個々の機能の
動作を示す図。
【図3】図1のシステムの全体的な動作を示すフローチ
ャート。
【図4】図1のシステムの全体的な動作を示すフローチ
ャート。
【図5】図3のステップS200の詳細手順のフローチ
ャート。
【図6】図3のステップS300の詳細手順のフローチ
ャート。
【図7】図3のステップS300の詳細手順のフローチ
ャート。
【図8】図3のステップS600の詳細手順のフローチ
ャート。
【図9】図3のステップS600の詳細手順のフローチ
ャート。
【図10】図3のステップS600の詳細手順のフロー
チャート。
【図11】部品データファイルの構造を示す図。
【図12】照合テーブルの構造を示す図。
【図13】ボトムラインを決定する手法を説明する図。
【図14】ターゲット部品を決定する手法を説明する
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角 和宏 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を設計するための設計支援装置であ
    って、 既存部品と、その既存部品の属性との関係を記憶するデ
    ータベース手段と、 設計対象の部品についての設計仕様の入力情報から、設
    計対象の部品について必要となる必要属性を抽出する手
    段と、 抽出された必要属性に基づいて前記データベース手段を
    検索し、前記必要属性に適合する既存部品を検索する検
    索手段とを具備した設計手順支援装置。
  2. 【請求項2】 前記検索手段が前記必要属性に適合する
    既存部品を発見できなかった場合に、複数の既存部品を
    組み合わせることで前記必要属性を満たす新規部品を設
    計する設計手段をさらに具備することを特徴とする請求
    項1に記載の設計手順支援装置。
  3. 【請求項3】 前記設計手段は、新規部品を決定したな
    らば、その新規部品についての属性情報を前記データベ
    ース手段に登録することを特徴とする請求項2に記載の
    設計手順支援装置。
  4. 【請求項4】 前記検索手段は、 必要属性を満たす単一の既存部品を発見した場合はその
    既存部品を仕様に最適の部品として出力し、 必要属性を過度に満たす場合には流用可能部品として最
    適部品の候補として登録することを特徴とする請求項2
    に記載の設計手順支援装置。
  5. 【請求項5】 前記設計手段は、複数の新規部品の中か
    ら最適部品を決定する際に個々の新規部品の各構成部品
    に対して必要属性との差異を示す異質度を決定し、 各新規部品について夫々の異質度の和を演算し、 新規部品の中から、最小の異質度の新規部品を最適部品
    として決定することを特徴とする請求項3または4に記
    載の設計手順支援装置。
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