JPH07105294B2 - トランス - Google Patents

トランス

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JPH07105294B2
JPH07105294B2 JP3310362A JP31036291A JPH07105294B2 JP H07105294 B2 JPH07105294 B2 JP H07105294B2 JP 3310362 A JP3310362 A JP 3310362A JP 31036291 A JP31036291 A JP 31036291A JP H07105294 B2 JPH07105294 B2 JP H07105294B2
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JP
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transformer
winding
secondary winding
primary winding
tape
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JP3310362A
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JPH05182843A (ja
Inventor
川 広 明 石
Original Assignee
協栄電気株式会社
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Publication date
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一次巻線と二次巻線と
を層状に巻装し、かつワニス処理構造を採用したトラン
スの改良に係り、特に一次巻線及び二次巻線間に芯材の
表裏に熱可塑性樹脂層を設けた絶縁テープを介在するこ
とによりバリヤレスに構成したトランスに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在の電子機器等は、小型、コンパクト
化等の要請から、組み込まれる種々の電子部品は、軽薄
短小であることが要求されており、本発明が提案するト
ランスも、その要請を満足するためのものである。とこ
ろで、トランスの小型化は、形状の小型化に加えて、I
EC(国際電気標準会議規格)及び世界の各国が独自に
定める電気標準規格を満足させるために、沿面距離を充
分に保つ必要があり、そのため図4に示した如く、絶縁
紙20やバリヤテープ21等を用いて、一次巻線22及
び二次巻線23間の沿面距離を確保し、かつワニス処理
構造を採用してトランス24を製作しているのが現状で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そうしたバリ
ヤテープ21の使用は、一次巻線22、二次巻線23の
両サイドがバリヤテープ21の介在により、本来の一次
巻線22及び二次巻線23を巻装すべきスペースが著し
く減少され、かつ電気特性面において不利となるほか、
小型化や生産性の合理化が大幅に阻害される。
【0004】また、上記構造のトランス24は、特に絶
縁性を高めるため絶縁紙20やバリヤテープ21の他に
ワニスを浸透させて絶縁性の向上を図っているが、ワニ
スを絶縁材に採用したトランス24は、ワニスの乾燥処
理、即ち、ワニスの硬化に、例えば乾燥温度、約110
度C±10度で、約8時間もの長時間の処理をしなけれ
ばならないため工程数も多く、製造工程のスピード化を
図ることができない等の問題を有していた。
【0005】そこで、従来においても図5に示した如
く、バリヤテープを用いない構造のトランス30の開発
がなされている。トランス30は、一次巻線31及び二
次巻線32自体に、例えポリエチレン、ポリエチレンテ
レフタレート等の絶縁部材33で被覆処理した巻線を使
用して構成している。従って、このトランス30は、前
述したトランス24のように一次巻線22、二次巻線2
3に介在する絶縁紙20や、両サイドにバリヤテープ2
1を省略することができるから、小型化や生産性の合理
化が大幅に増大する。
【0006】しかし、上記のトランス30は、巻線自体
を絶縁部材33で被覆処理する工程が非常に煩雑で、巻
線自体がコストアップとなり、トランス30が高価にな
ってしまう等の問題を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点に
鑑みてなされたものであり、一次巻線とニ次巻線とを層
状に巻装し、かつ、ワニス処理を採用したトランスにお
いて、一次巻線と二次巻線との間に芯材の表裏に熱可塑
性樹脂層を設けた絶縁テープが介在してなり、この絶縁
テープに設けられた熱可塑性樹脂層は両縁部が高い断面
略凹形状に構成されたものであることを特徴とするトラ
ンスを提供する。 又、一次巻線と二次巻線とを層状に巻
装し、かつ、ワニス処理を採用したトランスにおいて、
一次巻線と二次巻線との間に芯材の表裏に熱可塑性樹脂
層を設けた絶縁テープが介在してなり、この絶縁テープ
は熱可塑性樹脂層の幅が芯材の幅より広く構成されてな
ることを特徴とするトランスを提供する。 又、一次巻線
と二次巻線とを層状に巻装し、かつ、ワニス処理を採用
したトランスにおいて、一次巻線と二次巻線との間に芯
材の表裏に熱可塑性樹脂層を設けた絶縁テープが介在し
てなり、この絶縁テープに設けられた熱可塑性樹脂層は
両縁部が高い断面略凹形状に構成されたものであり、か
つ、熱可塑性樹脂層の幅が芯材の幅より広く構成されて
なることを特徴とするトランスを提供する。
【0008】
【作用】本発明は、上記の構成を採用したので、一次巻
線及び二次巻線間に芯材の表裏に熱可塑性樹脂層を設け
た絶縁テープの表裏に設けた熱可塑性樹脂層が、熱硬化
処理により巻装した表裏の一次巻線と二次巻線間で融け
て絶縁層を形成し、かつバリヤテープも不要で、しかも
巻線間の滑りも無く、ワニス処理が非常に短時間で良
く、またテープ巻き工程数も一回で良く、製造工程を簡
素化してトランスの小型化、製造工程の自動化が可能で
ある。
【0009】
【実施例】図1〜図3は、本発明になるトランスを示す
ものである。 図1は、本発明に係るトランスの第1実施
例を示すものである。 図1中、1はトランスであり、該
トランス1は、一次巻線2と二次巻線3間に絶縁テープ
4を介在して巻線2,3を巻装して構成されている。
尚、一次巻線2と二次巻線3との間に介在する芯材の表
裏に熱可塑性樹脂層を設けた絶縁テープ4における熱可
塑性樹脂層は両縁部が高い断面略凹形状に構成されたも
のであり、かつ、熱可塑性樹脂層の幅が芯材の幅より広
く構成されたものである。
【0010】ところで、前記絶縁テープ4は、芯材4a
(本実施例では、ポルエステルテープを採用)の表裏に
熱可塑性であって、かつ粘性を有する絶縁部材4b、4
b、例えばエポキシ樹脂を添設して構成され、一次巻線
2と二次巻線3をボビン5に巻装するに際し、一次巻線
2を巻装した後、絶縁テープ4を介在し、次いで二次巻
線3を順次巻装し、かつワニス処理構造を採用して構成
される。
【0011】図2は、本発明に係るトランスの第2の実
施例を示したものである。本実施例で開示するトランス
1は、一次巻線2と二次巻線3間の沿面距離を充分に採
ったトランス1であり、この実施例では、絶縁テープ4
を構成するに際し、芯材4aの表裏に粘性を有する絶縁
部材4b、4bを添設する場合、表面側の絶縁部材4b
の両サイドを長手方向に沿って一定厚みを持たせて凹状
に成るように構成し、一次巻線2と二次巻線3をボビン
5に巻装するに際し、二次巻線3を前記絶縁テープ4の
表面側の凹部内に嵌合して順次巻装することにより、二
次巻線3のボビン5の上下フランジ5a、5a側にバリ
ヤ部4cを形成して一次巻線2と二次巻線3間における
沿面距離を確保し、かつワニス処理構造を採用したもの
である。
【0012】図3は、本発明に係るトランスの第3の実
施例を示したものである。本実施例で開示するトランス
1は、一次巻線2と二次巻線3間の沿面距離を充分に採
ったトランス1であり、この実施例では、絶縁テープ4
を構成するに際し、芯材4aの表裏に粘性を有する絶縁
部材4b、4bを添設する場合、裏面側の絶縁部材4b
の両サイドを長手方向に沿って一定幅、芯材4a両サイ
ドより延出させることにより、折曲部4d、4dを構成
し、一次巻線2と二次巻線3をボビン5に巻装するに際
し、一次巻線2を巻装した後、一次巻線2の周囲に巻装
する絶縁部材4bの折曲部4d、4dの縁をボビン5の
上下フランジ5a、5aに当接することにより外側にカ
ールさせ、この外側に二次巻線3を巻装して、一次巻線
2と二次巻線3間における沿面距離を確保し、かつワニ
ス処理構造を採用して構成したものである。
【0013】上記の実施例に基づいて本発明に係るトラ
ンスの作用を説明する。本発明に係るトランス1は、一
次巻線2と二次巻線3巻に芯材4aの表裏に粘性を有す
る絶縁部材4b、4bを添設して構成下絶縁テープ4を
介在して一次巻線2と二次巻線3をボビン5に巻装して
構成するものであるから、先ず一次巻線2及び二次巻線
3を巻装する場合、両巻線2、3間に滑りが無く、従っ
て各巻線2、3の巻装作業が極めて容易で作業性が向上
する。
【0014】また、ボビン5に対する巻装作業終了後、
短時間の熱処理により絶縁テープ4の表裏に添設した絶
縁部材4b、4b、即ち、本実施例では、エポキシ樹脂
が融け、一次巻線2及び二次巻線3間に浸透し、硬化に
より両巻線2、3を安定に固定(バインド)するととも
に、各巻線2、3相互間の絶縁を良好にする。また、融
けた絶縁部材4b、4b間に浸透させたワニスの乾燥硬
化処理も、約80度C〜110度Cで処理する場合、略
1時間前後の短時間で硬化させることができるから、従
来のワニス処理によるトランス製作に比べて、製作工程
の大幅な時間の短縮を図ることができる。また、上記の
実施例のように三層構造によるトランス1の製造は、絶
縁テープ4の巻き工程数が一回で良いので、上記のワニ
スの乾燥処理の時間短縮に加え、より一層製造工程のス
ピード化を図ることができる。
【0015】また、第2の実施例で開示したトランス1
では、絶縁テープ4を構成するに際し、芯材4aの表裏
に粘性を有する絶縁部材4b、4bを添設する場合、表
面側の絶縁部材4bの両サイドを長手方向に沿って一定
厚みを持たせて凹状に成るように構成し、二次巻線3を
前記絶縁テープ4の表面側の凹部内に嵌合して順次巻装
することにより一次巻線2と二次巻線3間の沿面距離
も、IEC及び世界の各国が独自に定める電気標準規格
が求める距離規格を充分に確保できる。
【0016】また、第3の実施例では、絶縁テープ4を
構成するに際し、芯材4aの表裏に粘性を有する絶縁部
材4b、4bを添設する場合、裏面側の絶縁部材4bの
両サイドを長手方向に沿って一定幅、芯材4a両サイド
より延出させることにより、折曲部4d、4dを構成
し、一次巻線2と二次巻線3をボビン5に巻装するに際
し、一次巻線2を巻装した後、一次巻線2の周囲に巻装
する絶縁部材4bの折曲部4d、4dの縁をボビン5の
上下フランジ5a、5aに当接することにより外側にカ
ールさせ、この外側に二次巻線3を巻装して構成したも
のであるから、一次巻線2と二次巻線3間の沿面距離
も、第2の実施例と同様IEC及び世界の各国が独自に
定める電気標準規格が求める距離規格を充分に確保でき
る。
【0017】
【発明の効果】この発明は上記で詳細に説明した如く、
一次巻線と二次巻線とを層状に巻装し、かつワニス処理
構造を採用したトランスにおいて、一次巻線と二次巻線
間に、芯材の表裏に熱可塑性樹脂層を設けた絶縁テープ
介在して巻装して構成したので、一次巻線及び二次巻線
間に芯材の表裏に設けた絶縁テープの熱可塑性樹脂層
が、熱硬化処理により巻装した表裏の一次巻線と二次巻
線間で融けて絶縁層を形成する。従って、従来のトラン
スのように巻線間の沿面距離を確保するためバリヤテー
プを用いる必要もなく、しかも巻線間の滑りも無く、ワ
ニス処理も非常に短時間で済、テープ巻き工程数も一回
で良く、製造工程を簡素化でき、トランスの小型化、製
造工程の自動化が可能である等種々の優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトランスの第1の実施例を示す説
明図
【図2】本発明に係るトランスの第2の実施例を示す説
明図
【図3】本発明に係るトランスの第3の実施例を示す説
明図
【図4】従来のトランスの第1の例を示す説明図
【図5】従来のトランスの第2の例を示す説明図
【符号の説明】
1 トランス 2 一次巻線 3 二次巻線 4 絶縁テープ 4a 芯材 4b 絶縁部材 4c バリヤ部 4d 折曲部 5 ボビン 5a フランジ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次巻線と二次巻線とを層状に巻装し、
    かつ、ワニス処理を採用したトランスにおいて、一次巻
    線と二次巻線との間に芯材の表裏に熱可塑性樹脂層を設
    けた絶縁テープが介在してなり、この絶縁テープに設け
    られた熱可塑性樹脂層は両縁部が高い断面略凹形状に構
    成されたものであることを特徴とするトランス。
  2. 【請求項2】 一次巻線と二次巻線とを層状に巻装し、
    かつ、ワニス処理を採用したトランスにおいて、一次巻
    線と二次巻線との間に芯材の表裏に熱可塑性樹脂層を設
    けた絶縁テープが介在してなり、この絶縁テープは熱可
    塑性樹脂層の幅が芯材の幅より広く構成されてなること
    を特徴とするトランス。
  3. 【請求項3】 一次巻線と二次巻線とを層状に巻装し、
    かつ、ワニス処理を採用したトランスにおいて、二次巻
    線と二次巻線との間に芯材の表裏に熱可塑性樹脂層を設
    けた絶縁テープが介在してなり、この絶縁テープに設け
    られた熱可塑性樹脂層は両縁部が高い断面略凹形状に構
    成されたものであり、かつ、熱可塑性樹脂層の幅が芯材
    の幅より広く構成されてなることを特徴とするトラン
    ス。
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JPH05182843A JPH05182843A (ja) 1993-07-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5317926A (en) * 1976-07-31 1978-02-18 Tokyo Keidenki Kk Interrlayer insulated transformer

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JPH05182843A (ja) 1993-07-23

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