JPH0710540U - 不緩袋ナット - Google Patents
不緩袋ナットInfo
- Publication number
- JPH0710540U JPH0710540U JP4599293U JP4599293U JPH0710540U JP H0710540 U JPH0710540 U JP H0710540U JP 4599293 U JP4599293 U JP 4599293U JP 4599293 U JP4599293 U JP 4599293U JP H0710540 U JPH0710540 U JP H0710540U
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- Japan
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- screw
- inner cylindrical
- load
- cap nut
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ねじ孔の軸長全域によって荷重を均等に分担
し、応力集中を回避して荷重の制限を緩和できるるとと
もに、強力な不緩作用を発揮する効果が得られる構成
を、簡易で安価な工程で製作でき、しかも風雨に対し耐
久性を有する不緩袋ナットを提供する。 【構成】 外装体(11)と内筒ねじ体(12)とを溶
着部(19)により結合一体化する。外装体と内筒ねじ
体とを別体として予め製作した後に、これらを溶接によ
り結合して一体化する極めて簡易な工程を経て製作で
き、外装体に袋状部を容易に形成できる。内筒部に真円
に対し径内方向に変形した緩み止め部(17b)を設け
る。ねじ棒(20)の螺合により内筒部が真円になるよ
う緩み止め部を径外方向に変形させてその復元力でねじ
棒に対し圧接力を発生させることにより、内筒部のねじ
孔の軸長全域によって荷重を均等に分担し応力集中を回
避して荷重の制限を緩和できる。
し、応力集中を回避して荷重の制限を緩和できるるとと
もに、強力な不緩作用を発揮する効果が得られる構成
を、簡易で安価な工程で製作でき、しかも風雨に対し耐
久性を有する不緩袋ナットを提供する。 【構成】 外装体(11)と内筒ねじ体(12)とを溶
着部(19)により結合一体化する。外装体と内筒ねじ
体とを別体として予め製作した後に、これらを溶接によ
り結合して一体化する極めて簡易な工程を経て製作で
き、外装体に袋状部を容易に形成できる。内筒部に真円
に対し径内方向に変形した緩み止め部(17b)を設け
る。ねじ棒(20)の螺合により内筒部が真円になるよ
う緩み止め部を径外方向に変形させてその復元力でねじ
棒に対し圧接力を発生させることにより、内筒部のねじ
孔の軸長全域によって荷重を均等に分担し応力集中を回
避して荷重の制限を緩和できる。
Description
【0001】
本考案は、ビス若しくはボルト等のねじ棒に対し螺合して締付固定した後に振 動や外部衝撃によって緩むことのない上、ねじ山に対して荷重が均等に負荷され る不緩袋ナットに関するものである。
【0002】
一般に、ビス若しくはボルト等のねじ棒に対しナットを螺合して締付固定した 場合の結合荷重は、その大半がナットにおけるねじ棒に対し入口側の結合面の近 傍のねじ山に集中して負荷されるとされており、そのため、ねじ山の根本に応力 集中が生じ荷重を制限しなければならない問題があった。
【0003】 そこで本願と同一出願人は、このような問題を悉く解決した不緩ナットを案出 して出願しており、この不緩ナットについて、これを示した図5の斜視図、図6 の同使用状態の半截断面図、図7の同平面図を参照しながら以下に簡単に説明す る。即ち、この不緩ナット(1)は、円周に雌ねじ部(2a)を設けて軸方向に 貫通した円筒状の内筒部(2)と、この内筒部(2)の一端出口(3)に形成し た径外方向のカール部(4)を介して内筒部(2)を取り囲んで連設されるとと もに他端部に径外方向へ張り出す座(6)を形成した外筒部(5)と、内筒部( 2)の他端部入口(7)側に形成されてその曲率外周下端(8a)を座(6)の 座面(6a)と同一レベルに設定した径外方向のカール部(8)を具備し、これ らを比較的高弾性の例えばステンレス鋼板等の金属薄板で一体成形された形状に なっている。尚、外筒部(5)の外周は一般的なナットと同様にスパナ等の工具 と嵌合し得るように六角形に形成されている。
【0004】 この不緩ナットは、雌ねじ部(2a)をねじ棒(9)の雄ねじ部(9a)に螺 合して、被締付部材(10)を強固に締付固定し、座(6)の座面(6a)で被 締付部材(10)を押圧した場合、外筒部(5)の他端部に形成された座(6) が一般的なフランジ付きナットのフランジと同様の作用を発揮して緩みを阻止す る。また、締付固定した結合時に、結合荷重によって不緩ナット(1)が軸方向 に圧縮され、したがって径外方向に若干弾性拡径する座(6)を介して外筒部( 5)に軸方向の反力が生じ、この反力によって、カール部(8)を介して内筒 部(2)をその一端出口(3)側が最も強力に、且つ他端部入口(7)にかけて 漸減する力で径内方向に付勢して弾性縮径させるとともに、円筒状の内筒部( 2)の他端入口(7)に側に形成された径外方向のカール部(8)における曲率 外周下端(8a)が被締付部材(10)に干渉して、拡径させる。
【0005】
従って、前述の不緩ナット(1)は以下のような極めて顕著な効果を得られる 。即ち、前記の弾性縮径によってねじ棒(10)の雄ねじ部(9a)に対する 圧接力を増大して不緩力を高める。また、前記における一端出口(3)側が最 も強力に、且つ他端部入口(7)にかけて漸減する力で径内方向に付勢して弾性 縮径させることにより、一端部出口(3)側の雌ねじ部(2a)のねじ山にも荷 重が負担され、内筒部(2)のねじ孔全域によって荷重を均等に分担することに なり、且つ前記により前述の荷重の均等な分担が上がり、確実になされる。
【0006】 この不緩ナット(1)は、前述のような極めて顕著な効果を発揮することから 多方面に広く実用されているが、他端部入口(7)に径外方向のカール部(8) を備えた内筒部(2)に対しこの内筒部(2)を取り囲む状態で外筒部(5)を カール部(4)を介し一体化した比較的複雑な形状を、例えばステンレス鋼板等 の比較的高弾性の金属薄板をプレス加工等によって局部的に塑性変形させること により形成するので、製作工程が比較的複雑となり、コストダウン化を図るのが 困難であり、また、複雑な形状に一体成形するので、袋ナットのような袋状部を 形成することができず、そのため、屋外で使用する場合に風雨により劣化し易い 問題が残存している。
【0007】 そこで本考案は、ねじ孔の軸長全域によって荷重を均等に分担し、応力集中を 回避して荷重の制限を緩和できるるとともに、強力な不緩作用を発揮する効果が 得られる構成を、簡易で安価な工程で製作でき、しかも風雨に対し耐久性を有す る不緩袋ナットを提供することを技術的課題とするものである。
【0008】
本発明は、上記した課題を達成するための技術的手段として、不緩袋ナットを 次ように構成した。即ち、ビス若しくはボルト等のねじ棒に螺合して締付固定す る不緩袋ナットであって、一端入口側周端部に径外方向の座を備えた外筒部の他 端開口部に袋状部が施蓋状態に一体形成された形状に比較的高弾性の金属薄板で 成形された外装体と、内周面に雌ねじ部が刻設されるとともに真円に対し一部が 径内方向に変形した緩み止め部を有する断面非円形内筒部の一端入口側に径外方 向のフランジ部が形成された形状に比較的高弾性の金属薄板で成形された内筒ね じ部とを備え、前記外筒部とこれに嵌挿した前記フランジ部とが溶着部により結 合されて前記外装体と内筒ねじ部とが一体化されたことを特徴として構成されて いる。
【0009】
雌ねじ部をねじ棒の雄ねじ部に螺合していくと、ねじ棒の真円形状の雄ねじ部 により雌ねじ部における径内方向に変形した各緩み止め部が径外方向に弾性拡径 され、ねじ棒が内筒部を貫通した時点で内筒部が真円形状に変形され、緩み止め 部において変形により生じた復元力でねじ棒の雄ねじ部にに対し雌ねじ部が径内 方向に強く圧接し、高い不緩力が発生する。この径内方向への圧接力は内筒部の 略全体にわたり均等に発生するので、雌ねじ部の軸長全域によって荷重を均等に 分担できる。一方、締付固定時に外装体の径外方向の座が被締付部材の締付面ま たは座金等に干渉して径外方向に若干弾性拡径され、この座と溶着部を通じ一体 のフランジ部も径外方向に同様に弾性拡径されるので、雌ねじ部の一端入口側箇 所への荷重の集中を確実に防止できる。また、外装体に袋状部(16)を備えて いることから一般的な袋ナットと同様の風雨に対する耐久性を得られる。
【0010】
以下、本考案の好ましい一実施例について図面を参照しながら詳述する。図1 は本考案の一実施例の半截断面図、図2は同底面図をそれぞれ示す。本考案の不 緩袋ナットは、外装体(11)と内筒ねじ体(12)との二部材を溶接により一 体的に結合した構成になっいる。外装体(11)は、スパナ等の工具を嵌合し得 るように外周が六角形の筒状となった外筒部(13)と、この外筒部(13)の 一端側(図1の下端側)から径外方向に張り出して外周端が円形となった座(1 4)と、外筒部(13)の他端から段部(15)を介して外筒部(13)に施蓋 状態に連設された袋状部(16)とが、スレンレス等の比較的高弾性の金属薄板 をプレス加工などによって塑性変形させることにより一体に形成されている。
【0011】 一方、内筒ねじ体(12)は、これの平面および縦断面を示す図3(a),( b)にも明示するように、内周面に雌ねじ部(17a)が刻設された内筒部(1 7)の一端入口に径外方向のフランジ部(17)が延設された形状に、ステンレ ス等の比較的高弾性の金属薄板をプレス加工等によって局部的に塑性変形させて 形成されている。フランジ部(18)の外周は、外装体(11)の外筒部(13 )の内周面と略同一の六角形に形成されており、このフランジ部(18)が図2 に示すように外筒部(13)に嵌挿され、且つこの両者がレーザー溶接等による 溶着部(19)により強固に一体結合されている。また、内筒部(17)は、予 め真円の円筒状に形成された後に、互いに相対向する二組の計四箇所を絞り加工 により径内方向に塑性変形させて緩み止め部(17b)が形設され、従って全体 として非円形の筒状になっており、雌ねじ部(17a)のフランジ部(18)の 対向部分のみが真円形状になっている。そして、この内筒部(17)の他端外周 における緩み止め部(17b)を除く部分が図1に示すように外装体(11)の 段部(15)の内面に接合している。
【0012】 前記構成において、内筒ねじ体(12)のみの平面を示した図4のように、雌 ねじ部(17a)をねじ棒(20)の雄ねじ部に螺合していくと、ねじ棒(20 )の真円形状の雄ねじ部により雌ねじ部(17a)における各緩み止め部(17 b)が径外方向に弾性拡径され、ねじ棒(20)が内筒部(17)を貫通した時 点で、図4に示すように内筒部(17)が真円形状に変形され、同図に矢印で示 すように、各緩み止め部(17b)において変形により生じた復元力でねじ棒( 20)の雄ねじ部にに対し雌ねじ部(17a)が径内方向に強く圧接し、高い不 緩力が発生する。一方、前述の径内方向への圧接力は、内筒部(17)のフラン ジ部(18)の対向箇所を除く略全体にわたり均等に発生するので、ねじ孔、つ まり雌ねじ部(17a)の軸長全域によって荷重を均等に分担できる。
【0013】 しかも、一般的なナットにおいて荷重が集中していた雌ねじ部(17a)の一 端入口側部分は、外周部にフランジ部(18)が形成されていることにより元か ら真円形状であるため、前述のような径内方向への圧接力が発生しない。更に、 締付固定時に外装体(11)の径外方向の座(14)が被締付部材の締付面また は座金等に干渉して径外方向に若干弾性拡径され、この座(14)と溶着部(1 9)を通じ一体のフランジ部(17)も径外方向に同様に弾性拡径される。この 2点の機能もしくは作用の結果、雌ねじ部(17a)の一端入口側箇所への荷重 の集中を確実に防止できる。即ち、前述の図5乃至図7で示した不緩ナット(1 )と同等の機能を得ることができ、その他に、外装体(11)に袋状部(16) を備えていることから一般的な袋ナットと同様の風雨に対する耐久性を得ること もできる。
【0014】 この不緩袋ナットの製造に際しては、外装体(11)と内筒ねじ体(12)と は別体として予め製作した後に、これらを溶接により結合して一体化する極めて 簡易な工程を経て製作できるので、製造コストを大幅に低減することができる。 しかも、内筒ねじ体(12)とは予め別体に作る外装体(11)に、袋状部(1 6)を容易に一体形成することができる。
【0015】
以上のように本考案の不緩袋ナットによると、外装体と内筒ねじ体とを溶着部 により結合一体化した構成としたので、製造に際して、外装体と内筒ねじ体とを 別体として予め製作した後に、これらを溶接により結合して一体化する極めて簡 易な工程を経て製作できるので、製造コストを大幅に低減することができるとと もに、外装体に袋状部を容易に形成できるので、一般的な袋ナットと同様の風雨 に対する耐久性を得られる。しかも、内筒部に真円に対し径内方向に変形した緩 み止め部を設け、ねじ棒の螺合により内筒部が真円になるよう緩み止め部を径外 方向に変形させてその復元力でねじ棒に対し圧接力を発生させる構成とたので、 内筒部のねじ孔の軸長全域によって荷重を均等に分担し応力集中を回避して荷重 の制限を緩和できる強力な不緩機能を得られる効果を保持できる。
【図1】本考案の一実施例の半截断面図である。
【図2】同上、底面図である。
【図3】(a),(b)は同上の要部の内筒ねじ部の平
面図および縦断面図である。
面図および縦断面図である。
【図4】同上、使用状態の要部の内筒ねじ部の平面図で
ある。
ある。
【図5】従来の不緩ナットの斜視図である。
【図6】同上、使用状態の半截断面図である。
【図7】同上、平面図である。
11 外装体 12 内筒ねじ体 13 外筒部 14 座 16 袋状部 17 内筒部 17a 雌ねじ部 17b 緩み止め部 18 フランジ部 19 溶着部
Claims (1)
- 【請求項1】 ビス若しくはボルト等のねじ棒に螺合し
て締付固定する不緩袋ナットであって、一端入口側周端
部に径外方向の座を備えた外筒部の他端開口部に袋状部
が施蓋状態に一体形成された形状に比較的高弾性の金属
薄板で成形された外装体と、内周面に雌ねじ部が刻設さ
れるとともに真円に対し一部が径内方向に変形した緩み
止め部を有する断面非円形の内筒部の一端入口側に径外
方向のフランジ部が形成された形状に比較的高弾性の金
属薄板で成形された内筒ねじ部とを備え、前記外筒部と
これに嵌挿した前記フランジ部とが溶着部により結合さ
れて前記外装体と内筒ねじ部とが一体化されてなること
を特徴とする不緩袋ナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4599293U JPH0743475Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 不緩袋ナット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4599293U JPH0743475Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 不緩袋ナット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0710540U true JPH0710540U (ja) | 1995-02-14 |
| JPH0743475Y2 JPH0743475Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12734631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4599293U Expired - Lifetime JPH0743475Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 不緩袋ナット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743475Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012017834A (ja) * | 2010-07-09 | 2012-01-26 | Hamanaka Nut Kk | 袋ナット |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP4599293U patent/JPH0743475Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012017834A (ja) * | 2010-07-09 | 2012-01-26 | Hamanaka Nut Kk | 袋ナット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0743475Y2 (ja) | 1995-10-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |